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「不正コンテンツのダウンロード」取り締まりは当然必要、か?
http://it.nikkei.co.jp/internet/
news/index.aspx?n=MMIT12000009042007
岸 博幸(きし ひろゆき)
慶応大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構助教授
「政府の知的財産戦略本部は、不正にコピーされたコンテンツの流通を抑制するため、ネット上に不正にアップロードされたコンテンツをダウンロードすることを違法とする(著作権法上の私的複製の範囲を見直す)方向で検討することを決めた。この見直しは、アーティストの創作意欲と権益を守るために有効であることは間違いないが、」
異議ありです、センセ。
①違法コピーの横行はすさまじい。 同意です。嘆かわしい限り。
②ダウンロード違法化で違法コピーの横行が減る。 そうでしょうか?大変に疑問です。
③違法コピーの横行が減れば、アーティストの創作意欲が上がる。さらにアーティストの権益も守られる。 そうでしょうか?これまた疑問です。
④だから、ダウンロード違法化すべき。 ②と③が十分に証明されていない以上、到底この結論は受け入れられません。
ダウンロード違法化の困難性と実効性の薄さは先生も述べておられるので繰り返しませんが、デメリットに比べてあまりにメリットが少なく、現状ではダウンロード違法化には反対です。
違法コピーのダウンロード者を是としている訳ではありません。違法コピーのダウンロード者(定義:対象物が違法なものであるのを知って、それをダウンロードするもの)が法律改正後に、法に従って罰せられる事はどうでも良いのです。
しかし、法律改正によって、適法な著作物の流通が阻害されたり、著作権法によって直接的には経済的なメリットを得られない多くのアマクリエーターの作品発表や流通に悪影響を及ぼし兼ねない事が大きなデメリットです。
著作権法の大目的は文化の振興にあり、本改正(ダウンロード違法化)は文化の振興にとって、メリットよりもデメリットの方が多いのであるから、本改正はすべきではない。と言うのがわたしの結論です。
違法コピー撲滅をしたいのであれば法改正に頼らずに、コンテンツホルダーさんが違法アップロード者をがんがん摘発すればよろしいのではないでしょうか?そのようななすべき努力をせずに安易に法改正に頼ろうとするコンテンツホルダーさんたちの姿勢は大いに問題ありです。コンテンツホルダーさんは何ゆえにクリエイターさんたちからコンテンツを託されてるのか?そゆことをやるためではないですか。ちゃんと仕事をしなさいな。
心に残る男性被支配(44) 調教しないで
内容(「BOOK」データベースより)
上から人間が落ちてきた!?目が覚めるとそこは病院。九死に一生Lucky!かと思いきや、鏡を見てビ~ックリ!!そこには見知らぬ美少年が。そのうえ見舞いにきた美貌の青年は、どうやらこの少年のご主人様らしいのだ。中身は嫌がってるのに体が勝手に反応しまくり、イキまくり!命令されればどんなことでもしてしまうこのカラダっていったい?「ほら、早く。わかってる?おまえはもう僕のなんだよ」『調教しないで』っていうより、『調教ズミ』。
はい。美少年との入れ替わりだけでも美味しいのに、その美少年がすでにご主人様に調教済みと言う更なる素敵シチュエーション!!
まぁ、ボーイズラブなんですけどね。
あと、この書評じゃ分かりませんが主人公はじじいなんですわ。あー、せめて中年ぐらいになりませんでしたかね。
そうですねぇ、むしろじじいの体に入れ替えられた美少年の方が良い素材なのかもしれませんが、ずいぶん前に読んだのでその辺の描写があったかどうかは定かではありません。空から落ちてくるのを調教済み美少女に改変すれば割と安易にTSのプロットができそうですね。どなたかトライしてみては?
![]() | 調教しないで 水戸 泉 (2000/07) リーフ出版 この商品の詳細を見る |
初出:2006.3.12
ウルザの館 たいら はじめ
![]() | ウルザの館 たいら はじめ (2005/11/12) 蒼竜社 この商品の詳細を見る |
うちの子の作ったポスト
との事です。
投稿TS小説第132番 そんな、おままごとみたいな……(9)(10)
「……そして、異教徒は村人たちに捕らえられ、今まさに打ち殺されようとしていました……」
日曜日の朝。クノは教会の礼拝堂で、神の預言を綴ったとされる”伝記書”を朗読していました。それは日曜ミサで司祭に課せられた義務でしたが、昨晩クララに言われたとおり、クノが代わりをすることになったのでした。
「……そして、異教徒を捕らえた役人が言いました。『神の名において、お前に死を賜る!』と。そして大鎚を振り降ろそうとした時の事です。稲妻と雷鳴が3度大地を揺るがし、神が現れて言いました。『お待ちなさい、私を信じる者よ』 神の声に驚いた役人は、ひざまずき、頭をたれました。そして神は言いました。『私は私を信じる者に、祝福を与えましょう。しかし、私を信じない者に、私は如何なるものも与えることはありません。だから私の名を使って、人に死を与えることもなりません』 役人は神の言葉どおりに、異教徒を放しました……」
少女となったクノの澄んだ声は礼拝堂に良く響き、ひんやりとした清浄な空気の振動は、高原を渡る風のように、集まった村人たちの耳に伝わっていきました。穢れのない純白の服に身を包み、白い帽子を被ったクノは、信心深い人たちには、まるで天使の様にも見えました。
朗読を終えたクノに、村人たちが集まり口々にクノを褒め称えました。クノは少し照れながらも、村人に笑顔を振りまいていました。
「うんうん。これなら、何とかなりそうね……」
元気を取り戻したように見えるクノの様子に、クララは満足げに目を細めていました。
その日一日、穏やかに過ごすことのできたクノだったのですが、夕方ぐらいから体がだるく感じ、妙な苛立ちを感じる様になりました。