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偽装請負―格差社会の労働現場 朝日新聞特別報道チーム

本日読了。
朝日も(たまには)良い仕事するなぁ。
大企業さんもちゃんとせにゃあ。

偽装請負―格差社会の労働現場 偽装請負―格差社会の労働現場
朝日新聞特別報道チーム (2007/05)
朝日新聞社出版局

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投稿TS小説第141番 Blood Line (6)(21禁)

 本来隠すべきところを明るい場所で見られてしまう、しかも強制的に。そこから生じる羞恥心は、性別が反転していても同様だった。いや、幹彦には遙かに大きく感じられていた。
(み、見られてる……! 璃紗さんの、アソコ)
 白い肌が真っ赤に染まった。璃紗のアソコ、それ自体幹彦に取っては謎な部分ではある。今は自分の身体の一部だとしても、「璃紗の」という形容詞が付くことで異様に興奮していくのが幹彦自身にも解っていた。思春期の少年としては、女性の性器なんて興味津々の所なのだから。
(! あっ、ふン)
 拡げられた足の付け根に、看護士の手が蠢いている。そのぴたっと合わさった割れ目に細い指が這っていくと、ぞくっとした快美感がそこから立ち上ってくる。幹彦は思わず目を瞑っていた。
「軽く触れただけなのに。気持ちいいんでしょう」
 粘液がぬるついている感じがしていた。能力者で、少年だと言っても幹彦にだって性欲はあるし、知識も備わっている。その粘液の意味も解っている。股間の合わさった部分をゆっくりと弄りながら、看護士が囁く言葉に幹彦は顔を背けた。
「ほら、こんなになってるわ」
 欲情に駆られている璃紗の身体。その証拠を看護士はすくい取り幹彦の目の前に持ってきていた。「こんなになってる」なんて言われ、幹彦はつい目を開けてしまった。眼前にある看護士の指は透明な粘液に濡れている。仄かに甘酸っぱい香りが漂っている。ただ、それが女の香りだと幹彦には理解出来なかった。
(あっ、う、ちがっ、気持ちよく、ないっ。璃紗さんの身体、触るなぁ!)
 事実を隠そうと、ごまかそうとした幹彦の心に、沸き立つような激情が現れていた。それは一瞬の間もなく能力の渦をお腹の辺りに生じさせていた。それを腕で看護士を突き飛ばすように使った。
「な?! キャーッ」
 空中を飛ぶ看護士の身体は、幹彦の足もと側の壁にぶつかった。頭でもぶつけたのか看護士は起きあがって来ない。幸いな事に能力を使ったというのに幹彦の頭に痛みは無かった。大きく一つ溜息を吐く。
(はぁっ、勘弁して欲しいよ……。でも、あれ位なら痛くないんだ。どの位で痛くなるか実験すれば逃げる時の力になる! ……っと、パンツ穿かないと)
 足に力を入れても神経信号が上手く通っていないのか動かない。幹彦はもやもやした下半身の疼きを能力の渦に変換していく。ゆっくりとその力を自分の足に使っていく。徐々に閉じていく足に絡んでいるショーツを、するすると上に上げていく。腰を上げさせてからそれで濡れている股間を包んでいく。少し気持ち悪いかも、と思いながらも、薄い小さなショーツだと言うのに、あると無いとでは安心感がまるで違う。男でもそうかも知れないけれど、その安心感が女性の身体だと思うと余計に感ぜられた。
 再び溜息を吐いてしまう。これまでこんなに能力を使ったことが無かった。幹彦は精神的に疲れて来ていた。けれどもう一つだけ試さないといけない事があった。ベッドにはキャスターが付いている。再度集中し直し、あるはずのキャスターに付いているロックをイメージしそれを外す。「カチっ」と幹彦の耳に音が聞こえた。
(やった、これで動くはず)
 幹彦は看護士の体重を五十キログラム位と考えていた。璃紗の身体とベッドを含めた質量はそれ以上ある筈だけれど、キャスター付きのベッドならある程度動かせるんじゃないかと考えていたのだ。それを実行に移していた。ベッドが動かせればそれに乗って逃げられるだろう、そんな風に思っていた。出来るだけ早い段階で逃げる方がいいことは、幹彦も理解していたから。
(ん、動けっ)
 自分に対してPKを使う事などこれまで幹彦はしたことが無い。というより理性を保ったままPKを使うという事自体が出来なかったのだが。

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