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投稿TS小説第141番 Blood Line (34)(21禁)

「あんな職員いたんだなぁ。すげーでかいよね」
 リサの隣りを歩く少年が他愛の無い話題を振ってくる。何か答えなくちゃと思っても、本当に『声』を使って良いのか解らなかった。『声』使ったことで、今以上の能力開発が待っているかも知れない。仕込まれたモノのせいで身体の奥底からじんじんと痺れるような刺激が今も駆け巡っている。それに「続ける」と言われた事も心に引っかかっていた。
「俺、先々週にこっちに来たんだ。能力って言っても何にもできねーのにさ。きみは? 何か出来るワケ?」
 不意の質問にリサは自分の思考を一旦止め、俊治の顔を見た。
(何がって言っても。PKとか『声』ぐらいしか出来ないけど)
 ちらっと巨漢、鹿島の方を見やると軽く顎を引き頷いているのが見えた。一応の了承を得たと思いリサは度胸を決めた。
『PKとコういう事なラ出来ルけど』
 聞きづらいと言うより普通のクリアで、少しイントネーションがおかしな女性の声が俊治の耳に聞こえてきた。しかし目の前の0087号の唇は少しも動かされていない。その奇異な現象に俊治は思わず周囲を見回していた。
『鼓膜を直接振るわせて話してます。だから、その、目の前の僕がしゃべってる』
 リサの探るような瞳は、自分の能力が他人にどう映るのかを見定めているようだった。俊治は素直に驚きの声をあげる。
「す、すげぇ。前に住んでた近所にさ、能力者がいたんだ。二個下位だったかな? ガキの頃、そいつがクルマ持ち上げたの見たことあったけど、それ以来の衝撃だ。きみすごいな」
 本当に驚いたという表情で真っ直ぐ見つめてくる俊治に、リサは少々気恥ずかしさを感じていた。
『他には、コんな事もできる、けど――』
 直径一センチ程の石粒を触れることなく目線の高さまで持ち上げると、そのまま中庭を挟んだ反対側のベンチへとぶつけていた。少し遠くで石粒とベンチの背もたれの木材が当たった音が聞こえてきた。
「ひゃー、何でもできそうだ。えーと、ゼロゼロハチ、なんだっけ? 俺は0238なんだ、佐野って言うんだけど。きみは?」
 ここでのルールは他人の詮索をしないこと、だ。個人が特定出来るような話題は、なるべくしないというのも暗黙の了解のようになっていた。勿論、友人として仲良くなれば、名前も教え会う場合も見られるが、初対面から名前を聞いて来たのは俊治が初めてだった。
『ハチナナ』
「いや、そうじゃなくて、名前だよ。番号じゃ呼びにくくて。教えて下さい」
 神妙ではなく、ちょっとおちゃらけた感じで手を合わせ頼み込む俊治に、リサの口元が緩んでいた。
(俊治くんに、僕は幹彦なんだって言ったらどう思うだろう……。頭おかしって思うかな)

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無断リンク禁止派と自由リンク派のメンタリティーのモデル分析とか

割かしいろいろ見て回ったのですが、この二つの論は両方感情論ですな。

かんじょう‐ろん〔カンジヤウ‐〕【感情論】
理性によってではなく、感情によってなされる議論。「―に走る」
[ 大辞泉 提供:JapanKnowledge ]



「俺はリンクされたくないから無断リンクを禁止する」
理由:されたくないから
「俺はリンクしたいから無断リンクをする」
理由:したいから

ではなぜ相反する二つの思想が芽生えるのかをモデルを使って説明してみましょう。

要素A:無断リンクしたいと思う気持ち。利便性です。だって楽なんだもん。
要素B:人から批判されたくないと思う気持ち。恐怖心です。だって変な人こわいし。
要素C:環境要素です。普段付き合っている人のコミュニティが無断リンク推奨派か、無断リンク禁止派か、です。

あっとちなみに常にローカルルールは全体のルールに優先されます。社長がクズ肉混ぜとけと言えば、世間では許されなくても混ぜますし、年金なんかいい加減でいいんだよ、という身内ルールがあれば年金記録に名前がなかったってへっちゃらなんです。横道にそれました。


普通の人は、AもBもCも全部もってます。問題は大小なんですな。
たとえば要素A:利便性が要素B:恐怖心に勝って、なおかつ要素C:環境も邪魔しなければ無断リンク推奨派となります。これが今現在の多数派でしょうかね。

どうも、2002年ごろは「マナーとして無断リンクはNG」だった模様です。その頃は、まぁまだコンテンツの数も少なかったし、いちいち許可を求めてもそんなに面倒ではなかった?Aの要素が今より弱かった?
そして、ネットに慣れてないからBの要素も強かった?
さらに全体としても、環境要素Cも無断リンク禁止だった?
だから、無断リンク禁止、と言う風潮があったのではないでしょうか。
まぁ、細かい要素の増減は別として環境さえ変われば無断リンク禁止が主流派足りえたわけです。

参考記事
猫と書物とその他諸々: 無断リンク禁止禁止の歴史
http://doppeln.seesaa.net/article/25667845.html

たけくまメモ
【blog考7】 リンクをめぐる論争(1)
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/blog7_00e5.html
【blog考8】 リンクをめぐる論争(番外編)
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/blog8_ef00.html


で、人それぞれでAの要素、Bの要素、Cの要素のボリュームは違いますんで「無断リンク禁止が好ましいか、好ましくないか」と言う判断結果も変わってくるんです。今、現在主流は「自由リンク」みたいなのですが、これは別に議論で勝ったからではなくって、便利さと恐怖心と場の空気を見れば「自由リンク」の方が得なんじゃね?て多くの人が判断したってことではないでしょうかね。


昔:全体環境は無断リンク禁止容認

A-B-C<0 なら無断リンク禁止容認(Cを引いているのでマイナス結果になりやすい)

今:全体環境は自由リンク推奨

A-B+C<0 なら無断リンク禁止容認(Cを足しているのでプラス結果になりやすい)


ひとつ重要なのは、環境要素Cのウエイトがでかいって事ですね。みんなが無断リンク禁止の方が良いと思い、それがマナーやルールになれば……ふつうの人は無断リンクをしなくなるんです。オレは少なくともそうなりますね。「今時無断リンク禁止なんていう奴は××」とか、「空気読め」とか言う方々は自らの価値判断において環境要素を重視しているんじゃないかと推測されますね。長いものに巻かれるってのはベストでは無いかもしれませんが、現実的で効率的な戦略です。


もうひとつ重要なのは、利便性と恐怖心って言うのはディメンジョンが違うんですな。モデルでは単純に足し引きしてますけど、本来は無茶をしてます。東京タワーと富士山はどっちが高い?であればディメンジョンは高さなんで比較可能なんですけど、原発設置のリスクと電力供給のメリットはどっちが大事?なんて質問は比較が大変困難なんです。それはディメンジョンが違うから。ディメンジョンが違うときに便利なのは異次元間での換算が容易な単位=お金に換算しての比較とかが良くやられますけど、これとても万能ではないし、判断者によって結果はぶれますわな。だから、利便性と恐怖心を比較したモデルで前提とか個性とかすっとばして「いかなる場合でも自由リンクが善である」とか「いかなる場合でもリンクに許可が必要である」とか極端な結論を出す人は「うさんくせー」とか眉唾で見るべきですし、普通の人はそうしてるんじゃないでしょうか。

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