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暴想処女
![]() | 暴想処女 1 (1) (ヤングマガジンコミックス) (2008/06/06) 酉川 宇宙 商品詳細を見る |
投稿TS小説第174番 渚にて (2) by isako (18禁)
バナーイラスト(作.巴)をモチーフに書いて頂きました。

エアコンの涼しい風が頬に当たりぼんやりながら目が覚めた。やれやれひどい夢を見たと寝返りを打ってうつ伏せになったところで異変に気付かされる。胸にしっかり大きな乳房がついていた。
「目が覚めたかい、しかお」
声をかけて来たのはすっかり男らしい口調だが、夢の中でアムが変身した男だ。
「アムなのか?」
「そうさ。気持ちよすぎて夢だと思っていたのか」
「いや、話し方がさあ」
「いつもどおりだと気持ち悪かったんだ。鏡を見て話してみてね」
「まあそりゃそうだろうけど」
そうだ! 夢じゃないなら早く原因を探らないと。
「フロントに行って売店の婆さんのことを聞こうぜ」
「あれは偶然じゃないのかな。別に行くのはいいけど」
「他にどんな理由があるっていうんだ」
「理由も何もこんなこと常識では考えられない」
「だからあの瞬間にだな」
「わかった。いかないとは言ってないよ。それより変に目立ちたくないから言葉に気をつけること」
「ああ、わかった」
「それと今の姿の間はボクがしかおであなたがアム」
「ばれるだろう」
「ホテルの人にはわからないよ。お互い雰囲気似てるから。それより言葉」
「そうかしら」
「うまいうまい。家族や親友に今会えば別だけど、互いの免許証写真くらいならごまかしがきく程度には似ているから」
「もともと変な顔で映ってるし」
「そうそう。それより行くなら何か着て化粧しないと」
「化粧って」
「UVカットの。しみになるぞ」
「そんな必要は」
「この際したほうが自然だし、肌の様子から見てもとのしかおの面の皮ほど厚くないぞ」
「それが問題?」
「後で火傷になるってこと。痛いぞ~」
アムは梃子でも動きそうにない。早く調べに行きたい俺は妥協することにした。それに本当に後で痛いなら困る。
「わかったってば」
アムに水着を着せられ渡されたヨットパーカをはおり備え付けの鏡台の前のスツールに座る。ブラッシングされ顔に2種類ほど何か塗られた。
「なに自分に見とれている」
「いや、そういうわけじゃないんだけど」
「元のアムより可愛いなあとか?」
「ち、違うって」
アムは笑い出した。
「別にいいよ。ボクもそう思うから。それにボクだって元のしかおよりかっこいいぞ」
「あ、ああ、うん」
そういえば身長も高そうだし、スタイルも顔も良い。
「じゃあ行こうか」
「うん」

エアコンの涼しい風が頬に当たりぼんやりながら目が覚めた。やれやれひどい夢を見たと寝返りを打ってうつ伏せになったところで異変に気付かされる。胸にしっかり大きな乳房がついていた。
「目が覚めたかい、しかお」
声をかけて来たのはすっかり男らしい口調だが、夢の中でアムが変身した男だ。
「アムなのか?」
「そうさ。気持ちよすぎて夢だと思っていたのか」
「いや、話し方がさあ」
「いつもどおりだと気持ち悪かったんだ。鏡を見て話してみてね」
「まあそりゃそうだろうけど」
そうだ! 夢じゃないなら早く原因を探らないと。
「フロントに行って売店の婆さんのことを聞こうぜ」
「あれは偶然じゃないのかな。別に行くのはいいけど」
「他にどんな理由があるっていうんだ」
「理由も何もこんなこと常識では考えられない」
「だからあの瞬間にだな」
「わかった。いかないとは言ってないよ。それより変に目立ちたくないから言葉に気をつけること」
「ああ、わかった」
「それと今の姿の間はボクがしかおであなたがアム」
「ばれるだろう」
「ホテルの人にはわからないよ。お互い雰囲気似てるから。それより言葉」
「そうかしら」
「うまいうまい。家族や親友に今会えば別だけど、互いの免許証写真くらいならごまかしがきく程度には似ているから」
「もともと変な顔で映ってるし」
「そうそう。それより行くなら何か着て化粧しないと」
「化粧って」
「UVカットの。しみになるぞ」
「そんな必要は」
「この際したほうが自然だし、肌の様子から見てもとのしかおの面の皮ほど厚くないぞ」
「それが問題?」
「後で火傷になるってこと。痛いぞ~」
アムは梃子でも動きそうにない。早く調べに行きたい俺は妥協することにした。それに本当に後で痛いなら困る。
「わかったってば」
アムに水着を着せられ渡されたヨットパーカをはおり備え付けの鏡台の前のスツールに座る。ブラッシングされ顔に2種類ほど何か塗られた。
「なに自分に見とれている」
「いや、そういうわけじゃないんだけど」
「元のアムより可愛いなあとか?」
「ち、違うって」
アムは笑い出した。
「別にいいよ。ボクもそう思うから。それにボクだって元のしかおよりかっこいいぞ」
「あ、ああ、うん」
そういえば身長も高そうだし、スタイルも顔も良い。
「じゃあ行こうか」
「うん」