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男をやめる―人生をもっと豊かに生きるために

『オレは男をやめるぞ、JOJO-っ!!』
一応、念のために確認しましたがあまりTSとは関係ありませんでした。

男をやめる―人生をもっと豊かに生きるために男をやめる―人生をもっと豊かに生きるために
(2002/03)
宗像 恒次

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ぼく、ムシになっちゃった

広義の変身ものでカフカが元ネタでしょうか。あまり色気がなくって食指が動きませんw

内容(「BOOK」データベースより)
グレゴリー・サンプソンは、ある日の朝、目をさますと、でかいムシになっていました。でかい紫色っぽい茶色のムシの体に、ふたつのでかい黒いムシの目、2 本のながいムシの触角がはえ、6本のながっぽそい毛むくじゃらのムシの足がのびています。こんなふうになったのははじめてです…。

ぼく、ムシになっちゃった (世界の絵本コレクション)ぼく、ムシになっちゃった (世界の絵本コレクション)
(2002/07)
ローレンス デイヴィッド

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イソップ寓話の経済倫理学―人間と集団をめぐる思考のヒント

イソップのエピソードなどに鋭すぎて身も蓋もない突っ込みを与え続ける本。
イソップ以外の話もあって、中国のトラが皮を脱いで女に変身してまたトラに戻る話とかブッシュ大統領をからかうジョークとかが面白い。
忘れねばこそ思い出さず候、と言う言葉も知りましたが、オレと巴の関係みたいだな。

イソップ寓話の経済倫理学―人間と集団をめぐる思考のヒント (PHP文庫)イソップ寓話の経済倫理学―人間と集団をめぐる思考のヒント (PHP文庫)
(1999/04)
竹内 靖雄

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1000万ヒット記念投稿TS小説 とらいある・とらいあんぐる(9) 作.うずら 挿絵.春乃 月

<9>
「変身後の衣装には機能……仕掛けがあるも」
「仕掛け?」
 いつもどおりに一眠りした後、マウシーと向かい合った。ただ、今回はおれの方じゃない。切り出したのはマウシーだった。
 いきなりそんなことを言われても、困る。声音からして、大事なことみたいだ。それならそれで、最初に教えるべきじゃないのか。
「変身後の服の生地と、魔力の残量が比例してるんだも。レイにゃんはもともとそれが多くて、みーぽんは少なかったんだも」
「……だから、おれのはふわふわひらひらで、アイツはひもだったのか」
「も」
 そこまでわかると、当然、別のことが疑問として浮かんでくる。今日の服。昨日もそうだけど、おれは布が減って、みーぽんは増えた。どういうことなんだ?
「体力と同じで、魔力も自然に回復するも。マウシーたちと契約したことで、二人とも回復力は高まったも。だけど、消耗しすぎると、それがおいつかないも」
「おいつかない……。おれが、使いすぎてるってこと?」
「だも」
 魔法っていうのは、常識外のことができる力だって認識している。なんとなく。そう考えると、一回目も二回目も、今回も。おれは使いまくっていた。だって、そんなこと知らなかったし。
「服の布を見れば魔力がわかるんだよね? だったら、なんでアイツは、あんなに一気に増えたわけ?」
 昨日はスケスケの、お世辞にも生地が多いとは言えないベビードールだった。それが今日、逆転していた。そこまでおれが魔法を使った記憶はないし、自然回復だというのであれば、あまりにも不自然。
 マウシーは短い腕を組むようなそぶりの後、押し黙った。言葉を捜しているようにも見える。
「言っていいも?」
「なにか知ってるなら教えてくれないと、困る」
「も……。セーエキが注がれたも、たぶん」
「シェーキ? ミルクセーキのこと?」
 ぬいぐるみの口から、物騒な一文が飛び出した。そんな気がしたけど、たぶん聞き間違いだろう。
「違うも。みーぽんが精液を介して魔力を吸収したんだも」
「ヤっちゃった、と?」
 生々しい光景を想像してしまって、いやになった。でも、仕方ないか。あんな格好で街をうろうろしていたら、そんな風になっても。
 そう、そこらの誰かに襲われたんだろうと思っていた。マウシーに次の言葉を聞くまでは。
「相手は、かなり濃い魔力の持ち主だも。一緒にいたあの男の人で間違いないも」


 いつも以上に授業に身が入らなかった。先生の声も聞こえない。
 斜め前のナツの背中。おれは男だし、親友に彼女ができることは、たぶん、喜ばしいことなんだ。それなのに、素直に喜べない。胸の奥のほうがもやもやして、もどかしい。
 見つめていると、ナツが急に首をひねった。凝視しているのがばれたかと思ったけど、そうではなかったらしい。二つ横の席の里井となにやらアイコンタクトを交わしている。
 里井は粗雑な性格だからともかく、ナツは交友関係が狭いとはいえない。特におれとは小学校からの付き合いだし、親しいつもりでいた。なのに、ここ数日の二人の様子はおかしかった。
 おれが話しかけようとしても振り切られる。休み時間もこそこそと何かをしゃべっているし、連れ立ってどこかに行くこともあった。その割りには、深刻な相談をしている風情でもない。
 口の悪いクラスメイトは、ホモだホモだと盛り上がっていた。それぐらい、その姿は露骨で異質だった。
 チャイムが鳴るなりナツが立ち上がった。里井の方に向かおうとしたところを引き止める。一言、言ってやらないと。
「ちょっと、いいか?」
「何だよ。大した用事じゃないなら」
「ナツ」
 さえぎってじっと目を見る。おれが真剣だと通じたみたいだった。里井に何か目配せをしてから、おれについてくる。人がいないところで、話がしたかった。
「それで?」
 非常階段に続く扉の前。底冷えはするけど、人の影はない。真面目な話をするときなんかには、ちょうどいい。
「最近おかしいよ」
「いきなり何をバカなことを……。お前までホモだなんだって言うのかよ」
 その声音はいらだちをはらんでいた。気にしない顔をしていても、実際にはストレスがたまっているのだろう。でも、そんなうわさが流れること自体が異常だと気づけない時点で、そこにいるのはいつものナツじゃなかった。
「そんなこと、言ってない。おれはただ、お前と里井の関係があまりにも不自然だって」
「あいつは!」
 激昂した。おれは特に、変なことを指摘したつもりはない。長年当たり前にしていたことに文句をつけられたら、腹も立つ。だけど、ここ数日の間だ。ナツにだっておかしいことが、わからないとも思えない。
 里井はいままで、ずっとすさんだ目をしていた。言葉遣いや態度の荒さも、際立っていた。だから嫌いだ。
 それが多少なりともやわらいだのは、この二日ほど。二人が急に親密になったのも、ちょうどそのぐらいだった。なにかあるのは一目瞭然。それを知りたい。今までそんなことはなかったのに、ナツに秘密があるのがおもしろくない。
「あいつは、なに?」
 ナツはうつむいたまま、黙ってしまった。どうしたもん、かな。ナツは里井と仲良くしたくて、それをおれが邪魔する。意地悪をしているつもりはないんだけど、このままじゃ、おれが悪者になってしまう。
「……いろいろあるんだよ」
 おれには言えない、ってか。ますますもって、おもしろくない。あいつとナツが関係を築くことが、無性にイヤだ。
 自分でもどうしてこんな気持ちになるのかわからないけど、ナツがだれかとしゃべってるのが、気に入らない。べったりなのを見ると、胸の中からどす黒い感情があふれ出てくる。昨日不意打ちをかけたときと同じ気分。ナツがかばうとなると、それも余計に激しくなった。
「そうか、そうか。おれよりあいつのことが、そんなに好きなのかよ!」
 勝手に顔が引きつった。ナツも同様だ。
 こんなこと、言うつもりはなかった。ただ、ナツが心配だっただけなのに。
「……そんなくだらない用事なら、話しかけないでくれ。じゃあな」
 ナツが去っていく。呼び止めたいのに、言葉が出てこない。
 ポケットに手を入れると、リボンが指に触れた。こんなもの、なければ、おれとナツはうまくやって行けてたのに。いや、それよりも、みーぽん。アイツさえ、倒してしまえば、もっと……。
 変身したおれは、なぜだか学校指定の水着を身に着けていた。名札には、クラスの下にわざわざ“レイにゃん”と書かれている。恥ずかしい。これが魔力の足りていない証拠だとすると、おれに勝ち目なんてない様に思えてしまう。
魔法少女 男の子が変身 スク水

 昨日の敗因は、遠すぎたこと。だから、みーぽんが変身する時間があった。
 変身と結界はイコールではない。だから、ずっと隠れていても、結界が張られる心配はない。だったら通り道で待ち伏せして、アイツが構える前に襲ってしまえばいい。そう結論付けた。
「レイにゃん、正攻法で行くべきも」
「うっさい」
「どんどん性格が悪くなって行ってるも?」
 仕方ないじゃないか。ずっとイライラするんだから。おれだってこんなことしたくないけど、いまさら止められない。
「そんなのじゃ、好きな人も振り向かないも」
「うるさい!」
 お互いににらみ合う。おれだって、おれだって、わかってる。もう勝ち目が薄いことだって。だからって、何もしないなんて、できない。ナツを取り返すためなら、おれはなんだってする。そう、決めたんだ。
 目をそらしたのは、こちらが先だった。定期的に気配を探ってたから、大きな魔力がゆっくりと近づいてきているのはわかっていた。それが、すぐ、間近にいる。マウシーにかまっている場合じゃない。
 あと少し……まだ、我慢。三歩、二歩、一歩、今!!
「てぇえい!」
 気合とともに飛び出し、杖を振り下ろす。相手は悲鳴をあげて、地面に転がる。その姿は……。
「ナ、ツ?」

<つづく>

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  • 男の子が女の子に変身してひどい目にあっちゃうような小説を作ってます。イラストはパートナーの巴ちゃん画のオレの変身前後の姿。リンクフリーです。本ブログに掲載されている文章・画像のうち著作物であるものに関しては、無断転載禁止です。わたし自身が著作者または著作権者である部分については、4000文字あたり10000円で掲載を許可しますが、著作者表記などはきちんと行ってください。もちろん、法的に正しい引用や私的複製に関しては無許可かつ無料でOKです。適当におだてれば無料掲載も可能です。
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