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心に残る男性被支配(164) サファイア リボンの騎士

サファイヤ 3巻表紙

恋する二人の片方が洗脳されて敵対するのはMCモノの定番にしてオレの好物であるシチュ。
フランツはヘケートの魔法で洗脳されてサファイアと敵対するのだ!
洗脳フランツVSサファイヤ
や、ハッピーエンドになるのは見えてるけどこゆの好きなんですよー。瞳の無い目にもえろ!



オトコノコ倶楽部 VOL.1―カワイイ女装美少年の専門誌 (1)

思い切った値段設定とターゲッティングです。期待しています。

女装美少年の専門誌 オトコノコ倶楽部


1000万ヒット記念投稿TS小説 とらいある・とらいあんぐる(11) 作.うずら 挿絵.春乃 月

<11>
 気がついたら、夜が明けていた。夕飯を食い損ねたせいで、空腹を通り越して腹が痛い。まだ身体が重いし、腹痛がなかったら、もしかしたら寝坊していたかもしれない。感謝していいのか、微妙に悩みながら、おれはタオルを手に取った。
 若干時間もあるし、シャワーでも浴びて、さっぱりしたかった。
「にしても、何も思いついてないよ……」
 どうしたもんかなぁ。封印したぬいぐるみに訊いたって、どうせいい案は返ってこないだろう。前みたいに卑怯なことはよくないなんて、説教されるに決まっている。
 でも、正攻法では勝てない。それはわかっている。だったら、なにか裏をかくしかない。裏、裏ねぇ。そもそも魔法って時点で、なんでもあり。問題なのは、相手の出力のほうが大きいこと。ああ、もう、どうしたらいいんだろう。
 ぐるぐると迷路の中をさまよいながら、服を脱ぎ捨てる。熱いお湯でも浴びたら、少しはしゃんとするはず。それから、また考えよう。
 風呂場のドアをあけると、そこには先客がいた。
「あ、わるい」
「ひっ」
 ふむ。妹のクセに、出るところは出ている。変身後のおれに比べて、ではあるけど。つまるところ、おれもこのぐらいにはなるのか。いや、おれは男だし、うらやましいわけでもないんだけど。でも、やっぱり、気になるんだから、どうしようもない。ん、そもそも、おれの方が年上だから、あの身体も姉ってことになるのか。だったら、アレ以上育つことを期待しない方がいいのかもしれない。釈然としない。半分ぐらい、分けてくれないだろうか。
「さ、さっさと出てけ、このエロ兄ーっ!」
 唯の怒声が響いた。ぼうっとしていたせいで、回避は間に合わなかった。
 冷水のシャワー。さらに、勢いよく閉められたドアで額を強打した。コンボのおかげで目は覚めたけど、気分は最悪だった。
「……ふぇっくしっ!」
 さっさと服を着てストーブにでも当たろう。風邪でも引きそうだ。
 コーヒーを飲みながら温まっていると、唯が脱衣所からでてきた。キッとおれをにらみつけ、それでも知らん顔で台所に向かう。牛乳を注ぎながら、やけに大きな声の独り言を繰り返す。
「ヘンタイの兄じゃなくて、妹だったらよかったのになぁ。妹だったら、いっぱい着飾らせて、いっぱい大事にしてあげるのに。なんでうちにはヘンタイがいるんだろう」
「ああ、もう、悪かったって!」
「言葉だけで済ますような野蛮人が兄弟だなんて、わたしって不幸よねぇ」
 これは……脅してる、のか? 手に何やら、紙を握り締めている。それをおれに買えと、そういうことだろうか。
「わかったよ。何が欲しいんだ」
「コレ」
 ころっと態度が変わった。ぴっと雑誌の切り抜きを差し出してくる。ゲンキンなやつ。こんな妹で嘆くべきは、おれの方だ。
 で、香水なのはいいんだけど、ゼロが三つ並んでる上に、数字が二個もありますか。バイトもしてない学生には、かなりつらいぞ。
「それね、すごい人気なんだよ」
「そ、そうか。こっちのとか、どうなんだ?」
 その横に掲載されているのは、ヨンキュッパで、まだなんとかって金額だった。
「おかあさーん、お兄ちゃんがー」
「ああああっ! わかった! それ買ってやるから!」
「へっへー、約束だからね」
 途端に笑顔になる。女って……女って……。


 最悪なテンションで学校に向かう。ずる休みでもしたいぐらいだ。下を向いて歩いていたせいで、曲がり角で人とぶつかってしまう。
「あ、すみま」
「ああ、わりぃ」
 里井だった。見た目がそっくりな別人でなければ、間違いなく里井深澄その人だ。今までだったら誰かと肩が当たろうものなら、その場でケンカをふっかけられていた。それがどうだ。なんとも軽いノリで謝られた。明日は雪にでもなるのかもしれない。
「あ、あぁ」
 そもそもおれとコイツに接点はない。だから、後は各自学校に向かうだけ。会話は途切れるはずだった。
 そうならなかったのは、里井から話しかけて来たからだ。それも、つい数日前までありえないことだった。
「桝田さぁ」
「え、あ、なんだよ?」
「おれと那智のこと、ヤいてたのか?」
 足が止まる。里井も二、三歩歩いて、振り向いた。茶化している様子はない。だからといって、おれには答える義理はなかった。無視して、再び歩き出す。
「あの後。あの後、ずっとお前のこと、監視してたんだ。悪いとは思ったけど」
「は?」
 いつのことだ。監視? どこで? いろいろ訊きたいことはあったが、里井のしゃべるのに任せることにした。
「逃げるみたいに走っていって、家で、やけに男っぽい部屋で」
 こいつは、なんのことを言っている? 逃げる……男っぽい……。
「泣き出したかと思ったら、こんどはいきなり、その、オナニーはじめて……那智のことを呼んでたみたいで。……正体は桝田でした。なんてな」
「お前……」
 どくんどくんと、心臓の動きがはやくなる。全部知ってる。こいつが、みーぽん? じゃあ、キスしてたのも、ナツとエッチしたのも、こいつ? だから急に二人が仲良くなって。里井が落ち着いたのも、ナツと付き合いだしたから?
 ズボンのポケットに入れっぱなしのリボンに触れる。何も作戦はないし、勝てると思えない。けど、このまま引き下がったんじゃ、おれは……。
「やー、今回は負けだも」
「な!? おま、出てくるなよ!」
「大丈夫じゅん。今は結界の中じゅん」
 ぬいぐるみがお互いのカバンの中から顔を出す。いまさらのことだが、通学通勤時間帯にしては、たしかに人がいなかった。変身していないと、気づかないものなのか。
「それでマウシー、負けって言ったじゅん?」
「も。今回ばかりはジュンジュンの説が正しかったみたいも」
「前も勝ったじゅん。人は教育してこそ、礼節を身に付けるじゅん。甘やかすと、だめじゅん」
「違うも。今回はイレギュラーな男にレイにゃんが心を奪われたせいも」
 ぎゃーぎゃーと、ぬいぐるみどもがわけのわからない会話を繰り広げている。でも、とにかく勝敗がついていないことをはっきりさせないといけない。
「おい、勝手に決めるな!」
 マウシーをつかもうとしたとき、喉元に杖を突きつけられた。いつ里井が変身したのかもわからなかった。最初、おれが着てた服の色違い。まぶしいぐらいに白い。
「ごめんね。わたしの勝ち、だよね?」
 動けなかった。どうしようもなかった。悔しいけど、どうにもなりそうにない。腹をくくって地べたにあぐらをかく。
 初日にマウシーに言われたこと。勝者は望みをかなえることができる。そして、敗者を好きなようにすることができる。
「いっそ牛にでもなれば、いろいろなものに諦めがつく。好きにしろ」
「そんなことしないってば。わたし、そんなに意地悪じゃないよ?」
 里井……みーぽんはそれから、急にもじもじし始めた。中身をアイツだと思うと、不気味でしょうがない。
「まず、一つ目、いい?」
「じゅん」
「ほんとうの女の子になって、ずっと彼といちゃいちゃしたい!」
「分かったじゅん」
 おれがとやかく言う前に、みーぽんの身体が光を放った。目を開けていられないぐらい、強い光だ。それが収まると、うちの女子の制服に身を包んだみーぽんが立っていた。
「これでリボンを外しても、女の子じゅん」
「ありがと、じゅんちゃん」
「コレはどうするも?」
 マウシーがおれを指し示した。いきなり扱いがぞんざいになった気がする。最後に、一度シメておこうかと思ったけど、みーぽんの言葉がおれの動きを止めた。
「ええと、きっと女の子同士なら仲良くできると思うの。だから、桝田君も女の子にしてあげて」
「あ、おい、まっ」
 止める間もなく身体は縮み、髪は伸び。男としてのパーツをひとつとして残さず、レイにゃんへと変わってしまった。しかも、スクール水着姿で。
「ねえ、これじゃ、目立っちゃうよ?」
「そうだじゅん」
「もぉ……あ、せっかくだし、見た目に合わせてあげるも」

ペナルティで小さな女の子に変身させられた男の子
イラスト:春乃 月

 本人は完全に蚊帳の外だ。敗者には口を挟む権利すら与えられないらしい。
 白いブラウス。クリーム色のセーター。濃紺のプリーツスカートにジャケット。赤色のリボンタイ。ふとももまでの黒いニーハイ。去年まで、唯が通っていた学校の制服だった。
「これ、隣の中学のじゃ……」
 もしかして、おれ、ほんとうに唯の妹になったとか、言わないよな?
「あわせてあげたも。もちろん、戸籍なんかもばっちりだも。感謝するも」
 最悪だった。
 頭を抱えてうずくまるおれをよそに、みーぽんはかわいいを連呼している。その賞賛の声がうれしく感じてしまうのが、イヤだ。
「それじゃあ、ぼくたちは帰るじゅん」
「あ、待て!!」
 たしかにつかんだ。なのに、小さくなった手はむなしく空気をつかんだだけだった。マウシーにも、ジュンジュンにも、触れられない。その姿が次第にぼやけて、見えなくなってしまった。
「そんな……」
「よしよし。あ、そうそう。那智、ちょっと怪我したけど、大丈夫だったから、安心してね?」
 へたり込んだわたしを、深澄さんがやさしくなでてくれる。うー、でも、この人、わたしから那智おにいちゃんうばった悪女。やさしいのが、すごく気に入らない。だから、とりあえず、叫んでおこう。
「元に、戻せええぇぇっ!」

<おしまい>





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