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Xの魔王
![]() | Xの魔王 (MF文庫 J い 1-6) (MF文庫J) (2009/07/25) 伊都 工平 商品詳細を見る |
女の子になってもいいじゃない
もう、充分頑張ったわ。
星の海で(4) ~トイブルクのエミリア~ (4)
(4)-------------------------------------------------------
「近々、我々の部隊は解散する」
「え? 少佐、今なんて……」
駐屯地の外にある、少し値の張りそうな豪奢なレストランでの食事の途中、少佐はいきなり話を始めた。
「これはまだ軍の機密事項なので、他言無用なのだが、君には伝えておこうと思う。敵がこのトイブルク5に迫っている。既に星系外縁に敵の3個艦隊が集結しているそうだ」
「3個艦隊も?」
「それだけ本気だと言うことだろう。トイブルク星域を失えば、戦線は500光年も後退してしまう」
「……」
「昨年末の侵攻作戦の敗退で、大した戦力の残っていないこの星系を守りきるのは難しいだろう。撤退のための護衛艦隊は3日後に星系外縁に到着する予定になっているが、戦闘は避けられない。トイブルク5は実戦部隊を除いて、我々のような後方支援の部隊は解散が決まった」
「そんな、解散だなんて。そのまま部隊ごと移動すれば、よろしいのでは?」
「撤退といっても、核恒星系に近い大きな駐屯地だ。複数の艦隊が常時駐留し、我々よりも上位の教育部隊がある」
「少佐は……、私たちはどうなるのでしょうか?」
「君にも近々艦政本部からの辞令が来るとは思うが、私の部下ではなくなるだろうね」
「そう、ですか……」
「私としては、引き続き私の部下でいてもらいところだが、過去の人事の慣例から、それは無いだろう」
「残念ですわ、少佐」
「そういってくれると、私もうれしいね」
エミリアはこの上司を決して嫌いなどではなく、むしろ好意を寄せていた。
ラヴァーズの教育係としてこの星に配属されて5年。少佐はいろいろと便宜を図ってくれ、エミリアはそれにずいぶんと助けられていたのだ。
体の関係を持ったのは、いつからだっただろうか?
少佐には核恒星系に本物の女性である妻も、そして子供もいたが、遠く任地にある少佐の慰めになればと、自分から誘ったのだった。
「でも、そうなったらあの子は、エルザはどうなるんです?」
「エルザ? ああ、あの子の名前か。それについては私もわからない。直ぐに新しい任地送りになるのか、それとも」
「処分されるか……、ですか?」
「そうはならないと、私としては思いたいが」
「何とかならないんですか?」
「私は一介の少佐に過ぎない。艦政本部の辞令を覆すような力は無いのだよ……」
エミリアは何も言うことが出来ず、黙って食事を続けた。
少佐もエミリアの胸の内を思うと、何も言ってやることが出来なかった。
通夜の晩のような食事を済ませ、レストランから出た二人は、そのままどこへ行くでもなく、近くの公園の噴水の前のベンチに座っていた。
「すみません、せっかくのお食事だったのに……」
「いや、あんな話をしてしまったのは、私だからな」
「私は今日はこれで……。エルザが待っていると思うので」
「官舎へ帰るかね? 送っていこう、どうせ同じ道だ」
「ありがとうございます。少佐……」
「ん、どうしたんだ、エミリア?」
エミリアは歩き始めた少佐をじっと見つめたまま、その場を動こうとしなかった。
「こうして、一緒に歩くことももう無いかもしれないんですね……」
「エミリア……」
「すみません。ヘンですよね、私……ラヴァーズ...ダッタノニ」
後半は小さく、掠れ声になっていた。
「エミリア……」
少佐はエミリアに歩み寄って、うつむいていた頭を撫でた。
「キミらしくないな。いつも元気が取り柄だったろう?」
「すみません少佐。一生会えなくなるわけじゃ、無いのに……」
エミリアは顔をあげて笑顔を作ると、少佐の腕をとり、恋人のように寄り添った。
「少佐、泊まっていかれませんか?」
「君の部屋にか?」
「だめ、でしょうか?」
「“お誘い”とあっては、断る理由もないが……」
「エルザのことでしたらご心配なく。空いている部屋は、まだありますから」
「しかし……」
少佐は躊躇ったものの、寂しさの色を湛えたエミリアの瞳には、勝てなかった。
*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*
部屋のドアを開けたエミリアを見ると、すぐにエルザが駆け寄ってきたが、その後ろに少佐の姿を見つけると、立ち止まったまま固まってしまった。
「エルザ、怖がらなくていいわ。この人は本当はとっても優しい人なのよ」
「やさしいひと?」
「こんばんは、エルザ。おじゃまするよ。そうだ、おじさんと遊ぶかい?」
「あそぶ?」
少佐は本来は子煩悩なのか、すぐにエルザとは打ち解けたようで、3人でエルザにもできそうな簡単なゲームをして遊んだ。
二人が楽しそうに遊んでいる様子に、エミリアはちょっとした幸福感を感じていた。
エミリアは自分が本当の女性で、人並みに結婚できたのなら、こんな家庭を築けていたのかも。
あるいは、あんな犯罪を犯していなければ、自分も妻を娶って、やはりこんな風に子供と遊んでいたのかもしれないと、思っていた。
エルザはやはり子供なのか、1時間もしないうちに目をこすり始め、すぐにエミリアが寝かしつけた。
エミリアは、冷蔵庫からグラスとワインを出してきて、少佐の待つ居間に戻った。
「少佐。お酒はいかがですか?」
「ああ、もらおうか」
「少佐が子供好きとは、知りませんでしたわ」
「自分の子供とは一度も遊んでやっていない、駄目な父親だがな」
「少佐は、ご家族とはほとんど?」
「最後に会ったのは、もう5年前だ」
「どうして? 申請すれば、帰省できないわけじゃないでしょう?」
少佐は、制服のポケットから身分証明書入れを出して、中に入っていた写真をエミリアに見せた。
古びた写真には、今よりもほんの少し若い少佐と、その隣には線の細そうな女性と、小さな男の子が写っていた。
「6年前の写真だ。息子もあの子と同じぐらいには、大きくなったかな?」
「どうして、会ってあげないんですか?」
「妻とは、あまりうまくいってなかったのでね。私はこのとおり、家を留守にすることが多くて、それが妻はとても不満だったらしい。弁護士の書簡が同封された離婚届が送られてきて、もう4年になる」
「……全然、知りませんでした」
「こんな写真をいつまでも持っているなんて、情けないだろう? もう捨ててしまったほうがいいのだろうな」
「えっ!? あ、駄目です! そんなことしちゃ!」
少佐は写真を取り出すと、びりびりと破き始めた。エミリアは止めようとしたが、既に細かい紙くずになってしまっていた。
「少佐……」
「いいんだ、もう忘れるべきなんだ。昔のことは」
「でも! 家族って、血のつながりってとても大切なものの筈です! そんな、たとえ別れたからといって、それでなくなってしまうものなんかじゃ……」
「おい、君が泣くことはないだろう?」
「ごめんなさい。でも私には、家族の思い出なんて……」
「そうか、すまなかった。君が元ラヴァーズだったのを忘れていたよ。君の前で、少し無神経だった」
「……なら、私と家族になって、いただけませんか?」
「え?」
「あ、いえ……。ごめんなさい。私ってば、変なこと言って。い、今のは忘れてください」
「……エミリア」
「い、今、ベッドの用意をしますね。明日も早いのでしょう?」
エミリアは自分の言葉を誤魔化すように、ソファから立ち上がった。
空き部屋のベッドメイクを始めると、少佐が後ろからエミリアの肩を抱いた。
<つづく>
「近々、我々の部隊は解散する」
「え? 少佐、今なんて……」
駐屯地の外にある、少し値の張りそうな豪奢なレストランでの食事の途中、少佐はいきなり話を始めた。
「これはまだ軍の機密事項なので、他言無用なのだが、君には伝えておこうと思う。敵がこのトイブルク5に迫っている。既に星系外縁に敵の3個艦隊が集結しているそうだ」
「3個艦隊も?」
「それだけ本気だと言うことだろう。トイブルク星域を失えば、戦線は500光年も後退してしまう」
「……」
「昨年末の侵攻作戦の敗退で、大した戦力の残っていないこの星系を守りきるのは難しいだろう。撤退のための護衛艦隊は3日後に星系外縁に到着する予定になっているが、戦闘は避けられない。トイブルク5は実戦部隊を除いて、我々のような後方支援の部隊は解散が決まった」
「そんな、解散だなんて。そのまま部隊ごと移動すれば、よろしいのでは?」
「撤退といっても、核恒星系に近い大きな駐屯地だ。複数の艦隊が常時駐留し、我々よりも上位の教育部隊がある」
「少佐は……、私たちはどうなるのでしょうか?」
「君にも近々艦政本部からの辞令が来るとは思うが、私の部下ではなくなるだろうね」
「そう、ですか……」
「私としては、引き続き私の部下でいてもらいところだが、過去の人事の慣例から、それは無いだろう」
「残念ですわ、少佐」
「そういってくれると、私もうれしいね」
エミリアはこの上司を決して嫌いなどではなく、むしろ好意を寄せていた。
ラヴァーズの教育係としてこの星に配属されて5年。少佐はいろいろと便宜を図ってくれ、エミリアはそれにずいぶんと助けられていたのだ。
体の関係を持ったのは、いつからだっただろうか?
少佐には核恒星系に本物の女性である妻も、そして子供もいたが、遠く任地にある少佐の慰めになればと、自分から誘ったのだった。
「でも、そうなったらあの子は、エルザはどうなるんです?」
「エルザ? ああ、あの子の名前か。それについては私もわからない。直ぐに新しい任地送りになるのか、それとも」
「処分されるか……、ですか?」
「そうはならないと、私としては思いたいが」
「何とかならないんですか?」
「私は一介の少佐に過ぎない。艦政本部の辞令を覆すような力は無いのだよ……」
エミリアは何も言うことが出来ず、黙って食事を続けた。
少佐もエミリアの胸の内を思うと、何も言ってやることが出来なかった。
通夜の晩のような食事を済ませ、レストランから出た二人は、そのままどこへ行くでもなく、近くの公園の噴水の前のベンチに座っていた。
「すみません、せっかくのお食事だったのに……」
「いや、あんな話をしてしまったのは、私だからな」
「私は今日はこれで……。エルザが待っていると思うので」
「官舎へ帰るかね? 送っていこう、どうせ同じ道だ」
「ありがとうございます。少佐……」
「ん、どうしたんだ、エミリア?」
エミリアは歩き始めた少佐をじっと見つめたまま、その場を動こうとしなかった。
「こうして、一緒に歩くことももう無いかもしれないんですね……」
「エミリア……」
「すみません。ヘンですよね、私……ラヴァーズ...ダッタノニ」
後半は小さく、掠れ声になっていた。
「エミリア……」
少佐はエミリアに歩み寄って、うつむいていた頭を撫でた。
「キミらしくないな。いつも元気が取り柄だったろう?」
「すみません少佐。一生会えなくなるわけじゃ、無いのに……」
エミリアは顔をあげて笑顔を作ると、少佐の腕をとり、恋人のように寄り添った。
「少佐、泊まっていかれませんか?」
「君の部屋にか?」
「だめ、でしょうか?」
「“お誘い”とあっては、断る理由もないが……」
「エルザのことでしたらご心配なく。空いている部屋は、まだありますから」
「しかし……」
少佐は躊躇ったものの、寂しさの色を湛えたエミリアの瞳には、勝てなかった。
*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*
部屋のドアを開けたエミリアを見ると、すぐにエルザが駆け寄ってきたが、その後ろに少佐の姿を見つけると、立ち止まったまま固まってしまった。
「エルザ、怖がらなくていいわ。この人は本当はとっても優しい人なのよ」
「やさしいひと?」
「こんばんは、エルザ。おじゃまするよ。そうだ、おじさんと遊ぶかい?」
「あそぶ?」
少佐は本来は子煩悩なのか、すぐにエルザとは打ち解けたようで、3人でエルザにもできそうな簡単なゲームをして遊んだ。
二人が楽しそうに遊んでいる様子に、エミリアはちょっとした幸福感を感じていた。
エミリアは自分が本当の女性で、人並みに結婚できたのなら、こんな家庭を築けていたのかも。
あるいは、あんな犯罪を犯していなければ、自分も妻を娶って、やはりこんな風に子供と遊んでいたのかもしれないと、思っていた。
エルザはやはり子供なのか、1時間もしないうちに目をこすり始め、すぐにエミリアが寝かしつけた。
エミリアは、冷蔵庫からグラスとワインを出してきて、少佐の待つ居間に戻った。
「少佐。お酒はいかがですか?」
「ああ、もらおうか」
「少佐が子供好きとは、知りませんでしたわ」
「自分の子供とは一度も遊んでやっていない、駄目な父親だがな」
「少佐は、ご家族とはほとんど?」
「最後に会ったのは、もう5年前だ」
「どうして? 申請すれば、帰省できないわけじゃないでしょう?」
少佐は、制服のポケットから身分証明書入れを出して、中に入っていた写真をエミリアに見せた。
古びた写真には、今よりもほんの少し若い少佐と、その隣には線の細そうな女性と、小さな男の子が写っていた。
「6年前の写真だ。息子もあの子と同じぐらいには、大きくなったかな?」
「どうして、会ってあげないんですか?」
「妻とは、あまりうまくいってなかったのでね。私はこのとおり、家を留守にすることが多くて、それが妻はとても不満だったらしい。弁護士の書簡が同封された離婚届が送られてきて、もう4年になる」
「……全然、知りませんでした」
「こんな写真をいつまでも持っているなんて、情けないだろう? もう捨ててしまったほうがいいのだろうな」
「えっ!? あ、駄目です! そんなことしちゃ!」
少佐は写真を取り出すと、びりびりと破き始めた。エミリアは止めようとしたが、既に細かい紙くずになってしまっていた。
「少佐……」
「いいんだ、もう忘れるべきなんだ。昔のことは」
「でも! 家族って、血のつながりってとても大切なものの筈です! そんな、たとえ別れたからといって、それでなくなってしまうものなんかじゃ……」
「おい、君が泣くことはないだろう?」
「ごめんなさい。でも私には、家族の思い出なんて……」
「そうか、すまなかった。君が元ラヴァーズだったのを忘れていたよ。君の前で、少し無神経だった」
「……なら、私と家族になって、いただけませんか?」
「え?」
「あ、いえ……。ごめんなさい。私ってば、変なこと言って。い、今のは忘れてください」
「……エミリア」
「い、今、ベッドの用意をしますね。明日も早いのでしょう?」
エミリアは自分の言葉を誤魔化すように、ソファから立ち上がった。
空き部屋のベッドメイクを始めると、少佐が後ろからエミリアの肩を抱いた。
<つづく>
パトリックでお話を♪

絵師:眠り猫四郎
おかしメーカー
ひょっとしたらカキコ0かもしれないと心配していましたが、取り合えず書き込まれていて安心。
今日はパトリックのお話を進めてみましょう。
amahaさんからは援助者と敵対者を投入してみては、というアドバイスももらいました。
パトリックはガンマンですね。西部劇にするのか、適当な世界にするのかなぞ世界観にも少し思いを馳せてみましょう。カキコ文ではヘビがでてきていますね。
西部劇にヘビは良い組み合わせです。
蛇に噛まれて女の子になっちゃった!!
なんてのは如何でしょうか。
援助者と敵対者、の観点から、呪術師スネークを設定。
蛇を操る悪の呪術師が村を襲う。そして用心棒として雇われたパトリックは初戦で、卑怯なスネークの罠で毒蛇に噛まれてしまう。
しかし、薬草で必死に看病する、援助者・・・ガキが良いでしょうか。では適当にハーブ。
ハーブの看病で命は取り留めるがなぜかパトリックは女の子になってしまう。とそんな展開。
そうすると、パトリックの初戦での敗因はハーブを助けるため、なんてのも良さそうな筋です。
体力が落ちるわ、胸は大きいわ、ハーブはセクハラするわで受難のパトリックははたしてスネークに勝てるのか!?
みたいな感じでもよろしいんじゃないでしょうか。
まぁ、筋なんてごちゃごちゃ言ってるうちに形になって来ますのでみなさまお気軽にカキコお願いします。
おかしメーカー
書きこみ内容↓
未来 女の子になってからのセリフ
「ごめんなさぁ~い。蛇が出てきたので慌てて撃ったら牛にあたっちゃって……え? 一緒に食べていいんですか」
「みなさ~ん、手を上げて。あなたはいいのよ。そのかわり金庫開けてね。……え、監督さんOKですか。次は主役? 契約金$10万!」
「え~!! お金もいただけるのですかぁ~」
「この包帯? 怪我じゃありませんよぉ。硝煙ってあついしぃ、嫌なにおいがするんですもの。私に銃はいらないと言うんですか。西部では危険すぎます。守ってくれるって、私を? 一生? それって……」
現在 男の子のときのセリフ
「やれやれ、夕食は蛇だけか」
「$300? しけた銀行だぜ。これでお尋ね者とは割に合わないなあ」
「せっかく大きな町にたどり着いたと言うのに、女を買う金もないとはなあ。そういえば町外れの牧場に羊がいたっけな……」
「愛しのクレメンタイン、俺と結婚しようぜ。なんだって、ガンマンはいやだと言うのか。まさかクラントンのバカ息子と!」
クライマックス
「」
「」
気づきのホップ&ステップ
「」
「」
オープニング
「」
「」
エンディング
「」
「」
回路接続 (ガッシュ文庫) (文庫)
女装のBLかなー。今日見かけたのでメモ代わり。
内容(「BOOK」データベースより)
素性のわからない謎の美少女モデル・雛世。その正体は、実は17歳の内気な男の子。引きこもりのちひろは、デザイナーの兄の頼みで「雛世」を続けている。外に出るのは「雛世」のときくらい…。そんなある日、人気モデルの飛渡颯にうっかり秘密を知られてしまう。初めは「口止め料」としてキスを仕掛けてきた颯に戸惑ったちひろだけれど、彼の優しさに触れるうち、いつしか惹かれていき―。
![]() | 回路接続 (ガッシュ文庫) (2009/07/28) 神楽 日夏 商品詳細を見る |
内容(「BOOK」データベースより)
素性のわからない謎の美少女モデル・雛世。その正体は、実は17歳の内気な男の子。引きこもりのちひろは、デザイナーの兄の頼みで「雛世」を続けている。外に出るのは「雛世」のときくらい…。そんなある日、人気モデルの飛渡颯にうっかり秘密を知られてしまう。初めは「口止め料」としてキスを仕掛けてきた颯に戸惑ったちひろだけれど、彼の優しさに触れるうち、いつしか惹かれていき―。
星の海で(4) ~トイブルクのエミリア~ (3)
(3)-------------------------------------------------------
「少佐! どういうことですか!」
「どうしたんだね、准尉。いきなり」
「エルザ……いえ、昨日任された少女のことです!」
「それがどうかしたかね?」
「どうしたもこうしたもありません! 記憶を消去したといってましたが、あれじゃ幼児同然です。あんな子をラヴァーズなんかにしろと、おっしゃるのですか?」
「わ、私は何も知らんよ。単に次の候補として中央から送られてきたのを、君に預けただけなんだから」
「候補ということは適性が無ければ、候補から外してもいいわけですよね?」
「その場合は、処分されることになる。もともと死刑囚なのだからな」
「あんな年端も行かない少女を、死刑台送りにしようというのですかっ!?」
「そう言う規則なんだから仕方あるまい。まぁ、私の個人的意見としては、その方が幸せかもしれんとは思うがな……」
「何の罪の記憶も無い、少女をですかっっ!!」
エミリアが激昂して少佐の机をバン!と思い切り叩くと、机の上のカップが跳ね上がって横倒しになり、中身がこぼれた。
「判ったから乱暴は止めたまえ。部下が見ているではないか」
「とにかく、上に掛け合ってください。私はイヤです」
「そんなことが出来るわけがない事は、君に判ら無い筈が無いだろう? それに……」
「“それに”、なんです?」
「君があの子の教育をしないとなると、あの子はそのまま任地へ放り出されることになるんだぞ。何の知識も無いまま兵士たちのいいように、慰み物になるんだぞ?」
「脅迫ですか?」
「うぉほん! 口を慎みたまえ。カセラート准尉。これは上からの命令なのだよ」
「良くわかりました。少し、考えさせてください」
「ああ、待ちたまえ。准尉」
「何か?」
「今回の件については、期限を定められていない。私も出来る限り、君に便宜を図るつもりでいる。だから命令には従ってくれないか?」
「わかりました。今日のところはこれで。あの子が寂しがって、泣いているといけませんので」
「ああ、准尉」
「まだ何か?」
少佐は手招きをしてエミリアの耳元に口を寄せると、小さな声で言った。
「君に話しておきたいことがあるんだ。今夜、食事でもしながら、どうかね?」
「……それは命令ですか?」
「“頼み”だよ。そう突っかからんでくれないか?」
エミリアは返事の変わりに、少佐の首筋に軽くキスをしてから、姿勢を正して敬礼した。
「失礼致します。少佐」
「うむ、よろしく頼む」
エミリアは少佐に突っかかるのは、筋違いであることはわかっていた。エミリアが少佐に言いたいことが言えるのも、少佐の人柄によるものだが、それに甘えすぎていたことも反省した。
*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*
エミリアが部屋に戻ると、それを待っていたかのように、エルザがぱたぱたと駆け寄ってきた。
「おかえりなさい」
「ただいま、エルザ。いい子にしてた?」
「うん。おとなしくしてた」
「えらいわ。さて、じゃあ何からはじめようか?」
「なにか、するの?」
「うーん。そうねぇ……」
エミリアは頭を抱えた。ラヴァーズの教育ならば先ず、女性の体のこととか、立ち居振る舞いだろうが、この幼女といっていい子供に、何から教えていけばいいのか、それを考えると頭が痛かった。
「まずは、お風呂にでも入りましょうか?」
「おふろ?」
「そう、エルザの体のこと教えてあげる」
「からだのこと? おしっこ、ひとりでできるようになる?」
「ええ、直ぐに出来るようになるわよ」
「はいる!」
今朝は結局エミリアが手伝ってやらなければ、エルザは用を足すことが出来なかった。泣いて嫌がるエルザの下腹部を押したり、尿道の周りを刺激したりして、ようやく用が足せた。ここに送られてくる間はどうしていたのか、おむつでもさせられていたのだろうか。
それはともかく、普通に暮らしていく上では、避けては通れない。
それに、いままでエミリアが看てきたラヴァーズ候補の娘たちだって、違和感の残る新しい体に慣れさせるためには、まずは入浴から始めるのが、一番効果的だった。
女性には男性と違って、自分の体のことについてよく知っておく必要がある。それがラヴァーズならなおさらだった。
生理のこと、髪や肌の手入れのこと、下着の選び方やその上に着る服のコーディネートのこと。お化粧や、立ち居振る舞い、言葉の使い方。そして男性のあしらい方……。それは生まれながらの女性にも当てはまることではあったが、ラヴァーズとして軍務につく以上、そうした知識は武器でもあり、身を守る盾でもあった。
「……」
「どうしたの? エルザ」
エルザの服を脱がせ、自分も服を脱いで浴室に入ると、エルザはエミリアを見たまま、固まっていた。
「えみりあ、おっぱいおおきい。えるざ、ぺたんこ」
「へ? ああ、そうね。ヘンなこといきなり言わないでよ」
「えるざ、ぺたんこー」
「そのうち大きくなるわよ、さ、シャワーを浴びて、体を洗いましょう」
エミリアは苦笑しながら、もしかしたら、生まれながらの女の子も、こんな風に母親から自分の体のことについて、学んでいくのかなと思いながら、エルザの体にシャワーをかけ、ボディーソープを塗っていった。
<つづく>
「少佐! どういうことですか!」
「どうしたんだね、准尉。いきなり」
「エルザ……いえ、昨日任された少女のことです!」
「それがどうかしたかね?」
「どうしたもこうしたもありません! 記憶を消去したといってましたが、あれじゃ幼児同然です。あんな子をラヴァーズなんかにしろと、おっしゃるのですか?」
「わ、私は何も知らんよ。単に次の候補として中央から送られてきたのを、君に預けただけなんだから」
「候補ということは適性が無ければ、候補から外してもいいわけですよね?」
「その場合は、処分されることになる。もともと死刑囚なのだからな」
「あんな年端も行かない少女を、死刑台送りにしようというのですかっ!?」
「そう言う規則なんだから仕方あるまい。まぁ、私の個人的意見としては、その方が幸せかもしれんとは思うがな……」
「何の罪の記憶も無い、少女をですかっっ!!」
エミリアが激昂して少佐の机をバン!と思い切り叩くと、机の上のカップが跳ね上がって横倒しになり、中身がこぼれた。
「判ったから乱暴は止めたまえ。部下が見ているではないか」
「とにかく、上に掛け合ってください。私はイヤです」
「そんなことが出来るわけがない事は、君に判ら無い筈が無いだろう? それに……」
「“それに”、なんです?」
「君があの子の教育をしないとなると、あの子はそのまま任地へ放り出されることになるんだぞ。何の知識も無いまま兵士たちのいいように、慰み物になるんだぞ?」
「脅迫ですか?」
「うぉほん! 口を慎みたまえ。カセラート准尉。これは上からの命令なのだよ」
「良くわかりました。少し、考えさせてください」
「ああ、待ちたまえ。准尉」
「何か?」
「今回の件については、期限を定められていない。私も出来る限り、君に便宜を図るつもりでいる。だから命令には従ってくれないか?」
「わかりました。今日のところはこれで。あの子が寂しがって、泣いているといけませんので」
「ああ、准尉」
「まだ何か?」
少佐は手招きをしてエミリアの耳元に口を寄せると、小さな声で言った。
「君に話しておきたいことがあるんだ。今夜、食事でもしながら、どうかね?」
「……それは命令ですか?」
「“頼み”だよ。そう突っかからんでくれないか?」
エミリアは返事の変わりに、少佐の首筋に軽くキスをしてから、姿勢を正して敬礼した。
「失礼致します。少佐」
「うむ、よろしく頼む」
エミリアは少佐に突っかかるのは、筋違いであることはわかっていた。エミリアが少佐に言いたいことが言えるのも、少佐の人柄によるものだが、それに甘えすぎていたことも反省した。
*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*
エミリアが部屋に戻ると、それを待っていたかのように、エルザがぱたぱたと駆け寄ってきた。
「おかえりなさい」
「ただいま、エルザ。いい子にしてた?」
「うん。おとなしくしてた」
「えらいわ。さて、じゃあ何からはじめようか?」
「なにか、するの?」
「うーん。そうねぇ……」
エミリアは頭を抱えた。ラヴァーズの教育ならば先ず、女性の体のこととか、立ち居振る舞いだろうが、この幼女といっていい子供に、何から教えていけばいいのか、それを考えると頭が痛かった。
「まずは、お風呂にでも入りましょうか?」
「おふろ?」
「そう、エルザの体のこと教えてあげる」
「からだのこと? おしっこ、ひとりでできるようになる?」
「ええ、直ぐに出来るようになるわよ」
「はいる!」
今朝は結局エミリアが手伝ってやらなければ、エルザは用を足すことが出来なかった。泣いて嫌がるエルザの下腹部を押したり、尿道の周りを刺激したりして、ようやく用が足せた。ここに送られてくる間はどうしていたのか、おむつでもさせられていたのだろうか。
それはともかく、普通に暮らしていく上では、避けては通れない。
それに、いままでエミリアが看てきたラヴァーズ候補の娘たちだって、違和感の残る新しい体に慣れさせるためには、まずは入浴から始めるのが、一番効果的だった。
女性には男性と違って、自分の体のことについてよく知っておく必要がある。それがラヴァーズならなおさらだった。
生理のこと、髪や肌の手入れのこと、下着の選び方やその上に着る服のコーディネートのこと。お化粧や、立ち居振る舞い、言葉の使い方。そして男性のあしらい方……。それは生まれながらの女性にも当てはまることではあったが、ラヴァーズとして軍務につく以上、そうした知識は武器でもあり、身を守る盾でもあった。
「……」
「どうしたの? エルザ」
エルザの服を脱がせ、自分も服を脱いで浴室に入ると、エルザはエミリアを見たまま、固まっていた。
「えみりあ、おっぱいおおきい。えるざ、ぺたんこ」
「へ? ああ、そうね。ヘンなこといきなり言わないでよ」
「えるざ、ぺたんこー」
「そのうち大きくなるわよ、さ、シャワーを浴びて、体を洗いましょう」
エミリアは苦笑しながら、もしかしたら、生まれながらの女の子も、こんな風に母親から自分の体のことについて、学んでいくのかなと思いながら、エルザの体にシャワーをかけ、ボディーソープを塗っていった。
<つづく>
あいらぶH (セラフィンコミックス)
![]() | あいらぶH (セラフィンコミックス) (2009/06/12) 星崎 ひかる 商品詳細を見る |
新しい自分になる!
過去は、捨てる。
水曜イラスト企画 絵師 東宵由依さん(11) キャラ名:エミリア
キャラ設定 ありすさんのSS 星の海で(4) のキャラクター
絵師:東宵由依 光の砦

水曜イラスト企画の説明はこちら。毎週1枚キャライラストをUPします。
本キャラを主人公/脇役にしたSSを募集しています。コメント欄に書き込んでください。(事故を防ぐため別途ローカル保存推奨)追加イラストを希望する場合は希望シーンに<イラスト希望>と書き込んでください。私が了承し、絵師さんも乗った場合はイラストの作成を開始します。
本キャラは基本的にはありすさんの専用です。
絵師:東宵由依 光の砦

水曜イラスト企画の説明はこちら。毎週1枚キャライラストをUPします。
本キャラは基本的にはありすさんの専用です。
これは絶対TSだろ!アンケートで見えた面白い傾向
荒れないかちょっとドキドキの更新です。
前回記事のアンケートで意外な動きを見せたのが実は④と⑤です。
④主人公、菊池みのるは学園祭の出し物でメイド喫茶をやる際に自分が女装すると、とても可愛い事に気が付いてしまった。そしていつしか女装オナニーをするように。『女の子になりたい』とか思う時もあるけど、やっぱり手術は怖いよね。
⑤主人公、木原すぐるはボケたばあちゃんの死の間際の夢を叶えるために、女装して死んだ姉の代わりに偽の結婚式をあげる。意外と可愛くって新郎役の親友に口説かれそうになったりするけど。『お前が、本当に女の子だったら』すぐる『馬鹿、気持ち悪いこと言うなよ』
私としては④の方は女の子になりたい気持ちがそこそこあり、⑤の方は無い。従って、④の方が絶対TSと判定されるだろうと思っておりました。ところが、何人かの方から⑤の方がよりTSっぽいと言うお答えがありました。これは読めませんでした。
チャートにするとこんな感じです。

縦軸に肉体:実際に肉体がどう女の子になったか、横軸に気持ち:女の子になりたいかどうかをとっています。
で、オレの場合はTSとはなんぞやを考えるのです。当然ながら「絶対かどうか?」なんて聞かれるとオリジナルの真性のTSの定義を当りますな。たとえば辞書とか。あるいは、TSを提唱した人とか。
知っているか!(黒岩省吾風に)
TSの起源は、Harry Benjaminで1966年に発行されたThe TRANSSEXUAL PHENOMENONでのことである。彼はその中で、TRANSSEXUALを3つの区分、即ち"Transsexual (Nonsurgical)", "Transsexual (moderate intensity)", and "Transsexual (high intensity)"に分けて語ったと言う。
さっきのチャートにするとこんな感じです。

基本的に英語のTSは気持ちの問題なんですね。手術をしたかどうか、ホルモンを打ったかどうか、あたりはNonsurgicalなのか、moderate intensity なのかhigh intensityの判別には使われますが、TRANSSEXUALかどうかは、あくまで心が、(肉体に反して)女の子かどうか、と言うところでボーダーラインを引く訳です。ここで、日本語の性転換(者)と比べてみましょう。
あっと、基本的にTRANSSEXUALは人の事(性転換者)を指しますよ、あとは形容詞として(性転換者の)と言う意味で良く使われます。

日本の性転換者は基本的に心とは関係ありません。あくまで肉体がどうなっているかを基準に判断すると思います。ホルモン処理が性転換に該当するかどうかは微妙ですが、やはり一般的な解釈としては手術してこその性転換者かと思います。よって、日本の性転換かどうかのボーダーラインは横むきにあるのかと思います。
あと、重要なポイントですが。
日本で性転換者と言うのはTRANSSEXUALのhigh intensityで実際に手術した人に相当します。したがって、TRANSSEXUALの方が守備範囲が広い言葉なんですね。
で、最初のアンケートの答えに戻りますが、定義上「女の子になりたい気持ちが強い方がTS」と私なぞは思う訳ですが、そう感じない方がいらっしゃる。大変面白い現象なわけです。
では、せっかくなのでアンケートから垣間見えたTSのテリトリーを図示してみましょう。
特に声の大きかったあたり。



言ってはなんですが、本来のTSとあまり重なりあっていませんな。
で、横ラインにこだわりがあるようです。
思えば、ふたなりがTSに入るのか、とかおっぱいだけはどうなのか、とか去勢はどうなのか、とかは肉体がどうであれば良いかという条件にこだわるものでした。この辺もよくは知りませんがときどき議論になるそうですね。
で、まぁ、ジャンルの話は置いておきまして私の好みの部分なのですがー。

こんな感じでございますな。
「男の子が女の子に変身してひどい目に」キャッチフレーズ通りでございます。
こう言ってはなんですが、本来のTSとまったく重なっておりませんな。
で、整合を取るためにはわたしとしてはこうなる訳です。

別に、他人にこうしろと言う訳ではありませんよ。わたしは、こうなると言うだけのこと。
と言う事で今回の結論ですが。
1)オリジナルのTSは心重視。
2)日本の創作系TSの好みに二つの流派あり。ひとーつ、肉体変化を重視する女体重視派!ふたーつ、嫌がる事を重視する強制派!
なかなか理解しあえないみたいですが、お互いの価値観が少しは分かればよろしかったかなと。
そう言えば真城さんも「はぁ~?聞こえんなぁ?! 嫌がる奴をむりやり女装(女への性転換)させるから楽しいんだ!」とおっしゃってましたね。
⑤をTSっぽいと感じた方、オレ、ありすさん、あたりも強制派なのかもしれませんね。
「嫌がる女装」と「まったく嫌がらない性転換」どっちが好きでしょうか?
前回記事のアンケートで意外な動きを見せたのが実は④と⑤です。
④主人公、菊池みのるは学園祭の出し物でメイド喫茶をやる際に自分が女装すると、とても可愛い事に気が付いてしまった。そしていつしか女装オナニーをするように。『女の子になりたい』とか思う時もあるけど、やっぱり手術は怖いよね。
⑤主人公、木原すぐるはボケたばあちゃんの死の間際の夢を叶えるために、女装して死んだ姉の代わりに偽の結婚式をあげる。意外と可愛くって新郎役の親友に口説かれそうになったりするけど。『お前が、本当に女の子だったら』すぐる『馬鹿、気持ち悪いこと言うなよ』
私としては④の方は女の子になりたい気持ちがそこそこあり、⑤の方は無い。従って、④の方が絶対TSと判定されるだろうと思っておりました。ところが、何人かの方から⑤の方がよりTSっぽいと言うお答えがありました。これは読めませんでした。
チャートにするとこんな感じです。

縦軸に肉体:実際に肉体がどう女の子になったか、横軸に気持ち:女の子になりたいかどうかをとっています。
で、オレの場合はTSとはなんぞやを考えるのです。当然ながら「絶対かどうか?」なんて聞かれるとオリジナルの真性のTSの定義を当りますな。たとえば辞書とか。あるいは、TSを提唱した人とか。
知っているか!(黒岩省吾風に)
TSの起源は、Harry Benjaminで1966年に発行されたThe TRANSSEXUAL PHENOMENONでのことである。彼はその中で、TRANSSEXUALを3つの区分、即ち"Transsexual (Nonsurgical)", "Transsexual (moderate intensity)", and "Transsexual (high intensity)"に分けて語ったと言う。
さっきのチャートにするとこんな感じです。

基本的に英語のTSは気持ちの問題なんですね。手術をしたかどうか、ホルモンを打ったかどうか、あたりはNonsurgicalなのか、moderate intensity なのかhigh intensityの判別には使われますが、TRANSSEXUALかどうかは、あくまで心が、(肉体に反して)女の子かどうか、と言うところでボーダーラインを引く訳です。ここで、日本語の性転換(者)と比べてみましょう。
あっと、基本的にTRANSSEXUALは人の事(性転換者)を指しますよ、あとは形容詞として(性転換者の)と言う意味で良く使われます。

日本の性転換者は基本的に心とは関係ありません。あくまで肉体がどうなっているかを基準に判断すると思います。ホルモン処理が性転換に該当するかどうかは微妙ですが、やはり一般的な解釈としては手術してこその性転換者かと思います。よって、日本の性転換かどうかのボーダーラインは横むきにあるのかと思います。
あと、重要なポイントですが。
日本で性転換者と言うのはTRANSSEXUALのhigh intensityで実際に手術した人に相当します。したがって、TRANSSEXUALの方が守備範囲が広い言葉なんですね。
で、最初のアンケートの答えに戻りますが、定義上「女の子になりたい気持ちが強い方がTS」と私なぞは思う訳ですが、そう感じない方がいらっしゃる。大変面白い現象なわけです。
では、せっかくなのでアンケートから垣間見えたTSのテリトリーを図示してみましょう。
特に声の大きかったあたり。



言ってはなんですが、本来のTSとあまり重なりあっていませんな。
で、横ラインにこだわりがあるようです。
思えば、ふたなりがTSに入るのか、とかおっぱいだけはどうなのか、とか去勢はどうなのか、とかは肉体がどうであれば良いかという条件にこだわるものでした。この辺もよくは知りませんがときどき議論になるそうですね。
で、まぁ、ジャンルの話は置いておきまして私の好みの部分なのですがー。

こんな感じでございますな。
「男の子が女の子に変身してひどい目に」キャッチフレーズ通りでございます。
こう言ってはなんですが、本来のTSとまったく重なっておりませんな。
で、整合を取るためにはわたしとしてはこうなる訳です。

別に、他人にこうしろと言う訳ではありませんよ。わたしは、こうなると言うだけのこと。
と言う事で今回の結論ですが。
1)オリジナルのTSは心重視。
2)日本の創作系TSの好みに二つの流派あり。ひとーつ、肉体変化を重視する女体重視派!ふたーつ、嫌がる事を重視する強制派!
なかなか理解しあえないみたいですが、お互いの価値観が少しは分かればよろしかったかなと。
そう言えば真城さんも「はぁ~?聞こえんなぁ?! 嫌がる奴をむりやり女装(女への性転換)させるから楽しいんだ!」とおっしゃってましたね。
⑤をTSっぽいと感じた方、オレ、ありすさん、あたりも強制派なのかもしれませんね。
「嫌がる女装」と「まったく嫌がらない性転換」どっちが好きでしょうか?
1180万アクセスを突破しました♪
巴ちゃんといっしょに作ったおかしメーカーはいかがだったでしょうか。
おかしメーカーでググると森永様やグリコ様を抑えて堂々の1位だったりするのですけれど、活況を呈せば幸いです。
なかなか創作は敷居が高いところがありますが、これからもいろいろと仕組みを考えてみますね。1180万アクセスありがとうございました。
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なかなか創作は敷居が高いところがありますが、これからもいろいろと仕組みを考えてみますね。1180万アクセスありがとうございました。
放浪息子 9
内容紹介
思春期を彷徨い惑う少年と少女たちを優しく見つめるものがたり、待望の第9巻!!
女の子になりたい男の子・二鳥修一と、男の子になりたい女の子・高槻よしのが通う西ヶ丘中も衣替えの時期。よしのはついに、男子の制服での登校を決行。触発された修一も、女子の制服で登校してみたものの、よしのと違って周囲は大騒ぎ。傷ついた修一は登校拒否に。でも、「女の人になって、かわいい服をたくさん着たい」という思いは大きくなるばかりで……。春から夏へと、思春期を彷徨う少年と少女たちの不安定な心情を、鮮やかに、細やかに描く志村貴子の話題作、待望の最新第9 巻!!
思春期を彷徨い惑う少年と少女たちを優しく見つめるものがたり、待望の第9巻!!
女の子になりたい男の子・二鳥修一と、男の子になりたい女の子・高槻よしのが通う西ヶ丘中も衣替えの時期。よしのはついに、男子の制服での登校を決行。触発された修一も、女子の制服で登校してみたものの、よしのと違って周囲は大騒ぎ。傷ついた修一は登校拒否に。でも、「女の人になって、かわいい服をたくさん着たい」という思いは大きくなるばかりで……。春から夏へと、思春期を彷徨う少年と少女たちの不安定な心情を、鮮やかに、細やかに描く志村貴子の話題作、待望の最新第9 巻!!
![]() | 放浪息子 9 (BEAM COMIX) (2009/07/25) 志村 貴子 商品詳細を見る |
TS売れ線速報!(7/20~7/26)
先週の順位
1位 チェンジH pink
2位 電想幻士ミルキューア
3位 ちょっとだけ未来学園にようこそ
今週の第一位! アスカはいぶりっど 1 強豪を抑えてトップに立ちました!!
2位は、噂のチェンジH pink (TSコミックス)!
3位は、常連の電想幻士ミルキューアでした!
ちなみに4位はちょっとだけ未来学園だったので、アスカによってスライドした形ですね。
1位 チェンジH pink
2位 電想幻士ミルキューア
3位 ちょっとだけ未来学園にようこそ
今週の第一位! アスカはいぶりっど 1 強豪を抑えてトップに立ちました!!
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2位は、噂のチェンジH pink (TSコミックス)!
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3位は、常連の電想幻士ミルキューアでした!
![]() | 電想幻士ミルキューア (アンリアルコミックス35) (アンリアルコミックス 35) (2009/06/28) 松沢慧 商品詳細を見る |
ちなみに4位はちょっとだけ未来学園だったので、アスカによってスライドした形ですね。
これは絶対TSだろ! これは絶対TSじゃないだろ! アンケート結果
アンケート期間:2009/7/19~7/26(8日間)
アンケート場所:あむぁい&巴のおかしな製作所 http://okashi.blog6.fc2.com/blog-entry-5808.html
アンケート期間内のサイトのPV数:81,423 (Google Analytics調べ)
アンケート数値の異常な増減はありませんでした。
多数のご参加、ありがとうございました。
意識調査 どれがTS?
1)主人公、桃山コウは桃源香である。中国3千年の秘術により、29日間オナニーを禁じられ、7日間女淫煙の立ち込める部屋で内側と外側から女のエキスを注入されて女の子のカラダになったのだ。彼の秘蜜を舐めたものもまた、1日だけ女の子の体となるし、彼の肉を食したものは一生女の子の体になるのだ!!コウ『絶対、男に戻ってやる!』彼と、彼を狙うものたちのストーリーが始まった!
2)主人公、笹山勇次はお嬢様三条美香に仕える執事である。ところが、三条家は事業失敗により、成金大原元の手に落ちる。美香は従業員たちの雇用を質に大原との結婚を約束させられる。しかし、三条家の危機を救うとされた宝石が輝き、美香と勇次の体を入れ替えてしまった!美香『ダメよ、勇次。大原さまに逆らってはいけません』勇次『し、しかし…』
3)主人公、大空つばめは高校一年生になって、自分が本当は女の子になりたかった事に気がついた。女装して学校に行くようになるつばめ。いつかは、性転換手術をして女の戸籍を手に入れるのが彼の夢。
4)主人公、菊池みのるは学園祭の出し物でメイド喫茶をやる際に自分が女装すると、とても可愛い事に気が付いてしまった。そしていつしか女装オナニーをするように。『女の子になりたい』とか思う時もあるけど、やっぱり手術は怖いよね。
5)主人公、木原すぐるはボケたばあちゃんの死の間際の夢を叶えるために、女装して死んだ姉の代わりに偽の結婚式をあげる。意外と可愛くって新郎役の親友に口説かれそうになったりするけど。『お前が、本当に女の子だったら』すぐる『馬鹿、気持ち悪いこと言うなよ』
コメントにレスしたいところですが、状況を鑑み今回は自粛しておきます。
意外な台風の目となった4は後ほど語りたいです。
結果
これは絶対TSだろ!
[投票期間] 2009/07/19 ~ 7/26 [投票数] 131票
1と2
61.1% (80票/61.1%)
1
12.2% (16票/12.2%)
全部
9.2% (12票/9.2%)
1と2と3
8.4% (11票/8.4%)
その他
3.1% (4票/3.1%)
3
2.3% (3票/2.3%)
1と2と3と4
2.3% (3票/2.3%)
3と4
1.5% (2票/1.5%)
各選択肢を絶対TSだろ!とした人の割合はそれぞれ 95% 82% 27% 15% 10% でした。
ちなみに私は3だけをチョイス。
■全部
女装をTSとみるかどうかは個人の興味の範囲による。
どの作品も見てみたいですね。
5は微妙かな 「馬鹿、気持ち悪いこと言うなよ」って言うとき頬がほんのり染まっていたらOK!
■1
私の見方としましてはTSは「自身の体が女性に変化するもの」として考えているので入れ替わり・憑依などはそれぞれ別物として考えています(それでも好きなことにかわりはありませんが)。なお、女装につきましては体が男性のままであるためTSとはいえないと思っています。(それでもs(ry
ただ「果物好きだが柿は駄目」という好みの問題にすぎないので、女性化・入れ替わり・GID・男の娘・女装とカテゴリを明示しておいてくれれば全部TSでもいいんじゃないですか。あ、憑依がないや。
自分はTS=女体化と考えています。 ただし、2は「入れ替わり」という別ジャンルなのかなーと思います。 (相手がたまたま女の子というだけで…) 今回選択肢にはありませんが、憑依も同じTS外かと… 分類についての思いは上記の通りですが、個人的には、「TS」と「女装」、両方とも美味しく頂けるので、 あむぁいさんのサイトはとても楽しく拝見させて頂いております。
■1と2
言葉の定義云々ではなく、自分の好みで投票させていただきます。 実際に女の子の肉体に変身するのがTSだと思ってます。
3・4・5は女装なのでTSとは違うかと。ただどれもその後の展開で本当の女の子になりそうなものばかりですがw
いやまあ、言葉をどう取りつくろっても、ジャンルとしてのTSと女装は区別されるものですし。3はボーダーで、1,2が間違いなくTS。4,5は女装ジャンルでしょう。
TSとは【trans sex】 sexとは生物学的な性を表わすので、『肉体が異性になる』ことだけが条件だと思います
3は難しいけれど、厳密にTSといえるのは2までだと思います。
個人的に、肉体:男→女。精神:男(強制的に女)がTSだと思っています
1と2は確実といっていいと思います。3と5は絶対とは言い切れませんのでコメント。3は過程によってTSものにも単なる普通の作品にもなる可能性があると思ってます。 5は女性になければ普通の話となるでしょう。5はTSにつなげやすく、話の半ばあたりでTSすれば面白そうかもしれません。
肉体女性化が実現していることを重視する立場
異性装はTSとは…。
完全な女性になっているので。見た目だけ女性というのはTSにあらず。
自分の定義的には全部TS。ただ異性装はTSでないと仰る方が多いので絶対ということになると1と2になります。逆に性別変化のみをTSと考えてる方にシーメール化やMC等による部分的女性化とかはどう捉えるか聞いてみたいところです。
それ以外では、触手が動かず書けません
やっぱ体が男⇔女になってTSかな
言葉尻だけをみててもしょうがないと思いますよ。日本での発祥元を調べてくださいよ。
1,2王道です。
ファンタジーに関して(性別が変わるのはある種のファンタジー)厳密な定義を求めるのはナンセンスだと思うが、個人的には女装ものは別ジャンルにしたい。
■1と2と3
DEKOIです。私は当初TSと言うのはあくまで「肉体が性転換をした」という事が起こって始めてTSと言えるものだと考えてたのですが、この頃は性同一性障害もありかなと考えてます。
■1と2と3と4
こうやってみると、結構ストライクゾーン広めですね、私って…(藍
■3
厳密に言えば3だけ
■3と4
コメントはありません
■その他
1,3で。 管理人さん、応援してます、頑張ってください。
4以外がTSかなぁ? 強制と言うポイント高しw
1と3と4
3と4がイイ!!
これは絶対TSじゃないだろ!
[投票期間] 2009/07/19 ~ 無期限 [投票数] 93票
5と4と3
48.4% (45票/48.4%)
5と4
19.4% (18票/19.4%)
なし
12.9% (12票/12.9%)
5
9.7% (9票/9.7%)
その他
7.5% (7票/7.5%)
1と2
1.1% (1票/1.1%)
1と2と5
1.1% (1票/1.1%)
1と2と4と5
0% (0票/0%)
それぞれの項目に絶対TSじゃない、とした人の割合は 2% 2% 49% 72% 78% でした。
ちなみに私の答えは なし でした。
■なし
絶対とか言われると「なし」だなぁw
しかも西洋梨
広域的には全部TSだと思う
絶対TSの項で述べた理由により、この回答となります。ちょっと思うのですが、TSよりもTGという言葉を使えば異性装も確実に含むので私的にはいいですね。FictiomaniaとかでもTGという言葉を使ってます。
絶対可憐~☆だから負けない
絶対TSじゃない、といわれると… 女装もTSのサブジャンルっていう解釈もありかなと思いますので、「なし」でお願いします。
■5
主人公にその気が無いのが。1,2もちょっと弱いけど、女体化してるからセーフ。
これは単なる偽装結婚ですし、主人公に女性化願望もないようですので…(藍
DEKOです。女装かつ精神的に性転換
■5と4
4と5はTSジャンルではなく、女装。4が男の娘で5はBLが中心帯のジャンルですね。3はボーダーなので、状況次第。望んで女性化するのは好きじゃありませんが。
厳密にいえば異性装の範囲
■5と4と3
元々はこう考えていました。しかしこのサイトに通うようになってからはあむぁいさんい感化されて、全部TSと認識するようになっています。(微妙ですいません)
女装、と言うとTSに近しいようですがあくまで似て非なる物と考えます。むしろ『肉体が異性に変化』した上での『男装』も(・∀・)イイッ!!という個人的趣味あばばばばばばb
気持ちや予定の問題じゃなく実現した女性化を重視する立場
3はまだ変化していないのと、手術という手段は本物の女性にはなれないという点で納得出来ない。
3は微妙。自分からだとあまり面白く無いかも。マッドな人に改造されるとかじゃないと。あとは女装です。わたしの脳内判定では。
全部すきですけど、異性装はTSではないきがします
女装は女装、TSはTSどっちの属性から見ても混同するのは反感を持たれるだけだと思いますよ。区別は必要だと思います
3あたりは、TSというより性同一性障害に悩む主人公の姿が垣間見える。4はTSよりショタ物にしたほうが面白そう。5は普通の話かな。結局はどういう話にしたほうが面白そうかが判定のポイントかな?
■1と2
コメントはありません
■1と2と5
3はこれに物語がついたらTSだが文章だけでは足りない
■1と2と4と5
コメントはありません
■その他
4。ただの自慰行為。
3,4
「4だけ」ga
4だけなんとなく毛色が違う気がするのは俺だけか?
4はTG(トランスジェンター)
1だけ、5だけ、1と5という選択肢がないのはなぜ。。
アンケート場所:あむぁい&巴のおかしな製作所 http://okashi.blog6.fc2.com/blog-entry-5808.html
アンケート期間内のサイトのPV数:81,423 (Google Analytics調べ)
アンケート数値の異常な増減はありませんでした。
多数のご参加、ありがとうございました。
意識調査 どれがTS?
1)主人公、桃山コウは桃源香である。中国3千年の秘術により、29日間オナニーを禁じられ、7日間女淫煙の立ち込める部屋で内側と外側から女のエキスを注入されて女の子のカラダになったのだ。彼の秘蜜を舐めたものもまた、1日だけ女の子の体となるし、彼の肉を食したものは一生女の子の体になるのだ!!コウ『絶対、男に戻ってやる!』彼と、彼を狙うものたちのストーリーが始まった!
2)主人公、笹山勇次はお嬢様三条美香に仕える執事である。ところが、三条家は事業失敗により、成金大原元の手に落ちる。美香は従業員たちの雇用を質に大原との結婚を約束させられる。しかし、三条家の危機を救うとされた宝石が輝き、美香と勇次の体を入れ替えてしまった!美香『ダメよ、勇次。大原さまに逆らってはいけません』勇次『し、しかし…』
3)主人公、大空つばめは高校一年生になって、自分が本当は女の子になりたかった事に気がついた。女装して学校に行くようになるつばめ。いつかは、性転換手術をして女の戸籍を手に入れるのが彼の夢。
4)主人公、菊池みのるは学園祭の出し物でメイド喫茶をやる際に自分が女装すると、とても可愛い事に気が付いてしまった。そしていつしか女装オナニーをするように。『女の子になりたい』とか思う時もあるけど、やっぱり手術は怖いよね。
5)主人公、木原すぐるはボケたばあちゃんの死の間際の夢を叶えるために、女装して死んだ姉の代わりに偽の結婚式をあげる。意外と可愛くって新郎役の親友に口説かれそうになったりするけど。『お前が、本当に女の子だったら』すぐる『馬鹿、気持ち悪いこと言うなよ』
コメントにレスしたいところですが、状況を鑑み今回は自粛しておきます。
意外な台風の目となった4は後ほど語りたいです。
結果
これは絶対TSだろ!
[投票期間] 2009/07/19 ~ 7/26 [投票数] 131票
1と2
61.1% (80票/61.1%)
1
12.2% (16票/12.2%)
全部
9.2% (12票/9.2%)
1と2と3
8.4% (11票/8.4%)
その他
3.1% (4票/3.1%)
3
2.3% (3票/2.3%)
1と2と3と4
2.3% (3票/2.3%)
3と4
1.5% (2票/1.5%)
各選択肢を絶対TSだろ!とした人の割合はそれぞれ 95% 82% 27% 15% 10% でした。
ちなみに私は3だけをチョイス。
■全部
女装をTSとみるかどうかは個人の興味の範囲による。
どの作品も見てみたいですね。
5は微妙かな 「馬鹿、気持ち悪いこと言うなよ」って言うとき頬がほんのり染まっていたらOK!
■1
私の見方としましてはTSは「自身の体が女性に変化するもの」として考えているので入れ替わり・憑依などはそれぞれ別物として考えています(それでも好きなことにかわりはありませんが)。なお、女装につきましては体が男性のままであるためTSとはいえないと思っています。(それでもs(ry
ただ「果物好きだが柿は駄目」という好みの問題にすぎないので、女性化・入れ替わり・GID・男の娘・女装とカテゴリを明示しておいてくれれば全部TSでもいいんじゃないですか。あ、憑依がないや。
自分はTS=女体化と考えています。 ただし、2は「入れ替わり」という別ジャンルなのかなーと思います。 (相手がたまたま女の子というだけで…) 今回選択肢にはありませんが、憑依も同じTS外かと… 分類についての思いは上記の通りですが、個人的には、「TS」と「女装」、両方とも美味しく頂けるので、 あむぁいさんのサイトはとても楽しく拝見させて頂いております。
■1と2
言葉の定義云々ではなく、自分の好みで投票させていただきます。 実際に女の子の肉体に変身するのがTSだと思ってます。
3・4・5は女装なのでTSとは違うかと。ただどれもその後の展開で本当の女の子になりそうなものばかりですがw
いやまあ、言葉をどう取りつくろっても、ジャンルとしてのTSと女装は区別されるものですし。3はボーダーで、1,2が間違いなくTS。4,5は女装ジャンルでしょう。
TSとは【trans sex】 sexとは生物学的な性を表わすので、『肉体が異性になる』ことだけが条件だと思います
3は難しいけれど、厳密にTSといえるのは2までだと思います。
個人的に、肉体:男→女。精神:男(強制的に女)がTSだと思っています
1と2は確実といっていいと思います。3と5は絶対とは言い切れませんのでコメント。3は過程によってTSものにも単なる普通の作品にもなる可能性があると思ってます。 5は女性になければ普通の話となるでしょう。5はTSにつなげやすく、話の半ばあたりでTSすれば面白そうかもしれません。
肉体女性化が実現していることを重視する立場
異性装はTSとは…。
完全な女性になっているので。見た目だけ女性というのはTSにあらず。
自分の定義的には全部TS。ただ異性装はTSでないと仰る方が多いので絶対ということになると1と2になります。逆に性別変化のみをTSと考えてる方にシーメール化やMC等による部分的女性化とかはどう捉えるか聞いてみたいところです。
それ以外では、触手が動かず書けません
やっぱ体が男⇔女になってTSかな
言葉尻だけをみててもしょうがないと思いますよ。日本での発祥元を調べてくださいよ。
1,2王道です。
ファンタジーに関して(性別が変わるのはある種のファンタジー)厳密な定義を求めるのはナンセンスだと思うが、個人的には女装ものは別ジャンルにしたい。
■1と2と3
DEKOIです。私は当初TSと言うのはあくまで「肉体が性転換をした」という事が起こって始めてTSと言えるものだと考えてたのですが、この頃は性同一性障害もありかなと考えてます。
■1と2と3と4
こうやってみると、結構ストライクゾーン広めですね、私って…(藍
■3
厳密に言えば3だけ
■3と4
コメントはありません
■その他
1,3で。 管理人さん、応援してます、頑張ってください。
4以外がTSかなぁ? 強制と言うポイント高しw
1と3と4
3と4がイイ!!
これは絶対TSじゃないだろ!
[投票期間] 2009/07/19 ~ 無期限 [投票数] 93票
5と4と3
48.4% (45票/48.4%)
5と4
19.4% (18票/19.4%)
なし
12.9% (12票/12.9%)
5
9.7% (9票/9.7%)
その他
7.5% (7票/7.5%)
1と2
1.1% (1票/1.1%)
1と2と5
1.1% (1票/1.1%)
1と2と4と5
0% (0票/0%)
それぞれの項目に絶対TSじゃない、とした人の割合は 2% 2% 49% 72% 78% でした。
ちなみに私の答えは なし でした。
■なし
絶対とか言われると「なし」だなぁw
しかも西洋梨
広域的には全部TSだと思う
絶対TSの項で述べた理由により、この回答となります。ちょっと思うのですが、TSよりもTGという言葉を使えば異性装も確実に含むので私的にはいいですね。FictiomaniaとかでもTGという言葉を使ってます。
絶対可憐~☆だから負けない
絶対TSじゃない、といわれると… 女装もTSのサブジャンルっていう解釈もありかなと思いますので、「なし」でお願いします。
■5
主人公にその気が無いのが。1,2もちょっと弱いけど、女体化してるからセーフ。
これは単なる偽装結婚ですし、主人公に女性化願望もないようですので…(藍
DEKOです。女装かつ精神的に性転換
■5と4
4と5はTSジャンルではなく、女装。4が男の娘で5はBLが中心帯のジャンルですね。3はボーダーなので、状況次第。望んで女性化するのは好きじゃありませんが。
厳密にいえば異性装の範囲
■5と4と3
元々はこう考えていました。しかしこのサイトに通うようになってからはあむぁいさんい感化されて、全部TSと認識するようになっています。(微妙ですいません)
女装、と言うとTSに近しいようですがあくまで似て非なる物と考えます。むしろ『肉体が異性に変化』した上での『男装』も(・∀・)イイッ!!という個人的趣味あばばばばばばb
気持ちや予定の問題じゃなく実現した女性化を重視する立場
3はまだ変化していないのと、手術という手段は本物の女性にはなれないという点で納得出来ない。
3は微妙。自分からだとあまり面白く無いかも。マッドな人に改造されるとかじゃないと。あとは女装です。わたしの脳内判定では。
全部すきですけど、異性装はTSではないきがします
女装は女装、TSはTSどっちの属性から見ても混同するのは反感を持たれるだけだと思いますよ。区別は必要だと思います
3あたりは、TSというより性同一性障害に悩む主人公の姿が垣間見える。4はTSよりショタ物にしたほうが面白そう。5は普通の話かな。結局はどういう話にしたほうが面白そうかが判定のポイントかな?
■1と2
コメントはありません
■1と2と5
3はこれに物語がついたらTSだが文章だけでは足りない
■1と2と4と5
コメントはありません
■その他
4。ただの自慰行為。
3,4
「4だけ」ga
4だけなんとなく毛色が違う気がするのは俺だけか?
4はTG(トランスジェンター)
1だけ、5だけ、1と5という選択肢がないのはなぜ。。
藤子・F・不二雄大全集
欲しい気はするけど置く場所に困るなぁ。ドラえもんはMCが頻出しましたな。
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心に残る男性被支配(166) 炎神戦隊ゴーオンジャー
第11話 電波ジャックでは戦隊定番の操りもの。アンテナバンキは、電波で人を操る事ができるのです!走輔がレーサーとして世界GPに出場、早輝はアイドルに、連はクイズ王に、範人は財産を譲り受け大富豪になってしまう、という設定でゴーオンジャーそっちのけ。その間にたったひとり残った軍平は・・・てな感じ。
操られて戦う、と言うのがいつもの展開ですが、その辺はちょっち違いますね。
ちなみに第12話 走輔バンキ!? は、レッドと怪人(ハツデンバンキ)のカラダが入れ替わるボディスワップもの。最後に戻ってしまうのは分かっているのですが、そゆ展開は好きです。
操られて戦う、と言うのがいつもの展開ですが、その辺はちょっち違いますね。
ちなみに第12話 走輔バンキ!? は、レッドと怪人(ハツデンバンキ)のカラダが入れ替わるボディスワップもの。最後に戻ってしまうのは分かっているのですが、そゆ展開は好きです。
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HJコミックス AKUMAで少女

幼馴染の美少女ゆり絵との入れ替わり!
美少女のカラダにとまどう主人公に迫る憧れの女の子、沙紀!
彼女は実はレズビアンだったのです!
と言う入れ替わりレズシチュが堪能できる良作。まぁ、エロはないのですがー。
ゆり絵がちょいとツンデレ入っていていい感じですね。
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恋する乙女と守護の楯 -The shield of AIGIS-
女装で女学校に潜入してお嬢様の護衛、と言うゲームのコミカライズ版です。ゲームはやっていません。『ばれないように』と言うテイストに優れており、造形もなかなか良いですね。
上司からの的確なアドバイス。良い感じですね。

脇キャラではゲイの先生が良いです。主人公の性格が良いので二次創作とかやりやすそうですが、漫画版ではハードなお楽しみ展開は残念ながらありません。しかし、ソフトはソフトで味がありますな。
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上司からの的確なアドバイス。良い感じですね。

脇キャラではゲイの先生が良いです。主人公の性格が良いので二次創作とかやりやすそうですが、漫画版ではハードなお楽しみ展開は残念ながらありません。しかし、ソフトはソフトで味がありますな。
星の海で(4) ~トイブルクのエミリア~ (2)
カテゴリ:ありすの不思議な国はこちら
(2)-------------------------------------------------------
消灯時間が近い暗い廊下を渡り、目的地であるラヴァーズ用の教育施設に着いた。
教育施設といっても、エミリアの自室を兼ねていて、合同官舎の一部を与えられているに過ぎなかった。
普通の士官よりも少し広めの、2間続きの寝室兼居間。それに小さな部屋がいくつかあるだけだった。
かつては一度に5~6人のラヴァーズ候補を同時に見ていたが、最近ではめっきりその数が減った。
「着いたわ。ありがとう、ヴァンデル士長。中に入って、そっちの部屋のベッドに寝かせて頂戴」
「はい、准尉殿。失礼いたします」
ヴァンデル士長は少女を抱きかかえたまま、エミリアが小部屋の戸を開けるよりも早く、器用にドアノブをまわして、部屋に入っていった。
エミリアはそれを見送りながら上着を脱ぎ、冷蔵庫からワインとグラスを2つ出してきて、居間のテーブルに置いた。
「准尉殿、言われたとおりに致しました」
「ご苦労様、こっちに来て、一息つくといいわ」
「はっ。ありがとうございます。しかし、自分は戻りませんと」
「あなたの直属の上官は誰?」
「はい、教育3班のコンカート曹長であります」
エミリアはソファにかけてあった上着のポケットから携帯端末を取り出して、士長の上官を呼び出した。
「コンカート曹長。私は教育4班長のカセラート准尉です。ヴァンデル士長に手伝ってもらいたいことがあるので、明朝0800まで、彼をお借りします。よろしいですね」
エミリアは相手に有無を言わさずに、電源を切った。
「あ、あの、……准尉殿?」
「私はちょっと気分がむしゃくしゃしているの。お酒の相手をしなさい」
「は、はぁ。しかし……」
「ついでに夜の相手もね。童貞君」
「は、はひぃっ!」
こんなことで上官風を吹かすのもどうかと思ったが、ストレスを発散するには、酒とセックスが一番いい。
長いラヴァーズ生活を過ごしたエミリアにとっては、こうした自由恋愛への抵抗も無かった。
それに、たまには経験の乏しい若い男と寝るのも悪くないと、そう思った。
*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*
翌朝、いつの間にかヴァンデル士長はいなくなっていた。
エミリアは壁の時計に眼をやると、0830時を少し過ぎたところで、自分が寝過ごしたことを知った。
「ふぅ。起こしてくれれば、朝食ぐらい出してあげたのに」
乱れた髪をかき上げながら、サイドテーブルを見ると、夕べ脱ぎ散らかしたはずの下着が丁寧にたたまれてあった。
エミリアは苦笑しながらそれを身に付けると、キッチンで水をコップに汲んでから、居間のソファにどっかりと座った。
テーブルの上には、走り書きで
"昨晩はありがとうございました
ライオネル・ヴァンデル士長"
とメモが残されていた。
「ふふふ、かわいい奴……」
エミリアはコップの水を一口で飲み干すと、重要なことを思い出した。
「いけない! あの子のことすっかり忘れてたわ!」
慌てて、昨晩士長が寝かしつけたベッドのある部屋の扉を開けると、直ぐ内側に件の少女が立っていた。
「うわっ、っとびっくりした。脅かさないでよ」
「……おねえちゃん、誰?」
「私はエミリア・カセラート。あなた、自分の名前、言える?」
少女は無言でぷるぷると頭を振った。
記憶を完全消去されたと、昨日言われたことを思い出した。
「ここ、どこ?」
「ここは私の部屋よ。しばらくはあなたもここに住むの」
「ここに?」
「そう。ちょっと待っててね。あ、こっちへ来て、そこのソファの上に座ってて頂戴。そうだ、のど乾いていない?」
少女は再び無言で頭をぷるぷると振ると、エミリアの指差したソファのほうへ、とととと……っと走っていった。
エミリアも少女の横に座り、昨日一緒に渡された資料に眼を通した。
資料には少女の身体的特徴と、処置の内容が書かれていたが、来歴と名前の欄は空欄になっていた。
「名無しじゃ、困るわねぇ」
エミリアが少女を見つめると、少女も困ったようにエミリアを見上げた。
「勝手につけろってことかしら? あなた、なんて名前がいい?」
少女は黙ったまま首をかしげて、エミリアをじっと見つめた。
「うーん……」
腕を組んで考え込むと、少女もエミリアの真似をした。
「エルザ……なんてどう? 昔ね、私がまだ……いえ、あこがれていた女の人の名前なの。あなたもあの人みたいに、美人で優しい人に育ってくれるといいな」
エミリアがそういって微笑みかけると、少女も同じようににっこりと笑った。
「気に入った? エルザよ。エ・ル・ザ」
「えるざ……」
「そう。エルザ、お腹空いていない? 朝ごはんにしましょうか?」
エミリアがソファからすっと立ちあがると、エルザは少し困惑した顔をして、エミリアのキャミソールの裾を引っ張った。
「ん? どうしたの?」
「おしっこ……」
「ああ、そりゃ大変ね。トイレはこっち。一人で出来る?」
エルザはうなずくと、エミリアに促されるように、トイレに入った。
でも、直ぐにトイレから悲鳴とも驚きともつかない声がした。
エミリアは何事かとトイレのドアを開けると、エルザが便座の前で立ち尽くしていた。
「どうしたの?」
「ちんちん、ない……」
「…………」
「ちんちん、ない」
「あ、ああ……ソ、そうねぇ……。でもエルザは女の子になったから、おちんちんは無いのよ」
「えるざ、おとこのこ……」
「えーと、今は違うのよ。それより、おしっこしたかったんじゃないの? そこに座って、できる?」
「ちんちん、ない」
「そっかぁ。いきなりはムリよね。いいわ、こっちへいらっしゃい。お風呂ですればいいわ。それなら汚しても、そのまま洗っちゃえるから」
「おしっこ、したい」
エミリアは、見た目よりも更に幼いこの少女を、これからどう教育していけばいいのかと思うと、気が重くなった。
<つづく>
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消灯時間が近い暗い廊下を渡り、目的地であるラヴァーズ用の教育施設に着いた。
教育施設といっても、エミリアの自室を兼ねていて、合同官舎の一部を与えられているに過ぎなかった。
普通の士官よりも少し広めの、2間続きの寝室兼居間。それに小さな部屋がいくつかあるだけだった。
かつては一度に5~6人のラヴァーズ候補を同時に見ていたが、最近ではめっきりその数が減った。
「着いたわ。ありがとう、ヴァンデル士長。中に入って、そっちの部屋のベッドに寝かせて頂戴」
「はい、准尉殿。失礼いたします」
ヴァンデル士長は少女を抱きかかえたまま、エミリアが小部屋の戸を開けるよりも早く、器用にドアノブをまわして、部屋に入っていった。
エミリアはそれを見送りながら上着を脱ぎ、冷蔵庫からワインとグラスを2つ出してきて、居間のテーブルに置いた。
「准尉殿、言われたとおりに致しました」
「ご苦労様、こっちに来て、一息つくといいわ」
「はっ。ありがとうございます。しかし、自分は戻りませんと」
「あなたの直属の上官は誰?」
「はい、教育3班のコンカート曹長であります」
エミリアはソファにかけてあった上着のポケットから携帯端末を取り出して、士長の上官を呼び出した。
「コンカート曹長。私は教育4班長のカセラート准尉です。ヴァンデル士長に手伝ってもらいたいことがあるので、明朝0800まで、彼をお借りします。よろしいですね」
エミリアは相手に有無を言わさずに、電源を切った。
「あ、あの、……准尉殿?」
「私はちょっと気分がむしゃくしゃしているの。お酒の相手をしなさい」
「は、はぁ。しかし……」
「ついでに夜の相手もね。童貞君」
「は、はひぃっ!」
こんなことで上官風を吹かすのもどうかと思ったが、ストレスを発散するには、酒とセックスが一番いい。
長いラヴァーズ生活を過ごしたエミリアにとっては、こうした自由恋愛への抵抗も無かった。
それに、たまには経験の乏しい若い男と寝るのも悪くないと、そう思った。
*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*
翌朝、いつの間にかヴァンデル士長はいなくなっていた。
エミリアは壁の時計に眼をやると、0830時を少し過ぎたところで、自分が寝過ごしたことを知った。
「ふぅ。起こしてくれれば、朝食ぐらい出してあげたのに」
乱れた髪をかき上げながら、サイドテーブルを見ると、夕べ脱ぎ散らかしたはずの下着が丁寧にたたまれてあった。
エミリアは苦笑しながらそれを身に付けると、キッチンで水をコップに汲んでから、居間のソファにどっかりと座った。
テーブルの上には、走り書きで
"昨晩はありがとうございました
ライオネル・ヴァンデル士長"
とメモが残されていた。
「ふふふ、かわいい奴……」
エミリアはコップの水を一口で飲み干すと、重要なことを思い出した。
「いけない! あの子のことすっかり忘れてたわ!」
慌てて、昨晩士長が寝かしつけたベッドのある部屋の扉を開けると、直ぐ内側に件の少女が立っていた。
「うわっ、っとびっくりした。脅かさないでよ」
「……おねえちゃん、誰?」
「私はエミリア・カセラート。あなた、自分の名前、言える?」
少女は無言でぷるぷると頭を振った。
記憶を完全消去されたと、昨日言われたことを思い出した。
「ここ、どこ?」
「ここは私の部屋よ。しばらくはあなたもここに住むの」
「ここに?」
「そう。ちょっと待っててね。あ、こっちへ来て、そこのソファの上に座ってて頂戴。そうだ、のど乾いていない?」
少女は再び無言で頭をぷるぷると振ると、エミリアの指差したソファのほうへ、とととと……っと走っていった。
エミリアも少女の横に座り、昨日一緒に渡された資料に眼を通した。
資料には少女の身体的特徴と、処置の内容が書かれていたが、来歴と名前の欄は空欄になっていた。
「名無しじゃ、困るわねぇ」
エミリアが少女を見つめると、少女も困ったようにエミリアを見上げた。
「勝手につけろってことかしら? あなた、なんて名前がいい?」
少女は黙ったまま首をかしげて、エミリアをじっと見つめた。
「うーん……」
腕を組んで考え込むと、少女もエミリアの真似をした。
「エルザ……なんてどう? 昔ね、私がまだ……いえ、あこがれていた女の人の名前なの。あなたもあの人みたいに、美人で優しい人に育ってくれるといいな」
エミリアがそういって微笑みかけると、少女も同じようににっこりと笑った。
「気に入った? エルザよ。エ・ル・ザ」
「えるざ……」
「そう。エルザ、お腹空いていない? 朝ごはんにしましょうか?」
エミリアがソファからすっと立ちあがると、エルザは少し困惑した顔をして、エミリアのキャミソールの裾を引っ張った。
「ん? どうしたの?」
「おしっこ……」
「ああ、そりゃ大変ね。トイレはこっち。一人で出来る?」
エルザはうなずくと、エミリアに促されるように、トイレに入った。
でも、直ぐにトイレから悲鳴とも驚きともつかない声がした。
エミリアは何事かとトイレのドアを開けると、エルザが便座の前で立ち尽くしていた。
「どうしたの?」
「ちんちん、ない……」
「…………」
「ちんちん、ない」
「あ、ああ……ソ、そうねぇ……。でもエルザは女の子になったから、おちんちんは無いのよ」
「えるざ、おとこのこ……」
「えーと、今は違うのよ。それより、おしっこしたかったんじゃないの? そこに座って、できる?」
「ちんちん、ない」
「そっかぁ。いきなりはムリよね。いいわ、こっちへいらっしゃい。お風呂ですればいいわ。それなら汚しても、そのまま洗っちゃえるから」
「おしっこ、したい」
エミリアは、見た目よりも更に幼いこの少女を、これからどう教育していけばいいのかと思うと、気が重くなった。
<つづく>
「カラダが男か女かという差があるんだから異性装と性転換は別モノだよ!」「心は男なのに女のカッコで恥ずかしがる点は一緒だから似たようなもんだよ!」
などと言うよくある会話。
今日は事実判断と価値判断と言うお話です。
事実判断(事実認識)はあんまり違わないんですけど、価値判断は人によって変わってくるんですね。
たとえば、冒頭のお二人の会話。まったく平行線でかみ合っていないように思いますね。
でも実は事実判断に関しては一致しているんじゃないですかね。
最初の人は「異性装と性転換はカラダが男か女かという点で相違があり、心は男なのに女のカッコで恥ずかしがる点は同一である。したがって、異性装と性転換はまったくの別モノである」
2番目の人は「異性装と性転換はカラダが男か女かという点で相違があり、心は男なのに女のカッコで恥ずかしがる点は同一である。したがって、異性装と性転換は共通点がある」
と思っている事が多いんじゃないですかね。
両者とも自分に都合の良い点。つまり、相違点だけ、共通点だけ、しか証拠としてピックアップしていません。だから、ひょっとして相手は『カラダが女の子に変わっているの、見落としてないかなー』とか不安になるかもしれませんが、たぶん、そこは見落として無いですよー。
この場合、インプットする情報「異性装と性転換はカラダが男か女かという点で相違があり、心は男なのに女のカッコで恥ずかしがる点は同一である。」は同じです。この辺が事実判断。(事実認識)
でもアウトプットは「異性装と性転換はまったくの別モノである」「異性装と性転換は共通点がある」とまったく違う。これが価値判断ですね。人によって変わるわけです。
よくある例では、コップに半分水が残っている、と言うのが事実で。
ある人は、『まだ半分も残っている』と思い、別の人は『もう半分しかない』と思う。
これも価値判断。
価値判断は人によって変わる。
これは大事なところで、価値判断にかかわるところ以降はあんまりグダグダ文句を言ってもしょうがない事が多いですね。
証拠を有利なのも不利なのも合わせて一挙にピックアップしてしまう。
と言うのも有効な手で、裁判の判決文なんかで取る手法ですけど、客観的事実をなるべく価値判断を交えずに先にならべてしまえば、無駄に長い議論にならずに論点が明確になるかなと思います。
人の価値判断を説得で変えるのは基本的には難しいとは思いますが、新たな事実証拠を探す(今回のケースで言えば、追加で延々と相違点と共通点をあげるパターンです)はあんまり効果が無さそうです。
「乱馬は女の子に実際になってるんだよ!」
あー、それは相手も分かってるんじゃないかな。
「ひばりくんは手術とかしてないわけで!!!」
んー、そこも相手は反論してこないよねー。
自分がなぜ、そういう価値判断になったのか、つまり自分の価値観を説明するのがベターですかね。
まぁ、でも相手が自分が言ってること分かってくれれば超ラッキーで、相手の意見が変わる、なんて事はほんとに稀だとは思いますけどね。
今日は事実判断と価値判断と言うお話です。
事実判断(事実認識)はあんまり違わないんですけど、価値判断は人によって変わってくるんですね。
たとえば、冒頭のお二人の会話。まったく平行線でかみ合っていないように思いますね。
でも実は事実判断に関しては一致しているんじゃないですかね。
最初の人は「異性装と性転換はカラダが男か女かという点で相違があり、心は男なのに女のカッコで恥ずかしがる点は同一である。したがって、異性装と性転換はまったくの別モノである」
2番目の人は「異性装と性転換はカラダが男か女かという点で相違があり、心は男なのに女のカッコで恥ずかしがる点は同一である。したがって、異性装と性転換は共通点がある」
と思っている事が多いんじゃないですかね。
両者とも自分に都合の良い点。つまり、相違点だけ、共通点だけ、しか証拠としてピックアップしていません。だから、ひょっとして相手は『カラダが女の子に変わっているの、見落としてないかなー』とか不安になるかもしれませんが、たぶん、そこは見落として無いですよー。
この場合、インプットする情報「異性装と性転換はカラダが男か女かという点で相違があり、心は男なのに女のカッコで恥ずかしがる点は同一である。」は同じです。この辺が事実判断。(事実認識)
でもアウトプットは「異性装と性転換はまったくの別モノである」「異性装と性転換は共通点がある」とまったく違う。これが価値判断ですね。人によって変わるわけです。
よくある例では、コップに半分水が残っている、と言うのが事実で。
ある人は、『まだ半分も残っている』と思い、別の人は『もう半分しかない』と思う。
これも価値判断。
価値判断は人によって変わる。
これは大事なところで、価値判断にかかわるところ以降はあんまりグダグダ文句を言ってもしょうがない事が多いですね。
証拠を有利なのも不利なのも合わせて一挙にピックアップしてしまう。
と言うのも有効な手で、裁判の判決文なんかで取る手法ですけど、客観的事実をなるべく価値判断を交えずに先にならべてしまえば、無駄に長い議論にならずに論点が明確になるかなと思います。
人の価値判断を説得で変えるのは基本的には難しいとは思いますが、新たな事実証拠を探す(今回のケースで言えば、追加で延々と相違点と共通点をあげるパターンです)はあんまり効果が無さそうです。
「乱馬は女の子に実際になってるんだよ!」
あー、それは相手も分かってるんじゃないかな。
「ひばりくんは手術とかしてないわけで!!!」
んー、そこも相手は反論してこないよねー。
自分がなぜ、そういう価値判断になったのか、つまり自分の価値観を説明するのがベターですかね。
まぁ、でも相手が自分が言ってること分かってくれれば超ラッキーで、相手の意見が変わる、なんて事はほんとに稀だとは思いますけどね。
肥大化性器少女
やる事が極端だな。だがその意気やよし。
「TSと女装は明確に分けられる!」は、「TSかどうかは明確だ」の意味
まぁ、これも図にすると一目瞭然なのですが。
議論中に、「TSと女装は明確に分けられる!」と言う主張がときどきされますが、この日本語は背景をちゃんと分かっていないと理解しづらいです。通常は、日本語的には、

こう解釈されますが、ミルキューアはじめ、ランジェリーパブリシティとか、いくらでもあるわけです。
本当に言いたいのはこれですね。

つまり、女装かどうかなんて関係ないのです。
「TSかどうかは明確だ」は「TSの定義ははっきりしている」と言う事。その定義を主張したほうが手っとりばやいですね。
論点が明確になって少なくなるのは大変良い事です。
「TSと女装は明確に分けられる!」と言う主張に関して、物語のTS成分と女装成分をきちんと計算して、より大きい方に分類すべき、という解釈もできる訳です。(たとえば、ずっと女装で最後に手術、を女装と認定するとか)

また、「女装が少しでもあれば、それは女装!まったく女装成分を含まないものがTSである」と言うような分け方も可能です。

従来、TSファンは「どんなに少しでも、どんなにしょうもなくても、性転換さえあれば該当」をデフォルトの基準にしてきたかと思います。(そろそろ見直しても良いかも)そのため、中立の視点から見ればちょっと「あれ?」てな言葉づかいになったのかもしれません。
議論の際の論点は減らした方がより実のあるものになると思うので、こういったちょっとした事にも気をつけた方がいいかと思います。
<あのねますさんのコメントも参考に作成しました。>
議論中に、「TSと女装は明確に分けられる!」と言う主張がときどきされますが、この日本語は背景をちゃんと分かっていないと理解しづらいです。通常は、日本語的には、

こう解釈されますが、ミルキューアはじめ、ランジェリーパブリシティとか、いくらでもあるわけです。
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本当に言いたいのはこれですね。

つまり、女装かどうかなんて関係ないのです。
「TSかどうかは明確だ」は「TSの定義ははっきりしている」と言う事。その定義を主張したほうが手っとりばやいですね。
論点が明確になって少なくなるのは大変良い事です。
「TSと女装は明確に分けられる!」と言う主張に関して、物語のTS成分と女装成分をきちんと計算して、より大きい方に分類すべき、という解釈もできる訳です。(たとえば、ずっと女装で最後に手術、を女装と認定するとか)

また、「女装が少しでもあれば、それは女装!まったく女装成分を含まないものがTSである」と言うような分け方も可能です。

従来、TSファンは「どんなに少しでも、どんなにしょうもなくても、性転換さえあれば該当」をデフォルトの基準にしてきたかと思います。(そろそろ見直しても良いかも)そのため、中立の視点から見ればちょっと「あれ?」てな言葉づかいになったのかもしれません。
議論の際の論点は減らした方がより実のあるものになると思うので、こういったちょっとした事にも気をつけた方がいいかと思います。
<あのねますさんのコメントも参考に作成しました。>
性別R( レボリューション)1
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