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(2009/09/03)
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ロボトミスト 3400回ロボトミー手術を行った医師の栄光と失墜

内容紹介
悪魔の所業か、稀代の救世主か?
医学史上空前の論争を巻き起こした、「精神外科」の実相とその時代

医学ジャーナリスト協会最優秀作品賞受賞

20世紀に悪名を馳せた医師といえば、ナチスのヨゼフ・メンゲレについで、ウォルター・フリーマンの名が挙がるに違いない。
彼が世に広めた「ロボトミー」という手術は今もなお、この上なく悪いイメージをもって人々の心に焼きついている。
数十年前の精神病院の薄汚れた裏病棟、拘束され脳にとがった器具を突っ込まれた患者たちの
うつろな目と言葉にならないつぶやき・・・。
医療の常識を踏みにじった大ぼら吹き、金メッキのアイスピックと金づちをいつも持ち歩き、
片っ端からロボトミーを行っていった狂人。
世間のフリーマンに対するイメージはそういったものだ。フリーマンをロボトミーに踏み込ませたものは何か、多くの医師たちがロボトミーを捨て去った後も彼がそれにこだわり続けたのはなぜか――
フリーマンの人生を探る私の旅は、自分でも気づかないうちに始まっていた。
――「はじめに」より抜粋・要約

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ロボトミー(Lobotomy)
前部前頭葉白質切截術。白質内の神経線維を外科的に切断することで、
截治性うつ病や強迫神経症、統合失調症などの精神疾患の症状改善を図る術式。
一時期世界的な隆盛を見せたが、無効例や再発例の他、
人格水準の低下や情動の障害など重大な後遺症がしばしば現れ、向精神薬の発達とともに
その適用例は減少していった。



このロボトミーの隆盛と凋落の物語は、妖しげな外科療法の先陣に立った人物の探求に留まらず、
さらに多くを描き出している。それは、何千人もの患者とその家族や、治癒する見込みのない病に冒された人々の扱いに奮闘する、臨床医や政策担当者たちの取り組みの物語である。
またそれは、適切な対処のできない問題の解決策を模索する、外科医たちの歯切れの悪い釈明でもあるのだ。
――『サイエンティフィック・アメリカン』より

ロボトミスト 3400回ロボトミー手術を行った医師の栄光と失墜ロボトミスト 3400回ロボトミー手術を行った医師の栄光と失墜
(2009/07/24)
ジャック エル=ハイ

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投稿TS小説 貧しいマント(4) 最終回  by.りゅうのみや

……
…………
「はっ、ここは?」
「ゆんちゃん! 良かった、もう目が覚めないかと思った」
「まったく、無茶ばかりするんだから」
「げ、お…お母さん」
「まぁ、その無鉄砲さもたまには役に立つじゃない、62点」
なんすか、その評価、しかも微妙な点数だし。
「ここ、病院? じゃあ、助かったのか」
お母さんの話だとあの後、捜索隊が駆け付けてくれて無事二人を救出したらしい。
萌は目立った外傷がなかったのだが、私は衰弱が激しいとの理由で病院に搬送されたそうだ。
いずれにしても精密検査の結果、二人とも大事には至らなかったのだが…。
「優、萌ちゃんを探し出して本当にお利口さんねぇ」
やばい、こういった口調の時は絶対に雷が落ちる。
「でも、自分を危険にさらす救助の仕方は褒められたものじゃないね。
そういったときは大人の人に助けを呼ぶのが正解なんだよ、知ってた?」
そう言いながら梅干し(こめかみのあたりをグリグリといたぶる刑罰)を仕掛けてきた。
「いたっ、いたたたたたたた! ちょ……ほんとに痛いんだけど」
「あ~ら、本当の愛の鞭はこんなものじゃないわよ」
「も、もぅ、ゆんちゃんのおば……、お母さんもそれくらいで許してもいい…でしょ?」
今、絶対におばさんと言いかけたところで、殺気を感じて言い直したな。
ともかく、お小遣い三ヵ月間ゼロ円で決着がついた。
マントを渡したり救出を容認したかと思えば、
こういった仕打ちをするのだから放任主義の極みというべきか…。
いや、この人の場合、『経験から教訓を学べ』みたいな人だから、
これも社会勉強の一環として放置して、あとでみっちりと教え込むタイプなのかも。
そう考えると怖くなるので、考えをやめることにした。
衰弱しているとはいえ、回復も早かったので翌日には退院することができた。

日曜日の午後……
萌の両親に引越しの予定を調整してもらって、
こうして萌と最後のお別れをするため、あの公園にいる。
「ここが初めてで、そして最後の場所でもあるんだね」
「そうだね、子猫を助けるためにやってきた可愛らしい子、
それがゆんちゃんだった」
「指切りする時は胸が痛かったのを覚えているよ、
あの時はホントは男の子で、萌に嘘つきながら友達として付き合うことになったんだから」
「あはは、でも私はゆんちゃんが男か女なんて別に気にしてないよ、
だって、私にとっては、ゆんちゃんはゆんちゃんなんだら」
…まったく、恥ずかしいことを屈託のない笑顔で言うもんだから、
逆に私の方が恥ずかしくなってしまうじゃない。

『あの時は…』、と私が言うのも理由があって、
昨日の出来事で、萌を助けるために力を使い果たした私は、
もう変身する力を失ってしまったのだ。
そして、私が最後に変身したのは女の子だった。
だから、私はこれからは男の子ではなく、女の子として生きなければならない。
「なぁ萌?」
「なぁに、ゆんちゃん」
「その……、もし好きだった人が男だったら、萌は嫌いになった?」
「ううん、そんなことないよ。ゆんちゃんは私にとっての怪盗キッド、
私のハートを奪う恋人だよ。
だって、私を助けるために命をかけたのだもの」
相変わらず恥ずかしいことを素で言えるな。
「さあ、萌、そろそろ時間だ。
最後のお別れをして車に乗りなさい」
……、そういえば今までこんなくさい話を聞いていても
びくともしない萌のお父さんは大物かもしれない。
「ゆんちゃん、あの貧しいマント、私にくれない?」
「え、どうして?」
「だって、あのマントには思い出がいっぱい詰まった宝物だから。
それにもうあのマントはボロボロで使わないでしょう?」
誰のせいでボロボロになったのか問い詰めたかったけど、
確かにもう変身できない私には無用の長物だった。
「はい、これを私だと思って大切にしてね」
「うん、ゆんちゃん、ありがとう」
「ほら、萌、もう時間だ。車に乗って」
「うん、わかったわ」

バタン

車のドアが閉まると今まで平常を装っていた仮面が崩れたような気がした。
もう、萌に会えなくなると思うと胸が締め付けられそうな思いになった。
だからわたしは…、
「もえーーーーっ!」
「ええっ!? ゆんちゃん!」
走り去る車を必死に追いかけようとした。
もちろん人と車の差は歴然としているので、走るだけでは萌のもとには届かない。
そこでお別れの言葉をありったけの力を振り絞ってこう叫んだ。
「萌ーーっ、大人になったらお前を私のお嫁さんにするっ!
だから、その時まで待っていてなーっ!」
「ゆんちゃん……、わかったわ。私もその言葉を信じるわ!」

もう、車は見えなくなった。
思い返すとこの半年間、萌しか見てなかったのかもしれない。
そして、私を女にした人でもあった。
それだけに別れは凄く、すごく辛かった。

11年後……
「はぁ、成人式もようやく終わったのね」
近くの会館ホールから外に出た私はそう呟いた。
まったく、今でも母親の人形扱いから解放されないのだろうか。
私としては振袖で向かえたかったけど、親の意向によって結構奇抜な服装をしている。
白のタキシードにシルクハットはどう考えても成人式で着ると浮きすぎている。
同級生からは可愛らしいという反応と、カッコいいという反応に困るコメントを残す人がいた。
ちなみにあの日以降、男に戻れなくなった以上、私の体は徐々に女っぽくなってきた。
第二次性徴の変化って、ここまで変わっていくものかと正直自分にびっくりする。
今の私は華奢な体とは裏腹に豊満な胸、髪の毛は相変わらずのウェーブが
胸元の高さまで達していて、十分に大人の魅力をアピールしている。
それだけ魅力的であれば、普通に振袖を着た方がずっと似合うことだろう。
ちなみにもう女性として生きていくことになったのだから、
戸籍上は『すぐる』だが、実際に使う時は『ゆう』と呼び方を変えている。

けんちゃんとは一線を置くようになった。
もちろん友達としての仲をやめたわけではないのだが、
大きくなるにつれ、けんちゃんはスポーツやゲームに、
私はオシャレや料理に関心が傾いたため、
共通の話題が少なくなり、そのため以前のような分け隔てのない関係は難しくなった。
また、女子の反応も当初は賛否両論で、
『おとこおんな』という理由でのけ者にされていた時期があったのだが…。
まぁ、さすがに一年も過ごしていればそういった陰湿なイジメもなくなった。
とにかく女として慣れるはじめの何年間は苦労が絶えなかった。
これもすべて『あの人』のせいなのだが……

「あ、ゆんちゃん! おっひさ~」
「え……?」
この呼び方を使う人は一人しかいない。
私を女にした張本人だ!
「もう、すっかり大人にちゃって、可愛いよゆんちゃん」
「やっぱり、萌!? どうしてここに?」
「えへへ、また引っ越し。転勤族だから仕方ないけどね。
でももうお父さん定年近いから、多分ここで骨を埋もれるかも」
そっか、もう会えないかと思ったけど、こんな形で出会えるのか。
あの頃のあどけなさを若干残しつつ、可憐で懐かしい笑顔がそこにあった。
「あれ、ゆんちゃん、お顔が真っ赤」
「し、知らないわよ、こんなフェイント聞いてないわよ」
「私が呼んできたのよ」
「え、お母さん?」
「一ヶ月前にこの近く戻って、挨拶しに来たのよ、自宅まで。
いや、挨拶もそこそこに、いきなり『私をゆんちゃんのお嫁さんにしてください!』ですもの。
あれにはちょっとびっくりしたわ」
「萌、もしかしてあの約束をまだ…」
今でも忘れない大切な思い出となっていたのか……。
「私にとってはあの日の思い出は永遠ですもの、忘れたりはしません!」

確かに私も、今でも萌のことを思うと夜も眠れないこともあるし、
萌が帰ってくることを待ち侘びて彼氏を作ろうとはしなかった。
でも、今の私は完全な女性。
あの時の無責任な約束は効力を果たすことができないかもしれない。
「でも、私はこんな姿をしているわ。
一応戸籍としては男性で通しているけど、親は許してはくれないって」
「何のために呼んできたのか分からないようだね、優はそれでよくって?」
「え、どういうこと…?」
「私も女性になった時、散々だったわ。何しろうちの旦那が家にやってきて
『息子を嫁にください』ですもの。娘ではなく息子とね。
あんな出来事があったから、優にもこういう日が来るんじゃないかと思っていたわ。
だから、お父さんとお母さんは萌ちゃんの提案を了承したよ。
向こうの方のご両親の方とも、とりあえずだけど話は通しておいたわ。
もっともまだ学生だから、経済的基盤がしっかりできてからと釘を刺されたけど」
「え、それって……」
「もう、ニブチンなんだから。恋人として付き合ってもいいってこと」
「う…うそ、許してくれないかと思ってた。
私、今でも萌のこと好きだから……」
だから今はすごくうれしい。
「じゃあ、ゆんちゃん、これ着てみる?」
「これは…?」
見るとそれは上等そうなマントだった。
まるで怪盗キッドのように見えるマントに思わず魅入っていた。
「あの貧しいマントは、もう小さくてサイズが合わないから。
今でもあのマントは大切にしまっているけど、
着る機会もあるかなと思って、ゆうちゃんのためにそれを特注したの!」
え…、それってそれなりにお金を費やしたんじゃあ……
「ゆんちゃんは私だけの怪盗キッドだから、そのマントを着てみて。
そして私をだっこして。だってゆんちゃんは私の心を奪うのだから」
それってルパンに出てくるカリオストロのつもりか?
銭形のとっつぁんも粋なのか、それとも夢見がちな性格なのか…。
そして、こいつも相変わらず夢見がちだ。
だけど、そんな萌を私は好きになったのだから。

白いタキシードにシルクハット、
そして萌の手によって新しくなった『貧しいマント』を身に着けた私は、
萌をお姫様だっこの形で持ち上げた。
う~ん、できればお姫様だっこは私の方がされたいのだが。
それに華奢な体では萌の全体重を長い間持ち上げることは無理そうだった。
「お、おかーさん、写真撮るのなら早めにお願い。
早くしないと……、私もう限界…」
「いちいち大げさに言わないの、それは結婚の重みよ。
萌ちゃんを幸せにする一生分の重みがのしかかっているのだから、少しは我慢なさい」
「ゆんちゃん、ファーストキスはレモン味って言うじゃない。
酸っぱい思い出もこれからの青春の一ページに加えられるよ」
ふ、ふたりして、そんな無茶な……
そう思いつつも萌ともう一度出逢えたこと、
いずれ結婚できることに私の胸の高鳴りはやみそうになかった。

「いくよーっ、はいチーズ!」
同級生のはやし立てる声援を尻目に、
私と萌はデジタルカメラに向かって蔓延の笑みでポーズを決めた。
                            (おしまい)

(あとがき)
作者が偏屈なのか、小学生という性質上、性描写を排除したTSの常識を
真っ向から対抗する作品に仕上がりました。
もはや主人公が男性か女性かというより年齢的に中性だし。
本来なら一番TS主人公に仕立てやすい優の母親を
変人(?)に仕立て上げたあたり、なんか精神的に病んでるのかもしれない(苦笑)
(救出にはやる息子を逆に応援したかと思えば、
朝食の代わりにマントと煙玉を渡すなんて、ありえねぇ)

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