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古代少女ドグちゃん

アイドリング谷澤が土偶ヒロインに変身!主題歌は「誰だ!」


基本的にこういうの好き。
脱力系かしら?結構キャストは豪華だったり。(そのスジ的には)

疑似児童ポルノ:全国で初の摘発 容疑の写真家逮捕

疑似児童ポルノ:全国で初の摘発 容疑の写真家逮捕


「児童ポルノ禁止法が施行された99年以降は法に触れるので、一見少女っぽい女性を使って作品にしていた」と供述しているという。



一見少女っぽい男の子や一見少女っぽいおっさんを使って作品にしても摘発されうるのでしょうか・・・
本物の少女以外に適用するのは反対だなぁ。

ここ最近の拍手実績

強いぜラグナゲドン!
そしてりゅうのみやさんなど投稿陣も奮闘♪エモーショナルマーケティングは効率よく拍手されています。

拍手数
合計 今日 昨日 過去7日 過去30日
15725 52 46 467 1367

エントリー名 グラフ
1000万ヒット記念作品 神魔大戦ラグナゲドン3(25-ラスト) <18禁> 1% 13
1000万ヒット記念作品 神魔大戦ラグナゲドン3(21-24ページ目) <18禁> 0.8% 11
モテない僕が謎の美人女医に「ギャル変身薬」を飲まされて 超美形でエロいギャルの身体を手に入れた! 0.6% 8
男などと言う下等な生命体は、 0.5% 7
コミックアンリアル 2009年 10月号 Vol.21 0.4% 5
イラスト企画に投稿されたSSたち 0.4% 5
Bunny Girl Change! 0.4% 5
まるで 0.4% 5
水曜イラスト企画 絵師 倉塚りこさん(6) 仮名:綾瀬 徹平 0.3% 4
投稿TS小説 貧しいマント(1)  by.りゅうのみや 0.3% 4
男女の身体が入れ替わる赤い糸 4 つぼみ [DVD] 0.3% 4
おかし製作所1200万ヒット記念作品 TS論理パズル にぶんのいちっ!? オチ編 0.3% 4
投稿TS小説 貧しいマント(2)  by.りゅうのみや 0.3% 4
星の海で(4) ~トイブルクのエミリア~ (13) 0.3% 4
イラスト企画 キャラ一覧(2) 18禁なイラストもあります♪ 0.3% 4
Twin Change! 0.3% 4
何の努力もリスクも無しに 0.3% 4
水曜イラスト企画 絵師 都々子さん(4) 仮名:長谷川 剛 0.3% 4
新人種!? レディース男子!!! 0.3% 4
イラスト企画 キャラ一覧 0.2% 3
合計 1367

スレイブヒロインから闘神艶戯へ

タイトルが変わってもやる事はあまり変わらないです。

闘神艶戯 1 (二次元ドリームコミックス 184)闘神艶戯 1 (二次元ドリームコミックス 184)
(2009/08/13)
和馬村政

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スレイブヒロインズ16 (二次元ドリームコミックス180)スレイブヒロインズ16 (二次元ドリームコミックス180)
(2009/07/08)
藤岡とき空木次葉

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頑張って少女騎士になるラジオ コンプリートエディション / 大波こなみ、青葉りんご、金田まひる

頑張ったらなれるかな?

頑張って少女騎士になるラジオ コンプリートエディション / 大波こなみ、青葉りんご、金田まひる頑張って少女騎士になるラジオ コンプリートエディション / 大波こなみ、青葉りんご、金田まひる
(2009/06/26)
リトルウィッチ

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魔女っ子戦隊パステリオン 3

青いのが男の娘でしたね。
太古の記憶なのでうろ覚えですが、女体化はしてなかったと思います。

魔女っ子戦隊パステリオン 3 (IDコミックス REXコミックス)魔女っ子戦隊パステリオン 3 (IDコミックス REXコミックス)
(2009/09/09)
松沢 夏樹

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魔女っ子戦隊パステリオン 4 (IDコミックス REXコミックス)魔女っ子戦隊パステリオン 4 (IDコミックス REXコミックス)
(2009/09/09)
松沢 夏樹

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9月の新刊チェック

9/4 サファイア リボンの騎士(4)
9/9 パステリオン(3)(4) (ヒロインの一人が女装)
9/2  ストップ!!ひばりくん!コンプリートエディション(2)
9/9 コスプリ!(1)
     女子高生鍵師 サキ(1)
9/10 とろける調教BODY
     脳子の恋(中川翔子)
9/12 今日からペット!
     おたくのメガミさん
9 中 魔王サマ育成日誌
9/17 女竿師 命わずか (未確認だが、タイトルと作者から要チェック)
     海皇記(41)
     絶対可憐チルドレン(18)
9/18 シグルイ(13) 
9/19 少年巫女姫と龍の使い 
9/23 NECROMANCER(1)
     けんぷファー(3)
9/24 メイド★はじめました ~初めてのご奉仕~
     オリジナル ファーストフード擬人化
     Baby(11) ドドM特集 
9/25 ユーベルブラット(9)
     アンシーズ(二式さんの作品♪)
9/28 RIRIKA★ビューティフル(1)
9/29 DEEPS 潜入捜査官 美姫(2)
9/30 さのたかよし作品集(仮) 三和出版
     ウシジマくん(16)
     エクセルサーガ(23)
     性別が、ない(7)

THE IDOLM@STER 4th ANNIVERSARY PARTY SPECIAL DREAM TOUR’S!!(仮) [Blu-ray]

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(2009/10/02)
オムニバス

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おっ、 おんなの子あつかいするな~っ!!(4)

作.isakoさん
オープニングはこちら 前回(3)はこちら

第1章 可愛い弟には女装させよ
(2)

 入学式は土曜日にあり週明けの月曜日は新入生歓迎会に当てられていた。明日からは平常どおりの授業である。
 楓は柔道部の準備のため早く家をでたので1人での登校だ。嬉しそうな顔の母さんに見送られて家を出た。甘井学園の生徒の大多数は鉄道かバスあるいは両方を使って通学する。俺の家は偶然近いので徒歩で充分、いや20分くらいだ。えー、これはしゃれだ。
 この年になってまた女装するとは思わなかったけど7月までの我慢だ。9月からは隣の市の高校に編入すれば良い。もちろんそれまでに一瀬さん情報をしっかり集めなければ。
 そのとき突然強い風が吹いたので慌ててスカートとウィッグを抑えた。鬘を使うのは女性らしく見せるため髪のボリュームを増やすためである。もともと長さは肩くらいまではあった。
 スカートの裾を治していると挨拶された。ココロとソラの2人である。
「おはよう2人とも」
 
 そうそう、そういえばココロと同じ字を書くジンという男はココロの従弟だそうだ。そしてジンとソラは許婚(いいなずけ)同士。ただし嫌でも無理やり結婚させられるというほどきつい縛りではないと説明された。
 2人とも何かの家元の家系なのだろうか。考えてみればいわくありげな姓と名だった。平凡な俺の周りでは、これまでそんな話を聞いたことがない。もっとも幼児期を自他共に(母さんと楓は別にして)女と信じきって育った男を世間では平凡と言わないかな。
 特に話題があるわけではないけど、俺は話し始めた。なぜかって? 女っていうのは、そういうものだからだ。だてに9年間少女時代をすごしたわけではない。
「ここで会ったということは2人とも我が家のご近所様?」
駅は学校の反対側だし、バス停はもっと校門の近くにある。だから至極当たり前の推論だ。
 俺の質問にソラは小首をかしげ、ココロはにやにや笑いを浮かべた。何事にも例外はある。男の俺よりも口が重い女も居ないわけではない。
 反応が鈍いので他の話題に移る。男なら論理的矛盾がある点をついて会話を続けても良いところだが、女の会話はそういう具合には進まない。
「そういえばココロにも許婚はいるの?」
「まあね」と答えたココロの視線はソラに向けられている。
「すてきな人なの?」
「どうかなあ」
2人の視線が絡み火花がちり冷たい風が吹きぬける――ような気がした。この話題もだめ……。ひょっとしてココロの許婚をソラが好きなのか。さてと、偽女脳では話題を見つけるのが難しいぞ。そうだ! なんとかソラの興味を楓の柔道部に引き付けることができないかなあ。
「でさあ、今日の歓迎会だけど2人は見学するクラブとか決めてるの?」
 歓迎会は午前中体育館に全員を集めて行われ、午後からは自由行動が許される。
 俺はソラに向かって言ったのでココロは興味はあるらしいが黙っている。
「もみじは?」
「私は――2年生に姉がいて楓と言うんだけど柔道部所属なの――最初に見に行くつもりなんだ」
「では私も」
案ずるよりなんとやら。ソラは意外に簡単に同意した。
「2人だけはずるいな。私も行って良いの?」
「え? ええ、もちろん」
妙に張り合う2人が一緒なのは少し気になるけれど楓なら何とかするだろう。

 歓迎会は生徒の自主運営だ。それなりに出し物が工夫されており見ていても楽しかった。文科系クラブは実演が多くミニ文化祭のようである。
 会の中ほどで学園のクラブや同好会の特徴の説明があった。壇上にたったのは生徒会副会長をしている憧れの一瀬さんだ。男子の席からため息が上がる。下がれ下郎! あのお方は俺のものだ。
 見ていて一つ気になることがあった。3年生の現会長が後ろにいて彼女を前面に押し出しているということは、9月に行われるはずの次期会長選に推薦しているに等しい。ひょっとして恋のライバルなのか。今のままでは圧倒的に不利だぞ。
 ああ、いけない一瀬さんの話を聞かなきゃ。
「以上のように運動クラブには高いレベルのものが多く、それに応じて赫々(かくかく)たる成果をあげています。でも当学園の課外活動の特色はクラブが一部のスポーツエリートのためだけにあるのではなく、誰でも参加できるようになっているところにあります。こう言ってしまうと私がまるで学園側の回し者のようですが」
後ろの方の席で見学していた教師たちから笑い声が上がる。楓に聞いたところによると現会長と一瀬さんは教師と激しくやり合って生徒会の自主管理の範囲を大きく進展させていた。
「後ろの大きなお友だち、ご静粛に。確かに経験のない方が強豪クラブに入ってもレギュラーの席を取れないかもしれません。でもこう考えてはいかがでしょう。全国レベルの選手と練習できると。各クラブとも練習試合を多く取るように工夫しており……。ああ、その前に複数のクラブに所属するように勧めていることをお話しておくべきでしょうね。ですからどのクラブも練習試合には充分な人数を集めることができるのです。たとえば私も陸上部のハイジャン、テニス、それと冬にはスノボのダウンヒルの練習をしているんですよ。もちろん高校に入ってから始めたものばかりです。それから文科系……」
そのとき両脇の2人が俺の方をじっと見詰めているのに気付いた。
「なにかな?」
「あの人?」
清んだソラの瞳は台風の目のようだ。
「もみじ、副会長さんと知り合い?」
ココロの目はスパークしたように輝いている。
「どうしてそんなことを」
返事が返ってきやすそうなココロに問いかけた。
「だって、もみじの様子がさ」
ばれてもしかたないかな。何しろ憧れの人なんだから。
「あのね、2人は来なかったみたいだけど去年の体験入学のとき案内してくれたのが一瀬さんなの。でも私は大勢の中の1人だったからもう覚えてくれていないと思うな」
 そのとき盛大な拍手を受けながら壇から降りて通路を歩いてきた一瀬さんが真横で足を止めた。
「そうだ、もみじちゃん」
「れ、玲子先輩?」
「クラブの見学が終ったら生徒会室に顔を出してね」
「は、はい」
「もみじ?」
「もみじ!」
「なはは。覚えてくれていたみたい」

 午前中の行事が終った所で食事にした。もちろん2人も一緒だ。俺はそれなりに2人を気に入っていた。確かにちょっと……かなり変な電波系ではある。しかしそれを言い出したら女装の俺は変態系だろう。
 少し出遅れたので人気のカフェテリアは満員である。だから購買でパンを買って噴水のある中庭にでた。巨大な胃袋をもつ高校生のためにここの購買は下手なコンビにより売り場面積が大きく中学のときのパン争奪戦が嘘のようだ。
「もみじ、噴水の側で食べよう」
「暑そうじゃない?」
「きっと涼しい風が。ねえソラ?」
「ええ」
春の日差しは風がないと汗ばむほどだったが、近くのベンチに座ると2人の言う通り涼しい風が吹き心地よい。2人はここでも俺を挟んで座った。一瀬さん一直線でなければ心ときめくような美少女2人が近くに寄ってきてくれるのは嬉しいのだけど張り合う2人に均等に視線を配るのは難しい。特に口数の少ないソラは体を密着させたり触ってくるので冷静さを保つのに苦労する。
 別にソラが異状というわけではない。第一俺は女と思われているはずだし、女同士のコミュニケーションでは手をつないだり触りあうのはよく見られる現象だ。ただ日本人の習慣とは馴染まない所もあるので全員が必ず行うわけではなかった。
 サンドウィッチ2個とカフェオレ、物足りないけど女子学生としてはこれ以上は食べづらい。帰宅してからたくさん食べればいいさ。
 ヨーグルトを食べながら2人の個人事情を聞き出そうと務めた。なんだか暖簾に腕押しでもやもやしたところが多い。ただ2人とも自宅が遠いので学生マンションを借りているのは確かだ。
「1人暮らしに興味あるなら、週末になら遊びに来てもらってもいいよ。今はまだ片付いてないから」
「私も」
「ありがとう2人とも。でも週末はたぶん予定で埋まるから。ちょっと姉さんと約束がね」
「そう」
「いつでもいいよ、また言って」
見上げると秋のように空が高い。そういえば昼からは降水確率100%って言ってたのに……。まあ予定じゃなく予報だからね
 2人も食べ終わっていたのでトイレに誘い、少し髪をなおしてから柔道場へ向かった。

 楓は道場の玄関で待っていた。男子はぼつぼつ集まっているが、女子は俺たち3人だけのようだ。いくら一瀬さんが気軽に参加できると言っても、団体でインターハイ、金鷲旗、全国高等学校柔道選手権の三大大会を制し、皇后杯で優勝する者がいるんじゃ敷居が高い。かといって強ければ良いというわけにもいかない。潤沢な予算が欲しければ、学園の方針通り競技自体を楽しむレベルの部員も必要である。おまけに国際大会を拒否して柔道連盟の覚えの悪い姉のいるこの学園に優秀な経験者は集まらなかった。
「あらもう1人もお友だち?」
楓は嬉しそうだ。
「もみじの友人の雷神(ライジン)です」
「ええ?」
「ちょっとココロ」
「雷神と書いてイカズチ・ココロって言います。よろしくお願いします、お姉さま」
「カザマソラです。よろしく」
2人が楓に挨拶している間、何となく男子部員の方を見ていた俺は凍りついた。別に視線を集めているからではない。入学式であれほど目立てばそのくらいは止むを得ない。驚いたのは中学時代のクラスメートがいたせいだ。
 女装の過去を隠すため中学は学区から少し離れた私立に通っていた。俺がそのまま高等部に行かなかったのは一瀬さんのことがあったためで、たいていはそのまま進学する。中条健史がここに進学するとはとても意外だった。
 数秒後中条の視線が他の3人の方に逸れ恐怖の瞬間は過ぎ去った。ばれなかったらしい。
「大丈夫?」
気がつくとソラが心配げに見ている。
「え?」
「顔色」
「心配ないわ」
ソラの優しさに感激するまもなく楓が割り込んできた。
「ちょっともみじ、説明聞いてた?」
「え」
「ほらあなたも、道着とアンダーそれにスパッツよ」
見ると2人とも同じものを持っていた。
「姉さん、壁際で見学だけならこのままでも」
「だめだめ、道場は神聖なんだから。着替えていらっしゃい」
「ちょっと姉さん」
俺は慌てて楓を脇に引き寄せた。
「え? ごめん妹が話ししたいらしいから、ちょっとそこの2人をロッカールームまで案内してやって」
「いいわよ」
楓と親しいらしい部員がソラとココロを案内して行った。
「で、なんなのよ紅葉。今さら逃げようって言うの。あんたがいなくなったらあの2人も間違いなく消えそうじゃない」
「もう小学生じゃないんだから、一緒に着替えはまずいよ」
「あ!」
「『あ』って?」
「あなたが男なの忘れてた」

kouyou_momizi.jpg
イラスト:春乃 月

 付属するコーチ用の個室で着替えて道場に入った。隅にいたココロは元気に手を振りソラは小さな笑みで迎えてくれる。手を軽く上げて2人の側に座る。
 この建物は1階にロッカールームやトレーニングルームがあり、2階が大道場そして3階は、普段は閉鎖されているが、観覧席になっていた。だから離れてはいるけれど男子の様子も見える。中条は道着に着替えており冷やかしではなさそうだ。
 大きな咳払いが聞こえたので慌てて楓の方に注目する。
 キャプテンの3年生の説明によると夏以降は8名の2年生が主体になるということだ。3年生は強豪ぞろいでレギュラーに食い込んだのは楓だけだったはずだから今年は厳しいだろう。先輩たちの自己紹介に続き俺たちも挨拶することになった。
 少し離れていたココロからすることになる。変なことを言わねばいいが。
「一年生のイカズチココロです。残念ながら柔道のことはよく知らないので今日の見学を楽しみにしています」
次は俺。
「神名楓の妹の紅葉です。姉が普段練習している道場を見たくて見学に来ました。私も柔道の経験はありません。よろしくお願いします」
先輩たちは一応拍手してくれたが、がっかりした様子は隠せない。スポーツがいかにもできそうなココロや楓の妹に柔道の経験がなく見学だけと言い切ったのが残念なのだろう。無論1人だけ例外がいた。楓である。しかし本当にソラに才能があるのか。
「カザマソラです。もみじと一緒にいるのが希望です」
おいおい。
 ただ1人めげない楓はさっさと手順を決め練習を始めた。柔道自体は俺には珍しい物ではないので2人の連れの様子をうかがう。驚いたことに2人は熱心に見ていた。
「2人とも好きなの?」
「そりゃまあ」
「ええ」
「意外」
「もみじを好きじゃへんなのか」
「そうなの?」
「いえいえ。柔道よ」
「はじめて見るけどこう言うのは嫌いじゃない」
「お姉さん、強い」
「お……ぃ妹が言うのも変だけど姉は天才よ。あのさ、神名楓って聞いたことないの?」
2人は知らないという。昨年の活躍で楓は再び全国的に注目を受けてマスコミにもよく名前が出ていた。まあ誰もがスポーツに興味あるわけではないからなあ。
 
 しばらくしてアップの終った楓がソラを誘いに来た。さっそく指導する気らしい。なぜか対抗意識を燃やし始めたココロも立ち上がった。見ていると2人は動きがいい。楓が感心しているのが遠目でも良くわかった。
 観客に徹して過ごそうとする俺のところへキャプテンがやってきた。中重量級の北沢さんは身長が俺と大して変わりないので肥満型ではなく、脂肪は胸と尻に限局していた。おまけに美人である。一瀬さんを知らなかったら心が動いたかもしれない。俺って年上が好きなのかな。
「もみじちゃんはやらないの?」
「えーっと」
「見学の方には先輩を思う存分投げ飛ばせるっていう特典があるのよ」
「遠慮しておきます」
「じゃあ私のほうから相手をお願いするわ」
「なぜですか私は素人なのに」
「あなたのお姉さんがこう言ったのよ。5分以内に一本取る自信がない相手が世界中に1人だけいるって」
「それが」
「あなたなの」
もう! 楓のやついらぬことを。

 自分が男であると言う驚愕の事実を知った後、強くて優しくいつも守ってくれた姉は姿を消し、意地悪で女装を強いるドSの姉が俺の目の前に立ちはだかった。まあ楓が言うには可愛い妹が消え、汗臭い小僧が現れたそうだからお互い様なのかもしれない。
 姉との喧嘩に負ければ女装させられるのは必至である。俺は戦い続け中学生のころにはどうにか逃げおおせるようになっていた。勝てないのかって? それは無理だと思う。姉は天才だ。俺が一度でも勝てばさらにその上の強さを身につけるのは目に見えている。俺はかわし逃げ続けるだけだった。

 北沢さんに手を引かれ止む無く立ち上がる。
「柔道の経験はないの?」
「ええ、正式に指導を受けたことはありません。でも」
「でも?」
「たぶん受身は大丈夫だと思います」
北沢さんは振り向いて楓に声をかけた。
「神名さん、もみじちゃんのこと私が投げても大丈夫かなあ」
「平気ですよ、きっと。思い切りやっちゃってください」
「了解」
「え~」
冗談じゃないぞ。いくら楓からは逃げおおせるといっても、これまで他人とやったことはなかった。通用するのかどうかも全くわからない。
「心配しないで」
「そう言われても」
「2分間逃げ切ったらもみじちゃんの勝ちよ」
そっちかよ。

 面白がってよってきた楓の合図で喜劇が始まった。といっても北沢さんは真剣だし、そんな相手を見ればこちらもふざけてはいられない。第一気を抜けば怪我をする可能性だってあった。
 始まってすぐにわかったのは楓の強さだった。北沢さんが高校柔道界で立派な結果を出したのは俺も知っている。驚いたことにその動きが余裕で見切れた。
 得意技といえば逃げるしかないこちらとしては延々と組み手争いを続けるのが唯一の作戦だ。それでも少しすると2分間しのげそうなことがわかる。もちろん相手にも。
 いっそう激しくなった攻めを余裕をもっていなしながら時計を気にしたとき手が北沢さんの胸に触てしまった。無意識につるぺったんの楓相手のつもりで体が動いたのだろう。
 うっ、ノーブラ?
 一瞬の隙を見逃さず北沢さんは俺を引き付け左足を送る。それをぎりぎりですかしたところで時間切れになった。
「それまで!」
「すごいわ、もみじちゃん」
すかされてバランスを崩した北沢さんを支えたので抱き合った形のままだ。男であることがばれそうな気がして慌てて離れた。
「偶然ですよ」
「私の内股の切れは悪くなかったもの。恐るべき素人だわ。柔道始めるべきよ」
「それはちょっと」
側に来た楓に助けを求める視線を向けたのだが、簡単に裏切りやがった。
「入部してくれないと困るわ」
「姉さん」
「あなたの友だち2人は、とても有望なんだけど、一緒じゃないと入らないって言うんだもの」
俺は慌てて楓の手を引いて道場の隅に連れて行った。女子柔道部員の期待に満ちた視線が痛い。
「まずいよ、姉さん」
「なにがよ」
この人はまた俺が男なのを忘れたのだろうか。
「女装だけでも問題なのに、女子として柔道をするわけにはいかないよ」
「あら私は男子とも乱取りするわよ。良い男なら」
「でも試合はさあ」
「うーん。確かに神名楓の妹が男だとばれるとまずいわねえ」
この際表現の微妙な歪みにこだわっている場合じゃない。
「だから無理だって」
「私に任せて」
「そりゃ姉さんに頼むしかないさ」
楓は俺を押しながら皆の下へ戻り予想外の話を始めた。
「妹の紅葉は北沢キャプテンの指導で柔道が好きになったようですが」
「え゛?」
「あら、うれしい」
「スポーツの上のこととは言え争いは嫌だとぬかすので対外試合免除ということで入部を許可していただければ」
「私は認めるわ。だってあなたの良い練習相手が務まるでしょうから」
そういう北沢さんの発言に楓はにんまり笑いながら俺の方を見た。
「計ったな」
姉の耳元でこうささやいたのが俺の唯一の抵抗だった。



 その後1時間ほどして道場を出た時には、すっかり疲れきってしまった。楓の発言で気を良くした北沢キャプテンのマンツーマン指導が原因だ。男としては待ってましたと言うべきなんだろう。2才年上のお姉さまが、しかも楓とは全く別の生物のような体のつくり(例えば胸とかバストとか乳……あ、なんでもない)のお方がこちらを女と信じて組み手をしてくださるのだから。しかし実際は男と見破られては大変と生きた心地もせず、楽しむどころではなかった。『私もよくよく運のない男だ』
 それに比べて同行の2人に疲れた様子はない。おまけになんだか楽しそうだ。
「2人とも元気そうだから興味があるクラブがあるならまわってみる?」
「もみじが行きたいところでいいわよ」
「私も」
「そうねー」
中学時代所属していたバスケや郊外のスクールに通っているテニスは行って見たい気もする。しかし見たいのは男子の部活であり、この姿では入部してもマネジだ。うーん、ぞっとしないぜ。かといって女子のクラブへ行けば柔道部の二の舞になる。それに対外試合は嫌などという勝手な条件は飲んでもらえそうになかった。
 それなら気になることを片づけよう。
「私、先に生徒会室に顔を出してくる」
「付き合うわよ、もみじ」
「え?」
「私も」
「あ、ありがとう」
2人が一瀬さんを見る目が険しかったのでできれば1人でと思ったのだけど無理らしい。2人は神名もみじに好意をもってくれていた。女同士なら親友になれたかも知れない。でも俺は男、彼女たちを裏切っている存在だ。だからどうも強く出れない。
 生徒会室は主に文科系の部室がある旧校舎の1階にある。渡り廊下を歩いていると後ろから駆け寄る足音とともに声をかけられた。
「早かったのね」
一瀬さんだ。
「柔道部に時間がかかったので他へまわる前にと思って」
「ありがとう。お友だちも?」
1人の方がよければという暇もない。
「嬉しいわ。部室にどうぞ」
「部室? ですか」
一瀬さんは生徒会室の前を通り過ぎて階段に向かっている。
「ええ。生徒会室は待ち合わせ場所よ。校内マップにも記載されていないから」
一瀬さんのクラブ活動で文科系の空き部屋を使っているとすればスキースノーボードだろう。シーズンオフにもオフトレなどで活動するなら会う機会を増やすチャンスだ。どうせ冬にはいないんだし。
「興味があります。アルペンの板で滑ってみたいなあ」
「なんのこと?」
突然一瀬さんが立ち止まり振り向いたので軽くぶつかってしまう。
「す、すみません」
顔が真赤になったのが自分でもわかる。
「そんなに緊張しなくても」
「あ、あ、あのー、てっきりスノーボードの勧誘かと」
「入ってくれるの? 嬉しいなあ」
「はい!」
「もみじが入るなら私も……たぶん2名追加ね」
「ええ」
「うんうん、冬も楽しくなりそうね。さて」
一瀬さんは鍵をあけドアをさっと開いた。
「1年生諸君、新野球部へようこそ」



 俺は狐につままれたような顔をしていたに違いない。甘井学園には今年も夏の甲子園へいけそうな野球部がすでにあった。
「女子野球部ということでしょうか」
「女子野球の大会参加も視野に入れているけど目標は男子チームの撃破ね」
「硬式でですか」
「もちろん。もみじちゃんは不可能と思うの?」
「相手によりけりでしょう」
「うん。一応ね男子チームとやる時はこちらも2名まで男子を先発させていいようにと交渉するつもりよ」
「バッテリーですか」
「詳しいわねえ。もちろん女子だけで戦いたいけど勝つのが目的だからね」
「交渉というと公式戦では」
「とりあえず公式戦は女子の大会のみで、男子との戦いは練習試合ってところが妥当じゃないかしら。それで参加してくれるかな?」
「野球の経験はありませんけど」
「そりゃそうでしょう。まだまだ野球をやっている女子は少ないからね。あなたが入ってくれれば後ろの2人も来てくれそうだし、それに何より神名楓も参加してくれるから強力よ」
「姉が?」
俺が一瀬さんに近づけるようにしてくれたのだろうか。
「ひどいのよ。親友の頼みを聞いてくれずに妹が入るならなんて言うんだから」
「親友」
結局俺の猛烈な受験勉強と女装は必要なかったってことか。さっさと紹介してもらえば……。いやいや俺はそれを望まなかっただろう。
「あら聞いてないの。私と神名は中1からずっと同じクラスなの」
「姉は柔道の特待生で入りなおしたんではないのですか」
6年コースにも形ばかりの進級テストがある。楓はそれを拒否した。
「形はそうだけど学校側も事情は知ってるから。あの神名だもの」
「はあ」
日本柔道会界の希望を踏みにじる女ということだろうか。確かに国際試合拒否は単なるわがままだ。でも出場するかどうかは個人の自由だろう。
「それに比べて妹さんの可愛いこと」
「そんなー」
2人きりの世界は2つの咳払いで打ち破られた。ソラとココロの質問を受け一瀬さんは簡単に状況を説明してくれた。
「あなた方3人と……入ってくれるのよね」
俺も2人もうなずく。
「うん! これで神名(可愛くない方のね)を入れて12名になるから今日クラブとして成立するわ。生徒会の手続きは終えてるし学校側の許可ももらってある。もちろん予算も確保済みよ。用具は今からそろえるから来週早々には練習開始ね。さてこの書類に署名してくれるかな。もみじちゃんの姉さんにも書いてもらって学校側に提出したいから」

 一瀬さんが書類を持って部屋を出て行ったあとあずかった鍵で部屋を閉めて事務室へ向かう。もちろん2人も一緒だ。渡り廊下まで戻ったところで突然ココロが話しかけてきた。
「あのさあ」
「何かしら」
「野球ってなんだ?」



 翌日からはもう授業が始まる。私たち3人は偶然みな4組だった。1年生は7クラス、AとBは内部生の6年制、1から4組が高校を受験した外部生で一部の一芸入試組を含んでいる。そして5組は高レベルの一芸入試組でなかにはスポーツのプロも含まれていた。ただ人数も少なく毎日授業を受けにくるわけでもない。生徒たちは通信教育クラスとかプロ組、あるいは星組と呼んでいる。

 教室に入ると黒板に五十音順に席の配置が書いてあった。ココロは機嫌が悪い。ソラと俺は、風魔(かざま)と神名で前後の席なのに彼女はイカズチだから窓際の2番目の席なのだ。すぐに席変えがあるはずとココロを慰めていると前の席の人が登校して来たので場所を空けた。
「おはよう神名さん」
「あ」
体験入学のとき一緒に昼食を食べた娘だ。俺に見覚えがあると言っていたっけ。そういわれて改めて見るとどこかで会ったような気もする。
「おはよう。どうして名前を」
「さっから校門のところで配っているわ」
彼女がとり出したのは俺が一面にでかでかと出ている学園新聞だ。ぎりぎりのところで通り抜けたらしい。しばらく注目を浴びそうだ。
「あなたのお名前は」
「青木、青木晶(しょう)」
4人でまわったクラブの話をしているうちに予鈴が鳴り担任が入ってきた。
 堀田という男性教師は20代らしいく元気な声で出席を取り始めた。
「青木ショウそれとも……アキラかな?」
俺は思わず叫んでいた。
「アキラ君!」
相手も思い出したらしい。
「そうだ、もみじちゃんだ!」
青木晶が小さいころ男の子として育てられていたのをこの時はじめて知った。

 そして翌日、学園新聞の号外が出た。
『神名紅葉、初恋の人と再会! 運命の彼氏は女の子?』

<つづく>

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