FC2ブログ

Latest Entries

東大で教えた就職学

良書。
オレも就職時にこれを読んでいれば今よりもっとアレでしたのにw
東大生はそれまでの投資時間が大きいのですから就職と言うギャンブルにあたり知識を押さえて的確に対処(しようと)するのは良い事ですね。東大生でない方も、既に就職してしまった方も読めば得るものが多いと思います。特に若い方にお勧め。

東大で教えた就職学東大で教えた就職学
(2009/08/28)
草間俊介

商品詳細を見る

えくせれんとぷにっと―亜方逸樹画集 (MOEOHセレクション)

えくせれんとぷにっと―亜方逸樹画集 (MOEOHセレクション)えくせれんとぷにっと―亜方逸樹画集 (MOEOHセレクション)
(2009/09)
亜方 逸樹

商品詳細を見る

ヘッドフォン少女画報

ヘッドフォン少女画報ヘッドフォン少女画報
(2009/08/12)
不明

商品詳細を見る

投稿入れ替わり小説 『僕だった彼女』 <中> by.りゅうのみや

「いっただきまーす♪」
そう言いながら龍一は三段に積まれたホットケーキを食べ始めている。
ここは喫茶店、朝食を抜いた罰として奢る羽目になった。
財布は中身だけ交換され、手元には万札三枚が入っているが、
なぜか迷惑料として一枚ピンハネされた。
どうして……、本当なら好きな人とのデートに使うつもりが……
「もう一人のお客様も何かご注文はありませんでしょうか?」
自分のお金で食べるのだし、あまり注文しないようなデザートでも頼んでみるか。
「えっとこのチョコレートとカスタードのアイスを……イタッ!」
テーブルからでは死角となっているが、右手を龍一に思いっきりつねられた。
「(何勝手に頼もうとしているの!?)」
「(え? だ、だって精算は僕持ちだけど……)」
「(カロリー高めのデザート頼んで太らせるつもり?
あんたにはこのメニューがぴったりなのよ!)」
そう囁きながらメニューに指差したのは……
まさか…、これを注文しろというのか……
「え……えっと、特選青汁をお願いします」
「はい、かしこまりました」
一瞬周りの空気が凍りついたような気がする。
くっそ~、こんな可愛い顔しながら渋いメニューを
選ばなければならないなんて、新手の嫌がらせか……

「なんでこんなメニュー頼まないといけないの……」
出された青汁は特選というだけあって凄かった。
まず色が凄まじかった。
青汁なのに青くなかった。
いや、七割方は青いのだが、何か青いブツブツというかモロモロとした粒があり、
残り三割は赤とかオレンジとか黄色い粒であり、全然汁ではなかった。
おまけに糸まで引いているし……
あまりに毒々しい色合いなので、店員にレシピを訊ねてみた。
どうやらホウレンソウやピーマンやパセリが主体で、
その他は人参や柚子の皮、パイナップルをミキサーにかけたものらしい。
糸の原因はオクラらしい……
こ、これを飲めというのか、何かの罰ゲームじゃあないだろうか……
ズズッ
「ご、ごめんちょっとトイレ……!」

……
…………
「……凄かった」
げっそりした顔でそう言った。
こんなもの二度と飲みたくなかった。
「あら、あんたに飲んでもらうために注文させたんじゃないのだけど」
「だったら何のために……!」
「ごめんね~、実は私別れたい彼がいてね、
で、どうやって別れ話を切り出そうか困っていたのよ」
「それでああいった手引書で勉強したり青汁を頼んだりしたのか?」
「青汁はそうだけど、あれは結局まだ読んでないわよ」
……つまりこの性格は地だというわけか。
この性格に惚れ込んだ人ってどんな人だろうか……
いや、彼女結構可愛いから面食いなのかも。
それ以前に、一日で二回も別れ話に縁があるとは、
僕ってそれほど恋愛とは無縁の人生を歩むということなのかな……
そう思いつつ何かの縁だと思い、彼女の助けになろうと
『別れを切り出す101の奥義』を手に取った。

『1.デートの30分遅刻は当たり前
 2.借りたものは絶対に返さない
 3.デレ要素の全くないツン状態
 ……
 ………
 101.喫茶店で青汁を飲ませる』

「しっかりと青汁のアドバイスがあるし!」
「知らないわよ、偶然よ偶然」
偶然だとするとありのままの自分でいることが、
一番彼女にとっては別れさせやすいということか……

「よぉ加奈、遅れてすまんな」
軽そうな声と共に目の前にキザ男がやって来た。
「(えっと、この人が別れたい彼?)」
「(そう、そうなのよ。しかも待ち合わせ時間を45分遅刻しているし)」
一番目の項目を相手の方がしでかすとは、なかなかの猛者だ。
だが、僕達がここにやって来たのも15分前なので、
やはりこちらにも条件にかなってしまう。
もっとも僕の衝突・失恋イベントのせいで余計な時間を喰らったのだが。
しかし……
これは結構やばい状況ではないだろうか……。
「あれぇ? 加奈、こいつ誰だよ!」
そう言いながら龍一を指差す。
いや、そいつが付き合っている相手の加奈だけど……
「僕……いえ私、この人と付き合おうと思っていて別れを切り出そうと……」
それ以前に男と付き合うつもりなど毛頭ない。
これは龍一の意志であると同時に、僕の意志でもある。
「なにぃ、俺のことが嫌いになったというのか!」
逆上のあまり騒ぎたてる男。
ひ、ひえぇぇっ、怖いよぉ。
「ちょっと、俺の女に酷いことするようなやつは……撃つわよ」
「撃つ……? お前まさか……」
龍一の言葉に即座に反応した男。
もしかして彼女は普段からそういった乱暴な言葉を使うため、
相手に勘付かれたのかもしれない。

「あのあの! これ、私の気持ちです。
私のことが好きなら全部一気に飲んでください!」
そう言いながら一口飲んだだけでゲロった青汁を差し出す。
「ん? なんか誰かが飲んだ跡があるようだが……」
「わ、私が先に一口飲んだのです。
間接キスのようなものですから、跡に合せて飲んでください!」
よく考えれば別に意識して女言葉を使うより、
多少荒っぽい言葉使いの方が自然だと思った。
「なるほどね、心変りしたというのか。
よく見ておけそこの貧相な男よ!
お前には一生加奈の間接キッスにあずかる
ことはできないことを、身を持って知るがいい!」

ゴクゴクゴクゴク

「………………、プシューーーーッ!」
バタン!
あーぁ、こんなまずいのを一気飲みするから体がついていけなかったか。
「ご愁傷様、あんたには暫く眠ってもらうわ」
そう言うなり龍一は倒れた男の額にセロハンテープで紙切れを貼った。
「龍一、何を貼ったんだ?」
「ホットケーキと青汁の請求書」
「ま、まずいだろ、何も頼んでいない男に代金を支払ってもらうなど」
「だからあんたはアマちゃんなのよ、
別れを切り出すには多少冷たくあしらうのがいいのよ。
それに彼、青汁を飲んだし」
こいつのあしらい方は桁違いだ。
そう思いながら請求書の裏面に何か殴り書きが書かれているのに気付いた。
『あんたなんか嫌い嫌い、だーい嫌い!
私が別れたいのに未練たらたらだし、
こうでもしないといけないなんて鈍感過ぎなのよ!
べーだ! Byあんたの『元』彼女:小笠原加奈』
容赦ないな、こいつ。
そう思いながらも強引に腕を引っ張る
龍一によって、店を後にする結果となった。

そして今はさっき振られた公園にいる。
「はー、これでやっと肩の荷が下りたって感じよ」
「大丈夫かな、あれで」
「いいのよ。それよりどうやったら元に戻れるのかな?」
「さあ、お約束としたらぶつかったら戻るのかな?
それとも………」

タタタタタタタタ ドゴッ
「ギャッ!」

ゴロゴロゴロ
龍一のおよそ50mの助走付きタックルにより、
僕は空高く舞い上がり豪快に吹っ飛ばされた。
「加奈の嘘つきー、ぶつかっても変わんないじゃない!」
お、お約束は頭と頭がぶつかって元に戻るのであって、
決して肩でお腹をぶつけるのじゃないのだが……
あまりの痛さに反論できなかった。
もっとも気を取り戻した時にそのことを言ったら、
仲良く頭を押さえる結果になった。
あ……、頭が割れそうだ。

<つづく>

«  | HOME |  »

DMMさんの宣伝

 

初めての人はこちら

ts_novel.jpg

 

性の揺らぎに関する作品でお勧めのもの

ts_syouhin_20090318225626.jpg

 

性の揺らぎに関する作品(一般)

ts_syouhinもと

 

ブログ内検索

 

最近のコメント

プロフィール

あむぁい

  • Author:あむぁい
  • 男の子が女の子に変身してひどい目にあっちゃうような小説を作ってます。イラストはパートナーの巴ちゃん画のオレの変身前後の姿。リンクフリーです。本ブログに掲載されている文章・画像のうち著作物であるものに関しては、無断転載禁止です。わたし自身が著作者または著作権者である部分については、4000文字あたり10000円で掲載を許可しますが、著作者表記などはきちんと行ってください。もちろん、法的に正しい引用や私的複製に関しては無許可かつ無料でOKです。適当におだてれば無料掲載も可能です。
    二次著作は禁止しません。改変やアレンジ、パロディもご自由に。連絡欲しいですし、投稿希望ですけど。

 

全記事表示リンク

ブロとも申請フォーム

月別アーカイブ

 

最近の記事

 

ブロとも一覧


■ ブログ名:M物語(TSF小説)

 

カテゴリー

新メールフォーム

イラスト企画ご案内

20080810semini.jpg

 

リンク

RSSフィード

2009-09