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「女装と男装」の文化史

やっぱり流行ってるのでしょうかねえ。

内容紹介
男装女装に表象される性別越境の現実と深層
古今東西の様々なメディアに現れてきた異性装は、多様化を極める性の現実の象徴だ。古事記からジャニーズまで、ベルばらからシェイクスピアまで縦横無尽に分析!

「女装と男装」の文化史 (講談社選書メチエ 450)「女装と男装」の文化史 (講談社選書メチエ 450)
(2009/10/09)
佐伯 順子

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オトコノコ倶楽部 2

リアル系の女装子さんメインの本。前回はネタで置いていたのですが、ネタにご理解のある方が多いのか、実需があったのか結構売れましたw近日発売。

オトコノコ倶楽部 2オトコノコ倶楽部 2
(2009/10/08)
不明

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投稿入れ替わり小説 マインドちぇんじ☆ 僕だった彼女外伝(後編) 

by.りゅうのみや

「よぉ加奈、遅れてすまんな」
軽そうな声と共に目の前にキザ男がやって来た。
「(えっと、この人が別れたい彼?)」
「(コクコク)」
私の背中に隠れて何度も頷く龍一。
……よっぽど嫌われているのだろう。
今までは虚勢を張って反発していたかもしれないけど、
私によって仮面を捨て去った彼女は、強がることを放棄したようだ。
「こんにちは、だいぶ遅れているようだけど、……いい加減にしてくれる?」
今度は私が龍一の代わりに強がりをみせる番だ。
しかし、それは圧力に反発する強がりではなく、別れるためのものだった。
「つれないなぁ、少しは可愛さを振るまえばいいのに……
ん? 加奈……、この男誰だよ!」
「私ね、もううんざりしちゃったの、あなたに縛られることが……
そんな時、傷心の私を慰めてくれたのが彼だったの。
嬉しくて……ただ嬉しくて……、この人とならうまくいけるって思えてきたの」

今までの状況を纏めるとそうなるが、立場が逆である。
やっぱり元男だから少しはカッコいいところを見せなきゃ。
「なにぃ、俺の代わりにそこのこわっぱを選んだというのか!」
そう言いながら人を指すかのような視線で龍一の方を睨む。
ビクッと身を強張らせ服にしがみついてくる。
よっぽど怖いようだ。
でもそれならそうと心置きなく切り札を使えるので、かえって都合がいい。
「何よ、ここで大事なのは私とあなたとの問題でしょ、彼は関係ないわよ。
さっきも言ったけど私の心はあなたのもとにはもうないわよ。
疑っているのなら試してもいいんだけど……」
「試すだと? どのように?」
「ここは喫茶店だから喫茶店らしい挑戦を用意するわ。
今からお互いのために一品づつメニューを注文します。
私がもしあなたの好きな料理ばかり注文するなら、
それは言うまでもなくあなたのことが好きだという証拠。
でも逆に嫌いな料理ばかり頼むということは……」
「面白い、受けて立とう!」
「ああ、それから出された料理は全て食べきること、いいわね」
「おうっ」
うふふっ、あなたはもう私の計略にまんまと嵌ったわ。
さぁ、いい声を出して喚き苦しむといいわ。


「お待たせしました、カスタードプリンと納豆サンドになります」
私のもとにはプリンが、言うまでもなく彼の方には納豆サンドが置かれた。
「ぐっ……ぐむぅ………」
「あれぇ? あなたの為にサンドイッチを用意したのよ。
どうして食べないの……?」
顔では心配そうな悩ましげな表情をしているが、心の中で大笑いしている。
「い……いや、これは……卑怯だぞ!」
「卑怯? 何が?」
「加奈、お前わざと俺が嫌いなメニュー頼んだろ?」
「あれぇ? 最初にそういうルールだって言ったでしょ。
それに好きなメニューだと間違って覚えて注文したのよ。
せっかくあなたの為に頼んだのに……私のこと、嫌い?」
上目遣いで甘い声で囁かれれば、不利な条件を飲んだのだろう。
肩をワナワナ震えながら納豆サンドを食べ始めた。
一口するごとに手を止めて深呼吸する様は滑稽そのものだった。
おまけに糸切るのが苦手なのかあちこちに撒き散らし上着を汚しているし。

「ごちそうさま~、いやーカスタードのプリンって
久しぶりだったから、すっごく嬉しかったよ」
「…………」
よっぽど嫌な食べ物を口にしたのだろう、感想はなかった。

暫くして、次のメニューがやって来た。
「お待たせしました、チーズケーキとヨーグルトになります」
お、やっぱりそう来たか。
龍一はチーズが大の苦手で、チーズケーキでさえ口にできないらしい。
さっきの復讐というわけか。
しかし彼には大きな誤算がある。
つまり『本来の加奈』に出されたのならその反撃は成立するのだが、
今の私は『入れ替わった加奈』だから痛くもなんともない。
むしろ私はチーズケーキには目がないくらいだし。
「わぁ、すっごいものを注文したわね~
じゃあ、美味しく頂きまーす」
フォークでストンとケーキを切り落とし、切れ端を拾って口に運ぶ。
「うーん、甘くてチーズの香りが口いっぱいに
広がって何とも上品な味わい……
こんなに美味しいチーズを頂けて夢みたい」
素直に感想を述べる。
「…………」

こうなると逆境に立たされたのはやっぱり彼の方といえる。
先程と同じ泣き落とし戦法に屈して食べる羽目になった。
暫くして……
「うっ……、加奈、謀ったな!」
そう言うと彼は大急ぎでトイレに向かった。
彼はいわゆる牛乳を飲むと下痢をするタイプで、
ヨーグルトでもそうなるらしい。
嫌いなメニューではないにしてもイヤらしい責めであることに違いない。

「あんたも相当タフだねー、よく体が持つわね」
戻ってきて間髪入れずに酷い言葉を投げつける。
「う、うるせー。それにすでに用意しているコーラは何だ!?」
「何って3ラウンドはコーラよ、コーラ」
「こ、今度こそ変哲もないコーラだよな……、よ、ようし」
あーぁ、相当の馬鹿だこいつ。
「へへっ、何ともねぇじゃねえか……………ホ、ホゲェ!」
バタッ
「……終わったのね」
「か、加奈ちゃん、何を飲ませたの?」
「コーラよ、ただの」
「で、でもコーラで失神するなんて考えられないわ」
「黒いと何入れてもばれないのよね、
……テーブルに置いてあるタバスコを丸ごと入れても」
起き上った時に記憶喪失してくれたら助かるのだけど……
まぁ、ここまでしておけは深層心理に深い傷を負っているから、
彼の方から避けてくれるはずだし、結果オーライか。


馬鹿な彼を残したまま私達は喫茶店を後にした。
「ところで加奈ちゃん、店を出る時お金払った?」
「払ってないわよ、そんなの」
そっけない態度で答える。
「え!? じゃ、じゃあ……無銭飲食?」
「そんなわけないじゃない、彼に払ってもらうわ。
……額に請求書貼ってね、ついでに裏面に『悪霊退散』という殴り書きしたわよ」
ああいう馬鹿はストレートかつ強引にあしらわないと何されるか分かんないわ。
「か、加奈ちゃん……ちょっと性格変わったわね」
「変わった? どういう風に」
「主導権はもうすっかり加奈ちゃんに移ったし、良くいえば物怖じしない、
言い方を変えればちょっと押しが強くなって、怖くなってきた……」
「もしかして嫌いになったりしちゃった?」
「ううん、そういう加奈ちゃんも嫌いじゃないわ。
でも、私のことをいつも好きでいて欲しい、
好きな時にいつでも甘えられる存在でいてほしい。
それって……私の我儘かな………?」
あ……、また怯えた目で、上目遣いで尋ねてきた。
「ううん、龍一が私を好きなのと同じように私もすごく好きだから、
お互いが好き同士だとすっごく心が温まるよ」
「ありがとう加奈ちゃん……、手……握ってもいい?」
龍一ってやっぱり可愛いなー。
私は何も言わず軽く会釈して言われるままに握った。

もし龍一が加奈のままだったら私達の関係はどうなっていたことだろう……
多分両方甘えたで、それはそれで十分成立するかもしれない。
でも私は変わってしまった。
もう、控えめな性格に戻りそうもないし、
無理に性格なんて変えようとしたら人格が破綻するかもしれない。
だからといって今の性格がベストとは思えない。
我儘で強引な傾向が強くなれば粗暴になり、人の心に無頓着になりやすい。
それに……龍一の性格は私にとって必要なものだと思う。
甘えただけど、甘えることに関しては意外と押しが強く、
そのため守ってあげたい、可愛がってあげたいと母性本能をくすぐる。
そうした思いが私の強引な性向にブレーキをかけてくれる。
結局私達は二人で一つ、互いの存在がなくてはならない。
そういう意味ではこの入れ替わりという偶然の悪戯も悪くはないかもしれない。

「加奈ちゃん、どうしたの?」
物思いにふけっている私を心配そうに見つめている。
「ん? いや、龍一に逢えてよかったなって」
「も、もう……恥ずかしいじゃない!
でも………凄く嬉しい……」
俯き加減に頬を染める龍一を見ていると、
なんだか悪戯したい気持ちがムラムラと湧き上がってゆく。
「むふふー龍一」
「な、何かな加奈ちゃん……」
「私達は入れ替わっちゃたよねー」
「う、うんそうよね」
「だから色々と自分の体のことが分からないってことになるよね」
「そ、そうだけど……何かな?」
「もちろん私の体について分からないことは色々教えてくれるよね?」
「え…………、ええぇーーーーーっ!?」
ふふふ、わかりやすい反応を示してくれる。
可愛いんだから。
「じゃあ早速『良い所』に行きましょ」
「ちょ、ちょっと加奈ちゃんどこ行こうとしてるのよ」
「だからいい所」
「答えになってないよー、って置いていかないでよーっ」


「とうちゃーく、ここが言っていたいい所よ」
「え、ここなの? てっきり……」
「てっきり……何?」
「い、いえ何でもないです!」
「ホテルに行くと思ったでしょ」
「ーーーーーーーーーっ!!」
声にもならない叫びを挙げる龍一。
やっぱり図星か。
「ここはどこか分かるよね」
「う、うんブティックだよね」
「そう、その通り。
女性になったから下着の着方とか分からないじゃない」
「ああそっか、そうよね。
教えてくれる人がいないと着方が分からないよね」
「そこでね……龍一、あなたも一緒に試着室に来て教えてほしいの」
「え、ええぇっ!?」

「だって、入れ替わったからといっても私は元男の子よ。
女性店員にしかも至近距離で私の体の至るところを触るんだよ。
そんな展開、男だったら何も起きないわけないでしょ」
「そ、それは勿論そうかもしれないけど……」
「それに別の見方をすれば一枚のカーテンという空間を隔てて、
あんなことやこんなことをされちゃうのよ。
そういえば一昔の歌にこんなのがあったかな?
誰も触れない 二人だけの国 だったかな?
あなたは店の入り口でポツンと寂しく待っていなければならないのよ。
それで良ければ待っていてもいいのよ」
「わ、わたしが試着室に入って是非とも指導してあげます!」
墜ちたな。
私達は意気揚々とブティックの中に入っていった。

「うわっ、やっぱり二人だと狭いのね」
「加奈ちゃん、これが加奈ちゃんのサイズに合ったブラジャーよ」
龍一の手には花柄の刺繍が縫い込まれた可愛らしいピンクのブラジャーがあった。
へぇ、流石に元自分の体というだけあって手慣れているのね。
龍一はせかせかと大急ぎでブラを探していたのか、
ただ試着室に行くだけでいいはずの私より先に入っていたのにはびっくりした。
じゃあ早速服を脱いでブラも外していけばいいんだよね。
あれ? ホックを上手く外せられないね……
「ほら、こうして……ね、ちゃんとできたでしょ」
後ろに回していた手に龍一がその上から手を添えて、
感覚を掴むように外し方を教えてくれた。
「うん、ありがとう龍一」
ナデナデナデ……
「はうっ……、加奈ちゃん恥ずかしい………」
「あれ? 嫌だったの?」
「ううん……もう少し、いい?」
「うん、いいわよ」
ナデナデナデ……
撫でる度に頬を染めてゆく龍一。

飴と鞭の法則というのかな、
ちょっと恥ずかしい要求をしてもそれ以上に優しくすると、
相殺されてお釣りが返ってくるタイプだと思う。
前の彼ももしかしたらそこを付け込んだ可能性もあるが、
いつの間にかバランスを崩したのかもしれない。
私も無茶な要求ばかりするのでなく、
愛情をふんだんに注がないと嫌われるかもしれない。
「じゃあ、早速穿き方を教えてくれるかな?」
「はい、まずはストラップを通してホックを掛けてみて」
渡されたブラを手に取りストラップを通して胸に巻きつけてみた。
後ろに手を回すのって男の時は難しかったけど、
やっぱり女の子って違うのね、体が柔らかいから簡単に手が届く。
外す時に龍一の指導でコツを掴んだから、
今度はすぐにホックを留めることができた。

「なんか胸が垂れ下がって上半身が重たく感じるけど…?」
「ああ、ストラップが長すぎたんだね。
位置を調整してあげるから丁度いいと思う所を言ってね」
手慣れた手つきでストラップを調整してくれるので結構楽だが、
新しいブラを買う度にこういうことを自分でしないといけないんだなー。
ちょっぴり女になったなと感慨深くなった。
もしかしたら私、女の子になりたかったのかもしれない。
だってこれからは可愛らしい服を誰も咎めることなく着ることができるんだから。
女の子が着る服って何があるのかなー。
キャミソールにスカートにワンピースに、
ええっと……カーディガンにチュニックにスパッツ……
それから……
とにかくいっぱい自分を磨けるのかぁ、いいなー女の子って素敵♪
「…な…ゃん、……加奈ちゃん?」
「え、どうしたの?」
「だから、長さはどうって何度も訊いていたじゃない」
「あぁそうだよね、………うん、丁度いい感じ。
そっかー、ストラップが胸を吊り下げているのね」

「じゃあちょっとだけ胸を触るけど、いいかな?」
「いいけど……、へぇ……なるほどぉ…………ふふっ♪」
「な、なに、その不敵な笑みは?」
「だって龍一ってば、いくら私のこと好きだからって、
こんなところで胸を揉もうとするなんて意外と大胆じゃない。
でも、ここはそういう所じゃないから別の場所でしようね」
「な、なななな……ち、違うんだから!
胸の周りの肉をブラの中に押し込んであげるって言ってるの!
(そ、そりゃ別に加奈ちゃんの胸を揉みたくなくはないけど……)」
「え? 何か言った?」
ちゃんと聞きとれなかったが、
顔を真っ赤にしてぼそっと言うからには私に対して好意的な内容だろう。
「いっ言えるわけないじゃない、そんなこと!」
「龍一、声が大きいわよ。
こんなとこ、人に見せられないでしょ」
「う………」

今の現状を再認識したのか、
龍一は無言で私の周りの肉を寄せ集めてブラに押し込んでいった。
自分の手ではないので感じるところを肌で触られるというのは、
次第にぬるま湯のような穏やかな快感へと変化してゆく。
流石にこれで昇りつめたりしないが、夢心地の快感に夢中になってゆく。
「龍一、もっと……もっと強くもんで……」
「な、なにひとりで盛り上がってるのよ!
こんな所で感じている場合じゃないでしょ」
「だってあなたの指遣いがとっても上手で、気持ちいいの……
お願い……もっと気持ちいいこと……シテ」
半分は演技でもう半分は本気だ。
龍一がどういった反応を示すかちょっとだけ気になった。
「もう、これで勘弁してね」
ちょっぴり諦めた口調で私の顔に近づき……

チュッ
「……え、りゅういち……?」
「流石にこれで充分でしょ」
初めてのキス
唇が触れ合う程度の軽いものだったが、
相思相愛の相手だったのが何よりも嬉しかった。
「ねぇ龍一……、もう一回お願い」
「い、いやその恰好でもう一度すると自分を抑えられなくなる……」
あ……
そういえばブラとパンティ以外は何も身に纏っていなかった。
でも龍一も男の子としての生理現象に早くも目覚めてきているらしい。
それっていつかは野獣のように襲ってくるってことかな?
うー、それはちょっと怖いけど……
えへへ、私愛されている。
「ねぇ、龍一」
「ん? どうしたの加奈ちゃん?」
「龍一、だーい好き!」
私はとびっきりの笑顔でそう答えた。
(おしまい)


(あとがき)
ある程度理由付けを気にするタイプなので、
「この設定なら性格の反転はありえるだろう」と思える内容にしました。
龍一は台詞が甘過ぎるので、女性と間違えられる容姿じゃないとアブナイねw
ちなみにブラの着方は完璧に想像です、参考にしないでください(笑)

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  • 男の子が女の子に変身してひどい目にあっちゃうような小説を作ってます。イラストはパートナーの巴ちゃん画のオレの変身前後の姿。リンクフリーです。本ブログに掲載されている文章・画像のうち著作物であるものに関しては、無断転載禁止です。わたし自身が著作者または著作権者である部分については、4000文字あたり10000円で掲載を許可しますが、著作者表記などはきちんと行ってください。もちろん、法的に正しい引用や私的複製に関しては無許可かつ無料でOKです。適当におだてれば無料掲載も可能です。
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