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2円で刑務所、5億で執行猶予

ありすさんのカレーライスを展開している関係から購入、読破。

★殺人の再犯率17%(平成19年犯罪白書)は、殺人を犯して、刑務所から出た人間が、犯罪を犯して捕まる確率の事であって、また殺人をする確率ではない。★
★日本は運用では推定有罪。それを示すのが「火の無いところに煙は立たず」★
★厳罰化の効果は期待できない。厳罰化はポピュリズムの産物★
★「反省しているふり」ができない奴は臭い飯を食うが、そうでなければ大抵、刑務所には行かなくてすむ★
★裁判で真実は明らかにならない★

マスコミさんの意図的なミスリードによって、世の犯罪は面白おかしく凶悪かつ非道に描かれちゃうわけですが、統計的に考察すると世の通説の多くは、間違いだったり、誤解だったり、根拠が無かったりするというお話。確かに光市母子殺害事件なんかも報道が偏向していたなぁ。

オレは基本的にはなるべく、感情的な判断をせずに冷静かつ論理的な言説を取ろうと考えてはいるのですが、「そんな事言ってもウけなきゃしょうがないんだから、本心は置いといて、一般大衆を扇動するような言説を取ったほうが賢いのかしらん。ヒトラー様のように」とか思っちゃいました♪

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(2009/10/16)
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これは憑依だけれども、男が男に、ですね。

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内容紹介
元学生運動家の中年男と、彼に憑依(ひょうい)した幕末の志士の霊との奇妙な交流を描く異色作。幕末の動乱期と1960年代の学生運動、そして現代と時空を超えて展開する光岡史朗の同名小説を『真木栗ノ穴』などをプロデュースしてきた倉谷宣緒が初監督。主演に『ハッシュ!』の高橋和也、幕末の侍役に元キャスターの柴田光太郎。猟奇的な犯罪が多発する世相を反映しながらも、夢を見失ったミドルエイジの再生の物語。

オーチンチン 里吉しげみ 作詞 小林亜星 作曲

http://www.fukuchan.ac/music/j-folk2/ochinchin.html

これは性転換、もしくは去勢をテーマにした歌ですね。
良いネタを拾ってきたな、巴。

「カレーライス」 第一章(2)

(2)

「なぁ、葵?」

 私は驚くほど軽い葵をひざに乗せ、頭を撫でながら慎重に話しかけた。

「はい、先生」
「明日、お客さんが来るんだ。その人に葵も会って欲しいんだけど、いいかな?」

 とたんに葵の顔が蒼褪めていく。

「怖がらなくても大丈夫だよ。葵と同じ女の人だよ。だから心配しなくても、怖いことは何一つないから」
「葵はどこも悪くないです! 熱だってないし、お腹だって痛くありません! だから!」

 そうか。葵は先週のことをまだ覚えていて、それを怖がっているのか。

 熱を出した葵のために呼んだ医者は、葵の恐怖心を煽るには出来過ぎていた。
 大柄な筋肉質の体に、ひげを生やした男性医師を見たとたんに、葵はべそをかき始め、診察のために胸をはだけさせようとしたのを、泣いて抵抗した。
 せめて女性の医師を頼むべきだったかもしれない。
 高熱に立つ事もできない筈の小さな体の、どこにそんな力が残っていたのか、泣き叫んで必死に抵抗する葵を押さえつけ、注射までさせるには、結局麻酔をかがせるしかなかった。
 内科相当の所見でなければ、私が診てやれたのだが……。

「訪ねてくるのは女の人だよ。葵と同じね。だから怖がらなくても大丈夫だ」
「でも……」
「できれば、葵にはその女の人と、仲良くなってもらいたいんだ」
「どうして?」
「一緒に住んでもらおうと思うんだ。先生には……」

 言いかけたところで、葵はわっと泣き出してしがみついてきた。

「嫌! 先生が他の女の人のものになっちゃうなんてイヤ! 先生は、先生は葵だけのものだもん!」
「葵、先生はお仕事がたくさんあってね。昼間の間、葵と一緒にお留守番をして、面倒を見てもらう人を頼んだんだよ」
「葵は、先生の迷惑になっているの……?」
「そんなことはないよ。葵が来てくれて先生はとっても毎日が楽しいよ。でもね、先生だってたまには外に出て仕事をしなきゃいけないんだ。葵は僕がちょっと買い物に出かけようとするだけで、泣いて引き止めようとするだろう?」
「だって、……一人は嫌なんだもん。先生と一分、いいえ、一秒だって離れるのは嫌なの。だから……」

葵はすすり泣きながら、くぐもった声で言った。

「葵には、いつか普通の人と同じように、暮らしていけるようにしてあげたいと思っているんだ。これはその第一歩だよ」
「ワタシ、先生に迷惑ばかりかけているの、自分でもわかってる。でもね、葵はどうしようもなく不安なの。先生のそばにいないと、葵、胸が押しつぶされそうになるの。だけど、先生がどうしてもって言うなら、我慢する。でもね、先生……」

 葵は顔をぐちゃぐちゃにさせたまま立ち上がり、薄布一枚のワンピースを脱いだ。
 虐待の跡が生々しく残る、儚げな裸身が惜しみなく晒される。

「ご褒美をください……。葵を不安にさせないで、お願い!」
「ああ、判ったよ」

 葵は私の胸に飛び込んで来た。
 私は一日に最低2度は葵とセックスをする。
 多いときは、日に4回。
 朝と夜。そして私が自宅にいる場合は、葵が感情を昂ぶらせた時。
 葵にとって、セックスをするということは、食事をするのと同じ。
 いや、それ以上に大切なことなのだ。
 そういうふうに、心と体に深く刻み込まれてしまっていたのだ。
 葵にとってはセックスをするということは生きることであり、それ以外の時間は死んでいるも同然だった。

 股間に手を這わせると、ビクンと骨ばった体を強張らせる。
 しかしそれは抵抗を示すものではなく、極限までに高められた性のセンサーが機能していることを示す、悦びの反応だった。
 その証拠に、指を差し入れた肉洞から、泉のように愛液が溢れ出してくる。
 本人の意思とは関係なく、無理矢理に求められても直ぐに反応できるように作り変えられた、悲しい少女の躰。

「先生? どうしたの?」

 頬を赤く染め、とろんとさせていた瞳を不安の色に変えて、私の顔色を窺う。
 いけない、つい手が止まってしまった。

「いや、なんでもないよ。ここじゃあ寒いだろう。葵の部屋に行こうか?」
「……うん。先生がそう言うなら。ワタシ、先に行って待っていますね」

 本当は今すぐにでも、高みに連れて行って欲しいのだろう。
 一瞬、辛そうにうつむいたけれど、涙をこらえるような笑顔を見せると、一糸纏わぬ裸身を翻して、部屋を出て行った。
 醜い大きな傷痕を残したままの背中を見送りながら、私はため息をついた。

「少しは体を、綺麗にしたやったほうが、よかったかな……」

 衰弱してやせ細り、至る所に虐待の後を残す葵の裸身。多少血色が良くはなったものの、透き通るような白い肌に残る、無数の斑模様は見ているだけでも痛々しい。
 もしかしたらそれが、陵辱者を怯ませる為の鎧になるかと思って、敢えてそのままにしておいたのだが……。
 だが、小さな背中に今も残る、大きな傷痕を見るたびに、自分がこの少女に刻み付けてしまったものの罪深さに、自責の念を深めるばかりだった。

「先生、早くぅ!」
「ああ、今行くよ」

 私は机の引き出しから、ボイスレコーダーを取り出して、スイッチを入れた。
 これからの情事を録音しておいて、後でメディアに焼いておくのだ。
 こうしておけば、葵は私が留守の間にメディアを再生して、私とのセックスを思い出しながら、自慰に耽ることが出来る。
 一人では寂しくて胸が張り裂けそうになると訴える、葵の悲しい精神安定剤だ。

 葵の心を蝕もうと忍び寄る過去の記憶。
 それは一日に何度も甦っては、葵の心を痛めつけていく。
 私とのセックスから得られる性的な快感を唯一の依りどころとし、千切れかけた精神の糸を繋ぎとめる。
 そうやって一日を過ごすことで、葵は自分が生きていることを実感し、明日に心を継いでいくことが出来るのだった。

<つづく>

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