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投稿TS小説 魔封の小太刀(8)

* * * * * * * * * *  * * * * * * 

 あれは八郎太殿の首と……。何故殺めたのだ?! お前は私を逃がしてくれたではないか!
 許さぬ、決して許さぬぞ!
 愛しい八郎太殿の首は冷たい。もう、私に微笑みかけてくれぬ……。あの日の約束も果たされぬまま……。
 
 八郎太殿、実は、私の輿入れが……平気なのか? 私が、その……あ……。
 ――! 本気で言っているのか? 刀を作り終えたら? それは、この国を出るということか?
 あぁ、八郎太殿! その言葉、真だろうな? 私と一緒で後悔はしないのだな。
 ふふ、嬉しすぎて涙が出てしもうた。今一度強く抱、あっ。そちもおったのか?!
 ……すまぬ、邪魔をしたな。今日のところはこれで帰るとしよう。
 興奮したせいか顔が熱い。少し冷やさねば……あぁ、刀ができるのが待ち遠しい。


* * * * * * * * * * * * * * * * 

 朝日がカーテンの隙間から差し込み、それが瞼をくすぐったのか、自然と目が覚めていた。
 あれは、前の夢の続き? というか時間軸はそれ以前……。温かく嬉しい感情が湧きあがって、追体験したような感じだった……。
 それより、あの水鏡に映った顔は、今の俺と同じ顔……。あれは俺なのか? 前世? 本当に起きた事なら、どのくらい前の事なんだろう? 
 前世ならそれでもいいが……何故こんなにも気になるんだ。胸が苦しくなるんだ。何か、何かが引っ掛かって、むず痒い。
 昔の事なら宝珠丸が知ってる可能性もある。それとなく聞いてみるか。
 せめてこの霞だけでも晴らさないといけない気がする。そう、強く心が訴えかけてる。それが今のこの姿の説明にも繋がるような、そんな気がする。


(宝珠丸、聞きたいことがある)
『知りうる範囲であれば』
 俺は言葉を選んだ。
(俺たちは肉体の感覚を共有してるのか?)
『いかにも――それで?』
(お前の生きた時代の夢を見てる気がする。そこにはこの姿そっくりの女と刀鍛冶が出てくる……)
 俺は見たままを伝えてみた。しかし。
『ふむ、それだけでは何とも探りようがないのぅ』
(同じように夢をみてるんじゃないのか?)
『見る気になれば。無論お前の意識を探ることもできるが、今はしておらぬ』
(そうか……)
『まぁ、急いても仕方なかろう。吾はちと疲れた。もうよいな?』
 それきり宝珠丸は逃げるように意識を消し、返答しなくなった。
 宝珠丸は知らないという。しかし、何かがある気がしてならない。そう、何となく、宝珠丸には嘘があると思えてならない。
 俺の中に入っているんだ。夢も、俺の意識も、そう、こういう思考も分かっているに違いないのに。何故それを隠そうとするんだろう。知られたくない事もあるのは理解できるが、こちらばかり丸裸なのも嫌な感じだ。
 宝珠丸が当てにならないなら、自分で調べるまでか。といってもどうしたもんだろう?
 鬱陶しいくらい長い髪をかき上げながら、夢の内容をもう一度思い返してみた。
 城は山城だった。刀鍛冶の名前は、八郎太。女の、というか俺の名前は? 確か首を持ってきた侍が……そう、姫と呼んでた……。姫ってどこのだろう? いや、それ以外に聞いたような――あっ八郎太はお濃と。
 年代が分かりそうな情報は記憶になかったのは残念だった。しかし俺の中の何かが、これだけでもいいと、一刻も早く調べろと言っている、そんな気がした。


「今日どこに行ってたんだ?」
 食事を取りダイニングの椅子で一段落取っているところに?が話しかけてきた。正直言って、あまり話をする気分ではないのだけれど。おやじ殿はテレビを見ながら大笑いしている。
「実は、最近変な夢をみるんだ」
 俺は掻い摘んでお濃、八郎太、そしてその時の様子を話していた。
「――そうか。それで? 心理学の本でも借りてきたのか? それとも、前世とでも思ったのか?」
「どちらかと言うと後者。だから、図書館行ってこの辺りの歴史を調べてきたんだ」
 ちらっとおやじ殿を見ると、こちらには背を向けて頬杖をついている。?は俺の隣に座って少し目を細めて俺をまっすぐ見ていた。
「で、戦国時代くらいか、この辺りは後藤という家があったらしい。知ってる?」
 頭を振る?に、言葉を進めた。
「後藤武篤、この人が最後で家系図には三男二女いたらしい」
「なんでその時代、というかそいつがいた時代だって思うんだ? 仮に前世としても特定できないだろう?」
「それは……口伝があって、それに刀鍛冶の事が」
「それが八郎太だっていうのか? 馬鹿らしい。全然意味ないだろ。もっとこう――何か理由があるんだと思ったぞ。お前、そんな事に感けてないで直ぐ連絡取れるように待機しとけよ」
 文句だけ言うと、返事も待たずに?は自室に行ってしまった。
 確かにそれが特定する証拠とは言い難いのは分かってる。でも、直感的にそう思った。この系図の女がお濃で、この口伝にある刀鍛冶が八郎太だと。
 ?には話せなかったけれど、もう一つ興味深い事も分かった。御厨は後藤家の家臣だった。それが後藤家が近隣の豪族に滅ぼされると権力を得、地域を支配したのだ。
 裏切り? ただの偶然?
 もし、前世というなら、もし、御厨が後藤を裏切っていたなら、俺の姿がお濃と瓜二つというのは皮肉に満ち溢れている。或いは、何か作為的なモノがあるような気がするのだ。
「玲、その話面白そうだけど、この件が終わってからにしような」
「?!」
 突然耳元で囁かれ、椅子から立ち上がっていた。湧きあがる鳥肌と寒気に細い両肩を抱いていた。
「お、おやじ殿っ、変な事しないでください!」
「……ふふん、隙があるが悪いのだ。目の前の事に集中集中」
 笑い声を残して去っていくおやじ殿に、俺はやはり嫌悪感を感じずにはいられなかった。

<つづく>

性別反転詰合わせ

性別反転詰合わせ

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コミックマショウ 5月号

発売されました。
柚木N'さまのDOLL後編が掲載予定♪
大期待です。
doll20002s.gif

Masyo ( コミック・マショウ ) 2010年 05月号 [雑誌]

西部の掟 by.amaha

 巡回裁判の開廷を宣言した判事に俺は言ってやった。
「茶番だぜ。とっとと吊るしてくれ」
傍聴人……いや観衆からはブーイングだ。
「静粛に! 法廷侮辱罪になるぞ」
「騒いでる奴らはともかく、死刑が確実な俺には意味がねえ」
西部にとどろくマルメロ・キッドと言う名は伊達じゃない。
「ほーう。被告人は死刑を望むのか」
「こう見えても俺は信心深いんだ。教会は自殺を禁じているからな」
「ふん。命が惜しいんだろう」
「こきやがれ! 死ぬのが怖くって銀行や列車が襲えるかってーの」
「なるほどなあ」
判事は保安官を呼び何か耳打ちする。そして俺は保安官助手の手で留置所に戻された。
 裁判が行われていた酒場から留置所の間は半マイルほどあり、途中で観衆の大歓声が聞こえた。
「アープ、どういう事なんだ」
こいつとはまんざら知らぬなかではない。
「言えないな。お前は言い過ぎた」
「大体、町の奴らがリンチにしなかったのが、変だろう」
「それより悪いこともあるのさ」
「どういう事なんだ」
「悪いが言えない――ドク?」
振り向くとこの町でただ1人の医者、ジョンがいた。
「やれやれ、吊るされなかったのか」
「ええ、どうやら妙なことに」
「おいおい、被告人を無視するなって。何のことだ」
「医学的処置を受けることになったのさ」
「医学って……お前は歯医者だろう」
「この辺りじゃ、一番医者に近いだろう。歯医者は外科医のようなものさ」
「こけ、それじゃあ、俺だって保安官に近いだろう」
「アープ」
ドクがそう言ったとたん俺は後頭部に衝撃を受けて昏倒した。

 目覚めると真っ暗な留置所の中だった。体は妙に重く、胸が痛む。手ひどく扱われたのだろう、体中がギシギシときしんでいた。
 どうにか硬いベッドから起き上がる。鍵が開いている? 暗闇に慣れた目には小さな窓の星明りで充分だ。俺が目覚めぬと思ったのだろうか。そっと抜け出ると保安官事務所も無人だ。俺の悪運は尽きていないらしい。裁判の展開は妙だったが、どうもあっさり殺さず俺を苦しめる手はずを整えるってとこだろう。
 俺は裏の馬小屋にまわり、元気そうな去勢馬に鞍をつけ、町を出た。

 小川を通り匂いを消し、木の枝で足跡を消し、一晩中移動した。そんなわけで俺が自分の肉体の変化に気づいたのは東の空が明るみ始めた時だった。
「なんてこったい」
男のあれが無くなっている上、 俺の胸には女の乳房がある。そして押し上げられた胸ポケットには手紙があった。アープの筆跡だ。
『君との間にはある種の友情があった…… いや、あると僕は信じている。そして君にくだされた判決は神のみ心に反するものだと思う。ここ数カ月地下に潜伏していた君は知らなかったようだが、東部の死刑廃止論者が選んだ極刑は薬による去勢、いや性転換なのだ。そして西部ではさらに恐ろしい……言わなくともわかるだろう? 君が町の奴らに犯されるのを僕は見ていられない。そしてドクも賛成してくれたので君に脱出の機会を与えることができたのだ。今の君の外見を知っているのは世界中で僕とドクしかいない。新たな幸せを見つけてくれたまえ』
 その時の俺の涙は何に対してのものだったのだろう。

minamituzidan_20100324231335.jpg
キャライラスト:眠り猫四郎

<つづく?>

2010年2月度 総括と反省 

2004年11月7日のサイト開設より 2月28日までのカウント数
(カウンター付の全サイト合計)14 616 984

2010年
2月度解析可能データ Page View : 310,583 Visit : 131,083
1月Page View : 338,829 Visit : 146,988 Visitorが多いのがお年玉作戦の成果?
2009年
12月Page View : 340,024 Visit : 140,264 年末は少なめでした。
11月Page View : 348,091 Visit : 136,015
10月Page View : 318,747 Visit : 137,472
9月 Page View : 348,795 Visit : 138,151
8月 Page View : 389,036 Analyzable : 122,583
7月 Page View : 411,938 Visit : 147,960 ★VISITOR新記録
6月 Page View : 393,232 Visit : 139,803
5月 Page View : 416,245 Visit : 144,718
4月Page View : 384,068 Visit : 140,086 好調ですね。
3月Page View : 369,566 Visit : 139,130
2月Page View : 320,234 Visit : 119,263
1月Page View : 341,704 Visit : 127,811
2008年
12月Page View : 354,194 Visit : 135,315
11月Page View : 326,470 Visit : 122,421
10月Page View : 364,888 Visit : 122,540
9月 Page View : 355,965 Visit : 129,068
8月 Page View : 415,426 Visit : 142,163 初の40万PV越えー
7月 Page View : 332,774 Visit : 126,197 初の30万PV越えー
6月 Page View : 278,909 Visit : 117,189 さりげに多め
5月 Page View : 267,009 Visit : 126,243
4月 Page View : 234,644 Visit : 103,261
3月  Page View : 246,213 Visit : 112,783
2月 Page View : 231,696 Visit : 105,576
1月Page View : 256,997 Visit : 114,867

1 不詳(ブックマーク等) 31.3% 40,417
2 ョ* 11.3% 14,668
3 美性体のアンテナ 6.2% 8,014
4 TSFアンテナ 3.3% 4,327
5 サイト内リンク 2.1% 2,824
6 女装・女性化作品フォーラム 1.6% 2,131
7 八重洲メディアリサーチ 1.4% 1,867
8 TS解体新書 1% 1,357
9 TGcomics 1% 1,324
10 YAHOO 0.9% 1,204
11 自サイト(新) 0.9% 1,180
12 http://unurare.sakura.ne.jp/link.htm 0.8% 1,055
13 外国の掲示板 0.6% 785
14 巴のアトリエ 0.6% 781
15 性転換を題材にしたミステリー 0.5% 661
16 http://tira.livedoor.biz/

上位検索キーワード 
▽ ▼
1 [Google] あむぁい 8.2% 2,322
2 [Yahoo!JAPAN] あむぁい 4.3% 1,225
3 [Yahoo!JAPAN] 平成22年 お年玉年賀はがき 当選番号 速報 1.8% 518
4 [Yahoo!JAPAN] あむぁいおかし 1.3% 378
5 [Google] あむぁいおかし 1.1% 335
6 [Yahoo!JAPAN] あむぁいおかし製作所 1% 304
7 [Google] 女の子になって 0.7% 205
8 [Google] ぱんちらエロ天使 0.6% 190
9 [Yahoo!JAPAN] ぱんちらエロ天使 0.5% 154
10 [Google] 女の子になって今日で 0.5% 144
11 [Google] 滝美梨香 0.5% 143
12 [Google] 萌えキャラの上手な描き方 0.4% 119
13 [Yahoo!JAPAN] 性転換小説 0.4% 114
14 [Yahoo!JAPAN] 平成22年 お年玉年賀はがき 当選番号 速報 商品 0.4% 114
15 [Google] ヴァージンげ~む 0.3% 102

“女装イケメン”竹内力、東亜学園けん引

“女装イケメン”竹内力、東亜学園けん引


歴史ある春高バレー史上、衝撃の告白が続いた。「実はボク、東京ガールズコレクション(TGC)に出たことがあるんです。女装して…」



さらりとすごい事言ったー!!

お嬢様といもむしの解剖

お嬢様といもむしの解剖

いもむしシリーズですね。

お嬢様といもむし

デモンパラサイト・リプレイ 極道☆キラリ

3巻出ました♪
→読みました。サイコロは怖いですね。
最後まで輝くんははずさなかったなぁ。

デモンパラサイト・リプレイ  極道☆キラリ(3) (富士見ドラゴン・ブック)デモンパラサイト・リプレイ 極道☆キラリ(3) (富士見ドラゴン・ブック)
(2010/02/20)
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女装入りのTRPGリプレイ。
1巻を読みました。輝くんがなかなか良いキャラ&可愛いので基本全巻付き合う方針。
あと、ぬぎぬぎアクマとぱくぱくデーモンも買おう。

2巻も読みました。表紙で輝くんをふんじばっているイタリア人美少女ヒロイン、ジゼラの正体も・・・女装男子w(ネタばれ)女子高の女子寮でなぜか女装男子二人が同室とかゆー楽しいシチュに萌えろ!

内容紹介
セラフィムの高校生エージェント・輝(男)は女子校・聖ガブリエル女学院への捜査を命じられた! 嫌々ながら潜入した輝に待ち受けていたのは……。女装・ハーレム・ポロリもあるよ!

内容(「BOOK」データベースより)
原付バイクで新しい任務地を目指していたセラフィムの少年エージェント春日輝。ところがスモークガラスの黒いベンツ(バリバリの極道仕様)に絡まれていきなり大ピンチ。そしてそのベンツから降りてきたのは日本刀を持ったきつめの美少女。「あんた、もっと端っこ走りなさいよ。邪魔よ!」「そんなむちゃくちゃな。でもすみません…」極道娘・桜川らいかと色々可哀想な少年・春日輝。それが二人の“悪魔憑き”運命の出会いであった―。気弱な美少年エージェントが超ドSお嬢様のセクハラに耐えつつ悪を斬る!?アクション!美少女!そして女装!新たな地平を切り開くアルティメット・パラサイト・リプレイ開幕。



内容紹介
悪魔憑きのドS極道少女らいかの協力を得て、女子校生活を送る輝(男)の前に、イタリアから来た新たなライバル・ジゼラが登場! 無口系ツインテールっ子のジゼラに隠された秘密に、一同驚愕!?

内容(「BOOK」データベースより)
社会秩序を守るため、セラフィムの命令でお嬢様学校に女装潜入中の少年エージェント春日輝。超ドSお嬢様のらいかやボディーガードのリツ、そしてトカゲの菊千代といった仲間と共に戦う輝に、さらなるピンチが訪れる!イタリアから来たツインテールっ子留学生・ジゼラが住むのは、なんと輝の部屋!輝の女装ライフもついに終わる!?美少年も美少女も大盛てんこ盛りの新感覚デモンパラサイト・リプレイ第2弾。


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デモンパラサイト・リプレイ  極道☆キラリ(2) (富士見ドラゴン・ブック)デモンパラサイト・リプレイ 極道☆キラリ(2) (富士見ドラゴン・ブック)
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デモンパラサイト・リプレイ  ぬぎぬぎアクマとぱくぱくデーモン (富士見ドラゴン・ブック)デモンパラサイト・リプレイ ぬぎぬぎアクマとぱくぱくデーモン (富士見ドラゴン・ブック)
(2008/10/20)
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水曜イラスト企画 絵師 郁橋むいこさん(3)  仮名:横田けいすけ

横田けいすけ 人並みの能力もあり努力もしているが自信が持てない。

絵師:郁橋むいこ

横田けいすけ

水曜イラスト企画の説明はこちら。毎週1枚キャライラストをUPします。

本キャラを主人公/脇役にしたSSを募集しています。コメント欄に書き込んでください。(事故を防ぐため別途ローカル保存推奨)追加イラストを希望する場合は希望シーンに<イラスト希望>と書き込んでください。私が了承し、絵師さんも乗った場合はイラストの作成を開始します。

仙人の弟子

仙人の弟子

性転換を題材にした作品の多い作家さんなので、今回も性転換エロがありそう。
なのだが、なぜ妹さんが犠牲になるのか……

仙人の弟子

ミンナデ鳴子 暁捕縛編

ミンナデ鳴子 暁捕縛編

NARUTOを題材にしたと思しき作品。エロ展開かと期待します。

ミンナデ鳴子 暁捕縛編

【特撮ノリ】サキュバスター3 第2話 恐怖!蜂女現る。

【特撮ノリ】サキュバスター3 第2話 恐怖!蜂女現る。

男の子が無事、女怪人に変身できたのか、単に食われただけなのかは判然としませんが、楽しい作品でした。

【ヒーロー物風】サキュバスター3 第6話 奇物!魔のサキュバススーツ

こちらは皮モノテイストですね。

オレンジチョコレート 3

オレンジチョコレート 3 (花とゆめコミックス)

夢想戦隊イテマウンジャー

タイトル買い。

夢想戦隊イテマウンジャー (エンジェルコミックス)夢想戦隊イテマウンジャー (エンジェルコミックス)
(2010/03/17)
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衆議院議員馳浩さんによる性同一障害に対する質問&答弁書のやりとり

質問書
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a174186.htm

答弁書
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b174186.htm

性同一性障害?

性同一性障害?

専門家の意見を聞けばいいのに……
記述をそのまま信用すれば結構魅力的な方のようなのに勿体ない事ですな。
捨てハンがzetubowなのもちょっと怖いです。

やっぱティエリアは♀だな

やっぱティエリアは♀だな

女体化

やっぱティエリアは♀だな

ギャンブルプリンセスΧ

「先生、お願いします」
「えー、マジであたしの出番?めんどいなー」

カードでちょいと勝ちすぎたらカジノのディーラーは助っ人を呼んだ。
え、こんな女の子が?
バニーガールじゃないか?

「お手柔らかにね、お兄さん」
「あ、ああ」
キツネにつままれたような気分で俺は勝負を再会する。
勿論、俺のすり替えを見破れるはずも無く女の子は負けを続ける。
「もー、なんかずるくない?」
「お嬢ちゃん。何の事を言ってるのかわからないが、証拠も無しにそんな事を言っちゃあいけないな」
「バレなきゃOKって訳?」
女の子は頬を膨らます。

「おっと、おイタはいけねぇな」
「きゃああ」
現場を押さえた俺は、彼女の右手を引っ張り、台の上に引っ張り上げる。

彼女の手からカードがばらばら落ちる。
「あらら、バレちゃった?」

当たり前だ。
俺の目を盗んでイカサマなんて100年早え。
「バレたらどうなるの?」
「そりゃあ……」
どうしてやろうかと、俺が妄想を膨らまそうとした時に。
「じゃあ、えいっ」
彼女の頭突きが俺を直撃する。
あ、いってえー。
「なにしやがるっ、あれ?」
思わず出た可愛い声に仰天する。
あれ、何で俺が女の子になっちゃってんだ?

「イカサマがばれちゃあ、何をされても文句は言えねぇなぁ、おじょーちゃん」
オレの顔をしたそいつがニヤニヤと笑う。

いかさまギャンブラーがばれてバニーな女の子にされる
イラスト:倉塚りこ

「なぁー、俺……じゃない、あたしと勝負しないか?どうしてもお金がいるんだ。後、1週間しかないんだ。賭ける物?うーん、何にも持って無いんだよなぁ」

<おしまい>

20051130初出
20100322にメンテ。

テーマ:Hな話とHな写真 - ジャンル:アダルト

投稿TS小説 魔封の小太刀(7)

* * * * * * * * * *  * * * * * * 

 山城の中はいつもと変わらぬ。変っているというなら、それは私の方。
 先日来、あの方に逢うことまかりならんと父上に言われ、仕方なく日々を過ごしてしまった。しかし今日は約束の日。是が非でも行かなくてはならぬ。
 すでに刻限は近づいてしまっている。もし、道中迷いでもしてあの方と遭えなかったら……いや、そんなことになろう筈がない! 誰に止められようと必ずあの方の元へ行く。
 日頃の行いが良いからか、神の導きか、侍たちに会わずに城を抜け出せたぞ。
 ……城からの山道は足下が悪くてたまらぬ。月明かりだけでは心許ない……しかし、ここを駆け下りなくては……。
 愛しいあの方。今日、やっと念願が叶う。なんと待ち遠しいことだろう。
 約束の刻限は過ぎているが、なに気にすることはない。あの方が私を置いていく筈がない。そら、もうそこの木陰から顔を覗かせる筈……。
 ……多分、誰にも見とがめられぬよう、注意して来ているのだろう。だから遅いのだ。そう、待っていれば、必ず……。
 来た!
 いや、待て、人数が……。
 あ! お前は! 何故ここにおるのだ! 私は、私は!
 それはなんだ?! 何を持っているのだ? 太刀ではない! それは……首、か!?
「あああ

    あああ?!」
「どうした、玲?!」
 泣き叫びながら目が覚めた俺の前に、いきなり視界に飛び込んできたおやじ殿の姿。夢のせいで混乱していたせいか、おやじ殿がひどく不快な存在に思える。
「な、なんでもないです。取りあえず出てってください」
「そうか?」
 心配しているのかどうなのか、おやじ殿の顔を見る余裕は俺に無かった。
「……玲、汗でぴったりなTシャツは見る分には楽しめるが、寝るときには着替えておけよ。風邪をひく」
「!」 
 俺は自分の胸元を隠しながら枕を投げつけていた。
 それにしてもなんてイヤな夢だったんだろう。古い時代だったと思う。着物を普通に着て、街灯などない時代……。
 夢は自分の深層心理を映し出すと聞いた事があるが、あれが俺の深層心理なのだろうか? それとも前世?
 輪廻を信じるなら、前世がなんであろうと気にすることはないのだろう。が、今の俺の姿と夢の中の女が妙にオーバーラップして気になってしまう。
 細部に渡ってリアルだった。それに、あの高揚感と喪失感。待ち合わせに行くときの胸の高鳴りは、明らかに恋だった。だからこそ死を確信したときの胸を切り裂かれるような痛み。今でも手が震えてくる。
 男に対する恋心を体験したようなものか。しかし不思議と違和感がないのはどうしてだろう。……いや、寧ろ心地よいとさえ……違う! 俺は、女であることを容認した訳じゃない!
 ぶんぶんと頭を振ると、涙に濡れた目尻に髪がまとわりついた。

 それから数日。
 不思議な事に、数日追うのを止めた途端、それまでなかなか尻尾を掴ませなかったというのに、自分の方から痕跡を残すようになっていた。
 以前宝珠丸が言っていたように。
 俺が聞いた噂を検討し、次の一手について話をしようと、何故か俺の部屋に涁がきていた。
「遅くまで残ってると、得体の知れない何かの姿を見るんだそうだ」
「ふん。動き出したのはいいが、後手に回ったな。玲、お前の方は感じないのか?」
「よどみを感じる程度。宝珠丸は何かないのか?」
『お前が感じるのと同程度だ』
 涁が溜息を吐いた。
「まぁ、他人に憑いたり被害がないなら良しとするか」
『吾の言うとおり、待てばよい。そろそろ贄が必要になるころよ』
 生け贄? それはどういうことだ?
「何を言ってる? 安西が何をしようとしてるのか知ってるのか?」
 俺の言いたいことを涁が代弁していた。
『簡単なこと。魔は人の魂を喰らい、肉体を喰らう。が、肉体は現世で必要なもの。憑いた人の魂が減れば、それを満たそうとするのは道理じゃ』
「そんなこと一度も言わなかったじゃないか! て事は、生徒を狙ってるって事か?!」
『それが分かるなら苦労はないのぅ』
 ふざけた言い方をしやがる。むかつきながら、声を荒げようとした時、涁が割って入った。
「いや、まぁ、宝珠丸の言うことももっともだろ。俺たちはできることをやればいいんだ」
 大人な意見だけど、納得はできない。前もって言ってくれれば何か後手に回らずに済んだかも知れないのに。
 この調子だと、まだ言ってない事もあるんじゃないだろうか?
「宝珠丸、もう隠してる事はないんだろうな?」
『得にならぬ事はせぬ』
 微妙な言い回しだ。得になるなら隠すってことか? ……しかし、こいつの協力なしじゃ安西はともかく封魔の太刀を取り返すのは難しいし……。
「……期待してるから」
 出来る限り張りのある声でそう言うことにした。
「ところで玲」
 徐に近付いてくる涁の顔。以前はイヤな事などなかったのに、あの日から傍に近付かれるのがイヤになっている。兄弟でそんな事はあってはならないだろうに。
 少しだけ身体を引いた。
「な、なに?」
「お前、ちゃんと眠れてるのか?  目の下クマがひどいぞ」
 そんなに?  鏡鏡……って、女じゃないんだ! 顔なんてどうでもいいだろ。涁も俺が手鏡を投げ捨てた様子を見て変な顔してる。
 確かに眠れていない。あの夢を毎日見てるのだから。
 毎日女としての感情に晒されて、起きれば自己嫌悪して。そんな毎日じゃ眠りたくなくなる。
 誰かに話して、そう思っても、おやじ殿も涁も俺の事を初めから女としか見てないし、真剣に聞くとは思えなかった。だから、夢の内容も、夢を見るから寝たく無い事も知らない。
「何してるのか知らんが、今日はとっとと寝ちまえよ。いざと言う時身体がついて来なくなるぞ」
「……うん」
 俺は取りあえずそう答えるしかなかった。

<つづく>

キューバ政府、性転換手術費用を肩代わり

キューバ政府、性転換手術費用を肩代わり

国家が肩代わりすべきものかどうかに付き、十分な判断材料を持ち合わせておりませんが、当事者にとっては朗報ですね。

「若者奴隷」時代

いろんな意味で興味ある本……だが普通の書店であまり見かけないな。

「若者奴隷」時代 (晋遊舎ムック)「若者奴隷」時代 (晋遊舎ムック)
(2010/03/15)
山野 車輪

商品詳細を見る

綺麗な花には毒がある

作: A.I.
キャライラスト: まさきねむ  

 この国の人口は減り続け、地方では土地建物の空洞化が激しくなった。少子高齢化で働き手が少なくなり、農地は荒れ果ててきている。
 植物バイオ研究所では、各種栄養分に富み、生育も簡単な植物の誕生が求められていた。荒れた土地でも育ち、暑さ寒さに強く、病気や害虫被害に強いとまで注文がつくと、なかなか思い通りのものは出来ない。
 目に見えた成果をなかなか出せない植物バイオ研究所では、毎年予算が減らされて、今では働き手もほとんどいない。現在勤務しているのは、課長と数人の研究者だけだ。
 そんな貧乏な施設で働いている若手の研究者の一人が、桜塚優だ。彼は名前の通りの性格で、優しいというか優柔不断というか、見捨てられつつある研究所でも去れなかったのだ。植物の世話をするのが好きで、いつも微笑みを欠かさない人間だ。
「このままではこの研究所は廃棄ということにされてしまうぞ。今日明日中にも成果を出してくれ」
 課長の要望にそれは無茶だろうと誰もが思っているが、口には出さない。四十を過ぎた女課長は仕事一筋の人間で、結婚はしていなかった。気苦労が多いせいか、最近特に白髪が目立っている。研究者たちは肩をすぼめて、それぞれの部屋に戻っていった。

「課長はお怒りだったなぁ。次でそろそろ結果をださないとまずいね」
 優が期待をもって育てているのは、薔薇を遺伝子組み替えした植物だった。既存の薔薇とは違い、葉や茎に棘は生えていない。まだ蕾の状態ではあるが、馥郁とした香りが漂っている。この薔薇には老化を抑え、細胞や神経の活性化を促す効果があるはずなのだ。こうやって香りを嗅いでいるだけでも、気持ちが清々しくなってくる。
 翌日になって、五本あった蕾のうち二本が開花を迎えた。大輪のピンク色の花で見た目にも美しい。胸いっぱいに甘い香りを吸い込んでから、優は心が痛みながらも薔薇の花びらを何枚か抜き取った。
「期待した数値が出てくれれば、研究所も見直されるんだけどなぁ。頼むよ」
 花びらの成分を分析した結果、ほうれん草やレモンよりも、ビタミン、ミネラル、鉄分が豊富で、細胞活性を高める働きがあるとわかった。旧型の分析機械ではいくつか判別できない成分があったが、このままでも十分な栄養素を含んでいる。実験結果を見て、優は喜びでスキップを踊りたくなった。鼻歌が自然に漏れてしまう。
「失礼するぞ。今回咲いた花はどうだった? また綺麗なだけじゃなかろうな?」
 課長が皮肉を利かせて、部屋に入ってきた。思わずドキッとして鼻歌をやめる。つまらないことでしばしば叱られるので、どうにも優は彼女が苦手だった。
 今まで優が作り出した植物は、観賞用には良かったかもしれないが、栄養価という面では落第点もいいところだった。例え見た目が悪くても、成分に優れたものが求められていたのだから仕方ない。
 薔薇を元にしたのは、綺麗な花でかつ優れた栄養素を持つものという優のこだわりだった。そもそもこの国には、それほど花を食べるという食習慣はない。
「ふむ、なかなかよさそうじゃないか」
 成分表を確認した課長は、咲いている薔薇から花びらを一枚取ると、口に放りこんだ。しばらく口を動かしていたが、そのまま黙ってしまう。味がお気に召さなかったのかなと優は不安に駆られた。
「あの、どうかしましたか?」
「えぐみや苦味を感じるかと思ったが、甘いな。それもべとついたものではなく、清涼とした爽快感もある。これは手が止まらなくなりそうだな」
 ひょいひょいと課長が手を動かすと、見る見るうちに薔薇はがくのみになってしまった。あまりの早さに、優は制止する暇もない。
「すまん、食べ過ぎた」
「……いえ、好評のようでなによりです」
 あっという間に花びらを食い尽くされて、優は呆然としてしまったが、くすくすと笑い出した。いつも無愛想な課長が顔を赤らめて恥じ入ったのが、意外であり面白くもあった。
「そんなに笑うな。実際に食べてみればわかるが、非常に美味しかったぞ。ただご飯のお供というわけにはいかないだろうがな」
「将来的にはお菓子か何かに加工したほうがいいかもしれませんね」
「そうだな。よし明日咲いたら一本くれ」
「もう食べないでくださいよ」
「……所長に見せにいくだけだ」
「わかりました」
 つい念押ししてしまったが、課長があんなに感嘆の声をあげたところは見たことがなかった。これなら所長に実験結果を見せれば、もう少し新しい機材を揃えてもらうことも出来るかもしれない。
 課長と別れた優は、自室に品種改良した薔薇を持ち込むと、鍵をかけておいた。目のつく場所に置いておいても問題ないとは思うが、万が一ということもありうる。咲いた薔薇の香りは、気分を高揚させるだけではなく、菓子のように食欲も刺激する。課長でなくても、食べてしまう人がいるかもしれない。
 もはや人の少なくなってしまった研究所では、研究員に寝泊りもできる個室が与えられていた。使わない部屋に蜘蛛の巣を張らせておくよりはましといったところだろうか。植物を見ているのが好きな優は、休日を除いてはたいてい研究室に寝泊りしていた。


 翌日になって甘い香りに包まれて、優は目覚めの朝を迎えた。部屋に置いた鉢植えを見ると、艶やかなピンクの花が二輪咲いている。
「お腹が空いたなぁ」
 美しい花を見たにも関わらず、空腹に負けた呟きを漏らして、優は一人で笑ってしまった。人間の生理現象として、花を愛でる気持ちよりも食欲が勝ってしまったらしい。
 買い置きしておいたパンで朝食を取ると、優は薔薇を一輪切り落として水差しに入れた。朝礼時に課長に渡そうと事務室で待っていると、
「おはよう」
「おはようございます」
 次々と同僚が入ってくる。ほとんどが優と年のあまり変わらない人たちだ。今までに成果を残してきた人は、たいてい他社に引き抜かれてしまった。この研究所に残っているのはやる気があまりないとか、人付き合いが苦手といった性格に問題がある者ばかりが残っている。
「おはよう」
「……おはようございます」
 最期に課長が入ってきたが、その姿を見て優は軽く息を飲んだ。ほかの同僚も驚きを隠せない顔をしている。慌てて顔を洗いに行った者までいるほどだ。
「課長、今日は機嫌がよさそうですね」
「うん、まぁな」
 課長の髪の毛は真っ黒に染まり、潤いが戻ってきていた。それだけなら毛染めを使ったと思えばいいかもしれないが、顔のしわまで少なくなって張りが出ている。実際の年齢よりも老けて五十歳以上といわれてもおかしくなかった顔が、今は三十代にしか見えなくなっていた。一晩で別人のように若返っていれば、魔法を使われたようにしか思えない。優は目をぱちくりと瞬かせていた。
「桜塚、例の薔薇は美味しいだけではないようだ。よ、よければ株分けして、私にも貰えないか?」
「それは……まだ副作用等があるかもしれませんし、申し訳ありません。今の機材では、詳細なデータまではわからないのですよ」
 どうやら遺伝子組み換えの薔薇は、誰もが求めてやまない若返りの効果もあったようだ。高齢化社会で、もし若返りの薬が実用化されれば、年配の方でも働けるだろうし、介護が必要な人の数も減るだろう。優は初めて自分の実験植物が認められて、心が浮き立つのを覚えた。

 自室に戻ってからも、心が躍って仕方ない。自然とにこにこと微笑んでしまう。はたから見たら笑い過ぎて気味悪がられるかもしれない。
「うれしいなったらうれしいな」
 子供のようにはしゃぐ優は、うっとりと見目麗しい花を見ていた。甘い香りが鼻をくすぐると、口の中に唾液が満ちるのを感じる。ダメだとは思いつつも、花びらに手が伸びそうになる。
「課長は本当に美味しそうに食べていたなぁ。い、一枚だけなら大丈夫かな」
 有害物質が入っている可能性を考慮しないわけでもなかったが、精度の優れた実験機器を導入する前に、花はきっと枯れてしまうだろう。好奇心に負けて、優は花びらを一枚引き抜いた。
 花びらを口に含むとしっとりとした舌触りで、舐めているだけで甘みが口中に広がっていく。それだけでなくミントのような清々しさが鼻を抜けていった。
「……美味しい」
 あまりの美味に癖になりそうだった。あと一枚、もう一枚だけと思っているうちに、薔薇は緑のがくだけを残して、寂しいものになってしまった。夢から覚めたようにばつの悪い思いをしながら、優は額に掌を当てて苦笑していた。
「うーん、人のことはいえないなぁ」
 ほとんど鑑賞されることなく、薔薇は食べられてしまったわけで、これではとても課長を笑えたものではない。開花のサイクルを短くして収穫を見込めるようにはしてあるが、もはや残っているのは青い蕾が一つだけだ。
 温和そうな顔を少しだけ曇らせて、優は日課となっている植物園の世話を始めた。肉体労働のほとんどは優に押し付けられているので、やることはそれこそ限りなくある。
 今日はずっと仕事をしっ放しだったが、それほど疲れは感じなかった。気分的なものかもしれないが、薔薇の効果なのかもしれない。
 夕方になって課長は戻ってきたが、とてつもなく機嫌が悪そうだった。ぴりぴりと緊迫した空気で、優は金玉が縮み上がりそうだ。話しかけるきっかけがつかめなかったが、
「桜塚、すまなかった」
 いきなり課長に謝られて、優は理由がわからず戸惑うしかなかった。
「この研究所になかなか来ない所長をどうにか捕まえて資料を渡そうとしたんだがな……」
 苦々しさがにじみ出る声は、いかにも無念そうだった。
「受け取ってもらえなかった……というか、その場で捨てられたよ。ご丁寧にも足で踏みつけられた」
「ど、どうしてですか?」
「この研究所は来年にも廃棄されるそうだ。そんなところが成果をあげては都合が悪いのだろうな」
 お偉いさんと歩いていた所長を無理やり引き止めだが、資料を捨てられた上に、無情にもその場にいた全員に資料と薔薇を跡形もなく踏みにじられ無きものにされたらしい。なんとかというえらい大臣の名前をあげられたが、耳鳴りがしてとても優は課長の話を聞いていられなかった。
「役に立てなくてすまなかったな」
「いえ……」
 それだけを言うのが精一杯で、優は自室に閉じこもってしまった。失望が体を支配していて、全身がだるい。吐き気を催してきたが、胃液しか出てこなかった。
 風邪を引いたような頭痛と悪寒を感じながら、何もする気力が出ない勇は、枕に顔を押し付けてうつ伏せになっていた。とても見せられる顔じゃないなと自嘲しながら、優は涙を止められなかった。


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「うう、頭がガンガンするよ」
 翌朝になれば多少気分がましになっているかと思ったが、二日酔いのように体調は最悪に近かった。着替えずに白衣のまま寝てしまったなと反省しつつ、優は体を起こそうとした。
「は、は、はくしょんっ!」
 寝起きに鼻をくすぐられて、優は盛大なくしゃみをした。もみあげの辺りから長く伸びた髪が顔にかかってうっとうしい。そろそろ髪を切らないといけないなと考えつつ、肺に酸素を取り込もうと息を吸い込むと、甘い匂いがした。思わず怪訝な顔をする。
「もう咲いたのかな」
 匂いのもとを探して植木鉢を見たが、薔薇の蕾はまだ青く固いままだった。開花にはあと数日を要するだろう。どこから匂ったのだろうと首を動かすと、胸に重力を感じて優の視線は原因を探るべく下に向かった。しばらく思考が停止する。
「まだ寝ているのかな。もう一度寝ようかな」
 時計を見てみると、多少早いがそろそろ起床時刻だ。頬をつねってみると残念なことに痛い。
「うう、痛いよぅ」
 夢から覚めろとばかりに力をこめて頬を引っぱったが、覚めない悪夢つまりは現実のようだ。ヒリヒリする頬を押さえながら、極力首から下を見ないようにして鏡を取り出す。
 意思の弱そうな頼りなげな顔が映っている。栗色の髪が昨日と比べてやけに伸びているが、顔にはそれほど変わりがない。心持ち肌が白いような気がしなくもないが、許容範囲だ。つまり自分は桜塚優本人には間違いなさそうだ。
「はぁ、参ってしまうよ」
 憂鬱そうな顔をすると、鏡の向こうの顔も同じ表情をする。優は覚悟を決めて、自分の体を見回してみた。
「刺激が強すぎる……ね」
 課長を除けばこの研究所には女職員はいない。優とて二十台の若い男性だ。若い女性の裸に興味がないといえば嘘になる。ただしそれはもちろん他人に限る。自分自身の胸に白衣を押し上げるようにして、大きな膨らみがあるとすれば困惑を隠せない。目算でBカップ以上はあるだろう。いくらなんでも急成長し過ぎである。
「どうして僕の胸にこんなものがあるんだろうか」
 心当たりを探ってみると、原因は一つしか考えられない。遺伝子組み換えをした薔薇の花びらだ。女性にとっては優れた効果を発揮したとしても、男性にとっては毒だったということもありうる。優は目の前が真っ暗になってきた。
「ま、まさかね」
 男性といえども女性ホルモンは作り出されている。薔薇が一時的に女性ホルモンの分泌を活性化させたならば、巨乳化は一時的なものということもありうる。というか優とすればそうあって欲しいのだが、体質を完全に作り変えたとなると事態は深刻だ。
「はぁぁ……ない……のかな」
 股間を触ってみると、突起物がまるで見当たらない。それどころか指が内側にまで沈んでいくような感触まであって、優は慌てて手を離した。
 便意を催してきたということもあって、優はトイレに入ってズボンを脱ぐと、便座に腰をかけた。明らかに小便が今までとは違う場所から流れている。恐る恐る股間を見ると、長年連れ添ってきた相棒は、影も形もなかった。
 泣き笑いを浮かべながらも、研究者としての良心で、自分一人だけの被害で済んで良かったかなと優は胸をなで下ろした。
「参ったな。これからどうしようか」
 体の内部はレントゲンでも撮らなければわからないが、外見は完全に女性となってしまっている。隠し通そうとしても、いつかはばれるだろう。さらしを巻いて乳房を隠そうとしても、大きすぎて潰しきれない。無理に胸を締め付けると、呼吸さえ出来なくなってしまう。まごまごしているうちに朝の集合時刻になってしまった。
「おはようございます。遅れてすいません」
「遅れてくるとはなにを……」
 結局はいつも通りのシャツに白衣を着て事務室に顔を出したが、注意をしようとした課長は途中で声を詰まらせた。
「な、なんだそれはっ!」
「あ、あはは、僕も困っているんですよ」
 課長に胸を指差され、優は曖昧な笑みを浮かべながら、落ち着かない様子で体を揺らした。それに応じて乳房もタプタプと揺れている。
 同僚たちも優を見て目をまん丸にしていた。やけに熱い視線を向けてくる者までいるので、優にとっては非常に居心地が悪い。狼の群れに投げ出された子羊の気分だ。
「あーなんだ。あとで話は聞こう。今日は重要な発表がある。この研究所についてだが、半年後に閉鎖されることになった」
 優に視線を向けていた男職員は、課長の話に慌てて耳を傾けた。急な発表に誰もが焦りを禁じえない顔をしている。
「研究機材は全てほかの研究所に運ばれることになるが、この場所からはかなり離れたところになる。希望者がいればそちらの研究所で働くこともできるが、同じ待遇とは限らないぞ。よく考えて欲しい」
 朝礼が終わると、課長は個室で一人一人の質問や相談を受け付けることになった。優の順番は最期だった。
「桜塚、その体は例の薔薇の影響なのか?」
「どうやらそのようです。自分の研究でこうなったわけですから、僕としたら自業自得というほかないですよ。課長は体調におかしなところはありませんか?」
「私は異常ないな。むしろ活力がみなぎっているといってもいい。男性にとって致命的な副作用があるなら、実用化からはほど遠くなってしまうな。残念だよ」
「僕としても残念ですが、薔薇については全て処分しておきました。間違って誰かが口にしたらまずいですからね」
「そうか……桜塚はこれからどうするつもりなんだ?」
「新しい研究所に行くことも考えましたが、同僚のうち何人かは向かうでしょう。僕が男だったとはすぐにわかってしまいます。好奇の目にさらされたくはないですね」
「そうか。わかった」
「僕は研究者には向いてなかったかもしれません。ほかの職種を探してみることにします」



 植物バイオ研究所を辞めた優は、花屋でバイトを始めた。戸籍上は男性なので、正規の職業に就くのはなかなか難しかったのだ。裁判所に変更の申し立てをするにしても時間はかかるし、優自身がまだ女性の体を受け入れていない。即座に割り切るというわけにはいかなかった。
 医者で調べてもらったところ、肉体的には完全な女性になっているということはわかったが、それで心まですぐに変わるわけではない。時間は必要だった。

「いらっしゃいませ」
 植物の面倒見は元々良かった優は、花屋の店員として生き生きと働いている。自分自身でも天職だったかなと思えるほどだ。看板娘としての優を目当てにして、以前よりも男性客が増えたらしい。元は男なので複雑な心境だが、可愛いと褒められるのは悪い気分ではなかった。
 花屋の看板娘として働いているうちに優の心は次第に女性へと傾き、仕草や生活習慣も外見に相応しいものになっていった。優柔不断で流されやすい性格だったので、女性に馴染みやすかったのかもしれない。
 そして、花屋の店長の勧めで見合いをして、婚約を機に優の戸籍は女性へと変更された。もちろん婚約者には、元男性だとは話してある。その後は子供も生まれて幸せな結婚生活を営んでいるはずだったのだが――
 優が結婚してから数年後、原因不明の奇病で男性が女性に変わるという事態が起きていた。調査の結果、ある植物が原因だと判明したが、その頃には異常な繁殖力で各地に深く根付いていた。除草剤を撒いてもほとんど効果がなく、焼き払っても地中に深く根を張り、完全に駆除するということは出来なかった。
 決してその花を食べないようにと通告は出されてはいたが、少し人里を離れれば簡単に見つけられる植物である。それに大人はともかく子供は好奇心旺盛で、知らずに食べてしまうという事故が多発した。
 しかも、その花を食べた女性が産んだ子供は、ほとんどが女の子であった。少子高齢化が進んでいたこの国は、若者がほとんど女性だけという事態になり、人口の減少に拍車がかかったのだった。

 もうこの国には未来はないのかもしれない……。

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