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女性ホルモンによる「男性」の「女性化」は闇の勢力の仕業だったのです!!
3月27日(土)ベンジャミン・フルフォード講演会~世界の「表」と「裏」のネットワークの現状について~DVD販売のお知らせ
な、なんだってぇえええ!?
そんな恐ろしい陰謀が張り巡らされていたとはまったく気づきませんでした。
はっ!?
そういえばこないだ、ライブドアのネットリサーチで日本人の54.1%(4/8時点)が男の娘になりたいと言う恐ろしいデータを拝見しましたが、これもひょっとしてその闇の勢力とやらの仕業では!?
な、なんだってぇえええ!?
そんな恐ろしい陰謀が張り巡らされていたとはまったく気づきませんでした。
はっ!?
そういえばこないだ、ライブドアのネットリサーチで日本人の54.1%(4/8時点)が男の娘になりたいと言う恐ろしいデータを拝見しましたが、これもひょっとしてその闇の勢力とやらの仕業では!?
ふたご☆ちゃんねる
読了。
双子の双方が、それぞれマジで異性になりたがっちゃってます。
異性装の面白さはあるし、キャラは可愛いのですけれど葛藤とかスリルはあまり感じられないかなぁ。
「値段分の価値がある」でレーティング。
あらすじ
力(男)と藍(女)は、顔も声も身長も、すべてがそっくりの双子の兄妹。
そんなふたりには、周りにはナイショの秘密があった。
それは―女の子になりたい力と、男の子になりたい藍が、時々入れ替わっているということ。
ある日、力の提案で、入れ替わった姿のまま、初めて学校に行ってみることにしたふたり。
しかし、力はひょんなことから、藍の想い人でもある黒木(女)と、保健室のベットで一緒に寝る事になってしまい…。
『女装』に『百合』に『BL』と、何でもありのハチャメチャラブコメディ!
双子の双方が、それぞれマジで異性になりたがっちゃってます。
異性装の面白さはあるし、キャラは可愛いのですけれど葛藤とかスリルはあまり感じられないかなぁ。
「値段分の価値がある」でレーティング。
ふたご☆ちゃんねる (E★2コミックス) (2010/02/26) ちんじゃおろおす 商品詳細を見る |
あらすじ
力(男)と藍(女)は、顔も声も身長も、すべてがそっくりの双子の兄妹。
そんなふたりには、周りにはナイショの秘密があった。
それは―女の子になりたい力と、男の子になりたい藍が、時々入れ替わっているということ。
ある日、力の提案で、入れ替わった姿のまま、初めて学校に行ってみることにしたふたり。
しかし、力はひょんなことから、藍の想い人でもある黒木(女)と、保健室のベットで一緒に寝る事になってしまい…。
『女装』に『百合』に『BL』と、何でもありのハチャメチャラブコメディ!
いつきといつみ(2)
by.ありす
キャラデザ&挿絵 まさきねむ
次の日の朝、俺はいつきの家に急いだ。昨夜のことを、いつきに確かめたかったのだ。
「うん。いつみから聞いたよ。健が元気になってよかった」
「じゃ、本当なのか? あれはやっぱり、本当にいつみだったんだな!」
「うん、そうだよ」
「そ、そうか……」
「いつみに今夜も体貸してくれって言われた。健は今日も夜、いつみに会いたい?」
「ああ、頼むよ!」
「いいよ。じゃあ、今晩9時にまた、あの公園でね。僕も今日は早めに寝るから」
「あ、ありがとう! 親友よ!」
「うわっ! 抱きつくなよ! いつみになるのは夜だけなんだから」
「す、すっまん! つい……」
「言っとくけど、夜はいつみだからって、ヘンなことするなよ。体は僕のなんだから」
「わ、わかってるよ……」
そうしていつきは、昼はいつき、夜はいつみとしての2重生活が始まった。
短い夜が更けていくのが惜しくて、別れ際には必ず『また明日の晩も』と、いつみに約束させた。
いつきの体に負担がかかるからと、いつみは渋ったが、結局は折れてくれた。
もちろん、昼間のいつきも拝み倒し、夜の約束を果たせるように頼んだ。
初めのうちこそは、お互いにぎこちなかった会話も、夜のデートを重ね、二人の思い出を重ね合わせるたびに、俺たちは昔どおりの関係に戻っていった。
まるで、いつみが生き返ったかのように。
そしてそれは、いつみといつきに変化をもたらした。
昼休み、二人で弁当を食べていると、突然こんな事を言われた。
「健、夕べ、いつみにキスしようとして、引っぱたかれただろう?」
「ど、どうしてそれを! いつみがしゃべったのか?」
「ふふん。体はボクのだからね、キスなんかするなよ」
「いや、その……すまん!」
「いいよ、いつみと健は恋人同士だったんだもんね。健の気持ちも判るよ。いつみだって……」
「え?」
「ううん。なんでもないよ」
そしてその晩、いつものように夜の公園で待ち合わせていると、いつみはいつものワンピースではなく、いつきが良く着ているジーンズのジャケット姿で現れた。。
「健!」
「あれ、いつき?」
「うふふー、いつみだよ。いつきの服を着てるけど」
「何だってそんな……」
「今夜、アクション映画のレイトショーがあるの。いつきが見たがっていたんだよね。だから私が代わりに見たいなと思ったの」
「それで、いつきの服を?」
「夜の映画館だもん。女の子の服を着てて、不良とかに絡まれたりしたら嫌でしょ?」
「でもなんだかコレじゃ、いつきとデートしているみたいだよ」
「目を閉じれば?」
「それじゃ、もっとデートしてる気にならないよ」
「そう? それじゃ、試しに目をつぶってみて」
「え?」
「いいから」
「こ、こうか?」
ふと唇に何かやわらかいものが触れた。
「い、いつみ!」
「どう? デートしてる気分になった?」
「な、なったけど……」
いつみは頬を赤くして上目遣いに俺を見た。
いつみが時々俺に見せる、はにかんだ笑顔。
俺も真っ赤になっていた。
*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*
いつみとのデートを始めて数日後。
たまにはいつきとも遊びたいと思った俺は、昼間のいつきとゲーセンで待ち合わせてた。
「健くん」
「い、いつみ?」
現れたのは、いつみのお気に入りのワンピースを着ていた。
「ざーんねん。いつきだよ。いつみは昼間は出てこれないの、知ってるだろ?」
「で、でも、その服……」
「いつみのだよ。いつみが新しい服を欲しがっているみたいなんだ。きっと健とのデートに着て行きたいんだと思う」
「それで、そんなカッコを?」
「女の子の服を買うのに、男の服を着て行くわけにもいかないだろう?」
「それはそうだけど……」
「ふふーん。ねぇ健クン、腕組もうか?」
「よ、よせよ、からかうのは。でもお前たち、本当にそっくりなんだな」
*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*
そんな日々を過ごしているうちに、昼のいつきと夜のいつみの記憶が融合し始めていた。
『毎晩のようにお互いの情報交換をしているから、こんがらがっているのかも?』と、昼間のいつきは笑って言った。
そのせいか、俺は昼間のいつきと接していると、うっかりいつみとして扱ってしまう時があった。
そのたびに気まずい雰囲気になったが、そのころはまだ照れ笑い程度で済んでいた。
次第に俺は、昼のいつきと夜のいつみが、同一人物の様に錯覚するようになっていた。
俺の都合に合わせて、彼らの気まぐれに合わせて、二人にとって都合の良い一人の人物になっていた。 もともと良く似ていた二人だったから、そんなありえない様な事を、俺は違和感無く受け入れていた。
だが、こんな状態を続けていたせいか、いつみが心配していたとおり、今度は精神と体の両方に負担がかかり始めた。
「ねぇ、健くん。もうそろそろ、やめようかと思うの」
「やめるって、デートをか?」
「そう、いつきの体にもだいぶ負担がかかっているの。それに……」
「それに?」
「気がついているでしょ? いつきと私、混乱してる。意識が混ざり合い始めているの」
「……意識が、混ざる?」
「一つの体に二つの心。そんなのは、無理なのよ」
「けど、俺……。なぁ、もう少し。もう少しだけいいだろう?」
「健くん……」
「だって、夜のデート止めちまったら、もういつみは戻ってきてはくれないんだろ?」
「私は、もう死んでいるのよ」
「そんな事いうなよ。だって、俺……」
「……わかったわ。ほんと言うと私もちょっと、お別れが辛いの」
「いつみ、ありがとう……」
俺はいつみをそっと抱きしめた。
だがそんなことがあって数日後のある日のこと、いつきは体育の授業中に倒れてしまった。
そしてそのままこん睡状態に陥ったいつき(いつみ)は、入院する事になってしまった。
毎日欠かさず見舞いに行ったが、いつきもいつみも、どちらも目覚めることはなかった。
俺は激しく後悔した。
俺のわがままで、いつみどころか親友のいつきまで、失いかけていた……。
<つづく>
キャラデザ&挿絵 まさきねむ
次の日の朝、俺はいつきの家に急いだ。昨夜のことを、いつきに確かめたかったのだ。
「うん。いつみから聞いたよ。健が元気になってよかった」
「じゃ、本当なのか? あれはやっぱり、本当にいつみだったんだな!」
「うん、そうだよ」
「そ、そうか……」
「いつみに今夜も体貸してくれって言われた。健は今日も夜、いつみに会いたい?」
「ああ、頼むよ!」
「いいよ。じゃあ、今晩9時にまた、あの公園でね。僕も今日は早めに寝るから」
「あ、ありがとう! 親友よ!」
「うわっ! 抱きつくなよ! いつみになるのは夜だけなんだから」
「す、すっまん! つい……」
「言っとくけど、夜はいつみだからって、ヘンなことするなよ。体は僕のなんだから」
「わ、わかってるよ……」
そうしていつきは、昼はいつき、夜はいつみとしての2重生活が始まった。
短い夜が更けていくのが惜しくて、別れ際には必ず『また明日の晩も』と、いつみに約束させた。
いつきの体に負担がかかるからと、いつみは渋ったが、結局は折れてくれた。
もちろん、昼間のいつきも拝み倒し、夜の約束を果たせるように頼んだ。
初めのうちこそは、お互いにぎこちなかった会話も、夜のデートを重ね、二人の思い出を重ね合わせるたびに、俺たちは昔どおりの関係に戻っていった。
まるで、いつみが生き返ったかのように。
そしてそれは、いつみといつきに変化をもたらした。
昼休み、二人で弁当を食べていると、突然こんな事を言われた。
「健、夕べ、いつみにキスしようとして、引っぱたかれただろう?」
「ど、どうしてそれを! いつみがしゃべったのか?」
「ふふん。体はボクのだからね、キスなんかするなよ」
「いや、その……すまん!」
「いいよ、いつみと健は恋人同士だったんだもんね。健の気持ちも判るよ。いつみだって……」
「え?」
「ううん。なんでもないよ」
そしてその晩、いつものように夜の公園で待ち合わせていると、いつみはいつものワンピースではなく、いつきが良く着ているジーンズのジャケット姿で現れた。。
「健!」
「あれ、いつき?」
「うふふー、いつみだよ。いつきの服を着てるけど」
「何だってそんな……」
「今夜、アクション映画のレイトショーがあるの。いつきが見たがっていたんだよね。だから私が代わりに見たいなと思ったの」
「それで、いつきの服を?」
「夜の映画館だもん。女の子の服を着てて、不良とかに絡まれたりしたら嫌でしょ?」
「でもなんだかコレじゃ、いつきとデートしているみたいだよ」
「目を閉じれば?」
「それじゃ、もっとデートしてる気にならないよ」
「そう? それじゃ、試しに目をつぶってみて」
「え?」
「いいから」
「こ、こうか?」
ふと唇に何かやわらかいものが触れた。
「い、いつみ!」
「どう? デートしてる気分になった?」
「な、なったけど……」
いつみは頬を赤くして上目遣いに俺を見た。
いつみが時々俺に見せる、はにかんだ笑顔。
俺も真っ赤になっていた。
いつみとのデートを始めて数日後。
たまにはいつきとも遊びたいと思った俺は、昼間のいつきとゲーセンで待ち合わせてた。
「健くん」
「い、いつみ?」
現れたのは、いつみのお気に入りのワンピースを着ていた。
「ざーんねん。いつきだよ。いつみは昼間は出てこれないの、知ってるだろ?」
「で、でも、その服……」
「いつみのだよ。いつみが新しい服を欲しがっているみたいなんだ。きっと健とのデートに着て行きたいんだと思う」
「それで、そんなカッコを?」
「女の子の服を買うのに、男の服を着て行くわけにもいかないだろう?」
「それはそうだけど……」
「ふふーん。ねぇ健クン、腕組もうか?」
「よ、よせよ、からかうのは。でもお前たち、本当にそっくりなんだな」
そんな日々を過ごしているうちに、昼のいつきと夜のいつみの記憶が融合し始めていた。
『毎晩のようにお互いの情報交換をしているから、こんがらがっているのかも?』と、昼間のいつきは笑って言った。
そのせいか、俺は昼間のいつきと接していると、うっかりいつみとして扱ってしまう時があった。
そのたびに気まずい雰囲気になったが、そのころはまだ照れ笑い程度で済んでいた。
次第に俺は、昼のいつきと夜のいつみが、同一人物の様に錯覚するようになっていた。
俺の都合に合わせて、彼らの気まぐれに合わせて、二人にとって都合の良い一人の人物になっていた。 もともと良く似ていた二人だったから、そんなありえない様な事を、俺は違和感無く受け入れていた。
だが、こんな状態を続けていたせいか、いつみが心配していたとおり、今度は精神と体の両方に負担がかかり始めた。
「ねぇ、健くん。もうそろそろ、やめようかと思うの」
「やめるって、デートをか?」
「そう、いつきの体にもだいぶ負担がかかっているの。それに……」
「それに?」
「気がついているでしょ? いつきと私、混乱してる。意識が混ざり合い始めているの」
「……意識が、混ざる?」
「一つの体に二つの心。そんなのは、無理なのよ」
「けど、俺……。なぁ、もう少し。もう少しだけいいだろう?」
「健くん……」
「だって、夜のデート止めちまったら、もういつみは戻ってきてはくれないんだろ?」
「私は、もう死んでいるのよ」
「そんな事いうなよ。だって、俺……」
「……わかったわ。ほんと言うと私もちょっと、お別れが辛いの」
「いつみ、ありがとう……」
俺はいつみをそっと抱きしめた。
だがそんなことがあって数日後のある日のこと、いつきは体育の授業中に倒れてしまった。
そしてそのままこん睡状態に陥ったいつき(いつみ)は、入院する事になってしまった。
毎日欠かさず見舞いに行ったが、いつきもいつみも、どちらも目覚めることはなかった。
俺は激しく後悔した。
俺のわがままで、いつみどころか親友のいつきまで、失いかけていた……。
<つづく>