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僕と彼女の××× 6
2009年おかし製作所売り上げランキング(アマゾン) 第36位
読みました。
あきらちゃんが女の子のカラダになじんで来て、なおかつ葛藤ありで大変いい時期です。
是非、買うべしでランキング。
次巻(1年半後w)で完結、か?
20090317初出
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![]() | 僕と彼女の××× 6 (6) (BLADE COMICS) (2009/03/10) 森永 あい 商品詳細を見る |
20090317初出
Google AdWords 成功の法則
読了。
優秀なツール、Google AdWordsを使いこなすための分かりやすい参考書といった位置づけか。
当然サイトのビジネス構築が上手く出来ていなければ回収はできないのだが、集客は集客だけで単独で語れるテーマですし、まぁいいかなと。
読んで全体像がつかめた気がします。
また今度アドワーズ広告をやってみようかな。
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![]() | Google AdWords 成功の法則 (2010/05/22) 川田 達矢 商品詳細を見る |
六鏡 玲人の暗躍――水野 希光の場合――(3) by.黒い枕
(3)
「こんなもので願いが叶うわけがない、か――アホらしい。寝よう」
ベッドで意識を沈める前、水野 希光が気になったのは、あのフィギュアだった。
精巧に作られた顔と表情が頭を捕らえて、離さない。
人の魂を吸い込む呪いが、あるのではないかと、思うぐらい――誇張でもなく――本意で、気になった。
電気を切ろうとしても、また手が、否、動作が、止まる。思考が切り替わらない。
振り返り、再度、ガラス・ケースを見た。
小さい指の輪郭すらも、鮮明に脳に送られる。やはり、素晴らしく魅力的な”女性"である。
(――って、これは人形だろうが!?)
やばい方向に駆け出しそうになった精神を希光は、静止した。
電気を消し、暗くなった部屋を記憶と経験だけで寝床に向かう。
フカフカの地面に横たわり、きつく目を瞑った。
(俺は、人間が――女性が好きなんだ。あんな人形に興味はない!!)
心を落ち着かそうと、暗示のように、同じ思考を繰り返す。
多分に、追い詰められていたらしい。
そんな彼に幻聴が――『追い討ち』が、迫った。
(――マスター!マスターのお望みを叶えても、宜しいでしょうか?)
(わっ! わっわあ!! 聞こえない!? 聞こえない!?)
それが、見惚れてしまった人形の囁きなのだと、希光は理解した。
理由は、分からないし、知りたくもないのだが――想像する通りに、凛としていて、どこか母性がある、優しい声だった。
気のせいか、肩に柔らかい物体が添えられているような感覚すらも、伝わってきた。
(生身の『キャラ』に会いたいんですよね? 私が叶えても宜しいでしょうか?)
(ぬおおお!? 柔らかい感触まで!? 俺、大丈夫か――ァ?!)
声が近づき、今度は背中全体に柔らかい物が、広がる。
気のせいではない。
幻聴を、否、幻覚すらも、自分は引き起こしているのだ。
むにゅむにゅ、の幸福を呼ぶ、音と感触。
それは幻聴だ。幻覚だ。
だが、異様に生々しい音に質感――いや、だから幻がつくのではないか、と思考が巡るも、むぎゅむぎゅ、と感触は消えることはなかった。
むしろ力強く、進化する。
拒絶したくても、より一層、強まる陽炎の誘惑に、脳が勤めを放棄しようとする。
(マスターの、お望みを叶えさせて下さい!!)
(――分かったっ。叶えていいから、もう止めてくれっ!!)
(了解しました。それでは失礼します)
(うえ…あっ…ぁ…)
背中を貫かれた――ように背中の、ある一点から高温が、生まれた。
そのまま高温は、急激に体に広がる。
体が火照る。
熱さで意識が、さらに朦朧とする。
だが、なぜか汗一つ掻かず、それどころか、心地よい眠気に襲われた。
闇が優しく包み込んでくれる――そんな恍惚感を味わいながら、希光は意識を現実から、開放させた。
~~~~~~
「んああぁぁ、――今日はなんだか、気分がいいな…なんでだろう?」
奇跡だった。
低血圧の水野 希光が朝を気持ちよく迎え入れられるのは、それだけ凄いのだ。
浮かれ気分なまま、希光は布団を剥いだ。
なんだか爽快な気分に反して、体が妙に、そわそわする。体の安定が、取り難い。
仕方無しに、新鮮な空気を、大きく吸い込むことにした。
――ぶるん。
乳が揺れる。
深呼吸の仕方が悪かったのだろう。
大きく実った乳が、生身のまま希光の上で踊っている。
(アレ……なんで裸なんだ?)
お馴染みの寝巻きは、なぜか消失しており、目下に広がるのは自分の裸と生チチ。
謎を解明したいものの――波打つ胸の感触が不快、もしくは愉快すぎて――集中できない。
「……ん?」
脳をぐらつかせる違和感を飲み込み、希光はもう一度、空気を肺の中に取り込んだ。
先ほどよりも、大きく肺が膨らむ。
――ぶるンっ、ぷよっん――
呼吸のせいではなかったらしい。
未だに胸は異常なほど腫れていて、過大に揺れた。狂い踊るように。
慣れない感覚が、迷惑で、くすぐったく――とても、落ち着けない。
なおのこと蠢く胸を、手にとって見る。
健全な乳――否、夢のような巨乳である。
「――にしても、大きな胸だな。…え?…っぁ…あイィィィ!?よおおぉっ!?」
――むぎゅんっ!!
思わず、希光は掴んでいた乳房を潰した。
温かい――だけでなく指が食い込む度に、ほろ苦い痛みが、希光を襲った。
それでも、あまりにも受け入れがたい現実に両手の力は止まらない。
むぎゅ、むぎゅ。
形を変えれば感覚は伝わるし、音すら聞こえてくる。正直に言う、かなり痛い。
そう、それはそれは、見事な女性の乳が、希光の胸部に張り付いていた。
(ってなんだよこれ!?――指もっ!?)
変異は胸だけではなかった。
その乳房を調べ上げた指も、今までのものとは明らかに違う。
繊細で細く、ひどく脆そうだ。
しかし、彼は、不快感と恐怖から、自分ではない『誰か』の両手を、酷使した。
「うっ…あ、ああ!?」
眼前に広がるのは、女の体だった。
どこにも希光の体はなく、女性の裸体が、まざまざと、晒されている。
腰と臀部の、不安を感じずにはいられない落差は無論のこと、股間の生殖器までもが、女のモノに、取って代わられていたのだ。
本来、男の体が、自分の体が、ある場所――に。
「う、あっ…!」
眩暈を我慢しながら股を触った。
当たり前なのだが、『自分の体』が無い以上、その謎の『女の体』を使うしかない。
覚悟など碌に出来ていない――が、それ以外の選択肢もないので――希光は、震える右手で、弱弱と"アソコ"を摩る。
数秒後に嵌まってしまった女性器の入り口の感触に、希光は女の子のような悲鳴を上げる。
「ひゃああ!?」
じゅぶじゅぶ、とした音に、その感触。
神経と精神を直接、殴られたような激しい痺れが、起きる。
引き上げた指には証拠が、――生暖かい糸が、微かにこびり付いていた。
間違いようが無いほど、『水野 希光』の身体は、ありとあらゆるもの全てが、女体と化していた。
<つづく>
「こんなもので願いが叶うわけがない、か――アホらしい。寝よう」
ベッドで意識を沈める前、水野 希光が気になったのは、あのフィギュアだった。
精巧に作られた顔と表情が頭を捕らえて、離さない。
人の魂を吸い込む呪いが、あるのではないかと、思うぐらい――誇張でもなく――本意で、気になった。
電気を切ろうとしても、また手が、否、動作が、止まる。思考が切り替わらない。
振り返り、再度、ガラス・ケースを見た。
小さい指の輪郭すらも、鮮明に脳に送られる。やはり、素晴らしく魅力的な”女性"である。
(――って、これは人形だろうが!?)
やばい方向に駆け出しそうになった精神を希光は、静止した。
電気を消し、暗くなった部屋を記憶と経験だけで寝床に向かう。
フカフカの地面に横たわり、きつく目を瞑った。
(俺は、人間が――女性が好きなんだ。あんな人形に興味はない!!)
心を落ち着かそうと、暗示のように、同じ思考を繰り返す。
多分に、追い詰められていたらしい。
そんな彼に幻聴が――『追い討ち』が、迫った。
(――マスター!マスターのお望みを叶えても、宜しいでしょうか?)
(わっ! わっわあ!! 聞こえない!? 聞こえない!?)
それが、見惚れてしまった人形の囁きなのだと、希光は理解した。
理由は、分からないし、知りたくもないのだが――想像する通りに、凛としていて、どこか母性がある、優しい声だった。
気のせいか、肩に柔らかい物体が添えられているような感覚すらも、伝わってきた。
(生身の『キャラ』に会いたいんですよね? 私が叶えても宜しいでしょうか?)
(ぬおおお!? 柔らかい感触まで!? 俺、大丈夫か――ァ?!)
声が近づき、今度は背中全体に柔らかい物が、広がる。
気のせいではない。
幻聴を、否、幻覚すらも、自分は引き起こしているのだ。
むにゅむにゅ、の幸福を呼ぶ、音と感触。
それは幻聴だ。幻覚だ。
だが、異様に生々しい音に質感――いや、だから幻がつくのではないか、と思考が巡るも、むぎゅむぎゅ、と感触は消えることはなかった。
むしろ力強く、進化する。
拒絶したくても、より一層、強まる陽炎の誘惑に、脳が勤めを放棄しようとする。
(マスターの、お望みを叶えさせて下さい!!)
(――分かったっ。叶えていいから、もう止めてくれっ!!)
(了解しました。それでは失礼します)
(うえ…あっ…ぁ…)
背中を貫かれた――ように背中の、ある一点から高温が、生まれた。
そのまま高温は、急激に体に広がる。
体が火照る。
熱さで意識が、さらに朦朧とする。
だが、なぜか汗一つ掻かず、それどころか、心地よい眠気に襲われた。
闇が優しく包み込んでくれる――そんな恍惚感を味わいながら、希光は意識を現実から、開放させた。
~~~~~~
「んああぁぁ、――今日はなんだか、気分がいいな…なんでだろう?」
奇跡だった。
低血圧の水野 希光が朝を気持ちよく迎え入れられるのは、それだけ凄いのだ。
浮かれ気分なまま、希光は布団を剥いだ。
なんだか爽快な気分に反して、体が妙に、そわそわする。体の安定が、取り難い。
仕方無しに、新鮮な空気を、大きく吸い込むことにした。
――ぶるん。
乳が揺れる。
深呼吸の仕方が悪かったのだろう。
大きく実った乳が、生身のまま希光の上で踊っている。
(アレ……なんで裸なんだ?)
お馴染みの寝巻きは、なぜか消失しており、目下に広がるのは自分の裸と生チチ。
謎を解明したいものの――波打つ胸の感触が不快、もしくは愉快すぎて――集中できない。
「……ん?」
脳をぐらつかせる違和感を飲み込み、希光はもう一度、空気を肺の中に取り込んだ。
先ほどよりも、大きく肺が膨らむ。
――ぶるンっ、ぷよっん――
呼吸のせいではなかったらしい。
未だに胸は異常なほど腫れていて、過大に揺れた。狂い踊るように。
慣れない感覚が、迷惑で、くすぐったく――とても、落ち着けない。
なおのこと蠢く胸を、手にとって見る。
健全な乳――否、夢のような巨乳である。
「――にしても、大きな胸だな。…え?…っぁ…あイィィィ!?よおおぉっ!?」
――むぎゅんっ!!
思わず、希光は掴んでいた乳房を潰した。
温かい――だけでなく指が食い込む度に、ほろ苦い痛みが、希光を襲った。
それでも、あまりにも受け入れがたい現実に両手の力は止まらない。
むぎゅ、むぎゅ。
形を変えれば感覚は伝わるし、音すら聞こえてくる。正直に言う、かなり痛い。
そう、それはそれは、見事な女性の乳が、希光の胸部に張り付いていた。
(ってなんだよこれ!?――指もっ!?)
変異は胸だけではなかった。
その乳房を調べ上げた指も、今までのものとは明らかに違う。
繊細で細く、ひどく脆そうだ。
しかし、彼は、不快感と恐怖から、自分ではない『誰か』の両手を、酷使した。
「うっ…あ、ああ!?」
眼前に広がるのは、女の体だった。
どこにも希光の体はなく、女性の裸体が、まざまざと、晒されている。
腰と臀部の、不安を感じずにはいられない落差は無論のこと、股間の生殖器までもが、女のモノに、取って代わられていたのだ。
本来、男の体が、自分の体が、ある場所――に。
「う、あっ…!」
眩暈を我慢しながら股を触った。
当たり前なのだが、『自分の体』が無い以上、その謎の『女の体』を使うしかない。
覚悟など碌に出来ていない――が、それ以外の選択肢もないので――希光は、震える右手で、弱弱と"アソコ"を摩る。
数秒後に嵌まってしまった女性器の入り口の感触に、希光は女の子のような悲鳴を上げる。
「ひゃああ!?」
じゅぶじゅぶ、とした音に、その感触。
神経と精神を直接、殴られたような激しい痺れが、起きる。
引き上げた指には証拠が、――生暖かい糸が、微かにこびり付いていた。
間違いようが無いほど、『水野 希光』の身体は、ありとあらゆるもの全てが、女体と化していた。
<つづく>