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「分裂譚」  ~ ♂殖栗 玉造シリーズ♀ (5)

テキスト.ありす
挿絵.松園

(5)-------------------------------------------------------

 ぴしゃぴしゃと軽く頬をたたかれる感じがして、唇に冷たい液体を感じた。

「おいっ! しっかりしろ! 大丈夫か? 生きてるか!!」
「んぁ……?」
「気づいたか? 俺が誰だかわかるか?」
「あーん、何言ってんだぁ? 自分に向かってぇ」
「しっかりしてくれ。 すまん! チトやりすぎた」

 今度は体全体をゆすられる感触がして、だんだんと意識がはっきりとしてきた。

「おれ……? あれ? ……気絶してた?」
「良かった。戻ってきたか。ホントすまん!」

 コピーに抱えられていたおれは、自分の力で体を起こすと、深呼吸をした。
 なんだか体が、たくさんの酸素を要求しているような、そんな感覚がする。

「大丈夫か? 心配したぞ」
「ああ、何とか生還できたようだ。あの噂はホントかもしれん」
「何の?」
「男が女の絶頂を感じると、快感で死んでしまうって奴」
「脅かすなよ。そんなにすごかったのか?」
「ああ、宇宙の真理というか、この世界の構造を見たような気分だ」

 ふと気がついて体を見ると、体のあちこちに縛られた時のロープの縄目が生々しく残っていたが、戒めは解かれていて、今は少しはだけてしまっていたが、やわらかいタオルケットで全身を包まれていた。

「解いてくれたのか? やれやれ、やっと体が動かせる」
「ちょっとエスカレートしすぎたか? そんなに激しくしたつもりはなかったんだが……」
「鏡を見てたのが悪かったのかもしれん。必要以上に感じてしまったようだ」

 すこしひりひりするロープの痕を撫でていると、コピーが追加の水をコップについで渡してくれた。

「のど渇いているんだろう? 飲めよ」
「ありがとう。結構やさしいな、お前」
「お前は俺自身でもあるからな。死んじまったら元も子もない」
「おれの方がオリジナルだからなぁ」
「で、どうする? もう止めるか? 残念だが」

 ま、確かに死んでしまったら元も子もない。そんぐらい凄かった。
 だが、思い出すと恐怖も感じる。それぐらいの快感だった。
 けど……男に戻ったら、二度とあんな体験はできない。
 うまくセーブしていけば、もっと長く快感だけを味わえるんじゃないか?
 好奇心が恐怖心を上回っていた。

「まだ時間あるし、もっとヤリたいんだろう? お前」
「う、それを言われると罪悪感がこみ上げてくるが、そのとおりだ」
「ま、ヤバそうなレベルはわかった。次は大丈夫だろう」
「ホントか? いいぞ、無理しなくても」
「実は、今のが快感の果てってのは頭では理解しているんだが、何がなんだか良くわからないうちに気を失っちまったんだよ。もう少しゆっくり昇り詰めていけば、もっと違う領域にたどり着けるんじゃないかと思ってな」
「“好奇心は人を殺す”ぜ。 だが、お前がそういうのなら、遠慮なく」

 といって、コピーは解かれたままのロープを手に取った。

「また、縛るのか?」
「今度は“開脚縛り”。たっぷりとイヤらしい写真撮ろうぜ」
「やれやれ、お手柔らかに頼むぞ」
「わかってるって。足首がこう、頭より高くなるように……」
「どこへ縛り付けるつもりだ? 天井にフックでも付けるのか?」
「そんなことしたら、ボロアパートの天井ごと落ちてくるだろ。ちょっと待っててくれ」

 そう言うと押入れをごそごそと漁り始めたコピーは、何かの懸賞で当たった、折りたたみ式のディレクターズチェアを持ち出してきた。

「そういえばあったね。そんなのが」
「さ、ここに腰掛けて」
「ちゃんと拭いたか? 女の肌はデリケートなんだぞ」
「一応、ホコリは払ったが、そうだ、このタオルケットを敷いてその上に座れよ」
「うん。このシート布、少しざらざらしているから、柔肌がすりむけそうだ」
「エッチな汁で染みをつけられても困るし」
「(////)」
「お、赤くなった、いいねぇ、その表情」
「もうやだ、この人」

 コピーの手を借りながら、ディレクターズチェアに浅く腰掛けると、背もたれの後ろで手首を縛られた。

「また後ろで縛るのか? 前じゃ駄目?」
「お前の小さな胸が、腕で隠れちゃうだろ? それにそのちょっと不安そうな表情がすごくいいんだ」
「ぷぅ……」
「ちょっとお尻を前に出すぞ」

 腰の下に手を入れられて、腰がチェアの縁ギリギリに来るように載せ直された。
 片足ずつ、膝のあたりにロープを巻き付けられ、血が止まらない程度に締り具合を確かめたコピーは、背後に回り一気に両方のロープを引っ張った。

「ちょ、痛い、痛い! 」
「ごめんごめん、このぐらいかな?」

 膝が頭の左右に近くなるぐらいにまで引っ張られ、手と同じように背もたれのフレームに縛り付けられたようだった。少しお腹が圧迫される様な姿勢もさることながら、無防備に剥き出しにされた股間に、強い被虐を感じた。

「うわぁ、スッゲーいい!」
「この体制、ちょっと苦しいんだけど……」
「濡れたオマンコがぱっくり開いて、モロ見え、いやらしぃ~」
「やめてくれ、恥ずかしいよ」
「だってほら、俺のイチモツを誘っているみたいに、ヒクヒクしているぜ」
「言葉責めもやめてくれ」
「だって、ちっとも恥ずかしそうじゃないからな」
「十分恥ずかしいわ!」
「じゃ、指入れるぞ」
「ん……」
「痛くないか? 大丈夫?」
「ま、まぁなんとか……」
「くちゅっ、くちゅっ、くちゅっ……」
「擬音はやめて!」
「ん? 口に出して言わないと、お前の本当の音が聞こえちゃうよ?」
「(////)」
「お、赤くなった。シャッターチャーンス! ぱちっ」
「ホントやだ、この人……」

 コピーはカメラの向きを変えながら、いろんな方向からおれの恥ずかしい格好を撮り始めた。
 そして時折乱暴におれの膣口に指を突っ込んで掻き回した。
 その快感と苦痛の入り交じった責めに顔を歪めると、コピーが嬉々としてシャッターを切った。

「お前も見てみろよ」

05mz.jpg

 そう言いながら、あの姿見をおれの前に置いた。
 そこには、少し顔を赤くした少女が、いまにも椅子からずり落ちそうな感じで腰掛けていた。
 だがその少女は無防備にも全裸で、しかも大きく脚を広げられていた。
 晒された無毛の女性器は、肉の襞が赤く充血していて、しかもたっぷりと濡れて光っていて、愛液の雫があふれ出していた。
 視線を上の方に転じていくと、まだ熟れきっていない若々しい乳房の頂点に桜色の乳首が、痛々しいほどに尖っていた。
 こんな恥ずかしい姿にさせられているのに、何一つ抵抗できないように、手は背もたれの後ろで縛られ、足首にも縄が掛けられて閉じられなくされていた。
 そしてその哀れな姿の少女は、目尻にうっすらと涙を浮かべていた。
 それが自分の顔だと認識したとたん、おれは恥ずかしくなって顔を背けてしまった。
 すかさずパシャ、パシャ!というデジカメのシャッター音がしたが、そんな無遠慮なコピーの行為に腹を立てるよりも、羞恥心の方がはるかに上回った。

「よーし、お父さん、この○ポDのビン突っ込んじゃうぞ!」
「やだぁ、変態ー」
「ほら、足広げろよ。片足天井からつるして、閉じれないようにしちゃおうか」
「わ、ちょっと、痛いよぉ」
「我慢しろ、SMプレイなんだから。あ、そうだ! また写真撮ろう」
「ちょ、この体勢キツいんだけど……」
「動画撮るけど、ハメ撮りでイかされるのと、このビンでイかされるのとどっちがいい?」
「聞くな! そんなこと!! っていうか、動画まで撮るのかよ?」
「後で絶対に、撮っておいて良かったと思うから」
「……もう、好きにしろ」
「やった! じゃ両方ね」
「マジかよ……、でもこの体勢じゃ、イけないと思うけど……」
「演技ぐらいしろよ」
「おれはAV女優じゃない!!」
「素人は素人なりに、がんばってくれよ」

 コピーはそう言いながら、パシャパシャとおれの恥ずかしい姿にデジカメのシャッターを切った。
 うぅ……シャッター音も消して欲しいんだけど……。

「ホント、お前はイヤな奴だ……」

 ついつい、また視線が鏡の方を向いてしまう。

「ちょっと待った!」
「どうした? 手とか脚が痛いのか?」
「いや、その……目隠ししてくれないか?」
「おお、ついに目覚めたか? マゾの世界にようこそ!」
「違うよ! そうじゃなくて、自分がヤられているのを見ていると、必要以上に感じちゃうみたいなんだ」

 とにかく正面に置かれている姿見に映る、自分の姿が気になってしょうがない。

「目を閉じてればいいんじゃ?」
「ついつい見ちゃうんだよ」
「視界を奪われたほうが、マゾの沼に……」
「や、やっぱこのまま……」
「じゃ、ついでに口にも……」
「ひ、人の話を、むぐぅっ……」

 コピーが覆いかぶさるように、おれにのしかかり、ハンカチを口に押し込まれた。
 舌でハンカチを押し出そうとしたが、その上から手で塞がれた。

「んっ! んぐぅ! んんん~っ!」

 抗議の声は声にならず、押し殺された呻きにしかならなかった。
 コピーさっきまでのヘラヘラした態度とは打って変わって、獲物を捉える獣のような鋭い表情でおれを見下ろしていた。
 目は血走っていて、今にもおれを殺してしまいそうだった。
 だが、そんな奴から逃れようとしても、手足の自由を奪われ、口も塞がれていた。
 そして、台所から手ぬぐいを持ってきて、最後におれの視界も奪っていった。

「これで出来上がり。こういうのもなかなかいいねぇ。やっぱりエロ本でみるのとは大違いだ」

 コピーはそう言いながら股間の、濡れていたおれの女性器に指を突っ込んだ。
 視覚を奪われたことで、見えないコピーの唐突な行動におれは慌てた。

「んんんっ! んんむむぅ~っ!!(やめろっ!やめてくれぇ~っ!!)」

 反射的に体を捩り、抗議の声を上げようとしたが、椅子にがっちりと固定され、くぐもった呻き声しか出せなかった。

「縄で縛られ、声も出せない、おまけに見ることもできずに、ただ体をいたずらされるだけの女。そそるなぁ」

 だから言葉責めは止めてくれってば!!
 だがコピーの言うとおり、おれは全裸で椅子に縛り付けられ、両脚は大きく広げられて、快感よりも苦痛が勝っていた。
 小さな胸を乱暴に揉みしだかれた。
 首筋の一番弱いところを確かめるように、舌で舐められた。
 そして、指で女性器を広げられ撫でられて、膣の入り口を指でこすられていた。
 さらに何か冷たい、太い物体で女穴を塞がれた。
 おれは終に、人の手ではない、道具で陵辱されていた。
 コピーの荒々しい息遣いが聞こえ、目には見えない、けれど確実に迫る身の危険を感じていた。
 おれはレイプされるという恐怖を、再び味あわされていた。

「んんんっ! んんんっんむぅ!! (痛いっ! 痛いってば!!)」

 乳首やクリトリスを捻り潰す様な、コピーの乱暴な愛撫に、おれは悲鳴を上げたつもりだった。
 かろうじて動かせる頭を何度も振っているうちに目隠しの手ぬぐいが緩んだ。
 自分の顔をした陵辱者が、己の剛直をおれの股間にあてがった時には、自然に涙がこぼれてきていた。

 いやだっ!

 止めてくれ!

 こんなの……

 こんな……

 怖いよ……

<つづく>

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『立川に好意を抱き、積極的なアプローチに加え、肉体関係も狙っており、女装癖ではなく、心は女の子なので性同一性障害であると思われる。』
などと書かれているのですが、性志向は男性に向いているのは確かですが、手術を希望するような描写はなく、現段階では性同一性障害と判断するのは早計なような気もします。
まぁ、ギャグだしどっちでも良いのかも。
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