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アンドロイド看護婦の誕生<仮>

作.抹茶レモン

 私の名前は、飯島 誠。ある超一流の大学病院で日々、働いている・・・。

私は自分で言うのもなんだが、それなにいや、周りよりダントツ的にずばぬけて優秀だった。私は、小さいころから記憶力がよく、授業や教科書をちらっと見ただけで全ての内容を理解し、あまり努力はしてこなかった。
だから努力して点を取ったやつを見て
(なんでこんな簡単な問題を解いたくらいで、喜んでんだ?バカだろ・・・)
と、よく思っていた。

私は、周りから将来、医師になることを嘱望されていた。
私は別に医師になりたかった、というわけではない。
ただ、周りのやつが、
「この子は絶対、医師になれる!!」
とか、
「そんなに頭がいいんだから、将来の目標はもちろん
 一流大学病院の医師だよな?!」
としつこく言われ、
(そんなに期待するなら自分がなればいいのに・・・
 こっちは毎日うるさくてしょうがないんだよ・・!)
と嫌気がさし、我慢できなくなったのでまわりから
「将来は・・・」「きっと・・・」「天才だから・・・」
などとくだらないことをいわれないために医師に
なろうと決意した。それでも今度は、
「やっぱりアノ子は・・・」「違うなぁ天才は・・・」
「うらやましい・・・」「努力とかは、きっと・・・」
といわれることになった。うんざりだ。

しかしそんな私はもういない・・・。
それは、もう数ヶ月前のことだった。


私は今日もいつもどおり、一流大学病院にいった。
受付係は、私のことをうっとりした目つきでみている。
ナースでさえすれ違うたびに、
「お、おはようございます・・・飯島さん・・・!」
とためらいがちな声であいさつをする。私はごく普通に
「おはよう。」
というだけなのに、むこうは、
「・・・やったぁ・・!飯島さんに声、かけられた・・!」
「・・いいなぁ・・わたしも声、かけられたいなぁ・・」
などとふざけたことを言う。
最初のころは、嫌気がさしていたが、
医師になるためにはしょうがないと思い、
近頃は、どうでもいいと考えるようにしている・・・。

それにしても最近、体調がどうにも優れない。
何をしたわけでもないのに、めまいがおき、頭痛がし、
ひどいときは高熱がでた。それでも私は、
(どうせ、ストレスか何かだろう・・・)
と、きにとめていなかった。


しかし、私はその行為を後悔することになる・・・。


それは、私が大学病院にある、自分の部屋にいるときだった。(ここでは普通、医師以外は部屋がないのだが、そのころ私は特別だったので部屋があった)ふと時計を見ると10時を過ぎていた。ここではローテーションで仕事時間がきまっているので、私は、いつものように帰宅しようとした。院内を5分ほど歩き、受付を過ぎ、
出入り口からでようとした。そのとき・・・


―――世界が急に暗くなった・・・―――


・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・
・・



(ここは・・・どこだ・・・?)
私は、明るい部屋の中で目覚めた。
まわりには数人、オペ用の服装をしている人がいる。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
私は喋ろうとしたが、喋れない。唇がうごかない。
目だけがあたりをキョロキョロと見渡す。
「目覚めたぞ!」
医師の一人らしい男がしゃべった。
「それでは、移植は成功したんですね!」
もう一人の男が喋る。
「ああ、長かったが・・・そうだ・・・」
「「「やったーーー!!!」」」
これは、手術が成功したときのような歓喜を表す声だ。

そして私は気づいた、ここが〈オペ室〉ということに

私は必死に目を動かし、周りを見ようとする。
「先生、目以外の精神機能は起動してますか?」
「あぁ、そのことか。それは大丈夫だ。しばらく
すればちゃんと機能する」

(なんのことを言っているんだ?こいつらは?)
私が疑問をもっていると、さっきの男が
「おはようございます、飯島さん。」

(これはなんだ!?説明してくれ!)
やはり声は、でない。
「大丈夫です。最初はほとんど動けませんが、そのうち動けます。それより今、あなたがどうなっているか説明します。」
どうやら説明してくれるそうだ。
「まず、率直に言いますと、あなたのからだは不治の病 に犯されています。」

(な、なんだって??!!)

「腕や足ならばよかったのですが、脳を侵食するタイプで、仕方なくあなたの脳を今、政府が研究、実験をしている、〈アンドロイド看護婦〉にうつさせてもらいました。」

(う、うそだぁ!そんなの信じない!!)

「さすがに、信じれないと思うので、用意させてもらいました。おい!!鏡をもってこい!!」
すると一人の男が鏡を持ってきた。
「さあ、鏡をみてください」
私は最初は恐怖で見れなかったが、意を決して鏡をみた。
すると、鏡には、かわいらしい看護婦が映っていた・・・。

ijima_makoto.jpg
絵師:あまつ凛

強制女装 Kの悪癖

強制女装 Kの悪癖 DMM版

DMM版が出ました。

強制女装 Kの悪癖

服従ダイアリー

服従ダイアリー DMM版
服従ダイアリー DLsite.com版

催眠ネトラレ。主人公も催眠掛けられているっぽいところが好みの展開w

服従ダイアリー

朝倉催眠診療所 Vol.01

朝倉催眠診療所 Vol.01
朝倉催眠診療所 Vol.01

水曜イラスト企画 絵師 白弥さん(3) 仮名:西川 光太郎

西川 光太郎 真面目な警察官だが、いろいろあってミニスカポリスのような感じに。 

西川光太郎

絵師:白弥 

水曜イラスト企画の説明はこちら。毎週1枚キャライラストをUPします。

本キャラを主人公/脇役にしたSSを募集しています。コメント欄に書き込んでください。(事故を防ぐため別途ローカル保存推奨)追加イラストを希望する場合は希望シーンに<イラスト希望>と書き込んでください。私が了承し、絵師さんも乗った場合はイラストの作成を開始します。

クジラの人魚姫3-3

作:黒い枕
キャラデザ&挿絵:倉塚りこ 

(おかしい――っ。なんでこんなことに――)

裸のまま黙々と作業を続けていたクジラは、唐突に現実に戻った。蒸し暑い風呂場に。
心配したのだろうか――『クジラ』が、顔を近づける。

「どうしたんですか?セラスさん?」
「あっ!ごめんなさい……考え事していたわ…」

声を掛けられ、覚醒したクジラが見たのは、泡に侵蝕された人の肌。
自分自身の背中であり、今は他者のモノになってしまった背中が――彼の目の前に存在している。

「んんっ…」

過去を思うことを中断して、今遣るべきこと――セシリウスの背中を洗うこと――を、
クジラは再開した。

「ここ――がいい? クジラくん?」
「ん、もうちょっと、強めで――」
「――くぅんっ!!」
「そうそう、そんな感じで……」

クジラは奇妙な緊迫感に侵され、忙しく指を動かした。
自分が自分ではなく、しかも女。
そして目の前に居るのは、自分ではない自分で、その上、男。
同じ条件なのに、体が入れ替わって以来、どうにも彼女は、彼女だけはキビキビしていて――腑に落ちなかった。

(……く、そォ…このっ)

何もかもが、自分を裏切っているような感じて、しょうがない。
だから、彼なりの意味返し――背中を怒り任せに擦る――を、しているのであるが。

「なんか背中を擦るのが、上達しましたよね。 さすがは元の体ってことはありますね」

彼女には心地いいマッサージ代わりでしかなかったらしい。
上機嫌に、さらなるお願いをセシリウスはしてきた。

「じゃあ…次はコッチをお願いしますね」
「う、うん…うっ…うう……」

次の場所を洗うため、回転して来たセシリウス――外見上はクジラ――と向き合う。
どきん、どきん。
心臓が、どうしようもなく、騒いだ。
自己暗示で、鏡と向き合っているだけだと思えばいいのだが――。

「…っ、ほら万歳して――」
「はい――」

セシリウスを万歳のポーズに移行させてから、脇をゴシゴシとタオルを宛がう。
汗を掻いたと言うのは本当だった。
クジラの鼻腔に男の――本来の体臭――が、送り込まれる。
自分自身のモノだった薫りが、今は無性に彼の心をかき乱した。

「……大丈夫ですか?」
「――ンァ!だっ大丈夫――よ」
「そうですか、なら――そろそろココ、洗ってください」

彼女が指示す物体に――ゴクリと、クジラは喉を鳴らした。
反射的に唾を飲み込み、体が居竦まる。
馴染み深い場所。
いけないモノではない。
むしろ、自分にない方が可笑しい――モノ。

(どうしてだ、よ…ぉ。 ただの――)

元は自分の男性器が、彼女の股間から堂々とぶら下がっていた。
切なく脳が焦げ堕ちる。
ただの男性器のはずなのに……。

(大丈夫……大丈夫…だ)

――ジョり、ジョり――。
引くわけにもいかず、前かがみに『クジラ』の下半身に近づく。
そして、優美な指と泡立つタオルを彼女の一物に向かわせ、擦った。
優しく、丁寧に。
元は自分の男性器と、今は自分の物である女の指が擦り合う音が――卑猥すぎだ。

(いいのかなぁ。こんな――卑猥なことをして…っん)

自身のモノだったペニスに対して複雑な気持ちになったクジラは、自分とセシリウスとの行為の卑猥さに、疑問を持った。

(ん…っ…もうセシリウスだって一人で…っ入れる…筈、なのに…ぃ…っ!)

毎度のように思う――この明らかにエロい行為は必要なのか、と。
いや、絶対に必要ではない筈だ。

「――もう、いいや。 ありがとう」
(うわっ…助けて…って、何を考えているんだ!?俺っ!?)

妄想が先走る。
裸体同士の弄りあいから――裸体同士の性行為への発展する妄想だ。
それも、肉体はそのままで。
彼自身が受身となりセシリウスが責める。
想像したくないのに、周りの湯気と体内の温度に妄想は進む。
歯止めが利かない。
ドキドキしながら、従っていくクジラ――いや、『セラス』。

「はい、じゃあ次は俺の番ですから、セラスさんは背中を向いてください」
「っ~~!!」

妄想と現実の声がシンクロする。
体を回転したことで揺れ動く乳――は、一先ず置いといて、クジラは錯乱する心を落ち着かせようとした。
が――。

(うああぁぁ!!早く終わってくれえええぇぇ!!!)

力強く背中の皮膚が擦られた。ジンワリと石鹸の香りが理性を削っていく。

(ああ…早くう…んっ…)

むずむず。そわそわ。
クジラは胸の奥から湧き上がる、のほんとした熱さに、心の安定を奪われた。

「んっ――はんっ…」
「気持ちいいですか?」
「う、うん。まあ…」
「じゃあ、こっち向いて万歳して下さい」

自分が行った命令を、セシリウスが返してくる。
オウム返しのようだと苦笑する反面、やはり指示に従う。
彼女は、クジラの脇を撫で回すと、次に胸板を横断するように巨大な乳房を擦った。

「んあっ。 ひあ、あっ――ン!!ちょっ、ちょっと強いよぉ」
「なにいってるんですか、これぐらいが丁度いいんです」
「ンンっ…あふゥ」

確かに力は背中の時よりも弱く、胸モミモミの刑よりも軽い。
けれども、蒸れた蒸気と増加する体熱に何時の五倍――肌は敏感だった。
少し震えるだけで全身を舐められているようだ。

「んあっ!!やめ――っ」
「もう、落ち着いてくださいよ。 ちゃんと洗わないと肌が荒れますよ!」
「ふぁ!あっ、だっだっ、だってえ――ぇ」

(ヤ、ヤバいぃ。 ヤバいぃ――ぃよおお!!)

頭の血を冷やしたい。氷風呂に入って高鳴る胸の興奮を鎮めたい。
だが、追い討ちをかけるように、またも胸を擦られた。
思わず彼は乳に抱きつく。

「もう、しょうがないですね」

胸への洗浄を遮られたことに不満を漏らす彼女だが、クジラの方も後がないのだ。
痛みが生じるほど自身の胸を抱き絞める。
悲しいが、己自身が抱き付くには問題がないほど彼の胸は大きく、丁度、抱き枕を抱いているような安心感なのだ。
手放したら、最後――泣き出してしまいそうで、ますます腕に力が入る。

「…まあ…いいです…もう下げてください…」
「あひぃっ……はあ、はぁ……ふぅぅ――っ」

既に恥辱で、限界だった。
しかし――まだ試練は終わってはいない。

「じゃあ、股座に行きますよ」
「……っ!…んっ……っ!!」

セシリウスは屈み込むと、片手をクジラの股座に急接近させた。
そう、今度はクジラの――女性器――、番なのだ。

「――くふぅんっ!」

乳よりも、力の入れ具合は軽かった。遥かに――軽やかだ。
しかし、心に響く屈辱は、桁違い。
クジラは目尻に涙を溜める。

(うくぅぅ――っ。くふ、ンっ……)

何の障害も、そこにはない。
まっ平らな股と毛の集まりに、泡が付着する。
火が噴出しそうなくらい顔が熱くなった。

「ねえ――正面からじゃなく……後ろから洗ってくれるかな?」
「またですか――しょうがないですね。前からの方が綺麗に洗えるのに――」

ぶつくさと文句をいいながら、セシリウスは背後に回りこむ。
明らかに不満そうだが、譲れない理由があった。
後ろの頭部だけでも彼女が視界にいると――不本意ながら、怖いのだ。

「ご、ごめんね――クジラくん」
「いいですよ。 それじゃあ続けます、ね」
「……うん…っ」

それは女体から来る弱気なのか、その指の動きからくる生理的悪寒なのか。
――邪なことを仕出かしそうな『クジラ』の手が、背後から迫る。

「――ッッ!? …はうぅ、くうっ!!」
「変な声を上げないで下さい!誤解されちゃうじゃないですかあ…ほら、もう背中を洗っていますから……」
「ふぁ……くぅっ?!」
「もう一度言いますけど…へ・ん・な・こ・え…出さないで下さいね…っ」
(そんなこと――っ!! いわれてもおおぉ!!)

言われるまでもなく、分っている。この声は、喘ぎ声だ。
厭らしい臭いを、これでもかと言うぐらい含んでいる――色気づいている声である。

(ぁ…あっ…感じ…んああっ!)

簡単に火照る淫猥な『セラス』が、クジラには許せなかった。
涙を、さらに目尻に溜め込み、恥辱のあまりに、胸に抱きつく。しかし――。

(んあっ……くうぅ…っ…あ…)

妄想をしてしまう。
胸を愛撫され、お尻をタッチされ、女性器を犯される妄想を。
相手にその気がない筈なのに、どうしても思ってしまう。
セシリウスが堂々としている分だけに、ひどく――惨めだった。

白方玖史羅(挿絵03)

「――お湯を掛けますよ」
「――っ!」

湯は泡ごと汚れを流したが、残念なことに体に溜まった欲情は流してくれなかった。
気休め程度にもならない。
むしろ、さらに脳が逆上せて、『彼』を意識してしまう。

「じゅあ、入りましょうか――」

足元がふらついたため、彼女の手を借りて、湯船に入るクジラ――と、セシリウス。
一緒に、バスタブにも入る二人。
すっと前から、これが彼らの入浴だった。

「ふぅ!やっぱり汗掻いた体には風呂が最高ですね、セラスさん」
「~~っ!…っえ?…あ…そぅ…ね」

セシリウスの方は、兎も角、クジラの方はリラックス出来ていないようである
とても安らいでいる表情ではない。
――と、言うか。

(あああぁ!!もう!!なんでこんなことに――ィっ!!?)

完全に、恥らう乙女の顔だ。

(あっ…あううぅ――っ!い、いやっ…んん!)

結局――この日も何事もなかったのだが――クジラは自分の被害妄想に悶えるのだった。

【続く…】

ふたりでできるもん ~オトコのコのための相互アナニー入門~

ふたりでできるもん ~オトコのコのための相互アナニー入門~
ふたりでできるもん ~オトコのコのための相互アナニー入門~

女になったオレに勃起する身近な男達

読みました!
誤字が少しばかり気になりましたが、女体化からどっぷり調教済みまでをこってり描けており中々楽しめました。おススメのものに格上げ。序盤はもう少し抵抗&葛藤して欲しいですけれど終盤が充実しており良いのではないでしょうか。
値段はちょっと高めかな。
作者さんの今後の作品にさらに期待します。


女になったオレに勃起する身近な男達 DMM版

女になったオレに勃起する身近な男達 DLsite.com版

・女体化した主人公を精神的に堕とし、孕ませしてしまうCG集です。

女になったオレに勃起する身近な男達

クジラの人魚姫3-2

作:黒い枕
キャラデザ&挿絵:倉塚りこ 

「決めた。これから24時間、お互いのフリをすることにした」
「はあっ!?――えええぇぇ!??」

クジラとセシリウスの肉体が入れ替わってしまってから、既に2週間。
長時間の引きこもりはよくないとして――クジラ本人も承諾して――水族館の清掃員兼案内人として働くことになり、その為の衣装選びをしていた。
そんな場面での、トンでも発言。
当然、クジラは怒った。

「なっ…なにをいってるんだ――ッ?!」

セシリウスの理由のない提案にクジラは、ただ口を開けたまま仰天するばかりである。
そして、一番驚いたのは――。

「私も…そっちの方がいいと思うよ、クジラ」
「沙希――ィイ!!?」

幼馴染の麻倉 沙希が、その理由なき狂行を認知したことだ。
最近どうも、沙希と『クジラ』――中身はセシリウス――は、仲がいい。
まるで、数年以来の親友のように、一緒になって、メチャクチャに騒ぐのだ。
思いを寄せている彼だったが、その行き過ぎたはしゃぎように、引いてしまうこともちょくちょく。
しかし――それでも、何だかんだで、最後は味方になってくれる、と信じていた。
彼の中の沙希は常識人だからである。

「沙希ちゃんもそう思う? なら――決定。今からあたしが――俺が、クジラだ」
「おい!!ちょっと待て!!なに勝手に決めてるんだ!!」
「何ですか、セシリウスさん?不満があるんですか?」

しかし、その信頼は見事に裏切られてしまった。
空気を読んでいないと、目でクジラを責めて、セシリウスも同じ顔だ。

「あるに決まってるだろうがあッ!!!」
「…あ!…そうですね。少し問題あるかもしれませんね?」
「――沙希!!」

晴れる世界。眼の錯覚ではなく、本当に光が世界を貫いた。
やはり、彼女は自分の味方――。

「セシリウス――って名前だと、少し呼びにくいかな?」
「そっちかぁよおおおォォ!!?」
「ん、それも、そうかも」
「えっ?ええ、――あェ!?えっ…おいっ!?」

裏切られ、助けられたと思ったら、また裏切られた。
ショックは隠せないが、何か言わないと――本当に、一日中、セシリウスとしての生活を強要されそうで、咄嗟に言葉を出した。
飛びっきり大人の女性が戸惑う姿は、実にシュールだ。
すると、またも二人はうんざりする様に顔をしかめてから、最高の笑顔で、クジラの体を捕まえた。

「は、はなせっ!」
「じゃあ、セシリウスとクジラを足してセクスは?」
「ん~~、あっ!! ――"セラス"。 セラスなんてどうでしょうか!?」
「いいじゃん、それに決定!じゃあ今からキミはセラス――さんだから、気をつけてね」
「誰も遣るなんていってなじぁっ?! あっ――ちょ、ひンァっ?!!」

拘束すると共に、臀部の肉を彼女たちは、ぎゅぎゅ、と押し込んだ。
またもセクハラである。
尻だけでなく、肩や背中まで撫で回され、クジラは生暖かい息を、厭らしく吐き散らした。

「ひゃ、んっ!!? ああっ?!」

そして、最後の最後に彼の心を崩すのは。
(むねええええ!?? やめ!! やめええろおおォ!!)

波打つ大海――そう表現できるほど、クジラは自分の乳房を蹂躙された。
沙希の指が、手錠のように巨乳を捕まえている。

「さっ、沙希ぃ――なっなに、を…くんっんん…っ!!」

そして、ぐにゅりぐにょり――と、圧力が、さらに強まった。

「クジラが――うん、ん。 セラスさんが悪いんだよ?一応、加害者なんだからいうことを聞かないと――ねッ!!」
「にゅうううぅぅ――!? やっ!やめ……あっ!」
「そうだ。この際、ペナルティーとして演技をしてなかったら胸モミモミの刑に決定ィ…っ」
「あっ、それもいいですね」
「ちょっ!? あっ、こっ…やン!!」

反抗しようにも、乳から伝わる衝撃に喘ぎが加速する。
沙希が右乳をくりっと、屈折させた挙句に持ち上げた。

「んっ…ああ!! ちょっ…ンっっ…」

ビリビリ…っ。
体の芯から感電する。
同じく、左も力強く外側に引っ張られる。

「ああ、ん!ひうぅ!? ん…あっ、ああ!」

ぐぎゅり、ぐぎゅり。
壊れそうなくらい歪む乳。
クジラは、意識まで持って行かれそうだった。
一瞬とは言え――波寄せる快感に完全に支配されたのだ。

「んひあぁンン!!マジッ! マジィやめ…てっ!! あっ!」
「だったら――約束できる?」
「~~っっ!?!?」
「…えイっ!」
「ぐにゥッ!? あひィんっ!? ――わっ分かったッ!! 分かったからああぁぁ!!」

全身が抗いようのない快感に満たされる。
同時に、恐怖だ。
だから、変になる前に、狂ってしまわないように彼は――『セラス』となった。

「約束だよ――セラスさん」
「じゃあ、今日から俺がクジラで、貴方がセラスさんですから、気をつけて下さいよ」

二人が離れて行き、クジラは発汗する乳を庇いながら、その場に座った。
拘束が何時の間にか、支えになっていたのである。
ヘナヘナと女性座りして、クジラは、沙希と『クジラ』を見上げた。

(…あっ…んん…っ)

そして、二人は、再びお喋りを楽しみだした。
悔しさに打ち震えている『セラス』にされたクジラを、忘却するかのように。

<つづく>

クジラの人魚姫3-1

作:黒い枕
キャラデザ&挿絵:倉塚りこ 

「うはは、はあっ~~!! 金だぁ!! 金だあ!! 金だああ!!」
「どうでも良いけど……人前ではちゃんと化けの皮被っとけよな……」

大金を抱きかかえ叫んでいる少女と、それを傍観する女性。
姉妹なのか。
その可愛らしい顔や、綺麗な顔は似てなくもない。

「大丈夫よ、そんな失敗はしないわ。むしろ、気を付けるべきは貴方の方よ…"セラス"ちゃん」
「……ッ」

目に見えて肩を落としていた女性が、その一言で、ぎらりっと、睨み返す。
もっとも、発言者である少女――本当は人の親"父"――は、平然としていた。

(誰がセラスちゃんだ!誰がっ!)

鼻歌まで口ずさんでいるのも怒りの対象だが、何よりも許せなかったのは『セラス』と呼ぶこと。
セラスなどという人物も居ないし、そもそも自分は――女性でもないのだ。

「誰がセラスだ!俺はクジラだっ!」

自分は、自分こそは――白方 玖史羅なのだと叫ぶ外見、クールスタイルな美女。
グラマーな体と華麗な顔を持っていても、その中身は立派な青年――。

「もう、泣いたら可愛い顔が台無しよ、スマイル。スマイルよ…セラスちゃん」
「だ、だからぁぁぁ…ッ!」

と、行かないまでも、少年なので、女性としての生活と、その『ルール』に短気になっていた。
女という仮面をかなぐり捨てて、外見は美少女である実の父親の胸倉を掴んだ。

「おおぉ!こらこら…約束はどうしたの?大丈夫よ、稼いだお金でちゃんとセラスちゃんの洋服も買ってあげるから……あうっ!?」
「誰が服が欲しいって言った!?…いいか!?セシリウスにこのことをチクったら、どうなるか分るな――」

今のクジラが接客に加わってからの水族館の成果――札束を持ちながら、場違いな説得をする外見は美少女だが、中身は最低な親父を締めるのに良心の呵責はなかった。
なんせ、無意識に気絶させてしまうほど容赦がない。
そして、その激情のせいか、彼は背後に迫る人間に、まったく気付けなかった。

「にゃあああっ??!」

にゅぐ、にゅぐりりっ。
胸を強く潰され、クジラは、猫のような声を上げた。

「ひぃ…んあっ!い…いつから…あん!」

おぞましき感触に視線を下へ向ければ、そこには幾つもの指が、ぎょにううっ、と暴れている。
見覚えのある手。
『白方 玖史羅』――の丈夫な指が、彼の乳を叩き伏せていた。

「丁度、帰って来たところです。…言い訳は聞きません、セラスさんペナルティー、一回っ!!」
「せ、せしりうすぅぅ!! か、かん…勘弁――あひぁン?!!」

乳の両脇を抓り回し、ここぞとばかり『彼』――自分の体にいるセシリウスと言う人魚は、乳首を捻った。
膨大な刺激に身体から力が奪われた。
この愛撫だけで腰を抜かしそうである。

「あふっ…んんっ、あが、ぁ」

まるでクッションを押しつぶすかのように、またも乳を握られた。
苦痛に襲われながら、体が如実に愛を、快感を渇望する。

(も、もう嫌だ。 なんでこんなことに――っ)

瞳に涙が溜まる。悲しみの涙。
未だに納得出来ないお仕置きの理不尽さに、怒りも募った。

「ひ、んんっ…あっ…ん」

けれども、セシリウスの敏感な体は、クジラの心を容易く削っていく。
彼の意地が折るか、折れないかの、際どいところで―ー『ペナルティー』の終了である。

「はい――終了……気を付けて下さいよ」
「ンはあっ……はぁ…はぁ」
「セラスさん?」
「わっ――分かっているわよ。く…っ…"クジラ"くん」

後ろから勢いよくモミモミした相手に謝った。しかも、『クジラ』――と、呼んで。

(この…この野郎!…あ、胸、がぁ…)

屈辱を噛み締めながら、苛めから開放された乳。
どうやら苛められたことで、何かが半覚醒してしまいジンジンと疼いて、落ち着けない。

(うう…ぅっ…どっ、どっどこまで俺の邪魔をすれば気が済むんだ!この乳はああ!?)

プルプル、ゾワゾワ、――悦と苦の相反する感情を生み出す巨大な乳房。
それが心を慰めてはくれることは皆無だった。
むしろ、あざ笑うかのように、波揺れて、痛みも、快感も、クジラの脳に送るのだ。

「本当に気をつけて下さいよ――?」

執拗に注意を施してくるセシリウス、いや『白方 玖史羅』。

「う、うん…気をつけるわ…ごっ…ごめん――」

仕方無しにこちらもセシリウス、と言うか、『セラス』に成りきり、もう一度『ごめんなさい』。
と、謝罪を述べる。
本心はまったく納得も、反省も――していないが。

「約束は約束ですし……ちゃんと守って貰わないと、俺が困ります」
「もう!! 分かったって、いってるじゃない!!」

――セシリウスと、何故か沙希が言うには、秘密漏洩を防ぐために、お互いのフリは必要である。
それは確かに一理ある。
クジラも、そう思うところもあった。

だけども、今のこの状況は明らかに違うだろう。
セシリウスと、沙希の私欲が、ふんだんに盛り込まれているようで、何もかもが気に入らない。

「じゃあ、風呂にしましょうか」
「えっ――?まだ……6時ごろ、よ……?」

結局、セシリウスと沙希の決定にクジラは従うしかなかった。
主な原因は、味方がいないこと、二人が強引すぎて、上手く拒絶できないこと。
そして――。

「いや、夏の熱さで汗がひどくて……人間って、こんなに熱さに弱かったんですね」
(うわっ!! ダッ、ダメ…だ! みっみちゃあ――っ)

この眼だ。まるで南の海の真珠のような輝きを宿す『白方 玖史羅』の眼が彼の自制心、反抗心、疑問、その全てを――破壊してしまうのだ。
ナチュラルに話をしているだけなのに、体が竦む。
反抗心も消え去り、むしろ、悪いのは自分ではないかとさえも、思う。
否、――『自分が、悪いのだ』。

「ほら、セラスさんも、仕事で汗を掻いて気持ち悪いでしょ?」

今では、お互いのフリどころか、一緒に入浴することすら義務付けられる始末。
気が付かない内に、と言うか相談も宣言もなく強制的に混浴して以来、ずっと、なのだ。
彼女は意気揚々とクジラの両肩を持ち、姿勢を立て直すと、背中を押した。
もう決定なのだろう。

「あ…!ちょ…待ってよ、クジラくん!」

(うぐっ!! まずい~~ぃ!!このままじゃ――まただああぁ!!)

裸を見せるだけに留まらず、身体を隅々まで洗われる。
それこそ胸を擦られ、股を布で拭かれ、髪すらもセッティングされてしまうのだ。
過剰なお世話が、実に屈辱である。

(一人で入れるのにぃぃ…これじゃあ子供扱いじゃないか……うっうう)

メイドに世話をされているお嬢様の気分なのだと、思い直せばいいのかもしれないが――嫌なものは嫌でしかない。
本音では言えば――風呂ぐらい一人で入りたい。

「――今、…入らないと……ダメ?」

だから、堂々と『クジラ』に成りきっている――セシリウスに、クジラは訴えた。
急激に身についた嘘泣きのスキルで、彼女の顔を見つめる。
もはや自身の顔なのに、他人のように感じてしまうことを悟られないように、して。

「ダメです! 第一に――セラスさんも仕事で汗掻いたでしょ?」
「うん…そうだけど………」

だが、彼女は靡かない。
そして、確かに汗を掻いたままは気持ちが悪い。気色が――悪い。
それは認める。
お風呂を拒む一方で、クジラも、体を綺麗にしたいという欲望がはち切れそうだった。

「何たって、セラスさんは『女の子』なんですから清潔にしないとダメですよ?」
「~~っ!」

心でも読んだような皮肉の言葉に嫌な感じが、彼の脳を叩いた。
彼女のシャレなのか、弾みで出たのか。
分からないが、果てしなく不安になってしまう。

(まさか、本当にこのまま――ッ)

あってはならないセシリウスの考えに、クジラはゾッとした。
混浴に対する困惑と高鳴りを一瞬とは言え、忘れてしまうほどに。

(俺のままでいようとしてるんじゃ…ないよな?)

このまま男で、『クジラ』でいようとしているなど、疑いすぎだ。
だから、これはただの思い過ごし――の、筈だ。

(冗談だよな。…なっ?)

心では嘘だと決め付けているのに、一向に不安を隠せなかった『セラス』は、意気揚々としている『クジラ』に、お風呂場まで送られた。

<つづく>

恥辱の逆教育実習 ~女装ペットに堕とされる僕~

恥辱の逆教育実習 ~女装ペットに堕とされる僕~ DMM版
恥辱の逆教育実習 ~女装ペットに堕とされる僕~ DLsite.com版

恥辱の逆教育実習 ~女装ペットに堕とされる僕~

メタモル美少女-女体化催眠オナニー-

メタモル美少女-女体化催眠オナニー

メタモル美少女-女体化催眠オナニー-

水曜イラスト企画 絵師:あまつ凛さん(4)  仮名:飯島 誠

飯島 誠 将来を嘱望された医師の卵であったが、不治の病に冒される。体を直す間に脳をアンドロイド看護婦に移したものの・・・ 

絵師:あまつ凛

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水曜イラスト企画の説明はこちら。毎週1枚キャライラストをUPします。

本キャラを主人公/脇役にしたSSを募集しています。コメント欄に書き込んでください。(事故を防ぐため別途ローカル保存推奨)追加イラストを希望する場合は希望シーンに<イラスト希望>と書き込んでください。私が了承し、絵師さんも乗った場合はイラストの作成を開始します。

女体化性転換セックス病棟& ドラッグ性転換病棟&女体化性転換~父と兄と教師の肉便器~

ドラッグ性転換病棟が2010年間おかし製作所DMM販売数81位、女体化性転換スペシャルパックが2010年間おかし製作所DMM販売数68位、女体化性転換セックス病棟が2010年間おかし製作所DMM販売数58位、女体化性転換~父と兄と教師の肉便器~が2010年間おかし製作所DMM販売数79位
ドラッグ性転換病棟が2010Q3おかし製作所DMM販売数27位、女体化性転換セックス病棟が2010Q3おかし製作所DMM販売数20位 女体化性転換~父と兄と教師の肉便器~が 2010Q3おかし製作所DMM販売数24位

ただし、女体化性転換スペシャルパックの方がお買い得かも。
女体化性転換スペシャルパック



女体化性転換セックス病棟

みるくどろっぷさんの新作です。旧作(と言っても新しいですが)と合体して記事にしました。

女体化性転換セックス病棟

ドラッグ性転換病棟

ドラッグ性転換病棟

ある病院で看護婦や女患者を食いまくってセックスライフを送っていた主人公は、婦長や看護婦の罠に落ち、
怪しげな薬で性転換させられてしまう。

ドラッグ性転換病棟

女体化性転換~父と兄と教師の肉便器~

そそるテーマですね。

女体化性転換~父と兄と教師の肉便器~

ジェラルド三姉妹の狂愛 ~ナタリアの誘惑~ (9)

作.黒い枕
キャラ&挿絵.うつき滄人

(親に模擬試験の結果を見せて同居を納得させたのは良かったけど、ことの真実に気がついたアンナとケイトにも入れ替わりを望まれるし、散々、おちょくられた挙句に………性行為までやっちまうなんてえ!!ぁぁああ、大学合格は間違いないのにぃ…何でこんなことになるんだあッツ!??)

二回浪人し、親から最後通告を渡され切羽詰っていた。
だから現実から逃げたかったのである。
しかし、だからと言って、『ここまで』の非現実になるなど、思ってもいなかった。

(はああ…しかも、アンナ相手だと…俺…自分から盛っちゃうんだよな――ううぅ…男として自信があ…ぁ…っ)

比較的まともなアンナ相手でも性行為をやってしまう。
むしろ、ナタリアとケイトよりも回数が多く、しかも、自ら望んでしまう回数も桁外れだった。
最早、自分が男である方が、疑わしい。
――今だって、重圧感ある乳房を揺らしているのだから、情けないこと極まりなかった。

「ああ…男なのに胸が重いって……なんなんだ。これ…」

重い足取りで、胸やヒップを弾ませながら、竜也はリビングに向かう。
本物のナタリアを含む三姉妹は、その優秀な頭脳を元に50代のおっさんを鼻で笑えるほどの財産を所有し、その財で建設した住まいは4人暮らしでも寂しいぐらい巨大だった。
そんな豪邸のリビングのドアを開けてみる。すると――。

「おはよう――竜」
「おはよう、竜也お兄ちゃん」

出会って直ぐに、中身を――ボンテージ風の美女が竜也だと――言い当てたのは、このナイス・
ボディの妹たち。
姉同様にグラマーに成りつつある次女のアンナと、まだ幼い三女のケイトである。

「まったく、また姉さんに体を奪われたのか…………」
「ううぅぅ……」

優雅にコーヒーを飲みながら目の前に食パンと目玉焼きを置いてくれる優しさが、心に染みた。
アンナは三姉妹の中で一番まともだ。
だから、あまり性行為を強要してこないー―の、だが。

(ハァ、やっぱアンナは心休まるなぁ……っていかん! いかん! 危なくときめく所だった!!)

慌ててロング・ヘアーのブロンドごと顔を左右に振り、内なる乙女を追いやる竜也。
しかし、完全に冷め切れなかったのか、無意識にアンナを見ていた。
凛とした顔と、短い赤毛が、実にいい。

「ん…どうしたの、竜?顔に何か付いてる?」
「べ、別に…なんで、も…ない…」
「そう、ならいいよ」
(――や、ばい…意識すると、胸が…うるさぃ……)

アンナの場合、確かにナタリアやケイトよりは、セクハラやセックスなどをしてこない。
が、その分、一番男前で、一緒にいると、何時の間にか女のような思考に陥ってしまうのだ。
揺らがない凛々しさと力強さが、女として蹂躙されている竜也には、あまりにも魅力的なのである。
三姉妹の中で一番まともながら、一番厄介な女性。
それがアンナだった。
何を隠そう竜也の『初めて』が――彼女である。

「んでもって犯されちゃったと………まぁ、アンナお姉ちゃんは男が似合うように竜也お兄ちゃんは異常に女が似合って、可愛いから仕方ないけど……ハムハム……」
「――似合ってたまるかッ!」

食事をしながら、会話に入り込んだのは、ミニ・ナタリアこと、三女のケイト。
容姿は長女の姉譲りだが、唯一瞳のカラーだけが次女と同じでブルーである。
朝っぱらから少女が喋る言葉ではないが、彼女も異常な性行為の中毒者。
むしろ、三姉妹の中で一番趣向が激しい。
なんでも女になった竜也に激しい興味や面白さを感じたとかで、セックスだけに飽き足らず、
コスプレや芝居なども強要し、竜也を心身ともにズタボロにするのだ。
自分の半分も生きていないケイトにまで『女』扱いされる竜也は――もはや、深みから抜け出せないのかもしれない。

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「ん~ん、……やっぱリュウヤの体はいいや」

そして最後に登場したのは竜也になっているナタリア。ご機嫌麗しい状態だ。

「おはよう、姉さん。 にしても、キミも昨日、体返してから僅か数時間で取り返されるなんて……気が抜けすぎていないか?」
「久しぶりに、ほっんとうに久しぶりに元に戻れたんだ!!油断してもしょうがないだろうがッ!
――それはそうとケイト明日からの入れ替わりなんだけどぉー」
「……譲らないからね」
「いや……あ、でも」
「譲らないからね、ナタリアお姉ちゃん」
「……あうぅ……」

最初はナタリアから始まった入れ替わりも、アンナは師匠から教えられた奥義で、ケイトはナタリアとアンナの入れ替わり現象を研究して作った入れ替わりマシーンで、それぞれ強要してくる毎日。
日に日にエスカレートしていき、彼女たちの『男』の欲望は、留まることを知らなかった。

「さて、今日は何して遊ぼうかなっ」
「それならテニスでもする姉さん?」
「いいねぇー、運動大好き!!」
「ちょっと何話をまとめているんだ!!――っひぃあ!?これは……っ!?」

意気揚々と姉妹?――で、話し合い、今日のプランを立てていくナタリアとアンナ。
当然抗議する竜也だったが、次の瞬間には白い縄でグルグル状態ではないか。

「る、ルナ……お前まで!い、いい加減にしろぉぉ!!」

後ろを見ればケイト作のクモ型ロボ――AI名ルナが、その顔を開いて、白い縄を飛ばしていた。

『申し訳御座いません、マスターの、命令で、連行させて、貰います――竜也さま』
「頼む、放してくれっ!!つうか、離せっ!!」
『スミマセン、それは――出来ません』
「そんな後生なぁっ、ぁぁあ、俺のかぁらぁ、だああぁッ!!?」

ここには人権がないのかと、叫びたくなるが、既に二人の姉妹は我関せず。
囚われた竜也の前にケイト、そしてルナが迫る。
不気味な笑みと眼光を持つ少女に、年上の威厳無く彼の体は竦んだ。

「じゃあ予定より早いけど、お着替えゴッコしようよ――ナタリアお姉ちゃんの身体で」
「あぁぁ、着せ替えっておまっ……いやだあっ!!……最後にはまた何かするんだろうっ?! 第一に外見が、お前らなら俺である必要なくない!?」
「もぉ、竜也お兄ちゃんが可愛いくなるから、いけないの――可愛いすぎる竜也お兄ちゃんが悪いの――だから我慢しなさい!メッ!」
「どこの独裁者っつ!? あぁぁぁ、イ、…いやぁだあぁぁ――!!」


…………………………………………………………
………………………………………………
………………………………………
…………………………
………



「やぁ~~!! かわいいー!! 似合う似合う……ルナっ」
『……了解、カメラモード19で、撮影、――開始』

――ハシャグ姿ではしゃぐ姿は童話の中の少女である。
配下すらも従えている魔王な筈なのにケイト・ジェラルドの笑顔は眩しかった。
そして――。

「………もう、殺してくれ、ぇ………ヒグ、……グスん――っ」

猫のコスチュームに身を包んだ竜也が、腰を低くして、泣いていた。
頭には猫耳。首には首輪と鈴。
そして、体にピチピチに張り付く、猫を模したレオタードの衣服。
すっかり、と言うか、完全に体は猫娘と化してた。

「く…こ…この…っは…恥か…しぃ」

――恥である。
竜也の心に、またしても、許し難い恥辱が刻まれた。

(クス、まだまだ――お兄ちゃんはもっと魅力的になれる。私がもっともっと、女らしくしてあげるね♪今日は深夜に3Pになるように仕向けて、私の次はアンナお姉ちゃんの番だから、竜也お兄ちゃんのほうから求めるようにセッティング……あぁ、マインド・コントロール装置の首輪も作らないとぉー、もぉー退屈しないけど忙しいなぁー…っえへへ)

魔王が、魔王的なことを考えながらも、顔に無邪気な笑みを貼り付ける。
長女が禁忌に誘い込み、次女が深みに嵌らせ、三女が止めを刺す。
これが唯川 竜也とジェラルド三姉妹の日常風景だった。

「にゃっ…にゃにゃ、にゃん~~っ!」

朝一番から年下の娘に命令され――ナタリア(竜也)は、猫の鳴き声まで発した。

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続く……?

ショタとシーメールと豊胸調教

2010年間おかし製作所DMM販売数86位
2010Q3おかし製作所DMM販売数41位

ショタとシーメールと豊胸調教

315円は安いですね。
内容も楽しそうです。

ショタとシーメールと豊胸調教

ジェラルド三姉妹の狂愛 ~ナタリアの誘惑~ (8)

作.黒い枕
キャラ&挿絵.うつき滄人

「じゃぁーエイっ!」
「……へ?」

行き成り竜也の額を平手打ちするナタリア。
右手の感触が伝わる。
視界でも、彼女の手が自分のおでこを直撃していることを理解できる――と、なると。

「んぎゃあぁぁ――っ!? 死ぬぅ!? ……って痛く、……ない?」

当然、アクセサリーが肉や骨を貫通している筈だった。
しかし、不思議なことに痛みがまるでない。
むしろ、彼女の手の感触が心地よかった。

「………?……マジック?」
「う~ん、多分リュウヤが思っているのとは違うけど…マジックには変わらないわね」

またも謎めいた言葉と共に不適なウインクをするナタリアは、残りを己の額に叩き付ける。
竜也に行ったように、己にアクセサリーを突き刺したのだ。

(ない?…何がしたいんだ?…なんなの一体?)

しかし――やはり、あのアクセサリーは影もなく、消えていた。

「お、おいナタリア?――はおぉっ!?」

どくいん、どくいん――とくん。
問い出そうとした瞬間、これまで感じたことのない心臓の動きに、竜也は胸を押さえた。

「これっは………いった………んむむっ」

異変の正体を確かめようとした竜也の目の前にナタリアの顔が現れる。
口で言葉が作れないばかりか、息すらも出来ない。
――キスをされたようだと、数秒後に理解した。

(ん…んだよ…こ…この感じ…っ?)

何故か体が動かなくなり、視界がぼやける。
接吻されている感触すらも遠のいていく。
その中で竜也は見た。
彼女の額に消えた筈のシルバーアクセサリーの紋章と青く煌く鉱石の姿を。
そして、竜也の意識は体から途切れた。

「んん………っよし、成功、成功」
「……ん?…何だ、ったんだ今の…え、俺? えっ?え?えぇぇぇ、お、おれええぇーっツ!?」
「ふふ、入れ替わり成功、どうあたしになった気分は……?」

意識を取り戻してみれば、竜也の視界には、『唯川 竜也』がいた。
ウィンクをしている。
自分自身が目の前にいるのだから、当然、偽者となる――が、ここまで他人に似せられることは
可能なのか。
服装まで、同じである。
間違いがない間違い探しをされているみたいな理不尽さに、竜也の脳が軽くショートした。

(――俺!?何で?ナタリアは、どこ!?……ん? 入れ替わり?成功? あたしに……なった?)
「………っ!?」

取り合えず起き上がった竜也に不快感が、違和感が、訪れた。
衝動に身を任せ、ゆっくりと、視線を下に向ければ、そこにあるのは、巨大な二つの山。
女の乳房が、揺れていた。

(――っ女!?)

さも当たり前のように存在している巨大で美しい双球は間違いなく、女性の乳房だった。
恐る恐る触ると、確かに自分自身とシンクロしている。

「…ほん、もの……?」

想像以上に柔らかく、不可思議な力強さがあった。
身体の一部だと認めるしかない。 
深く指で踏み込めば、踏み込むほど、感触が明確に伝わってきて、慌てて手を離す。

「え…ええ?な、なにこれ…っ!?」

右手をお尻に向かわせ、股間には左手を宛がう。
お尻に到達した手から、知れるのは男のごつごつしたお尻ではない。
まったく性質が異なっている柔軟な――脂肪のようなと言える――肌質である。
股間に至っては、あるべきモノが喪失していた。

「えッ、えッ、冗談だろ……ッ!! なんで、嘘ぉっ!?」

声すらも高く、どこか、そそられるモノへと変貌している。
気が付いたら体の全てが、『女』に変化していた。

「あっ…あぅ…んっ…?」

懸命に自身に起こったことを知るために竜也は眼下を見やる。
伸びた手足はモデル以上に淡麗。
肌など作り物かと思われるほど、痣もシワもない。
ぷるぷると揺れている乳房の大きさは、まるでナタリアのような――。

「アレ、この乳って…それに声もっ…え?…まっ、まさかでも――うぇ!?ナタリア?」

記憶の中の女性と今現在の肉体の特徴が一致したとき、先ほどの、もう一人の自分の言葉が頭を過ぎった。
そんな彼の様子に満足したのか、偽の『唯川 竜也』が近づき返答する。

「そうあたしがナタリアで、あたしの姿をしているのがリュウヤくんでーすっ」
「そ、そそんな……う、うそおォォォ?!!」

手渡されたのは、丸く長い手鏡。
そこには平常時のイメージではなく、オロオロと鏡を覗み込むナタリアの姿、が。
そのギャップから思わず心臓が弾んだ。
しかし、持った手とは反対の手を振ると、ナタリアも、手を動かし――その顔は恐怖に引き攣る。

「うぇ!あうっ…!?ううぅ…っやっぱりィ、ナタリアっ!?俺がっ!?」

試しにぎこちなく笑えば、鏡の中のナタリアも、覇気のない笑顔となっている。
自分の頬を捻れば、彼女も自分の頬を抓り、痛そうに顔を歪めてから、手を離す。
竜也も痛みを感じ、抓るのを止めている。
これは、もう――決定的だ。

(――そんなっ、でも、でもおッ!)

ありえない、あってはいけない、ありえるはずがない、
だが、現実は常識を否定している。
改めて自分にそっくりな男を、竜也は見つめ――叫んだ。

「俺たち入れ替わったのかぁぁ!?」
「YES――そうなんですうっ!」

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「どう凄いでしょこのアイテム? このアイテムを互いにつけている者同士で魂の交換が出来るのよ、あたしのお祖母ちゃんから貰ったの」
「どうやって……いや、それよりもどうしてこんなことをっ!?」
「えー、何をいっているのよ?これであなたの受験も楽勝でしょが………」

自分の外見をした彼女は何時も通りの雰囲気で、話を進めた。

「こうすれば受験の際に、あたしが代わりに受ければ問題解決でしょ?」
「いや、いやッ!? おかしい、何かがおかしいッ!? 第一にどうやって………」
「もうだから、あのマジックアイテムのお陰なんだって…リュウヤはお馬鹿さんなんだから」
「そもそも、そのマジックアイテムって何なんだよ!? そんなマンガじゃあるまいしいぃ」
「それが実際あるんだなぁ、本当の魔法が。現にあたしたちのお祖母ちゃんが魔法使いだったし」
「んなぁ、バカなッつ!??」

――ナタリア曰く、この世には科学では説明出来ないことが多くあり、オカルトと称されるモノの中には、本物も存在しているらしい。
その証拠に彼女たちの祖母は数少ない魔法使いで、家族や親しい人たちのみに、その力を見せていたとか。
そして、強い魔力を宿していた彼女が、幾つかの魔法と魔法アイテムを譲り受けたのだと。
信じられない話だが、現に肉体を入れ替えられているのだから、信じるしかない。

「男って、一度なってみたかったのよねえぇ。――まぁ、このナタリアお姉さんに任せておけば一発合格間違いなし!大船に乗ったつもりでまかせなさぁーい!……でっ、それはそうと、この後アンナやケイトを二人で騙して遊ばない?うふふ…」

自信満々に微笑んでいる自分の姿に、ナタリアの姿がダブるのは、やはり魂が違うせいだろうか。

――こうして、ハチャメチャ姉貴分のナタリアによる大学合格作戦が断行されたのだった。

<つづく>

友達の弟に女装させてみた

友達の弟に女装させてみた

アミバ天才手帳2011 ん!?スケジュールをまちがったかな…

こんなネタを見逃していたのが無念。

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ジェラルド三姉妹の狂愛 ~ナタリアの誘惑~ (7)

作.黒い枕
キャラ&挿絵.うつき滄人

けして無能ではないが、大学受験の場合だけ、半端なく相性が悪かった唯川 竜也は、二回も浪人を続けていた。
既に親から最後通告され、もう後がない。
そんな、最悪な状況でも平然と家に遣って来たのが、彼の遠い親戚たち。
しかし―ーまさか、このお馴染みの来日が、竜也と三姉妹の運命を大きく捻じ曲げるとは、彼自身どころか、発端である長女のナタリアでさえ思いもしなかった。

「だ~ッつ!! もうダメだッ!!」

その日、竜也は頭を抱えながら、遠吠えを発していた。
また、勉強がはかどっていないのである。

「ん~~もう何だっていうの、よぉ…リュウヤ?」
「……!?い、いや何でもないよ、ナタリア……起こしてワリィー」
「あぁ……勉強がうまくいっていないのかぁ」

唐突にドアから覗いてきたのは、幼馴染とも言える遠い親戚のナタリア・ジェラルド。
軽やかで、派手やかなブロンドは、少し乱れながらも、高貴さを失わず。
乳房は山のように突き出ている。
削り取られたように滑らかな腰に、ふっくらと育った臀部。
その全てが完璧で――つくづく恐ろしい、美貌である。

「うう…頭いたいよぉぉリュウヤ――」

今は二日酔いのせいで余裕がないが、何時もの彼女は絵に描いたような自由人。
無邪気なウィンクをするのが癖な、可愛いところがある女性なのだが、間違えて呑んでしまった
昨日のカクテルが尾を引いているらしい。
うんうんと、苦悩している様は可愛いやら、綺麗やらで、すごく困った。

(うっ…少しは自分の魅力も――いや、止めておこう。無意味だ……)

起きたばかりなのに衣服をきっちり着ているのは、そのまま眠り込んでしまったからに他ならない。
アメリカ人にも関わらず、彼女はアルコールが極度にダメなのだ。
その上、甘え癖があるので、何度男として泣かされたことか。

「本当にお酒に弱いなぁ…ナタリアは…」
「ううぅ…痛い。ずきずきするぅ……」

時刻は、もう昼の11時ぐらい。
父は仕事で、母は美容院。次女も、三女もお出かけ。
特に次女のアンナにいたっては、とある男に弟子入りしたとかで、最近なにかと忙しかった。
と、言うわけで―ー今は、二人っきりだ。

(相変わらず綺麗だよなぁ。体も俳優みたいにグラマーだし……アメリカ人の成長力は日本人の比じゃないなぁ)

一度は諦めた初恋の相手が、ナタリアだった。
そのことを彼女は知らないだろう。
しかし、毎年、成長するナタリアやアンナを見ると自分が男であることが、よく分かった。
騒ぎだす息子を、彼女たちをおかずに何度もイかせたものだ。

(…って、いけない、いけない!!、今はそんなこと考えている場合じゃないだろう…っ俺!…まずは勉強だっ)

ざわめく煩悩を振り払い参考書に目を向けるが、先ほどよりも進まない。
いけないと思いつつも――湧き上がる邪な感情に――集中力が完全に萎えた。
おまけに、本調子を取り戻してきたのか、ナタリアがさらにくっ付いてくる。

「ちょ…邪魔すんな…っ!」
「まぁまぁ…これが問題?…って……なに、コレ?随分、簡単じゃないの」
「そりゃあアンタたちに比べたらそうだろうけど一般人には難しいんだよ……ああダメだ!!自信がでねぇよおぉっ!」

それご愁傷様ね、と締め括り、思いふけているナタリアの顔。
それなりに長い付き合いの竜也は、彼女が何を考えているのか察し、慌ててフォローする。

「あー、気持ちは嬉しいけど……」
「…え? あっ、違うよ。あたしたちが人に教えるのがヘタなのは、もう分かっているから…ちょっと
違う方法を考えていたのよ」
「――違う、方法?」

ナタリアたち三姉妹は所謂、天才だ。
長女も、次女も、そして三女のケイトすらもアチラの大学などとうに卒業している。
ナタリアは経済、アンナは考古学と物理学、そしてケイトは工学と、其々、特化しているのだ。
そして、そんな天才たちがいるなら、彼女たちに習えばいいだろうと、皆して言う。
だが、あまりにも優秀で、教える側とのレベルが離れていると返ってダメになるのだ。
教わった一週間後に、竜也は人生初めての知恵熱を味わい入院してしまった。
そういうわけで竜也は、彼女たちという劇薬に頼ることはなかった――が。

「あの…き、聞いてもいい…か…っ」

やはり偉才なのは知っているので、この状況を打破する方法を思いついたなら是非聞きたい、
と言うか聞かせて欲しい。
いや、お願いしますから聞かせてください――が、彼の正しい心境だと言えた。

「んー多分うまくいくと思うけど………そうだッ!…ねぇ、リュウヤ?」
「……なんだよ、突然改まって」
「あたしたちが、もう直ぐ日本に在住するって知っているでしょ?もし、あなたが良ければ一緒に暮らさない?暮らしてくれるなら、大学合格を手伝ってあげるけど」
「はいっ? えっ、あっ!?一緒に……?」

何故そんな話になるのか分からないが、何て魅力的な話なのだろうか。
自分を押さえる自信がないけれども、順風満帆なら大学生活と同時に美女たちとの暮らしである。
しかも、これは諦めていた恋へのラストチャンスでもあった。
気が付けば親戚同士というより、『家族』のような関係だったナタリアと、アンナ。
ケイトの場合は、それでいいかもしれないが、性欲の対象となれば話が違う。
肉欲の関係を求めるには――あまりにも、生ぬるいのだ。
だから、諦めるしかなかった。

(まぁ……絶対、俺を男としてではなく出来の悪い弟にしか思ってないんだろう――けど…)

しかし、今回の話は今までとは違う。
ナタリアたちはあまり深く考えていないだろうが、完全に竜也と三姉妹だけの生活。
その中で本当にどうしたいのか。
自分を見つめ直せるし、共同生活中に、ナタリアやアンナに自分を一人の『男』として認めさせることが出来るかもしれない。
断る理由はなかった。

「まぁ、大学に行ったら一人暮らし、しようかなと思っていたけどよぉー、大丈夫なのか?……その男と女性が一緒に暮らすなんて、いくら四人暮らしになるからって……マズイだろう?」
「ダイジョーブ、ダイジョーブっ。……他の二人も、あなたならOK―ッていっているし、あたしも竜也が居れば寂しくないしい」
「わあっ!バカッ!ひ、引っ付くなぁぁ、…むぐ、ムんんッ!?」
「んもぉー照れちゃって、あなたのそんなシャイな所がお姉さん好きようっ」

ナタリアは子供っぽく抱きつくと、その豊富な胸で竜也の顔を覆い隠した。

(俺はこういうところが……んん、嫌いなんだけどなっ!!……ああぁぁーストレスでどうにかなってしまいそうだっ?!男舐めすぎっつつ!!)

一層のこと、この身に宿る欲望のままに、泣き付く彼女たちを犯せたらどんなに楽だろうか。
だが、出来ない。
信頼されていることが分かりきっているのに、彼女たちを裏切るなど、下種の行いではないか。
進みたいという気持ちも偽り無い本心だが、守りたいと思う気持ちも、嘘ではないのだから。

「っむは!ハァ、ハァ……そ、それはそうと…そのナタリアが思いついた方法って何だ?」
「じゃあ、同居の件はOK-ッてこと!?……よっしゃあ、これで退屈しないですむぅーっ!」
「い、…いいから、教えてくれよ。 こっちは切羽詰まっているんだから……」
「分かってる分かってる。お姉さんに任せなさいって……」

オモチャゲットーな、ナタリアの態度に早々と後悔した彼だが――切羽詰っていることもあり――そのまま秘策を伝授して貰うことにした。
自信満々に胸を張りながら、ナタリアは部屋を出る。
そして、戻ってきた。
脇に、小さな箱を抱えて。
その作りの良さと色合いの派手さから宝石箱なのだろう。
実際、ナタリアが蓋をあげたら、綺麗な宝石のアクセサリーが幾つも入っていた。

「………っ?まさか占いやまじないって訳じゃないだろうなぁ?」
「近いっちゃあ、近いけど、……まぁ、…あえていえば『まじない』なのかな?」
「ハァー!? おいおい…ッ!!」

まぁ、騙されたと思って見てなさい、と人差指を唇に当てられ、ナタリアお得意のウインクをされては、怒りを抑え込むしかない。
悪女とまで行かないまでも、小悪魔な彼女に竜也は本当に騙されたつもりで行動を黙認した。

「コレコレ、これで準備万端」

取り出してきたのは、二対のシルバーアクセサリー。
ただアクセサリーにしては体につける部分が見当たらない。
両方とも真ん中に宝石が一つずつ嵌め込まれ、その裏側には鋭い棘の螺旋が存在していた。
唯一の相違点は、右手に持つ方の宝石が血のように赤く、左手に持つ方が深海のような青色――これで、何を始めるつもりなのだろうか。

<つづく>

デスレス 2巻

フクウ(オトコ)がミズキ(主人公:オンナ)に取り込まれたので該当っちゃ、該当かもしんない。
評価はコレクターなら。漫画としては今後も購入続行します。

デスレス 2巻 (ヤングキングコミックス)デスレス 2巻 (ヤングキングコミックス)
(2011/03/04)
六道 神士

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ジェラルド三姉妹の狂愛 ~ナタリアの誘惑~ (6)

作.黒い枕
キャラ&挿絵.うつき滄人

「はぁ~~、何やっているんだか…………俺は」

アレから数時間。性交し続けた二人はお互いが果てて眠る形で終わっていた。
激しい交尾。
となると、当然、汗や精液やらで、体はベトベトで――。

「んん…くう…ぅ…っ」

眼が覚めた『ナタリア』は、シャワーを浴びていた。
肌から粘り気が取れると同時に、股間から、どろどろと精液が零れる。

「ひぃ!ひあンっ…まだ、出てくる…ううぅ」

汚辱の記憶と股の筋から無尽蔵に出てくる精液に、『彼女』は泣きながら体を洗う。

「なんで…俺が…んんっ…おと、この…俺が…くぉ、んん!」

未だ竜也がナタリアで、ナタリアが竜也のまま。
つまり、今このお風呂場で完成された女性の肉体を誇示し、身体の隅々まで洗っているのは
『ナタリア』ではなく――唯川 竜也である。

「くっそぉぉ、…んん、……思いっきり中だししやがって…く、んぅ……っ……な、情けない」

指を女性器に突っ込み、中から精子を取り出す。

「は…あっ…あん」

少し感じながらも――残っているほうがイヤなので――『自分の精子』を踏ん張って掘り出す。
それだけではなく秘部にシャワーを当てて、お湯を肉穴に注ぎ、これで漸く駆除完了だ。

(あ、あそこから…こんなに……こんなに精液を注がれたなんて……ううぅ)

あまりにも非現実で屈辱的な行為の証に、竜也は泣くしかなかった。

「俺は…俺は男なんだ……なのに…んっ…こんなことって」

最後には『女』として喜び、乱れていたとは言え――やはり、男としては、男の精液をお腹の中に入れたままなのは、許せない。
無様すぎる。
何よりも、悲しいのだ。

「ふぅ…はあっ…ふう…んん!」

一層のこと、この湯を冷水にすれば、こんな気持ちをなぎ払えるかもしれない、と考えるが、
女体の敏感さを思い出し、中止した。
これで再び火照りだし、発見、犯される――そんな展開だけは避けたかった。

「はぁぁ……にしても……でかい…なぁ、おい」

ぷにぷに。
今だけは、自分の乳房を触る竜也。
『女』を徹底的に追求していった一つの答えのような肉体――それが、ナタリアの肉体に持つ竜也の感想だった。

(ほんと…すげぇ…って褒めるしかないよ…これは…)

最近、成長期を越えたというのにますますバストがでかくなったと、愚痴っていたが、改めて見ると何て巨大な胸だろうか。
そんな乳を、竜也はさらに揉む。
ひりひり痛むが、それでも揉んでみる。
そのサイズと弾力、柔軟さ、吸い付き具合――そして、自分との接着を確かに、感じた。

「はああ――でか、い」

前からFカップ級だと聞いたが、これは、リアルにFカップ以上はある。
確かに成長している。
しかも、驚異的に。
だが、そんな美巨乳を弄ばれる罪が竜也にあるだろうか。
いや、ない。
有る訳がない――が。

(ちくしょう…ナタリアにアンナめえぇ…くそー柔らかいっ)

ナタリアだけではなく、次女のアンナも何かと成長した肉付きについて愚痴っては、責任を取れと攻め立てる。
冷酷無情に、体を入れ替えた上で――『唯川 竜也』としてセックスを強要するのだ。
竜也自身は一度も女を抱いたことはないのに。
――だから、責任を取れと言いたいのは。

(むしろ、俺のほうだろっ!? ……いや、勿論、俺が男で、あいつらが女で…って意味だけどッ)

心の中で一人突っ込みは物悲しいこと、極まりない。
が、察して欲しい。
最終的には三女のケイトまでにも、体を入れ替えられて、犯され続けている日々。
『女』の身として感じる、快感と汚辱は、けして慣れることはないのである。

(うう…ゃ…ばいっ!あ…股間とお尻がジリジリ…する…。うう…俺…やばい、よおぉ!)

すっかり竜也はナタリア、アンナ、そしてケイトの性的悪戯に心を囚われていた。
特に、三回処女を失う――三女は兎も角、長女と次女も処女だったので――モノホンの女性でも不可能なトラウマを、その魂に刻み込まれたのだ。
彼女たちから言えば、着実に調教が進んでいると言えよう。

(いや…毎回毎回、ナタリア……や、アンナ、…ケイトにまでいいようにコントロールされる俺も、俺だけど――女の体、気持ちいんだもん…っ)

女の柔らかい肉体が男の強靭な肉体に愛される、抱きつかれ支配される。
その際の快感と高揚感に、竜也は男としての自覚とプライドを奪われた。
なんとかしたいと思うのも事実だが――快感に浸っていたい、と言う欲求も本音だった。

(ハァっ……どうすればいいんだよ)

本当に憎いだけなら拒絶するだけなのだが、あろうことか三姉妹は、実はいい人間たちなのだ。
趣味にこり過ぎていることや人の体を常時狙っていることを除けば、根はいい娘たちなのである。
しかも、三姉妹全員が美麗なのだから、色々なことを除けば、彼女たちと関わるのも、その『モノ』になるのも――悪くはないと思っている。

(でもでも、二ヶ月も戻れていないなんてっ、二ヶ月だぞ!?)

もっとも、本物である自分が二ヶ月以上も『唯川 竜也』に戻れていないのは、完全に行き過ぎだ。
休憩時間みたい五時間ぐらい戻れたこともあるが、ほぼ二ヶ月以上も――女の子だ。
しかも、この先の約束、他の姉妹たちとの入れ替わりも考えると、三ヶ月以上はこの状態が続く訳で――気が滅入るのも半端じゃなかった。

「リュウヤ、早く出てよう。…………私だってシャワー浴びたいんだから……ッ」
「わ、分かってるよっ。――ナタリア」

誰のせいだっと、突っ込みたいのを噛み締めながら我慢する。
未だに腰を含めた身体中がダルイ状態でケンカになった挙句に――再度犯されたら、数時間は立ち直れない。
既に似たパターンを経験した事がある竜也は、暖かい筈なの身震いを催した。

「分かってるん、だけど…でもぉ…ああもう!」

しかし、かなり『女』に慣れ切ってしまった竜也は、丁重に体を洗う癖が身に付いたらしく――
結局二十分ほど時間をかけて、体を洗浄してしまった。

「んっ…んん!あ…うぅ!み、惨めだぁ…あ、ん!」

……実は逆転セックスの余韻で愛蜜が再び滲み出てしまったため、さらに股間を洗う羽目になったのは、彼だけの秘密である。

「お、お待たせ」
「うん…分った」

そして、ナタリアと交代する。
不思議なことに、ナタリアは――『唯川 竜也』は怒らなかった。
からかう事もしないので、何かするかと身構えていた竜也には正直、肩透かしだった。
しかし、襲われないならいいや――と、随分繊細な乙女っぽいことを考えながら、洗面所に入る。

「あッ……ナタリアッ!! この服っ?!」
「ふぅんん~~♪んん、なぁにかな?ナタリアね・え・さんッ? 早く着替えないと風邪ひくよっ……ふふん~♪」

が――どうやら勘違いだったらしい。既に悪戯を済ましていたのだ。
ナタリアは意地悪く、鼻歌を歌って、誤魔化す。
正しく、小悪魔だ。

(こういうことかよ………これを穿けとっ………俺に穿けとっつつ?!)

用意していた服は、布地の多いホワイカラーの下着と、ピンクのパーカ。
そして一般的な紺色のジーンズ。
兎に角、出来るだけ恥かしくない服をチョイスしていた。
代わりにあるのは普通ではないコスチューム。
下着は薄紫でより布地が少なく、そしてそれ以上にインパクトのある上着――と断言していいのか、分からない――途轍もなく派手すぎる衣服。
畏縮した手を動かし、竜也は材質まで、入念に観察した。

「うう…いつの間に…買ったんだよ。こんな服」

上下共に黒い光沢が眩しい。
下はマイクロミニで特大のベルトが目立ち、上は袖なしでどう見てもおヘソを隠しきれない。
そればかりか、胸元も大きく開いたデザインで、最初から肌を隠す気がないらしい。
専門用語的に言えば、ボンテージ風の服装である。
鏡台には、あからさまなアクセサリーが数点――とんでもない一式だ。

「こんなの……着れっていうのかよ!?うわっ…こんなのブラが見えないか……?」

用意された服じゃないから着なくてもいいかと思い込みたいが、これで違うのを着たらどんな目に合うか。
竜也には分かりきっていたため、着替えることにした。
恥ずかしさのあまりに顔がピンクに染まる。

「こぉ…のお!あ…こなくそぉ」

巨乳をブラに収めるのが困難で、失敗するたびに惨めさが込み上げ、目が潤う。
それでも乳を綺麗に収めてから下を穿き、恥ずかしげな上着を着る。

(……ッ!!ブラジャーはうまく収まりきったけど、逆にパンツがほんの少しで見えるじゃないかッ)

いそいそと、誰にも見られていないに、身を隠すように穿く。
そして――。

「うう…くそっ――可愛ぃ」

鏡に映る『ナタリア』に毎度毎度ながら竜也は見惚れ、少し嬉しくなる。
ナルシストやオカマでは、絶対ないのに、こう彼女たちの身体で綺麗に着飾ると恥ずかしくもあるが、どこか誇らしい。
いや、自慢したくなる感情すらある。
その様子に、姿に、軽い絶頂を感じたのはナタリア(竜也)が――変なのか。
深く追求したくない。確実に再起不能になりそうで。

tatuya2_02.jpg

どうにかなってしまいそうなのに、慣れていくのが苦にならなくなっている自分に恐怖するナタリア――こと、竜也。
だが、それでも、やはり嬉しいモノは嬉しく、楽しいことは楽しく――恥かしいものは、屈辱だ。
瞬時に胸元と股座を手で隠そうとした。
 
「そもそも――何でこんなことになったんだ?ほんの気の迷いだったのにぃ」

大学受験に悩んでいた頃が懐かしいのか、竜也は滝のような涙が零した。
もう半年ぐらい前のことに意識を集中させ――ああぁ、なんであの時の自分は無計画だったのだろうか、無防備だったのだろうか、と――暗い感情を露わにする。

「うっ…ぐぅぅ……っ」

服装のイメージとは真逆の、保護意欲を駆り立てるような表情とため息を鏡で確認しながら、
竜也は過去を思い返した。

<つづく>

カレシの性癖

2011Q1おかし製作所DMM販売数41位

カレシの性癖

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瀬名あゆむ 朝倉ことみ

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ジェラルド三姉妹の狂愛 ~ナタリアの誘惑~ (5)

作.黒い枕
キャラ&挿絵.うつき滄人

ナタリアは黙って、自分の肉体にのしかかった。
発情しているパーツの全てが美しく、そして愛らしかったので――というか、もう我慢できなかったので、襲うことにしたのだ。

(ああ、わたしの体のはずなにぃ……エロかわえぇ!)

竜也が『女』の欲情を感じてしまったように、異性の肉体で楽しんでいるナタリアもまた『男』の欲情を感じていた。
それほどまでに『女』になった竜也は、女からも、男からも、魅力的な一輪の花だった。
本人は否定しているが、事実、竜也が三姉妹の誰かになっているときは――外見が同じでも中身でこうも違うのか、を体現して――とても淫猥だった。

(まったく、いけない子なんだから…お仕置きしてやる!)

股間についている息子を、『ナタリア』の空洞に狙いをつけるために、濡れきった黒き衣を優しく、脱がしていく。

(こんなに、びちゃびちゃで、なんていやらしの!?っていうか、なにその顔!?…アンナやケイトのリュウヤも美味しそうだけどあたしのリュウヤも実に食べごたえがあって、もう最高!!)
「ふふ、こんなにクリトリスを充血させちゃって……」
「ふぁッ!…あうぅ!…は、恥ずかし。ぃ、…言わ…ない…きぁふうっ!…っ……ひはっああッ」

ナタリアが感じる照れとは次元が違う羞恥心で声を張り上げる竜也。
脚を上げられ、見っとも無い姿を強要されている姿は、まさに女、いや『雌』だ。

「は…恥かしい…やめて…んっ」

開脚される恥辱を受けながらも、竜也はその苦痛すらも飲み込む快感に打ちのめされた。
どくんどくん。
心臓が、心底、煩かった。

(うわっ、うわ、わあ!んんっ!どっ……ドキドキする!)

最初のころより二倍ぐらい膨らんだ肉芽。
ソレを軽く小突かれただけで竜也の体は跳ね上がり、臀部が浮いた。
愛する人に包まれている女のように心臓が限界を超えて稼動する。
――それでも忍ぶ。もっと我慢すれば、と。

「っとと、もうこんなことしなくても十分濡れているか…………」
「んんっ……おかしぃ、くなり、…ヒャああんッ…ィィ……我慢…でき、ないよお……」
「ふふ、今日はここまでにしといてあげるね……じゃあ早速―――」

快感の弱点を責めるまでもなく、陸に上がった魚のように必死に求めている竜也に、あくまでも優しく大胆に、暴力的に――ナタリアはペニスを捩じ込み、挿入した。

「―――んああぁっつ!!ひいいっ…わ、わたしのなかっにぃぃ…は、挿って……くぅ、るうッ!!」
「うっ、……しまるぅ、しまるっ!………ほ、ほんとうに淫乱なナタリア姉さん、」
「…あふうんんっ!やだ…気持ち…よすぎぃ!あっはあ…んんっ!きゃう!」

完全に素で『ナタリア』に成り切ってしまっている竜也は、眼を閉じて、己の肉体の中に突き進んでくる異物の感触を、女として受け入れた。
思わず、うっとりしてしまう。
例えようのない満足感に満たされて。

「んひあっ!わたしィ…わたしぃぃイッちゃううぅ!」
「いいぞ、逝け!イっチャええ!!」

その振動と感触に軽く逝きかかる竜也。でも耐える。
まだ、まだ――だ。
あの際奥の祭壇で、爆発されるエネルギーを全身で受け止める快感。
あれを味あわないうちに果てるなどイヤなのだと、意識を保つ。
男として犯されたくないというプライドなどいらない。
ハヤく、ハヤく――欲しい。
ただ『彼』が己の奥底に届くのを望む。
そこで行われる新たな命の誕生祭の喜び、恐怖、痛さ、――が、弾け飛ぶと考えただけで、逝きそうになる。
快感が限界まで高まり続けた。

「おくうぅぅっ!、…奥までつら、ぬ……あっ…らんぁ!! そこお!そこを……もっと……つっ…ついて…あっ!あっ…ああっん…」
「わっ、わかって…るうっ…て……全く辛抱が足りないなぁーッ」

耐えた苦労は報われ、怪物が聖域に到着して暴れまわる。
その度に汗は倍になり、体が弾け飛ぶ。
ただでさえ、とろんとした竜也の瞳が、より常軌を逸していく。
ナタリアのほうも夢を見るように、否、『夢に向かう』ように、ペニスにエネルギーを集めていく。

(――ふぐわぁああっ!! もう、ダメめぇぇぇ、いっち、まぁうよおぅぅッ!!)

もはや今の竜也は、完全に性欲に溺れてしまっていた。
男の竜也が、それで良いのか!?――と煩く騒ぐが、それでも、それでも。

「あっ、あっあっ! いッ…イかっせぇ、って、え…ぇ……大きぃいのぉ……くるう!んぐひぃ…!」

『女』が勝ってしまう。『雌』の衝動に屈服してしまう。
肉体の本能に飲まれて、発情の余波を全身全霊で受け止める。
早く犯されたくて、直ぐにでも絶頂したくて、竜也(ナタリア)を見上げ、哀願する。

tatuya2_01.jpg

「犯してぇぇ…俺の中にぃなかぃい…んぐぅう!…あう…んんっ。…どぱどぱっ精液…で満たして…んひゃう!」
「じゃあ…何っていうんだっけ……ナタリア姉さん?」

邪気がないウインクと笑顔で覗きながらも残酷な要求をしてくるナタリア――否、『竜也』。
明確に指示されたわけでないが、心が欲望に突き動かされて最適な答えを選ぶ。
そして、叫んだ。

「わ――私、…を…くふン…ナタリア…をっ……イカせっ…あんっ…イカせてっくださいっ!…ひぃああんっ!」

『ナタリア』が言葉を漸く紡ぎ終わると、『彼』の声が聞こえた。
「いく…ぞっ」

胸は乳首を立てて欲情し、膣口は恥知らずに蜜を漏らしている。
そんな暴走する熱い体に堪えながら――『ナタリア』は、確かに聞いた。

「いくぞッ、ナタリア」

その言葉で全身が沸騰する。

「――あっ、はっ、あぁンン!…ッ…イッくぅ、イッくうう、イクゥゥううっつつ!!」

どぴゅぴゅ――!!どびゅぐううぅ!!
爆ぜる生命の息吹が激痛を伴い襲ってくる。
逃げ出したいほどの痛みなのに、心には確かな充足感があった。
これが汚され、犯される女の快感。
恥ずべき最大級の屈辱が、嫌ではない。
犯されていることが愛されているように、思えてならなかった。

「あう!あううぅ!んまぁぁ!すごしぃ…ナタリアの中…一杯、いっぱいぃ――あひぃぃ!!ひぁぁ!!あっ…ああ!まぁたぁ…きゃうぅぅ!」

じゅぱぱぱ――ンっ!!
さらに竜也に精液を流し込まれた。
自分の、『ナタリア』の奥底に――それも大量にだ。
嫌悪感も不快感もあるが、無意味だった。
意識の大半を縛るのは『女』としての喜び。
同じように、ナタリアも『男』として幸せを味わい、腰をけして休めない。

(あぁ……中ぁ…だ…しぃ…ン…されちゃ、…ッ…た。 …あ、…でも、止…めランっ……ないよ…お、ぉ…っ……気持…ぃ…良す…ぅ…ァ……っ)

彼は中出しされることに病みつきになっているのではない。
中出しされた上で――逝かされることに竜也は、ご執心になっているのだ。
愛されていることを肌で感じられるのが、心地よい。
女の快感に竜也は泥酔した。もっとも――。

「んアっ……ねえ……もっと…もっと…ンン!…っ…りゅうやぁ…もっとどぱ、ドパっ…んあ!くう…んんっ…あぐう!」

まだまだ足りていなかった。満足にはほど遠い。
体を小刻みに震わせ、反り返りながらも、まだ欲するのだ。
内部で快感が残響する。
逝たい、逝かせて――と、竜也は『ナタリア』としての言葉を『竜也』に伝えた。

「もっと…なた…ナタリアをぉ…気持ちよく…して、リュウヤっ…」
「うふふ――ナタリア姉さんは、本当にエッチで淫乱なんだから。…しょうがないない、付き合うよ」
「きぁううぅうう!あっああっんん――あんっ!!」

時間は十分。まだ夜は明けない……。

<つづく>

metamorphosis with the guy 2

metamorphosis with the guy 2

新しいことに挑戦したいカップル。
彼女の魔法で、彼を女の子に変身。

水曜イラスト企画 絵師 彩葉さん(1) 仮名:新島 繁

新島 繁 レズ関係にある姉の恋人を略奪愛しようと、姉そっくりにTSするがバレて、悦び2倍の姉の恋人と、実はナル傾向があった姉の逆襲に遭い、毎晩のように×××。3Pレズ関係に目覚めてしまう。

新島繁

絵師:彩葉 

水曜イラスト企画の説明はこちら。毎週1枚キャライラストをUPします。

本キャラを主人公/脇役にしたSSを募集しています。コメント欄に書き込んでください。(事故を防ぐため別途ローカル保存推奨)追加イラストを希望する場合は希望シーンに<イラスト希望>と書き込んでください。私が了承し、絵師さんも乗った場合はイラストの作成を開始します。

「ヒミツノ夜」&それを収録した「好きだからしちゃうの」

「ヒミツノ夜」 2010年間おかし製作所DMM販売数87位
「ヒミツノ夜」 2010Q2おかし製作所DMM販売数18位

ヒミツノ二人

ヒミツノ二人

好きだからしちゃうの はヒミツノ夜に加えて続編の ヒミツノ二人 も収録とのこと。
好きだからしちゃうの (いずみコミックス)好きだからしちゃうの (いずみコミックス)
(2010/11/27)
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「ヒミツノ夜」

義理の弟が女装趣味。

「ヒミツノ夜」

ジェラルド三姉妹の狂愛 ~ナタリアの誘惑~ (4)

作.黒い枕
キャラ&挿絵.うつき滄人

(あぁ……っ…何で、なんでえ…んっ…ん…こうな、っちゃうんだ…ゃ……ようッ!?)

誘惑に負けてしまい、泣き喚く竜也。
しかし、最早、ナタリアの命令は絶対だ。従うしかない。
身を焼くような侮辱に耐え、彼は肉体に合わせて、行動を、仕草を選んだ。

「は、早く…ッ。はやくうぅ…私…わたしぃ…に、いれぁっ…てぇ…」
「ふふ、淫乱だね。……慌てない、まずは――イケナイお姉さんには罰だよ…グ、ふふ」
「えッ!? なに……何のつもり、…っ…な、…あっ!…りゅりゅぅ…ウヤ」

充血させたペニスを竜也の女性器とは別の位置にある眼前に固定した。
卑猥な猛毒と化した汗臭さが鼻を通じて、脳を突き抜けた。

(何で………はやく、して欲しいのにぃ!!んんっ。欲しい、のにい!………ってまさか!!)

何をするべきなのか、が分かってしまい、竜也の顔から血の気が引いていく。
スッカリ立ち上がっている相手の顔を見上げて表情を伺う。
完璧な獣の眼光を宿し、竜也は――否、『ナタリア』は『彼』が本気であることが分かると、恐れながらも、眼前で、立ち誇っているブツ――ペニスを改めて凝視した。

(あっ…ゆる…ゆる…して……)

女として逝かされたり、際ど過ぎるプレイをやらされたりした中でも、積極的に遣りたくないプレイの一つ。
ナタリアは、それを命令した。
竜也に、それをやれっ――と。
鼻先で、ナタリアのペニスが真っ赤に流動する。

「ん…っ…あっ…ううぅ」

自分自身の一物の筈なのに、姉妹たちの奪われると、何故か恐怖の対象へと変わってしまう。
それは異性になってしまった証なのだろうか。
そのことが彼女たちの方が『男』に――唯川 竜也の肉体に相応しく思えてならなかった。
劣等感は、恥辱は増すばかりだ。
が――今は、盛る欲情の方が、遥かに大きい。
仕方無しに、覚悟を決めた竜也は勃起するペニスの迫力を受け止めた。

(いぃ、…イヤだ。……けど、けど……これしない……ない、とぉぉ!)

細く錬成されたナタリアの両手を使い、息子だった怪物を捕縛する。
流れる血液の鼓動と熱い男の体温。
ああ、何故こんなにも女になっただけで『男』を敏感に感じてしまうのか、と呪うが――その間にも、お腹の中心で性的欲求が高まる。

「もう、じれったいッ!!」
「んんっむううっ!?……んぐぅむんんッ!」

もっとも、自ら口に運ぶ必要はなかった。
暴走したナタリア本人が大きく腰と臀部を揺らし、竜也の口に男性器を差し込んだのだから。

「んむぅ…っ!んん!」

頭を押さえつけられ、竜也の口に強制的に怪物が侵入してくる。

(うェ…このッ…今、自分でしようとしてたのに…強引すぎだよぉ!)

男しか分からない支配感と高揚感。
悲しいながら複数の女たちと関係を持ちながら、未だに『男』としてやれたことがない竜也には、
この良さが理解できなかった。
兎に角、汗の味と男の不純物が混じりあったお世辞にも美味しいなど思えない――唯一の救いが匂いが、それほど苦ではないこと。

「はむっ!んんっ!…んっ…ひぁむっ」

むしろ、いい感じに鼻を突っつき、心を麻痺させてくれた。
回転を上げて、竜也は男性根を舐め上げる。

(はぐぅ…あっ…ああ…のまない…とぉ。なめ、なめないっ…とお!ひぃぃ…!!またでっかく、でっかくなったああ!!ひぃあ!ひああんんっ!)

どんどん、くさい匂いが、病み付きになる。
ナタリアの男性器が口を支配し、膨張率を上げていく。
竜也は覚悟を決めて、本格的に嘗め回す。

「んむ!んんっ…あんっ!あんっ…ああんんっ!」

涙が零れ、淫欲に溺れた。
『彼女』の眼に、深く危険な光が宿る。
一方、男の快感に浸っている本物のナタリアは、ご機嫌だった。
ご奉仕してくれている自身の肉体になっている竜也の頭を撫でて――見守る。

「よし…よし。上手だよ、ナタリア姉さん」
「……んんッ……はむン……っぐふんっ、ン゛…あん……ッンンング」

嫌悪感を抱きかかえながらも、咽ながらも、けして舌先を止めない竜也。
熱く太い、今は他人の息子を口に含んで離さないように、硬く唇を閉じる。

「あむっ…ん、…んんっ」
「そうそう、いい感じ」

舐めても、舐めても、嫌な思いは消えない。
しかし、それでも竜也は、ペニスの上も下も舐めていく。
ぼじゅぼじゅ――ぼっくん!。
ペニスを駆け巡る流動が口に響いた。
涙目で竜也はナタリアを見上げる。だが、切り上げる気配は伺えない。

「だすぞぉぉ……くんっ!」

そして、掛け声ともに溢れ出して来るソレが竜也の小さな口から滲み出た。
マグマのように熱く、粘っている。
喉にまで進んできた。
精液だ。
直ぐにでも吐き散らしたい。
もしも、もし吐いてしまったら――と、従順なメスの気持ちが、嫌悪感を押さえ、精液を無理に体の中に流し込んだ。

「…ンむうぅぅ!……ンんんっ……むぐんっ!!はむっ、んう!」

ごくんっと、喉がなる音に少し我を取り戻すが、直ぐに切なく求める女の本能がぶり返した。
残りの汁を、その美麗な口で吸引して、舐めていく。
唇の外に溢れた汁は舌先で拾い、それだけでは飽きたらず、長く鋭い指先で絡めとり、意地汚く舐めていく。
最後の仕上げに、出した筈なのに瞬時に立ちはだかった怪物を竜也はもう一度、口に含んだ。
やはり苦く、不味く、そして心が満たされる。

(……っン………こ、これじゃあ、ほんとう、に……雌ぅ、奴隷じゃッないぃかあっ)

何一つ指示されていないのに脅迫概念にも似た感情が、肉体を動かした。
自ら女として男を求める。
その禁断の気持ちが脳を超えて、体全体に行き通ると、新たな高揚感が湧き上がった。

「んんっ…めろっ…んぱっっ」

奴隷でも構わない、女でもいい――それは灼熱の情愛。
背徳と肉欲の狭間、極上のエクスタシーに肉体が律儀に躍り狂う。
そう例え、自分自身だとしても竜也は『ナタリア』という一人の雌になりきり、目の前の『唯川 竜也』という雄に屈服する。
反抗できるモノなら反抗したいが、そんなことが出来るほど性行為の恍惚は貧弱ではなく、出来たとしたら超人の域だろう。

「ひゃっ…ぶ…ろ、ろぉ! …んひィ」

そして超人どころか、ただの凡人でしかない竜也には。
ソフトクリームから口を離すかのような音を響かせて、彼女のペニスから離れる。
後は、ただ虚ろに男を、肉体を暴虐的に支配してくれる主を求めた。

「な、なたりっ――りゅ、リュウヤ…っんん、お、お願い!…わた、し…を…お、犯して…あっ…め、めちゃくちゃにぃ……っ」

上を見やり『彼』の加虐的な笑みを見た瞬間、じゅんと竜也の股間が湿った。

<つづく>

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夫はウイッグをかぶり、黒いコーセットを身に着け、網ストッキング、ハイヒールをはき、美女に変身。

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