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願望・1 願い by.にゃふにゃふ

「おまえかー!!!!!」

科学サークルの扉が開き、僕達の小学生時代の友人である南条昭雄(なんじょうあきお)が顔を出すなりタケルは彼の顔を殴りつけた。

殴られたアキオはまるでピンボールゲームのようにあちらこちらの壁や戸棚に威勢良くぶつかり続け床に倒れる、ピクリと動かない為死んでしまったのではないかと恐怖を感じる。

「うむ、タケルか・・・今日も元気だな」

アキオは頭や口からダラダラを血を流したまま床に倒れこんだまま、いつも通りの冷静な表情(?)と口調で僕達を迎えた。

「オマエカ?!!お前だな?!!!!!お前しか考えられんぞ!!!治せ!すぐにアスカを治せぇぇぇっ!!!!!!」

タケルはアキオの胸元を掴み、糸の切れた人形のごとく抵抗の無いアキオの首をガクガクと激しく揺らし彼の耳元に怒鳴る。

アキオはまるで言葉と頭脳は別の場所にあるかの如く、血みどろのまま頭を振り回されながらも相変わらず冷静な口調を保ち続けている。

「相変わらず短絡的だな、冷静に分析し的確な報告をしろとは言わんが、せめて主語・述語を会話に混ぜただけで素晴らしく意思・ならびに情報の共有が図れるのだがな?」

「この気狂い科学者が・・・」

このままタケルに任せると話が進まないので・・・わたし、いや・・・僕はアキオの方へ身を乗り出した。

「アスカか、今日も可愛らしいな。」

その言葉に・・・タケルの拳が飛ぶ。
僕達のいつものあいさつだ。

「あ、あのさ。僕・・・体が女の子になっちゃったんだけど。ひょっとしてアキオがくれた特製風邪薬が原因かもって・・・タケルが考えて。」

僕の言葉に・・・アキオの顔から冷静な感情が抜け落ち、呆けたような・・・感情の無い表情が浮かぶ。
理解の範疇を超えた場合、アキオはしばしこんな顔をする。
そういえば久しぶりにアキオの冷静さ以外の表情を見た。
前に彼のこんな表情を見たのは・・・高校の卒業式でタケルが泣いて・・・僕達に抱きついてきた時以来だ。

しかし、アキオの顔には・・・急速に冷静さが戻った。
思考を整理し、冷静さを取り戻したのだ。

そしていつも通り・・・冷静な言葉を僕達、いや・・・僕に向けた。

「アスカ、脱げ。」

タケルのフルスイングの拳がアキオの脳を捉えた。




「なるほど、それは間違いなくわたしの薬が原因ね。」

タケルに『沈没』させられたアキオに代わってわたし達の相手をしてくれた先輩・前原亜美(まえはら あみ)があっさりと告げた言葉に・・・わたしは唖然とした。

タケルなど怒りで顔が沸騰しそうなまでに蒸気している。
しかし前原先輩はタケルの怒りなどそしらぬ感じで
「わたしが飲ませたわけじゃないし」
とあっさり口にする。

「とにかく・・・一刻も早く元の体に戻して欲しいんですけど。」

なにやら絶望的な思いが胸いっぱいにひろがっているが・・・それを気にしている暇もない。

「良いわ、わたしもあの薬の臨床データーが欲しいし・・・さっそく体を見せてくれるかしら?」


その言葉を聞いたタケルの怒りを止めるのは大変だった。
もっとも、タケルは『実験の邪魔』ということで・・・前原先輩に一撃お見舞いされ、あっさりと『沈黙』させられた。





前原先輩だけが診察するということを条件に・・・僕は彼女の診察を受ける事に同意した。

いきなり服を全て脱いで裸になるように言われ戸惑う。
そんな僕に対して彼女は
「自分で脱ぐか、わたしに脱がされるか好きなほうを選びなさい」
とあっさり告げてきた。

仕方なく自分で脱ぐことを選ぶ。
年上の女性に裸を見られる羞恥、心臓をバクバクさせ・・・呼吸を荒く熱くさせながら僕は服を脱いだ。

裸体になり・・・腕で乳房と股間を隠す。
恥ずかしくて先輩から顔を背ける。

耳たぶが・・・羞恥で熱い。

「へぇ~本当に女の子ね。」

好奇心に溢れた視線で先輩が僕の体をじっくりと観察しているのがわかる。

「手をどけなさい、邪魔で見えないわ。」

(?!!!!)

先輩の言葉に・・・背がビクン!と震える。

そんな・・・そんなこと恥ずかしくて出来るはずがない!!

見られたくない!

身を守ろうと体を強張らせる僕は・・・隙をつくように先輩が背後に回ったのに気づかなかった。

「フフ、恥ずかしいの?」

耳たぶに触れるほどの距離に放たれた囁きにゾクン!と体が鳴く。

スルリと伸びた先輩の手が・・・乳房を守っていた僕の腕の下に潜り込み、左右の乳房をそっと包む。

「ひぁぁっ?!!!!」

僕の胸の感触を確かめるように・・・先輩が優しく胸を揉みほぐす。

「ふぁっ、やめ・・・せんぱ・・・」

「柔らかい、それにとっても敏感ね。大きさは・・・Bカップくらいかしら?可愛らしいオッパイね。」

先輩の言葉と乳房を揉まれる感触に体温が急激に熱くなる。

乳房を揉まれる感触に翻弄され・・・僕は・・・先輩の右手が股間に下がっているのに気づかなかった。
撫でるように・・・先輩の指が・・・わたしの・・・股間に触れる。

「ふぁぅっ!!!?や、先輩!!!やめて・・・な、なにを・・・!!!!」

「まだ処女かしら?こんなに濡らして・・・ひょっとしてこんなコトを期待していたの?」

股間に・・・先輩の指の先端が侵入したのが分かる。
奥までは入らないものの・・・まるでわたしの性器を確かめるように・・・何度も指を膣口に出し入れを繰り返す。

「ひぁぁっ!!!やめ・・・くぁぁっ!!!」

恥ずかしさと・・・痺れるような快感で反抗することが出来ない。

今までと違う自分の体、女の子の体が感じる初めての快楽に翻弄され・・・頭が真っ白になる。
恥ずかしい声を漏らすまいと唇を噛み締めても・・・次々と溢れる快感に耐え切れず・・・喘ぎが溢れる。

「あなたが飲んだ薬は・・・願いが叶う薬なの。わたしが作ったわけではなく・・・いわゆる古代の秘薬。わかるかしら?女の体になる薬じゃなくて・・・願いを叶える薬。まさか本当に効果があるなんて思わなかったわ。」

彼女の言葉に・・・ぼく、わたしの頭は混乱を極めた。
(願いをかなえる・・・薬?)

「あなたは・・・女の子になりたかったのね。あなたの心の奥底の思い。それがあなたの体を女性に変えてしまった。」

先輩の言葉が心に染み込む。
否定したいのに・・・言葉にならない。

「これはあなたの・・・願いなのよ」

(続く)

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