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願望・2 初めての自慰

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イラスト.巴

「まったく・・・あいつら!!!ふざけやがって!!」

アキオが所属する科学サークルを後にした僕達。
タケルは終始彼らに怒っていた。
アキオ達は僕の体を元に戻す方法を探してくれると約束してくれたものの、その理由は善意や罪悪感からではなく・・・好奇心であることは疑いようもなかった。

それがますますタケルの機嫌を悪くしているのだ。

(さて、どうしましょうかね?)

このまま彼を怒らせているとタケル自身の健康にも悪い、それに怒っていると人間ろくな事にならないと思う。
彼をどのように落ち着かせるか考えていると・・・ふと忘れていたことを思い出した。

そう、とっても重要なこと。

「ねぇ・・・タケル。」

いまだ怒りの視線で前をにらみ続けるタケルのそばにより・・・そっと呟く。

「あ、え?なんだ?」

明らかに怒りがタケルに冷静な判断を鈍らせている。
ちょっと僕が声をかけても機嫌は直りそうにない。

でも・・・タケルに伝えるべきことは伝えなければ。

「今日は・・・ありがとう。」

僕の言葉を聞いて・・・タケルの顔がキョトンとかたまる。

小さい頃から彼にいつも助けられてきた。
そのたびにこうしてお礼を言うと・・・彼はよくこんな顔をした。
どうして自分がお礼を言われているのかわからない、理解できないという表情。
彼にしてみれば・・・人に親切にする、大切にするという行為は普通の行為なのだ。
困っている人を助ける、そんなあたりまえの事をしてどうして人にお礼を言われるのか分からない。

それでも・・・タケルは相手が感謝の気持ちを表しているのに気づき、
「どういたしまして」とか「気にするな」
と笑顔になる。

僕は・・・そんなタケルの笑顔が大好きだった。

でも、今日は違う。
タケルは僕から目をそらすと・・・小さな声で
「いや・・・俺は・・・」と呟き・・・いつもの笑顔は見せてくれなかった。

(ひょっとして・・・こんなことになった僕のこと、怒ってるのかな?)

男なのに・・・女の体になってしまった僕に怒っているのだろうか?
それともお礼を言われたことへの照れ隠しなのか・・・。

その時だった、不意に・・・僕はある可能性を閃いた。

そばを歩くタケルの腕をそっと掴む。
僕が腕を掴んだ瞬間・・・驚いたようにタケルの体が震えた。
その反応に・・・僕はタケルの不自然さの原因を理解した。

「ねぇ・・・タケル。」

「なんだよ。」

僕が声をかけても・・・こちらを向かない、間違いない・・・タケルは・・・女の子の体になってしまった僕に戸惑っているんだ。

「こっち向いて・・・。」

彼の戸惑いは明らかだった、困惑した顔を・・・僕から背けている。

何故だろう・・・僕はタケルの頬にそって手をあてると・・・彼の顔を僕の方へと向けようとした。
タケルは抵抗せずに・・・僕の方を向いてくれた。
でも・・・瞳は合わせようとしない。

僕はそっと・・・残った手の平でタケルの手を包んだ。
暖かいタケルの手の体温が・・・僕の手に染み込んでくる。

「タケル・・・僕は変わってないよ。ずっと・・・タケルの知ってる僕だよ。」

タケルの瞳が・・・僕を見てくれる。
僕の大好きな暖かい優しい瞳。

でも・・・それは長くは続かなかった。
タケルはそっと僕の瞳から逃げ・・・僕の手を静かに除ける。

僕は内心・・・まるでタケルに拒絶されたような気持ちを感じた。
でも考えてみたら、突然女の子の体になった人間に「変わらない」と言われても戸惑うだけかもしれない。
僕が・・・急ぎすぎたんだ。

再び二人で歩き出す。

もうタケルは怒っていなかった。
今度は・・・僕という存在に対して、突然女の子の体になってしまった僕に対しての戸惑いに支配されているのがわかる。

僕はそんな雰囲気に耐えられず・・・無理やり笑顔を浮かべてタケルの顔を覗き込んだ。

「でもさタケル、こうしてると・・・ひょっとしてカップルと間違えられたりして♪」

冗談のつもりだった。
笑ってくれると思っていた。
けど・・・彼の顔は狼狽に固まった。

失敗した。

そう思った時にはもう遅い、先ほどよりももっと思い沈黙がのしかかる。

その時だった、消え入りそうな小さな声・・・タケルの呟きがかすかに漏れた。

「俺なんかじゃ・・・お前のこと・・・」

「・・・え?」

タケルが慌てて僕の方に顔を向ける。
彼自身・・・自分が何を言ったのかわからなかったのかもしれない。
先ほどまでとは違う緊張を・・・タケルをつつむ。

「あ、ご・・・ごめん俺今からバイトに行かないといけないんで・・・ここでな!」

明らかに狼狽を隠すための作り笑いを浮かべるタケル。
その時・・・僕はまだ彼の真意に気づいていなかった、だから・・・言ってしまった。

「あ、あのさタケル。今日・・・タケルのアパートに泊まらせてもらえないかな?」

「え?!!!」

タケルの普通でない驚きようにも・・・注意をふるわなかった。

「このまま寮に戻って・・・万が一みんなにばれたら面倒なことになるからさ、隠れさせてよ。」

男同士、親友で幼馴染としての甘えだった。
それが・・・この後どんなことになるのか・・・僕は考えてはなかった。

僕にアパートの鍵を手渡すタケルの手が・・・震えていたことに気づかなかった。
いや・・・気づかないふりをしていたのかもしれない。



「相変わらず汚いな~」

タケルの住んでいるアパートの部屋に着くなり言った言葉。
狭い部屋に乱雑に物が散らかっている。
友達に聞くと・・・これが正常な男子の部屋らしい。

「とりあえず・・・掃除でもしますか。」

わがままを言って泊めさせてもらうわけだし・・・料理を作ることは考えていたけど・・・内心では掃除もしなければならない覚悟はしていた。

とりあえずここに来る前にスーパーマーケットで買った食材を冷蔵庫に入れ・・・そして着替え用にと買ったTシャツとストレッチに着替える。

どこから掃除をしようかと考えながら・・・ふと自分の体が思っていた以上に疲れていることに気づく。

「今日は色々あったからな・・・」

タケルの部屋のパイプベッドに身を投げ出す。

(少し・・・寝てから掃除しようかな・・・)

ベッドの枕に顔を埋める。
ちょっと湿った感触と・・・乾いた汗の臭いが充満する。

(もう・・・洗濯したり布団干したりしてないんだろうな。明日しとこ。)

そう考えながら・・・自然と瞳をつむる。
無意識に張り詰めていた緊張が・・・解き放たれていった。

じょじょにまどろみに沈む意識の中・・・まるで染み込んでくるかのように枕の臭いをぼんやりと意識する。

(これ・・・タケルの・・・臭い・・・)

まどろみの中で・・・妙に彼のことを意識し始める。

(タケル・・・誰かとここで・・・寝てたりするのかな・・・)

女性の存在を感じ取ろうと・・・枕やシーツの臭いを意識する。
だが・・・知らず知らず、僕はタケルの臭いを探し始めていた。

(タケル・・・。)

右手が・・・そっと股間に流れてゆく。

「ふぁぁ・・・」

声が漏れ・・・誰かに、隣人に聞かれることを警戒し・・・必死に顔を枕にうずめて声を殺す。

左手が・・・乱暴に左乳房を掴む。

「ひぁっぅ!!」

小ぶりな乳房を・・・乱暴に掴み、何度も何度も蹂躙をはじめてしまう。
ゾクゾクとした感触と共に湧き上がる恥ずかしい喘ぎ。
止まらない。

それでも声を漏らすまいと必死に歯を食いしばる。

僕はいつの間にか・・・隣人に聞かれてはならないという気持ちから、タケルに聞かれたくないという気持ちに変わっていた。

「だ、だめ・・・タケル、やめ・・・ひぁぁっっ!!!」

ストレッチ・・・そしてトランクスの下に手をもぐらせ・・・指で秘裂を掻き・・・クリトリスを指で強く摘みあげる。

脳内では・・・タケルに陵辱される妄想にとりつかれていた。

タケルに虐められている、そう思えば思うほど・・・得体の知れない快感がゾクゾクと背中を走る。

初めて女の子の体でオナニーしているとは思えないほど自然に・・・僕は自慰にふけっていた。

親友に・・・タケルに侮蔑され、虐められる妄想にひたりながら・・・快感を強めてしまう。

男同士であるということを忘れ・・・自分が完全な女子であることを錯覚し、乱暴な自慰に身をゆだねる。

両手の指が・・・じょじょに乳首とクリトリスを重点的に責め始める。

「だ、だめ!!!もうだめだよぉっ!!!!!!やぁ・・・イヤぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

ビクンビクン!!!!

肢体が震える、頭が真っ白になるほどの快感に染められ・・・意識が飛ぶ。

男であった時とは比べようもない絶頂の快感と・・・絶頂の持続に泣きじゃくる。

絶頂と共に・・・僕の意識は休息に闇の中へと落ちていく。
眠りに埋もれ行く意識の中・・・僕が思い浮かべたのはタケルの笑顔だった。

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