Latest Entries
ひめごとははなぞの 6
![]() | ひめごとははなぞの 6 (シルフコミックス 11-6) (2012/09/22) わたなべ あじあ 商品詳細を見る |
「淫獣の部屋」 ~ ♂殖栗 玉造シリーズ♀ ~ by ありす (12)最終回
(12)-------------------------------------------------------
「しっかりしてください、大丈夫ですか?」
まぶしい光の中で、誰かがぼくの体を揺さぶっていた。
「だれ? ここは、どこ?」
「気が付かれましたか? ご安心ください、ここはあなたのいた世界ですよ」
「ぼくの、いた、せかい……?」
「しっかりしてください。お気を確かに。そうだ、水をどうぞ……」
その“誰か”は、僕の口に硬いものを押し付けた。
口の中につめたいものが流れ込んでくると同時に少しずつ意識がはっきりしてきた。
「ぷはぁ~。 も、もういいです」
おぼれそうになるのを、手で押しやって、ようやく自分を取り戻せた。
体には大きなタオルが巻かれていて、背中を支えられるようにして、あの怪しいメタボ男に抱きかかえられていた。
「よかった気が付かれて。いやぁ、びっくりしましたよ。そろそろかと思って、ドアを繋いで例の空間へ行ったら、何かざわざわと動く小山が白い液体をびゅびゅっと噴出していて
あなたの姿がどこにも見えなかったのですから。そうしたらなんと、ざわざわ動いていたのはスカーヒュドラの幼体の大群で、その中にはあなたがいたではありませんか。それであわてて、小ダコ共を追い払って、あなたを助け出したというところです」
「そう……」
全身がだるくて、男の説明にも力なくうなづいただけだった。
「いやぁ、それにしても驚きました。しかし、何時の間に……?」
「な、何か?」
「いえ、こちらのことで……。しかしずいぶんと沢山産まれましたなぁ。おかげで……、あ、いや、それはこちらの話ですが……。それで、どうされます? これから」
「これから……?」
「せっかくなれた正真正銘の女の子の体。ご堪能なさるんでしょう? いえ、嫌らしい意味ではありませんよ?」
「え? ああ、そうだったっけ……」
「しっかりなさってください。まだこちらの世界では昼の2時です。夕方には元の姿に戻っていただかないと」
「元の、姿に……?」
「そうです。その少女の姿は仮の姿。いずれ元に戻りますが、それまでの間、身元不明では困りますでしょう?」
「そう、だっけ……」
「さあ、こちらは女性用の下着一式と、いま流行の服。こちらはサービスでご用意させていただきました。もちろん、あなたがお召しになっていた服もございますが。どちらになさいます?」
ぼくは男が用意してくれた、新品の服に着替えた。
よく知らない男性の前で、少女の体になった全裸を晒して下着をつけた。
異性の前で全裸を晒しながら着替えた筈なのに、そんなことに気を使うほど、頭が働いていなかった。
「さぁ、生まれ変わった自分をご堪能ください。でも、18時までには、ここに戻ってきてくださいね」
ぼーっとした頭で、メタボ男に促されるまま、ぼくは街へふらふらと溶け込んでいった。
*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*
「お嬢さん、ひとり? 暇ならオレと遊ばない?」
たぶんそんな風にナンパされたんだと思う。
軽薄そうな男に誘われるまま、ファミレスのパフェを奢られて、いつの間にかラブホテルのベッドで服を脱がされていた。
触手以外のナマモノの棒を、体の中心に穿たれ、喘いでいる途中で、ようやく自分が何をしているのか、意識を取り戻した。
「どうだい? 気持ちいいだろう? おれ、テクニックには自身があるんだぜ?」
腰を抱えられ、乳首を甘噛みされながら、腰を突かれていた。
ぷっくりと起き上がったクリトリスが男の陰毛にくすぐられて、ピリピリとした心地よさを感じていたけれど、それだけでは物足りなかった。
「ぜんぜん。たいして気持ちよくないわ」
「え?」
よほど自分の性技に自信があったのか、ぼくの言葉にあっけに取られていた男を腕で押しやり、下着もつけずに上着を羽織った。
そして愛液が太腿からたれるのもかまわずに、ホテルから出た。
(だめ。あんな程度じゃ、ぜんぜん気持ち良くない……)
ぼくはわき目も振らずに、あの公園を目指した。
そして目的の小さな建物を見つけると、駆け寄った。
途中で石に躓いて、メタボ男が用意してくれた、小さな青いミュールが脱げてしまったけれど、そんな事にかまってなんか、いられなかった。
アンモニアの不潔な匂いが鼻を突く、薄汚い室内の奥に、目指す扉を見つけた。
がちゃがちゃと震える手でノブを回して、中に飛び込んだ。
そこは薄暗く、じめじめとしていて、甘いような、酸えたような、不思議な匂いのする空間だった。
「よかった、まだ繋がっていた!」
ぼくは、体にまとわりついている邪魔な布を剥ぎ取って、駆け出した。
そして、薄暗闇の中、濡れててらてらと光る“それ”に飛びついた。
ハッカと甘い何かを混ぜた香りに包まれ、身震いするほどの甘美に酔いしれた。
そして直ぐに、ウロコの生えた触手が伸びてきて、ぼくを絡め取っていった。
*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*
「あははぁ、いいのぉ~、きもちいいのぉ~。 もっと、もっときもちよくしてぇ~」
薄暗闇の中、異形の怪物が、全裸の少女を触手で絡めとり、犯していた。
張り詰めた乳房には、らせん状に触手が絡みつき、乳を搾り取るような動きをしていた。別の触手が乳首をくわえ込み、蠕動を繰り返しているところを見ると、少女の大きな乳房から、甘くて濃いミルクが分泌されているのだろう。
股間には何本もの触手が絡み付いていて、それらが蠢くたびに、少女の白い下腹部が膨らんだりへこんだりしていた。
特に少女の股間に挿し込まれた、太い二本の触手が前後に大きく動くたびに、少女の下腹部が形を変えているところからすると、膣とその奥、そして腸内までもが犯されていることは明白だった。
「やれやれ、気になって戻ってきてみれば、まだ時間には早いのに、この有様ですか」
殖栗玉造は、淫獣に犯され、よがり狂っている少女を見上げると、ため息をついた。
「もしもーし、あなた。元の姿に戻らなくて、いいんですかー?」
「いいのぉ~、スゴク気持ちいいのぉ~」
「えーと、“戻らなくてもいい”って、ことですかね?」
「いいよぉ~、きもちいいよぉ~……」

挿絵:松園
瞳からは光が失われていて、よだれをたらしながら少女は言葉を発していたが、玉造の問いに答えているという感じではなかった。
少女の股間から太い触手が勢いよく抜かれ、その衝撃で少女の体がびくびくっと震えて、ガクッと頭が垂れた。たぶん絶頂を迎えて気を失ったのだろう。
「まぁ、よろしいでしょう。 おや? スカーヒュドラの奴、また……」
抜かれた触手と入れ替わるように、スカーヒュドラの生殖嚢が伸びてきた。
少女の子宮に、また卵を産みつけようとしているのだった。
「何時の間に交尾を終えたのでしょう? やはり、この空間は油断なりませんね」
玉造は暗闇に潜んでいる別の個体に警戒するように辺りを見回し、やっと気が付いた。
「おっと、よく見れば、あの子を捕らえているのは、私が用意した個体ではありませんね。その証拠に鎖に繋がれていません。私が捕まえたのは……」
玉造は懐からランタンを取り出すと、明かりに照らされた蠢くスカーヒュドラの足元に、大きな何かの塊と、外れたままの鎖の枷が転がっていた。
「おや? そうですか、スカーヒュドラは自分の卵が孵ると、死んでしまうのですね。ひとつ勉強になりました。しかし……」
玉造が見上げると、彼が用意したのとは別の固体が、モウセンゴケのような触手を伸ばして、少女の股間を割り裂いていった。
「おほほほ。これでまた、高価で貴重なスカーヒュドラの幼体が、沢山手に入りますね。ありがたいことです。これで私もしばらくは働かなくてもすみそうです。まったくあなた様様……。おっと、そういえばまだ、名前も伺っておりませんでした。でもそんなことは、もうどうでもいい事ですね。きっとあの方は、何度でもこの淫獣の子供を産んでくださるでしょうから――」
玉造の皮算用など意に介さぬように、スカーヒュドラは生殖嚢を少女の股間へねじ込んでいった。
びくびくっと、白い小さな体が震えたが、意識を取り戻す様子は無かった。
「――たぶん、一生。彼女が死ぬまで。おーほっほっほっほ……」
殖栗玉造は、満足そうな笑い声を上げると、床においてあったランタンを消し、異空間の扉を閉じた。
「しっかりしてください、大丈夫ですか?」
まぶしい光の中で、誰かがぼくの体を揺さぶっていた。
「だれ? ここは、どこ?」
「気が付かれましたか? ご安心ください、ここはあなたのいた世界ですよ」
「ぼくの、いた、せかい……?」
「しっかりしてください。お気を確かに。そうだ、水をどうぞ……」
その“誰か”は、僕の口に硬いものを押し付けた。
口の中につめたいものが流れ込んでくると同時に少しずつ意識がはっきりしてきた。
「ぷはぁ~。 も、もういいです」
おぼれそうになるのを、手で押しやって、ようやく自分を取り戻せた。
体には大きなタオルが巻かれていて、背中を支えられるようにして、あの怪しいメタボ男に抱きかかえられていた。
「よかった気が付かれて。いやぁ、びっくりしましたよ。そろそろかと思って、ドアを繋いで例の空間へ行ったら、何かざわざわと動く小山が白い液体をびゅびゅっと噴出していて
あなたの姿がどこにも見えなかったのですから。そうしたらなんと、ざわざわ動いていたのはスカーヒュドラの幼体の大群で、その中にはあなたがいたではありませんか。それであわてて、小ダコ共を追い払って、あなたを助け出したというところです」
「そう……」
全身がだるくて、男の説明にも力なくうなづいただけだった。
「いやぁ、それにしても驚きました。しかし、何時の間に……?」
「な、何か?」
「いえ、こちらのことで……。しかしずいぶんと沢山産まれましたなぁ。おかげで……、あ、いや、それはこちらの話ですが……。それで、どうされます? これから」
「これから……?」
「せっかくなれた正真正銘の女の子の体。ご堪能なさるんでしょう? いえ、嫌らしい意味ではありませんよ?」
「え? ああ、そうだったっけ……」
「しっかりなさってください。まだこちらの世界では昼の2時です。夕方には元の姿に戻っていただかないと」
「元の、姿に……?」
「そうです。その少女の姿は仮の姿。いずれ元に戻りますが、それまでの間、身元不明では困りますでしょう?」
「そう、だっけ……」
「さあ、こちらは女性用の下着一式と、いま流行の服。こちらはサービスでご用意させていただきました。もちろん、あなたがお召しになっていた服もございますが。どちらになさいます?」
ぼくは男が用意してくれた、新品の服に着替えた。
よく知らない男性の前で、少女の体になった全裸を晒して下着をつけた。
異性の前で全裸を晒しながら着替えた筈なのに、そんなことに気を使うほど、頭が働いていなかった。
「さぁ、生まれ変わった自分をご堪能ください。でも、18時までには、ここに戻ってきてくださいね」
ぼーっとした頭で、メタボ男に促されるまま、ぼくは街へふらふらと溶け込んでいった。
「お嬢さん、ひとり? 暇ならオレと遊ばない?」
たぶんそんな風にナンパされたんだと思う。
軽薄そうな男に誘われるまま、ファミレスのパフェを奢られて、いつの間にかラブホテルのベッドで服を脱がされていた。
触手以外のナマモノの棒を、体の中心に穿たれ、喘いでいる途中で、ようやく自分が何をしているのか、意識を取り戻した。
「どうだい? 気持ちいいだろう? おれ、テクニックには自身があるんだぜ?」
腰を抱えられ、乳首を甘噛みされながら、腰を突かれていた。
ぷっくりと起き上がったクリトリスが男の陰毛にくすぐられて、ピリピリとした心地よさを感じていたけれど、それだけでは物足りなかった。
「ぜんぜん。たいして気持ちよくないわ」
「え?」
よほど自分の性技に自信があったのか、ぼくの言葉にあっけに取られていた男を腕で押しやり、下着もつけずに上着を羽織った。
そして愛液が太腿からたれるのもかまわずに、ホテルから出た。
(だめ。あんな程度じゃ、ぜんぜん気持ち良くない……)
ぼくはわき目も振らずに、あの公園を目指した。
そして目的の小さな建物を見つけると、駆け寄った。
途中で石に躓いて、メタボ男が用意してくれた、小さな青いミュールが脱げてしまったけれど、そんな事にかまってなんか、いられなかった。
アンモニアの不潔な匂いが鼻を突く、薄汚い室内の奥に、目指す扉を見つけた。
がちゃがちゃと震える手でノブを回して、中に飛び込んだ。
そこは薄暗く、じめじめとしていて、甘いような、酸えたような、不思議な匂いのする空間だった。
「よかった、まだ繋がっていた!」
ぼくは、体にまとわりついている邪魔な布を剥ぎ取って、駆け出した。
そして、薄暗闇の中、濡れててらてらと光る“それ”に飛びついた。
ハッカと甘い何かを混ぜた香りに包まれ、身震いするほどの甘美に酔いしれた。
そして直ぐに、ウロコの生えた触手が伸びてきて、ぼくを絡め取っていった。
「あははぁ、いいのぉ~、きもちいいのぉ~。 もっと、もっときもちよくしてぇ~」
薄暗闇の中、異形の怪物が、全裸の少女を触手で絡めとり、犯していた。
張り詰めた乳房には、らせん状に触手が絡みつき、乳を搾り取るような動きをしていた。別の触手が乳首をくわえ込み、蠕動を繰り返しているところを見ると、少女の大きな乳房から、甘くて濃いミルクが分泌されているのだろう。
股間には何本もの触手が絡み付いていて、それらが蠢くたびに、少女の白い下腹部が膨らんだりへこんだりしていた。
特に少女の股間に挿し込まれた、太い二本の触手が前後に大きく動くたびに、少女の下腹部が形を変えているところからすると、膣とその奥、そして腸内までもが犯されていることは明白だった。
「やれやれ、気になって戻ってきてみれば、まだ時間には早いのに、この有様ですか」
殖栗玉造は、淫獣に犯され、よがり狂っている少女を見上げると、ため息をついた。
「もしもーし、あなた。元の姿に戻らなくて、いいんですかー?」
「いいのぉ~、スゴク気持ちいいのぉ~」
「えーと、“戻らなくてもいい”って、ことですかね?」
「いいよぉ~、きもちいいよぉ~……」

挿絵:松園
瞳からは光が失われていて、よだれをたらしながら少女は言葉を発していたが、玉造の問いに答えているという感じではなかった。
少女の股間から太い触手が勢いよく抜かれ、その衝撃で少女の体がびくびくっと震えて、ガクッと頭が垂れた。たぶん絶頂を迎えて気を失ったのだろう。
「まぁ、よろしいでしょう。 おや? スカーヒュドラの奴、また……」
抜かれた触手と入れ替わるように、スカーヒュドラの生殖嚢が伸びてきた。
少女の子宮に、また卵を産みつけようとしているのだった。
「何時の間に交尾を終えたのでしょう? やはり、この空間は油断なりませんね」
玉造は暗闇に潜んでいる別の個体に警戒するように辺りを見回し、やっと気が付いた。
「おっと、よく見れば、あの子を捕らえているのは、私が用意した個体ではありませんね。その証拠に鎖に繋がれていません。私が捕まえたのは……」
玉造は懐からランタンを取り出すと、明かりに照らされた蠢くスカーヒュドラの足元に、大きな何かの塊と、外れたままの鎖の枷が転がっていた。
「おや? そうですか、スカーヒュドラは自分の卵が孵ると、死んでしまうのですね。ひとつ勉強になりました。しかし……」
玉造が見上げると、彼が用意したのとは別の固体が、モウセンゴケのような触手を伸ばして、少女の股間を割り裂いていった。
「おほほほ。これでまた、高価で貴重なスカーヒュドラの幼体が、沢山手に入りますね。ありがたいことです。これで私もしばらくは働かなくてもすみそうです。まったくあなた様様……。おっと、そういえばまだ、名前も伺っておりませんでした。でもそんなことは、もうどうでもいい事ですね。きっとあの方は、何度でもこの淫獣の子供を産んでくださるでしょうから――」
玉造の皮算用など意に介さぬように、スカーヒュドラは生殖嚢を少女の股間へねじ込んでいった。
びくびくっと、白い小さな体が震えたが、意識を取り戻す様子は無かった。
「――たぶん、一生。彼女が死ぬまで。おーほっほっほっほ……」
殖栗玉造は、満足そうな笑い声を上げると、床においてあったランタンを消し、異空間の扉を閉じた。
「淫獣の部屋」 ~ ♂殖栗 玉造シリーズ♀ ~ by ありす (11)
(11)-------------------------------------------------------
お腹の奥が、ぴくぴくとケイレンするような感覚で目を覚ました。
「ん……。痛い……」
感覚的に馴染んできた、下腹の重みがジンジンとしたものに変わり、不快感がこみ上げてきた。
もしかして、これが女の子の生理痛……?
どうなんだろう、ぼくの子宮には、たぶんこの怪物の卵が産みつけられているはずだから、それでも生理になるんだろうか?
そんなことを考えているうちに、ますます痛みが強くなってきた。
ドンドンとお腹の内側から叩かれるようだった。
「い、痛い!」
痛みに耐えるように身をよじったり強張らせたりしていると、いままで僕の体を包んでいた羽毛の生えた触手が開いていった。
目の前の鏡には、小山の様に大きくお腹を膨らませた、妊婦のような少女が映っていた。
初めて見る自分の妊婦姿に、ぼくは驚いた。
「え? こ、こんなにお腹が、膨らんで……」
見れば小さかった筈の乳房も、今は大きく膨らんでいた。
小さくて淡いピンク色だった筈の乳輪は充血して赤黒くなっていて、その中心には親指ほどに膨らんだ乳首がそびえていた。
男を知らない、処女の姿だった自分の姿の、あまりの変わりように思わず落胆した。
けれどそんな気持ちも直ぐに、子宮の奥深くから来る痛みに、かき消された。
「い、痛いよぉ……」
すると、膝から下をすっぽりと覆って拘束していた触手が、ぼくの足を開くように広がっていった。
「や、やめて! 何をするの?」
大きく足を広げられた、妊婦の姿が鏡に映し出される。
「やだぁ、恥ずかしいよぉ……」
大きく割り裂かれた太腿の奥にあってなお、膣の入り口はまだしっかりと閉じていた。
けれど状況から考えて、これから新たな惨褥が始まるんだと思い、身震いがした。
4本の触手が股間に伸びてきて、硬く閉じていた秘穴の縁に食い込み、引っ張るようにして広げられていった。
「いやぁっ! い、痛いー!」
敏感な生殖器の内壁が直接空気に晒されて、生ぬるい空気がお腹に流れ込んでくるようだった。
そこにまた、今度は握った拳ぐらいの太さのナマコみたいな触手が伸びてきて、無理やりに膣内にねじ込まれた。
「いたいいたいいたいいたい!、 無理ー! やめてぇー!」
いまだに耳慣れない、少女の金切り声が、薄暗闇の中にこだました。
ぶよぶよとした太いものを、女の子の一番大切で脆弱な部分に押し込まれていく苦しさは、尋常ではなかった。
けれど淫獣は、ぼくの叫び声など意に介さないように、ずぶずぶと押し進めて行った。
「はぁ、はぁ……、い、いやぁ……、こ、んなの……」
限界まで押し広げようとする、触手の圧迫感に耐えかねて、途切れ途切れの涙声を上げるのが精一杯だった。
どこまで押し込まれるのだろうと、絶望的な気分になったが、こんなのはまだ始まりに過ぎなかった。
たぶん、押し込まれた触手の先から何かが放出されたのだと思う。
膣の奥深く、ぼくを捕らえている淫獣の卵が詰まった子宮に、ちりちりと刺激が走った。
その直後、激痛とともに膨らんだお腹が、ぼこぼこと中から突き上げられるように膨らんだ。
「いやぁっっー!!」
痛み自体はたいしたことはなかったが、ぼこぼことお腹の中で何かが暴れていることに、ものすごい恐怖を感じた。
卵が孵化し始めた!
絶望的な恐怖に、脂汗と涙がとめどなく溢れてきた。
そして産道を塞いでいた、太いぶよぶよの触手が抜かれていくと同時に、鶏の卵ぐらいの頭を持った、タコのような異形の怪物が現れた。
薄暗闇で体表の色はわからなかったが、生まれてきたばかりのそれは、僕の膣液にまみれ、てらてらと光っていた。
そしてその不気味な幼体には、2つの目玉があった。
そいつは、産み落とされた後、ぼくの太腿にまとわり付いたまま、生えたばかりの触手で身づくろいを始めた。
思わず目を背けたくなるその姿に、こんなものを産み出した自分を恨みたくなった。
けれど、産み付けられた卵がひとつではなかったように、孵化したのも一匹ではなかった。
まだ大きく膨らんだままのぼくのお腹から、次から次へと幼体が這い出してきた。
いつの間にかお尻の穴にもスカーヒュドラの親の触手が入り込んでいて、孵化を促すように腸の内側から、子宮や産道の辺りをうねるように圧迫しはじめた。
「ひゃぁっん! あっ、あっ、あっ、あっ、あはぁっ!……」
腸の奥から肛門に向かってなぞるように動くそれは、排泄の快感に似ていたけれど、もっと鮮烈だった。
異形の怪物が狭い産道を通り抜けていく、産みの苦しみと、体内に溜まった汚物を吐き出していくような、爽快感を伴っていた。
「ひゃん! あ、だめ、イッちゃう! ああっ! だめぇ、もう、イッたのぉ! こ、これ、以上! あんっ! また、イッちゃう! ……や、もう、……だめ、はぅっ!! らめっ! また! う、産んれるぅ、 まらぁっ、ひぁめぇっ! ……」
直腸と肛門を刺激され、淫獣の幼体が膣を通り抜けて、膣口から産み落とされていく毎に、痺れるような快感が身体を襲い、その度に悶絶した。
この果てしない波が何時まで続くのか、絶え間ないアクメに全身がピクピクと痙攣し始めた。
5匹目を産み落としたあたりから、ぴゅぴゅっと、おしっこを漏らしているような快感がそれに加わり、股間の3つの穴から、体の中身が全部出て行ってしまうような感じがした。
お腹が張り裂けんばかりだった圧迫感は次第に緩くなり、体が軽く楽になっていった。
よく途中で気絶しなかったものだと思う。
最後の一匹が、ぼくの胎内から這い出すと、肛門から腸を貫いていた触手も抜かれていき、そこでまた軽い絶頂が体を駆け抜けていった。
自分の体から、おぞましいものが全て排出されたことで、深い安堵のため息が漏れた。
全身を紅く染め、びっしょりと汗や粘液で濡れた、全裸の少女が鏡に映っていた。
はぁはぁと息を切らし、瞳からは光が消えかけ、気が抜けたような表情でこちらを見つめていた。
視線を下に移すと、太腿の辺りから下に、大量の蠢く何かが集っていた。
はっと自分の体を見下ろすと、先程まで腹の中にいた小さなタコのような幼体が皆こちらを見つめていた。薄暗闇の中で光る無数の目に視姦されて、怖気が走った。
身をよじって逃れようとしたが、手首と足首はいまだに親怪物の触手に絡め取られていて、体の自由は奪われたままだった。
「た、助け、て……」
産みの疲労と快感に翻弄されて、まだ息の整わないぼくは誰でも良いからと助けを求めたが、それは薄暗闇の中に、空しく消えて行くだけだった。
「ひっ……、いやぁっ! だれ、か……誰かたすけてぇーっ!」
ようやくの思いでそう叫んだが、それに応じるように、スカーヒュドラの親の触手が口の中に突っ込まれ、あの甘い分泌液を飲まされた。
すると全身が再びかあっと厚くなると同時に、胸の奥がむずむずするような感覚に襲われた。
赤黒く太った乳首が尖り、ジンジンと硬さを増していった。
「やあぁ、さ、先っぽが、むずむずするぅ~」
たまらなくなってそう言うと、いぼいぼの付いた触手が伸びてきて、小さなスイカぐらいに大きくなっていたぼくの乳房に、螺旋を描くようにして絡みついた。
けれど、一番弄って欲しい乳首の先端には巻きつかず、代わりに乳房の根元のほうから、絞るようにして締め上げられた。
すると乳首の先端から白い液が勢いよく噴出した。
それは噴水のように広がって、ぼくの体全体に撒き散らされた。
一部はぼくの口元にもかかった。
濃厚な甘味が口の中に広がり、それがなんなのか判った。
「お、おっぱいが。ぼく、おっぱいだしてるよぅ~」
産褥から始まった精神的ダメージの連続で、既にぼくの頭は混乱していて、バカみたいにそんなことをつぶやいた。
恥辱を受けながら実った果実だから、熟せば更なる辱めが待っているだけだった。
噴出した母乳は幼体の滋養の為だったのだ。
飛沫を浴びた幼体達が、そのことに気が付くと、先を争うように、ぼくの体に殺到した。
そして何度も何度も、ぼくはおっぱいを絞られた。
びゅーびゅーと噴出させられた白くて甘い液体は、噴出するたびに僕の全身に浴びせられた。
その飛沫を求めて、無数の幼体がぼくの体に集り、触手で舐めとった。
「ひゃぁ、いやぁっ、もう、もう、やめて、おかしくなっちゃう~」
体中に集った幼体の群れに、這い回られる快感は、極限まで高められていたぼくの体を激しく揺さぶった。
全身を無数の小さな手で輪姦されているようだった。
絞られるたびに母乳がびゅっびゅっと噴出し、汗と涙と愛液が体中から泉から湧き出すように、とめどなく流れ出ていた。
このままでは、体中の水分が抜けてしまうような怖さも感じたが、幼体たちの容赦の無い凌辱が全身を苛んでいて、徐々に考える力を奪っていった。
そしてまた、いつものように頭の中が白い霧に包まれて行き、全身がびくびくっと激しく痙攣するのをぼんやりと感じながら、ぼくは意識を手放した。
<つづく>
お腹の奥が、ぴくぴくとケイレンするような感覚で目を覚ました。
「ん……。痛い……」
感覚的に馴染んできた、下腹の重みがジンジンとしたものに変わり、不快感がこみ上げてきた。
もしかして、これが女の子の生理痛……?
どうなんだろう、ぼくの子宮には、たぶんこの怪物の卵が産みつけられているはずだから、それでも生理になるんだろうか?
そんなことを考えているうちに、ますます痛みが強くなってきた。
ドンドンとお腹の内側から叩かれるようだった。
「い、痛い!」
痛みに耐えるように身をよじったり強張らせたりしていると、いままで僕の体を包んでいた羽毛の生えた触手が開いていった。
目の前の鏡には、小山の様に大きくお腹を膨らませた、妊婦のような少女が映っていた。
初めて見る自分の妊婦姿に、ぼくは驚いた。
「え? こ、こんなにお腹が、膨らんで……」
見れば小さかった筈の乳房も、今は大きく膨らんでいた。
小さくて淡いピンク色だった筈の乳輪は充血して赤黒くなっていて、その中心には親指ほどに膨らんだ乳首がそびえていた。
男を知らない、処女の姿だった自分の姿の、あまりの変わりように思わず落胆した。
けれどそんな気持ちも直ぐに、子宮の奥深くから来る痛みに、かき消された。
「い、痛いよぉ……」
すると、膝から下をすっぽりと覆って拘束していた触手が、ぼくの足を開くように広がっていった。
「や、やめて! 何をするの?」
大きく足を広げられた、妊婦の姿が鏡に映し出される。
「やだぁ、恥ずかしいよぉ……」
大きく割り裂かれた太腿の奥にあってなお、膣の入り口はまだしっかりと閉じていた。
けれど状況から考えて、これから新たな惨褥が始まるんだと思い、身震いがした。
4本の触手が股間に伸びてきて、硬く閉じていた秘穴の縁に食い込み、引っ張るようにして広げられていった。
「いやぁっ! い、痛いー!」
敏感な生殖器の内壁が直接空気に晒されて、生ぬるい空気がお腹に流れ込んでくるようだった。
そこにまた、今度は握った拳ぐらいの太さのナマコみたいな触手が伸びてきて、無理やりに膣内にねじ込まれた。
「いたいいたいいたいいたい!、 無理ー! やめてぇー!」
いまだに耳慣れない、少女の金切り声が、薄暗闇の中にこだました。
ぶよぶよとした太いものを、女の子の一番大切で脆弱な部分に押し込まれていく苦しさは、尋常ではなかった。
けれど淫獣は、ぼくの叫び声など意に介さないように、ずぶずぶと押し進めて行った。
「はぁ、はぁ……、い、いやぁ……、こ、んなの……」
限界まで押し広げようとする、触手の圧迫感に耐えかねて、途切れ途切れの涙声を上げるのが精一杯だった。
どこまで押し込まれるのだろうと、絶望的な気分になったが、こんなのはまだ始まりに過ぎなかった。
たぶん、押し込まれた触手の先から何かが放出されたのだと思う。
膣の奥深く、ぼくを捕らえている淫獣の卵が詰まった子宮に、ちりちりと刺激が走った。
その直後、激痛とともに膨らんだお腹が、ぼこぼこと中から突き上げられるように膨らんだ。
「いやぁっっー!!」
痛み自体はたいしたことはなかったが、ぼこぼことお腹の中で何かが暴れていることに、ものすごい恐怖を感じた。
卵が孵化し始めた!
絶望的な恐怖に、脂汗と涙がとめどなく溢れてきた。
そして産道を塞いでいた、太いぶよぶよの触手が抜かれていくと同時に、鶏の卵ぐらいの頭を持った、タコのような異形の怪物が現れた。
薄暗闇で体表の色はわからなかったが、生まれてきたばかりのそれは、僕の膣液にまみれ、てらてらと光っていた。
そしてその不気味な幼体には、2つの目玉があった。
そいつは、産み落とされた後、ぼくの太腿にまとわり付いたまま、生えたばかりの触手で身づくろいを始めた。
思わず目を背けたくなるその姿に、こんなものを産み出した自分を恨みたくなった。
けれど、産み付けられた卵がひとつではなかったように、孵化したのも一匹ではなかった。
まだ大きく膨らんだままのぼくのお腹から、次から次へと幼体が這い出してきた。
いつの間にかお尻の穴にもスカーヒュドラの親の触手が入り込んでいて、孵化を促すように腸の内側から、子宮や産道の辺りをうねるように圧迫しはじめた。
「ひゃぁっん! あっ、あっ、あっ、あっ、あはぁっ!……」
腸の奥から肛門に向かってなぞるように動くそれは、排泄の快感に似ていたけれど、もっと鮮烈だった。
異形の怪物が狭い産道を通り抜けていく、産みの苦しみと、体内に溜まった汚物を吐き出していくような、爽快感を伴っていた。
「ひゃん! あ、だめ、イッちゃう! ああっ! だめぇ、もう、イッたのぉ! こ、これ、以上! あんっ! また、イッちゃう! ……や、もう、……だめ、はぅっ!! らめっ! また! う、産んれるぅ、 まらぁっ、ひぁめぇっ! ……」
直腸と肛門を刺激され、淫獣の幼体が膣を通り抜けて、膣口から産み落とされていく毎に、痺れるような快感が身体を襲い、その度に悶絶した。
この果てしない波が何時まで続くのか、絶え間ないアクメに全身がピクピクと痙攣し始めた。
5匹目を産み落としたあたりから、ぴゅぴゅっと、おしっこを漏らしているような快感がそれに加わり、股間の3つの穴から、体の中身が全部出て行ってしまうような感じがした。
お腹が張り裂けんばかりだった圧迫感は次第に緩くなり、体が軽く楽になっていった。
よく途中で気絶しなかったものだと思う。
最後の一匹が、ぼくの胎内から這い出すと、肛門から腸を貫いていた触手も抜かれていき、そこでまた軽い絶頂が体を駆け抜けていった。
自分の体から、おぞましいものが全て排出されたことで、深い安堵のため息が漏れた。
全身を紅く染め、びっしょりと汗や粘液で濡れた、全裸の少女が鏡に映っていた。
はぁはぁと息を切らし、瞳からは光が消えかけ、気が抜けたような表情でこちらを見つめていた。
視線を下に移すと、太腿の辺りから下に、大量の蠢く何かが集っていた。
はっと自分の体を見下ろすと、先程まで腹の中にいた小さなタコのような幼体が皆こちらを見つめていた。薄暗闇の中で光る無数の目に視姦されて、怖気が走った。
身をよじって逃れようとしたが、手首と足首はいまだに親怪物の触手に絡め取られていて、体の自由は奪われたままだった。
「た、助け、て……」
産みの疲労と快感に翻弄されて、まだ息の整わないぼくは誰でも良いからと助けを求めたが、それは薄暗闇の中に、空しく消えて行くだけだった。
「ひっ……、いやぁっ! だれ、か……誰かたすけてぇーっ!」
ようやくの思いでそう叫んだが、それに応じるように、スカーヒュドラの親の触手が口の中に突っ込まれ、あの甘い分泌液を飲まされた。
すると全身が再びかあっと厚くなると同時に、胸の奥がむずむずするような感覚に襲われた。
赤黒く太った乳首が尖り、ジンジンと硬さを増していった。
「やあぁ、さ、先っぽが、むずむずするぅ~」
たまらなくなってそう言うと、いぼいぼの付いた触手が伸びてきて、小さなスイカぐらいに大きくなっていたぼくの乳房に、螺旋を描くようにして絡みついた。
けれど、一番弄って欲しい乳首の先端には巻きつかず、代わりに乳房の根元のほうから、絞るようにして締め上げられた。
すると乳首の先端から白い液が勢いよく噴出した。
それは噴水のように広がって、ぼくの体全体に撒き散らされた。
一部はぼくの口元にもかかった。
濃厚な甘味が口の中に広がり、それがなんなのか判った。
「お、おっぱいが。ぼく、おっぱいだしてるよぅ~」
産褥から始まった精神的ダメージの連続で、既にぼくの頭は混乱していて、バカみたいにそんなことをつぶやいた。
恥辱を受けながら実った果実だから、熟せば更なる辱めが待っているだけだった。
噴出した母乳は幼体の滋養の為だったのだ。
飛沫を浴びた幼体達が、そのことに気が付くと、先を争うように、ぼくの体に殺到した。
そして何度も何度も、ぼくはおっぱいを絞られた。
びゅーびゅーと噴出させられた白くて甘い液体は、噴出するたびに僕の全身に浴びせられた。
その飛沫を求めて、無数の幼体がぼくの体に集り、触手で舐めとった。
「ひゃぁ、いやぁっ、もう、もう、やめて、おかしくなっちゃう~」
体中に集った幼体の群れに、這い回られる快感は、極限まで高められていたぼくの体を激しく揺さぶった。
全身を無数の小さな手で輪姦されているようだった。
絞られるたびに母乳がびゅっびゅっと噴出し、汗と涙と愛液が体中から泉から湧き出すように、とめどなく流れ出ていた。
このままでは、体中の水分が抜けてしまうような怖さも感じたが、幼体たちの容赦の無い凌辱が全身を苛んでいて、徐々に考える力を奪っていった。
そしてまた、いつものように頭の中が白い霧に包まれて行き、全身がびくびくっと激しく痙攣するのをぼんやりと感じながら、ぼくは意識を手放した。
<つづく>
おんなのこ遊戯~TSF catalog~
悪い事は言わんからとりあえず予約な。⇒好評予約中!!
表紙が出たよ!
⇒ついに発売!!
おんなのこ遊戯~TSF catalog~ (アンリアルコミックス 98)
表紙が出たよ!
⇒ついに発売!!
おんなのこ遊戯~TSF catalog~ (アンリアルコミックス 98)
![]() | おんなのこ遊戯~TSF catalog~ (アンリアルコミックス 98) (2012/09/27) 谷口さん 商品詳細を見る |
「淫獣の部屋」 ~ ♂殖栗 玉造シリーズ♀ ~ by ありす (10)
(10)-------------------------------------------------------
暖かなものに包まれたまどろみの中で、ぼくはまた目覚めた。
あれからどのくらいの時間が過ぎたのか、昼も夜もわからないような暗闇の中。
おなかが張る様な重みを感じていた。いや、全身に気だるい重さを感じていた。
いつの間にか全身は、羽毛のような羽の生えた触手で包まれていて、かなり表面が汚れていた鏡には、気だるそうな少女の顔が映っていた。
憔悴しきった物憂げな表情が、呼吸毎に少し変化するたびに、それが未だ見慣れない自分の顔で、触手の下にあるのは、あられもない姿で拘束されている、自分の女体なのだと思った。
「た、たすけて……。誰か、たすけてよぉ……」
もしかしたらずっとこのまま、誰からも忘れられたまま、この淫獣に凌辱され続けるのだろうか?
そんな弱気が、口を突いて漏れた。
けれど、誰が助けてくれるわけでもなく、無気力にただ時間が過ぎていくのを待っていた。
その間も、定期的に口に触手をねじ込まれては、滋養となる液体の食事を流しこまれ、我慢する努力をとっくに放棄していた、排泄物を体の中から舐め取られていた。
あれほど激しかった性的凌辱もぱったりとやみ、唯一排泄物を舐め取られるときに感じる、半ば義務的な官能の供給に、少しだけ身を震わせるだけだった。
早くしてよ……。
早くこんなこと終わらせて、解放してよぉ……。
朦朧とした意識の中で、あの怪しい男が言っていた。
『……この空間から出れば、元の世界の時間で、今日の夕方には十分、元の姿で家に帰れますよ……』
今日? 今日の夕方って、何時だろう……?
それにしても、早く来て欲しい……。
助けて欲しい。
体が重たくて、疲れていて、それにうずうずして仕方が無いよ。
だからもっと、気持ちよく……?
え? 何を待っていたんだろう?
さっき目覚めてから、体が疼いて仕方が無い。
ああ、食事の時間だ。
口に触手が近づいてくる。
ぼくはそれを待ち望んでいたもののように、あごを突き出して口を広げる。
先が亀の頭のように少し膨らんだ、ヒトのペニスそっくりな触手。
舌を伸ばして、それを受け入れやすいようにすると、一瞬ためらうようにして、口の中に入ってくる。
ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぱ……
アイスキャンデーか何かを舐めるように、触手に舌を伸ばし、口全体で刺激してやる。
するとじんわりと甘い液体が染み出す。
最初は少ししか分泌されないので、もっと念入りに嘗め回し、唇で強く咥えたり吸ったりする。
段々と染み出す量が増えてくるので、こぼさないように注意しながら一心不乱に続ける。そうやって喉の渇きが癒えて、甘い液体の味にも飽きた頃、触手がぶるぶるっと震えて少ししょっぱい味のする、どろどろとした粘度の高いものが、どぷっと一気に出てくる。
口をうんと膨らませて、溢れ出てしまうのを防ぐけれど、やっぱり少し口から漏れて口の周りを汚してしまう。
ずるり、と口を塞いでいたものが抜かれ、別の触手がやってきて、汚れた口の周りをぺたぺたと吸い付いて綺麗にしてくれる。
しばらくすると、飲み込んだ粘液の作用で胃が熱くなり、それが全身に広がり始める。
気分が少し高揚してきて、熱のこもった吐息が漏れる。
全身の皮膚に散らばっている感覚器官がちりちりと目覚め、もじもじと身をくねらせていると、下半身の一番敏感な器官、クリトリスに細い触手が絡みつく。
今は羽毛の生えた触手の下に隠れてその様子は伺えないが、敏感な性の突起を咥えられる刺激でそれと判る。
今は産み付けられてしまった卵を守るためか、膣内やその奥の子宮を責める触手はいない。
その代わりに、卵の様子を見るためだろう。触手が侵入を果たすこともあるが、ぼくを性的に高めてくれるような動きはしない。
それがなんとなく寂しかった。
太いモノで体の奥深くまで乱暴に蹂躙される恥辱は、それでもイったときの満足感と事後の充実感のようなものがあった。
けれどクリトリスへの刺激だけでイかされるのは、せつない物足りなさの余韻を残した。
チリチリとした短く迎えた絶頂の不満に、身を捩じらせていると、ゴロゴロとおなかに刺すような痛みが一瞬走った。
「トイレ、いきたいな……」
そうつぶやいた。
そういえば、もう長いことトイレには行っていない。
体から排泄される全ての物は、ぼくを凌辱しているこの怪物の滋養となり、その怪物から無理やり注ぎ込まれる粘液で、ぼくの体力も維持されていた。
「もうやめて! トイレに行かせてよ!」
そう叫ぶと、人の言葉を解するのか、触手が新たな動きを開始する。
敏感な若蕾を苛んでいた触手とはまた別の触手が、クリトリスの位置を頼りにその下にある小さな排泄のための穴、尿道口を探り当て、侵入を果たす。
敏感な粘膜をこすりながらの凌辱を赦すことに、今ではもうすっかり慣れていた。ひりひりするような、細かな擦過傷が尿道の内側にいくつも出来ているかもしれないけれど、その痛みですら、今では気持ちよく感じるようになっていた。
やがて、奥にまで到達した触手を通して、今度は何かが流れ出していくのを感じる。
強制的な排尿に、被虐の入り混じった快感が沸き起こり、身震いする。
重たく感じる下腹部がほんの少し軽くなったような感じがして、排尿の爽快感の余韻を残しながら、今度は逆の方向へと触手が抜かれていく。
「あ、ああぁん……」
尿道を何かが抜けていくこの感覚は、例えるならば強い射精の快感と一緒だった。
本当の女の子だったら知り得ない性感を、具体的にそれと感じることで、かろうじて自分が男だったことを思い出させる。
例え膨らんだ乳房をしつこいぐらいに揉みこまれ、膣と子宮に加えられた激しい凌辱に、女の快感を覚えてしまっていたとしても。
じょぼじょぼと垂れ流されていく、汚水をもったいないとでも言わんばかりに、再び細い道を塞ぐように、触手が侵入して塞いだ。太く栓をするように。
排泄の快感を妨げられた不満をぶちまけるように、ぼくは叫んだ。
「や、やめてよ! 離して! トイレに行かせて!!」
身を捩ったことで、さっき感じたおなかの差すような痛みが、ゴロゴロという音を伴って再び襲ってきた。
体を包んでいた羽毛の生えた触手が開かれ、鏡に産み付けられた卵でお腹を膨らませ、張りつめた巨乳を晒しながら、醜い触手に拘束された少女が姿を現す。
そして手足の自由を奪われたまま暴れ始めたぼくを押さえつけるように、たくさんの触手が絡みつき始め、産み付けた卵を守ろうと、太い触手が膣にねじ込まれ、子宮にまで侵入を果たす。
そればかりか、さらにいぼいぼの付いた触手が、肛門を探り当て、渦を巻くように侵入してきた。
渦を巻いている……と言うのはぼくの錯覚かもしれない。
けれど、排泄のためでしかない器官を性器に変えていくその動きは、怪物が摂食するためだけの動作には、どうしても思えなかった。
「あ、あ、だめ、そんな……」

挿絵:松園
口ではそう言ったけれど、体は嫌がっていなかった。
女の子の股間にある、3つの肉の穴を同時に侵されることで、激しい性的興奮が湧き上がる。
こんなことで感じちゃうなんて変態だ。
でもそんなぼくの常識を変えさせるのに、十分な手間と時間をかけられていた。
暗闇の中、触手に拘束されて、身動き出来ずに過ごす、単調な時間の中では、強制的に排泄させられるこの時間を、心待ちにするようになっていた。
肛虐の触手がその動きを止めると、背骨に近いほうのお腹の中に、何かが噴出する感じがして、腸が熱く滾り始める。
猛烈な排便欲求に、脊髄までが震えているようだった。
腸の奥の方まで入り込んでいる触手のせいで、肛門どころか胃につながる細く長くねじ曲がった内臓まで、串刺しにされているようだった。
程なく、胃まで達しているのではないかと思うほどの触手が内側から体を捻り、強制的な排泄が始まる。
いぼで節くれだった触手が、ぷちゅぷちゅと音を立てながらゆっくりと抜かれていき、思わず身悶えてしまう。
熱く沸騰した軟物が、体の中心を通り抜けていく感覚が爽快感と、性的快感を同時に呼び起こす。
「あ、あはぁ……。ひゃうっ!」
そして少し遅れて、短いおしっこの穴道を貫いていた触手も抜かれ、昇りつめて硬くなっていた全身を、強い快感が雷のように打ち砕いた。
股間からあふれ出た汚物をもったいないとでも言うように、別の触手たちが群がって、オマンコのまわりや、お尻の穴の周りから太腿にたれたものまで、ちゅぱちゅぱと音を立てながら、キスをするように舐め取っていく。
体の中にたまった汚いものが、全て浄化されているのだと思うことで、この背徳的な性的快感を、頭の中で正当化していた。
強制的に激しくイかされたことで、ぼくがぐったりとなると、卵の様子を心配そうに探っていた触手が膣からずるりと抜かれた。
その刺激で、体がぴくぴくと痙攣するけれど、これ以上の快感を望もうとは思わなかった。
イかせてしまえば、もう安心だとでも言うように、体に絡みついていた触手たちも離れて行った。
激しいアクメの余韻に人心地つくと、後悔と自責の念が胸の中に渦巻いていく。
心の中では、こんなことで気持ちよくなったりしちゃいけないし、一刻も早くこんな状態から抜け出さなければと思っていた。
けれども、体は言うことを聞かず、淫虐を受けるたびに快感で脳が揺さぶられる。
――気持ち良いよね
駄目だよ、こんなこと。こんなことで悦ぶなんて、変態だよ。
――いいじゃない、変態でも。
それに痛いよ。体を無理矢理にこじ開けられるの。
――うそ。だってこんなに気持ち良いじゃない
それは錯覚だよ、この怪物が出しているヘンな粘液のせい。
――私はうそはつかないわよ。だってそうでしょう?
何がそうなの?
――私はあなたなんだもの
はっとして鏡を見ると、そこには絡みつく無数の触手に辱められながら、笑みを浮かべた裸の少女――自分が映っていた。
心と体が淫獣の触手で引き裂かれて、別々になってしまったような恐怖を感じた。
そのショックで、ぼくはまた気を失った。
淫辱の快感で気を失うたびに、こうして自分を少しずつ、失っていたんだと思う……。
<つづく>
暖かなものに包まれたまどろみの中で、ぼくはまた目覚めた。
あれからどのくらいの時間が過ぎたのか、昼も夜もわからないような暗闇の中。
おなかが張る様な重みを感じていた。いや、全身に気だるい重さを感じていた。
いつの間にか全身は、羽毛のような羽の生えた触手で包まれていて、かなり表面が汚れていた鏡には、気だるそうな少女の顔が映っていた。
憔悴しきった物憂げな表情が、呼吸毎に少し変化するたびに、それが未だ見慣れない自分の顔で、触手の下にあるのは、あられもない姿で拘束されている、自分の女体なのだと思った。
「た、たすけて……。誰か、たすけてよぉ……」
もしかしたらずっとこのまま、誰からも忘れられたまま、この淫獣に凌辱され続けるのだろうか?
そんな弱気が、口を突いて漏れた。
けれど、誰が助けてくれるわけでもなく、無気力にただ時間が過ぎていくのを待っていた。
その間も、定期的に口に触手をねじ込まれては、滋養となる液体の食事を流しこまれ、我慢する努力をとっくに放棄していた、排泄物を体の中から舐め取られていた。
あれほど激しかった性的凌辱もぱったりとやみ、唯一排泄物を舐め取られるときに感じる、半ば義務的な官能の供給に、少しだけ身を震わせるだけだった。
早くしてよ……。
早くこんなこと終わらせて、解放してよぉ……。
朦朧とした意識の中で、あの怪しい男が言っていた。
『……この空間から出れば、元の世界の時間で、今日の夕方には十分、元の姿で家に帰れますよ……』
今日? 今日の夕方って、何時だろう……?
それにしても、早く来て欲しい……。
助けて欲しい。
体が重たくて、疲れていて、それにうずうずして仕方が無いよ。
だからもっと、気持ちよく……?
え? 何を待っていたんだろう?
さっき目覚めてから、体が疼いて仕方が無い。
ああ、食事の時間だ。
口に触手が近づいてくる。
ぼくはそれを待ち望んでいたもののように、あごを突き出して口を広げる。
先が亀の頭のように少し膨らんだ、ヒトのペニスそっくりな触手。
舌を伸ばして、それを受け入れやすいようにすると、一瞬ためらうようにして、口の中に入ってくる。
ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぱ……
アイスキャンデーか何かを舐めるように、触手に舌を伸ばし、口全体で刺激してやる。
するとじんわりと甘い液体が染み出す。
最初は少ししか分泌されないので、もっと念入りに嘗め回し、唇で強く咥えたり吸ったりする。
段々と染み出す量が増えてくるので、こぼさないように注意しながら一心不乱に続ける。そうやって喉の渇きが癒えて、甘い液体の味にも飽きた頃、触手がぶるぶるっと震えて少ししょっぱい味のする、どろどろとした粘度の高いものが、どぷっと一気に出てくる。
口をうんと膨らませて、溢れ出てしまうのを防ぐけれど、やっぱり少し口から漏れて口の周りを汚してしまう。
ずるり、と口を塞いでいたものが抜かれ、別の触手がやってきて、汚れた口の周りをぺたぺたと吸い付いて綺麗にしてくれる。
しばらくすると、飲み込んだ粘液の作用で胃が熱くなり、それが全身に広がり始める。
気分が少し高揚してきて、熱のこもった吐息が漏れる。
全身の皮膚に散らばっている感覚器官がちりちりと目覚め、もじもじと身をくねらせていると、下半身の一番敏感な器官、クリトリスに細い触手が絡みつく。
今は羽毛の生えた触手の下に隠れてその様子は伺えないが、敏感な性の突起を咥えられる刺激でそれと判る。
今は産み付けられてしまった卵を守るためか、膣内やその奥の子宮を責める触手はいない。
その代わりに、卵の様子を見るためだろう。触手が侵入を果たすこともあるが、ぼくを性的に高めてくれるような動きはしない。
それがなんとなく寂しかった。
太いモノで体の奥深くまで乱暴に蹂躙される恥辱は、それでもイったときの満足感と事後の充実感のようなものがあった。
けれどクリトリスへの刺激だけでイかされるのは、せつない物足りなさの余韻を残した。
チリチリとした短く迎えた絶頂の不満に、身を捩じらせていると、ゴロゴロとおなかに刺すような痛みが一瞬走った。
「トイレ、いきたいな……」
そうつぶやいた。
そういえば、もう長いことトイレには行っていない。
体から排泄される全ての物は、ぼくを凌辱しているこの怪物の滋養となり、その怪物から無理やり注ぎ込まれる粘液で、ぼくの体力も維持されていた。
「もうやめて! トイレに行かせてよ!」
そう叫ぶと、人の言葉を解するのか、触手が新たな動きを開始する。
敏感な若蕾を苛んでいた触手とはまた別の触手が、クリトリスの位置を頼りにその下にある小さな排泄のための穴、尿道口を探り当て、侵入を果たす。
敏感な粘膜をこすりながらの凌辱を赦すことに、今ではもうすっかり慣れていた。ひりひりするような、細かな擦過傷が尿道の内側にいくつも出来ているかもしれないけれど、その痛みですら、今では気持ちよく感じるようになっていた。
やがて、奥にまで到達した触手を通して、今度は何かが流れ出していくのを感じる。
強制的な排尿に、被虐の入り混じった快感が沸き起こり、身震いする。
重たく感じる下腹部がほんの少し軽くなったような感じがして、排尿の爽快感の余韻を残しながら、今度は逆の方向へと触手が抜かれていく。
「あ、ああぁん……」
尿道を何かが抜けていくこの感覚は、例えるならば強い射精の快感と一緒だった。
本当の女の子だったら知り得ない性感を、具体的にそれと感じることで、かろうじて自分が男だったことを思い出させる。
例え膨らんだ乳房をしつこいぐらいに揉みこまれ、膣と子宮に加えられた激しい凌辱に、女の快感を覚えてしまっていたとしても。
じょぼじょぼと垂れ流されていく、汚水をもったいないとでも言わんばかりに、再び細い道を塞ぐように、触手が侵入して塞いだ。太く栓をするように。
排泄の快感を妨げられた不満をぶちまけるように、ぼくは叫んだ。
「や、やめてよ! 離して! トイレに行かせて!!」
身を捩ったことで、さっき感じたおなかの差すような痛みが、ゴロゴロという音を伴って再び襲ってきた。
体を包んでいた羽毛の生えた触手が開かれ、鏡に産み付けられた卵でお腹を膨らませ、張りつめた巨乳を晒しながら、醜い触手に拘束された少女が姿を現す。
そして手足の自由を奪われたまま暴れ始めたぼくを押さえつけるように、たくさんの触手が絡みつき始め、産み付けた卵を守ろうと、太い触手が膣にねじ込まれ、子宮にまで侵入を果たす。
そればかりか、さらにいぼいぼの付いた触手が、肛門を探り当て、渦を巻くように侵入してきた。
渦を巻いている……と言うのはぼくの錯覚かもしれない。
けれど、排泄のためでしかない器官を性器に変えていくその動きは、怪物が摂食するためだけの動作には、どうしても思えなかった。
「あ、あ、だめ、そんな……」

挿絵:松園
口ではそう言ったけれど、体は嫌がっていなかった。
女の子の股間にある、3つの肉の穴を同時に侵されることで、激しい性的興奮が湧き上がる。
こんなことで感じちゃうなんて変態だ。
でもそんなぼくの常識を変えさせるのに、十分な手間と時間をかけられていた。
暗闇の中、触手に拘束されて、身動き出来ずに過ごす、単調な時間の中では、強制的に排泄させられるこの時間を、心待ちにするようになっていた。
肛虐の触手がその動きを止めると、背骨に近いほうのお腹の中に、何かが噴出する感じがして、腸が熱く滾り始める。
猛烈な排便欲求に、脊髄までが震えているようだった。
腸の奥の方まで入り込んでいる触手のせいで、肛門どころか胃につながる細く長くねじ曲がった内臓まで、串刺しにされているようだった。
程なく、胃まで達しているのではないかと思うほどの触手が内側から体を捻り、強制的な排泄が始まる。
いぼで節くれだった触手が、ぷちゅぷちゅと音を立てながらゆっくりと抜かれていき、思わず身悶えてしまう。
熱く沸騰した軟物が、体の中心を通り抜けていく感覚が爽快感と、性的快感を同時に呼び起こす。
「あ、あはぁ……。ひゃうっ!」
そして少し遅れて、短いおしっこの穴道を貫いていた触手も抜かれ、昇りつめて硬くなっていた全身を、強い快感が雷のように打ち砕いた。
股間からあふれ出た汚物をもったいないとでも言うように、別の触手たちが群がって、オマンコのまわりや、お尻の穴の周りから太腿にたれたものまで、ちゅぱちゅぱと音を立てながら、キスをするように舐め取っていく。
体の中にたまった汚いものが、全て浄化されているのだと思うことで、この背徳的な性的快感を、頭の中で正当化していた。
強制的に激しくイかされたことで、ぼくがぐったりとなると、卵の様子を心配そうに探っていた触手が膣からずるりと抜かれた。
その刺激で、体がぴくぴくと痙攣するけれど、これ以上の快感を望もうとは思わなかった。
イかせてしまえば、もう安心だとでも言うように、体に絡みついていた触手たちも離れて行った。
激しいアクメの余韻に人心地つくと、後悔と自責の念が胸の中に渦巻いていく。
心の中では、こんなことで気持ちよくなったりしちゃいけないし、一刻も早くこんな状態から抜け出さなければと思っていた。
けれども、体は言うことを聞かず、淫虐を受けるたびに快感で脳が揺さぶられる。
――気持ち良いよね
駄目だよ、こんなこと。こんなことで悦ぶなんて、変態だよ。
――いいじゃない、変態でも。
それに痛いよ。体を無理矢理にこじ開けられるの。
――うそ。だってこんなに気持ち良いじゃない
それは錯覚だよ、この怪物が出しているヘンな粘液のせい。
――私はうそはつかないわよ。だってそうでしょう?
何がそうなの?
――私はあなたなんだもの
はっとして鏡を見ると、そこには絡みつく無数の触手に辱められながら、笑みを浮かべた裸の少女――自分が映っていた。
心と体が淫獣の触手で引き裂かれて、別々になってしまったような恐怖を感じた。
そのショックで、ぼくはまた気を失った。
淫辱の快感で気を失うたびに、こうして自分を少しずつ、失っていたんだと思う……。
<つづく>
「淫獣の部屋」 ~ ♂殖栗 玉造シリーズ♀ ~ by ありす (9)
(9)-------------------------------------------------------
休む事のない、辱めと苦痛と快感に、体力の限界が近づいていた。
「や、やだぁっ! そ、そんな……。んごぉ!」
アクメを迎えるたびに、思わず何度も漏らしてしまう嬌声で、渇きかけた喉を潤すかのように、口に太い触手がねじ込まれ、その先からハッカのような味と香りのする、さらさらした液体が分泌された。
それと同時に、何本もの触手が先客を押しのけ争うように体の中心を貫き、激しく蠢いた。
一体何本の触手で貫かれているのだろう?
指どころか、拳よりも何倍も大きな赤ちゃんが生まれ出てこれるほどに、柔軟性のある肉の筒。
けれどまだ形成されたばかりの処女地が、それほどの大役を勤められる筈もなかった。
触手を伝って赤い血が流れ出し、あまりの痛みにぼくは泣き叫んだ。
けれどその痛みさえ、触手が分泌する粘液と、全身をくまなくまさぐる触手の蠕動に、次第に鈍らされていった。
裂け掛けた体を、流れ出た血で感じ取ったのか、諦めたかのように触手が一本づつ抜かれていった。
最初にぼくの処女を奪い、体の奥深くまで貫いた乱暴者が最後に抜かれ、じんじんとした痛みを感じる女性器だけが、そこに残された。
けれど休む間もなく、次の凌辱者がぼくの女の子を狙っていた。
「い、いやぁ、もぉ、やめてよぉ……」
叫ぶというよりも、囁く程度の声量で、儚い抵抗を口にした。
「だめぇ……、こんなの続けられたら、狂っちゃうよぉ……」
無数の触手が、容赦の無い凌辱がやがて全身をくまなく埋め尽くし、かろうじてとどめている意識を蝕んでいった。
体全体が痺れて力が入らず、なすがままに弄ばれていた。
無抵抗になったことで、ぼくの体力の限界を推し量った淫獣が、少しは責めをやわらげてくれるかと期待したが、そうではなかった。
体の中心を穿っていた触手が、全身を串刺しにする勢いで激しいピストン運動を始めた。
子宮の存在をはっきりと感じさせるほどに強く叩かれ、その度にビクンビクンと激しく体が痙攣した。
脆弱な生殖器の中心に加えられる、苦痛を感じるほどの衝撃にもかかわらず、オマンコの周りにまとわりつく凌辱者、クリトリスを苛む悪戯者、らせん状に乳房に絡み付いて、その先にある桜色の尖りに食いつく甘えん坊が、苦痛以上の快感でぼくを苛んでいた。
「もぉ、だめ……。こわれちゃう、ぼく、こわれちゃうよぉ……」
意識を保つことすら諦めたとき、何かが大量のお腹の中心に流し込まれるのを感じながら、白い霧が頭の中に立ちこめ、真っ白な闇の中にぼくは沈んでいった。
*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*
おなかの下のほうからの鈍い痛みで、ぼくは目を覚ました。
あれほど激しくぼくを凌辱していた触手たちも、今は手足をがっちりと捉えているだけで、性的な動きは何一つ無かった。
いや、ただ唯一、ぼくの膣は太い触手に貫かれたままで、その姿が目の前に立てかけられている鏡に映っていた。
まだ、解放してくれないんだ……。
あんな責めを何度もやられたら、本当に気が狂ってしまう。
女の子の体は全身が性器になりうるんだと、身をもって知ってしまった。
ぼくは、そんなことを考えることが出来ることで、まだものを考える力が残っていることに気がついて、ほっとため息をついた。
激しい凌辱が一段落したことで、肉体以上に疲弊して尽きかけていた気力を、少しでも回復させようとまどろんだ刹那、最大の、そして静かに忍び寄る恐怖が待っていた。
ちくっ、と言うような、膣の突き当りの、そのもっと奥をナイフの先でえぐられるような痛みを感じた。
「い、痛い!」
思わず声をあげてしまったことで、淫獣にぼくが目覚めたことを知らせてしまった。
そして肉体への新たな凌辱が始まった。
せっかく眠っていた体と心を、無理やりに開かせるように触手が襲ってきた。
最初に見たときよりも、明らかに膨らみを増している両方の乳房に、細めの指ほどの太さの触手がらせん状に絡みついていき、開いた先端が乳首に噛み付いた。
鏡に移ったそれに気を取られていると、今度はモウセンゴケのように、先に粘液を光らせた無数の繊毛を持つ触手が、股間に迫っていた。
人間の男性なら――、普通の性器を持っている動物なら、その先端はメスの股間にある、繁殖のための穴に、それを挿入しただろう。
けれど、ぼくのそこには既に先客がいた。
もちろん、そのおぞましい形のモノは、生殖を目的としていないがゆえに、狙いは別にあった。
ぼくの股間にある女の子にしかない柔らかな肉のひだ。
その付け根にある薄い皮で包まれていた、つややかなピンク色の突起がモウセンゴケによって剥き出しにされたばかりでなく、ぺたぺたと吸い付くような粘液を絡ませた無数の繊毛で包まれていった。
「ひゃあんっ!」
ひやっとした粘液に絡め取られながら、敏感な若蕾が優しく揉み解され、切ないようなくすぐったいような性的興奮を呼び起こし始めた。
と、同時にまた下腹の奥のほうからさすような鋭い痛みを伴った鈍痛がした。
「い、痛いっ! お、おく、奥に……」
苦痛と性的快感の繰り返しに、一体何が起きているのか、直ぐに理解できなかった。
そうだ、確か……。
ぼくはあの男が言っていたことを、思い出した。
『あ、でもご心配なく、ちょっと卵を産みつけられるだけですから……』
ぼ、ぼく……子宮に卵、産みつけられているんだ……。
「え? あ、いやぁっ! た、たまご、うみつけないでぇっ!」
鋭い刃物で膣内の奥の、子宮の更に奥の方を突いて、卵を産みつけられていく、恥辱と苦痛。
そして柔毛を伴ったモウセンゴケは、その苦痛を少しでも和らげるように、ぼくの一番敏感な部分を刺激することで、痛みを誤魔化してくれていた……。
痛みとそれに続く快感の、緩慢なサイクルが何度も続けられた。
一体何個の卵が産みつけられているのか、ぼくにはそれを数えるほどの理性は残っていなかった。
ただ子宮の中を探るようにかき回される鈍い感触と、チクリと刺すような痛み。そしてクリトリスを発信源とする官能の波が全身に広がって消えると、再び同じことが繰り返された。
何度も繰り返されるうちに、いつしか女の子の一番大切な器官を探られる不快感も、卵を産みつけられる刺すような痛みも、体を波立たせるように広がる穏やかな快感も、全部同じに感じられるようになっていた。
痛みも、快感も同じ……?
単調な繰り返しに、手放しかけていた意識が回復した。
調教されている!? 傷みも快感のひとつだと思わされるように調教されている!
少女の体に起こり始めた感覚の変化に、危険な兆候を感じ取ったぼくは、それに抗おうとした。
「は、離せっ! もうやめろぉ! もう……、んぐもっ!」
そう叫んで手足を拘束されたままの体をよじったけれど、開いた口にまた触手がねじ込まれ、口腔内を刺激する液体が流し込まれた。
これは……、お酒? アルコールを含んでいるの?
かあっと喉の奥が焼けるような液体を無理やり流し込まれ、胃へと向かっていった。
直ぐに全身が燃える様に熱く火照り、お酒を飲んだ時のように酔っ払っていった。
その間も、触手による産卵は続けられ、既に苦痛とも快感ともつかなくなっていた刺激が、アルコールで活性化された体を駆け巡り、めまいのするような性的刺激の波に、ぼくは再び気を失った。
<つづく>
休む事のない、辱めと苦痛と快感に、体力の限界が近づいていた。
「や、やだぁっ! そ、そんな……。んごぉ!」
アクメを迎えるたびに、思わず何度も漏らしてしまう嬌声で、渇きかけた喉を潤すかのように、口に太い触手がねじ込まれ、その先からハッカのような味と香りのする、さらさらした液体が分泌された。
それと同時に、何本もの触手が先客を押しのけ争うように体の中心を貫き、激しく蠢いた。
一体何本の触手で貫かれているのだろう?
指どころか、拳よりも何倍も大きな赤ちゃんが生まれ出てこれるほどに、柔軟性のある肉の筒。
けれどまだ形成されたばかりの処女地が、それほどの大役を勤められる筈もなかった。
触手を伝って赤い血が流れ出し、あまりの痛みにぼくは泣き叫んだ。
けれどその痛みさえ、触手が分泌する粘液と、全身をくまなくまさぐる触手の蠕動に、次第に鈍らされていった。
裂け掛けた体を、流れ出た血で感じ取ったのか、諦めたかのように触手が一本づつ抜かれていった。
最初にぼくの処女を奪い、体の奥深くまで貫いた乱暴者が最後に抜かれ、じんじんとした痛みを感じる女性器だけが、そこに残された。
けれど休む間もなく、次の凌辱者がぼくの女の子を狙っていた。
「い、いやぁ、もぉ、やめてよぉ……」
叫ぶというよりも、囁く程度の声量で、儚い抵抗を口にした。
「だめぇ……、こんなの続けられたら、狂っちゃうよぉ……」
無数の触手が、容赦の無い凌辱がやがて全身をくまなく埋め尽くし、かろうじてとどめている意識を蝕んでいった。
体全体が痺れて力が入らず、なすがままに弄ばれていた。
無抵抗になったことで、ぼくの体力の限界を推し量った淫獣が、少しは責めをやわらげてくれるかと期待したが、そうではなかった。
体の中心を穿っていた触手が、全身を串刺しにする勢いで激しいピストン運動を始めた。
子宮の存在をはっきりと感じさせるほどに強く叩かれ、その度にビクンビクンと激しく体が痙攣した。
脆弱な生殖器の中心に加えられる、苦痛を感じるほどの衝撃にもかかわらず、オマンコの周りにまとわりつく凌辱者、クリトリスを苛む悪戯者、らせん状に乳房に絡み付いて、その先にある桜色の尖りに食いつく甘えん坊が、苦痛以上の快感でぼくを苛んでいた。
「もぉ、だめ……。こわれちゃう、ぼく、こわれちゃうよぉ……」
意識を保つことすら諦めたとき、何かが大量のお腹の中心に流し込まれるのを感じながら、白い霧が頭の中に立ちこめ、真っ白な闇の中にぼくは沈んでいった。
おなかの下のほうからの鈍い痛みで、ぼくは目を覚ました。
あれほど激しくぼくを凌辱していた触手たちも、今は手足をがっちりと捉えているだけで、性的な動きは何一つ無かった。
いや、ただ唯一、ぼくの膣は太い触手に貫かれたままで、その姿が目の前に立てかけられている鏡に映っていた。
まだ、解放してくれないんだ……。
あんな責めを何度もやられたら、本当に気が狂ってしまう。
女の子の体は全身が性器になりうるんだと、身をもって知ってしまった。
ぼくは、そんなことを考えることが出来ることで、まだものを考える力が残っていることに気がついて、ほっとため息をついた。
激しい凌辱が一段落したことで、肉体以上に疲弊して尽きかけていた気力を、少しでも回復させようとまどろんだ刹那、最大の、そして静かに忍び寄る恐怖が待っていた。
ちくっ、と言うような、膣の突き当りの、そのもっと奥をナイフの先でえぐられるような痛みを感じた。
「い、痛い!」
思わず声をあげてしまったことで、淫獣にぼくが目覚めたことを知らせてしまった。
そして肉体への新たな凌辱が始まった。
せっかく眠っていた体と心を、無理やりに開かせるように触手が襲ってきた。
最初に見たときよりも、明らかに膨らみを増している両方の乳房に、細めの指ほどの太さの触手がらせん状に絡みついていき、開いた先端が乳首に噛み付いた。
鏡に移ったそれに気を取られていると、今度はモウセンゴケのように、先に粘液を光らせた無数の繊毛を持つ触手が、股間に迫っていた。
人間の男性なら――、普通の性器を持っている動物なら、その先端はメスの股間にある、繁殖のための穴に、それを挿入しただろう。
けれど、ぼくのそこには既に先客がいた。
もちろん、そのおぞましい形のモノは、生殖を目的としていないがゆえに、狙いは別にあった。
ぼくの股間にある女の子にしかない柔らかな肉のひだ。
その付け根にある薄い皮で包まれていた、つややかなピンク色の突起がモウセンゴケによって剥き出しにされたばかりでなく、ぺたぺたと吸い付くような粘液を絡ませた無数の繊毛で包まれていった。
「ひゃあんっ!」
ひやっとした粘液に絡め取られながら、敏感な若蕾が優しく揉み解され、切ないようなくすぐったいような性的興奮を呼び起こし始めた。
と、同時にまた下腹の奥のほうからさすような鋭い痛みを伴った鈍痛がした。
「い、痛いっ! お、おく、奥に……」
苦痛と性的快感の繰り返しに、一体何が起きているのか、直ぐに理解できなかった。
そうだ、確か……。
ぼくはあの男が言っていたことを、思い出した。
『あ、でもご心配なく、ちょっと卵を産みつけられるだけですから……』
ぼ、ぼく……子宮に卵、産みつけられているんだ……。
「え? あ、いやぁっ! た、たまご、うみつけないでぇっ!」
鋭い刃物で膣内の奥の、子宮の更に奥の方を突いて、卵を産みつけられていく、恥辱と苦痛。
そして柔毛を伴ったモウセンゴケは、その苦痛を少しでも和らげるように、ぼくの一番敏感な部分を刺激することで、痛みを誤魔化してくれていた……。
痛みとそれに続く快感の、緩慢なサイクルが何度も続けられた。
一体何個の卵が産みつけられているのか、ぼくにはそれを数えるほどの理性は残っていなかった。
ただ子宮の中を探るようにかき回される鈍い感触と、チクリと刺すような痛み。そしてクリトリスを発信源とする官能の波が全身に広がって消えると、再び同じことが繰り返された。
何度も繰り返されるうちに、いつしか女の子の一番大切な器官を探られる不快感も、卵を産みつけられる刺すような痛みも、体を波立たせるように広がる穏やかな快感も、全部同じに感じられるようになっていた。
痛みも、快感も同じ……?
単調な繰り返しに、手放しかけていた意識が回復した。
調教されている!? 傷みも快感のひとつだと思わされるように調教されている!
少女の体に起こり始めた感覚の変化に、危険な兆候を感じ取ったぼくは、それに抗おうとした。
「は、離せっ! もうやめろぉ! もう……、んぐもっ!」
そう叫んで手足を拘束されたままの体をよじったけれど、開いた口にまた触手がねじ込まれ、口腔内を刺激する液体が流し込まれた。
これは……、お酒? アルコールを含んでいるの?
かあっと喉の奥が焼けるような液体を無理やり流し込まれ、胃へと向かっていった。
直ぐに全身が燃える様に熱く火照り、お酒を飲んだ時のように酔っ払っていった。
その間も、触手による産卵は続けられ、既に苦痛とも快感ともつかなくなっていた刺激が、アルコールで活性化された体を駆け巡り、めまいのするような性的刺激の波に、ぼくは再び気を失った。
<つづく>
10月のコミック チェック
10/01 エンターブレイン発行/角川グループパブリッシング発売 ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 2 はる 桜菜/野村 美月 ¥651 書籍扱
10/04 角川書店発行/角川グループパブリッシング発売 学園特警デュカリオン [愛蔵版] CLAMP ¥1260 書籍扱
10/05 竹書房 アカギ 狂気の闘牌 福本 伸行 ¥680
10/13 大洋図書 オトコの娘コミックアンソロジー~魔性編~ アンソロジー ¥680
10/17 講談社 修羅の門 第弐門 7 川原 正敏 ¥460
10/17 講談社 陸奥圓明流外伝 修羅の刻 宮本武蔵編&寛永御前試合編 壱 川原 正敏 ¥550
10/17 講談社 山田くんと7人の魔女 3 吉河 美希 ¥440
10/18 小学館 國崎出雲の事情 11 ひらかわ あや ¥440
10/19 秋田書店 ばくおん!! 2 おりもと みまな ¥580
10/19 集英社 ねじまきカギュー 7 中山 敦支 ¥540
10/19 少年画報社 とらんす・とらんす 龍炎 狼牙 ¥650
10/20 富士見書房発行/角川グループパブリッシング発売 これはゾンビですか? 6 ブルーレイ付き限定版 さっち/木村 心一/こぶいちむりりん ¥4200 書籍扱
10/20 メディアックス (成)オトコのコHEAVEN 6 アンソロジー ¥1200
10/中 キルタイムコミュニケーション (成)悪堕ちアンソロジーコミックス ウメ吉、松波留美、抹茶ちゃもも ¥990 書籍扱
10/22 少年画報社 マンガで分かる心療内科 7 ソウ/ゆうき ゆう ¥680
10/23 メディアファクトリー サイ:テイカー -二人のアルテミス- 2 李秀顯/林達永 ¥590
10/25 集英社 うそつきリリィ 9 小村 あゆみ ¥420
10/26 角川書店発行/角川グループパブリッシング発売 にこいち!! あづま ゆき ¥609 書籍扱
10/26 角川書店発行/角川グループパブリッシング発売 これはゾンビですか? はい、アナタの嫁です 4 長谷見 亮/木村 心一/こぶいち むりりん ¥609 書籍扱
10/27 一水社 (成)男の娘るねっさんす パルコ 長嶋 ¥1000
10/27 一水社 (成)アナル愛の目覚め ブランシェア ¥1000
10/27 アスキー・メディアワークス発行/角川グループパブリッシング発売 世界の果てで愛ましょう 7 武田 すん ¥599
10/31 秋田書店 写真で見る世界シリーズ 怪獣画報 円谷 英二/大伴 昌司/小山内宏 ¥2800 書籍扱
10/31 三和出版 (成)BITCH穴 しのざき 嶺 ¥1000
10/31 ジュネット エロティクス 東城 麻美 ¥780
10/下 キルタイムコミュニケーション (成)ドウモウ単行本(仮) ドウモウ ¥990 書籍扱
10/下 久保書店 (成)少女菜美 第2部 狂乱の凌辱プレイ 三条 友美 ¥1260 書籍扱
10/下 新書館 31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる 御手洗 直子 ¥893 書籍扱
10/04 角川書店発行/角川グループパブリッシング発売 学園特警デュカリオン [愛蔵版] CLAMP ¥1260 書籍扱
10/05 竹書房 アカギ 狂気の闘牌 福本 伸行 ¥680
10/13 大洋図書 オトコの娘コミックアンソロジー~魔性編~ アンソロジー ¥680
10/17 講談社 修羅の門 第弐門 7 川原 正敏 ¥460
10/17 講談社 陸奥圓明流外伝 修羅の刻 宮本武蔵編&寛永御前試合編 壱 川原 正敏 ¥550
10/17 講談社 山田くんと7人の魔女 3 吉河 美希 ¥440
10/18 小学館 國崎出雲の事情 11 ひらかわ あや ¥440
10/19 秋田書店 ばくおん!! 2 おりもと みまな ¥580
10/19 集英社 ねじまきカギュー 7 中山 敦支 ¥540
10/19 少年画報社 とらんす・とらんす 龍炎 狼牙 ¥650
10/20 富士見書房発行/角川グループパブリッシング発売 これはゾンビですか? 6 ブルーレイ付き限定版 さっち/木村 心一/こぶいちむりりん ¥4200 書籍扱
10/20 メディアックス (成)オトコのコHEAVEN 6 アンソロジー ¥1200
10/中 キルタイムコミュニケーション (成)悪堕ちアンソロジーコミックス ウメ吉、松波留美、抹茶ちゃもも ¥990 書籍扱
10/22 少年画報社 マンガで分かる心療内科 7 ソウ/ゆうき ゆう ¥680
10/23 メディアファクトリー サイ:テイカー -二人のアルテミス- 2 李秀顯/林達永 ¥590
10/25 集英社 うそつきリリィ 9 小村 あゆみ ¥420
10/26 角川書店発行/角川グループパブリッシング発売 にこいち!! あづま ゆき ¥609 書籍扱
10/26 角川書店発行/角川グループパブリッシング発売 これはゾンビですか? はい、アナタの嫁です 4 長谷見 亮/木村 心一/こぶいち むりりん ¥609 書籍扱
10/27 一水社 (成)男の娘るねっさんす パルコ 長嶋 ¥1000
10/27 一水社 (成)アナル愛の目覚め ブランシェア ¥1000
10/27 アスキー・メディアワークス発行/角川グループパブリッシング発売 世界の果てで愛ましょう 7 武田 すん ¥599
10/31 秋田書店 写真で見る世界シリーズ 怪獣画報 円谷 英二/大伴 昌司/小山内宏 ¥2800 書籍扱
10/31 三和出版 (成)BITCH穴 しのざき 嶺 ¥1000
10/31 ジュネット エロティクス 東城 麻美 ¥780
10/下 キルタイムコミュニケーション (成)ドウモウ単行本(仮) ドウモウ ¥990 書籍扱
10/下 久保書店 (成)少女菜美 第2部 狂乱の凌辱プレイ 三条 友美 ¥1260 書籍扱
10/下 新書館 31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる 御手洗 直子 ¥893 書籍扱
水曜イラスト企画 絵師:針子(1) 仮名:曽我部 童夢【どうむ】
曽我部 童夢【どうむ】(入れ替わり)
現役高校生。凛然な容貌と性格のよさでモテる男だが、勉強苦手。
マッドサイエンティストの母親を持ち、最近再婚した相手も同種の人間で実験に巻き込まれ、相手側の連れ子だった魅惑的なインテリ教師(実はアンドロイド、メガネ、グラマー、少しドジ子)と精神が入れ替わってしまい、元に戻るためと妖しげな実験をやらされる。
絵師:針子 http://melo.xii.jp/

水曜イラスト企画の説明はこちら。毎週1枚キャライラストをUPします。
本キャラを主人公/脇役にしたSSを募集しています。コメント欄に書き込んでください。(事故を防ぐため別途ローカル保存推奨)追加イラストを希望する場合は希望シーンに<イラスト希望>と書き込んでください。私が了承し、絵師さんも乗った場合はイラストの作成を開始します。
現役高校生。凛然な容貌と性格のよさでモテる男だが、勉強苦手。
マッドサイエンティストの母親を持ち、最近再婚した相手も同種の人間で実験に巻き込まれ、相手側の連れ子だった魅惑的なインテリ教師(実はアンドロイド、メガネ、グラマー、少しドジ子)と精神が入れ替わってしまい、元に戻るためと妖しげな実験をやらされる。
絵師:針子 http://melo.xii.jp/

水曜イラスト企画の説明はこちら。毎週1枚キャライラストをUPします。
本キャラを主人公/脇役にしたSSを募集しています。コメント欄に書き込んでください。(事故を防ぐため別途ローカル保存推奨)追加イラストを希望する場合は希望シーンに<イラスト希望>と書き込んでください。私が了承し、絵師さんも乗った場合はイラストの作成を開始します。
「淫獣の部屋」 ~ ♂殖栗 玉造シリーズ♀ ~ by ありす (8)
(8)-------------------------------------------------------
目の前にある鏡には、仄かな明かりに照らし出された、裸の少女がいた。
けれど四肢は不気味な怪物の触手によって、大の字に広げられていて、桜色の乳首を尖らせた二つの乳房が顕わになっていた。
そして真っ白で細い足の付け根には、太くも無く細くも無い、まるで男性のペニスを模したような、先端に亀頭のある触手が、柔らかな肉の亀裂に触れそうなところにまで、伸びていた。
鏡に映る、まるで18禁のゲームの一場面のような光景に、目が釘付けになっていた。
白い恥谷の奥からは、キラキラと光る透明な液体が滴り落ちそうになっていた。
ぼくの意思に反して、体のほうは初めて迎える賓客をもてなす、準備を整えていた。
「や、やだ……」
女の子であれば誰もがそうであるように、ぼくはエッチなことをされてカラダが感じてしまっていることが、恥ずかしかった。
そして恥ずかしさに身をよじろうとした瞬間、つぅーっと雫が、赤黒く光る亀頭の上に垂れた。
それを待っていたかのように、鎌首をもたげた触手が反応し、ぼくは拒否の言葉も出ないままに、ずぶずぶと貫かれていった。
「は……、あ、あ、あ……」
膣内を潤す愛液が助けになるとはいえ、硬く閉じられた処女の扉をこじ開けるように、肉体の中心を貫いて侵入していく触手の痛みは、まるで熱く滾る太い杭を打ち込まれていくようだった。
傘のように広がったカリの縁で、膣の内壁をこすられるたびに、じゅぶじゅぶと愛液が音を立てながら内股を滴り落ちていくのを感じた。
そしてそれを待っていたかのように、別の触手が舐め取っていく。
無遠慮に犯されている性器の周りを、侵入しきれなかった触手がまとわりつき、もどかしいような快感でぼくを責め立てていた。
「お、おかしいよぉ。もう、こんなのが、気持ち良いなんて……」
たぶんこれも、この淫獣が分泌する、おかしな粘液のせい。
刺し貫かれる痛みも、切り裂かれるような痛みも、直ぐに快感に塗り替えられてしまう。
鏡には淫獣の触手に串刺しにされ、身をくねらせてよがっている少女が映っている。
「ああ……、んくっ! これがぼく? はぁっ、お、女の子になって……、こんな、気持ち悪い……怪物に、んあっ、お、……犯されてる、の? ああっ~!」
鏡の中の自分を、嬌声混じりに口に出して確かめる。
じゅぼじゅぼという恥ずかしい音を立てながら、触手が出し挿れされるたびに、電気が背筋を駆け抜けた。
これが、ぼくが知りたかった、女の子の快感なの?
つうっと、目尻から流れ出した涙は、知りたかった答えを得た悦びからなのか、淫獣によって無残に散らされた純潔のためなのか、自分でも判らなかった。
おぞましい物に無理矢理に犯されているのに、下腹部の奥底からポンプで汲み出されるように快感が溢れ出してくる。
出来たばかりの子宮を、コツンコツンと狂器の切っ先がノックするたびに、腰から下が熔け落ちそうになる。
性的興奮が極度に高められ、もうこれ以上の快感はないかもしれないと思ったとき、ぐぐっと奥深くまでねじ込まれた先から何かが弾ける様に注ぎ込まれた。
「ああぁっ!! イクぅっ!! イッっちゃううっ~!!!!」
目の前がちかちかして全身が激しく震え、僅かに残った力さえ抜けていった。
ぼくは女の子としての、初めての絶頂を迎えた。
けれど男のそれと違って、性感の頂から降りることを知らない体は、ピクピクと痙攣し続けながら、なおも脳に快感のシグナルを送り続けていた。
ぼくと同時に果てた触手がじゅぼっという、恥ずかしい音を立てながら引き抜かれた。
その摩擦で二度目のアクメを迎えて、体が跳ねた。
けれどそれで触手が、満足することは無かった。
幾本もの細い触手を束ねるようにして、先を尖らせた別の触手たちが、無理矢理広げられた恥ずかしい穴の中に、ゆっくりと押し込まれていった。
犯されてる……、犯されているよぉ……。
触手が纏っている、てらてらと光る粘液が痛みを和らげているのか、まだ小さな処女穴を、強引に押し広げられているのに、さほど痛みを感じなかった。
ずるずると胎内に入り込んでいく、何本もの触手の動きを阻むことは何一つ出来ず、ぼくは淫茎達に輪姦されていた。
それは恐怖を感じるほどの、強い性的興奮だった。
『女性の快感は、男性の100倍、気持ちいいんだそうですよ……』
あの男が言った言葉が甦る。
大丈夫だろうか?
もし本当に100倍も気持ちよかったら、僕の意識はこの辱めに、耐えられるんだろうか?
けれど、そんな不安は淫獣の知るところではなかった。
拓かれたばかりの処女地を丹念に探るような触手の蠕動が、体の中心を無理矢理に押し広げられていく圧迫感を、みるみる快感に塗り替えていった。
その変化の早さに、恐怖の入り混じった期待感で身震いがした。
苦痛で恥ずかしくて悲しいはずの恥辱は、鏡に映った見慣れない少女の姿を介して、性的興奮へと昇華していた。
得体の知れない怪物の触手に凌辱されている少女の画も、肉体に与えられている刺激を、性的快感に変換していた。
そうでなければ、こんな辱めを体に受けて、泣き叫んでいたに違いない。
けれど、ぼくの口から出たのは、歓喜に咽ぶ啼き声だった。
「あ、あはぁ、きもち、いいよぉ……。くちゅくちゅっ、てぇ……あふん! 」
自分でも驚くほどに甘ったるい喘ぎ声を上げ、身をくねらせた。
膣の中を探るように幾本もの触手が動き回り、まるで膣の中全体が敏感な性感覚器官になっているようだった。
男のペニスは外性器だから、何かに包まれたり、ぎゅっと握られたりする、外からやってくる快感だった。
けれど今ぼくが感じさせられている膣は内性器で、体の中心から外に向かって広がっていく内側からの快感だった。それは自分の体全部が性器になっているような錯覚さえ起こさせた。
「あ、だめぇっ!そ、そっちは……くうんっ!」
未知の鮮烈な快感に襲われ、ぼくは震えながら身をそらせた。
何本かの触手が、押し広げられていく秘裂の付け根にある肉芽――クリトリスを刺激し始めたのだ。
初めて与えられる、女の子のもっとも敏感な器官への刺激。
それは男だったときのオナニーで、亀頭の先を刺激したときのものと良く似ていたが、感じる快感の強さはその何倍も何十倍も強かった。
まるで女の子を性的に責めたてる為だけにあるような、その肉の突起が秘めているものは、なんと凶暴なのだろうか。
ぼくは女の子の体の一番の弱点である、小さな蕾が生み出す感覚に悶絶していた。
あっという間に激しく昇りつめた絶頂を迎え、一瞬呼吸が止まるほどの快感に体がぴくぴくと震えた。
そして今日何度目か判らない、お漏らしをしてしまった。
生暖かい液体が内股を濡らしていくのを、恥ずかしさと嫌悪感と快感の入り混じった想いで耐えていると、その恥ずかしい排泄物を求めて、争うように何本もの触手が太腿の内側を舐め取っていった。
「ひゃぁ、だめぇっ! くすぐったいっ!」
子供の悪戯のような責めに、身をよじって逃れようとしたが、いつの間にか腕の肘から先と、脚の膝から下が、怪物の本体の中に取り込まれていてせいぜい胸を突き出す様に背筋を反らせるのが精一杯だった。
漏らしてしまった恥ずかしい雫だけでは物足りなかったのか、太腿の辺りを名残惜しそうに舐め取っていた触手たちが、次第にその切っ先を太腿の根元に移していった。
ゆっくりとした蠕動とともに、膣内をまさぐっていた触手を通して、愛液が滴っていたのだった。
当然触手たちは、その源泉を目指して伸びていった。
<つづく>
目の前にある鏡には、仄かな明かりに照らし出された、裸の少女がいた。
けれど四肢は不気味な怪物の触手によって、大の字に広げられていて、桜色の乳首を尖らせた二つの乳房が顕わになっていた。
そして真っ白で細い足の付け根には、太くも無く細くも無い、まるで男性のペニスを模したような、先端に亀頭のある触手が、柔らかな肉の亀裂に触れそうなところにまで、伸びていた。
鏡に映る、まるで18禁のゲームの一場面のような光景に、目が釘付けになっていた。
白い恥谷の奥からは、キラキラと光る透明な液体が滴り落ちそうになっていた。
ぼくの意思に反して、体のほうは初めて迎える賓客をもてなす、準備を整えていた。
「や、やだ……」
女の子であれば誰もがそうであるように、ぼくはエッチなことをされてカラダが感じてしまっていることが、恥ずかしかった。
そして恥ずかしさに身をよじろうとした瞬間、つぅーっと雫が、赤黒く光る亀頭の上に垂れた。
それを待っていたかのように、鎌首をもたげた触手が反応し、ぼくは拒否の言葉も出ないままに、ずぶずぶと貫かれていった。
「は……、あ、あ、あ……」
膣内を潤す愛液が助けになるとはいえ、硬く閉じられた処女の扉をこじ開けるように、肉体の中心を貫いて侵入していく触手の痛みは、まるで熱く滾る太い杭を打ち込まれていくようだった。
傘のように広がったカリの縁で、膣の内壁をこすられるたびに、じゅぶじゅぶと愛液が音を立てながら内股を滴り落ちていくのを感じた。
そしてそれを待っていたかのように、別の触手が舐め取っていく。
無遠慮に犯されている性器の周りを、侵入しきれなかった触手がまとわりつき、もどかしいような快感でぼくを責め立てていた。
「お、おかしいよぉ。もう、こんなのが、気持ち良いなんて……」
たぶんこれも、この淫獣が分泌する、おかしな粘液のせい。
刺し貫かれる痛みも、切り裂かれるような痛みも、直ぐに快感に塗り替えられてしまう。
鏡には淫獣の触手に串刺しにされ、身をくねらせてよがっている少女が映っている。
「ああ……、んくっ! これがぼく? はぁっ、お、女の子になって……、こんな、気持ち悪い……怪物に、んあっ、お、……犯されてる、の? ああっ~!」
鏡の中の自分を、嬌声混じりに口に出して確かめる。
じゅぼじゅぼという恥ずかしい音を立てながら、触手が出し挿れされるたびに、電気が背筋を駆け抜けた。
これが、ぼくが知りたかった、女の子の快感なの?
つうっと、目尻から流れ出した涙は、知りたかった答えを得た悦びからなのか、淫獣によって無残に散らされた純潔のためなのか、自分でも判らなかった。
おぞましい物に無理矢理に犯されているのに、下腹部の奥底からポンプで汲み出されるように快感が溢れ出してくる。
出来たばかりの子宮を、コツンコツンと狂器の切っ先がノックするたびに、腰から下が熔け落ちそうになる。
性的興奮が極度に高められ、もうこれ以上の快感はないかもしれないと思ったとき、ぐぐっと奥深くまでねじ込まれた先から何かが弾ける様に注ぎ込まれた。
「ああぁっ!! イクぅっ!! イッっちゃううっ~!!!!」
目の前がちかちかして全身が激しく震え、僅かに残った力さえ抜けていった。
ぼくは女の子としての、初めての絶頂を迎えた。
けれど男のそれと違って、性感の頂から降りることを知らない体は、ピクピクと痙攣し続けながら、なおも脳に快感のシグナルを送り続けていた。
ぼくと同時に果てた触手がじゅぼっという、恥ずかしい音を立てながら引き抜かれた。
その摩擦で二度目のアクメを迎えて、体が跳ねた。
けれどそれで触手が、満足することは無かった。
幾本もの細い触手を束ねるようにして、先を尖らせた別の触手たちが、無理矢理広げられた恥ずかしい穴の中に、ゆっくりと押し込まれていった。
犯されてる……、犯されているよぉ……。
触手が纏っている、てらてらと光る粘液が痛みを和らげているのか、まだ小さな処女穴を、強引に押し広げられているのに、さほど痛みを感じなかった。
ずるずると胎内に入り込んでいく、何本もの触手の動きを阻むことは何一つ出来ず、ぼくは淫茎達に輪姦されていた。
それは恐怖を感じるほどの、強い性的興奮だった。
『女性の快感は、男性の100倍、気持ちいいんだそうですよ……』
あの男が言った言葉が甦る。
大丈夫だろうか?
もし本当に100倍も気持ちよかったら、僕の意識はこの辱めに、耐えられるんだろうか?
けれど、そんな不安は淫獣の知るところではなかった。
拓かれたばかりの処女地を丹念に探るような触手の蠕動が、体の中心を無理矢理に押し広げられていく圧迫感を、みるみる快感に塗り替えていった。
その変化の早さに、恐怖の入り混じった期待感で身震いがした。
苦痛で恥ずかしくて悲しいはずの恥辱は、鏡に映った見慣れない少女の姿を介して、性的興奮へと昇華していた。
得体の知れない怪物の触手に凌辱されている少女の画も、肉体に与えられている刺激を、性的快感に変換していた。
そうでなければ、こんな辱めを体に受けて、泣き叫んでいたに違いない。
けれど、ぼくの口から出たのは、歓喜に咽ぶ啼き声だった。
「あ、あはぁ、きもち、いいよぉ……。くちゅくちゅっ、てぇ……あふん! 」
自分でも驚くほどに甘ったるい喘ぎ声を上げ、身をくねらせた。
膣の中を探るように幾本もの触手が動き回り、まるで膣の中全体が敏感な性感覚器官になっているようだった。
男のペニスは外性器だから、何かに包まれたり、ぎゅっと握られたりする、外からやってくる快感だった。
けれど今ぼくが感じさせられている膣は内性器で、体の中心から外に向かって広がっていく内側からの快感だった。それは自分の体全部が性器になっているような錯覚さえ起こさせた。
「あ、だめぇっ!そ、そっちは……くうんっ!」
未知の鮮烈な快感に襲われ、ぼくは震えながら身をそらせた。
何本かの触手が、押し広げられていく秘裂の付け根にある肉芽――クリトリスを刺激し始めたのだ。
初めて与えられる、女の子のもっとも敏感な器官への刺激。
それは男だったときのオナニーで、亀頭の先を刺激したときのものと良く似ていたが、感じる快感の強さはその何倍も何十倍も強かった。
まるで女の子を性的に責めたてる為だけにあるような、その肉の突起が秘めているものは、なんと凶暴なのだろうか。
ぼくは女の子の体の一番の弱点である、小さな蕾が生み出す感覚に悶絶していた。
あっという間に激しく昇りつめた絶頂を迎え、一瞬呼吸が止まるほどの快感に体がぴくぴくと震えた。
そして今日何度目か判らない、お漏らしをしてしまった。
生暖かい液体が内股を濡らしていくのを、恥ずかしさと嫌悪感と快感の入り混じった想いで耐えていると、その恥ずかしい排泄物を求めて、争うように何本もの触手が太腿の内側を舐め取っていった。
「ひゃぁ、だめぇっ! くすぐったいっ!」
子供の悪戯のような責めに、身をよじって逃れようとしたが、いつの間にか腕の肘から先と、脚の膝から下が、怪物の本体の中に取り込まれていてせいぜい胸を突き出す様に背筋を反らせるのが精一杯だった。
漏らしてしまった恥ずかしい雫だけでは物足りなかったのか、太腿の辺りを名残惜しそうに舐め取っていた触手たちが、次第にその切っ先を太腿の根元に移していった。
ゆっくりとした蠕動とともに、膣内をまさぐっていた触手を通して、愛液が滴っていたのだった。
当然触手たちは、その源泉を目指して伸びていった。
<つづく>
「淫獣の部屋」 ~ ♂殖栗 玉造シリーズ♀ ~ by ありす (7)
(7)-------------------------------------------------------
必死で助けを求めたけれど、ぼくが声を出せないのを良いことに、あいつはぼくを置いていってしまった。
触手から逃れようにも、ウロコの生えた触手はがっちりとぼくの手足を拘束していて、宙に浮いた姿勢を取らされていた。
剥き出しの乳房と、僅かに広げられていた脚の付け根に、男のいやらしそうな視線が貼り付いていた事が、この上なく恥ずかしかった。
女の子になってみたいというのは、ぼくの秘めた願望だったのに、それを暴かれ、現実に晒されてしまったことが、恥ずかしかった。
男が置いていったランタンの明かりが、ほのかに暗い闇を押しやるように燈っていた。
そして目の前に置かれた大きな鏡に、淫獣の触手に手足を絡めとられた、悲しげな表情の少女が映っていた。
初めて見る、少女の裸。
それはまぎれもなく自分の姿で、けれど元の自分の面影はどこにも無かった。
強いて言えば、少したれ気味の目元ぐらいで、細い眉も、小さな鼻も、そして触手をねじ込まれている口も、別人だった。
何よりも、Cカップぐらいはあるだろうか?
胸には桜色に先の尖った乳房があり、細くて縦に長いおへその下には、縦にぷっくりとした肉の亀裂が刻まれていた。
軽く脚を広げさせられているにもかかわらず、まだ凌辱されることを知らない柔らかなクレヴァスは、ぴったりと閉じていた。
こ、これがぼく……?
口が動かせたら、そう漏らしていたことだろう。
けれど男性の性器に似た太い触手が、僕の口を犯していて、言葉にはならなかった。
諦めてフェラチオをするように口を動かし、舌の先で触手の先端を突いて刺激すると、背中の大きなイソギンチャクはぶるぶると震えて、触手から少ししょっぱい味のする重たい粘液を吐き出した。
それを飲み下すと、口から触手がずるりと抜かれた。

挿絵:松園
ようやくまともに鏡に映った少女の顔は、諦めにも似た気だるい表情で、ぼくを見つめ返していた。
「へぇ……。結構、かわいいじゃん……」
こんな目にあわされているというのに、鏡に映る少女の――自分の顔に、力のない笑顔を見せた。
いつの間にか伸びていた、髪の先端を確かめようと、目を腰の辺りにまで走らせたところで、ぼくは青くなった。
先端の口から、無数の細い触手を出し入れしている、一本の太い触手がぼくの股間に迫っていた。
『ご心配なく、ちょっと卵を産みつけられるだけですから』
冗談じゃない!!
処女をこんなイヤらしい化け物に奪われるばかりでなく、卵まで産みつけられてしまうなんて!
「いやだっ! 止めて! 離してぇっ!」
悲鳴まで少女のものになっていたぼくは、自分の声にも驚いたが、それをはるかに上回る衝撃が走った。
両手と両足を目一杯大の字に広げられ、イソギンチャクの本体に叩きつけられた。
ぬちゃりと言う粘液が背中一杯に感じられ、肩から体の前のほうにも垂れてきた。
粘液に触れたところから、ジンワリと暖かみを感じるとともに、むず痒い様な快感が襲ってきた。
これ、いつも口の中に入れられているあの粘液?
触れたところがむずむずとかゆくなるのは、口の中なら我慢できる。
飲み下して、たまった唾液で押し流せば、痒みは消えるからだ。
もちろんそれは、体に吸収されることによって、内側からいやらしく敏感になってしまう。
けれどそれは、性器を弄られている時に感じるものと、そうは変わらない。
しかし体にたらされた粘液は、手足を拘束されている自分には、拭うことが出来ない。
敏感になった裸の少女の皮膚を、蝕むように快感を浸透させられていった。
「いやぁ、こ、こんなの、かゆい! むずむずするぅっ!」
掻痒感と性感の入り混じった、いてもたってもいられないむず痒さに、悶えるように体をくねらせた。
けれど、イソギンチャクの凌辱は、まだ始まったばかりだった。
淫獣の本体表面には無数の柔毛が生えていて、背中全体をくすぐるように逆立てていった。
弱い電流を流されたように、ぞうぞわと全身が波立った。
それはゆっくりと、心に染み込んで行くようなアクメだった。
体がぴくぴくと痙攣するように震えて、恥ずかしいことにお漏らしをしてしまった。
ぼくが気をやってしまったその隙を突いて、ぼくの女の子の部分を狙っていた触手が襲い掛かった。
「い、いやぁ! こ、こんなの……」
割り裂かれた白くて細い脚の間に、滑り込むようにして這い上がっていく、触手の様子が、目の前の鏡に映っていた。
ぼくは鏡に映る、泣き叫ぶ少女が凌辱されていく様子から、目が離せなかった。
触手の先端にある口から伸びる何本かの細い触手が、ぷっくりとした肉ひだを押し広げ、恥ずかしい谷間に隠れていた、濡れて光る小さな処女の入り口を剥き出しにした。
辱めを受けているのは自分であって、それは目を覆いたくなるような出来事なのに、まだ男の子のままの意識が興奮を抑えきれず、鏡に釘付けになっていた。
蠢く触手が、出来たばかりの自分の女の子の部分を引っ張って広げていくのを、目と敏感な性器に触れられる、直接の刺激で感じていた。
「や、やだぁ……、やめてよぉ、そんなの、まだ……」
まだ、なんだろう?
自分が何を言おうとしたのか、自分でも判らなかった。
まだ、本当は男の子のつもりだから?
まだ、女の子になりきれていないのに?
まだ、好きな人も出来ていないのに?
まだ、……?
作りかえられたばかりの体に、心が追いついていないぼくの躊躇いなどお構いなしに、さらに次の凌辱者が迫っていた。
<つづく>
必死で助けを求めたけれど、ぼくが声を出せないのを良いことに、あいつはぼくを置いていってしまった。
触手から逃れようにも、ウロコの生えた触手はがっちりとぼくの手足を拘束していて、宙に浮いた姿勢を取らされていた。
剥き出しの乳房と、僅かに広げられていた脚の付け根に、男のいやらしそうな視線が貼り付いていた事が、この上なく恥ずかしかった。
女の子になってみたいというのは、ぼくの秘めた願望だったのに、それを暴かれ、現実に晒されてしまったことが、恥ずかしかった。
男が置いていったランタンの明かりが、ほのかに暗い闇を押しやるように燈っていた。
そして目の前に置かれた大きな鏡に、淫獣の触手に手足を絡めとられた、悲しげな表情の少女が映っていた。
初めて見る、少女の裸。
それはまぎれもなく自分の姿で、けれど元の自分の面影はどこにも無かった。
強いて言えば、少したれ気味の目元ぐらいで、細い眉も、小さな鼻も、そして触手をねじ込まれている口も、別人だった。
何よりも、Cカップぐらいはあるだろうか?
胸には桜色に先の尖った乳房があり、細くて縦に長いおへその下には、縦にぷっくりとした肉の亀裂が刻まれていた。
軽く脚を広げさせられているにもかかわらず、まだ凌辱されることを知らない柔らかなクレヴァスは、ぴったりと閉じていた。
こ、これがぼく……?
口が動かせたら、そう漏らしていたことだろう。
けれど男性の性器に似た太い触手が、僕の口を犯していて、言葉にはならなかった。
諦めてフェラチオをするように口を動かし、舌の先で触手の先端を突いて刺激すると、背中の大きなイソギンチャクはぶるぶると震えて、触手から少ししょっぱい味のする重たい粘液を吐き出した。
それを飲み下すと、口から触手がずるりと抜かれた。

挿絵:松園
ようやくまともに鏡に映った少女の顔は、諦めにも似た気だるい表情で、ぼくを見つめ返していた。
「へぇ……。結構、かわいいじゃん……」
こんな目にあわされているというのに、鏡に映る少女の――自分の顔に、力のない笑顔を見せた。
いつの間にか伸びていた、髪の先端を確かめようと、目を腰の辺りにまで走らせたところで、ぼくは青くなった。
先端の口から、無数の細い触手を出し入れしている、一本の太い触手がぼくの股間に迫っていた。
『ご心配なく、ちょっと卵を産みつけられるだけですから』
冗談じゃない!!
処女をこんなイヤらしい化け物に奪われるばかりでなく、卵まで産みつけられてしまうなんて!
「いやだっ! 止めて! 離してぇっ!」
悲鳴まで少女のものになっていたぼくは、自分の声にも驚いたが、それをはるかに上回る衝撃が走った。
両手と両足を目一杯大の字に広げられ、イソギンチャクの本体に叩きつけられた。
ぬちゃりと言う粘液が背中一杯に感じられ、肩から体の前のほうにも垂れてきた。
粘液に触れたところから、ジンワリと暖かみを感じるとともに、むず痒い様な快感が襲ってきた。
これ、いつも口の中に入れられているあの粘液?
触れたところがむずむずとかゆくなるのは、口の中なら我慢できる。
飲み下して、たまった唾液で押し流せば、痒みは消えるからだ。
もちろんそれは、体に吸収されることによって、内側からいやらしく敏感になってしまう。
けれどそれは、性器を弄られている時に感じるものと、そうは変わらない。
しかし体にたらされた粘液は、手足を拘束されている自分には、拭うことが出来ない。
敏感になった裸の少女の皮膚を、蝕むように快感を浸透させられていった。
「いやぁ、こ、こんなの、かゆい! むずむずするぅっ!」
掻痒感と性感の入り混じった、いてもたってもいられないむず痒さに、悶えるように体をくねらせた。
けれど、イソギンチャクの凌辱は、まだ始まったばかりだった。
淫獣の本体表面には無数の柔毛が生えていて、背中全体をくすぐるように逆立てていった。
弱い電流を流されたように、ぞうぞわと全身が波立った。
それはゆっくりと、心に染み込んで行くようなアクメだった。
体がぴくぴくと痙攣するように震えて、恥ずかしいことにお漏らしをしてしまった。
ぼくが気をやってしまったその隙を突いて、ぼくの女の子の部分を狙っていた触手が襲い掛かった。
「い、いやぁ! こ、こんなの……」
割り裂かれた白くて細い脚の間に、滑り込むようにして這い上がっていく、触手の様子が、目の前の鏡に映っていた。
ぼくは鏡に映る、泣き叫ぶ少女が凌辱されていく様子から、目が離せなかった。
触手の先端にある口から伸びる何本かの細い触手が、ぷっくりとした肉ひだを押し広げ、恥ずかしい谷間に隠れていた、濡れて光る小さな処女の入り口を剥き出しにした。
辱めを受けているのは自分であって、それは目を覆いたくなるような出来事なのに、まだ男の子のままの意識が興奮を抑えきれず、鏡に釘付けになっていた。
蠢く触手が、出来たばかりの自分の女の子の部分を引っ張って広げていくのを、目と敏感な性器に触れられる、直接の刺激で感じていた。
「や、やだぁ……、やめてよぉ、そんなの、まだ……」
まだ、なんだろう?
自分が何を言おうとしたのか、自分でも判らなかった。
まだ、本当は男の子のつもりだから?
まだ、女の子になりきれていないのに?
まだ、好きな人も出来ていないのに?
まだ、……?
作りかえられたばかりの体に、心が追いついていないぼくの躊躇いなどお構いなしに、さらに次の凌辱者が迫っていた。
<つづく>
這いよれ!ニャル子さん 第9話 第10話
這いよれ!ニャル子さん
連続シリーズにおけるよくある展開、ヒロインとの入れ替わりだ!!
真尋くん、可愛いんだけど、ニャル子さんには当たりがキツイっすねぇ。
評価的にはひいき目の『値段分の価値がある』で行ってみましょう。
第9話 僕があいつであいつが僕で
放課後デパートへ買い物に出かけた真尋たち。その帰り道、暮井珠緒が4人の前に現れる。だが、まるでいつもの珠緒とは別人であるかのようだ。その彼女によって、真尋とニャル子の人格が入れ替わるという厄介な状況に…。
第10話 超時空の覇者
人格が入れ替わったまま過ごすことになってしまった真尋とニャル子。その日の放課後、学校を休んでいた余市の見舞いに行くことにした一同。だが、余市の家に着いた時、危険を告げる警報音が突然鳴り響いた…。
連続シリーズにおけるよくある展開、ヒロインとの入れ替わりだ!!
真尋くん、可愛いんだけど、ニャル子さんには当たりがキツイっすねぇ。
評価的にはひいき目の『値段分の価値がある』で行ってみましょう。
第9話 僕があいつであいつが僕で
放課後デパートへ買い物に出かけた真尋たち。その帰り道、暮井珠緒が4人の前に現れる。だが、まるでいつもの珠緒とは別人であるかのようだ。その彼女によって、真尋とニャル子の人格が入れ替わるという厄介な状況に…。
第10話 超時空の覇者
人格が入れ替わったまま過ごすことになってしまった真尋とニャル子。その日の放課後、学校を休んでいた余市の見舞いに行くことにした一同。だが、余市の家に着いた時、危険を告げる警報音が突然鳴り響いた…。
「淫獣の部屋」 ~ ♂殖栗 玉造シリーズ♀ ~ by ありす (6)
(6)-------------------------------------------------------
「あれ……?」
気が付くと、硬くて冷たい床の上に横たえられていた。
床の冷たさが体を冷やしていて、全身に絡み付いていた触手もなかった。
「うぅぅぅ……、あ、あいつは……?」
薄暗い闇に目を凝らして見渡したが、淫獣の気配は感じ取れなかった。
「そうだ、体は? ぼくは女の子に?」
固い床から半身を起こすと、肩に細い何かが垂れる感覚があった。
一瞬びくんとなったが、直ぐにその正体に気がついて安堵した。
「髪が、伸びてる……?」
慌てて体を確かめると、巨乳とは行かないまでも、それなりに重さと弾力のある二つの乳房と、その頂点に男のものとは明らかに異なる大きさの、勃った乳首があった。
「し、下は?」
恐る恐る股間に手を伸ばすと、そこに手に馴染んだ肉棒は無く、代わりに柔らかな肉の裂け目があった。
「すごい! 本当に女の子になってる!」
全身の疲労感を振り切ってぼくは立ち上がり、生まれ変わった自分の体を確かめた。

挿絵:松園
急かされる様に、左手で乳房の膨らみを確かめ、右手で出来たばかりの処女地を探った。
あまりに敏感な、秘裂の始まりにある肉の突起――クリトリスに触れると、痛みと紙一重の快感が全身を駆け上った。
「は、はぅぅ……」
それだけで、軽いアクメに達したのだと思う。
力が抜けて、床に膝をついた。
「そうだ、確か……」
『スカーヒュドラは雌雄同体ですが、受精のためには他の個体と交尾をする必要があります』
あの男の言葉が甦った。
そうだ、ここで逃げないと、卵を産みつけられてしまう。
もし、逃げ遅れたら……。
でも、どこに?
自分の足元ぐらいしかわからないような暗闇で、どこへ向かって逃げればいいのか、わからなかった。
卵を産み付けられる恐怖に気が焦り始め、裸の体に汗が滲みはじめた頃、右のほうに光の裂け目が出来てそれは広がっていき、つばのある帽子を被った背の低い、太った男の影が現れた。
助かった、と思った瞬間、暗闇の中から延びてきた、ウロコの生えた触手が手足を絡め取ると同時に、口にもぬるりとした太い肉の棒が押し込まれた。
*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*
「ふう、いけないいけない。思ったより商談に時間がかかってしまいました。少し時間を過ぎてしまいましたが、あの子は無事、望みどおりの体になれましたでしょうかね?」
殖栗玉造は、汗をかきながら、公園のトイレの、奥の個室のドアを開いた。
「おっといけない。忘れていました」
開けたドアの向こうは、ただのトイレの個室だったので、玉造はもう一度ドアを閉め、今度は、懐から出した黒い布を当てて、何かの模様を浮かび上がらせると、再びドアを開いた。
「もしもーし、大丈夫ですかぁ? あ、そういえば名前も聞いていませんでしたね。もしもしー。女の子になりたかったあなた、どこにいますかー?」
しかし、玉造の問いに答える声は無かった。
「こう暗くては、なんだかさっぱりですね。そうだ、明かり明かり……」
懐からランタンのようなものを取り出して、明かりをつけると、漆黒の闇の中から、無数の触手を蠢かす、大きなイソギンチャクが現れた。
「おや……?」
そのイソギンチャク――スカーヒュドラの触手は、全裸の少女を絡め取っていた。
「んぐぅ、んぐぐぐぐぅ~」
少女は全身を紅く染め、身悶えながらも何かを言おうとしていたが、スカーヒュドラの触手の一本が、小さな口いっぱいにねじ込まれていて、言葉を出せないようでいた。
「いやぁ、すみません。ちょっと次の商談をしていたのですが、思ったよりも長くかかってしまって、いやぁ、最近の若い男性と言うのは、意外に恥ずかしがり屋さんですなぁ、ははは」
「ぬぐぐっぐぅ~!」
「あれ? まだ捕まったままで? おかしいですね。もうあなたの体はとっくに女の子になっているのですが……」
「んー、んんんんぅ~」
「あの、もしかして、ちょっと遅かったですか?」
玉造の問いに少女は、こくんこくんと頷いた。
「申し訳ありません。あ、でもご心配なく、ちょっと卵を産みつけられるだけですから。孵化したら、また開放されます」
「んんん~、んんぅ~っ!」
「でも、おかしいですなぁ。ここには他の個体なんか、いない筈なんですが、ひょっとして、交尾済みの個体だったのでしょうか?」
「んぐぅーっ! んぐぅーっ!」
「大丈夫です。こんどこそ、ちゃんと時間には間に合うようにしますから、ほんの10分程……。ああ、あなたにとっては170時間弱、といったところですね。1週間ほどの辛抱です」
「んんぅ~っ!」
「まぁ、人間のそれとはちょっと違って、物足りないかもしれませんが、出産の悦びも体験なんて、そうそう出来ませんよ。危険はありませんから、十分にご堪能ください。それでは」
「んんんむ~っ!! んんんむ~っ!! んんむっーっ!!」
「ああ、そうそう、これはサービスです。ご自分の姿がどのように変わったか、知りたいでしょう?」
そういうと、どこから出したのか、大きな姿見と、ランタンを床に置いた。
人の背丈よりも大きな鏡に、禍々しい巨大なイソギンチャクの怪物と、その触手に手足を絡め取られている、全裸の少女が映っていた。
「では、また、1週間後に……」
「んっ、んっー!! んっ、んっー!!」
少女は必死の形相で呼び止めようとしたが、玉造は鼻歌を歌いながら、その空間から出て行ってしまった。
開かれた光の扉が閉じられて、再び闇が空間を支配した。
<つづく>
「あれ……?」
気が付くと、硬くて冷たい床の上に横たえられていた。
床の冷たさが体を冷やしていて、全身に絡み付いていた触手もなかった。
「うぅぅぅ……、あ、あいつは……?」
薄暗い闇に目を凝らして見渡したが、淫獣の気配は感じ取れなかった。
「そうだ、体は? ぼくは女の子に?」
固い床から半身を起こすと、肩に細い何かが垂れる感覚があった。
一瞬びくんとなったが、直ぐにその正体に気がついて安堵した。
「髪が、伸びてる……?」
慌てて体を確かめると、巨乳とは行かないまでも、それなりに重さと弾力のある二つの乳房と、その頂点に男のものとは明らかに異なる大きさの、勃った乳首があった。
「し、下は?」
恐る恐る股間に手を伸ばすと、そこに手に馴染んだ肉棒は無く、代わりに柔らかな肉の裂け目があった。
「すごい! 本当に女の子になってる!」
全身の疲労感を振り切ってぼくは立ち上がり、生まれ変わった自分の体を確かめた。

挿絵:松園
急かされる様に、左手で乳房の膨らみを確かめ、右手で出来たばかりの処女地を探った。
あまりに敏感な、秘裂の始まりにある肉の突起――クリトリスに触れると、痛みと紙一重の快感が全身を駆け上った。
「は、はぅぅ……」
それだけで、軽いアクメに達したのだと思う。
力が抜けて、床に膝をついた。
「そうだ、確か……」
『スカーヒュドラは雌雄同体ですが、受精のためには他の個体と交尾をする必要があります』
あの男の言葉が甦った。
そうだ、ここで逃げないと、卵を産みつけられてしまう。
もし、逃げ遅れたら……。
でも、どこに?
自分の足元ぐらいしかわからないような暗闇で、どこへ向かって逃げればいいのか、わからなかった。
卵を産み付けられる恐怖に気が焦り始め、裸の体に汗が滲みはじめた頃、右のほうに光の裂け目が出来てそれは広がっていき、つばのある帽子を被った背の低い、太った男の影が現れた。
助かった、と思った瞬間、暗闇の中から延びてきた、ウロコの生えた触手が手足を絡め取ると同時に、口にもぬるりとした太い肉の棒が押し込まれた。
「ふう、いけないいけない。思ったより商談に時間がかかってしまいました。少し時間を過ぎてしまいましたが、あの子は無事、望みどおりの体になれましたでしょうかね?」
殖栗玉造は、汗をかきながら、公園のトイレの、奥の個室のドアを開いた。
「おっといけない。忘れていました」
開けたドアの向こうは、ただのトイレの個室だったので、玉造はもう一度ドアを閉め、今度は、懐から出した黒い布を当てて、何かの模様を浮かび上がらせると、再びドアを開いた。
「もしもーし、大丈夫ですかぁ? あ、そういえば名前も聞いていませんでしたね。もしもしー。女の子になりたかったあなた、どこにいますかー?」
しかし、玉造の問いに答える声は無かった。
「こう暗くては、なんだかさっぱりですね。そうだ、明かり明かり……」
懐からランタンのようなものを取り出して、明かりをつけると、漆黒の闇の中から、無数の触手を蠢かす、大きなイソギンチャクが現れた。
「おや……?」
そのイソギンチャク――スカーヒュドラの触手は、全裸の少女を絡め取っていた。
「んぐぅ、んぐぐぐぐぅ~」
少女は全身を紅く染め、身悶えながらも何かを言おうとしていたが、スカーヒュドラの触手の一本が、小さな口いっぱいにねじ込まれていて、言葉を出せないようでいた。
「いやぁ、すみません。ちょっと次の商談をしていたのですが、思ったよりも長くかかってしまって、いやぁ、最近の若い男性と言うのは、意外に恥ずかしがり屋さんですなぁ、ははは」
「ぬぐぐっぐぅ~!」
「あれ? まだ捕まったままで? おかしいですね。もうあなたの体はとっくに女の子になっているのですが……」
「んー、んんんんぅ~」
「あの、もしかして、ちょっと遅かったですか?」
玉造の問いに少女は、こくんこくんと頷いた。
「申し訳ありません。あ、でもご心配なく、ちょっと卵を産みつけられるだけですから。孵化したら、また開放されます」
「んんん~、んんぅ~っ!」
「でも、おかしいですなぁ。ここには他の個体なんか、いない筈なんですが、ひょっとして、交尾済みの個体だったのでしょうか?」
「んぐぅーっ! んぐぅーっ!」
「大丈夫です。こんどこそ、ちゃんと時間には間に合うようにしますから、ほんの10分程……。ああ、あなたにとっては170時間弱、といったところですね。1週間ほどの辛抱です」
「んんぅ~っ!」
「まぁ、人間のそれとはちょっと違って、物足りないかもしれませんが、出産の悦びも体験なんて、そうそう出来ませんよ。危険はありませんから、十分にご堪能ください。それでは」
「んんんむ~っ!! んんんむ~っ!! んんむっーっ!!」
「ああ、そうそう、これはサービスです。ご自分の姿がどのように変わったか、知りたいでしょう?」
そういうと、どこから出したのか、大きな姿見と、ランタンを床に置いた。
人の背丈よりも大きな鏡に、禍々しい巨大なイソギンチャクの怪物と、その触手に手足を絡め取られている、全裸の少女が映っていた。
「では、また、1週間後に……」
「んっ、んっー!! んっ、んっー!!」
少女は必死の形相で呼び止めようとしたが、玉造は鼻歌を歌いながら、その空間から出て行ってしまった。
開かれた光の扉が閉じられて、再び闇が空間を支配した。
<つづく>
女装少年アンソロジーむしろ、ごほうび
電子版が出ました♪単品発売もあるけど、男は黙って一括でw
むしろ、ごほうび





女装少年アンソロジーむしろ、ごほうび (いずみコミックス)
買って読みました♪
これはなかなか素敵なファンタジーですね。
様々な造形の男の子たちが、様々なシチュでHしちゃいます。
ファンタジーなのは、開発もしてない設定であっても簡単にお尻で感じてしまうとこですが、まぁ良いです。
……女装が似合う時点ですでにファンタジーかもしれないですが、それも置いておきます。
エロ目的で男の娘作品をご所望の際には良い選択肢だと思います。
属性が合うのであれば、「是非買うべし」でプッシュします。
もちろん、女の子に変身したりはしません。
20100822
むしろ、ごほうび





女装少年アンソロジーむしろ、ごほうび (いずみコミックス)
買って読みました♪
これはなかなか素敵なファンタジーですね。
様々な造形の男の子たちが、様々なシチュでHしちゃいます。
ファンタジーなのは、開発もしてない設定であっても簡単にお尻で感じてしまうとこですが、まぁ良いです。
……女装が似合う時点ですでにファンタジーかもしれないですが、それも置いておきます。
エロ目的で男の娘作品をご所望の際には良い選択肢だと思います。
属性が合うのであれば、「是非買うべし」でプッシュします。
もちろん、女の子に変身したりはしません。
20100822
「淫獣の部屋」 ~ ♂殖栗 玉造シリーズ♀ ~ by ありす (5)
(5)-------------------------------------------------------
僕のペニスを飲み込んでいる触手は、常に細かな刺激を僕に与えていた。
緩慢ではあるけれど、性的な刺激で僕のアソコは硬い強張りを保ったままだった。
もっと強い刺激が欲しかったけれど、体を自由に動かすことは出来なかった。
けれど時折、思い出したように触手の動きが激しくなり、発火寸前の状態にされていた僕はその度にイッた。
3回ほどの強制的な射精のあと、絡みついたイソギンチャクの蠕動が納まり、いつの間にかピクリとも動かなくなっていた。
やがて僕も、繰り返させられた放精の疲れにまどろんでいて、いつの間にか眠っていた。
「きゃんっ!」
怪物にとっての朝が来たのだろうか。
薄暗いままの牢獄の中は、時刻を感じさせるようなものは何も無かった。
けれど眠りから醒めた大きなイソギンチャクは、僕の体も目覚めさせようと、その活動を開始した。
あろうことか触手の一本が、僕のお尻を撫で回し、何かを探るような動きをした後、見つけたとばかりに、目標の中に侵入を始めた。
「やぁ、やだぁっ! そ、そこは駄目っ!!」
人の言葉を解するとも思えなかったが、そう叫ばずにいられなかった。
そこからは何かが出ることはあっても、挿れたことはまだ一度も無かった。
排泄するためだけの器官の筈だから。
けれどその触手も、表面から粘液を分泌していたのだろう。
先端が細くなっているそれは、強く締め付けているはずの入口をゆっくりと揉み込むように、僕の中に侵入していった。
これ以上は赦すまいと必死になって、お尻に力を入れて拒んだけれども、入り口を突破されるとあとはほとんど抵抗なく、奥深くまで貫かれていった。
じりじりとするような痛みと、そこから広がっていく快感にも似た刺激の波に、僕は全身を振るわせた。
強制的にアナルバージンを奪ったそれは、確かにらせん状をしていることも判った。
「く、くはぁっ!」
柔らかなドリルを体の中心にねじ込まれ、犯されることに眩暈がするほどの快感を覚えた。
やがてその先端が、何も感じない筈の内臓を、内側から叩いているような感じがしたと思ったたん、明らかに体の中に何かが送り込まれていった。
それは錯覚だったかもしれない。
けれど下腹が熱くなると同時に、猛烈な排便欲が湧き上がっていった。
「や、だ、駄目っ!」
赤ん坊ならいざ知らず、大きいほうを漏らすなんて、そんなことはありえなかった。
けれど裸の全身をぬるぬるとした触手に絡め取られ、思うように動かせない状態で、その恥辱から逃れられよう筈も無かった。
触手の望むままに、たぶん僕の体内の汚物が、ねじ込まれていた触手を通じて体から排出されていくのを、直腸と肛門で感じていた。
「あ、あはぁ……、ぼく、ウンチたべられちゃってるよぉ……」
たぶん、一緒に射精もしていた。その証拠に、包み込まれていたペニスからも快感の波紋が全身に広がっていた。
ただの排泄器官でしかなかったぼくのお尻の穴は、そのときから性器になった。
*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*
新たな性感に目覚めたばかりの僕の体は、とっくに力をこめるだけの体力を奪われていて、触手の責めに体を強張らせることもできなくなっていた。
与えられる性的な凌辱を、無抵抗に受け入れることしか出来なかった。
けれどそんな状態にさせられていても、淫獣は赦してはくれなかった。
ねじ込まれたままの柔らかく蠢くドリルから、再びお腹の奥深くに淫液を送り込まれ、新たな排便を促した。
まるでポンプの往復運動のように、注入と排泄を繰り返されるうちに、体の中身が溶かされて、全部吸い出されていくような感じがした。
けれどそれはちっとも苦痛ではなく、今まで感じたことも無かったような、深くて長く続く快感だった。
僕のペニスは硬さを失っていたけれど、尿道から性液が漏れ続けていることを、くわえ込んでいる筒状の触手の蠕動から感じ取れた。
もちろんそうした恥ずかしい敏感な部分だけでなく、触手が体全体を探るように舐めつくしていた。
それが何時間続いていたんだろう?
考える力までも失いかけていた僕は、触手たちからの凌辱に、悶え続けることしか出来なくなっていた。
催淫効果のある粘液を摂らされているせいなのか、恐怖を感じることもなく、その刺激の虜になっていた。
僕は、突然の痛みに再び意識を取り戻した。
「い、痛い! や、やめてぇっ!」
そう叫ばずに入られなかった。
ペニスの先端、おしっこの穴に強烈な痛みを感じたのだった。
すっぽりと僕のソレを包み込んでいた触手の奥から、さらに細いものが伸び始めたのだと思う。
それは射精の快感が抜けていく、細い通り道を逆に遡行して、さらに体の奥へと侵入を果たそうとしていた。
液体でもなく、ドロッとした性液でもなく、確かな形を持ったそれが侵入する痛みは、これまでに感じたことが無いものだった。
今までこの体にされてきた事を考えると、これもいずれ快感に変えられてしまうのだろうと思うと、今度こそ恐怖を感じた。
「や、やめてよぉっ! そんなことしちゃ、だめぇ……はあぅっ!!」
ペニスの生えている、体の付け根にまでおしっこの通り道を遡っていった触手は、もう一方のぼくの淫穴――お尻の穴にねじ込まれていた柔らかなドリルの動きと、同調し始めた。
「きゃふぅっ!」
保健体育の時間に習った、男の子の器官。
前立腺をその中心と外側から揉み解されていた。
男性の性感の発信源である、その器官を、直接揉み解されることに、脳が耐えられなかった。
あまりの快感に全身が震え、ぴくぴくと痙攣しているのが自分でも判った。
そして、白い霧が頭の中に立ちこめると同時に、何をされたのかわからないほどの、強い快感の波に押し流されるよう、僕は気を失った。
*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*
「ふごぉ、ふごぉ」
口の中に押し込まれた、男性器のような形の触手から、滋養と催淫性のある粘液を流し込まれていた。
もう摂食も、排泄も、射精すら自分の意思ではコントロールできなかった。
すべて僕を凌辱し続ける、淫獣の思いのままだった。
ずいぶん前に感じた乳首の痛みは、既にじんわりとした快感に変わっていた。
胸の感じる張り具合と重み、そしてその表面をまさぐる触手の動きから、僕に乳房が形成され始めていることに、なんとなく気がついていた。
ぼくに、おっぱいが……?
下は……? 下はどうなっているのだろう?
下も、女の子になっているんだろうか?
しかし、それを確かめる術は無かった。
快感に翻弄されて、力の抜けた体は、手足を動かすこともままならず、例え動かせたとしても、全身にまとわりついている、無数の触手が阻んでいた。
包み込む様にして蠕動を繰り返している、筒状の触手がくわえ込んでいるぼくの肉の突起が、ペニスなのか、それとも新たに形成されている筈の、女の子の肉の芽なのかは判然としなかった。
ただ時折、細かく刺激されると、目の前に火花が飛んで、激しい快感の波が広がっていくことから、そこにあるものが、敏感な性器のひとつであることを、認識させられた。
尿道にも直腸にも、どのくらいの太さのものがねじ込まれているのかははっきりとしないが、注入と排出を強制的に繰り返させられていることが、その存在を感じさせていた。
「ぼく、どうなっちゃうんだろう……。このまま……ずっと、……?」
何度目かの失神と、狂おしいほどのオーガズムの繰り返しの果てに、時間の感覚も体の感覚も失なっていた。
ただ快感だけが絶え間なく与え続けられていて、肉体の存在をおぼろげに感じていた。
<つづく>
僕のペニスを飲み込んでいる触手は、常に細かな刺激を僕に与えていた。
緩慢ではあるけれど、性的な刺激で僕のアソコは硬い強張りを保ったままだった。
もっと強い刺激が欲しかったけれど、体を自由に動かすことは出来なかった。
けれど時折、思い出したように触手の動きが激しくなり、発火寸前の状態にされていた僕はその度にイッた。
3回ほどの強制的な射精のあと、絡みついたイソギンチャクの蠕動が納まり、いつの間にかピクリとも動かなくなっていた。
やがて僕も、繰り返させられた放精の疲れにまどろんでいて、いつの間にか眠っていた。
「きゃんっ!」
怪物にとっての朝が来たのだろうか。
薄暗いままの牢獄の中は、時刻を感じさせるようなものは何も無かった。
けれど眠りから醒めた大きなイソギンチャクは、僕の体も目覚めさせようと、その活動を開始した。
あろうことか触手の一本が、僕のお尻を撫で回し、何かを探るような動きをした後、見つけたとばかりに、目標の中に侵入を始めた。
「やぁ、やだぁっ! そ、そこは駄目っ!!」
人の言葉を解するとも思えなかったが、そう叫ばずにいられなかった。
そこからは何かが出ることはあっても、挿れたことはまだ一度も無かった。
排泄するためだけの器官の筈だから。
けれどその触手も、表面から粘液を分泌していたのだろう。
先端が細くなっているそれは、強く締め付けているはずの入口をゆっくりと揉み込むように、僕の中に侵入していった。
これ以上は赦すまいと必死になって、お尻に力を入れて拒んだけれども、入り口を突破されるとあとはほとんど抵抗なく、奥深くまで貫かれていった。
じりじりとするような痛みと、そこから広がっていく快感にも似た刺激の波に、僕は全身を振るわせた。
強制的にアナルバージンを奪ったそれは、確かにらせん状をしていることも判った。
「く、くはぁっ!」
柔らかなドリルを体の中心にねじ込まれ、犯されることに眩暈がするほどの快感を覚えた。
やがてその先端が、何も感じない筈の内臓を、内側から叩いているような感じがしたと思ったたん、明らかに体の中に何かが送り込まれていった。
それは錯覚だったかもしれない。
けれど下腹が熱くなると同時に、猛烈な排便欲が湧き上がっていった。
「や、だ、駄目っ!」
赤ん坊ならいざ知らず、大きいほうを漏らすなんて、そんなことはありえなかった。
けれど裸の全身をぬるぬるとした触手に絡め取られ、思うように動かせない状態で、その恥辱から逃れられよう筈も無かった。
触手の望むままに、たぶん僕の体内の汚物が、ねじ込まれていた触手を通じて体から排出されていくのを、直腸と肛門で感じていた。
「あ、あはぁ……、ぼく、ウンチたべられちゃってるよぉ……」
たぶん、一緒に射精もしていた。その証拠に、包み込まれていたペニスからも快感の波紋が全身に広がっていた。
ただの排泄器官でしかなかったぼくのお尻の穴は、そのときから性器になった。
新たな性感に目覚めたばかりの僕の体は、とっくに力をこめるだけの体力を奪われていて、触手の責めに体を強張らせることもできなくなっていた。
与えられる性的な凌辱を、無抵抗に受け入れることしか出来なかった。
けれどそんな状態にさせられていても、淫獣は赦してはくれなかった。
ねじ込まれたままの柔らかく蠢くドリルから、再びお腹の奥深くに淫液を送り込まれ、新たな排便を促した。
まるでポンプの往復運動のように、注入と排泄を繰り返されるうちに、体の中身が溶かされて、全部吸い出されていくような感じがした。
けれどそれはちっとも苦痛ではなく、今まで感じたことも無かったような、深くて長く続く快感だった。
僕のペニスは硬さを失っていたけれど、尿道から性液が漏れ続けていることを、くわえ込んでいる筒状の触手の蠕動から感じ取れた。
もちろんそうした恥ずかしい敏感な部分だけでなく、触手が体全体を探るように舐めつくしていた。
それが何時間続いていたんだろう?
考える力までも失いかけていた僕は、触手たちからの凌辱に、悶え続けることしか出来なくなっていた。
催淫効果のある粘液を摂らされているせいなのか、恐怖を感じることもなく、その刺激の虜になっていた。
僕は、突然の痛みに再び意識を取り戻した。
「い、痛い! や、やめてぇっ!」
そう叫ばずに入られなかった。
ペニスの先端、おしっこの穴に強烈な痛みを感じたのだった。
すっぽりと僕のソレを包み込んでいた触手の奥から、さらに細いものが伸び始めたのだと思う。
それは射精の快感が抜けていく、細い通り道を逆に遡行して、さらに体の奥へと侵入を果たそうとしていた。
液体でもなく、ドロッとした性液でもなく、確かな形を持ったそれが侵入する痛みは、これまでに感じたことが無いものだった。
今までこの体にされてきた事を考えると、これもいずれ快感に変えられてしまうのだろうと思うと、今度こそ恐怖を感じた。
「や、やめてよぉっ! そんなことしちゃ、だめぇ……はあぅっ!!」
ペニスの生えている、体の付け根にまでおしっこの通り道を遡っていった触手は、もう一方のぼくの淫穴――お尻の穴にねじ込まれていた柔らかなドリルの動きと、同調し始めた。
「きゃふぅっ!」
保健体育の時間に習った、男の子の器官。
前立腺をその中心と外側から揉み解されていた。
男性の性感の発信源である、その器官を、直接揉み解されることに、脳が耐えられなかった。
あまりの快感に全身が震え、ぴくぴくと痙攣しているのが自分でも判った。
そして、白い霧が頭の中に立ちこめると同時に、何をされたのかわからないほどの、強い快感の波に押し流されるよう、僕は気を失った。
「ふごぉ、ふごぉ」
口の中に押し込まれた、男性器のような形の触手から、滋養と催淫性のある粘液を流し込まれていた。
もう摂食も、排泄も、射精すら自分の意思ではコントロールできなかった。
すべて僕を凌辱し続ける、淫獣の思いのままだった。
ずいぶん前に感じた乳首の痛みは、既にじんわりとした快感に変わっていた。
胸の感じる張り具合と重み、そしてその表面をまさぐる触手の動きから、僕に乳房が形成され始めていることに、なんとなく気がついていた。
ぼくに、おっぱいが……?
下は……? 下はどうなっているのだろう?
下も、女の子になっているんだろうか?
しかし、それを確かめる術は無かった。
快感に翻弄されて、力の抜けた体は、手足を動かすこともままならず、例え動かせたとしても、全身にまとわりついている、無数の触手が阻んでいた。
包み込む様にして蠕動を繰り返している、筒状の触手がくわえ込んでいるぼくの肉の突起が、ペニスなのか、それとも新たに形成されている筈の、女の子の肉の芽なのかは判然としなかった。
ただ時折、細かく刺激されると、目の前に火花が飛んで、激しい快感の波が広がっていくことから、そこにあるものが、敏感な性器のひとつであることを、認識させられた。
尿道にも直腸にも、どのくらいの太さのものがねじ込まれているのかははっきりとしないが、注入と排出を強制的に繰り返させられていることが、その存在を感じさせていた。
「ぼく、どうなっちゃうんだろう……。このまま……ずっと、……?」
何度目かの失神と、狂おしいほどのオーガズムの繰り返しの果てに、時間の感覚も体の感覚も失なっていた。
ただ快感だけが絶え間なく与え続けられていて、肉体の存在をおぼろげに感じていた。
<つづく>