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Made Maiden Life by.amaha

曽我部童夢
キャライラスト:針子

 ごく平凡な高校生だった俺に変化が起きたのは、つい最近のことだ。
 まず母が再婚した。いまさらなぜ再婚とは思ったが、俺の成長を待ったと言われれば文句は言えない。

 ああ、そうそう、説明せねばならないが、母の曽我伊瑠香は決して平凡な人物ではない。傑出した科学者であり、とくに電脳化用のマイクロマシンの研究では世界トップクラス――だそうだ。
 まあ、俺にとっては塩と砂糖を間違えるドジなところもある普通の母親である。ただ時々俺を実験対象にするので閉口する……

 話を戻そう。母の再婚相手も科学者で上宮豊、最近まで軍の研究所にいたAIの専門家である。俺のこともあり二人は別姓のままだ。

 そして彼には、たちばなという名の娘がいた。20代半ばの彼女は、年上だが、可愛らしい女性である。教師免許をもっており引っ越してきたのを機会に俺の高校に赴任する予定だ。
 しかし多少期待をもって始まった新しい生活は1週間ほどで終わりを告げた。


 
 その朝、なんとも言えない違和感とともに目覚めた。
 視界が変だ。色調が現実とは思えない妙な配分になっている。しかも意識は明瞭。いつもの俺は起きて30分は半分ねぼけている。
 戸惑いでぼうっとしていると母が部屋に飛び込んできた。
「あなた、サトシなの?」
「なにを」言っているんだかあさん――と言いかけて自分の声に驚いた。母は手鏡を差し出している。
 俺は義姉のたちばなになっていた。

 パニックになりかけたが、どうも例によって母の実験らしいのでなんとか心を落ちつけた。
 説明するというのでリビングに行く。向かい側に母、義父、それにとても眠そうな俺(実際は義姉のたちばな)が座っている。
 
 朝日で視界が異常にきらめいてめまいがしそうだった。 
「なんだか眩しいんだけど」
「これをかけなさい」
 義父はメガネを差し出した。
「はあ」
 戸惑いながらかけるといつもどおりの景色である。どういうこと?
「そのレンズは可視光線以外とおさないんだ」
「たちばなさんの目は」
「姉さんと呼んで」
 眠そうに目をこすりながら俺が体をくねくねしながら言った。気持ち悪すぎ。
「その目は人工の……いや、それじゃ嘘になるか。娘は、私の娘は、バイオロイドで脳核に入っているのはAIなんだ」

 詳しい話はあまり理解できなかった。擬似人格をもつが不完全だと言われても、俺は、たちばながロボットだと気づかなかった。法的にはどうかしらないが、姉と認めるかはともかく、可愛い女性と認識している。
「たちばなさんのAIを完成させようとした実験に母さんのマイクロマシンを使用したら俺のと混線したってこと?」
「正確ではないけれど、まあ、そんな感じね」
 巻き込まれたのは初めてじゃないし、怒ってもしようがないのは心得ている。
「早く戻して欲しいな。春休みはもうすぐあけるよ」
 母と義父が顔を見合わせた。嫌な予感がする。俺……俺の体は横でまだ目をこすっていた。


 

 結局のところ俺は入れ替わったまま新学期を迎えた。
 素人としては起こったことの逆をすれば良いように思うが、現象を解明してからでないと危険と言われてはどう仕様も無い。

「新しく赴任された上宮先生です」
 校長に紹介されてマイクの前へ進む。大歓声は男どものもの、女生徒も極めて友好的な反応だ。
「上宮たちばなです。2年生と1年の一部の国語担当で、2年C組の副担任になります。まだまだ新米ですが、よろしくお願いします」
 挨拶は他の教師より極端に短かった。まあ臨時代理の俺に教育理念などあるわけがない。深々と頭を下げた。眼鏡がずれたので赤外線が眩しい。



 職員室で担任の波多と簡単な打ち合わせをする。波多は1年の時の担任で、30才独身、今は俺の胸にしきりにいやらしい視線を向けている。
 たちばな、今の俺はかなりの巨乳で自分でも気になる上、なれぬブラで包まれる感覚もなんだか妙だ。
「上宮先生?」
「えっ」
 ブラの紐の位置を変えようと肩に注意を奪われていた。
「なんです?」
「聞いてますか」
「ええ」
 え~っと、
「ホームルームは経験のため私にと」
「そうそう」
「2年生の国語に力を注ぐように校長から言われていますが」
「そうですか……しかし今日のところはお願いします。生徒たちが僕では納得しないでしょうから」
「はあ」
 生徒への伝達事項の説明を受けてから二人で職員室を出た。
 波多は少し後ろからついて来る。視線は尻に感じた。やれやれ。

 尻といえば今日は母の選んだレースのパンツ――ショーツ? パンティ? スキャンティ?―― まあ、とにかく女性用のパンツをはいており、見られていると思うと妙に気になる。

「上宮先生は全身リゼンブル(義体化)なんですか?」
 嘘を言うのはまずい。
「はい」
 本来なら上宮たちばなはロボットなので、波多が望めば奴隷のごとく仕えねばならない。しかし幸いなことに今の俺は人としてのIDを持っていた。
 傷痍軍人と機械化人に関する法律、いわゆるサイボーグ保護法で人格を持つ電脳も生身の脳も人として認められている。だから今の俺、上宮たちばなも、ご当人である俺の肉体も法律上は人間であった。
 一時的とはいえニセの娘が人となったと義父は喜んだし、いつも娘がほしいと言っていた母も大喜び……
 待てよ。ひょっとして、これは罠なのか。
 立ち止まると嬉しそうな声と共に波多がぶつかってきた。なぜ尻をつかむ!
「先生!」
「なははは」

 一生このままでいろってことなのか? 飛んで帰って母に問いただしたいが、職場放棄する度胸はなかった。



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