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2300万ヒット記念作品 ”枕”

作.真城 悠(Mashiro Yuh)
「真城の城」http://kayochan.com 
「真城の居間」blog(http://white.ap.teacup.com/mashiroyuh/)
挿絵:松園


 枕というのはとてもプライベートなものである。
 枕が変わると眠れないから、修学旅行に自分の枕を持って行っていいか?と尋ねた小学生がいる…というのは流石に都市伝説だろうが、それほど生活に密着しているというのは間違いあるまい。

 オレは都内に住むしょっぱい大学生だ。
 一応大学と名の付くところに転がり込むことは出来たが、卒業するのが精一杯だろうと自分の能力にはある程度見切りも付いてくる頃合だ。
 女の子にモテモテなんてのは一部の男の話で、オレみたいに中途半端なのは同類の男友達がいるくらいだ。

 自分で言うのも何だが、オレは「カジュアル・オタク」だ。
 人並みにアニメもゲームも好きだが、スタッフだの声優だのをすらすらと諳(そら)んじるなんてことはできない。普通に発売されている漫画を買うくらいはするが、それの「同人誌」なんて怪しげなものを購入するなんて及びも付かなかった。

 そもそも飽きっぽいので、「これは面白い!」と感動したアニメであっても、DVDを2巻くらいまで買ったところでお金が勿体無くなって後は放置してしまったりする。
 なんだかイベントがあったとかで記念DVDとやらを買ってみたが、封も開けずに未だに部屋の隅でホコリを被っている。

 大きなイベントにも行ってみたが、本物のコスプレイヤーさんたちを見るだけで圧倒されてしまった。
 大砲みたいなカメラを幾つも首から下げて親の仇みたいにシャッターを切りまくるアクティブなオタクたちが正直羨ましい。
 そんな中には男のコスプレイヤーもいた。
 単にアニメのキャラというだけではなくて、有名サッカー選手の普段着、なんてアイデアものもある。
 というか男のコスプレというのはそういう風に一ひねりしたアイデア賞的なものが多い。正攻法で美少女衣装を見に纏(まと)う女性コスプレイヤーたちとは少し違うみたいだ。

 中には女装コスプレもいるらしい。
 明らかに男と分かる「ネタ」系のものもあって、別の意味で目のやり場に困るんだが、実はあれは「劇中で女装した男のキャラのコスプレ」らしく、あれでいいのだそうだ。

 というか、実は本当に精巧になされた女装コスプレは女性と見分けが付かないのでその場で驚くということは難しかったりもする。やれやれだ。

 オレには「同人誌」が何を基準に選んでいいのかよく分からないので、もう少し分かりやすいキャラクターグッズ売り場に行った。
 こうしてみると、オレにはどっぷりはまり込んだアニメって無いなあと思い知らされる。

 憧れのキャラクターと添い寝出来ると言う触れ込みの「抱き枕」も大量に売られていた。
 半裸や下着姿、パジャマ姿のキャラクターたちは、画面の中に納まっていると可愛らしいが、実寸(?)のそれはちと気持ちが悪かった。
 それにしても単なる枕がここまで高いというのは一体どうなっているのか。枕どころかここで売られているのは「枕カバー」であって、中に入れる枕そのものは購入者が準備する必要があるのだ。
 一万円近い金額を取るのだから枕くらいはサービスしてくれてもよさそうなもんだ。

 ふと見ると、隅に面白い売り物があった。
 オレも好きなアニメの劇中でヒロインが使用していた枕のレプリカ…なのだそうだ。

 なるほどこういうアイテムのアイデアもあるのかと感心した。
 若干全体がピンクがかっていて可愛らしいが、過剰に少女趣味だったりはしない。
 何より、どこから見ても単なる普通の枕に過ぎないのだ。

 値段も手頃だったので、オレは思わず購入していた。

 この大きなイベントに来て、枕一つ抱えて帰るってのも何とも言えないものがある。
 店員のメイドさんっぽい衣装を着たお姉さんの説明だと、「彼女が隣に寝ていると思って、隣に置いて寝てくださいね」とのことだった。

 そう、「抱き枕」とは違う「エア添い寝枕」という訳だ。

 確かにそのアニメでは最後にはヒロインと主人公が結ばれ、常に同じ布団で寝る円満夫婦になることを暗示して終わる。
 その気分を味わえってことらしい。
 とてもいいアイデアだ、と思った。


 そんなこともすっかり忘れていたオレはその日の夜になっていざ寝ようとして慌てて「エア添い寝枕」を取り出してきた。
 そして、言われた通りに自分の枕の隣に並べる。
 なるほどこれはいい予行演習になる。
 実際にそうして寝てくれる女性にめぐり合えるかどうかは何とも言えないが、そんな気分だけでも味わうのは悪いことではない。

 適当なインターネットラジオを鳴らしながら部屋の電気を消し、いざ布団に横になった。

 …だが、次の瞬間信じられないことが起こったのである。

 なんと、布団の中に何かが出現した。

 オレは余りの存在感に驚くことも出来ず、呆然とそちらを見続けるしかなかった。

 「エア添い寝枕」のその下に、「首から下」だけの身体が出現したのだ!
 それはチェックのミニスカートにクリーム色のベスト、真っ赤なワンポイントのリボンをした「今時の女子高生」の制服姿だった。

 余りのことに口をパクパクさせていると、その女子高生の身体は突如がばり!と起き上がったかと思うと煙のように消滅した。

 こんなものを見せ付けられてよくも気絶したりしなかったものだ。

 だが、心臓がドキドキしているのもお構いなく、また女体が出現した。
 今度はカラスみたいに真っ黒なセーラー服だ。
 手首と襟に入った純白の三本ラインがまぶしく、胸元の真っ赤なスカーフが強烈だ。

 枕のところから消えていて首から下しかないのが異様極まりない。
 体温すら感じられる実在感で、呼吸でその大きな胸が上下している。

 これが皮切りだった。

 次々にあらゆる衣装を身に纏った女体が出現しては消える。

 その女性…だよね?男な訳がない…の行動は徐々にエスカレートして行き、自らの身体をまさぐり、乳首をつまみ、おっぱいを鷲づかみにし、そしてスカートの上から下半身を撫で回し、そしてパンティの中に手を入れて女性の大事なところを刺激して絶頂に達してはくったりとへたりこむ。

 草食系男子と呼ばれるほど女性にはオクテのオレだったが、流石にこんなものを見せ付けられて黙っていられる訳がなかった。
 余りにも強烈な「シアター」を見せ付けられているに等しいので、それを眺めながらこちらも散々に楽しませてもらった。

 「彼女」が着て出現する衣装は千差万別、あらゆる種類に及んでいた。
 よほど性欲が旺盛なのか、女性にして(?)制服マニアなのかどんな衣装を着て現れても大抵は最後までいたるのだった。

 疲れ果てたのかたまに本当に寝込んでしまうこともあり、その間ずっとその乱れきった女体が本当に横たわっている。
 オレはその隣に本当に添い寝させてもらった。
 怖くて触ることが出来なかったが、体温も体臭も感じる。本物の女体だった。

 まるで異空間に繋がっているみたいに首から上だけが消えていて、見ようによってはこれほど気持ちの悪いものもないのだが、それはそれでありだと思える様になっていた。



 タイミングが悪いことに、悪友が遊びに来る日だった。
 どうにか一室だけは見られる様な状態にしていたものの、この万年床に踏み込まれた日には猟奇殺人の犯人にされかねない。

 結果から言うと、友人にそれはばれてしまった。
 昔から虚言癖、妄想癖がヒドい奴だったこともあってか(?)、この出鱈目な事態にも最低限のパニックで済み、以降はほぼ同居状態になってしまった。
 食費も光熱費も先払いと称して入れてくれるのである程度助かりはしたんだけど、極度にプライベートな行為を見せ合う趣味はない。

 だが、そいつはさっさともう一人の友人も呼んでしまい、三人で一緒に謎の女体のオナニーショーを楽しむことになってしまった。

 「彼女」はほぼ一日中そんなことばかりしていて、流石にオレたちも呆れ始めていた。
 顔が見えないのだが、「一体どんな顔なのか」を推理するのがオレたちの間で流行した。
 全員が今時のアイドルや有名人の例を挙げながらも、いい年こいた男たちばかりなのに一人もアダルトビデオに詳しい人間がいなかったのがオレたちらしい。

 そんなある日、遂に驚くべき出来事が起こった。
 バニーガールの衣装に身を包んだ彼女が、遂に身体を折り曲げるようにして枕の下に顔を出現させたのだ!

真城様挿絵11

☆続きは折りたたんでます。

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ちぇんげ!!2

ちぇんげ!!2

ウチとは主旨が違うっぽいなぁ。

2300万ヒット記念作品 ”布団”

作.真城 悠(Mashiro Yuh)
「真城の城」http://kayochan.com 
「真城の居間」blog(http://white.ap.teacup.com/mashiroyuh/)
挿絵:松園


 オレがそこに立ち寄ったのは偶然でしかなかった。
 そこはいわゆるフリーマーケットだった。
 ちなみに解説するまでもないだろうが「フリー」というのは「自由」という意味ではない。
 虫の「ノミ」という意味である。だから「フリーマーケット」。日本語で「蚤(のみ)の市」というが、あれである。
 要するに使わなくなった古着などを有効利用してくれそうな人相手に叩き売ろうという生活の知恵だ。布団なんかにはノミがたかっているという自嘲をこめた命名と言うわけだ。

 オレは大学を卒業して、地獄みたいな就職活動の果てに中堅の事務職をゲットしたプータローだ。
 何故就職が決まったのにプータローかというと、新卒一括採用されたはいいが、入社は8月になるので、それまで遊んでろということらしい。
 そんな話がありうるのかと思ったが、そこで働いている先輩たちも似たり寄ったりらしく、仕方ないのでゴロゴロして過ごすことにした。
 親を拝み倒して学生時代から延長して生活費の一部を出してもらい、適当なバイトを探す日々だ。
 しかし、2~3ヶ月後には確実に辞めることが分かっている人間を雇ってくれるバイトなど簡単に見つけることは出来ない。
 正直、こちらもそれほど真剣にバイトを探す気も無くふらふらしていた。

 話はフリーマーケットに戻る。
 正直、他人の着古した古着なんぞ余り積極的に袖を通す気にはならない。
 洗濯はしてあるだろうが、いい年こいた男ともなると、その服を着たままやらしい事に及んだりしてるんじゃないか…などといういらん気遣い(?)が出来る様になるからだ。

 だからオレは別に買い物をする気も無く、冷やかし目的で流していた。
 別に売っているのは衣類ばかりではなく、古本やCD、ゲーム機などもあった。

 女性も多くおり、自らの古着を叩き売っているのは子供の頃は気にならなかったがこうしてみると妙にエロい。
 まあ、残念ながらこんなところにタレントなみの若い美女が自らのセクシー下着を並べているみたいな光景があったりする訳では無い。
 年相応のご婦人が、ババ臭い普段着を二束三文で叩き売っている程度。
 中には「事務服」みたいなのもあったりして、もしかしたらその手のマニアには穴場なんじゃないかと思ったりする。

 まあ、オレはそういうマニアではないし、れっきとした二十代のあんちゃんがコテコテの女物を買うなんぞぞっとしない。即、変態扱いは間違いないだろう。
 そもそもお互いの合意あってのマーケットだ。
 多分そういう出品者が仮にいたとしても、男になんぞ売りはすまい。同じ若い女性に売るとかそんなんじゃないだろうか。

 すると目の前で大きな買い物が成立している。

 格好には所帯じみた雰囲気を出しているものの、結構美形の若い女性が出品していた「あるもの」が売れたのである。
 それはとても大きな包みで、ハンガーに掛ける形式の特殊な代物だった。

 周囲がわっと沸いており、商談が成立したらしい若い男が周囲に囃したてられている。
 オレは思わずその近くに寄って見た。

 その大きな包みの素材の一部は透明になっていて、中を覗くことが出来た。
 オレは我が目を疑った。

 それは…西洋式の花嫁衣裳…はっきり行って純白のウェディングドレスだったのである。

 何となく耳をそばだてていると、レンタル式がこの頃の流行であるにも拘らず勢いでウェディングドレスそのものを購入してしまったはいいが、普段着として着たりすることが出来るわけでもなく、ましてや何かのイベントで着ることもないために置き場所に困っていたという。
 夫婦円満なので二度三度使う予定も皆無。
 そうなると場所塞ぎなのでお金になるならしてしまおう、ということらしかった。

 元は十万円を越えていたそうだが、その自称・男子大学生が支払った金額は三万円だった。
 フリーマーケットにおいてはかなりの大金の移動ということになろうが、「物」としての金額を考えると破格だろう。
 正真正銘の「本物」でしかも目の前の美人若奥様が人生の晴れ舞台に袖を通した一品を三万円で入手出来るのである。

 しかし、それを購入したのは男子大学生だ。
 一体何に使うというのか。
 全て聞くことが出来た訳では無いが、どうやら話の流れだと友人が学生結婚をしてもうすぐ結婚披露宴が行われるという。
 その「二次会」の席で男の友人代表が「花嫁」にコスプレして余興を行うために探していたらしい。

 なんとまあ不純(?)な動機であることか。
 貧乏学生カップルが少しでも安い結婚式の為に…なんて殊勝な理由ですらない。
 その後は大学の演劇部に売りつけるか、さもなければ「美人コンテスト」はたまた「女装コンテスト」用に使いまわす気らしい。
 神聖な花嫁衣裳も形無しというところだが、逆に言えば「神聖な」イメージのある衣装だからこそ見栄えがし、この様な用途にも使うことが出来るといえる。

 その大学生は確かにほっそりと痩せていて、ドレスでも難なく入れそうだ。
 それにしてもこの公衆の面前で紛れも無い女物を嬉々として購入できる度胸には恐れ入る。

 そういえば…。
 ふと周囲を見渡すと、「女物」だけで言うならば結構な数が出品されているのだ。

 あっちには「メイド衣装」があるし、あの辺にはチャイナドレスがある。
 本格的な(?)縫製のものもあるが、いかにもな安っぽい「コスプレ衣装」もあるし、デザインが微妙に狂っている“お手製”のものまである。
 なるほど今の時代ってのはそういうものなんだなあ…と思った。

 ただ、こちとら憧れることはあっても実際に女装するなんて及びも付かない。
 それこそ幼少期に姉のおもちゃになっていた…なんて面白いエピソードも持たないし、いじめられていた訳では無いが、それほど目立つ生徒でもなかったので人前で何かをした覚えすらない。

 正直、学園祭や体育祭で華麗な女装で「しな」をつくってはしゃぎまわりながらも翌日にはそれを綺麗サッパリ忘れてけろっとしているお祭り男を見て理解を絶する人種っているんだなあと思っていたくらいだ。

 正直、こんなフリーマーケットに幾らいてもそうしたものを買う度胸も気概も無い。
 仮に「お仲間」らしき男が売っていたとしたって…いや、それならば尚の事買ったりすることは無いだろう。
 その衣類にはべっとりと「何か」が染みついているに決まっているのだから。

 返ろうとして出口に向かおうとすると、そこに奇妙な出品者がいた。
 男物とも見紛う野暮ったい普段着に、細部がボサついた長い髪の毛の少女である。

 年齢不肖な雰囲気だが、恐らく高校は出ているだろう。現役大学生くらいか。

 綺麗な格好をしてしっかりメイクしたりすれば「それなり」には見えるだろうに勿体無い…とこのオレですら思った。

 彼女が売っていたのは「布団」だった。

 特に何の変哲も無い厚手の掛け布団である。

 …これならいいかも知れない。
 今使っている布団は正直ボロになりかけていたのだ。

「幾らですか?」

 オレはその少女に話しかけていた。

 その少女は黙って値札を指差した。

 そこには「3,000円」の文字がある。

 布団の相場は知らないが、まあ妥当な金額じゃないかと思った。見る限り特に問題がありそうには見えない。それこそ本当にノミがたかっていたとしても今日はいい天気だから日光ですっかり消毒されているだろう。

「買いたいんですけど」

 少女は黙ってこちらを見上げてきた。

 よく見るとソバカスが全く処理されずにぽつぽつと浮いており、長い髪は背中まで垂れているのにブラシも入れていないのか枝毛だらけだった。
 シャンプーそのものはしているみたいでフケが浮いていたりはしないものの、なんというか「イモねえちゃん」という言い方がぴったり来る。
 しかし、それでも目が離せないのがその髪の毛の奥に隠された目がビックリするほど大きく、細かいパーツが実に美しいからである。

 こくり、と少女は頷いた。

 ここでプレイボーイなら会話を弾ませていい雰囲気くらいは作るんだろうが、オレは黙って財布を出していた。
 見ると少女は慣れた手つきで持ちやすくプラスチック製の取っ手をつける為に布団全体を縛り始めていた。

 そしてオレの3,000円を受け取ると無造作に腰のポケットにつっこみ、布団を抱き上げてきた。

「どうも」

 ここで「これって、あなたが昨日までこれで寝てたんですよね?」という質問が喉元まででかかったのだが、何とも卑猥かつ失礼な気がして思いとどまった。

「お気をつけて」

 消え入りそうな声で、少女はそれだけ言った。


 オレは自宅に返ると、小汚く散らかった部屋をかきわけ、万年床になった寝床にたどり着くと、古いほうの掛け布団を乱暴に持ち上げた。
 何やらパラパラとゴミが落ちてくる。

 やれやれ、男の一人暮らしとはいえこれはみっともないなあ…。
 といっても、彼女がいるわけでもなし、そんなところに気を使うよりもゴロゴロしていたい年頃だ。

 一日中やることが無くて暇なのに遊びほうける金がある訳でも無いので、必然的に金の掛からないゲームなんぞをやることになる。
 やり始めると面白いもんだから、ある程度目標を定めてやってみたりする。
 少し上手く行って気分が良くなったりもするが、別にこれで食っていける訳でもなく、中途半端な思いをするだけだった。

 結局「明日も日曜日」ってなもんだが、節制すればバイト無しでも生活出来てしまう。これから先一生こんなのんびりした時期は送れないだろうから、いっそごろごろして過ごすかなあ…なんて思っていた。

 この日も夜中の二時までインターネットで面白動画をあさったりしていたが、眠くなってきたので寝ることにした。
 オレはパジャマは特に用意しないほうで、普段着を脱いでパンツ一丁・シャツ一丁になってそのまま寝るずぼらな人間だ。

 恐らくあのお姉ちゃんが寝ていたであろう布団というのが今日唯一の楽しみかな。
 何の気なしにオレは布団に潜り込んだ。

 そして、この日が運命の分かれ道だった。

 その異常はすぐに感知できた。
 布団に入り込み、首から下をすっぽり覆った状態で、余りにも異常な感触が全身を貫いたのだ。
 その瞬間の衝撃を言葉で言い表すことは難しいだろう。

 オレは慌てて跳ね起きると、上半身を起こして、布団をめくり上げ、自らの身体を見た。

「あああああああああーっ!?!?」

 物凄い声を上げていた。
 深夜二時なのにアパートでそんな大声を上げたら下手すると苦情ものだ。

 だが、正直この程度のパニックで収まったのは奇跡と言うほかは無い。

 そこには、余りにも異常なものがあったのである。

 街角で見慣れたチェック柄のプリーツミニスカートにクリーム色のベスト…。
 そう、「女子高生の制服」姿である。

真城様挿絵9

☆続きは折りたたんでます☆

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