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ハーレム (4/4)
作.真城 悠(Mashiro Yuh)
「真城の城」http://kayochan.com
「真城の居間」blog(http://white.ap.teacup.com/mashiroyuh/)
挿絵:松園
「分かってると思うが、今日はオレはお前らを甘やかす気は無いからな」
三十九番の言葉どおりだった。
先ほどは数人に留まっていた「女性化された生徒」はこの休み時間を契機に大幅に人数を増やされ、クラスの半数に及んだ。
三十九番はそのまま授業を受けさせる方向を選んだ。
クラスは完全に「共学校」のいでたちとなっていた。
男子生徒と女子生徒が半々なのである。
オレも哀れセーラー服姿の女子生徒にさせられていた。
流石にあのままではマズいと思ったのか、茶巾寿司状態だった阿部くんは元に戻され、椅子に座らされていたが、泣きはらしたその目は真っ赤に充血しており、気の毒すぎて誰も声を掛けられない。
これまでの三十八週にわたり、女になって女物を着た状態で授業を受けさせられてきた。
セーラー服やブレザーのような「女子高生の制服」は勿論のこと、そんな用途は全く想定されていないコスプレ衣装みたいなのも数多く着せられてきた。
だから、男の衣装ではまずありえない足首から先が靴下にスリッパでしっかり覆われているのに、そこから上の下半身がパンティ一枚で空気に晒されており、下着までがめくり上げれば露出してしまう構造の「スカート」を伴う女子の制服姿で授業を受けることなどある種慣れっこになっていた。
乙女の柔肌同士である素脚の内側がスカートの中でするりと接触し、スカートの内側のつるつるですべすべの肌着になでられる官能的な快感に耐えながら、充血していきり立つ乳首をブラジャーに保護してもらいつつその状態に耐えてきたのである。
しかし、これほど落ち着かなかったことは無い。
というのは、明らかに害意を持つマスターが、「クラスの半分」の男のみをその状態に置き、残りの男をそのままにしていたからだ。
この年頃の「男の子」が何を考えているかなど、手に取るように分かる。
それは女体に対する煩悩に決まっている。
普段から女体に飢えている彼らに、それを見せ付けるかのような格好で長時間過ごす事を強要されているのだ。
ありていにいえば、「貞操の危機」を感じていたのだ。
「真城の城」http://kayochan.com
「真城の居間」blog(http://white.ap.teacup.com/mashiroyuh/)
挿絵:松園
「分かってると思うが、今日はオレはお前らを甘やかす気は無いからな」
三十九番の言葉どおりだった。
先ほどは数人に留まっていた「女性化された生徒」はこの休み時間を契機に大幅に人数を増やされ、クラスの半数に及んだ。
三十九番はそのまま授業を受けさせる方向を選んだ。
クラスは完全に「共学校」のいでたちとなっていた。
男子生徒と女子生徒が半々なのである。
オレも哀れセーラー服姿の女子生徒にさせられていた。
流石にあのままではマズいと思ったのか、茶巾寿司状態だった阿部くんは元に戻され、椅子に座らされていたが、泣きはらしたその目は真っ赤に充血しており、気の毒すぎて誰も声を掛けられない。
これまでの三十八週にわたり、女になって女物を着た状態で授業を受けさせられてきた。
セーラー服やブレザーのような「女子高生の制服」は勿論のこと、そんな用途は全く想定されていないコスプレ衣装みたいなのも数多く着せられてきた。
だから、男の衣装ではまずありえない足首から先が靴下にスリッパでしっかり覆われているのに、そこから上の下半身がパンティ一枚で空気に晒されており、下着までがめくり上げれば露出してしまう構造の「スカート」を伴う女子の制服姿で授業を受けることなどある種慣れっこになっていた。
乙女の柔肌同士である素脚の内側がスカートの中でするりと接触し、スカートの内側のつるつるですべすべの肌着になでられる官能的な快感に耐えながら、充血していきり立つ乳首をブラジャーに保護してもらいつつその状態に耐えてきたのである。
しかし、これほど落ち着かなかったことは無い。
というのは、明らかに害意を持つマスターが、「クラスの半分」の男のみをその状態に置き、残りの男をそのままにしていたからだ。
この年頃の「男の子」が何を考えているかなど、手に取るように分かる。
それは女体に対する煩悩に決まっている。
普段から女体に飢えている彼らに、それを見せ付けるかのような格好で長時間過ごす事を強要されているのだ。
ありていにいえば、「貞操の危機」を感じていたのだ。