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クジラの人魚姫 10-8 by.黒い枕



「はぁ……っ!俺って奴は……俺って奴はぁあ!!」
部屋から飛び出して一五分程度が経過していた頃、白方セラスは廊下を歩いていた。
あれからずっとトイレに籠って泣いていただけに、目元がほのかに腫れている。
(男に戻ったら、この根性叩き直さないと!!)
どうも肉体に精神が引っ張られている感触が拭えない。
しかし、後もう少し頑張れば約束の一日デートは終了する。
そうなれば元の体には戻れなくても、『男』には戻れるのだった。
(だから――はやく戻ろう。これ以上、一緒にいないでいたらあいつらの事だ!約束を破ったとか言いがかりを付けてくるかもしれないもの!!)
現時刻は、夜の九時に差し迫った。
残りは――三時間程度。
それで今抱いている苦悩も恥ずかしさも、すべてが解決する。
「……ごめんね。待たせちゃって――って!えっ!?」
無理やり声を明るくして、セラスは部屋の扉を開けた。
が、しかし――。
ぬちゅっ、くちゅ、ちゅぱぁ!
「はぁ、はあ。クジラさぁん……なんだか気分が……いい」
「そう?俺も気持ちイイよっ……」
「えっ、ええッ!えっ!?ちょっ、ちょっとォ!?」
「あっ、お帰り、セラスちゃん」
とろんとした眼差しで幼馴染の少女が振り返る。
寸前まで音を立てながら舐めていた――クジラの指からツー、と彼女の唾液が流れていた。
「はぁ、はあ……っ、それじゃあ続きィ!」
「なっ、何をしてんだよ!?」
困惑に目を見開いて棒立ちしていた彼女を放置して、沙希が続きを行おうとする。
セラスは演技することを忘れて、素のまま絶叫した。
「何って……?」
ニヤニヤとクジラが笑う――と。
「……エッチなことだよ。まずは指舐めから沙希ちゃんにして貰っているんだ」
「エッチ!?まずは!?――っふぇええ!?」
ぼんっ、と顔が一気に燃え上がり、肩が飛び上がる。
(ちょっと待て!?えっ、だって!ふたりは友達で!?だって!あいつらにとっては俺が――白方セラスが性欲の対象の筈なのに!?な、んで?なんで沙希とォォ!?)
意味が分からない。
頭が混乱して、足がふらついていた。
「だって今日セラスちゃんたら一向にエッチなことを私やクジラさんに許してくれなかったんだよ?もう辛くて、辛くて我慢できないんだってクジラさんが――だから、ね?」
そんな彼女の心境を悟って、幼馴染が言う。
ニタニタと微笑みながら。
「そんなの!?我慢しろよ!?な、なんで――しかも!?沙希と!?」
「はあ?何を恍けてんのよ、この天然娘は?いい、今私とセラスちゃんしか女の子がいないのよ!……っで、セラスちゃんは嫌。だから私が代わりにやっているのよ!」
「だって!お前……お、俺のこと好きって!それに心はもう男の子そのものだってぇ!!」
「…………そうは言ったけど――それとこれとは話が別よ……れろちゅっ!」
「ひゃぁあ!?や、やめろッ……お、おいっ!?」
ちゅぱ、ちゅぱっ、ぬちゅぱっ!!
「んっ、ンン……ああイイ!イイよ、沙希……ちゃん」
「はぁ、はあ……大好きな……はぁ……友達が苦しんでいるのよ?だったら助けるに決まっているじゃないィ!それが……尊敬する人なら尚更ね?」
「あっ、あううぅ」
再会された指舐めの淫靡な香りに、セラスは真っ赤になって悶えた。
性行為ではそれ以上のこと――とっても恥ずかしいことの数々を――やって来た。
しかし、幼馴染の女の子が行う卑猥な行為を見ていると、それらとは異なる羞恥心に襲われてしまう。
「尊敬か。……光栄だね」
「はぁ、はあ……ちゅぱっれろ!」
「まあ……そう言う訳だから。俺の性欲を治めるために彼女には協力して貰っているんだ」
「そン……なぁ。お、おれ……との」
「男言葉は使わない……今はデート中だぞ?」
微笑を張り付けたまま、声だけが静かに怒っていた。
びくん、と肩が飛び跳ねる。
「そうよ!そ、そうよっ……わっ、わっ――私とのデートじゃなかったの?」
それでも面と向かって文句を言う。すると――。
「おいおい……また忘れたのか?これは俺とお前のデートじゃない――”俺と沙希ちゃんとお前”とのデートじゃないか?んん?違うのか――?」
「そ、それは……ちぃ……違わないッ!」
「だったら別に俺が沙希ちゃんに手を出そうが、沙希ちゃんが俺に体を許そうがルール違反な訳じゃないだろう?」
「そんなの!えっ……だって!……ううぅへ、屁理屈だあ!」
「それにほら?あるだろ?人間には……セックスフレンドって言葉が?俺と沙希ちゃんがそれなんだよ……分かったか、セラスぅ?」
子供を諭すような口調とは裏腹に、クジラの大人の笑みに男の欲望が滾っていく。
「あっ、あああ!そんな……やだ――いやっ」
その瞳に、その声に。
彼女の悩ましい女体が敏感に反応した。揺れる乳房の肌から悩ましい汗が滲み出る。
(んふぁあ!くぅっ――こ、こうなったら!こっちだって!!)
言葉では彼らを止められない。
力でも恐らく無理だ。
そもそも、ここで強引に止めさせたら、それこそこっちの負け扱にされかねない。
だが、しかし、それでも抵抗するやり方の一つぐらいある筈だ。
「そうそう。それともセラスちゃんは、私は今日のデートの頭数じゃなかったのかなぁ?」
ちゅぱっ、れろっ!
「んっ……そ、それなら――私はいなくてもいいわよね!」
人の気持ちを考えず、気持ち良さそうに弛んだ笑みで沙希が行為を続け、その様子にセラスは、急いで部屋を出ようとした。
「ダメだよ――それこそルール違反。部屋を出て、俺たちから離れたら……デートの放棄とみなすから!」
が、しかし――それはルール違反だと決められてしまった。
「……卑怯すぎるわよ。そんな……ルール……」
「どこが?前みたいに無理やりしていないだろ?胸揉みだってしていないじゃないか?俺たちとしてはデートじゃなく、お前を監禁してみっちりと楽しみたい思いなんだけど?」
「――――ひじっ……当てたくせに」
「……何か言ったか?」
「……いっ……いえ……なにも」
本当なら声に出して、不満をぶつけたい。
しかし、これ以上逆らい続けると、何をし出すか分からない。
なんせ男の欲情に堪えられず、セラスを強引に抱いた連中なのだ。
――『そう言うなら、このままやってしまおう』と本当に約束を破棄された上に、襲われる可能性も否定し切れないのだ。
「それじゃあ、沙希ちゃん……次は俺が舐めてあげよう!」
「はぁ、はぁあ――っひぃああ!」
攻守が代わり、右手の人差し指を舐められた沙希が甲高い嬌声を上げた。
「……っ、うぐぅ!」
見ているしか許されないセラスは、その声だけで羞恥心に苛む。
(ンッ……沙希気持ちよそう……ほんとうにッ!)
クジラのテクニックが最高なのだろう。
ますます瞳をとろりと蕩かし、沙希の小柄な体が跳ね上がる。
(あっ、ああ!すごい……顔ッ。沙希があんな顔になるくらい……気持ち、いいんだぁ!)
身体には一切クジラも沙希も、触れてはいない。
しかし、目の前の少年と少女の淫靡な触れ合いに、彼女の精神が昂ぶっていく。
「あっ、ああ!クジラ……さん!そこ舐めちゃぁ!」
「え?どこのことだい?」
「だから、耳の裏を舐め……んっ!」
指から体への愛撫へと変わっていく――。
彼が少女の耳元を舐めていくと、沙希は嬉しそうな声を上げて震えていた。
「あっ、あっ……そんな――あああッ!」
ズキン――ッ!
やはり、胸に表現できない痛みが走る。
(ずるいィ!沙希……ずるぃ!おれは……そんな風に優しく……なんてされていない!!)
クジラに優しく、丁寧に扱われていることが許せなかった。
「――ッ!んっ、あンッ!」
ぬじゅっ、じゅんっ!
(ああッ!そんな!だめ!だめだめ!いやぁ……こんなのぉ!)
愛らしいショーツの下で、女陰から体液が滲む。
(おれ……おれ……興奮している……のぉ!)
意識をしっかり保たないと、指が下半身へと伸びてしまいそうだった。
はぁ、はぁ、と沙希に負けず劣らず熱い吐息をセラスは繰り返す。
そして――クジラが、沙希の唇を持ち上げ、奪った。
「――っ!んぁあああっ!」
幼馴染の少女に嫉妬し、それと同時に彼女と自分とを重ね合わせて、セラスの体に落雷のような衝撃が駆け巡った。
脳裏に甘い当惑が押し寄せる。
もう難しいことは考えられないくらい、追い詰められた。
(んあっ!だめだってば!あと少し!あと数じっ、かん!頑張れば――でもォ!!)
当て付けなのだろう。
今日見た映画のワンシーンのように優しく、ソフトなキスを沙希と繰り返すクジラ。
何時しか、彼の顔しか見ていない。
否、それどころか彼の唇しか瞳が追っていなかった。
男には、戻りたい――。
だが、それ以上に甘く切ない疼きが脳裏を満たしていく。
(あンっ!ずるい!沙希!いいな!沙希!ああっ……おれも……わたしもクジラ……と!!)
じゅん、じゅるんっ、ぬちゃっ!
膣壁から粘つく体液が染み出し、女陰の淵を浸していく。
ショーツが気持ち悪く感じるくらい、濡れてしまっていた。
「あっ、アアぁ!」
けれども、昂ぶる興奮は止めようがない。
へなへなと腰を下ろし、セラスは自分の乳房を掴んでしまった。
「ひゃぅうう!!んっ、ンン!」
襲い掛かる喜悦。
口からはしたない叫びをこぼしつつ、セラスの指が股間を弄る。
もはや恥も外聞もない。
雌に成りきった彼女は、自分の快楽を満たすことしか考えていなかった。
「あっ、あひぃ!んあっ……ンンッ!!」
沙希とクジラ――そして、夜な夜なの自慰で自らが開発してしまった女体の感覚は、普段以上に敏感で。
脳裏に切ない疼きを走らせた。

<つづく>

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02-02 22:39

RT @inouekari: 親戚の子供から「パーマンは正体を見破られると動物にされてしまうと怯えているのに、どうして2号は最初から人間じゃないの?」と聞かれ「あれは正体を見破られた人間が猿にされて、元の姿に戻してもらうため仕事に従事しているのでは?と1号を疑心暗鬼にさせる無言…
02-02 22:38

理系女子を増やすにはたくさん余っている理系男子を女体化すればいいんじゃね、と気づいた日本政府は…  #TSFの卵
02-02 22:33

む。呪いのドレスで女体化でどうか。 #TSFの卵
02-02 22:04

む、家出した我儘お姫様のせいで女体化するお話がちょっと見えた。 #TSFの卵
02-02 22:01

@reebray  おお。リーブレイちゃんもですか。歯とかアレルギーとかいっぱいあるので返してもらうよー♪
02-02 21:59

RT @ogi_fuji_npo: 中日新聞に私のコメントが掲載されました。TPPにおける知財の取り扱いと、パロディ表現の自由についてです。「非親告罪」については、いわゆる「海賊版」や「偽ブランド」に限り、パロディに適用すべきではないと回答させて頂きました。 http://t…
02-02 21:36

RT @yamiramira: 友だちのばあちゃんが、「たべっ子どうぶつ」のことを「畜生ビスケット」って言ってた話は一生忘れない。
02-02 20:43

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