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11/29のツイートまとめ
amulai
RT @yusuketsuiki: 創作をするよりも批評をするほうが、精神面・承認欲求面・金銭面での費用対効果が高いので、その沼にはまって一生何も作らずに死んでいく人が多い
11-29 23:30RT @c2tiduru: ここだけの話。ひょうがさんのアシで、性器用のトーンレイヤーを「チン」と名付けていたのだが、モブ男とヒロインの肌色を差別したくて、ヒロイン肌よりワントーン濃い「チン」で全身塗ったので、このモブ男は「全身チン」とか1人で笑ってた。そしたらデータ消えた。
11-29 20:28RT @yaseinokinpira: 医者vsネタバレにうるさい人 https://t.co/m9yfSabJOi
11-29 20:08RT @AKIRA826: ヒーロー番組において「変身ポーズの間に倒せよ」とか「ちゃんとトドメを刺せよ」とかはお約束のツッコミだけど実際変身ポーズを取りかけたところを捕らえてボコボコにしてから宇宙空間に放り出したクライシス帝国は太陽の力でパワーアップして生身で大気圏突入してきた…
11-29 15:26あむぁいおかし製作所、本日3200万ヒットとなりました♪
11-29 11:35RT @kamikamipoteto: 立ち呑み屋で呑んでたら知らないおっさんが話しかけてきて、適当に喋ってたら年齢聞かれたんで25って答えたら「若いね〜うちの次男と同学年だよ。まだいくらでも人生やり直せるじゃん」って言われたんだけど、なんで初対面のオレに人生をやり直す必要性を…
11-29 11:29RT @wakasAmy: 美少女になって触手に苗床にされてご飯や排泄のお世話されながら触手を生むだけの生活をしてたい
11-29 11:29RT @sakuramotipixiv: 借金で首が回らなくなり、借金返済のために新薬の被検体となった俺の身体は女性化していく。見た目のみを追求され続けた俺の身体は美しい女性のものとなり、さらに副作用として俺は特殊な薬を飲まなければ生きていけなくなってしまった!
11-29 11:28@johdan21 たぶん、完成はちょっと先ですし、公開もさらに先ですが、先行して城弾さんにはお知らせさせて頂きます。お話が書けそうであれば書いて頂き、ダメなら一般開放ですね。また、城弾さんのサイトとの同時公開なども可能です。
11-29 11:02RT @mika_TSF: 可愛い女の子になって背の高いイケメンのお兄ちゃんにナンパされたい。個室に連れ込まれて頭を撫でてもらったり服を無理やり脱がされて胸を揉まれたりレイプされたりしたい
11-29 10:45
『性転換ペンダント』(18禁)第7話
夢・後編
まどろみの中にあるあたしの意識に、一筋の光が差し込んでくる。その光を見つめていると、忘れていた大事なことが、走馬灯のように駆け巡る。「あたし」が「あたし」であるために大切なこと全て、色彩豊かな思い出の数々が、心にしんしんと降り積もる。
あたしは一人ぼっちで泣いていた。友達の輪に入れずに、ぽつんと寂しく座っている。そこに小さな男の子が近づいてきた。それは今のあたしがよく知っている、ずっと一緒にいる男の子だ。
「ねえ、君なんていうの? 一緒に遊ぼうよ」
「葵ちゃんかぁ。いい名前だね」
「すごい場所を見つけたんだ。僕に付いて来て」
「目を開けていいよ。ここが二人の秘密基地だよ。気に入ってくれた?」
「えっ、いいの? やった。指切りげんまん、嘘ついたら、はりせんぼん飲ます、指切った」
ねえ蒼太くん。あの時のこと、覚えてる? あたしは覚えているよ。だって、一番大事な想い出だから。
「お母さん、お母さん。今日初めてお友達が出来たの。蒼太くんって言うんだよ。とってもかっこよくて、やさしいの。あたしたちいつか……うふふ、二人だけの内緒なんだ」
気がつくと、あたしはまだ、あの宝石をぼーっと見つめていた。淡いピンク色で輝いている。
「やるよ。そんなに欲しいんだったら。ちょっと着けてみて」
「えっ、いいの?」
蒼太くんは何も言わずにうなずくと、緊張した面持ちでペンダントを差し出した。水で汚れを取り除き、ハンカチで丁寧に拭いた後、あたしの首にそっとかけてくれる。
「ありがとう」
あたしが幸せに浸りながら彼を見つめていると、真っ赤な顔をしてそっぽを向いてしまう。あたしたちはしばらく無言で顔を背けていた。
「ねえ、何か言ってよ」と催促すると、蒼太くんは小さな声でつぶやいた。
「とってもきれいだよ」
そうやって恥ずかしがっている蒼太くんを見ていると、胸がキュンとしてしまう。蒼太くんのあたたかい手を握り、あたしは肩にもたれかかった。ただそれだけなのに、あたしの身体はほのかに熱を帯びて、トクトクと速まった胸の鼓動を抑えることができない。そしてあたしの唇は蒼太くんの感触を求めてさ迷い、ゆっくりと彼の高揚した頬に近づいていく。
「おーい、蒼太! 秘密基地ってここかぁ」
急に男子たちの声が聞こえ、あたしは急いで起き上がる。みんなスコップとバケツを持って、音をうるさく立てていた。
「かなり本格的だな。こんないい場所が近くにあるなんて、気がつかなかったよ」
どかどかと土足でブルーシートを汚していく。せっかく作ったお団子もお料理も、無残に踏み潰された。蒼太くんに作ったものなのに。そう思うと泣きたくなる。
「何だ、葵ちゃんも来てたのか」となれなれしく近づいてくる。
蒼太くんも蒼太くんで、「いやぁ助かるよ」なんて笑顔で話している。その無神経さに腹が立つ。
「蒼太はいつも葵ちゃんと一緒にいるよな。照れんなよ。好きなんだろ?」
「ち、ちげーよ。あんなへんちくりんなんて、これっぽっちも好きじゃねーよ。この前一緒だったのは……てなわけでさ。だから、好きだなんてありえねーよ」
全ては聞き取れなかったけど、所々耳に入ってくる。あたしの悪口ばっかり並べて、ひどい。ひどすぎるよ。二人のときはあんなに優しくしてくれたのに、今の蒼太くんは全くの別人だよ。二人だけの秘密基地って約束したじゃない。小さい頃「好き」って言ってくれて、ずっとそれを信じてたのに。信じてきたのに。
あたしは感情の高ぶりを、押さえ切れなくなっていた。クラスの男子なんて大嫌い。蒼太くんなんて、もっと嫌い。世界で一番大嫌い。
震えが止まらなくなったあたしは、何も持たずにその場から逃げ出した。しばらくして後ろから声が聞こえてくる。
「おーい、葵ちゃん。誤解だよ」
何が誤解なの。
「ごめん、悪かった」
謝ったって絶対に許さないから。
「頼むから待ってくれ」
もう二度とあたしに近寄らないで。
家に着くと、あたしは急いでドアを閉めた。トントンとノックする音がしたけど、もちろん知らんぷりだ。
バッテンのついたカレンダーが壁にかかっている。あたしはそれを見て「はぁ」とため息をつく。あと三日だ。ここにいられるのも、あと三日しかないのに最悪だ。首にぶら下げたペンダントを見ていると、蒼太くんのことが浮かんできちゃう。
「捨てよう」とあたしは決意する。日本の思い出も、あんなやつとの想い出もみんな捨てよう。彼との写真も、これまでもらったプレゼントも全て。そう思って、ゴミ袋に次々とつめこむ。捨てれば捨てるほど、気持ちにぽっかりと穴が開いて、おえつが止まらなくなる。
涙がようやく乾いたところで、あたしはそっとドアを開ける。既に夕暮れ時で、さすがに蒼太くんの姿はそこになかったけど、見回すと軒下にあたしが忘れていった赤いランドセルと、一通の手紙が置かれていた。
あたしはその手紙をくしゃくしゃと丸めると、壁に投げつけようとした。でもなぜか心に引っかかりを感じ、未開封のままそっとポケットにしまい込んだ。
蒼太くんとの想い出は、結局ほとんど処分した。だけどあの二つだけは、どうしても捨てられなかった。手紙とペンダントは、手持ちかばんに入れてある。
雲の合間からあたしたちの町が見える。空から見ると、あんなに小さくなっちゃうんだね。飛行機は高度を上げ、海岸沿いの街をあっという間に通り過ぎていく。
それにしても、何でヒステリックに叫んじゃったんだろう。蒼太くんと最後の想い出を作りたかっただけなのに、彼のことを忘れようとすればするほど、むしろ想いは募るばかり。こんなはずなかったって。
「蒼太くんは今何をしているのかな」とどうしても気になってしまい、彼の手紙を取り出した。まだ怖いけど、今なら見ても大丈夫な気がする。シワシワになっちゃったけど、読む分には問題ないし。
白い封筒を丁寧に開ける。そして急いだ文字で書かれた手紙を、あたしは静かに読み始めた。
「葵ちゃんへ
秘密基地のこと、みんなにバレちゃった。本当にごめん。誰かが後ろをつけていたみたいで、気がついたときには、既にクラスの男子全員に知られちゃってたんだ。
男子の一人が『いなくなっちゃう前に、基地をゴージャスに仕上げようぜ』って提案したら、みんな乗り気になってたよ。あいつらもやっぱり、葵ちゃんのことが好きで、寂しいんだと思う。
オレもどうせなら基地を立派にして、葵ちゃんを驚かせようと思ってしまったんだ。
先に知らせなきゃダメだったのに、考え足らずで嫌な思いをさせたよね。申し訳ない。
そうそう、あのペンダント、とても似合ってたよ。実はあれ、この日のために七宝焼きで作ってたんだ。結構自信作だったんだけど、どうかな。
ずっと渡したかったんだけど、なかなかタイミングが見つからなくて、結局だます形になっちゃった。こうなってしまったのは、自業自得だよね。
もし迷惑だったら、捨ててもいいよ。葵ちゃんにだったら、たとえ捨てられても納得できるから。
もらってくれるか不安で、昨日も眠れなかったんだ。あの後、幼稚園の頃と同じように『帰ってきたら結婚して』って聞こうとしてたんだけど、もう無理なのかな。できればいなくなる前に、読んでくれたらいいんだけど。
葵ちゃんには、心から感謝しているよ。いつも笑顔で接してくれて、どうもありがとう。いいところを見せたくて、見栄を張ってしまったことも結構あったかも。でも、おかげで気分に張りが出てきて頑張れたんだから、よかったのかな。
実はアメリカに行ってしまうと聞いて、どうしたらいいのか分からなかったんだ。ぶっきらぼうな態度を取って、傷つけてしまったことを、今は反省してる。本当にごめんね。
正直言うと、もう会えないかもしれないのが、すごく寂しいよ。
どうか重く受け止めないでほしいんだけど、オレは多分これからも葵ちゃんのことが好きなままでいるんだと思う。将来のことは分からないけど、いつか帰ってきてくれることを願ってる。
最後になってしまったけど、向こうの生活を楽しんできてよ。もし葵ちゃんに好きな人ができたら、正直少し切ないけど、でも思いっきりエンジョイしてほしいな。Enjoy! 確か英語ではこう書くんだよね。絶対にこれからも楽しい出来事が、たくさんあるさ。オレも心からそう祈っている。
長々と書いちゃったけど、元気でいてね。いつかまた笑顔で会おうよ」
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前回(6話)までのあらすじ
不思議な夢を見続けることで、葵の思い出は次々に改ざんされていく。それら全てで「自分は女の子」であることを自覚させられる葵。夢の中で、親友の蒼太に渡されたペンダントの作用により、葵の心も完全な女になった。
3200万ヒットを達成しました!(2015年11月29日)
11/28のツイートまとめ
amulai
@johdan21 ちわーっす。この設定で、イラスト企画で明誠助さんにキャラを起こしてもらうことにしました。城弾さんがお話を付けて下さるなら最優先で対応させて頂きますです。
11-28 23:38RT @o2441: 専門家の仕事が安く買い叩かれないためにはなにが必要? — ①その仕事を断れるだけの経営基盤。②経営者の経営センス。 https://t.co/wsN1xDob7i
11-28 23:26RT @mikaduki_neko: タイムマシンが開発された。しかし同時期に同じ人間が存在することはできない。そのため過去に行くときには性転換することが義務付けられていた。俺は女体化し過去の…ガキのころの自分を見張っていたあの時、突然現れて俺の童貞をもらってくれた美少…
11-28 23:11RT @koori2nd: そういえば今日、フィギュアスケートで解説の人が言った「チェンジエッジ」が別のある言葉に聞こえてしまって・・・
11-28 22:37RT @ajiponntarou: 今度バイトやめるっていったとき本当にやめないとまーたこいつやめるやめる詐欺かよ・・・っておもわれるので確固たる意思をもっていかねばなるまい。ホモ描くじかんほしいのでやめさせてください。
11-28 22:08RT @foresutoru: TS催眠薬だよ!これを飲むだけで(ご主人様に飼われるので)家から出なくていいし、(ご主人様の性奴隷になるので)働かなくていいし、(女の悦び的な意味で)幸せな生活を送れますよ!さぁ、飲むのです。
11-28 18:27ウチの広告宣伝費(主としてサイトに掲載するイラストの代金からなる)と外注費(主として電子同人誌の製作費用からなる)の合計が今期の本日までで387万だからFさんの事業規模はかなり大きいし、成長速度はハンパ無いんだよな。※今後も経費は発生するけど数十万は来年経費になる見込み
11-28 18:01RT @inoue_you: お見合いで高級フレンチをご馳走したにも関わらず、連続で二人の女性から「もう会いたくないです」と言われた友人は「一年も貢ぎ続けるより、傷が浅くてラッキーだった」と嬉しそうに語った。もう草食系を通り越して、牧草となりつつある。
11-28 17:36「この謎を解き明かしてみせる!こいつのちんちんを賭けて!」「せめて自分のにしてよ!!」#TSFの卵
11-28 17:34付き合っていた美少女が実は既婚者♂であったと気が付いたが別れたくない件#TSFの卵
11-28 17:09
11/27のツイートまとめ
amulai
RT @working_cats: 本来ならお金を貰える仕事を無料でやると、依頼した人が無料でやってもらえて当然と思い込み「○○さんは無料でやってくれた」と、他の人にも無料でやることを強いるようになるそうだ。だからリアル知り合い以外の無料仕事は断った方が良い。 https://…
11-27 23:35RT @KU__MA__NO__MI: 童貞の親友とは痛くて最後までセックス出来なかったけど女慣れしてる悪友にすんなりチンポ挿れられて中出しされちゃった時のTSっ娘の顔を撮影する係。
11-27 23:34RT @Aoiro_Banana: @Aoiro_Banana 僕はカリオストロ漫画を6P描かせていただきました猫を被ったカリオストロも本性を現したカリオストロもまとめてメスにしてやんよやんよ!! https://t.co/h6JR1ze27U
11-27 21:48男に好かれる呪いを掛けられてしまったオレは、同性愛はもうこりごり。そこで異性愛にしてくれるという神様の誘いにのったところ・・・/女になってしまったオレは、男に好かれるのが我慢ならない。そこで異性愛にしてくれるという神様の誘いにのったところ・・・#TSFの卵
11-27 21:17RT @F_TSF: 今のDMM24時間1位の同人作品は、発売初日のみ100円セールをやっていて、それで販売数伸ばしているんだけれど、あれは「メジャー性癖で」「一定以上の絵のクオリティーの」「固定客がまだあまり居ない」サークルには有効だけれど、僕が真似しても損するだけだしなー。
11-27 15:46夫は犯罪者で不倫相手は去勢かぁ。
11-27 08:24元プロボクサーが弁護士の局部切断 妻の嘘で性的関係強要と誤解 #ldnews https://t.co/bqg1rFFYUY これ、妻の人は無罪なんかな。
11-27 08:23RT @saiso_: 男の娘が男の子に壁ドン。 https://t.co/fsepeHsvVT
11-27 07:48RT @F_TSF: 11/30までに1000部近く売れると、資金面での問題がほぼなくなるので非常に嬉しいです。
11-27 00:25
『性転換ペンダント』(18禁)第6話
夢・前編
女子生徒として通い始めて二日目になって、ようやく気がついた。いや、本当は勘付いていたのだが、あえて直視せずに過ごしていたと言ったほうが、いいかもしれない。一日かけて気持ちを落ち着かせていたけれど、やっぱりショックだった。
結論から言うと、女の子になってしまった。どう避けようにも、トイレのときには嫌でも目に入ってしまうし、シャワーを浴びるときだって、以前と感覚が違う。それに胸だって日々大きくなっているようで、ブラがないと乳首が感じてきちゃう。いつの間に変わってしまったのだろうか。
いや、「いつの間に」というのは正しくないかも。ペンダントを首に見つけた不思議な朝以来、全てが違ってしまった気がする。
クラスでは、いまだ転入生という扱いになっている。受験のために、早めに単身で帰国したという設定らしい。実際そのとおりになっていて、両親とも「女の子の一人暮らしは気がかりだから」って、よく連絡をくれる。
一週間が過ぎた今は、男子とだんだん疎遠になって、話すことも少なくなった。もちろんいい友達であることには変わりないけど、やっぱり「異性」と意識されると、話しづらくなってしまう。
「全く、嫌になっちゃうよ。下駄箱を開けるのが怖いくらいだもん」
告白されたり、ラブレターをもらっても、ただ対応に困るだけなのに。
「本当は彼氏がいるんでしょ。こんなにかわいいのに、男が放っておくわけないし」と詮索されるけど、容姿うんぬんは置いておいて、男子を好きになるなんて、ましてデートするなんてありえないよ。
「手を繋いで、大きな体に引き寄せられて、唇を近づけあうなんて……」って、ダメダメ! 今のは聞かなかったことにして!
一方で女子との仲はかなり深まった。ガールズ・トークって言うんだっけ? 後で考えると下らない話しかしていないはずなのに、笑いが止まらなくなるほど楽しいこともしばしばだ。かっこいいアイドルタレントを見て、キャーキャー言っている彼女達の気持ちも、何となく分かるようになった。ただ怖いので、引き込まれないようには注意している。
周りがどんなに変わろうが、一つ決心していることがある。それは、「心だけは決して女の子にならない」というものだ。それだけは譲れない。だから、自分のことはまだ「僕」と言っている。
今日もまたベッドに入ると、ペンダントが白く輝き出す。
「メスノ カダラニ ヤリドシ タマイシヨ コスイル オメトニ ソリマキレ」
「またか」と言って大あくびをする。
睡魔が襲ってきて、次第に意識が遠のいていく。
「あしたは おなんのこ。おとのこのここと だいすなきの……」
口が勝手に動き、とんでもないことを言っている気がするが、意味がよく分からなかった。
ここ数日懐かしい夢ばかり見る。まぶたを閉じるだけで、くっきりと脳裏に浮かんでくる。臨場感があってなかなか抜け出せない。そんな不思議な夢を今日も見ていた。
ぼくは近くの公園で遊んでいた。懐かしい友達に囲まれて、サッカーに興じている。
「あおいちゃーん」
遠くから掛け声が聞こえて振り向くと、偶然ボールが頭に当たってゴールの隅をかすめた。白球がネットを揺らし、僕はみんなから手荒い祝福を受けた。
「あおいちゃん、探してたんだよ」
白いロングスカートの少女が、ぼくの手を引っぱる。
「ちょ、ちょっと。まだみんなと遊んでいるのに」
「ひどいよ。二人でおままごとを、してたじゃない?」
そうだ、すっかり忘れていた。いつからぼくは、球遊びなんてやってたんだろう。
茜ちゃんがママで、ぼくが娘になって遊んでいたのに、蒼太くんの華麗なプレーに気を取られて……。何で照れているんだろう。
また、おままごとの続きに入って、赤いシートの上に座り笑顔を交わす。
「今日は、お化粧を、みっちり教えてあげるね」
ママの茜ちゃんは、にこにこしながら、大きな箱を取り出した。うんうんと首を縦に振っている。「使ってほしい」ということだろうか。
「あ、あのね。お化粧って、男の子はしないでしょ」
「そうだけど? あおいちゃんは女の子でしょ?」
「えっそんな、そんなことないよ」
「どうかなぁ、ふふっ。じゃあ胸に手を当てて聞いてみて」
自分の性別に自信がなくなってきたぼくは、言われたとおり目を閉じて、自分の心に耳を傾けた。すると、女性の声が聞こえてきた。
「あなたは小さな女の子」
生温かい息が耳にかかった気がして、ゾクッと反応してしまう。
「ねえ、聞き間違いだよね。ぼくは絶対に男の子だよね」
何度も何度も問い正したけど、返ってくる答えはいつも同じだった。思わず大声を出してしまう。
「そんなことないもん! ぼくは男の子だもん!」
大きく首をぶんぶん振る。茜ちゃんも、頭の中の声も、みんながぼくをいじめてくる。気がつくと、花柄のキャミソールに赤いスカートをはいていた。いつこんな格好に着替えたんだろう。不安になって、スカートの下のお股に手を伸ばす。
ない! あると思っていたものが、どこにもなかった。代わりにあったのは、控えめな一筋の割れ目だった。ぼくはひょっとして、ずっと勘違いしていたのだろうか。
「そんな敏感な所、触っちゃダメだよ」
茜ちゃんは、上機嫌に話しかけてくる。
「まぁ、お化粧はいらないかな。うーん、少しだけうぶ毛を手入れしようか」
そう言って、ぼくの眉毛をチョンチョンとカットする。
「どう? 見てみて」
そう言われて、手鏡の中の自分を見る。眉のラインが丸くなり、すごくやさしげだ。自分で言うのも変だけど、男の子には見えない。
「これがぼく?」
鏡の中にいるのは、戸惑った顔で照れている女の子だ。
「そうだよ。かわいいあなたは、自分のこと『ぼく』なんて言わないよね」
茜ちゃんが言わせたいことは、何となく分かったけど、それを口にするのはまだ恥ずかしかった。
「そっか、女の子なのかなぁ」
こういう変な夢を何度も見る。そして決まって最後、「あなたは男の子? それとも女の子?」という質問に、「ある答え」出すと、やっと開放されて次の夢へと移るのだった。
今日もまた親友の蒼太と寄り道をして、秘密基地に来ていた。まわりは木々に囲まれて、春の静かな木漏れ日が穏やかに差し込んでくる。二人しか知らない秘密の場所。その入り口に赤と黒のランドセルを仲良く並べると、いつもの遊びを始める。あれっ、ぼくのランドセルって赤かったっけ? こんなヒラヒラしたスカートをはいてたっけ?
「えっさ、ほいさ」
蒼太が地面にどんどん深い穴を掘る。近くにできた砂の山は、昨日より更に大きくなった。僕はその砂でお団子を作ったり、お料理をこしらえたりして、蒼太の帰りを待っていた。フリルのスカートを汚さないように、ブルーシートにそっと腰を下ろす。蒼太、早くこっちに来ないかな。
「あれ? 光ってる。何だこれ?」
何事かと思い、声の元に近づいてみる。蒼太は何やらキラキラしたものを手にしていた。無色透明な宝石が輝くペンダントだった。その清らかな輝きに、ぼくは心を奪われる。見ているだけで心が安らいでくる。そしていつものように、「ぼくの声」が聞こえてくる。女性の清らかなトーンで聞こえてくる。
やばい。この声だけは聞いちゃダメなんだ。なぜか分からないけど、ダメなんだ。今日は特に、何かが大きく変わってしまう恐怖を感じている。絶対に誘惑に負けちゃいけないような、そんな気もするけど……。
あぁ、でも我慢できないよ。すごく気分がよくなるの。どこまでも楽になるんだよ。何でダメなんのかな。まぁいいや。少しだけだったら、多分、きっと大丈夫……かな? うん、だいじょうぶ。ちょっとだけで、すぐ戻るから。
あぁいい気持ち。あったかくて、心が落ち着くの。
でも、もっと感じたいよ。ぬくもりが欲しいよ。
ねえ、お願い。もっとギュッと抱きしめて。
「いいよ」と届く甘いメッセージ。
『魅惑の花園へようこそ』
エコーのかかった声が、心の奥へと響いてくる。体がビクンと震え、その後とても恍惚とした気分になる。目の前がピンクの景色でいっぱいになる。
ぼく……あれ、あ、あたし? いや、ぼ、ぼく……ううん、あたし。
どっと、あたたかいものが染み込んでくるような感覚に、うっとりしてしまう。そしてあたしは、うんうんとうなずいた。
「あたしは女の子。今も昔もずっと女の子」
しびれるような快感が頭の先から、おでこ、耳、鼻、口へと伝わっていく。それは更に首、肩と膨らんだ胸を通り、背中、お腹、丸いお尻ともちもちした太もも、そしてあたしの大事なあそこへと、少しずつ範囲を広げながら流れていく。それはまるで、身体の細胞の一つ一つが、心と体の違和感が消えたことに歓喜しているかのようだった。
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前回(5話)までのあらすじ
男でなくなってしまった葵に、更なる追い討ちがかかる。茜の誘導により、体のパーツを順々に女性に変えられていく。少女の体になった葵は、妄想で達してしまう。その記憶は消されたものの、体は元に戻らなかった。
ボーイスカート 1 (ヤングジャンプコミックス)
ボーイスカート 1 (ヤングジャンプコミックス)
買いました!
ひばりくん、プラナスガール累計の男の娘に振り回されるタイプの主人公の漫画です。
プラナスガールが相当強力なので、差別化したり凌駕したりはかなり難しいと思っていたのですが、これ善戦してます。
続刊も買っていきます!
20151101 1巻レビュー
11/26のツイートまとめ
amulai
RT @Diospada_009: 衣服に性能差がついている着せ替えゲームは決まった服を着続けるプレイになりがちだが、3DS「ドーリィ♪カノン」は「変態ストーカーに身バレすると命が危ないので、服とウィッグは頻繁に変えよう!」という実にイキな手法で着せ替え奨励してきた時点で殿堂入…
11-26 22:17@F_TSF 年末のこのタイミングに思わぬ大ヒットのパターンですと、経費を使う暇がありませんな。
11-26 22:09RT @F_TSF: なんでや!いままで作ったTSものの主人公、全員幸せになってるやろ!(※ただし、アヘ顔ダブルピースしそうな幸せ、あるいは、笑うセールスマンのオチ的な幸せ https://t.co/G0KbE9EicZ
11-26 22:08RT @ajiponntarou: 最初のころのキャララフとか https://t.co/ansXDt7G8s
11-26 22:08RT @atsuji_yamamoto: 創作にはジャンルを問わず規格外のタイプというのがいて「ああいう人でもやってけるんだ自分でもイケるかもしれない」って業界に入って「だが、そのタイプの席数はものすごく少ないということに今になって気づいた。自分の席はなかった」って肩を落として…
11-26 07:49@eroetwit 性の、いや正のサイクルでございますな。期待しています~♡
11-26 00:14RT @eroetwit: う、うわー予告のお気に入り数が1000超えた~!正直お気に入りして買ってないなんて自分自身良くあるので数字を鵜呑みには出来ないなと思うけど、嬉しいしこんだけ登録してくれた人がいるのが心強くてメッチャやる気でる…どうもありがとうございます(´ω`*)頑…
11-26 00:14RT @joujinakata123: まぜんだ危険!! https://t.co/uTeiii4JLD
11-26 00:09RT @joujinakata123: 見ないと、改造する!! https://t.co/USU3sdoMM9
11-26 00:06