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『性転換ペンダント』(18禁)第4話
桃色の人形・前編
「ステベヲ ピクンニ ソメテゲアル」
茜ちゃんはたらいを二、三度すすいだ後、『染色体♀』と書かれた液体をとろとろと注いだ。カキ氷にかける「いちごシロップ」のようなものだった。普段の十倍の濃さという、とろみがかった溶液に、真っ白になった人形をゆっくり漬す。
ピンクの溶液にぷかぷかと浮かぶ人形は、うっとりと気持ちよさそうな顔を浮かべていた。それを見ていると、自分もやさしく包まれている感触が広がってくる。先ほどの不安がみるみると消えていく。まるでカラカラのスポンジが水を吸い込むように、乾ききった心体が満たされていく感じがして、何だかとても心地がいい。しばらく目をつぶっていると、あたたかさが隅々まで循環して力が抜けていく。よく分からないけど、茜ちゃんのおかげで何とかなりそうだ。ようやくたどり着いた幸福感に、頭の中がふわふわしてしまう。
「うふっ。そろそろ心のほうにも回ってきたね。じゃあ、想像してごらん」
茜ちゃんがゆっくりと語りかけると、頭の中に情景がありありと浮かんでくる。
「あなたはいま満開の桜の下にいるの。薄いピンクの花びらがヒラヒラと舞いながら、さらさらと流れる小川へと落ちていく。お気に入りの白いワンピースを着ていると、スカートの中をそよ風が泳ぎ回って、敏感な肌を触ってくる」
胸と首と股の間を風にやさしくなでられて、くすぐったさが充満する。無意識に太ももをすり合わせてしまう。
「そうだよ、いい娘だね。じゃあ、丘の向こうの方で手を振っている男の子が見えるかな」
昔の親友の懐かしい顔が浮かんでくる。くったくのない笑顔がとてもまぶしい。
「うふふ。やっぱりあの子を選んだね。じゃあ次は彼の逞しい裸を想像してみなさい。あなたの色づき始めた体はもっと熱くなるの。想像すればするほど、熱くなってしまうの」
勝手に浮かんでくる彼の肉体。蒼太の体を思うだけで、なぜか気持ちがざわざわして、全身の火照りを止められない。
茜ちゃんは白い人形を液体に漬しながら、ゆっくり丁寧に何度もなでている。肌に染み込んでくるぬくもりを自分の太ももに感じて、体をよじらせた。
彼女が人形の首筋に甘くかすれた息で、「感じてきたね」と語りかける。
その声が耳道を共鳴して、首元から耳たぶまでくすぐったさが広がってくる。まるで人形になったかのように体の自由が奪われて、股間の一点がむずかゆくなる。もしかして、さっきも夢じゃなかったのだろうか……。
奇妙なのは、いやらしい気持ちが沸いてくるのに、全然射精したいと思えなくなっていることだ。むしろ充血したあそこを、こすってほしい……って、そんなことは断じてないはず。だって、これじゃまるで女の子みたいじゃないか。
「みたいじゃなくて、もう女の子だよ」
茜ちゃんが人形に話しかけている。
「これからお人形さんを完全な女の子、いいえ、メスにしてあげるからね」
ねぇ、茜ちゃん。さっきから気になっていたんだけど、そのお人形さんって、自分のことじゃないよね。大丈夫だよね?
「大丈夫だよ。あなたは喜んで染まっていくから」
まるで心を読んだかのように答えてくる。冗談じゃないよ! 絶対にそんなことない! けれども体から感じる内なるざわめきと、芽生えた疼きを止められない。ゾッとするものを背中に覚えた。
「あなたに眠っている本能を、全て呼び覚ましてあげる」
茜ちゃんが、人形の足の指先に息をかける。
すると、自分のつま先のくすぐったい感覚がじわじわと広がっていく。足首を繰り返しなでられるうちに、しびれが大きくなっていく。
ふくらはぎに、あたたかい息がかけられる。
「すべすべだね。透き通るような白い肌だよ。まるで赤ちゃんみたいだね」
太ももの外側、そして内側を彼女の端正な指が這っていく。内股をこすり合わせると、さらにあそこが切なくなる。お尻がぷるんと震えて、彼女の手に合わせてやわらかく変化する。やんわりとなで回されて、甘だるいしびれが広がった。
「白桃みたいに熟れてきたね。きっとあの子も我慢できなくなっちゃうよ」
わき腹を羽毛でくすぐるように触られる。たまらず体をよじらせた。
「すぐに彼氏にギュッとしてもらえるからね」
「彼氏?」
思わず上ずった声が出る。高く透き通った女性らしい響きになっていた。
「うふっ、分かっているくせに。か弱いあなたを守ってくれるあの男の子だよ」
「あたし、か弱くなんてない。男なんて、きもちわる……きもちわ……」
「いいんだよ。だってあなたは、男性に愛されると気持ちよくなっちゃうんだもん」
「そ、そんな……あたし」
えっ、今自分のことを「あたし」って言った? どういうわけか、気を抜くと口が勝手に動いてしまう。
「正直になりなさい。感じているあなたは、男が欲しくてたまらないはずだよ。特にあんな素敵な彼だったら嬉しいんじゃない?」
親友の逞しくてごつごつした腕が脳裏に浮かんでくる。あたしを強く抱き寄せて、「大好きだよ」とささやいてくる。必死に首を振るが、エッチな妄想が止まらない。
「お願いもっとして」と叫びそうになる。
腰がじんわりとあたたまって、キュッと引き締まる。
「そっかぁ。そんなに彼のことが好きなんだ」
あのがっしりした背中に手を回す自分が、頭に浮かんできてしまう。彼は強引にあたしの唇を奪って……。
「奪われちゃうの? それからどうされるの?」
茜ちゃんがほほ笑んで聞いてくる。違うの。あたし男の子とのキスなんて考えてないの!
「そうだよね。ふふふ」
茜ちゃんが人形の唇から首にかけてキスしてくる。人形と感覚が同期して、口内がとろとろになり、首筋があたたかくなる。更にキスが胸まで届くと、体内からの熱気が溜まってくる。まるで、体内から盛り上がってくるような気がしてくる。
これってもしかして……。男にはないはずの、やわらかな双丘を胸に感じる。弾力のある二つの膨らみをゆったりと揉み上げられると、じゅわっとした快感が広がってしびれてくる。
や、やめて、お願い。ダメなの。これ以上されたら、あたしダメになっちゃうよ。左右にイヤイヤと首を振る。
「なっちゃいなさい。そして甘美な世界に染まりきるの」
「そんな……」
「おっぱいも、少し膨らんできたね。乳首もそろそろ感じやすくなっているかな」
大きくなった乳輪と、その中央を何度も指の腹でいじられると、敏感な先端が立ってしまう。股の間までビリビリとした刺激が届いて、思わず体をくねらせる。股をこすり合わせると、首が脱力して上を向いてしまう。
「あんっ」
艶かしい声が出る。その音が再び耳に入って、体を更に興奮させる。
お腹の辺りをクルクルと丁寧になでられる。手のあたたかさが奥まで伝わってきて、子宮に空虚な広がりを感じる。睾丸が次第に奥に吸い込まれて、そこへ向かう筋が、切なくてたまらなくなる。蟻の門渡りに彼女の人差し指が触れる。筆のようにきめ細かい指の腹を何度も往復させてくる。指の刺激に呼応するかのように、内側からの切なさがトントンと外に向かってこみ上げてくる。内から広がってきた空間と、指の先が今にも繋がろうとしている。
「ああん」
指が徐々に深くまで届いてくる。くちゅくちゅ音を立てながら、奥までやってくる。ひだひだを、いやらしい動きで愛撫される。
「えっ、なんであそこに割れ目が……」
切なさでキュッとあそこが引き締まり、あたたかい蜜が溢れてくる。
「おめでとう。ついに開通したね。きれいな形の秘裂だよ」
「う、うそ……」
何かを叫ぼうとしたが、混乱しすぎて言葉にならず口をパクパクさせてしまう。
「彼氏さんとその赤ちゃんが通る大切な穴だから、大事にね」
茜ちゃんの手が、あたしの最後の砦に向かう。すっかり小さくなってしまったおち○ちんに。
「お願い。来ないで、つままないで……ひゃ」
頭をなぞられて、電流が走る。
「お米粒くらいの大きさかな。ここはもう、お○んちんじゃないよね」
「そんなわけない。あたしはまだまだ男……あん」
「頑張るね。抵抗するほど、エッチな娘に仕上がるからね」
「ダ、ダメ。あたしはこれからも男なの。ここはまだおち○ちん……ひゃの」
「嘘付いちゃだめだよ。ここはもうあなたの敏感なお豆さんでしょ。ほら、認めちゃいなさい、あたしのクリ○リスって」
「そんなことみとめ……あん。あたし、きゃ、み……とめ」
何度もはじかれると、快感が暴走してヒクヒクと痙攣してしまう。
「もう一回聞くよ。感じてるあなたのここには、何が付いているのかな?」
少し強めになでられる。執拗に何度も圧迫される。
「あぁん。お願い、いじめないで……」
「じゃあ教えて。あなたの充血しているここは何? 教えてくれるまで止めないよ」
強い性的刺激と、恥ずかしさで顔が沸騰してしまう。ためらいがちに口が動く。
「……ク、クリちゃん」
「クリちゃん?」
強めにいじられる。
「ひゃっ。や、やめて。ク、クリ○リス。あたしのクリ○リスだから」
「うふ、よくできました。ここで感じれば感じるほど、女として完成するからね。えいっ」
「約束が違っ、あっ、あーん」
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前回(3話)までのあらすじ
「たらいの水をじっと見て」いた葵は、奇妙な性的興奮を覚える。人形への刺激が、自分の体にも反映されるという超現象により、葵は達してしまう。茜の陰謀で、知らぬ間に体内の「男」は全て失われてしまった。
11/22のツイートまとめ
amulai
RT @m1kuzu: R18落書き 催眠的なやつ https://t.co/Ue4Tm7g9jS
11-22 22:50RT @uehasu: やり風くんには気を付けよう http://t.co/N2PhtVV5VV
11-22 22:32RT @m1kuzu: 女装して大学に来たのがバレた子 https://t.co/Qhn8Vx8t19
11-22 22:32RT @m1kuzu: 間違えて女装した子 https://t.co/di2zQ7SKYX
11-22 22:32RT @saiso_: 女装癖のあるクラスメイトを脅してエッチな事を要求しようとしたら、逆に脅され返される話。(エロはない https://t.co/dcM5EG7xpk
11-22 22:09RT @_rit_: 俺「仕事と私どっちが大事なの?」俺「どっちも大事に決まってるだろ」俺「「はい。」」
11-22 22:09女体化していない間のバイト代はお支払いできません。#TSFの卵
11-22 21:44RT @KikuHAL: 第21回文フリ東京。TSFで検索すると自分のしか出てこない、つまり明日文フリ行ってTSF欲しくなったらば、れうにおんのブース(C-36)に来るしか無いってことですよ奥さんッhttps://t.co/XLolMuyyZ5
11-22 21:41今週のイラスト企画は!https://t.co/7zPwRQkmEn@sigahana さんに行方不明になった少女の魂の代わりにその少女の体に憑依し、代わりを務めている幽霊の少年を描いてもらいました!お話募集中です! https://t.co/2ETtMbJble
11-22 15:56RT @johdan21: 死んでしまった少年が未練を残した少女のもとにいくとなんと憑依に成功。いろいろしていたら少女が目覚めたが実は睡眠薬自殺に失敗していた。しかしこの憑依により魂が離れやすくなり「その体あげるわ」と言い残し少女の魂はあの世に。残された少年は愛した少女の肉体で…
11-22 15:16