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『性転換ペンダント』(18禁)第6話

文:さささ キャラ・イラスト:シガハナコ

夢・前編

 女子生徒として通い始めて二日目になって、ようやく気がついた。いや、本当は勘付いていたのだが、あえて直視せずに過ごしていたと言ったほうが、いいかもしれない。一日かけて気持ちを落ち着かせていたけれど、やっぱりショックだった。

 結論から言うと、女の子になってしまった。どう避けようにも、トイレのときには嫌でも目に入ってしまうし、シャワーを浴びるときだって、以前と感覚が違う。それに胸だって日々大きくなっているようで、ブラがないと乳首が感じてきちゃう。いつの間に変わってしまったのだろうか。
 いや、「いつの間に」というのは正しくないかも。ペンダントを首に見つけた不思議な朝以来、全てが違ってしまった気がする。
 クラスでは、いまだ転入生という扱いになっている。受験のために、早めに単身で帰国したという設定らしい。実際そのとおりになっていて、両親とも「女の子の一人暮らしは気がかりだから」って、よく連絡をくれる。
 一週間が過ぎた今は、男子とだんだん疎遠になって、話すことも少なくなった。もちろんいい友達であることには変わりないけど、やっぱり「異性」と意識されると、話しづらくなってしまう。
「全く、嫌になっちゃうよ。下駄箱を開けるのが怖いくらいだもん」
 告白されたり、ラブレターをもらっても、ただ対応に困るだけなのに。
「本当は彼氏がいるんでしょ。こんなにかわいいのに、男が放っておくわけないし」と詮索されるけど、容姿うんぬんは置いておいて、男子を好きになるなんて、ましてデートするなんてありえないよ。
「手を繋いで、大きな体に引き寄せられて、唇を近づけあうなんて……」って、ダメダメ! 今のは聞かなかったことにして!
 一方で女子との仲はかなり深まった。ガールズ・トークって言うんだっけ? 後で考えると下らない話しかしていないはずなのに、笑いが止まらなくなるほど楽しいこともしばしばだ。かっこいいアイドルタレントを見て、キャーキャー言っている彼女達の気持ちも、何となく分かるようになった。ただ怖いので、引き込まれないようには注意している。

 周りがどんなに変わろうが、一つ決心していることがある。それは、「心だけは決して女の子にならない」というものだ。それだけは譲れない。だから、自分のことはまだ「僕」と言っている。
 今日もまたベッドに入ると、ペンダントが白く輝き出す。
「メスノ カダラニ ヤリドシ タマイシヨ コスイル オメトニ ソリマキレ」
「またか」と言って大あくびをする。
 睡魔が襲ってきて、次第に意識が遠のいていく。
「あしたは おなんのこ。おとのこのここと だいすなきの……」
 口が勝手に動き、とんでもないことを言っている気がするが、意味がよく分からなかった。


 ここ数日懐かしい夢ばかり見る。まぶたを閉じるだけで、くっきりと脳裏に浮かんでくる。臨場感があってなかなか抜け出せない。そんな不思議な夢を今日も見ていた。

 ぼくは近くの公園で遊んでいた。懐かしい友達に囲まれて、サッカーに興じている。
「あおいちゃーん」
 遠くから掛け声が聞こえて振り向くと、偶然ボールが頭に当たってゴールの隅をかすめた。白球がネットを揺らし、僕はみんなから手荒い祝福を受けた。
「あおいちゃん、探してたんだよ」
 白いロングスカートの少女が、ぼくの手を引っぱる。
「ちょ、ちょっと。まだみんなと遊んでいるのに」
「ひどいよ。二人でおままごとを、してたじゃない?」
 そうだ、すっかり忘れていた。いつからぼくは、球遊びなんてやってたんだろう。
 茜ちゃんがママで、ぼくが娘になって遊んでいたのに、蒼太くんの華麗なプレーに気を取られて……。何で照れているんだろう。

 また、おままごとの続きに入って、赤いシートの上に座り笑顔を交わす。
「今日は、お化粧を、みっちり教えてあげるね」
 ママの茜ちゃんは、にこにこしながら、大きな箱を取り出した。うんうんと首を縦に振っている。「使ってほしい」ということだろうか。
「あ、あのね。お化粧って、男の子はしないでしょ」
「そうだけど? あおいちゃんは女の子でしょ?」
「えっそんな、そんなことないよ」
「どうかなぁ、ふふっ。じゃあ胸に手を当てて聞いてみて」
 自分の性別に自信がなくなってきたぼくは、言われたとおり目を閉じて、自分の心に耳を傾けた。すると、女性の声が聞こえてきた。

「あなたは小さな女の子」

 生温かい息が耳にかかった気がして、ゾクッと反応してしまう。
「ねえ、聞き間違いだよね。ぼくは絶対に男の子だよね」
 何度も何度も問い正したけど、返ってくる答えはいつも同じだった。思わず大声を出してしまう。
「そんなことないもん! ぼくは男の子だもん!」
 大きく首をぶんぶん振る。茜ちゃんも、頭の中の声も、みんながぼくをいじめてくる。気がつくと、花柄のキャミソールに赤いスカートをはいていた。いつこんな格好に着替えたんだろう。不安になって、スカートの下のお股に手を伸ばす。
 ない! あると思っていたものが、どこにもなかった。代わりにあったのは、控えめな一筋の割れ目だった。ぼくはひょっとして、ずっと勘違いしていたのだろうか。
「そんな敏感な所、触っちゃダメだよ」
 茜ちゃんは、上機嫌に話しかけてくる。
「まぁ、お化粧はいらないかな。うーん、少しだけうぶ毛を手入れしようか」
 そう言って、ぼくの眉毛をチョンチョンとカットする。
「どう? 見てみて」
 そう言われて、手鏡の中の自分を見る。眉のラインが丸くなり、すごくやさしげだ。自分で言うのも変だけど、男の子には見えない。
「これがぼく?」
 鏡の中にいるのは、戸惑った顔で照れている女の子だ。
「そうだよ。かわいいあなたは、自分のこと『ぼく』なんて言わないよね」
 茜ちゃんが言わせたいことは、何となく分かったけど、それを口にするのはまだ恥ずかしかった。

「そっか、女の子なのかなぁ」

 こういう変な夢を何度も見る。そして決まって最後、「あなたは男の子? それとも女の子?」という質問に、「ある答え」出すと、やっと開放されて次の夢へと移るのだった。


 今日もまた親友の蒼太と寄り道をして、秘密基地に来ていた。まわりは木々に囲まれて、春の静かな木漏れ日が穏やかに差し込んでくる。二人しか知らない秘密の場所。その入り口に赤と黒のランドセルを仲良く並べると、いつもの遊びを始める。あれっ、ぼくのランドセルって赤かったっけ? こんなヒラヒラしたスカートをはいてたっけ?
「えっさ、ほいさ」
 蒼太が地面にどんどん深い穴を掘る。近くにできた砂の山は、昨日より更に大きくなった。僕はその砂でお団子を作ったり、お料理をこしらえたりして、蒼太の帰りを待っていた。フリルのスカートを汚さないように、ブルーシートにそっと腰を下ろす。蒼太、早くこっちに来ないかな。
「あれ? 光ってる。何だこれ?」
 何事かと思い、声の元に近づいてみる。蒼太は何やらキラキラしたものを手にしていた。無色透明な宝石が輝くペンダントだった。その清らかな輝きに、ぼくは心を奪われる。見ているだけで心が安らいでくる。そしていつものように、「ぼくの声」が聞こえてくる。女性の清らかなトーンで聞こえてくる。


 やばい。この声だけは聞いちゃダメなんだ。なぜか分からないけど、ダメなんだ。今日は特に、何かが大きく変わってしまう恐怖を感じている。絶対に誘惑に負けちゃいけないような、そんな気もするけど……。
 あぁ、でも我慢できないよ。すごく気分がよくなるの。どこまでも楽になるんだよ。何でダメなんのかな。まぁいいや。少しだけだったら、多分、きっと大丈夫……かな? うん、だいじょうぶ。ちょっとだけで、すぐ戻るから。

 あぁいい気持ち。あったかくて、心が落ち着くの。
 でも、もっと感じたいよ。ぬくもりが欲しいよ。
 ねえ、お願い。もっとギュッと抱きしめて。

「いいよ」と届く甘いメッセージ。

『魅惑の花園へようこそ』

 エコーのかかった声が、心の奥へと響いてくる。体がビクンと震え、その後とても恍惚とした気分になる。目の前がピンクの景色でいっぱいになる。
 ぼく……あれ、あ、あたし? いや、ぼ、ぼく……ううん、あたし。
 どっと、あたたかいものが染み込んでくるような感覚に、うっとりしてしまう。そしてあたしは、うんうんとうなずいた。

「あたしは女の子。今も昔もずっと女の子」

 しびれるような快感が頭の先から、おでこ、耳、鼻、口へと伝わっていく。それは更に首、肩と膨らんだ胸を通り、背中、お腹、丸いお尻ともちもちした太もも、そしてあたしの大事なあそこへと、少しずつ範囲を広げながら流れていく。それはまるで、身体の細胞の一つ一つが、心と体の違和感が消えたことに歓喜しているかのようだった。

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前回(5話)までのあらすじ
 男でなくなってしまった葵に、更なる追い討ちがかかる。茜の誘導により、体のパーツを順々に女性に変えられていく。少女の体になった葵は、妄想で達してしまう。その記憶は消されたものの、体は元に戻らなかった。

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買いました!
ひばりくん、プラナスガール累計の男の娘に振り回されるタイプの主人公の漫画です。
プラナスガールが相当強力なので、差別化したり凌駕したりはかなり難しいと思っていたのですが、これ善戦してます。
続刊も買っていきます!



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11/26のツイートまとめ

amulai

RT @Diospada_009: 衣服に性能差がついている着せ替えゲームは決まった服を着続けるプレイになりがちだが、3DS「ドーリィ♪カノン」は「変態ストーカーに身バレすると命が危ないので、服とウィッグは頻繁に変えよう!」という実にイキな手法で着せ替え奨励してきた時点で殿堂入…
11-26 22:17

@F_TSF  年末のこのタイミングに思わぬ大ヒットのパターンですと、経費を使う暇がありませんな。
11-26 22:09

RT @F_TSF: なんでや!いままで作ったTSものの主人公、全員幸せになってるやろ!(※ただし、アヘ顔ダブルピースしそうな幸せ、あるいは、笑うセールスマンのオチ的な幸せ https://t.co/G0KbE9EicZ
11-26 22:08

RT @ajiponntarou: 最初のころのキャララフとか https://t.co/ansXDt7G8s
11-26 22:08

RT @atsuji_yamamoto: 創作にはジャンルを問わず規格外のタイプというのがいて「ああいう人でもやってけるんだ自分でもイケるかもしれない」って業界に入って「だが、そのタイプの席数はものすごく少ないということに今になって気づいた。自分の席はなかった」って肩を落として…
11-26 07:49

@eroetwit  性の、いや正のサイクルでございますな。期待しています~♡
11-26 00:14

RT @eroetwit: う、うわー予告のお気に入り数が1000超えた~!正直お気に入りして買ってないなんて自分自身良くあるので数字を鵜呑みには出来ないなと思うけど、嬉しいしこんだけ登録してくれた人がいるのが心強くてメッチャやる気でる…どうもありがとうございます(´ω`*)頑…
11-26 00:14

RT @joujinakata123: まぜんだ危険!! https://t.co/uTeiii4JLD
11-26 00:09

RT @joujinakata123: 見ないと、改造する!! https://t.co/USU3sdoMM9
11-26 00:06

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