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星の海で(10) 「Be My Lover」 (13)パーティーの夜
アドミラルデイ当日。
アンドレア・ドリアの広いフライトデッキいっぱいに、パーティー会場が作られていた。
デッキよりも一段高い位置で停止させた、艦載艇用のエレベーターにはステージが設けられ、ラヴァーズはもちろん、有志の兵士・士官たちがさまざまなパフォーマンスを繰り広げていた。
会場にはアンドレア・ドリア乗組員以外にも、他の艦から大勢の人間が集まり、大変な賑わいとなっていた。
フランチェスカは裏方に徹し、普段の士官服のまま、雑多な業務を目の回るような忙しさでこなしていた。
そして昼の部が終わり、夜の部は艦内のいくつかの場所に別れて、それぞれに宴会の席が用意された。
ラウンジでは、亜里沙の快気祝いのパーティーが行われ、艦の主だった人物が顔を揃えていた。
昼間は裏方に徹していたフランチェスカも、請われてラヴァーズのドレスに身を包み、会場の華となっていた。
そして会場の隅。宴が盛り上がりを見せる頃合を見計らって、リッカルドは席を立ち、ラウンジを出ようとした。
「あら、提督。もうお戻りですか?」
リッカルドが振り返ると、グラスを持ったエミリアが立っていた。
「艦橋が手薄でな、当直士官が一人居るだけなんだ。せっかくのパーティーだし、彼と代わってやろうと思ってな」
「あら、提督も大変ですわね」
「まぁな、でなきゃ勤まらんよ」
「後で、彼女を行かせますわ」
「ふん」
リッカルドは、鼻で返事をすると、手をひらひらさせて会場を後にした。
エミリアはグラスをマスターに預けると、フランチェスカの元に寄った。
「フランチェスカさん」
「ああエミリア、どうしたの?」
「提督のお姿が見えないですけど」
「リッカルドのことなら、エミリアの方が良く知っているんじゃないの?」
「確かに、今あの方がどちらにいらっしゃるか、本当は私、知っていますわ」
「そう……。それなら、どうして私に聞くの?」
「リッカルドさんが、今どこにいらっしゃるか、知りたくはありませんか?」
「別に、私は……」
「まだ、誤解していらっしゃるのですね」
「だって……」
「私が言いたかったのは、今が“その時”ではありませんか? ということですわ」
「“その時”?」
「仲直りのチャンスだと、いうことです」
「リッカルドが仲直りしたいと思っているかは、わからないよ」
「リッカルドさんのこと、まだ信じてあげられないの?」
「良く、分からない……」
口ごもるフランチェスカの肩に、エミリアはそっと手を載せた。
「私は、とっくにリッカルドさんは貴女に、意思表示をしていると思いますよ。あとは、貴女ご自身の問題でしょう?」
「私の?」
「そう。フランチェスカさん自身は、どうしたいの?」
「……」
フランチェスカは即答することができず、エミリアを見上げた。
今にも泣き出しそうな、恋に怯える少女の様に不安な顔をしていた。
エミリアは少しかがんで目線をフランチェスカに合わせると、優しく語りかけるように言った。
「戦場で判断を誤った事の無いといわれる、聡明なフランチェスカさんも、自分自身の気持ちになると、決心が鈍いんですのね」
「でも、どうすれば良いのか、本当に……、判らないんだ」
「たぶん、リッカルドさんは貴女のことを、自分の副官であると言う以前に、一人の女性として認識していらっしゃるんだと思います。そんな彼の気持ちも、判ってあげてはどうかしら?」
「リッカルドは、私とはなんていうか……、戦友として互いに必要としているだけだと、思うんだ。男ばかりの世界で過ごしてきたから……」
「男同士の友情を超えるような、感情なんて無いと?」
「うん……」
「でも今は、フランチェスカさんは女性なんですよ。元男性なら、信頼に足る女性が常に傍にいたら、どうしたくなるか判りますでしょう?」
そう言われたフランチェスカではあったが、それでもまだ答えを見つけられないでいた。
「それは……」
「リッカルドは、……本当に私が好きなのかなぁ?」
「もしフランチェスカさんが過去にこだわっているのだとしたら、それよりも大切な未来のために、今しなければならないことがあるはずだわ」
「でも、リッカルドは……」
「リッカルドさんは誰が見ても、フランチェスカさんを”独占”したいと思っていらっしゃいますよ」
「けどそれは……、部下としての私が、欲しいだけであって……」
「“お前は部下じゃなくて恋人だ!” なんて、先輩で上司でもある提督が、あなたに言えると思いますか? いえ、それは私なんかよりもずっとお付き合いの長い、フランチェスカさんの方が良くご存知ですよね?」
「……」
「フランチェスカさんが戸惑い、悩んでるのと同じぐらい、リッカルドさんも傷つき、苦しんでおられますわ。だからどうして良いか判らなくて、子供見たいに拗ねていらっしゃるのだと思いますわ」
「リッカルドが、苦しんでる……?」
「彼の不安と苦しみを解消する、おまじないを教えて差し上げます。そうすれば、きっと仲直りできますよ」
そういうとエミリアはフランチェスカの耳元に口を近づけて、あることを囁いた。
「うん……。ありがとう、エミリア。リッカルドとちゃんと話して見るよ」
「ええ、それが良いですわ。リッカルドさんは、艦橋にお一人でいらっしゃいますよ。行っておあげなさい」
「わかった、行って見る」
ひめごとははなぞの (DLsitecom版)
男性向けではないので、評価は”コレクターなら”かなぁ。
ひめごとははなぞの(1)

07/30のツイートまとめ
amulai
RT @tokunagasan: クソ決算ばっかじゃねーか!!!
07-30 17:32RT @tokunagasan: ポケモンGO日本上陸に釣られて任天堂株を買ったぼくの末路 https://t.co/SHMHoyrxKa
07-30 17:32RT @simakazu: 周りの「特撮に対して一言二言持っている」人間を集めて映画館に行き、シン・ゴジラ観ながら「ああ〜‼︎やめろ庵野‼︎俺の上を行くな〜‼︎‼︎」と崩れ落ちるまさにあの心境を味あわせてやりたい‼︎いや、味わってもらいたい‼︎ #シンゴジラ
07-30 10:43RT @tettyann_slb: Facebookへの訪問者数3000万人。皮肉の効いた『ポケモンGO』の風刺画が世界中で話題に https://t.co/n4O7tbxsOl
07-30 09:20RT @nigiloski: こんなに暑いのにショートパンツ禁止。そこでイギリスの男子中学生たちが出した結論は・・・ : カラパイア https://t.co/yP5RJuK5kd
07-30 09:18RT @ogi_fuji_npo: 他の主要候補者たちから、規制のための「調査」や「線引き」を行うという表明が出て、不安な方も多いと思います。こんな時だからこそ、疑心暗鬼になって規制派寄りの態度の候補を敵とみなして叩くのではなく、増田さんのような理解ある声明を出してくれた人に賛…
07-30 09:15RT @ogi_fuji_npo: 主要候補の中で、増田さんお一人だけでも、これ以上のコンテンツ規制に否定的な態度を表明して下さったのは、ありがたいことですよね。他の候補を恨むより、増田さんに感謝の気持ちをお伝えするのが良いかと。まずは増田さんのアカウントをフォローしてみては?…
07-30 09:15RT @botch_tourer: 唐突に過去絵を晒すシリーズその2。女の子2人が融合してメカ少女に変身する途中。スタイリッシュなロボデザインとかムリです!(きっぱり) https://t.co/bNP19m86yU
07-30 00:11
里を抜けたらくのいち2人のお仕置きで男の姫にされました!~抜け忍女体化淫法帳~
買いました!
確かに部分的に女体化してはいるし、女の子が積極的にエロひどいことをしているのですが、なんだか違う感じです。
ちんこが基本的に残ったり、最後に男子に戻ることを示唆したりというあたりがなんだか違う感の原因。
やや割高、と評価。

星の海で(10) 「Be My Lover」 (12)亜里沙の復帰
あの晩から2日後、フランチェスカは、メリッサと亜里沙の病室を見舞っていた。
メリッサが艦医から“快癒したので、もうベッドから出られる”との連絡を受け、それをフランチェスカに報告しに来たので、その足で向かったのだった。
「亜里沙、良くなったんだって?」
「ええ、ご面倒をおかけしましたが、検査結果が出る明後日には、自室に戻っても良いって」
「良かったわね」
「ありがとうございました、フランチェスカさん」
「いえ、別に……私なんて、結局誰からもお誘いかからなかったし、亜里沙の代わりなんてできなかったわ」
「そんなこと無いですよ。マスターが言ってました。フランチェスカさんが当番に出るようになってから、ラウンジの売り上げが150%増だって。わざわざほかの艦から来ていた人も、いたそうじゃないですか」
「そうだったかしら」
「それに、フランチェスカさんのおかげで、私のところにも」
「亜里沙のところに? 何があったの?」
「フランチェスカさんがラウンジに出てくださっているのは、私が病気で休んでいるからだって知った人たちから、たくさんお見舞いをいただきました。“早く良くなってくれ”って、メッセージカードくれた人も。私とってもうれしくって。初めての航海で、このお仕事、うまくやっていけるか不安だったんですけど、私頑張れるって、自信がわいてきました」
「そう、それは良かったわね」
「ええ、フランチェスカさんのおかげです!」
「快気祝いしてあげなくちゃね」
「それでしたら、提督が」
と、メリッサが意外なことを言った。
「リッカルドが?」
「ええ、明後日、亜里沙の快気祝いのパーティーをする、許可をくださいましたよ」
「パーティー?」
「ええ、明後日は公休日で艦隊の各艦も、哨戒艦を除いて休日シフトだから、他の艦から来る連中もいるだろうって。ついでにアドミラルデイ(提督の日)にしてしまおうとのことでした」
「ふーん」
アドミラルデイとは、24時間眠ることなく続く艦隊運用において、最小限の人員を残して艦隊の休日とする日で、概ね月に一回ほどの割合で設定される。この日は各艦毎や部隊毎に、親睦目的のリクリエーションが行われる。緊張の続く航海任務において息抜きをできる日であり、兵士・士官たちが楽しみにしている日であった。
もちろん安全宙域にあって、訓練や敵との遭遇が無いことが開催の条件である。
所属艦を離れることも基本的には自由で、艦隊に散らばっている仲のよい者同士が旧交を温めたり、また新しい友人を作り、交流関係を広げる機会としたりしていた。中にはお気に入りのラヴァーズを探しに、各艦を渡り歩く者もいた。
「提督まで私のことを気にかけてくださっているなんて、とても光栄ですわ」
亜里沙は目を閉じて胸に両手を当て、感激している様子だった。
その逆に、反応の薄いフランチェスカに、メリッサが尋ねた。
「フランチェスカさんは、亜里沙の快気祝いのパーティー、参加なさらないんですか?」
「そ、そんなこと無いわよ。参加するわ」
「私も早速準備をしなくては。では大尉、お先に失礼します。亜里沙、全快おめでとう。また後でね」
「ありがとうございます。メリッサさん」
フランチェスカは先に退室するメリッサを、目で送ってから、不思議そうに言った。
「リッカルドの奴、何考えているんだろう?」
「何か、気になることでも……?」
「ううん、なんでもない。ちょっと気になっただけ。何か企んでいるんじゃないかと」
「そうなんですか?」
「いえ、たぶん考えすぎだと思う。私、少しおかしいんだわ」
と言って、フランチェスカは眉間の辺りを押さえた。
「私、知ってます。お二人はケンカなさっているんですよね?」
「亜里沙まで、知ってたの……」
「提督のこと、信じてさしあげて、いいんじゃありませんか?」
「エミリアにも、同じことを言われたわ」
「何か、不安なことでも?」
「不安だらけよ」
「言ってもらってないんですか?」
「何を?」
「“愛している”って」
「リッカルドが、真面目にそんなこと言うわけないじゃない」
「不真面目には言ってもらっているんですか?」
「不真面目って言うか……」
そういうとフランチェスカは口ごもり、少し顔が赤くなるのを感じた。
ベッドの上では、リッカルドはそんなようなことを何度も言ったと記憶しているが、それは言ってみれば手続き上の問題で、特別な意味じゃないと思っていたのだった。
「リッカルドさんも、言葉ではうまくいえないのかもしれませんね」
「言葉では?」
「男性から女性に告白するのって、かなり恥ずかしいですよね」
「うん、それはそうだけど」
「だから、言葉に出さなくても、分かって欲しいんですよ。たぶん、態度でははっきりとフランチェスカさんのことを愛しているって言う、サインを出していたと思いますよ。違いますか?」
亜里沙にそういわれると、確かに思い当たる事がたくさんあった。
けれど、フランチェスカにとって、それは士官学校時代からの馴れ合いであって、恋愛が絡んでのことではないと、自分に言い聞かせていたのだった。
「ずっと……、ラヴァーズになる前からの付き合いで、今でも自分では答えが出せていないんだ。自分は男なのか、女なのか。体は女になったけど、リッカルドと任務についていると、そんなことは忘れてしまうんだ。だからラヴァーズになって化粧をするのも、ドレスを着るのも、それも任務のひとつだと思っていたんだ」
「二人っきりの時間であっても、ですか?」
「士官学校時代に戻ったような感じ……かな?」
「それなら今は、それでもいいんじゃありませんか?」
「え?」
「先輩と後輩の関係でいらしたんでしょう?」
「そう、だけど……。それじゃ今までと何も変わらない」
「わがままな先輩と、振り回される面倒見の良い後輩。仲の良いお二人のお姿が目に浮かびますわ」
「……」
「私も、艦隊の皆さんも、フランチェスカさんとリッカルドさんが仲直りされるのを望んでいます。たぶん、リッカルドさんも。フランチェスカさんは?」
「私は……、ううん、私もたぶん、そう。でも、いまさらどうしていいか……」
「きっかけは、いつでもどこにでもありますよ」
「どこにでも?」
「“戦場で状況を見誤ったことはない”と言うのが、フランチェスカさんのご自慢でしたよね」
「それは周りが言うのであって、私自身は別に……」
「聡明なフランチェスカさんだからこそ、そのきっかけを見つけることができますわ。必ず」
しばらく思いつめるような表情を見せていたフランチェスカだったが、やがてため息をついた。
「亜里沙にまでお説教されるとは思わなかったわ」
「すみません、失礼なことを言って」
「ううん、ありがとう。きっと私は誰よりも、こういう問題に関して、未熟なんだわ」
「うふふ。だからきっとみんな、フランチェスカさんを応援したくなるんですわ」
*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*
亜里沙の復帰を明日に控え、フランチェスカのラヴァーズ当番も今夜で終わりだった。
どういうわけか、今夜のラウンジは人も少なめで、フランチェスカも見知った艦橋詰めの士官と、当たり障りの無い会話の相手をした程度だった。
それも去ってしまうと、フランチェスカは暇をもてあましていた。
隅のボックス席で仲間内だけの談笑をしている兵士たちが一組。
メリッサはいつの間にかお誘いでもあったのか姿が見えず、ダニエラはフェルナンド中尉と楽しそうに、しかし親密そうに二人だけの時間を楽しんでいるようだった。
カウンターで酔い覚ましのレモン水を舐めていると、ふと思い出した様に言った。
「ねぇ、マスター」
「何だ?」
「マスターは、好きな人いるの?」
「ん? 俺はとっくに結婚して、妻も子供もいるぞ。知らなかったのか?」
「そう……」
「それがどうかしたか?」
「その人って、普通の女の人?」
「まあな。上司の勧めで結婚した」
「お見合いなの?」
「そうだ」
「それじゃ、恋愛問題の事聞いても、参考にならないか」
「ぶっ、なんだそりゃ。まさか大尉からそんなことを聞かれるとは思わなかったな。ははは」
「笑うことないでしょ」
「まぁ、俺のことを聞いても参考にはならんと思うが、結婚生活においての心構えぐらいなら教えられるな」
「何よ、それ」
「家庭においては、男ってのは見栄っ張りで馬鹿だ。だが、女は賢くて我慢強い」
「それは、名言かもね」
「だろう? 連れ合いと長くやっていくには、それを忘れない事だ」
「でも、それじゃ女のほうが損じゃない?」
「男ってのはおだてておけば、果てしなく上まで上がっていくもんさ。煙みたいにな。それを笑ってやりゃあいいのさ。ひょっとしたら、うっかり何か落としていくかもしれんからな。ははは」
グラスを拭きながら笑うマスターにつられて、フランチェスカも力なく笑うのだった。
07/29のツイートまとめ
amulai
RT @simakazu: 庵野……オレの負けだ…… #シンゴジラ
07-29 21:55RT @Tomicajpn: 小池百合子がハッキリと、空き家をシェアハウスにして、保育士に共同生活してもらうことを「処遇改善」としていた。保育士は結婚とかしないと思ってんのか?腰抜かしました。
07-29 20:19RT @nabeteru1Q78: 日弁連が能年玲奈を起用すれば、仕事少なそうだからかなり専属的に起用できるし、今起用している某有名女優みたいに事務所からの規制も少ないだろう。知名度、話題性、満点。日弁連は(世間から見れば)金はあるし、ゲーノーカイのしきたりを無視する力もあるし…
07-29 20:18原則という名前だったら素人は原則だと思うわな
07-29 20:15RT @nakanori930: 誤解のないよう付言すると、事情変更の原則なるものはあくまでも例外中の例外であって、原則でもなんでもない。
07-29 20:15RT @nakanori930: 法律論で勝てないことを弁護士に責任転嫁する、非専門家に良くある主張に見える。 https://t.co/ZqSeiEiK1C
07-29 19:58RT @lafoliee: 山川惣治版 魔法の妖精ペルシャ原作版のペルシャはハードだった… https://t.co/O0p97BGnga
07-29 19:57RT @Shoko_Lilvit: 私も事実上のレズビアンみたいなもんだが、稼ぎは同世代の男性平均よりも少しだけ高い。たったこの程度のことで頭一つ抜けられる。女性の平均賃金がいかに低いか。20代の後半ですらも、すでに男女で差が開いてる。
07-29 19:57RT @om_tou: これまで会社員という都合上イラスト等のお仕事はお断りしておりましたが、この度勤務先倒産により会社員でなくなったので、絵でお手伝いさせて頂けることがありましたらお請けいたしたいと思います。こういう絵を描いています https://t.co/0dxQb9vU…
07-29 10:15RT @kuina_ch: 有給があるのが社会人さん、有給がないのが学生さん。有給がなくても休めるのが学生さん、有給があっても休めないのが社会人さん。
07-29 10:14
星の海で(10) 「Be My Lover」 (11)フランチェスカ~傷心
乱れたベッドに、うつ伏せになったまま動こうとしないフランチェスカに、エミリアは慎重にたずねた。
「提督に、無理矢理……?」
「……」
「酷いことをされたの?」
「強引だったけど、酷いことはされなかった……」
「提督のこと、嫌いになりました?」
「リッカルドが強引なのはいつもだけど……、でも……」
「でも?」
「女って駄目だね、うわべだけの言葉と愛撫で攻め立てられただけで、抵抗できなくなってしまうんだ。いやだって思っていても、体が言うことを聞かない。ウソで塗り固めた言葉も、朦朧とした頭の中では本当みたいに聞こえる。こんなことなら……、いっそ、蔑まれながらレ×プされたほうがよっぽどマシだよ……」
そういってベッドに突っ伏して、すすり泣き始めたフランチェスカを、エミリアはそっと抱きしめた。
「かわいそうに、フラン。でも、リッカルドさんのこと、本当に嫌いになったわけじゃないのでしょう?」
「もう、嫌いだよ……」
「ウソです。本当に嫌いなら、そんな風に泣いたりはしないものですよ」
エミリアは傷ついたフランチェスカに、大切な妹に姉がするように、背中を抱いて額をくっつけた。
「……でも見損なったよ、リッカルドの奴。女なんて力づくで自分の物にして、言うことを聞かせられるとでも思っていたなんて」
フランチェスカもラヴァーズの体を持つ以上、肉体交渉に脆弱なのは仕方のないことではあったが、今そのことをフランチェスカに言うのは逆効果にしかならない。
けれど、エミリアは2人が本当は何を望んでいるのか、それを信じていた。
そして今の二人に必要なのは、関係性の変化と激しい想いのぶつけあいだと、考えていた。
だが、激情は破局への分岐点でもある。だからこそ周囲が慎重にフォローする必要がある。
エミリアはくっつけていた額を離すと、慎重に言った。
「私がラヴァーズになりたての頃は、そう言う風に無理矢理自分の物にしてしまう将校もいたと、聞いたことがあります」
「いまの時代に、そんな事許される筈無いよ」
「そうね。でも、他の誰にも渡したくないと言う気持ちは、きっと同じかもしれないわ」
「そんなの……、ただのワガママだよ。それに、私の気持ちはどうなるの?」
「フランが、はっきりしないのが原因じゃないの?」
「私が? どうして?」
瞳を赤くして見上げるフランチェスカに、エミリアは優しく諭すように言った。
「リッカルドさんがお嫌いなら、フランは幕僚幹部なんだから、具申書を添えて転属願いを艦政本部に出してしまえば、いくら艦隊司令でも人事権を行使できないわ。そうでしょう?」
「……それは、そうなんだけど」
「一緒にいたいと思っているのならば、もっとリッカルドさんを安心させてあげなくては駄目よ」
「……エミィは、リッカルドの味方なんだ」
「そんな風に言われると辛いわ。でも私はフランの味方よ。これは神に誓って」
フランチェスカは付き合いが長い分だけ、リッカルドの女性の好みも知っていた。
それはいまの自分とは違う筈だった。
だからこそ自信がなかった。リッカルドが好むタイプは……。
それに、自分は普通の女なんかじゃない。そのことをリッカルドは、よく知っている筈だった。士官学校時代からの付き合いなのだから。
ラヴァーズになる前の自分を知っていて、それをリッカルドがどう思っているか、フランチェスカの想いは複雑であったし、容易に自分をも納得させられるものでもなかった。
いつの間にか隣に座って肩を抱いてくれていた筈のエミリアが、傍を離れていた。
フランチェスカがそのことに気がつくと、目の前に温めたココアのカップが差し出された。
それを受け取ったフランチェスカは、中身を少しだけ口にした。
砂糖は少なめで、少し苦かった。
フランチェスカはしばらく悩んでから、口ごもるようにして言った。
「ピエンツァで、……リッカルドとは、どうだったの? その……、ずいぶん、仲が良かったみたい、だけど?」

挿絵:菓子之助 http://pasti.blog81.fc2.com/
恐る恐る、まるで怯える少女のような様子のフランチェスカに、エミリアはフランチェスカの思い悩んでいることが、透けて見えたような気がした。
エミリアは、そっとフランチェスカの口の周りについた、ココアの痕を指で拭うと、自分はフランチェスカが、本当に聞きたいことを知っているというように、笑みを浮かべながら言った。
「気になる?」
「べ、別に……」
「提督は、私には何の関心も持っていないわ。信じておあげなさい」
「うそ」
「本当よ。提督はあれで、身持ちの固い方よ。お話してみて、それが良く分かったわ」
「まさか! あのスケベがそんな筈無い」
「健康な男性ですから、多少スケベなのは、仕方ないでしょう?」
「リッカルドは、私のカラダが目当てなだけだよ!」
「不器用な方ですから、言葉ではうまく伝えられないと思っていらっしゃるのでしょう。本当は、リッカルドさんだって」
「そんなこと、絶対にそんな事無いっ!」
だんっ! とフランチェスカは声を荒らげて、サイドテーブルを叩いた。
「もしかして、フランは、恋を……男性として女性に恋したことがなかったの?」
「……どうして、そんな事聞くの?」
「ある方が……リッカルドさんには士官学校時代、付き合う女性の影も無かったと言っていたので、もしかしたらフランも同じだったのかなって……」
「そう。でもそんな事関係ないと思うけど」
「そう?」
「そうだよ」
「……」
「……」
「恋をするのが、怖いのでしょう?」
エミリアの言葉に、フランチェスカは動揺を隠せなかった。
「自分が相手を好きだとしても、その相手がもし自分のことを好きじゃなかったらと思うと怖いのじゃないの?」
「私は、ラヴァーズになった時点で、自分は恋をしないことに決めたのよ」
「私たちラヴァーズには、恋をする資格なんて、無いとでも?」
「そんなことは無いわ! そういう意味じゃないの……」
「でもフランは、自分がラヴァーズであることに、こだわっているのね」
フランチェスカはうつむいて答えた。
「ラヴァーズの恋愛感情は、普通の人とは違う」
「同じよ」
強めの口調で、即座に否定したエミリアに、フランチェスカは顔を上げた。
「同じよ、フラン。人を好きになるのに、嘘も本当もないし、誰一人として同じ形ではないわ。だけどラヴァーズも、そうでない人も、誰かを好きになる気持ちだけは、同じなのよ」
「でも……」
「違うと思うのは、フランの心の中に、迷いがあるからだわ。でもそれはフラン自身の迷いであって、誰かのせいだったり、ましてラヴァーズだからでもないわ」
「私、自身の迷い……?」
「フランが、本当に思っていること、本当にしたいとおりにして良いのよ」
「でも、怖いんだ……」
「どうして?」
「リッカルドは私なんかよりも、たとえばエミィみたいな……」
“エミリアが幕僚の高位の人物と恋仲になっている”
それはリッカルドのことだろうと、フランチェスカは思っていた。
自分だって、美人でプロポーションも良く、性格も落ち着いていて優しいエミリアならば、恋をしてしまいそうだったからだ。
だからリッカルドが、エミリアに恋しているのならば、それを確かめたかった。
けれどそれを確かめても、その後どうするかまでは考えていなかった。
もし、リッカルドが自分よりも、エミリアのほうを選ぶのならば……。
フランチェスカの表情が、曇り始めたのを見て取ったエミリアは、静かに言った。
「私には気になる方が、提督の他に居りましてよ」
「……だ、誰?」
「私がお慕いしているのは、名前の頭に“F"がつく人ですから」
そういうと、エミリアは優しい笑みを浮かべ、フランチェスカをそっと抱き寄せて唇にかなり近い右の頬にキスをした。
ごく自然に、流れるようなエミリアの動作に、フランチェスカはまったくの無防備だった。
混乱しかけていた上に、突然のエミリアのキスに、フランチェスカの頭の中は真っ白になった。
「……て、あ、え、エミリア! ちょっと!」
フランチェスカが我に帰ったときには、エミリアはとっくに部屋から消えていた。
「“F”がつく……って、わ、ワタシ?? いや、そんな事……。でも……???」
07/28のツイートまとめ
amulai
RT @gomihiyabugi: サザエさん時空系はループする一年。って感じだけど、ポケモンとコナンは「キャラクターも成長するし作品の流れに沿った思い出も存在するしストーリーも進みますけど時間軸は無視する事にしました、気にしないでください」って感じ
07-28 23:59RT @yosohuta: 少女や女性が処女を散らせていても、正直「痛そうやなぁ・・・」っていう印象のほうが強いが、TSっ娘が男だったのに男のモノを受け入れて、あるいは無理矢理散らされるのを見ると、「あ〜あ、堕ちちゃったねぇ(ゲス顔)」ってなる
07-28 22:59RT @mizuryu: 漫画が廃れて次の新興メディアが叩かれるようになる頃には修正前のエロ漫画原稿とかも貴重な文化資産扱いになると思うので、修正前のデータは大事にしていきたい
07-28 22:58RT @jiro57: たぶん親の収入超せない僕たちがペットボトルを補充してゆく山田 航ときどき、この歌を思い出す。短歌が一息で、社会や家族の有りようを摑み取る。凄い。 https://t.co/ZaBHcBqfHV
07-28 22:38RT @Isaacsaso: 「夢をあきらめないで」と利害関係のない人に言われても困るよな夢をあきらめなかった結果、損失をこうむっても「あきらめないで」と言った人は損失を補填してくれないんだろ「夢をあきらめないで。なぜならキミが夢を叶えるとワタシに配当が入るんだ」くらいまで…
07-28 22:37RT @navisl_zvezda: 「夢をあきらめない若者を応援」みたいな行為って、しょっぱいおじさんが大好きだよね。『竜馬がゆく』を読んで、幕末を語っちゃうようなおじさんね。おじさんがカネか権限のどちらかを持っているなら話を聞いてもいいと思う。両方無かったらさっさと…
07-28 22:37拉致・監禁されて女体化され頭の悪そうな男に陵辱を受けるオレ。全ては自らの血族を残そうと、犯罪に手を染めた、男の父親の陰謀。無事出産したらオレは男に戻されるのだという。#TSFの卵
07-28 18:35RT @wakasAmy: 美少女魔法使いになっておっぱいが好きすぎて男女問わずおっぱいだけでイけるように調教してしまうエロ触手を産み出すけど下剋上されておっぱいだけでアヘ顔晒すまでおっぱい調教されてしまいたい
07-28 16:57RT @ima_ss: ゲームの中に捕らえられたら女の子。通信機能で交換だ!「ミサちゃん(親友)のおっぱいとタケシ(弟)の胸を交換しましょう」『や、やめっ、あっ、あたしの自慢のおっぱいがなくなっちゃうぅ!』『あ、ぼくの胸が膨らんで……お、重いよう!姉ちゃんより大きいよぅ!…
07-28 16:56RT @poriuretan1: こういうTSFな日常(恋愛要素あり)が好き「TSFとイロイロアッテナ」act1:素直になりたいようななりたくないような https://t.co/v7bj4rD5vX
07-28 16:54
【販売開始!】催眠術師(真城さんの新作DL同人小説) 第2章5
「地頭の良さだけで渡ってきたあの女は地道に真面目に努力する方法を知らなかった。そんなことせんでも成績が良かったからな。だが遂にそれだけじゃあどうにもならなくなる」
「詳しいな」
「仕事なんでね。分厚いメガネに野暮ったい黒髪おさげみたいな優等生が遂に自分の点数を抜いたことで逆恨みして、あの連中に放課後犯させた」
「…」
「レイプ被害者の多くがそうであるように彼女も泣き寝入りしたんだが、ある時期からは毎日だったらしい」
「…鬼畜かよ」
「当然成績も急落。教師の覚えもめでたい連中は何のお咎めも無く無事に進級して楽しい青春送ってる」
「その子はどうなった?」
「誰だ?」
「犯されたおさげの子だ」
「当然自殺だ。ある晩校舎のてっぺんからな。ただ不思議なことに飛び降り自殺ってのは大抵はうつ伏せに落ちるのに、彼女は仰向けに落ちてた」
「…突き落とされた?」
「さあな。一つ言えるのは何故かそのホトケ(遺体)が目撃者もいないはずなのにその晩の内に救急車じゃなくてパトカーで搬送されたってことだ」
「…どうなってる」
「しかも司法解剖もなしにいきなり死体を焼却だ。親が駆けつけた時には灰になってたらしい」
「訳が分からん」
「ま、偶然だと思うが首謀者の一人の父親がその所轄署の署長らしい。ま、偶然だが」
オレは考え込んだ。
「…それがさっきの連中ってことか?」
「説明が前後したが…まあそういうことだ」
「オレは素人だ。私立探偵なんてのは大抵元警察官なんかがやるもんだが、オレには警察官だった経験は無い」
「そうか」
「その素人の意見だが…状況証拠は真っ黒だ。刑事ならともかく民事なら戦えるんじゃないのか?」
ふっと失笑する山田。
「一応この話の続きをしてやろう。まだプロローグだ」
「何だって?」
「日々遊び歩いてロクに勉強なんぞしないバカ娘はどんどん成績を追い抜かれる。それでも地頭がいいってのはいいもんで常に学年ベスト5には入ってたみたいだが」
「それで?」
「偶然だろうが、上位の男は襲撃され、女は犯された。謎の集団にな」
「その学校の中だけ世紀末なのかよ」
「意味不明だが言いたいことは分かる。犯人は分からずじまい。流石に勘付き始めた地元マスコミ対策なのかアンケートやなんかの調査が行われた」
「…それで?」
「結果は公表されてないが、結論は『いじめは無かった』だと」
「地獄に堕ちろ」
「まだ続きがある。勇気を持って告発めいたアンケートを書いた生徒は軒並み推薦を外され、内申書はボロボロにされたそうだ」
「なんでそういうことになるんだよ。今って二十一世紀だよな?十六世紀のスペインでも江戸時代の日本でも無いんだよな?」
「一応そういうことになってる。けど人間の意識なんぞたかが千年やそこらで変わるもんじゃない」
「なんてことだ」
「自殺成功者が二名、失敗者が三名、引きこもりやら不登校やらが…数え方によるが五名。そこまで行ってない被害者は数え切れずだ」
「…どうなってる」
「流石にバッシングに耐えられなかった学校が『いじめと言って言えなくもないことがあった可能性はある、だが自殺との因果関係は無い』と公表した」
「死んでくれ」
「ま、偶然だが私立学校で首謀者の一人は学園の有力スポンサー、もう一人は地域の教育委員会役員、もう一人は別の学校だが理事長だった」
「…現代の貴族ってところか」
「未だにこの事件の全貌は明らかになってないが、校内ではかなり厳しい箝口令が敷かれたらしい。蛮勇を振るって顔を隠してマスコミに告発した生徒もいるらしいが…将来を潰された」
「…クソが…」
「さっきの連中がそうさ」
「…」
「さっきまでの威勢はどうした?ん?」
オレは答えられなかった。
「お前が言いにくいなら俺が言ってやる。オレは生まれつきのサイコパスでね。絶え間なく人を傷つけてないと落ち着かないんだ」
「…」
本来なら身の危険を感じなくてはならないんだろう。だが、満腹ならライオンも同じ檻に入れた兎も襲わないという。何故か心配しなくてもいいとオレの本能が言っている。
「といってもあんまり無秩序にやっちまうと色々と困るんでな。俺は言ってみれば『凶悪犯専門のサイコパス』なんだよ。連中を思う存分食い散らかすんだ」
やっと納得が行った。大筋では。
だが、まだ分からないことがある。
「まあ、趣旨は分かったんだがそれは私刑(リンチ)だ」
「いや、私刑(リンチ)じゃない」
「罪刑法定主義を知らんとは言わさんぞ。法の根拠を持たない暴力の行使は許されるべきじゃない」
「それ、連中にも言えるのか?」
「それは…」
「気に入らない同級生の女子高生を野獣みてえな男どもにレイプさせるのは許されるわけだ」
「許されるとは言ってない」
「いや、言ってる」
「…物的証拠が無いなら裁かれるべきではない…だろうな」
「ご立派なこって。ならバレなきゃ犯罪やり放題だ」
「バレなきゃな」
「本気かよ」
「感情的には到底納得いかんが、感情優先にしたらどんな恣意的な判決でも下せることになる。証拠主義は貫かれるべきだ。結果的にそれが無辜の一般市民の身を守ることに繋がる」
「ま、お前はそうやって能書き捏(こ)ねてろ」
「いや、今はそういう一般論はいい。要するにオレが疑問なのは、お前の行動は国家のお墨付きありなのかって話だ」
「そんなわけねえだろ」
「じゃあ勝手にやってるのか」
「まあな」
「・・・」
これ以上当事者であるこいつに聞いても分かるまい。タバコ男の話だと割と自由に泳がせている感じだ。
こいつが荒らしまわった現場にしたって手袋をはめて殴ったりしてる様子も無いし、何と言ってもレイプして痕跡を残さないなんてことがある訳が無い。
DNAから何から残りまくりだ。下手すりゃ子供すら残る。
つまり、警察が組織的に黙認してるってことになる。そんなことってありえるんだろうか?
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07/27のツイートまとめ
amulai
RT @NA_TSU_NO_MI: 友「実はさ」僕「なに?」友「最近不思議なジャンル見つけてさ」僕「うん」友「男を女にして調教してるんだけどさ」僕「うん」友「以外にはまっちゃいそうで怖いわ笑」僕「TSF」友「え?」僕「そのジャンルの名前」友「」
07-27 20:52RT @Zurachmann: 「シャブはいかが?シャブはいかがですか?誰か、シャブを買って下さい」少女は廃工場の中で、置き去りにされたマネキン達相手に呼びかけました。しかし、反応はありません。少女の体は禁断症状に震え始めました。「そうだわ。シャブを打って落ち着こう」少女…
07-27 20:23今週のイラスト企画は!https://t.co/3Ac0D3PENh佐藤黒音さんに魅惑の女性に変えられた上、裸に生クリームと言う破廉恥な姿で闇オークションで人身売買されてしまったパティシエ日本一の青年を描いてもらいました! https://t.co/gJcAVcE23S
07-27 20:23RT @yamadataro43: ネットどぶ板、参院選で29万票 山田太郎氏の戦略:朝日新聞デジタル https://t.co/cgFFtAtKYU
07-27 20:16RT @tetuya_hayashi: 【告知】本日発売のcomicREX9月号に『みだLOVE♪』第四話掲載されております!今回はページ数少なめですが、女の子として暫く過ごす羽目になった主人公了君の可愛い姿満載で、しかもTSと言えばなシーンもありますw是非ご一読を~!! ht…
07-27 15:34RT @bennymanji: この間の日曜日、秋葉原のエクセシオ―ル・カフェのあるビルで「死ねよ!なんでオタクが運営と繋がってんだよ!死ねよ!死ね!死ね!」とか話してるアイドル風の女の子たちを見たんだけど、本当、その場にいたこっちの方が死にたくなった
07-27 06:46
水曜イラスト企画 絵師:佐藤黒音(11) 仮名:津田 栄吉(えいきち)【変身】
パティシェの日本一の青年。それが何の因果か、魅惑の女性に変えられた上、裸に生クリームと言う破廉恥な姿で闇オークションで人身売買されてしまった。
絵師:佐藤黒音

水曜イラスト企画の説明はこちら。毎週1枚キャライラストをUPします。
本キャラを主人公/脇役にしたSSを募集しています。コメント欄に書き込んでください。(事故を防ぐため別途ローカル保存推奨)追加イラストを希望する場合は希望シーンに<イラスト希望>と書き込んでください。私が了承し、絵師さんも乗った場合はイラストの作成を開始します。
それはそうと佐藤黒音さんのキルタイムデビュー作ジュスティーツィア アンをよろしくお願いします!
07/26のツイートまとめ
amulai
ポケモンGOで絵師さんの納品が遅れる問題ですし?
07-26 22:31RT @hakoiribox: 「鬱病で休職していた筈の同僚が元気そうに外を歩いていました。怠けているだけだ許せない」「そりゃあ病原体の君らから離れたんだから元気になるのは当たり前だよね」
07-26 18:35RT @zaorchrisa: いい歳してプリキュアを見た罪で謎の組織に囚われて変な装置を乳首に付けられて豊胸させられる夢を朝見たんだけどなんなんだよぶっ殺すぞ畜生。プリキュア見てねぇよ。
07-26 18:33RT @PKAnzug: 「対策が必要では」の声に対する返答が、「これは防ぐのが難しい特殊な事件。これに大規模対策をしてもしょうがない」と非常に理知的。他の事件等もこう冷静に分析した記事が読みたい:【相模原事件】「戦後最大級の大量殺人」 専門家が語る特殊性 https://t.…
07-26 16:20RT @rocayicitasu911: 「働かざる者喰うべからず」の意味を真逆で捉えてる人間が多いのに驚き。「働かざる者」ってのは、不労収益の資産家・地主のことだよ。レーニンの言葉だよ。骨折して療養中のパートのおばちゃんや、求職・障がい・定年の方は「働けない者」だよ。何勘違い…
07-26 16:16RT @054758373: お客さんのおばあちゃんに気に入られて、亡くなった後に息子さんが夜に僕の自宅にいらっしゃって「遺産相続の中にお名前が入っているので放棄してくださらないか」と言われて快く放棄の書類にサインをして、息子さんが帰られる時に腰のベルトにナタ差して来てた話する…
07-26 14:22取りあえず童貞は生きている価値が無いから全て美少女に女体化すべしという天啓を受けたオレは・・・・#TSFの卵
07-26 14:21RT @zmrz: 2年前くらいジバニャン「よぉ、ピカチュウ先輩」ピカチュウ「ヒィッ、ジバニャン…」ジバニャン「先輩もそろそろ引退してくださいよぉ〜」ピカチュウ「…」今ピカチュウ「よぉ、新作売れてる?」ジバニャン「」ピカチュウ「最近、体操やってる?」ジバニャ…
07-26 14:18RT @mikaduki_neko: 女体化しただけで褒めてくれる三日月ネコ #tegaki_dt https://t.co/fMj60CaPGA
07-26 14:16RT @utakuochi: トレーナーに向けて使用し、捕獲した後にじっくりと精神洗脳を行って自分に対する忠誠心を植え付け、陥落と同時に全身をポケモンへと変化させることで、意中の人物を自分に懐くポケモンへと堕とし切るメソッドとしてのモンスターボール
07-26 14:16
【販売開始!】催眠術師(真城さんの新作DL同人小説) 第2章4
「何が」
運転中に話しかけた。
「お前にゃついていけねえよ」
「誰も付いて来いなんて言ってない」
最初の話と全然違う。
「これは一体何なんだ?警察の捜査じゃないよな?オヤジ狩りならぬ若者狩りか?」
「捜査だよ。確実に目標に近づいてる」
「とにかくオレはもう降りる」
「どうした?俺が全部先に食っちまうから不満か?」
「オレは行く先々で嫌がる女をレ×プする趣味はねえんだ。お前と違ってな」
しばし沈黙。
「俺が行き当たりばったりで何の罪も無い若者を毒牙に掛けてるとでも思うのか?」
「…違うのかよ」
「結論を言えば違う」
「じゃあどんな奴だ」
信号で車が停まった。
「最初のヤク中の女な」
「ああ」
「あいつは罪の無い女をヤク中にして風呂に沈めてた。まあ女衒(ぜげん)だ」
風呂に沈めるというのは、性風俗で働かせることを言う。
「あの女がか?」
「そうだ」
見たところかなり若かった。二十代の前半と言う程度にしか見えなかったが…。ただ、歴史上女が女を食い物にしていた例は数多い。
現にアメリカで政府関係者を含めて大量の顧客を抱えていたコールガール組織の元締めはマフィアの親分のジジイではなく婆さんだった。
「同じ目に遭わされてるってことか」
「そういうことになる」
「あの場にあったクスリはどうなる?」
「違法だ。だがオレたちには権限が無い」
所持するだけで違法となる薬物は厳密に言えば押収した警察官であれ、一時的に所持するだけでも違法と言えなくもない。その為、麻薬取締官などは法律で例外的に「違法薬物の所持」が認められている。でないと押収できないからだ。
「薬物はともかく犯罪者であれ無暗にレイプしていいって法は無いと思うぞ」
「まあな。けどこんな小噺(こばなし)知ってるか?泥棒が狙うのは泥棒の家だってさ。何故だと思う?」
車が再び走り出す。
「…そりゃ、警察に行けないからな」
「そういうことだ。下手に警察に被害届を出しに行けばテメエが捕まっちまう」
「だから現役の犯罪者を狙う…か、腐ってやがる」
「随分な言い草だ。さっきの男女の集団は何だと思ってんだ」
「さあな。カラーギャング、チーマー、半グレ集団…どれにも見えん。古い言い方だがシティボーイシティガールって感じだ」
「何年前だ。七十年代かよ。ナウなヤングってな」
「いいとこ大学生サークルってところだ。それもスキーだの登山だののスポーツ系じゃなく、日々遊んで酒飲む系サークルのな」
「…ま、大体当たりだ」
「なんでそれを犯すんだ。気の毒だろうが。しかもお前が使ったのはスタングレネードだよな?」
「ほう、単なる素人じゃないらしい」
「いいから答えろ」
「大学生サークルってのは当たらずといえども遠からずだ。実際にはほとんどが大学生だが、同じ大学じゃない。高校時代の同級生だ」
「…じゃあ、仲良しグループの同窓会じゃないか」
「その仲良しグループがどうして他人名義の洋館占領して入口にブービートラップ仕掛けてんだよ」
「それは…若気の至りというか」
「あいつらは犯罪者集団だよ。それも一番の首謀者がさっき泡吹いて犯されてたあの女さ」
お前が犯してたんじゃねえか…と思ったが黙っておく。
「何だって?」
「あいつらは名前を出せば誰でも知ってる有名進学校のトップグループでな。スポーツ万能、成績優秀に加えてあの見た目だ。在学中から読者モデルだのタレントの真似事までしてた」
「…別に犯罪じゃない。勝手にやればいい」
「それだけならな」
珍しく山田が黙り込んだ。
「あいつらがいた学年は控え目に言っても『地獄』だったらしいぜ」
「大げさな。ガキの集団だ」
「あの首謀者の女が同級生のレ×プ指南をしてたと知ってもそう言えるか?」
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07/25のツイートまとめ
amulai
RT @pirethloid: いつからだろう。1000円程度の課金を課金と思わなくなったのは。ポケモン赤とか金とかやってた頃の1000円はほぼイコール月給だったのに。何が僕を変えてしまったのか…何が…
07-25 20:33RT @fladdict: 「ポケモンGO」と「お餅」では、お餅のほうが危険かなぁ。餅が原因で病院送りは、東京都だけで年平均で110人ほど。規制するなら、まずはお餅からでもいいかもしれない。
07-25 20:33RT @kikuyarou: 漫画描いてても単行本にならない、って作家さん大勢いるので(私もその一人)「単行本待ち」とか「単行本になったら買うのに」とのつぶやきを連載誌のWebアンケに送るだけで、単行本にならないものがなったりするから、もし単行本待ちしてる漫画があるなら積極的に…
07-25 20:32あー、この娘と入れ替わりたいって?いいでしょ、この娘。顔も良いし、スタイルも抜群なんですよね。あああっと、でも今日はもう予約が入っちゃったみたい。代わりにこの娘どう?これでも顔も良いし、おっぱいもさっきの子よりでかいよ?(おとりレンタルボディ)#TSFの卵
07-25 20:08RT @mishiki: (答弁で)「大事なのはその1カ月2カ月前の準備段階。こっちが納得しない答弁なら、質疑をしないし、答弁させない。~整えていたのに違う答弁をしたのは高市さんだけ。だから高市さんは許さない(笑)」https://t.co/TTgwO8fJTW政策決定論…
07-25 20:05RT @InsideCHIKIRIN: テレビで見たグラビアアイドルをやってるという女の子。26歳でTバック水着で一日8時間、撮影会@秋葉原に出たり、雑誌におしりを付きだした写真を載せて、月の収入が6万円なんだって。。。こういう市場っていったいどういう需給関係になってるんだろ。…
07-25 18:16RT @DAIGATANA: 生きているだけで褒めてくれる打撃系の姉「内臓を破壊したのにまだ息があるのか、偉いぞっ☆」
07-25 18:08RT @tesuta001: 任天堂株で5000万儲かったって言ってもさ、そこから税金で1000万持ってかれて、手数料というか金利で400万くらい持ってかれてさらに嫁に半分持ってかれるからなんと1800万しか残らないんだぜ…。…おっと嫁いないんだったぜ…。_(._.)_おやすみ
07-25 16:41RT @keiichisennsei: ついに、この日が来てしまった。・・・・・手塚プロに呼び出されました。本日16時に出頭します。。・゜・(/Д`)・゜・。
07-25 15:10RT @kawanaya2199: 今日、精神科行ったら医者「ポケモンGOやってる?」おれ「はい、やってますよw あれすんごい人気ですよね」医者「僕が頑張っても外に出なかった引きこもりの患者さん今日で2人も家から出たってさそれで…僕の意味ないよね!?」って精神科…
07-25 15:08
星の海で(10) 「Be My Lover」 (10)リッカルド~怒り
翌日。フランチェスカは、大胆な装いでラウンジへと向かっていた。
そしてラウンジの入り口でまるで待っていたかのような、リッカルドに出くわした。
「おい! フランチェスカ! こっちへ来い!」
「痛い! 何だよ! 離せよリッカルド!」
「お前、そんなかっこうして、どういうつもりだ!!」

挿絵:菓子之助 http://pasti.blog81.fc2.com/
フランチェスカの服装は、ラヴァーズでも普通はそんなコーディネイトはしないだろうと言うような、大胆なものだった。
薄いシースルーの布を軽く体に巻いただけの様なデザイン。普通はその下にカクテルドレスを着るところを、フランチェスカは肌の色に合わせたインナーだけを身に付けていた。そのため遠目には裸の上に薄い布だけを纏ったように見えた。
左足には少し太目の革のアンクレット。両手首にも太い革のリストバンドで薄布の袖を止めていた。そして首にはラヴァーズ徽章のついた黒のチョーカー。そして濃いメイクに、銀の鎖の髪飾り。
リッカルドは以前にそんな姿の女性を見たことがあった。それは連合国の支配の及ばないような辺境の惑星。奴隷商に売られる哀れな少女の姿に似ていた。
「そんな格好って、別にラヴァーズだもん。これぐらいの格好はするさ!」
「お前は幕僚の一員だ。非常呼集がかかったら、その格好で艦橋に来るつもりか!」
「前線から100光年も離れているのに、そんなことあるわけ無いじゃん!」
「ふざけるな! 非常呼集は、艦隊の技量・士気を維持するために、前線からの距離など関係なく、かけられるんだ。そんな時に、お前はそんな裸同然の格好で来て、下士官たちがなんと思うか、判っているのか!」
「それはリッカルド次第だろ、平時の非常呼集発令権は、艦隊司令にあるんだから。リッカルドが私に、こういう姿で指揮補佐をして欲しいのなら、別だけど?」
「馬鹿野郎!」
パァン! と言う音に、はらはらしながらその様子を見ていたメリッサが、慌ててフランチェスカの傍に駆け寄り、庇う様にして抱き起こした。
フランチェスカは、立ち上がるときに一瞬眩暈がしたものの、引きとめようとするメリッサの腕を払って立ち上がった。
「ぶったね」
「ああ、ぶったとも! 今後ラウンジへの出入りは一切禁じる。もちろんラヴァーズの代行当番なんてのも認めない!」
「横暴だ! どういう権限で!」
「艦隊の士気に重大な影響を及ぼすと判断したからだ! 文句があるなら謹慎処分も辞さない!」
険悪な雰囲気の二人の間に、それまでラウンジの中で心配そうに見守っていたフェラーリオ参謀が割って入った。
「て、提督、落ち着いて! 大尉ももっと冷静に」
「邪魔をするな参謀! 口出し無用!」
「もういいよ! リッカルドの馬鹿野郎! 謹慎処分にでも何でも、すればいいだろ!!」
「大尉! 提督! この件は参謀としても異論を挟まずに居れません。人事部と私めに御一任いただきたい」
「いや、ラウンジ内での出来事は、厚生部長の私の管轄だ。提督もここは一度引かれて、この場は私に預からせて頂きたい。大尉には私から」
「くそっ! どいつもこいつもこのアバズレのカタを持つってのか!」
「アバズレって、なんだよ! 言っていいことと悪いことが……」
「大尉も提督もおやめください!!」
フェラーリオ参謀は、今にもつかみ合いの喧嘩騒動に発展しそうな二人を引き離した。
しかし、どうすればこの場を収められるかについては策が無かった。
リッカルドも流石に暴力沙汰に発展するのは、まずいと考えたらしく、制服をわざとらしく直すと、フランチェスカに言った。
「あまえ、今は“ラヴァーズなんだよな?」
「そうだよ! だから何?」
「なら“お誘い”だ! 俺に付き合え!」
「何だと! 絶対嫌だね。お断りだ!」
「ラヴァーズなら、その職務を果たせ。戦闘副官だと言うなら、着替えて艦橋へ戻れ。これは命令だ!」
「横暴だ!」
「うるさい!」
リッカルドはフランチェスカの腕をつかむと、抵抗するのもかまわずに強引にラウンジを出ていった。
フェラーリオ参謀も慌てて、その後を追っていった。
激しいやり取りを呆然と見ていた、ラウンジのマスターとメリッサは我に返ると、お互いの顔を見合わせた。
「随分と判りやすかったな」
「ええ。でも大丈夫でしょうか?」
「どうなるか、賭けるか?」
「賭けるって?」
「破局か、否か」
「マスターはどちらだと?」
「うむ、後者だな」
「じゃ、賭けになりませんね。でもエミリアさんには、伝えておいたほうがいいかも」
メリッサは自分のポーチから端末を取り出すと、エミリアにコールした。
連絡を受けたエミリアは、自分の計画通りに事態が進んでいることに、少しだけ安堵した。
フランチェスカに大胆な格好をさせたのも、リッカルドにラウンジでフランチェスカを待っているように仕向けたのも、自分の計画ではあったが、予想外の事態も十分起こりうる。
計画を確実に成功させるには、エミリア自身の適切なフォローが必要であったからだ。
2人を自分の持ち駒のように扱うことに、エミリアは罪の意識を感じてはいた。
だが、2人が強く結ばれることは、アンドレア・ドリアに所属する、みんなの願いでもあった。 自分に課せられた役回りが、いかに重要なものであるかを、強く肝に銘じた。
数時間後、リッカルドは自室に戻って制服を着替えると、艦橋にもどって指揮を引き継いだが、フランチェスカはラウンジに現れることはなかった。
艦橋詰めの士官からの連絡で、リッカルドだけが執務についたことを知ると、エミリアは直ぐにフランチェスカの部屋を訪ねた。
フランチェスカの乱れた着衣とベッドの荒れ様から、何があったのかエミリアには見て取れた。