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[PR] 広島 美容外科 オフィス家具 買取 あむぁいおかし製作所 2017年02月04日
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TSFのSS Tattoo (2)

 冷え切った身体を丸めて、いつの間にか微睡んでいた私の耳に不快な音が飛び込んできたのは、一体何日目の事だったのだろう。
 暗闇を照らす明かりに、喜びとか、隙をついて出ていくとか、そんなことは考えられなかった。ただ一つ、私の心を支配したのは、安堵、だった。
「はは、まだ生きてたな」
 あいつの声と臭い。それに吸い寄せられるように、私は暴力と冷えで衰弱した身体に鞭打ち、這い蹲ってあいつの足元へにじり寄り縋りついた。最早、男を倒して出ていくような体力など残っていなかったことに、その時気付いた。
「……た、助けて。なんでも――」
「何でもするって? ふぅん……なら股開け」
 見上げたあいつの身体は大きく、その目は蔑みと冷笑を湛えていた。それだけで暴力の記憶が蘇る。私は震えながら腿の裏を持ち、両足を広げ、身体とそして心も曝け出した。
「ちっ、冷てぇな。おまけに臭ぇ」
 圧し掛かりながら文句を言うあいつの顔を見ないように視線を逸らした。
「ぅぐっ――」
 私にも女性経験はあった。が、濡れていないというだけで、これ程苦痛を感じるとは思わなかった。ましてや、未使用だったのだから。
 身体の中心から裂かれているのだろうと思える程の痛み。叫び声を出しそうな口を二の腕を噛むことで何とか抑えつけた。それが反抗であるかのように。
 あいつの全てが私に収まった時、何故か「征服」という言葉が頭にこだましていた。生きたいが為に自分から身体を提供する。なんて屈辱だろう。
「あの、優越感に満ちた態度が、今はこれだ。君の生殺与奪権は俺が握ってるんだ。これからはいつでも俺の欲求に応えろよ」
 そう言うと思い切り腰を叩き付けてきた。私はあまりの痛みと肉体の衰弱からか、気を失っていた。

 どのくらい失神していたのだろう。気付いた時にはすでにあいつはいなかった。周りを見ると2リッターのペットボトルの水と、四本入りの携行食、懐中電灯一本、毛布一枚、そして、右足には太さが5㎜はあろうかという鎖がついていた。もし空腹でなかったなら、鎖を見て絶望したんだろう。しかしそれよりもその時は飢餓が勝っていた。
 携行食を貪り食い、冷えた水を胃に流し込んだ。
 少しばかり満たされて、改めて鎖を見ると杭に繋がっていた。鎖の長さを測ろうと毛布をはおり立ち上がった。
「あ……」
 身体の奥からドロリとあいつの精が腿を伝わって垂れた。何度吐き出していったのか。その光景を思うとゾッとし、考えまいと首を振った。
 鎖の長さは手を伸ばしてやっと石組みの出口に届く程度だった。

 それ以来、あいつは不定期にやって来ては、私を犯し、罵倒し、暴力に及んだ。
 あいつが来なければ、私は飢えと冷えと、狂わんばかりの孤独に襲われ、あいつが来れば安堵した。しかしそれも束の間だった。犯されれば身体も心も傷つけられ、罵倒されれば尊厳が失われていく。そして暴力の恐怖は、次第にあいつへの依存が出来上がっていった。
 黙って従い、媚び諂えば、命だけは存えられる、とばかりに。
 このころには、私の慰みは二つだけになっていた。一つは壁画の鑑賞。そしてもう一つは声。とにかく声を出していた。無音というものが音の地獄なのだと初めて知った。私は考えていることを全て声にして出し、これに耐えた。
「私は、おなかが減った。あいつがこない。股を開けば食べ物が貰える。最近は、少し感じるようになってしまったかも知れない。もしかしてあいつも感づいているだろうか? ああ、おなかが減った。そういえば、この身体は本当に女なのか? これだけ犯され続けていれば――もしかして」
 独り言が私の心を掴んでいた。そう、妊娠してしまうのでは? そのことが急に怖くなり、声に出せなくなっていた。声に出したら、本当にそうなってしまうのではないか、と。
「……いや、待て。待てよ。そう、そうだ。生理もないのだから、そもそも――そんなことになりはしないはず、だ、よな?」
 しかし、そんな私の願いは、壁画の女人たちは聞き入れてくれなかった。
 何度かあいつに強引に犯された後、下腹部に違和感があった。そして、目覚めると、私は「女」になっていた。都合三度目だった。

 一度目は文字通り男から女へ。二度目は犯されて。そして三度目は、女としての能力が備わった事を意味していた。その事実は私を恐怖させるに十分すぎた。このままあいつに犯され続け、受精してしまったら? どんどん変化していく肉体を目の当たりにしたら、狂ってしまうのではないか……。
 血にまみれた毛布をあいつは確認すると、私の懇願を無視して犯そうとした。それでも拒否すると、罵倒しながら殴り、蹴り、肉体を苛んだ。
 今痛くて苦しくて、それをどうにかしたくて、後々の恐怖など確率的に低いのだ、などと自分に言い訳をして、あいつを受けれていた。
 一度心が折れると、痛みや恐怖を忘れようと肉体が受ける快楽を享受していた。
 殴られたり蹴られたりする前にあいつに媚び、それを回避し、受精などしないと言い聞かせ、耳を塞ぎ、自分の嬌声だけを聞く。
 そんなことが、もう、長い間続いている。
 
「あっ、あっ、イク……うっ?!」
 恐らく三日ぶりのあいつの訪問後、すぐさま身体を合わせた。そしてあいつが放った精が身体から出、その臭いが穴の中に広がると、胃に不快感が広がり、胃液を吐き出していた。
「――あぁ? なんだ? そんなに精液が気持ち悪いのか?」
 蹲る私の髪を掴み、殴る真似をする。その行為に身を固くして答えた。
「ごごめんなさい――いつもならそんなことないんだけど……」
「……そうか。ああ、君、ついに妊娠したね」
 にやっと笑いながら残酷な事実を告げられ、目の前のあいつの顔がひどく遠くに感じた。
「まさか」
「これまでどれだけ中出ししてきたと思ってる? しかしやっとか。中々当たらないもんだなぁ」
「……そんな……」
 ショックを受けた私を余所に、あいつは私の足枷の鎖を外し、口を開いた。
「さて、ここは女人図が示すように人を異形へと変化させるための祭儀場と思えるのは、以前話したと思う。話さなかったかな? しかしね、形状的には玄室があってしかるべきところなんだ。君もわかると思うけど。ところが君を連れてくる前にかなり調査したんだけど、それらしきものは見つからなかった」
「――なぜ今そんな話を?」
 あいつは入り口を背に、服を着始め、これまで持ってきたものすべてをバッグに詰めた。足枷も鎖も杭も。
「ここが発見されたとき、女人図だけではインパクトに欠けるだろう? だからやはりここは玄室でなくてはね」
「ぎゃっ」
 あいつに何かで殴られたと分かったのは、冷たい地面を頬に感じた時だった。
 倒れた私を後に、あいつは入り口から出て、手早く石を積み上げていく。
「そう。ここは多湿だろう? もしかしたら、見目麗しい今の君の姿は、屍蝋化して発見されるかもしれないな。子宮のような玄室で、子を宿した君が発見される――なんてセンセーショナルなんだ。そう思うだろう? 何年後になるか分からないが。俺の踏み台になってくれて、ありがとう! それじゃぁ、また会える日を楽しみにしてるよ!」
「――! あ、まっ――」
 思うように動かない身体に鞭打ち、這い蹲ってあいつの声を追うけれど、穴が塞がれ光が閉ざされると、真っ暗闇と静寂だけが残っていた。
 半狂乱になりながら石積みを崩そうとしても、びくともしない。爪が剥がれるだけだった。
 暫く、呆然としていたが、不意に爪の痛みと共にある考えが過った。刺青があるから女なのだと。それが無くなれば元に戻るのでは?
 しかしここには刃物はない。ないなら、鋭い石なら皮を剥げるかもしれない。そう思って手探りで鋭そうな石欠片を探した。ないと分かれば、石と石をぶつけ割って、破片を集めた。
「ふぅ……」
 適度な鋭さを持つ石器を背中の刺青に当てると、ふと、これで戻ったら腹の子はどうなるのだろうと思ってしまった。
 その思いを振り切るべく、ブツリと肌を引き裂いた。

 新たに見つけられた古墳に、鮮やかな女人図と、屍蝋化した遺体が設置され、それがこれまでの歴史の系譜から外れたものとして脚光を浴びたのは十年以上前のことだった。発見者は嬉々として論文を書きまくったが、権威者からはトンデモとして扱われ、結局、ブームが過ぎると話題にも上らなくなっていた。
 件の屍蝋は、「剥がれかけた刺青の妊婦」として大学の研究施設内に保管され、時折、学生の好奇の目にさらされている。

<TSFのSS Tattoo 終わり>

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外の世界は危険でいっぱい!! ~男が衰退し、今や貴重なオトコノコ達に迫るケダモノたちの欲望~

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三葉と三葉(瀧)

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02/03のツイートまとめ

amulai

RT @ars_0808: 自分の苦労話をするつもりは無いけれど、知って欲しい。>RTから思ったことを書き出しました。 https://t.co/pFQAhfhpYg
02-03 23:47

RT @navisl_zvezda: 世の中には奴隷にしかなれない人というのがいる。それも大量にいる。こういう人達がありもしない価値を騙され、親のカネで贅沢を覚え、社会人になってから理想と現実の乖離に悶絶するのが幸せなのだろうか。ガチガチに自由を制限された教理の中で、愛情や承認…
02-03 23:46

RT @navisl_zvezda: 自分はド貧困の虐待家庭の出身だけど、他の家庭の子が自由に振る舞えて羨ましいと思ったことは一切ない。むしろ「この人こんなバカなのに親の力で自由も贅沢も覚えて将来大変だよね」みたいに心配していた。Twitterの社会人を見ればその心配が杞憂でな…
02-03 23:46

RT @kon_004: 単行本作業全部終わったら自分に1個ごほうび買うぞと決めていたので、ずっと欲しかったこれを買いました………最高;; https://t.co/wMLVNLt6JZ
02-03 22:49

RT @damsite: 実業之日本社より「ダム大百科」が本日発売されました!ダムについてこれまでになく分かりやすさとエンターテインメント性を追求した内容に仕上がっています。僕が監修になっていますが、多くの皆さんの執筆や協力による結晶です。ぜひ見てください! https://t…
02-03 22:47

RT @damsite: 某メディアから相当枚数のダム写真提供依頼が来たので「使用料お願いしますね」と返信したら「こちらも少ない制作費でやっており...」と返ってきた。たぶん、たぶんなんだけど、たぶん、そちらより僕のダム予算の方が圧倒的に少ないと思うよ。
02-03 22:47

RT @pakkopako: 空母機動部隊☆ソラキュア https://t.co/GJtdU8lVhm
02-03 22:41

RT @F_TSF: TSF愛好作家さんの背後に這い寄る弊サークルの次のリリース作品は、温野りょくさん( @UnoRyoku シナリオ・作画ともに温野りょくさん)のオリジナルTSFエロ漫画です。多分。
02-03 21:07

RT @macleod1997: あ、かーさん、オレオレ https://t.co/tiTC1sces2
02-03 19:55

RT @macleod1997: あらためて観る「バロム1」の序盤が面白すぎる。まず子役二人が完璧だ。コメディリリーフの砂川啓介も適役。ドルゲ魔人の造形も文句なし。仮面ライダーの次は車!っていうエスカレートぶりも、効果音、劇伴も、何もかもがいい。そして飯塚昭三の声。こんな番組な…
02-03 19:55

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