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【投稿小説】目つきの悪いボクは彼の視線を釘づけにしたい ⑤(猫野 丸太丸)
「うっさい!」
男子たちの疑問にベンはしっかり怒号で答えた。正直ごめんなさい。
さすがに僕も怖くなって後ずさりする。女子たちも一緒に動く。ベンを先頭に男子がのろのろ近づいてくる。なんとなく始まった移動が、ベンが殺気立ってくるものだから追いかけっこぽくなってきた。
追いつかれたらなんだか面倒な気がして、僕たちはついゴール裏に回った。そうしたらベンが本気で走りはじめた。こっちが逃げると思ったからだろうか、もうためらわずにまっすぐ来る。本当にまっすぐ来るのはなんでだ――。あ、いや、理由がうすうす分かった。なぜならベンは僕だけを見つめているのだ。
ごん、と嫌な音がした。ふつうなら間にあるゴールを避けるはずなのに、顔面からゴールポストに突っ込んだからだ。ベンはそのまま膝をついてグラウンドに倒れこんだ。
「こらー、ベン! なーにやってんだよ!」
一瞬まわりが暗くなったみたく錯覚したじゃないか。だからベンはバカだ! 僕は駆け寄ってそばにしゃがみこむ。あおむけで目を閉じているベン。右目の上のあたりが腫れてこぶになりそう。呼吸はふつう、顔色はふつう。とりあえず彼の頭を僕の膝の上に載せた。
「おい、ベン、声出るか? 手は握れるか?」
ベンは弱々しく、右手で顔の前を払った。
「……なんでおまえがそっち側にいるんだよ」
僕のことだ。やっぱりベンは、僕が女子たちと一緒に来たこと、ていうか女の子になって女子たちの一員になっちゃっていたことが気にさわったのだ。耳が熱くなるのを感じる。
「誤解だよ。でもいまはそれどころじゃないから。ゴールに衝突って大ケガになることもあるんだぞ? ほら、医務室へ行く!」
首を痛めていないことを確認したあとに、サッカーウェア姿のベンを抱え上げ、背中に回して背負う。ベンなら持ち上げるくらいわけはないのだ。
僕はグラウンドにある小さな建物目指して小走りに進んだ。
そうして建物に入ってからしまったと思った。小さい施設なんだから医務室なんてない、更衣室やシャワー室があるだけだ。
「ベン、どうする? とりあえず更衣室に寝る?」
返事はなかった。ベンは僕の背中につかまっている。腕に力が入っているから完全に気絶したわけではないみたいだ。他の生徒はまだ追いついてきていない。
男子更衣室の扉を開けて薄暗いなかを見渡す。隅に横になれそうなベンチを見かけたので僕はそっちへ歩いて行った。
「いいにおい」
ベンがいきなり口走ったので僕は聞き返した。いいにおい? 古くさい更衣室がか? まさか錯乱したんじゃないだろうな。ベンチでベンの体を下半身のほうから下ろす。腕も外そうとして、できないことに気がついた。ベンがスポーツ選手らしい強い力でしがみついているのだ。首を引っ張られて僕はバランスを崩した。ベンの体はぐるっと回って、僕の胸に抱きつく形になった。

挿絵 鯨野
ベンが僕の胸に顔をうずめている!? 僕は下を向いてとんでもないことに気がついた。確かにいいにおいがする。、言ってみれば女の子みたいな香水の香りだ。なんでブルゾンの胸からそんな香りがするのか。僕はすぐに思い出した。マヤにもらったハンカチが胸ポケットに入っているからだ。マヤってば僕のことを男くさいと思って、体臭を消すために女の子の香りがするハンカチをわざとくれたんだ!
いいにおいがする僕の胸。顔を押しつけているベン。そしてベンが、さらに僕を引き寄せた。
「うーん……、リアムぅ」
僕の眼鏡が揺れた。至近距離に、瞳を閉じたベンの顔。そして僕の唇に、乾いた、でも柔らかいものが触れた。息を吸っていいのか吐いていいのか分からない。僕はベンにキスをされたのだ。
ファーストキスはグラウンドの土の味がした。
ベンを必死で振りほどいてベンチに叩きつけたのと他の女子が僕たちを見つけたのが同時くらいだった。そのあとはもう監督や他の男子に任せて、僕は女子たちと一緒に帰った。
ベンとのキスは誰にもばれなかった、ばれてたまるかっての。
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君江「…!?…カン…ちゃん?なんてカッコしてんの!?」

挿絵:柊ぽぷら
岩崎「あ…ち、違うんだ!これはその…」
小学校の頃からの付き合いだからかれこれ数年になるだろうか。
クラスメートの小野寺君江(おのでら・きみえ)が廊下でこちらを確認すると、何とも言えない呆れたとも驚いたとも言える口調で言った。
…それも無理も無いだろう。
何しろオレ…岩崎寛一(いわさき・かんいち)は、「通常の男子高校生」としてはありえない格好をしていたからだ。
太ももの中央まで張り出したその脚線美。
可愛らしい真っ赤なリボンにクリーム色のベスト。
清潔なイメージのシャツ。
チェック柄のプリーツミニスカート。
ハッキリ言えば、「女子高生の制服」姿だったからだ。
半ば薄暗い廊下は、観音開きのガラスドアによって外部から隔てられていたが、不幸なことに今は開いていた。
急に涼やかな風が強めに吹きこんできた。
ぶわり!とめくれ上がるミニスカート。
運動を阻害しない様に襞(ひだ)が入って良く広がるそれは、吹き上げる風によってその性能を最大限発揮してしまった。
岩崎「きゃあっ!!」
ただでさえ頼りない下半身が風に嬲(なぶ)られ、その上下着までをも思いっきり見せつける格好となってしまっ たのだ!
必死にめくれ上がるスカートを抑え込むそのリアクションは完全に「女子」だった。
そして…そのスカートの中のパンティに包まれた肉体もまた、「女子」そのものだった。
風は収まったが、両手を前に揃えて動揺し、長い髪を腰まで伸ばして豊かなバストを荒い呼吸で上下させているその肉体は、どこからどう見ても女子である。
むしろ、君江がどうして目の前の美少女を「同級生の岩崎だ」と認識できたのかが不思議なくらいだった。
君江「…?なんで…なんでカンちゃん、…女になってるの?」
岩崎「いや…これはその…」
ここで時間が少し戻る。
05/01のツイートまとめ
amulai
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05-01 20:31@kokonoekei 期待しております!
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05-01 18:35RT @monakoMK2: 同人即売会でスリとか出るって話は聞くけど、まさか万引きまでいるとは…。 なんていうか、同人はもっと…楽しんでやるもので…その世界に『警戒』とか『不審』とかって文字が出てきちゃいけないんだ。悲しいことだ。
05-01 15:50RT @cagamiincage: 架神恭介×菊池良×やしろあずき「漫画家・作家・ライターのための生存戦略〜コンテンツのデフレ化が進む中、どう生きる?」 | 本屋 B&B https://t.co/SsyVD4Gq90 #bookandbeer 菊池くん(@kossetsu)、…
05-01 15:17RT @rrhjrs: 会社で上司に媚びを売るのが嫌で脱サラしたり新卒フリーランスになった連中が、twitterで自分よりフォロワーが多い人間に媚を売りまくっているという皮肉。
05-01 14:08RT @matomonajinsei: お題箱 >無垢そうな男子高校生が清楚系ビッチの巨乳JKになる展開をお願いします https://t.co/hKX5ehue48 https://t.co/YPe30x2EOm
05-01 12:17