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【サンプル掲載】女体化劇場短編集その三 から 休み時間パニック②
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岩崎「…だ、だめ…」
自分のものとはとても信じられないブラジャーとそしてシャツに、クリーム色のベストと赤いリボンに覆われた乳房部分が、目の前の美少女のそれと押し付け合った。
岩崎「あ…」
かつて同級生の女子の中でも胸の部分の発育が特によかった君江をチラ見しては「でかいおっぱいだなあ…」などと男同士で言い合っていたものだった。
それが…それがよりによって自分のおっぱいと押し合いしてる…なんて…。
ミニスカートから露出した素脚同士が「するり」と接触した。
背筋に電流が走った。
岩崎「ぁあっ!」
君江の圧力は止まらず、背中の壁と目の前の女子高生に挟まれる形となった。
君江「…暴れないでよ…制服がしわになっちゃうでしょうが」
岩崎「え…」
君江「…まあいいわ」
君江の圧力から解放された。
岩崎はその場に膝から崩れ落ちそうになった…が、どうにか踏みとどまった。
君江「で?どうよ」
君江の口調は普段と何も変わらなかった。
君江「女になった感想は」
岩崎「…それは…」
岩崎は何と言っていいのか分からなかった。
君江「やっぱり『スカートがすーすーする』とか思うの?ねえ」
別に責めている口調ではない。単純に興味があると言う感じだった。ただ、目を輝かせ、頬を紅潮させての質問という訳でもない。
岩崎「…分 からない」
背筋を伸ばす岩崎。
長い髪の毛が揺れた。
下半身の解放された頼りなさは相変わらずだった。
定番の感想でつまらないが、「女子はこんな格好で普段過ごしているのか」とやはり思った。
【投稿小説】目つきの悪いボクは彼の視線を釘づけにしたい ⑥(猫野 丸太丸)
宿舎のシャワー室で、僕はシャンプーしながら考えた。ベンは打撲のショックで混乱していたに違いない。絶対そうだ、でなければ僕にキスなんてありえない。でもベンはあのとき僕の名前を呼んだのだ。相手が僕だと分かってキスしたんじゃないか! それってなんでだ?
「リアム、おいリアム、こっち向いてみろ」
後ろから誰かに呼ばれたのに気づいて僕はふり返った。そのとたん二本の指が伸びて僕の乳首に命中した。
「へひゃあっ」
痛くすぐったかったのでへんな声が出た。乳首をつっついた当の男――たしか別クラスの男子――も自分がやったくせにびっくりした顔をしている。僕は泡のついた手で自分の胸を押さえた。
「なにするんだよ、もう!」
「いや、だってリアム、おまえ胸も乳首も変だぞ?」
「変? べつに男だってこのくらい大きいやついるだろ……。あ」
男だけれど大きいって言ってしまった。それってつまり普通に見るなら女の子みたいな乳首ってことじゃないか。いま触っている自分の乳首、指先の半分くらいはある。白状すると一昨日や昨日より断然大きくなっている。そのまわり、お肉の部分もなんとなく手のひらにフィットしてきた。
「おまえ、そろそろあっちのシャワー室に入ったほうがいいんじゃないか」
「あっちってどっちだよ、あはは。不可能だろ」
「そりゃ不可能だけど? こっち側だって不可能になってきているぞ」
「それこそ不可能だろ」
「だいたい腰に巻いてるタオルってなんだよ、なに隠してるんだよ」
「ナニを隠してるんだよ! 君こそ男の股間が見たいの?」
「べつに」
抽象的な会話をしてしまった。でも意味することは分かる、分かりすぎる。股間だって最近小さくなりすぎて他人に見せるのが恥ずかしくなってきているのだ。圧迫しすぎたからかテープ無しでも簡単に折りたためるようになってしまった……。
僕が背を向けると、おふざけ男子は後ろから手を伸ばしてきた。
「最後におっぱいもませて」
「させるか!」
でもこのままでは冗談で済まなくなる。翌日の放課後、僕は面談室で手品先生に会うことにした。
「大変です、僕、体がどんどんへんになってきてるんです」
僕のひと言に跳び上がった先生は椅子からひっくり返って落ち――はしなかったけれど、先生が蹴った椅子は大きな音を立てて倒れた。
「へ、へんだよね? へんだよねー、リアムくん。ごめん、悪い意味じゃないが、君の体がなんだか変わってしまったようには見える」
先生が近づいてくるとき、僕はなぜかサッカー場でベンが走ってきたときのような違和感を覚えた。つまり先生も僕になにか不安を感じている? だったらはっきり説明しないといけない。
「分かるでしょうか。このあいだから手品をしていただけなのに僕、本当に胸が大きくなってきていて」
ネクタイをほどいてシャツのボタンを外そう。そして実際の状態を見てもらおうとした。それだけなのに先生は僕の手をめちゃくちゃすばやく押さえた。
「脱ぐのはだめ! 密室で生徒とふたり、生徒が服を脱いだりしたら要らぬ誤解を招きかねない」
「どうしてですか? 僕、男子ですよ。ていうか先生だってこのあいだ自分の胸を見せていたし」
「先生のは手品だったからいいんだよ! 先生を手品でからかう気か。いや、違うか、変なことを言った。お互い手品をしていたからなにが本当か分からなくなってきているのか」
「あ、そうか、ややこしいですね……。まず今日の僕は手品をしていません。手品なしでこんなおっぱいだから困っているんです」
僕はもう一度シャツを脱ごうとしたけれど先生には
「やっぱり脱ぐのはダメだ! 保健室の先生か女子たちに見てもらいなさい!」
と、断られてしまった。
うー、途中で止められたからよけいに、自分におっぱいがあることを意識してしまって恥ずかしい。隠そうとして肩をすぼめて横を向いたら、先生まで赤くなって横を向いた。
少し落ち着いたところで先生は椅子に座って僕を見つめた。
「なあ、リアムくん。君はベンくんに良い印象を持ってもらうために、今回手品を計画したんだったな」
「そうです」
「手品というものには必ずタネがある。タネや仕掛けはありませんと術者が言ったとしても、観客は内心、これは手品だからタネがあってのミラクルなんだと安心して見てもらえる。それが手品というエンターテインメントなんだ」
「原則ですね」
「先生が誘導しておきながら申し訳ないが、リアムくんの変身は見ていて心配になってきた。本気過ぎて、冗談じゃなくなってきているんじゃないか」
先生はため息をついて、ごめんと謝りだした。
「実はベンくんにも確認したんだ。彼、君の変身を手品だと気づいていなかった。言わば冗談が本当になってしまったようなんだ。さすがにそれはやり過ぎだった。先生からもこれは遊びだと謝っておいたよ」
「すみません、僕もやり過ぎだったとは認めます。あいつにケガさせちゃったし……。でもちょっと待ってください」
気になる言葉があったので僕は先生をさえぎった。
「冗談じゃないのは確かです」
「え? でも手品だろう?」
「はい、僕だってほんとに手品をやっただけなんです。手品は手品だしフィクションです。でもベンのやつに僕の目を見てほしい、僕の目を認めてほしいって思ってる気持ちは絶対本気です! 冗談や遊びじゃなくて、本気であいつに僕の目のことを好きになってほしいんです!」
そうだ、口に出して分かった。さんざんバカにされたから仕返ししてやりたいっていう気持ちもあった。でもそれが最大の本心じゃない。僕は自分の目に誇りを持っていて! 胸を張って眼鏡をかけて! そしてベンにいちばん、そのことを認めてほしいんだ!
先生にもこの気持ちが通じたかは分からない。ただ先生は急に明るく笑って、僕に親指を立てて見せた。
「よし、分かった。とりあえず体が変だってことは誰か専門家に診てもらおう。そのうえで一度ベンと直接会って話をしてみようじゃないか」
手品先生らしい、まとまっているんだかまとまっていないんだから分らない結論だった。でもとりあえず僕は納得して面談室を出た。
しかし保健室って言われたけれど、保健室は病気の人用の行先である。病気じゃなくて手品をやり過ぎたら腫れたんですって説明したら怒られるんじゃないだろうか。もっと気軽に相談できる相手はいないかと考えて、思いついたのがマヤだった。
放課後の学校中を探してマヤを捕まえた。女子宿舎に帰ってしまう前に間にあって良かった。
「マヤ、へんなことを頼んでごめん。僕、胸のことで心配があるんだ」
そんな言いかただったのに、なんとマヤは「任せなさい」と即答してくれた。
しかし連れて行かれたのは女子更衣室だった! そりゃ僕たちの設定は女の子どうしだからそうなるけど更衣室は女子トイレよりやばい! 幸いほかの生徒は引き上げていて、ロッカーが並んだ更衣室は無人だった。でも制汗スプレーのにおいかなにかが残っていて、なんとなく雰囲気が女子くさい。
僕がシャツを脱ぐと、とうとう左右の乳首がつん、と上を向いた気がしてどうしよう。マヤはじっくりそれを見ている。
「ブラジャーしていないの」
「粘着テープ」
「おバカ! なにがどうして粘着テープなの、それじゃお胸がおかしくなって当然! もう、リアムちゃんのおっぱい、かわいそう」
マヤの両手が僕の胸を優しくすくい上げるように触った。
「サイズは合うかなー。とりあえずあたしのを貸すね」
「いいの? ていうか着けるの?」
「しなさい。これ以上乳首が痛くなりたいんじゃなければね」
マヤはロッカーの中から灰色の丈夫そうな幅広のなにか、たぶんスポーツブラを取り出した。僕がとまどっていると、つけるところまで手伝ってくれる。
なにもない、肉が少し盛り上がっただけと思いたかったのに、布地に包まれたら僕の胸が「かわいく命名された丸み」に思えてくるじゃないか。
「でもすごい、ぴったりした。歩くのが楽」
「でしょ? ようやく文明の利器に触れたのね、良かった」
僕が求めていた解決法と明らかに逆方向に体が楽になってしまった。しかしこのブラジャーがぴったりだってことは、僕の胸が本物の女子なみに育ってしまったってことなんだろうか? 怖くなって僕はその考えを頭から払いのけた。
「でもマヤって僕のことを本当に女の子だと思っているんだね」
「もちろんよ? そのおっぱいが証拠じゃない。でも女の子っていうか、ジャングルで育てられた野生児みたいよね。男世界で育てられて自分のことを男だと思っている女の子なんだわ」
「なにそれ」
「だって精神的にはまるで男の子だもん。ほら、すぐにシャツを着なさい」
「……ごめん」
僕がネクタイまで直すと、マヤはさらに僕をベンチに座らせた。後ろに回って僕の髪を整えてくれるようだ。
「リアムってさ、このあいだのサッカー場で肝心なこと聞かなかったじゃん」
「なに?」
「サリーが好きな男子の名前。普通の女の子なら真っ先に確認するよ」
「それはそうか」
「あの子、ベンのことが好きだったんだから」
「えええーっ!!」
僕がふり向こうとすると、頭を無理やり前に向けさせられた。まだまだ髪をいじるらしい。
「……でもそれならなんでサリーはわざと僕をサッカー場に誘ったの?」
「ベンとリアムの仲を知るためよ? ふたりがラブラブならサリーは黙って身を引くつもりだったし、仲が悪そうなら正式にベンとおつき合いしようとしてた。結果は想像もつかないものだったけどね」
そんな理由があったのか、女子って怖いな。でも僕とベンとが想像もつかない関係か。ただの男の友人関係なんだけどね。そう言おうとしたところであのキスのことを思い出した。もし仮にキスしたのはなぜって聞き返されたら答えられないじゃないか、頭が痛い。
「リアムってばベンを大好きのくせに自分の恋心に気づいていない。ベンもリアムのこと、どうしていいか分からないみたい」
「待ってよ、まず前半は無茶苦茶な推論だよ。そして後半は、まさかベンに直接訊いたの?」
「訊いたよ、怪しい質問だと気づかれないように遠回しにね。リアムの秘密も口外していないし」
「どうだった? 僕、あいつに嫌われてた? 気持ち悪いと思われてた?」
僕はまたふり向いていた。マヤは首を振って、僕の首も向け直した。
「気になるのね。ベンはべつに嫌ってないよ。ただただ心配なだけ、最近のリアムってどうしたんだろうって」
あいつが僕を心配しなくても、ケガをしたベンのほうが心配されていればいいのに。でも現に僕だって胸とかおかしくなっているしなあ。
「はい、できた」
ロッカーにくっついた鏡がそばにあるから、僕は立ち上がってのぞきこんでみた。
「髪がヘヤピンで留めてある」
「髪をサイドに回して形を作ってみました。絶対このほうがいいって」
「そんなに変わってなくない? むしろそれならいいか、ありがと。でも下着は洗濯して返すからね」
「そうしてねー。あなた専用のを早く買いなさい」
これでブラジャーまで買ったら男として最後だろう。ぐずぐずしているとさらになにかされかねないから、僕は女子更衣室を脱出した。体は楽になったけれど事態は解決していない。ベンにも無駄な心配をさせたみたいだ。少なくともからかうのは一切止めないとベンのやつ、イライラが爆発してしまうかもしれない。とにかく誤解を解こう。それからどうするかは、ごめん、まだ分からない。
笑うあげは (1)(2)(3) ※TSF麻雀参考作品
笑うあげは (3) DMM版
笑うあげは(3)DLsitecom版

笑うあげは (2) DMM版
笑うあげは(2)DLsitecom版

笑うあげは (1) DMM版
笑うあげは(1) DLsitecom版
笑うあげは 1 (近代麻雀コミックス)
ウチのブログの趣旨とは全然違うけど、すごく面白かったのでご紹介。
キャラ造形もストーリーも良い良い。
05/02のツイートまとめ
amulai
RT @yabukimao: というかいかん、19時くらいにツイートしようと思ってたんですがうっかりこんな時間! ただし俺はヒロインとして、最新第3話は5月4日配信です! よろしくお願いいたします! 日付変わった瞬間に配信になるので、あと25時間です! そしてすいません告知絵は…
05-02 23:12RT @itm_nlab: アニメ・特撮文化を50年、100年と守っていくため庵野理事長「個人ではとても叶えられない願い」 アニメの原画や特撮のミニチュアをアーカイブするNPOを立ち上げ - ねとらぼ https://t.co/IMSEKdaaK4 @itm_nlabから…
05-02 23:04RT @amulai: 激戦だぜ!2018GW TSF作品リリース乱舞(4/27から5/1) https://t.co/jeQBHFckzc
05-02 22:20RT @kokonoekei: 復讐憑依TSFの小説書いてます〜R18で、いじめ描写などもあるので最初に注意書きをご一読ください僕が深見アイリだった13日と666時間https://t.co/UiSjQ5YE8G最新話は嬉し恥ずかし丸ごとおにゃにー回ですプレビュー…
05-02 15:21RT @kokonoekei: 投稿したーー!『僕が深見アイリだった13日と666時間』https://t.co/UiSjQ5YE8G憑依TSFのエロジュブナイルです本日中にあと何回か更新しますので是非読んでみて下さい
05-02 12:43法人カードを作るぜ!←のんびり屋さん
05-02 11:31RT @kentz1: 結婚相手の条件に「例えば旦那が会社クビになった時に、どうしよっか?って2人で笑いあえる関係ならなんでもいい」とあげたところから「実家が太いから失職しても余裕を持てる旦那を暗に求めているのだ」と読み取れるのが真のコミュニケーション能力です 僕はそう信じてい…
05-02 10:41RT @showa_show: ゴライオンの歌い出しをスムーズにするアシスト機能付き階段 https://t.co/D3qB1GU1kx
05-02 10:35先生にRTされたこととはなんら因果関係はないのですが、それはそれとして「ただし俺はヒロインとして (3)」へのリンクを追加いたしました。
05-02 08:58RT @648846: 山口達也の件で40代の酔ったおっさんが家にJK呼ぶことの方が圧倒的におかしいのに立場上不利なJKが家に行くことの方がおかしいって言ってる物事を冷静に見れてないバカ多すぎんか
05-02 08:08