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【投稿小説】不思議な村 作 黒糖鈴カステラ 絵 螺子-K ⑤

初めから読むときはこちら

<4>
私は泣いた。こんな姿にされちゃった不甲斐なさ、こんな村に来ちゃった浅はかさ、そして、もうこの村から出られないという理不尽さに、涙が止まらなかった。私、ずっとこのままなの…?元に戻れないの…?いやだ…そんなのあんまりだよ…
「『____』、『____』…」
声が聞こえた。あのいまいましい声じゃない。私の名前を呼ぶ、どこか懐かしい男性の声。
「『____』、泣いてるの?大丈夫?」
大きな手が私の頭の上にポンと置かれる。涙でぐしゃぐしゃになった顔をあげると、そこには一人の男性の顔があった。短く切りそろえられた茶髪に、ちょっとほったらかし気味の顎ひげ。私の細腕と違って、鍛え抜かれている剛腕。この村にいるということは、彼も旅人なのだろうか。だとしたら早くこの村から出るように言わなければいけない。彼が私のように変えられてしまわないように警告しなければいけない。でもそのとき私には別の、とある感情があふれていた。
…カッコいい。頭が、顔が火照って、胸がドキドキする。それはまるで今の私を私と認識する前に、姿見に映る美少女に抱いた感情。………恋?いや、そんな…ありえない。だって相手は男。私はそんな気なんてなかったし、男の人に対してそんな感情を抱くわけ…。
「よしよし、怖かったね。でももう大丈夫。大丈夫だから。泣かなくてもいいんだよ。」
「あ、あぅ………うぅん………」
彼の手が私をやさしく撫でる。厚皮とまめでガサついた手は、触り心地が悪いはずなのに、それがかえって心地よく感じてしまう。安心感で、全身が頭からとろとろとろけてゆく。涙はいつの間にか止まっていた。…そうだ。泣いてる場合じゃない。早くこの人に伝えないと。この村のこと。あの少年のこと。少年が私にしたこと。とにかく彼はここにいちゃいけない!
「あ、あの!」
「ん?」
「あっ…え…と、その………」
ボンッと頭から湯気が出たような気がする。いったん呼吸を整えてから仕切りなおす。
「き、危険なんです!この村!早くここから出ていかないとあなたも!あいつに!」
伝わっている気がしない。でも伝えなきゃ。夢中で言葉を組み合わせる。
「あぁ、うん。それなら大丈夫だよ。」
「大丈夫なはずないです!大変なんです!ここに男の人がいたら!!」
「ハハッ、心配性だなぁ、『____』は。」
ポンポンと頭に軽く手を置かれる。カァーっと頭に熱が上ってくるのがわかる。目を伏せて感情を抑える。心配性なんかじゃない。私はただこの人にこの人のままでいてほしくて、私のように、こんなことになってほしくないだけで………あれ?そういえば、なんでこの人は私の名前を知っているんだろう。知り合いだとしても私はこんな姿に変えられてしまってるし、…というか今の名前って元々のじゃない、アイツが勝手につけたこの姿の、私の…
「…えっ…」
身の毛がよだつ。私の中で、ある最悪の可能性がはじき出される。それは…
「気づいちゃった?はぁ~、前の子と違ってやっぱり冴えてるねぇ。ヒャハ♪」
男性があの忌むべき存在と同じ笑い方をする。自分でも血の気が引いてゆくのがわかる。
「そうだよ、ボクだよ。ヒャハ♪バ~レちゃった♪でもどう?すごいでしょ!」
彼が青いもやに包まれ、その中からアイツ、私をこんな姿にした少年が現れた。信じられない…!なんてタチの悪いいたずらを…!
「でも今回すごいのは『____』の方だなぁ。こんな早くバレるの何人目だろ?君の前の子はぜ~んぶ終わっても気づかなくて、結局ボクからバラしたんだよねぇ。」
私の前の子…私といっしょに捕まって可憐な姿に、深窓の令嬢にされちゃった子。彼女もこの屋敷のどこかに捕まっているのだろうか。それに今の、ぜ~んぶ終わっても、ってなんだろう。もし気づかなかったら私、何をされちゃってたんだろう。両手で自分を抱きしめる。
「まぁいいや。前の子と状況が真逆で別の楽しみ方ができそうだねぇ~♪ヒヒヒッ♪」
少年が不気味にほほ笑む。もうイヤな予感しかしない。
パチンッ!
指を鳴らすと同時に、少年が青いもやに包まれる。そして中から再びあの男性が姿を現した。
「っ!!」
私の中に稲妻が走った。
………ウソだ。なんで気づかなかったんだろう。違う、解除されたんだ、私の頭にかけられていた鍵が。私の頭を撫でて、慰めてくれた男性。そのどこか懐かしい声。まちがいない。それは私が『____』に変えられる前の、男だったときの姿だった。でも何かおかしい。その姿に感じたのは既視感や懐かしさだけじゃなかった。あの、さっき泣いていた顔をあげたときのような甘美で甘酸っぱい感情。”会えた”よりも”逢えた”と表現するべき胸の高鳴り。それは自分の元の姿に対する感情ではなく、まるで意中の異性を慕う気持ち………待って!そんなわけない!だってあれは私で、しかもあの少年が化けたもので………自分に言い聞かせるが、女の子としての、『____』としての感情は止まらない。胸がキュンとして、顔が熱くなって、彼の一挙手一投足から目が離せない。恋しちゃってる。ときめいちゃってる。好きになっちゃっている。私が私自身に、元々の男の姿に。
「ハハッ、どうしたの?顔真っ赤だよ、『____』。」
「っ!!う、うるさい!!その声で、話しかけないで!!」
怒鳴り散らしてプイッとそっぽを向く。でも顔の紅潮は解けない。むしろ次の彼の言葉を待ってしまっている。こうして突き放した後の、彼の反応をうかがってしまっている。何を考えてるの私!あの人は私で、それでいてあの少年なのに!なのに…なんで…!そのとき、私は思い出した。今の私が彼にとって、元の自分にとってどんな存在なのかを。今の私は、私の想う理想の美少女。元の、男性だった頃の私が一目惚れして、結婚して、人生を投げ打ってでも守りたいって思える理想の女性像。ならば、逆はどうだろう。誰だって、その子にとっても自分がそういう存在であってほしいって願う。誰だって、自分が彼女に惹かれるように、彼女も自分に惹かれてほしいって願う。誰だって、そうしてお互いに両想いであってほしいって願う。つまり今の私、『____』にとって、一目惚れして、結婚して、人生を通していっしょにいたいって思える理想の男性像。それが彼、元の私。元の私が『____』の姿に、声に惹かれたように、『____』は元の私のそれに惹かれてしまう。その本能に引っ張られて、私も元の私に惹かれてしまう。ときめいてしまう。恋してしまう!ウソよ!そんなこと、あってたまるわけ…!
「『____』。」
キュンと胸がときめく。彼の足音が近づいてくる。近づくたび、胸の鼓動も大きくなる。そして優しくあごを持たれて、無理やりアイツの方に向かされて、そして、
「んっ…!!」
唇を奪われた。何が起きたかわからなくて、目を白黒させる。突き飛ばしたいのに、拒否したいのに力が入らない。目を瞑り、ただ彼に身を任せてしまう。頭がボーっとして、心が満たされていく。両肩に手を置かれると、体が勝手に彼の方に向き直ってしまった。一瞬が、永遠に感じた。一旦唇を離し、彼がまっすぐに私を見つめる。そんな彼を私も見つめ返す。視線も、体も動かせない。ただ、本能が待っている。続きを。この甘美な時間の続きを。瞼が一人でに閉じられ、少し背伸びしながら唇をつき出してしまう。私の心の声は届かない。もっと根本の、中枢からの指示が優先される。塗りつぶされる。恋する乙女にされてしまう。おねがいやめて、女の子にしないで。私はおと…。無慈悲に、柔らかい唇が私に着地する。溶け出す。加速する。好きが溢れる。幸せでいっぱいになる。突き出した唇を、彼の唇がやさしく挟みこんで吸いつく。吸いつきながら、そのたくましい両手が髪を、うなじを、頬を柔らかく撫で回し、私の心をとろけさせる。そして口内へと舌が侵入して、私の舌と絡む。彼の唾液と私の唾液が混ざり合って、とろけて、気持ちよくて、ずっとこのままでいたいと思ってしまう。ぎゅっと抱き寄せられると、私も彼の背中に腕を回してしまう。あぁ…こんなこと…したくなんてないのに…。太い腕、厚い胸板。がっしりした、男の体。『____』になってしまった本能が、女性のそれとは違う安心感に包まれ、恍惚の渦へと身をゆだねる。それに巻き込まれ、必死に抵抗を続ける私の意識も吸い込まれていく。
あぁ…幸せ…
唇を離して、彼が再びじっと私を見つめる。私の元の顔のはずなのに、この村に来るまでずっと鏡で見ていたはずの顔なのに、その顔立ち、その微笑みに全てが溶かされる。
「じゃあ…行こうか。」
「どこに………ひゃあ!」
横から膝の裏と背中に手を回され、ひょいっと抱き抱えられた。突然のことで、私も反射的に彼にしがみついてしまう。背中と膝を下から支えられているこの体制、これってまさか…お姫さまだっこ…!?
「あ…あぁ………///」
その単語でまた恥ずかしくなってくる。完全に…女の子扱いされてる…!
「ど…どこに連れてく気…?」
「ふふっ、すぐそこだよ。」
そう言って、数歩歩いたところに下ろされた。そして、黒のパンプスを脱がされ、ヘッドドレスを奪われる。そこはふかふかで柔らかい、私が目覚めたベッドの上。
「ま、まさか…!」
「そのまさかさ。
…オレの女になって。『____』」


つづきはこちら

―魂―INSERT  魂インサート 下巻神様の身体へおじゃまします FANZA版ようやっとお目見え!

みのむーさんからレビュー頂きました!

「去年発売された18禁アニメのDVDです。
原作は、別途で紹介しますが、谷口さん。の漫画です。
なんといっても、特筆すべきは「ボディジャック楽しい幽体離脱」以来、四半世紀以上振りに出た憑依該当の18禁アニメだと言うことです。
ちょっと展開を早くしてますが、声優さんも良くて、言うことはありません。
下巻で入れ替わり該当にもなりますしね。」

―魂―INSERT Last Update【後】【単話】が2017Q1おかし製作所DMM販売数87位

あるべんとさんからレビュー頂きました!

「待望の映像化までした憑依作品です。
アプリなので憑依する瞬間とかは無いのですが、そのお手軽さ故に様々なイタズラをしていきます。
おススメはアニメ版にならなかった話なので、是非ともアニメを観た方でも買っていただけるとこの、シコさが分かっていただけるかと。
兎に角安定して女の子が可愛い、そしてえっち。
憑依も普通のモノから多重憑依なども織り交ぜたり、主観視点を導入したりなど新しい演出が入っているのも魅力です。
他に収録されている単話も、ダークな入れ替わりや皮モノなど様々なタイプを用意されていますので、買って損はありません」

りゅうじんさんからレビュー頂きました!(アニメ)

「谷口さん先生による魂インサートを原作としたアニメ作品です.
尺の都合上,原作を大幅に短縮したダイジェスト版という印象が強いですが,父親の再婚相手の娘に憑依して身体を弄んだり,クラスメイトに憑依して女子トイレでおし×こをしたりとポイントはしっかり抑えています.
原作では他にも様々なシチュエーションでの憑依がありましたが,アニメ版では上下巻あわせて3人への憑依と神様との入れ替わりのみで展開も駆け足です.しかし,アニメで物足りない部分は原作で補完しながら楽しむことが出来る作品だと思います.」

このざまさんからレビュー頂きました!(漫画)

「谷口さんによるアニメ化もされたシリーズ作品になります。今回進めるのはアニメの方ではなく漫画の方になります。不思議なアプリで美女の体に憑依して女体を楽しむ内容となっております、主人公が義妹、義母、学校のクラスメイトと色々な女性に憑依をしていくので毎回毎回違うヒロインの痴態を楽しむことができます、最終話だけアプリの作成者との入れ替わりですがそれ以外は憑依祭りで主人公が人の体でやりたいに放題やっています。アニメの方も憑依の際の悪い顔が良いですし、最終的にハッピーエンドで終わる後味の良さもあるので非常におススメです。」

魂インサート 下巻神様の身体へおじゃまします FANZA版
魂インサート 下巻 神様の身体へおじゃまします DLsitecom版

魂インサート 下巻 神様の身体へおじゃまします

魂インサート 上巻 女体へのファーストコンタクト FANZA版
魂インサート 上巻 女体へのファーストコンタクト DLsitecom版

魂インサート 上巻 女体へのファーストコンタクト


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生贄巫女(BODY SWAP同人漫画)

生贄巫女

生贄巫女

呪われ聖騎士と教会の秘儀

呪われ聖騎士と教会の秘儀

呪われ聖騎士と教会の秘儀

【マーケティング資料】戦闘力順!TSF関係CG集の傾向と対策

良いCG集、好きなCG集の物差しは各人さまざま。
しかし、売れたかどうかについては数字で、明確なデータが示せるはず…!
本記事では「これからいっちょTSFのCG集を作りて―な」と思っているクリエイターやプロデューサーの皆様に向けて、参考となるデータを開示するものです。CG集はどのくらいのボリュームが丁度良いの?とか、値段設定はどの辺が妥当なの?とかなどが分かるはず!

ここではCG集の定義を「フルカラーの基本CGを中核として、差分CGとテキストから構成されるストーリー仕立ての作品で電子販売されるもの」とします。
計測対象はかなり売れたCG集と、ここ半年発売のCG集から計12作品としました。(作品そのものは追記部分にリンクがありますので必要に応じてご購入下さい)

これら12作品について、基本CG数、総枚数、販売価格、卸価格、FANZAとDLsitecomでの発売日と販売数(2018/12/3現在)等をまとめたのが本記事の本体である表です。労作です!有難がってください。
ここで戦闘力という数字が最後に載っています。戦闘力については計算方法はナイショですが、卸価格と販売総数をベースに、「このCG集が戦ったらどのぐらいの強さなんかなぁ」というのを推定した数字です。もちろん、表中には数年前に発売された作品と、つい2週間ほど前に発売された作品とが混在していますので、戦闘力はあくまで暫定の数字であるということにご留意ください。

CG集マーケティング 1
CG集マーケティング 2

本記事は数値データをまとめたものに過ぎませんが、こういったデータを眺めつつ、先行作品の良いところ、改善点なども踏まえて、わくわくするようなCG集を作って頂ければ望外の喜びです。



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【投稿小説】不思議な村 作 黒糖鈴カステラ 絵 螺子-K ④

初めから読むときはこちら

<3>
オレは隣街の酒場にいた。誰かが向こうのテーブルで話している。様子を見に行った者が誰も帰ってこない村がある、と。面白い。明日からそこに向かおう。それでオレがその謎を明らかにしてやる!そう決意して酒代を払い、オレは酒場を後にした…

目が覚めた。
オレはふかふかなベッドの上に横たわっていた。今のは…夢だろうか?分厚いカーテンで光が遮られ、部屋の中は真っ暗だった。夢とわかった途端に体から力が抜ける。ふかふかのベッド。何日ぶりのベッドだろう。野宿続きでここ最近満足に眠れていなかった。しかし、何故ベッドの上にいるのだろう。村の中で宿をとった覚えがない。昨晩ベッドに寝転がった記憶もない…それどころか、村に入ってからの記憶が定かでない。村に入って、女の子がいっぱいで、それから…
…きっと寝ぼけているだけだろう。上体を起こして伸びをする。
「う~~~…ん!?」
麗しい女性の声がした。かわいい。好みの真ん中をズバッと射抜く美声。ときめいた。この部屋にオレ以外誰かいる?見回しても人影はない。…というよりも真っ暗で何も見えない。そういえば今の女の子の声、どこかで聞いたような…。目を伏せ、記憶をたどっていると、不意に部屋のカーテンが一斉に開かれた。昼下がりの明りが辺りを照らす。部屋の壁やドアには豪華な装飾が施されていた。宿ではない。そこはまるで貴族の屋敷の一室。その中央に置かれたカーテン付きのベッド。そのベッドの上にオレはいた…はずだった。ベッドの真正面に置かれた大きな姿見。その鏡に映ったのはオレとは全く違う、別の人物。
オレの理想の美少女がそこにいた。
気が強そうだが、その中に優しさを秘めるパッチリとした二重。その瞳を彩る長く、整えられたまつ毛。絶妙な大きさと高さで顔全体のバランスをとる鼻。つややかな唇。傷もにきびも、それらがあった跡すらない透明感とハリのある肌。ゆるやかな波を描きつつ、それらをやさしく包み込む茶色の髪。その髪は左右をピンクのリボンでおさげにしている。女性らしく丸みを帯びた体には清楚な藍色のメイド服が広がる。その藍色にピンクという配色が、リボンをよりかわいらしく見せている。そして頭にはひらひらのヘッドドレスが広がっていた。この屋敷のメイドさんだろうか。目の前の少女はこちらを向き、驚いた表情のまま頬を赤らめて硬直していた。まずい。どうしよう。かわいい。かわいすぎる。あまりにも理想的な容姿と雰囲気を持つ彼女を前に、考えがまとまらない。すると彼女もオレと同様に顔を真っ赤にし、はにかんでいた。くそ、なんてかわいいんだ。その様子にまたときめいてしまう。
「あ、あの!」
勇気を出して話しかける。すると同時に彼女も声をかけてくれた。
「あ、そ、そちらからどうぞ」
とっさに譲渡するが、彼女も同じ言葉で返す。あぁ…なんて健気でいい子なんだ…しばらく彼女へのときめきにどっぷりと浸かっていた。が、ふと我に返る。さっきのやりとりの中でオレ自身の、男の声が聞こえなかった。そこに響いていたのは麗しい彼女の声だけ。でも、オレは確かに発声した。そういえばさっき背伸びしたときも同じように…。そうだ。あまりの彼女のかわいさにぶっ飛んでいたが、目の前にあるのは大きな姿見。彼女はそこに正対している。彼女がいるのはオレがいるはずのベットの上。ということは…
「ヒャハハハ!ヒャハ!ヒャハハハハ!!」
桃色の空間をぶち壊す、あの下衆な高笑い。その声が鍵となり、この村に入ってからの記憶が蘇ってくる。
「あ…あぁ………」
絶望を帯びた、麗しい女性の声。頭を抱えたオレの手を、絹糸のように柔らかく茶色い髪が撫でる。その髪をまとめたピンクのリボンが落とした視線の先にふわりと降り立った。その下には藍色のメイド服が広がり、たわわと実った双丘がそれを持ち上げる。目の前の彼女も少し目に涙を浮かべながら頭を抱えている。その姿はちょうど、オレと鏡合わせ。そうだ…オレは少年の手で彼女に…理想の美少女にされてしまったのだった。事の元凶、オレを作り変えた少年が部屋の入口でニヤける。
「おはよう、『____』。よく眠れたかな?」
「よく眠れてなんか………えっ!」
返事をした後に気づいた。少年が呼んだのは明らかに女性とわかる、かわいらしい名前だった。男として生まれた自分にそんな名前がつけられるはずない。だが、反射的に反応してしまうほどその名前が自分のものに感じられた。そして逆に、自分が親から授かった元々の名前が全く思い出せない。
「ねぇどうしたの『____』、『____』ってば~」
「うるさい!静かにして!」
だめだ。かわいい。自分の声に、名前にときめいてしまう。今はとにかく名前を思い出すのに集中したかった。目を瞑り、耳をふさぎ、首を横に振る。長くなった髪が少し遅れて頬をくすぐるのに気付いてやめる。
「うぅ~~~~!!」
うなり声すらいとおしく感じる。だめだ。集中しないと。集中。とにかく過去に名前が呼ばれた、もしくは見たであろう景色を掘り起こす。宿帳の記入、食堂の離席待ち、友人や両親とのやりとり。だが、どれも映像はぼやけ、音声はとびとびになり、本当に欲しい情報だけが手に入らない。
「思い出そうとしても無駄だよ。」
「えっ!?」
「頭の中に鍵をかけたのさ。『____』の元の姿に関する情報だけ引き出せないようにね♪」
信じられなかった。でも、少年の言うとおりだった。元々男だったことは思い出せるが、どんな顔を、どんな手をしていたのかさえも思い出せない。鏡に映った姿で思い出されるのはさっきの寸劇だけだった。そうだ。せめて自分と同じく変えられたあの子に会って私の特徴を聞けば…
「あ、そうそう。『____』が自分のことを思い出せないように、他の子の過去も思い出せなくなってるから。あの子に聞いたって無駄だよ~。」
少年がこっちの心を見透かしたように答える。試してみるが、彼女の元の姿がどんな声で、どんな顔をしていたかがボヤけて見えない。あの劇場のような大広間で思い出せることは、ちょうど彼女が深窓の令嬢に変えられてしまったシーンと、自分が体を触られて女に変えられていく感触、そしてあの…絶頂した時の嬌声と快楽の嵐だった。望みは絶たれた。
「そ…そんな…」
自分の中の自分が確固たるものを失い、ぼやけて揺らぎだす。柱を失った心がグラグラと揺れ、体が平衡を保てない。全てに対する自信を失い、だんだんと虚ろな存在になっていくのを感じた。
「大丈夫だよ『____』。ほらこっち来て。」
「えっ、やっ、ちょ、ちょっと!」
少年が私の腕を引っ張る。メイド服に包まれた細い腕が力負けし、ベッドから引きずりだされる。
掛け布団のなかからスカート部分が白いエプロンと共に現れた。
「引っ張らないで!わぁっ!」
転げ落ちる寸前でギリギリ足が出せた。カツンというヒールの音が鳴る。その音は私が地に足をつける度に鳴り響いた。
「ほら、ごらん…」
「あ…」

挿絵2 最終形態


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身代わり男の娘×種汁直漬けナマ放送

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12/03のツイートまとめ

amulai

@kome_ais いいぞいいぞー!
12-03 23:48

RT @kome_ais: プロポーション矯正スーツ(女性用)を着てみたら、膨らみを無理矢理圧縮されてしまいピンチになった男の子 https://t.co/FHmnpw6TZs
12-03 23:48

RT @amulai: 【マーケティング資料】戦闘力順!TSF関係CG集の傾向と対策https://t.co/xDYUlvSVH8データを記事にしました。TSFでCG集を作ろうとされる方の参考になれば幸いです。「オレのコトがそんなに好きかよ!?」と「俺様勇者はサキュバスに負…
12-03 22:42

RT @n_ikms: DLsiteで半額キャンペーンやってます!2月4日までやってますのでこの機会に是非!https://t.co/Nei40X7j1B https://t.co/6nr7XkLIeR
12-03 22:37

RT @tarmongrel: 「3年間は同じ職場で頑張れ」って言うけど、3年も勝てないデッキ使い続ける奴おらんわ
12-03 22:25

RT @chorfsimin: 「その」とか「あれ」とか多いし、招待状を出したのに自分で来るし、きっと物覚えが悪いんだろうなって思いました。 https://t.co/P7GFb3sXrT
12-03 22:22

RT @Mashiro_pants: 牛乳のみおちゃん原作の『女子小学生はじめました!』がVRゲームになって登場!クラファン50万円突破を記念して『るるちゃんのパンツ 牛乳のみお複製サイン入り』を3名様にプレゼント!応募は フォロー&このツイートをRTで完了!…
12-03 22:12

RT @KgPravda: イギリスに「Game」って名字の人がちょくちょくいるんだけど、名前の由来を調べると「先祖がゲームがうまかったから」って話がちょくちょく出てきて。実態はどうあれ、いくらゲームが上手いとは言え自らゲームと名乗るクソ度胸、脱帽するしかない。
12-03 22:12

RT @meito_67: 仲介サイトってのは正直やりました→払いましたってのの保険だから、手数料気になるなら個人で頑張るしか無いからなあ。ただの窓口って思ってる方いるのかもしれんけどそれならHPやDM,支部のメッセージでいいんだよね。
12-03 22:03

RT @ko_second: ペン入れ半分くらいおわった https://t.co/jZhldgeYT9
12-03 21:01

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  • Author:あむぁい
  • 男の子が女の子に変身してひどい目にあっちゃうような小説を作ってます。イラストはパートナーの巴ちゃん画のオレの変身前後の姿。リンクフリーです。本ブログに掲載されている文章・画像のうち著作物であるものに関しては、無断転載禁止です。わたし自身が著作者または著作権者である部分については、4000文字あたり10000円で掲載を許可しますが、著作者表記などはきちんと行ってください。もちろん、法的に正しい引用や私的複製に関しては無許可かつ無料でOKです。適当におだてれば無料掲載も可能です。
    二次著作は禁止しません。改変やアレンジ、パロディもご自由に。連絡欲しいですし、投稿希望ですけど。

 

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