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【投稿小説】不思議な村 作 黒糖鈴カステラ 絵 螺子-K ⑧<最終回>

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私は隣街の酒場にいた。誰かが向こうのテーブルで話している。様子を見に行った者が誰も帰ってこない村がある、と。それはこの村の噂。私がこの村に来るきっかけになった噂。この状況…そうだ。これは私がこの村に来る前。私がまだ男だったときの出来事。私の体は元の雄々しいものに戻っていた。戻った…私の体…!抜け落ちていたものが頭の中に戻ってきた。しかし、体のコントロールが利かない。私の意思とは別に、体が勝手に動き出す。まるで映画を見ているように、その世界に干渉することができない。モヤモヤする意識を尻目に、夢の中の私はひとりでに酒の勘定を払い、店の外へと出ていってしまった。

目が覚めた。
ベッドの上。昨日と同じ、ふかふかなベッドの上。店を出るのと同時に、私の意識は今の体へと引き戻された。なんだか妙に体がだるい。だが、戻ってきた。男だったときの記憶。女としての、『____』としての色欲に飲まれて消滅したかに思われた元々の、男としての意識。酒場の夢によって記憶を掘り起こされ、再びそれが主導権を握っていた。だが、もはや今となってはその意識が表面に出ること自体が巧妙に作られた罠だった。意識は元に戻っても体は元に戻らない。『____』の、かわいらしい女の子の体のまま。湧き上がる異性の体への違和感。その違和感と共に伝わる、女性用に作られた肌着の滑らかな感触。いつのまにか着せられていた、フリルたっぷりでリボンがいたるところに施されたピンクのネグリジェ。それらを知らしめるように置かれた目の前の姿見。そこに容赦なく映し出される自分の姿。お尻をぺたんとつけ、女の子座りで胸に手を当てた美少女は羞恥の嵐に飲み込まれた。な、なんでよりによってこんなかわいらしい、女の子らしい恰好を………耳まで紅潮させ、目を伏せる。おさげにする前の柔らかな茶髪が首筋と頬をくすぐり、心に追い打ちをかける。
「うぅ~~~///」
理想の女性のうなり声。麗しいそれも出所が自分だと考えるだけで恥ずかしくなってくる。その羞恥に少年の言葉が蘇る。自分がこの体に、身に着けていたメイド服に翻弄され、さらにスカートまでめくられたときの言葉。
(ボクの楽しみその3~♪女になった子が恥ずかしがるのを観察すること~♪)
…きっとあの酒場の夢も少年の仕業だ。この村に来る以前の記憶を引き出すことで意識を男に巻き戻し、再び異性の体や恰好への羞恥を感じさせる。彼の求める好物は、女に成り果てた女ではない。今の私のように、まだ男としての意識が残された女の子。性別の狭間でその不一致に、慣れない異性としての辱しめに顔を赤らめる女の子。その羞恥に悶え苦しむ様を何より望んでいる。こうして男の意識の戻った私は恰好の的。きっと今も私が悶える様をどこかから覗いているに違いない。うぅ…なんて鬼畜で意地の悪い子なんだ…!自分で自分を抱こうとした。そのとき、その手が乳首の先端、乳頭をかすめる。敏感になった触感が性感帯に触れたことを性的感触とともに伝える。その信号で昨晩、このベッドで起きた出来事がフラッシュバックする。私の元の姿、私の理想の男性像に化けた少年と恋人同士のキスをし、お姫様だっこされ、乳首をいじられ、じりじりと焦らされて、その挙句に自分から求めて、クリトリスでイかされた後に挿入され、処女を奪われ、それをきっかけに意識が完全に飲まれ、自分から彼を抱き寄せた挙句に何度も何度も交わった。
「~~~~~~~っ!!」
ひとつひとつの出来事が羞恥をもたらす爆薬となって炸裂する。穴があったら入りたい。なくても掘って入りたい。受け入れたくない過去。なかったことにしたい過去。忘れたままの方が幸せだった過去。布団をかぶって足をバタつかせ、そしてベッドの上をゴロゴロ転がる。布団が巻きつき、太巻きのような状態になって左右に往復する。何やってるの!何をやってるのよ私は!バカバカ!私のバカ!!あぁぁぁぁっ!!!顔を赤らめ、悶絶するその姿は年頃の女の子のそれでしかない。
「あだっ!!」
興奮してベッドから転げ落ちた。うぅ…ホント、何やってるんだろう私…。我に返りつつ布団をベッドに敷き直す。その様子がチラチラと姿見にも映ったが、必死に見ないふりをした。枕やクッションを元の位置に置きなおし、一通り終わらせたところでベッドに腰掛けた。一呼吸を置いてから姿見の方を眺める。表面に映ったネグリジェの美少女、『____』が私を見つめ返す。頬を赤らめた、助けを求める子犬のような瞳。やっぱり、どうみても女の子だ。マゾ気を漂わせるその表情に、左手が無意識に自分の乳首へと伸びる。
「ひゃんっ!」
ネグリジェの上から乳首を撫でる。女性の性的感触。その感触が続きを求める。今まで息をひそめていた『____』の意識が目を覚ます。
「んっ…んんっ……んっ……」
こんなことしてる場合じゃない…絶対アイツが見てるのに…。頭で警告するも、乳頭をいじる手が止められない。ムラムラと色欲が湧きだし、男としての意識がまた私に浸食されてゆく。もっと…あのときみたいに…。衝動が私を飲み込む。手が背中へと伸び、首筋のボタンを外す。ファスナーを下し、袖口から両手を抜き取って下に押しやると、何もつけてなかった胸がふるふると顔を出した。ずっしりと重みを感じる、大きな私のおっぱい。その胸を彼のように横から包むように揉む。
「んっ………」
自ら乳首をコリコリといじる。
「んっ…っ………ぅんん………」
堪えているはずなのに漏れ出す嬌声。自分でいじっているはずなのに、彼にいじられているように感じる。彼の腕の中で、後ろからコリコリ、コリコリいじられている妄想にかられる。頭に鍵をかけられ、その顔も声も思い出せない理想の男性。いないはずの彼に操られるように、右手が股間へと伸びる。ショーツを下ろし、人差し指が私のオマンコへと吸い込まれてゆく。中はもう既にぐっしょり濡れていた。
「ふぁっ、あっ、あぁっ、あっ、あぁっ、」
指を膣の中の上部を触るようにこすりながら出し入れする。彼の指が入っていると錯覚する。その手はもう止まらない。止められない。息が乱れ、口はだらしなく開き、エッチな声があふれ出る。乳首をいじる手も、中指まで入れだした手も、どんどん、どんどん激しく動く。犯される。犯されている。妄想が興奮を加速させる。快感が頭を支配する。気持ちいい。気持ちいい気持ちいい、気持ちいい!!
「あぁ、あっ、あっ、あっ、あっ、あぁっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ビクンビクンと体を震わせながら、オマンコから愛液が噴き出た。ドロッとした艶めかしい液体がまたシーツにいやらしい染みを作ってゆく。私は糸の切れた人形のようにベッドに横になり、ほっこりとした余韻に浸りつつ呼吸を整えた。女になって、初めての自慰。男のそれよりも何倍も気持ちよかった。幸福感、浮遊感とともに、背徳感が私を包む。どうしよう。気持ちよすぎて、このままだと癖になっちゃいそう…
「あ~あ~、また汚しちゃって。ホント、エッチだなぁ『____』は。」
我に返る。その声の主は部屋の入口でニタニタと笑っていた。あの人、元の私のものではない忌むべき声と顔。少年だった。昨日あんなことがあった私でも、その声と姿にはいまいましさが湧いてきた。
「アンタ…いつから…」
「ヒャハ♪もちろん、起きたときからずっと♪やっぱり『____』はかわいいなぁ~、全然気づかないし。でもまさか一人でオナニー始めちゃうなんてねぇ。いやぁ、よっぽど気持ちよかったんだねぇ~♪」
くぅ~~~ホンットにいまいましい!!
「そうだなぁ~、10日間。」
「えっ?」
「10日間この村でいい子に暮らせたらまた彼に変身してあげる。ただし、この村から勝手に出たり旅人にバラしたら罰ゲーム、ア~ンド延長ね。」
彼と…10日間我慢すればまたあの人に会える…あれ…な、何うれしそうにしてるんだろ、私…。
「それと~、『____』の理想の服はメイド服だったし、今日からこの家でメイドさんをやってもらおうかな。」
「え゛っ!?この家で!?」
「口答えは1日延長だよ。」
「うぅ~~~………」
「ヒャハ♪決~まりっ♪それじゃあまずは~、そのエッチなシーツを洗ってきてもらおうかな。ヒャハハハ♪」
ホンットに最低。でも…

あと10日間。10日間凌げばあの人に抱いてもらえる。その中身も、姿も正体もわかっているのに、そう思うだけで胸がときめいた。黙って村から逃げ出そうとも思ったけど、あの少年のことだ。どんな罰ゲームが待っているかを考えるだけでも恐ろしい。結局私に残された道はこの村で理想の美少女『____』として生きることだけだった。私も他の旅人たちと同様、この村の情報を持ち帰ることなく、美少女だけの理想郷に閉じ込められてしまったのだった。

翌日、私はこの村に来たときに声をかけてくれた村の先輩たちに謝って回った。みんなあのときと変わらず美しかったけれど、今はなんとなく自分が一番に感じられた。それはきっと私が、私の中に眠る彼にとっての理想の美少女だからなのだろう。彼女たち曰く、ここに来た旅人に対し、この村から出るよう注意するまでだったら罰ゲームの対象にならないらしい。きっと少年もその程度の注意じゃ誰も帰らないことを知っているんだろう。じゃああの三つ編みの子、あのとき私にこうなることを言いかけたあの子は一体どうなってしまったのだろう。ふと心配になった私は彼女の暮らす家を聞き、その家に向かった。しかし、その途中。
「おわっ!すっげぇ!この村美人しかいねぇぞぉ♪」
村外れから聞こえる、素っ頓狂な男の声。あぁ、また新しい犠牲者が増えてしまう。早く言わないと。アイツが来る前に、アイツにさらわれる前に、こんなことになってしまう前に。彼がこの子と、交わらないように。私はメイド服のスカートを翻しながら駆け寄り、上目遣いで警告した。

挿絵3 納品サイズ


「お願いします!今すぐこの村から出て行ってください!」

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モン娘る~とりすたあと

2017Q4おかし製作所DMM販売数54位
モン娘る~とりすたあと DMM版
モン娘る~とりすたあと DLsitecom版

DMMの方は性転換タグありっすね。DLsitecom版には付いてないのでおまけ的な感じかも。

モン娘る~とりすたあと

月刊Web男の娘・れくしょんッ!S Vol.30&男の娘探偵 操くんの災難

月刊Web男の娘・れくしょんッ!S Vol.30 FANZA版
月刊Web男の娘・れくしょんッ!S Vol.30 DLsitecom版

月刊Web男の娘・れくしょんッ!S Vol30


男の娘探偵 操くんの災難 FANZA版

男の娘探偵 操くんの災難 DLsitecom版

男の娘探偵 操くんの災難

退魔剣士シズル~妖魔淫獄の章~

退魔剣士シズル~妖魔淫獄の章~

退魔剣士シズル~妖魔淫獄の章~

12/08のツイートまとめ

amulai

RT @asitabatomorou: なんとか手すりの上に乗ったものの足を滑らせてしまう新条アカネちゃん https://t.co/IbDBscqSmn
12-08 23:40

RT @kura_rikko: https://t.co/OV959ZgpDt「Skeb」登録してみました。受けれるリクエストはオリジナルのみになるかと思いますが、タイミング合いましたらよろしくお願いします!
12-08 22:42

@YG_AAA_G デビューおめでとうっす!
12-08 22:02

RT @YG_AAA_G: 【宣伝】キルタイムコミュニケーション様における二次元ドリームコミックスレーベルより来年発売予定の『TS悪堕ちアンソロジー(仮)』にお呼ばれし、ついにこの度完全オリジナルでの商業デビューをさせて頂くことになりました女体化の餌食となる魔法使いのデザイ…
12-08 22:02

RT @otakulawyer: ジェンダー法学会の会場には、受付を済ませて1000円払えば誰でも入れるし、当日100人以上はいたから、そこで発言された内容は公に向けて発信された情報なので、名前と内容をある程度ぼかしてSNSに出すことはプライバシー侵害にはならない。
12-08 21:33

RT @dear_3846: 実を言うと同人作家はもうだめです。突然こんな事言ってごめんね。でも本当です。 今日はスマブラ新作発売日です。それが始まりの合図です。今夜からは対戦募集やSwitchフレコのツイートしか見えないので気をつけて。 それが済んだら、少しだけ間を置いて…
12-08 20:30

400DLを突破しました!
12-08 20:26

RT @amulai: 【12/7新発売TSメス奴隷への改造 https://t.co/W123L3Lw6j 「男が自動女体化洗脳装置によってメス奴隷に改造される」 ストーリーは骨太に。プロセスや心情は丁寧に。まこも葦乃@0w0_CaOさんと椎平 蛙@mahipipaさ…
12-08 20:26

RT @amulai: 【投稿小説】不思議な村①~⑧最終回  作 黒糖鈴カステラ@ring_cas_teller 絵 螺子-K @_Neji_K https://t.co/BMn8U8Dgzlイラスト企画で螺子さんに描いて頂いたキャラをベースに書いて頂いたストーリー。最終…
12-08 20:25

RT @amulai: あむぁいおかし製作所は11/7に14周年を迎えました!記念記事として、「これがTSF電子同人界だ!」をアップしました。https://t.co/jynrNlaoooFANZAとDLsitecomのデータを集計して、TSF作品を提供しているサークルさん…
12-08 20:25

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  • 男の子が女の子に変身してひどい目にあっちゃうような小説を作ってます。イラストはパートナーの巴ちゃん画のオレの変身前後の姿。リンクフリーです。本ブログに掲載されている文章・画像のうち著作物であるものに関しては、無断転載禁止です。わたし自身が著作者または著作権者である部分については、4000文字あたり10000円で掲載を許可しますが、著作者表記などはきちんと行ってください。もちろん、法的に正しい引用や私的複製に関しては無許可かつ無料でOKです。適当におだてれば無料掲載も可能です。
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