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雌トシテ散ル華

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【投稿小説】忍法 姫様第一主義! 中編

作 猫野 丸太丸
キャラデザイン&挿絵 衣子 https://twitter.com/org_happysummer

「ご覧ください、ちゃんとおっぱいも生えました!」
 忍者が着物の胸もとを広げると、メッシュ下着の下にふっくらとした谷間が出てきた。女顔になった同級生に、おっぱいがあるのだ。危ない忍者下着で強調された危ない女体だ。
「ほらー、すっごくやわらかいです。僕ら、くのいちになったんですよ?」
「ちょっとちょっと! しまっていいですよ! 信じますから!」
「ありがたき幸せ。では僕らも穂乃香殿に加勢してきます! 散!」
 女体化した忍者たちは去った。殿島自身も女の姿になっているし、全体的にまずいことに巻きこまれている気がしてきた。
「あとでもとに戻れるんでしょうか……」
 混乱しているといい方法が思い浮かばない。殿島はそろそろ安心できる陣地が欲しくなった。なにより慣れない着物姿で立っているのがつらい。すり鉢の縁から離れ、残った教室の床に椅子を並べはじめる。着物のすそを引っかけずに腰掛けるのは苦労しそうだ。
(穂乃香ちゃんやみんなが休める場所も考えましょうね……)
 しかし忍者相手のスピーディーな展開は、殿島に余裕を持たせてはくれなかった。教室の窓に近づいたとたん、外から手が伸びた。そして即座になに者かが手足をからめてきたのだ。新手の黒装束だ。
「誰? 忍者?」
「捕まえたぜ、姫ちゃん」
 残念だが、敵の黒忍者に回りこまれてしまったようだ。黒い手甲をつけた腕が体を締めつけるのだが、後ろからのため顔は見えない。
 ただその声には聞き覚えがあった。
「おまえ、まさか岡田か?」
「そうだよ、忍者になっちゃったのさ」
 殿島は理解した。学校にできたアリ地獄のような斜面は、生徒を中央の穴に引きずりこんで黒忍者に改造する仕掛けなのだ。穴から上ってくる幾多の黒忍者は、みんなもと生徒なのかもしれない。そして忍者はなぜか殿島を、暗殺すべき姫と認識する。
 岡田はすぐに凶器を振るったりしなかった。殿島の後頭部に鼻づらが当たる感覚がある。長い髪に顔を埋めているようだ。
「なんのまねでしょうか」
「姫様って言うだけあって髪がきれいだなー。同級生を思い出すぜ。そいつ、貴族の身分でもないのに髪の毛が別世界みたくビューティフルで、眺めているだけで毎日退屈しなかった」
(うわあ。そういうレベルで好きだったんですか? 冗談)
 岡田は殿島の正体を分かっていないようだ。このままではほんとうに暗殺されてしまうかもしれない。身動きが取れない殿島は、必死に周囲を見回した。そして気づいた。
 穂乃香が敵を振り切り、鬼の形相でこちらへ走ってきている。殿島を見てあわてて助けに来るのだ。この後の展開は、殿島には簡単に予想できた。
「岡田、きみもカン違いしていることがあるんですけど」
「この状況で是非もないだろ、姫様はオレの掌中だ」
「違う! 身の危険が迫っているのは岡田のほうです! 逃げて!」
 しかし忍者走りしてくる穂乃香相手に、殿島の警告では遅すぎた。ジャンプした穂乃香が投げつけてきたのはもちろん桃色玉だ。殿島は岡田ごと、二度目の煙に包まれることになった。
 怪しい煙がしみこんだせいで、殿島は自分の体がますますつるつるになった気がした。美容効果もあるのかもしれない。そして岡田の手足が力なく離れたことから、彼にも忍術が効いてしまったと予想できた。穂乃香といえば殿島のほうをにらんでいる。
「姫様! どうかじっとしていてくださいませ! そのほうが守りやすいですから!」
 穂乃香はまたすぐに斜面を降りていく。意を決して殿島はふり向いた。教室の床で尻もちをついているのは岡田だ。だが……、以前とは見違えるようにかわいくなっていた。
 細いウエストに手足、顔は丸顔になり、男くささはみじんもない。おまけに頭には黒い猫耳。どうしてだ。岡田は自分の頭をさわり、それから胸をもんだ。
「……オレ、猫忍者になったにゃりん」
「どうして語尾が『にゃりん』なのでしょうかー?」
「日本で猫忍者といえば『にゃりん』だにゃりん」
 岡田が襟もとを広げると、メッシュ下着を着ていてその下にはしっかりおっぱいがあるのが見て取れた。立ち上がって数回ジャンプをしたのは、揺れを確認したのだろう。
「ふにふにはじけるぅ。この体、サイコーかも、姫様」
「岡田はそれでいいんですか? たしかにかわいいけど」
「ンニャ!!」
 とつぜん電気で撃たれたように、岡田猫忍者は全身を振るわせた。
「姫様に『かわいい』って言われたら体が反応したにゃりん! なんだか胸が熱い」
 足もとにかしこまり、上目づかいに殿島を見る岡田。細い肩がじつに女の子っぽい。
「あ、あ、あ、もう視線だけで体がおかしいにゃりん」
 ふうふう言っているので、殿島はひざまずいてあごをなでてあげた。岡田が苦しそうに言う。
「姫様ぁ、なでるの、上手すぎ……。お情けを、その美しすぎる髪の毛をひと束、さわらせてにゃりん」
 両手を猫の手の形にしておねだりする様子がかわいそうで、殿島は髪の毛をすこしより分けてさし出した。岡田は受け取った髪先をまず鼻に押しつけ、それからおっぱいに当てた。

忍者姫挿絵1

さらにごろんとお腹を見せると、髪の先を股間にはさもうとする。
「岡田、おまえにはもうチンコがなさそうだけど、さすがにそれはイヤかも」
「猫のまたぐらはつるつるになめられて清潔にゃ! あーん、しゅきしゅきパワーがたまってくるぅ!」
(岡田が変態になった……)
 なんの力が手に入ったのか、元気になった岡田はとび上がると、猛スピードで走り去った。行く手には黒忍者が十人以上いる。岡田の激突とともに大爆発、はでに桃色の煙が上がった。
 桃色の煙が立つのは、岡田も姫様のパワーを吸収して穂乃香流の忍術が使えるようになったということだ。つまりやられた敵はみんな下僕な女の子に……。
「あのー」
「ひぇっ!」
 気づけば最初に転換した忍者二人が戻って来ていた。両方とも顔を真っ赤にして、殿島から少し離れたところで小さくなっている。なんだか殿島のほうが申し訳なくなる恐縮ぶりだ。
「戦い、ご苦労様です。休みますか? 水筒のお茶ならありますよ」
「それには及びませぬ! むしろ忍術が切れたもので……」
「僕らにも穂乃香や岡田と同じお情けを賜りたく……」
 あんまりだ。殿島は頭が痛くなった。くのいちたちは殿島にかけ寄って左右から支えてくれる。
「姫様は気が張っているゆえ、お体がつらそうなのですね」
「僕らが温めますから、気が楽になりますよ」
 教室の床にじかに横になったけれど、腕枕してもらったからそれほど痛くない。くのいちにぴったりと身を寄せられると、たしかに柔らかさが心地よいのだ。
「ありがとう、疲れが吸い取られる気がする」
「では姫様の愛を頂きますっ」
 くのいちたちは示し合わせると、着物のすそから手を入れてきた! 忍者のすばやい動きで殿島の下半身をまさぐっていく。
「え? 待って、やめ……」
「僕ってば、姫様のおへそがないと生きていけないんだっ」
「僕は姫様の尾骨が生きがいなの」
 この二人も、すっかり変態だった。
 着物のなかに手を通されて分かった。いまの殿島はパンツ形の下着をはいていない。だから指が着物のすき間へと割り入り、すぐに殿島の肌に触れる。
「お尻だなんて言っておまえ、すきを見て娘御のだいじなところをさわるつもりだな?」
「聞き捨てならないな、僕は一途にお尻を求めてるんだっ!」
 しかし意図的でないにしても、細い指であちこち探られているのだ。殿島にとったら自分の股間にチンコがないこと、のっぺりとして敏感なことが分かってしまう。
(ああっ、オレ、ほんとに女の子になってたぁ)
 やがてくのいちたちの指が目的のところにふれたとたん、殿島の下半身に電撃が走った。くのいちたちは殿島のおへそとお尻専門になってしまったようだ。
(二人の手のひら、なんだかしびれますっ)
 くのいちたちは蕩けた顔で殿島にしなだれかかる。
「僕ら、姫様のとりこなくのいちだよぉ」
「姫様も僕らのこと、女の子として好きになった? けっこう恥ずかしいんだからかわいいって言ってくださいまし」
 熱と汗のにおいがむんむんになって、乳房もますます柔らかく当たってくる。脚をからめられて殿島の意識もぼうっとしてしまう。
「ああっ、うん、かわいい、かわいいからそのくらいで許して……」
「ありがとー!!」
 ようやく充電が終わったのか、手を離すとくのいちたちは戦場へと下りていった。あとにはふにゃふにゃになった殿島が残されるだけだ。
 戦闘はすり鉢穴全体に広がっていた。ぶつかるたびに穂乃香たちくのいちは優勢になっている。敵を一方的に変身させられるのだから当然だ。
(学校のみんなが黒忍者になるのはイヤだけど、変態になるのもまずいでしょ)
 おへそやお尻がじんじんするたびに僕っ娘くのいちを思い出し、長い髪が揺れるたびに猫岡田を思い出す。唇を開くと穂乃香の舌の感触が……。そしてふとももがこすれるたびに自分の女体を感じてしまう。殿島はいったいどうするのか。
 殿島は、次は油断しないよう注意しながら、教室からの出口を探した。
(自分がいなくなれば黒忍者も襲う目標を見失うし、そうすれば意味不明な戦闘も終わるかも、かな)
 しかし殿島の試みはまた天変地異で妨げられた。残った校舎が地震のように揺れはじめたのだ。教室の扉はずれて斜めに閉まった。とことんついていない。
(震源は、すり鉢の底か!?)
 殿島は着物のすそを踏んずけて転んだ。這いながら下をのぞきこんでみる。
 見れば穂乃香たちが穴の中央からすこし離れたところで姿勢を低くして耐えている。警戒の中心、穴の底は真っ黒だ。そこからなにやら巨大なものが出てきた。醜悪でねばつく皮膚を持った怪物だ。
 おおきな……、カエルだ。しかもカエルの頭には白ひげの老人忍者が立っていた。
(こういう忍者っていますよね! 雰囲気がなんだかだれかに似て……)
 ガマガエルの忍者は一帯に響く声で「静まれ、不良生徒!」と叫んだ。声を聞いて判明した。正体はきっとこの学校の、校長先生だ。
「おのれ、新時代の人材育成が必要だったからこそ太古の秘術を用いて、わが校を忍者の学校にしようと思ったのに!」
 殿島は絶望で頭痛がした。そんな理由で校長は異常事態を起こしたのだ。
「優秀な若人が忍者になるはずなのに、どうしてくのいちが増えているのだ!」
 穂乃香が立ち上がって指さした。
「悪の忍者を滅ぼすためです! おまえは悪行を働く前に倒します、われらと、われらが頂く姫様が!」
「えっ、オレ? 経緯がちょっと違うんですけどね……」
 とはいえ、へんな校長のせいで黒忍者にされるのはイヤである。殿島は穂乃香たちが勝ってくれることを期待した。

<後編につづく>

この雄ブタ!! 【第1話立ち読み付き】

2018Q1おかし製作所DMM販売数61位

この雄ブタ!! 【第1話立ち読み付き】 DMM版
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フリチン<最終話・前編>〜局所TS・前編〜
フリチン<最終話・後編>〜局所TS・後編〜
が珍しい(が、好みが分かれる)局所TSっぽい。

フリチン<最終話・前編>〜局所TS・前編〜

怪人ピエロマスク:0 ~ドール・マスク侵食編~

怪人ピエロマスク:0 ~ドール・マスク侵食編~ FANZA版
怪人ピエロマスク:0 ~ドール・マスク侵食編~ DLsitecom版

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テンタクルホリック

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聖浄天使 キュアリーハートアヤ

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03/02のツイートまとめ

amulai

RT @ko_second: 見た目同年代のモブロリに囲まれるテイルレッド https://t.co/UDIji2GDYP
03-02 23:47

RT @otakulawyer: 自由に表現出来なかったり、作品を取り下げることは、とてもクリエイターの気持ちを傷つけるものです。よく考えると、表現により傷ついた人の気持ちを、当然にクリエイターの気持ちよりも優先させなくてはならない必然性、合理性はどこにもありませんね。 htt…
03-02 23:41

RT @sky_freedom_: ねえねえ~これ着て https://t.co/1Hsf84jQVP
03-02 23:36

RT @rna: ほんとだ。>国会で総統閣下シリーズ https://t.co/vsL8PR5mqG
03-02 22:57

RT @Haidacutlet: 彼(?)がいったいなにをしたっていうんですかかわいそう… https://t.co/pAEsRpgs1x
03-02 17:42

RT @Haidacutlet: 間に合わなかったようです https://t.co/253Zx6hxJk
03-02 17:41

RT @johanne_DOXA: 今年の統一地方選イチ押しの候補、京都市議選立憲民主党公認候補のたかま響 @hibiki_takama が、選挙ボランティア参加を急募している。たかま候補は表現規制問題をパロった舞台劇「非実在少女のるてちゃん」 https://t.co/iGJ
03-02 17:13

RT @hibiki_takama: 夜羽音さんありがとうございます。表現規制に反対する皆さんは、例え自民党が嫌いでも山田太郎を、立憲民主党が嫌いでも高間響を応援してください。市議のレベルでできることは少ないけども、漫画アニメは絶対守ります https://t.co/lYPvS
03-02 17:13

RT @takuramix: 「誰も傷つけない表現ができる」なんて表現者が居るなら、そいつは何も表現をした事がない奴だろう。もしくは、自分の表現に傷ついたと言う人を単に認めないか、記憶から消去してるご都合主義の人間だろう。本気で、誰も傷つけない表現が出来ると思っているなら、傲…
03-02 16:44

RT @amulai: 【投稿小説】忍法 姫様第一主義!  前中後編https://t.co/4meJcJ9lw9衣子@org_happysummerさんのイラスト企画キャラに猫野さんが投稿してくれました!謎のくノ一穂乃香に殿島は姫様にされてしまい…追加イラスト2枚です♪…
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