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編集メモ 20191208

掲載中:

近日発売:Fさん作品が15日ごろに出るかも?
      真城さんの小説が12月前半に出るかも?
     
製作中:虎島タオさん:原作ととやすさん ネーム完成 
DL『オレがお前に負けるなんてありえねぇ』 森帯 2020年2月目標
     DLばくおんまるさん新作(蛙さん原作CG集) 下絵作成中 2020年2月目標
     勇者もの(蛙さん原作CG集) もろへいやさんで2020年着手予定
     異世界転生もの小説(原案オレ) テキスト:トナカイさん イラスト:文月きょうさん

同人漫画制作支援企画 常設化

倉塚りこさん :原作 着込む人さん 年内完成か
れいとうみかんさん:<原作 九重さん> 原作完成!
             原作 このざまさん 原作作成中   
柊ぽぷらさん:原作 着込む人さん キャラデザ完成        
松園さん   :原作 蛙さん:原作作成中 キャラデザ等は2020年1月末より
孝至さん   :原作 オレ 2020年着手予定
         原作 着込む人さん 2020秋着手予定
         原作 HNZMさん:原作検討中
Meitoさん  :原作 着込む人さん 2020年着手予定
yukke/悠久狐さん:原作検討中<特別枠>

レビュー企画 2018夏分
みのむーさん:むらさきいろオレンジさんに依頼

2019秋分
聖典館殺人事件さん:かもりさんに依頼?(4つ分キープ中) ※
uosaoさん:れいとうみかんさんに依頼
ばいらすさん:ささみさんに依頼
なまむぎさん:れいとうみかんさんに依頼

性転刑事~九条誠史郎の熟女転落~ 作:kagami0235 絵:郁橋むいこ ④

性転刑事~九条誠史郎の熟女転落~ FANZA版
性転刑事~九条誠史郎の熟女転落~ DLsitecom版 

 ――数時間後、夜。

「うわっ!?」

 誠史郎は、驚きの声を張り上げた。
 鏡に映った自分が、先程まで会っていた熟女――姫川忍に見えたからだ。
 無論、そんな訳がない。
 互いの肉体が入れ替わっていたのは僅か二時間。
 今は本当の身体である。鏡に映る物は、これからシャワーを浴びようとする屈強な男の肉体――。
 けれど、一瞬でも彼女の裸を想像してしまった。それこそが……最大の問題だった。
「……はぁああ~~。いよいよ、覚悟を決めないと……!」
 溜め息を漏らし、一か月前から練っている計画のことを考える。
(俺が忍さんの体で……あの男に近付き、犯罪の証拠を手に入れる! 自分でも馬鹿々々しいとは思うけど……もうっ、これしか方法がないんだ!!)
 我ながら……穴だらけの作戦である。
 誠史郎が追っているヤクザの若頭に、忍の肉体を利用して接近し、犯罪の証拠を掴む。実に場当たり的な計画だった。
 幾ら彼女が、そのヤクザ――青島の愛人だったとしても、上手くいく保証は、どこにもない。
(……自分で持ち掛けた話だけど。――なんでこんな訳の分からないになってしまったんだ……? 俺は普通に協力して貰うつもりだったのに……)
 何故……年上キャバ嬢と自分が肉体交換し、こんな出鱈目な捜査をすることになったのか。
 切っ掛けは、忍が通うバー。そこのマスターからの提案だった。

「じゃあ、お二人の身体を入れ替えればいいんじゃないですか?」

 そこは、寂れたバーであった。決して汚いわけではない。
 むしろ、なかなかにお洒落な雰囲気の酒場である。
 姫川忍に会う目的が無くても通いたいと思えるほど、感じのいい店だ。
 ただし、不思議と客は少ない。
 最も繁盛する夜にも関わらず、客は誠史郎と忍だけ。
 従業員も、綺麗な顔立ちの青年しかいない。
 だから、なのか。聞き耳を立てていたマスター――誠史郎よりも、若い風貌の男――は、先程の発言で、ふたりの間に入って来たのだ。
「――入れ替える?」
 ぽかん、と口を開けたまま、誠史郎は唖然と聞き返す。
 頑なに協力を拒む忍を、何とか説得しようとしている最中。『身体を入れ替えればいいんじゃないですか』――などと言われて、どう反応すればいいのだろう?
 だが、その冗談にしか聞こえない言葉に、隣の破廉恥なパーティ・ドレスを着た熟女――姫川忍は、興味を持ってしまう。
「……それ、いい!! 確かにそうですね!! ……誠史郎さんに、あたしの体を守って貰えばいいじゃないですか!! あたしの体で、あたしの代わりに……青島を思う存分捜査して下さいよ!!」
「ええッ!? いや、いやいや! ちょっと待て! まさか、本気なのか!! ふたりともッ!?」
 敬語も忘れて、彼女たちに突っ込んだ誠史郎。
 しかし、表情を見る限り、このふたりは肉体を入れ替えることを本気で検討しているようだった。
(マスターは冗談? 忍さんは……まさか、酔っているのか?)
 ふたりの正気を疑う刑事を……だが、忍は訝し気な表情で睨み上げた。
「……何ですか? どうして……反対するんですか? だって、あたしを守ってくれるんですよね? 誠史郎さん――」
「いや、だから……守るって言いましたけど……」
 じぃー、と。
 忍が、誠史郎を上目遣いで見詰める。
 スイカふたつをくっ付けたような途方もない爆乳も激しく波打ち、彼の喉元は自然と物欲しそうな音を鳴らしていた。
 何人かの女性と交際したことはあるものの、――ここまで色っぽい美女との接近は、彼も初めてのことであった。
(すげぇー、美人。青島が執着するのも分かるなぁ……)
 ……姫川忍。
 三十八歳という年齢ながら、高級キャバクラでナンバーワン・キャバ嬢の座を守り続けている女。
 魔性と言うべきグラマラスな体型と、艶やかな顔付きの美女に見られているだけで、誠史郎は妙に緊張してしまう。
 これほどの絶世の熟女。
 女好きのヤクザが、見逃す筈もなかった。ありとあらゆる手段で、彼女を自分の愛人にした青島。
 そして、だからこそ、警戒心が強く、賢い奴の懐に潜り込めるのも、目の前の美しい熟女しかいない。
 そう思ったからこそ、彼女に危険なお願いをしていた訳なのだが……。
「あたしだって協力したいんですよ? 青島の奴なんて……好きでもなんでもないんですから! でも無理やり愛人にさせられて……あいつの奴隷みたいな扱いなんです! あたし!!」
 たゆるん、と巨大爆乳を上下に弾ませ、忍が畳み掛ける。
 彼の両手を己の繊細な手で柔らかく包み込み……相手の思考を誘導した。
 普段の誠史郎なら、そんなあざとい行為は気付けたかもしれないが、彼女の色香に惑わされていて、難しい……。
「しっ、しっ、忍さん……!!」
「でも……刑事さんの手伝いをしていることを青島に知られたら……あたし。
何をされるか分からないんです! 刑事さんは……誠史郎さんは。 あたしを出来る限り守るって言いましたけど――二十四時間……四六時中、あたしの警護なんて出来ませんよね?」
「そ、それは……確かに、そうですけど……」
「なら……あたしの体をお貸ししますから――刑事さん本人が、青島の犯罪を捜査して下さい! うふふ……誠史郎さんのような切実そうな男性なら……信用して、あたしの体を預けられますから……♪」
「か、体を貸す……!? 体を……忍さんの体を、俺に預けて……貰える……!?」
 ベッドで男を誘う娼婦のような甘やかな美声。
 忍の言葉が、男の妄想を増長させる。
 仕事――いいや、違う。
 硬い決意でここに来た筈の誠史郎は、忍と言う女の色香に溺れていった。
(くそ! 青島の奴……! こんないい女を! こんな綺麗で、エロい女性を……犯しているのか! 奴隷にしているのか!?)
 胸に沸き起こるヤクザへの怒り。
 しかし、それは刑事としての正義感などではなく――純粋な嫉妬であった。
 姫川忍と言う女を抱ける青島に対する男としてのジェラシーが、炎のように彼の胸中で燃え上がる。
「一度、試してみましょうよ! それで体が入れ替わらないようでしたら……あたしも諦めますので。お願いです――誠史郎さん♡」
 甘やかな響きの声が、酒のように誠史郎の意識を酩酊させる。
 たゆるん。
 たぷるるんっ。――すりすりっ。
 豊満すぎる乳肉を撓ませ、柔らかな掌で彼の手を握りながら、硬い胸元へと淡く頬擦りする絶世の熟女。
 一発で、KOだ。
 知らず知らずのうちに誠史郎は、こくこくと頷いていた。

(……ま、まぁー。こんなことで協力して貰えるんだから……! いいよな、別にっ!! どうせ体が入れ替わるとか! そんな非科学的なことが起きる訳がないし――)

 そんなことを考えながら、誠史郎と忍は試した。
 マスターが教える入れ替わりのお呪いを。

 そして、その結果――。

「う、ウソだろ!? こんなことが……っ!?」
「うわぁー! 本当に……入れ替わっちゃった!! スっ、スゴーイ!!」

 誠史郎と忍。
 ふたりの男女の身体は……見事に入れ替わっていたのだった。



 ――どびゅぶぶ! どびゅる!!

「くぅぅ……ッ!!」
 この一か月の間に起きた非現実的な出来事。
 鮮明に魂へと刻まれた姫川忍と言う女体の感触を思い出し……誠史郎は、男性器より新鮮な精液を噴き出していた。
「や、やばい! このままだと、オレ――変な性癖に目覚めそうだ……!!」
 結局、誠史郎は異性の体を借りて、ヤクザの犯罪を捜査することになった。
 忍が頑なに入れ替わりに固執したためだ。
(そりゃあ……青島を怖がるのも分かるけど……)
 証拠こそ見つからないが……青島は、複数の殺人に関与していると思われている超危険人物。
 そして、その犯罪の中には誠史郎の先輩――木村刑事の殺人事件も含まれていたのだ。
(刑事を殺すほど凶悪な男。……幾ら愛人でも何をされるか分からない。……でも、だから、って――普通、赤の他人に。ましてや、男の俺に自分の体を預けるか……?)
 出来ることならば、入れ替わりたくはない。
 姫川忍の艶やか過ぎる肢体に自分の精神が入り込むたび――。
 その彼女の艶美な美体の感覚が、彼の魂に焼き付いてしまうからだ。
(最近……忍さんのことばかりを考えて……オナニーしている!! しかも……彼女視点で……っ!!)
 肉体交換の弊害なのだろう。
 忍本人の視点で、彼女の裸体を想像し、毎日倒錯的な自慰を止められない誠史郎。
(これ以上……入れ替わりを続けると! 変な性癖になっちまう! まだ不安だけど……覚悟を決めるしかない! 木村さんの敵を取るためには……ッ!!)
 彼女の協力なしには、目的を果たせない。不本意な肉体の入れ替わりを彼は受け入れるしかなかった。
(必ず証拠はある! 木村さんや、その他の犯罪の証拠が! 絶対に俺が青島を逮捕してやる! 諦めない……例え――俺だけでも!!)
 義勇に駆られ、感情を高ぶらせる誠史郎。
 木村殺害の担当刑事から、外されてしまった彼であるが……世話になった先輩の無念を晴らそうと、密かに捜査し、青島の愛人である忍を探し当てたのだ。
(もう直ぐ約束の命日! 絶対に、その日までに青島を逮捕するんだ!!)
 先輩が亡くなって、もう直ぐ一年が経つ。
 何時までも短時間の入れ替わり――忍の体に慣れる特訓――をしている場合ではない。
 いよいよ計画を実行する時だと……誠史郎は考えた。
「……忍さんの話が本当なら。今こそチャンスだ……よ、よし! やるぞ!! やってやるッ!!」
 自慰した汚れを洗い流し、浴室から出て来た誠史郎。濡れた黒髪をタオルで拭きながら、忍の情報を再検討していく。
(――まずは一週間だ。一週間、青島は海外に出ている。その間に忍さんの持っているカギで奴の自宅を捜索する。それでも見つからなかったら、もう一週間、延長して……忍さんとして本人に近付いてやる!!)
 先輩の敵打ち。実行するのに適した状況。
 そして、何よりも、忍と肉体交換すると言う奇妙な関係を長引かせないために……。

(青島――絶対に尻尾を掴んでやるぞ!!)
 
 刑事・誠史郎は、忍へと計画実行のメールを送るのであった。

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【投稿小説】下衆男と液体人間 作 なまむぎ イラスト れいとうみかん

「わるいけど、お前との付き合いも今日で終わりだ」
「そ、そんな、ゆ、勇治さん、ど、どうして…… 」
「何でって言われても特に理由なんかないけど……。強いて言うなら、お前に飽きたってことだよ。お前大人しすぎて、付き合っててつまらないんだよな」
「そ……んな……。わ、わたし、これまで勇治さんのために、いろいろ頑張ったのに。……。ひ、ひどい、ひどいです、勇治さん。ううううっ……」
「そういうわけだから、俺たちの関係もこれでお終いだ。ああそれと、よりを戻そうとして俺につきまとったりしないでくれよ。前もそういう奴がいたんだよな。お前もこれから俺のマンションに来たりしたら、警察呼ぶから。それじゃあな」



 それまで付き合っていた女と別れたのが3日前のこと。こっちが何もしなくとも、勝手に尽くしてくれる悪くない女だったが、こちらから捨てるようにして振った。
 捨てた理由は、といっても特にそんなものもない。別れるときに彼女に伝えた通り、ただ単純に彼女に対して飽きが来てしまったというだけの話だ。突然別れ話を切り出された彼女はひどく泣いていたが、俺には罪悪感もない。行ってしまえば俺は顔が良いから女にもてる。これまでもそうやって何人もの女と付き合い、飽きたら捨ててきたのだ。そのたびに彼女たちは同じように泣いたり喚いたりしていた。いまさらまたそれを見たところで罪悪感なんて湧きようも無い。あるのはただただ、もう興味もない女に目の前で泣かれることの面倒くささだけだった。しかしそれも済んだことである。
 今日、俺は新しい女を手に入れるため、家の近くの歓楽街にナンパに来ていた。やはり女を引っかけるならこういう人の多い場所がいい。
 何時間か周辺をぶらぶらしながら目ぼしい女を物色するが、なかなかこれぞという女は見つからない。今日はもう諦めて帰るか……そんなことを考え始めた時だった。
「あの……すみません。おひとり、でしょうか? 」
 背後から声をかけられて、俺は振り返った。そこには1人の女が立っていた。歳は俺と変わらないくらいだろうか。髪の毛は長く、そして艶やかだ。背は低めで、ニットのワンピースを着ていた。
 その女の容姿で目を引くのは、身体の驚くばかりの豊満さだった。特にその胸は信じられないほど大きく、服を押し上げてバッグの肩紐を谷間に食い込ませていた。顔つきは童顔気味で、身体とのギャップがそのエロさを際立たせていた。顔も容姿も、最高級というほかない良い女だった。
 これだけの女と話をする機会を逃すわけにはいかない。俺は人当たりの良さそうな笑顔を顔に浮かべながら、女に応対した。
「ああ、ちょうど一人で退屈を持て余していたところさ。何か用があるんだったらお付き合いするよ。どこか行きたいところがあるのかな? それならどこにでも案内するけど」
「いえ、用事というわけではないんですけど……。ただ、あなたを見て、格好いいなと思って声をかけさせてもらったんです。……どうでしょう、これからご一緒にお茶でも」
 もじもじとした仕草を見せながら、恥ずかしそうに女が言う。しかしその仕草と裏腹に話の内容はかなり大胆なものだった。いわゆる逆ナンというやつである。もちろんこんなおいしい話を逃すつもりはない。
「君みたいな綺麗な人に誘ってもらえるとは嬉しいな。喜んでお付き合いさせていただくよ」
 俺が了承すると、女はうれしそうに笑って、俺の手を取った。
「ありがとうございます。それじゃあ行きましょうか、杉平 勇治さん」
 女が俺の腕を取って、自分のそれと組ませる。腕に女の胸が当たり、柔らかな感触が伝わってくる。俺はその感触を楽しむのに夢中だった。そのせいで、まだ教えていないはずの俺の名前を、なぜか彼女が知っていたという事実に、俺は気が付かなかった。
 腕を組んだ彼女に引かれるようにして、俺たちは街の中を歩いていき、自己紹介を済ませる。女は白石 沙彩(しらいし さあや)と名乗った。
 軽く世間話もしたのだが、正直、内容は殆ど頭に入ってこなかった。俺はその会話の最中もずっと、沙彩の胸の感触を楽しむのに夢中だったし、これからどういう風に彼女をホテルに連れ込むか、その算段を考えるのにも忙しかった。これだけスタイル抜群の身体を押し付けられていては、欲情を抑えるなというほうが無理というものだ。絶対この女をホテルに連れ込んでやりたい。しかし焦っては事を仕損じてしまう。まずは喫茶店でお茶でもして、そこらへんの小物屋で安い装飾品でもプレゼントして機嫌を取って……。
 俺がそんなことを考えていると、沙彩が俺にしなだれかかってきた。
「ねえ勇治さん、実は私少し疲れてて……。よろしければ、あそこで少し休憩させていただけませんか? 」
 いつのまにかこんな路地に入り込んでいたのだろうか。俺たちが歩いていたのは、いわゆるホテル街だった。そして上目遣いでこちらを見上げる彼女が指差す先にあったのも、いかにもな風情のラブホテルだ。
 おいおいいきなりかよ、と思わなくもない。どうやら彼女はその童顔と裏腹にかなり積極的な性格のようだ。しかし、もとより俺に断る理由もない。むしろ話がさっさと進むのは歓迎すべきことだ。俺は彼女の申し出を快諾した。
 ホテルにチェックインした俺たちは、個室へと入る。部屋の中には大きなベッドが備えられており、シャワールームもついている。外見通り、内装もごくごく平凡なラブホテルの物だった。
「先にシャワー浴びるか? 」
 ベッドの脇に立ち、俺は背後の沙彩に声をかける。しかし、すぐ後ろに立っているはずの彼女からなぜか返事は無かった。そして……返事の代わりに聞こえてきたのは、女の静かな笑い声だった。
「ふふふふ……」
 振り返ると、俯いた沙彩の肩が、小刻みに震えていた。
「お、おい、どうしたんだよ」
 彼女が、ゆっくりと顔を上げる。その顔には、どことなく狂気じみた、深い喜色が浮かんでいた。
「ふふふっ、お久しぶりですね勇治さん。ようやくまた会うことができました……。ああっ! この日が来るのを、どれだけ待ち望んでいたか」
「は? お、おまえ、何を言ってるんだ? 」
 もちろん、白石 紗彩という女と俺は、今日が初対面のはずだ。なのにこの女は、俺と知り合いであるかのようなことを口にする。……ひょっとして、ここまでそんな素振りは一切なかったが、こいつは妄想癖のある頭のヤバイ女だったのだろうか。俺は彼女と距離を取るため、無意識の内に後ずさろうとした。
 しかし、俺が距離を撮るよりも、沙彩が行動を起こす方が早かった。彼女が飛びかかるようにして俺に抱き着き、そのままベッドに俺を押し倒す。仰向けになった俺の上に、沙彩がのしかかっている体勢になる。
「な、なにをする! どけ! 」
「安心してください、すぐに終わりますから、ね 」
 沙彩の顔は、俺のすぐ目の前にあった。
「な、なんのつもりだ……うわっ!? 」
 沙彩の口から、ぼたり、ぼたりと何かが俺の身体にこぼれ落ちる。それは初めのうちはわずかな量だったが、しだいに量を増し、俺の胸の上に水溜まりを作る。
「な、なんだよ……、これ……」
 最初は涎かと思ったが、すぐにそうではないと思い直した。まず第一に、量が唾液のそれではない。俺の胸の上に乗っているその液体の量は、既に小さめのバケツ一杯分くらいはありそうだった。たとえ胃液を全部吐き出したとしても、人間の口からこれだけの液体が出てくるとは到底思えない。そしてさらに、信じがたいことがあった。
「こ、こいつ、う、動いてる……?」
 それは、動いていた。それほど敏捷ではないものの、まるでその液体自体が意志を持っているかのように、ズルズルと俺の身体の上を這いずり、遂には俺の顔に覆いかぶさってきた。
「う、うわあっ!? んぐっ! ぐぉ…… 」
 スライム状の液体が俺の胸の上で蠢き、俺の口に吸い付いてきた瞬間、何かデロデロとした液体が俺の口へ、そして体内へと流れ込んでくる。
 俺は必死に拒もうとしたが、その凄まじいまでの圧力には、とても抵抗することはできなかった。俺の胃に向かい、沙彩の口の中から出てきた液体が落ちていく。それを感じた時、急激に身体から力が抜けていった。そして意識までもが遠のいていき、俺はそのまま気を失った。



「起きてください、勇治さん」
 誰かの声を聞いた気がして、俺は意識を取り戻す。そこは何もない暗黒の空間だった。瞬きをしようとして、瞼を動かす感触が無いことに気が付く。
「気が付きましたか、勇治さん? 」
 俺は声の主を探そうとした。首を巡らせて周囲を見ようとする。しかし瞼の感触が消えうせていたのと同様に、首を動かす感触も無い。
(え、あれ? )
 身体を起こそうと、腕を動かすよう意識してみる。しかし腕が動く感触も無い。まるでそんなものは、はなから俺の身体に存在しないかのように。目も見えず、身体も動かせず、俺は軽くパニックになっていた。
(ど、どうなってるんだ!? )
 戸惑いの声を出したつもりだったが、俺の口から声が発せられることも無い。
「ふふふ、そんなに怯えないでください」
 また声が聞こえる、と思ったが、これも耳で音を聞いているというよりは、なんだか直接心の中へ語り掛けられているような感覚だ。
「その通りですよ。私は今、勇治さんの心に直接お話しているんです。今の勇治さんには声を聞く耳も、言葉をしゃべる口も無いんですからね」
 俺の思ったことを読み取ったかのように、そいつが答える。俺は声を出していないのに、なんでこいつは俺の考えていることが分かるんだろうか。そんな疑問が心の中に浮かぶ。言葉の主は、その疑問も読み取ったようだった。
「ふふふ、それはですね、今の勇治さんは私の奴隷だからですよ。私はご主人さまで、奴隷のことは何でもわかるんです。心の中で何を考えているかもね」
(は? おまえ、何を言っているんだ? どうして俺がお前の奴隷なんだよ! そもそもお前は誰だ。俺をどうしやがった! )
 俺はそいつに食って掛かる。奴隷という言葉に反発したのもあるし、俺が五感を失っているのも、こいつが何かをしたからだろうと直感的に思ったからだ。
「一度に何個も質問しないでくださいよ。……まあまずは、私が誰か、という問いにお答えしましょうか。と言っても今の私に名前なんてもうないようなものですけど。それにたとえ言っても、勇治さんはもう私のことなんて覚えてもいないでしょうしね。ただ昔、あなたに捨てられた多くの女性のうちの一人……そうとだけ言っておきましょう」
(な、なに……? 昔の……? )
「そうですよ。私、勇治さんに捨てられた後、悲しくて何もかもがどうでもよくなって、色々な場所をほっつき歩いていたんです。当時は何も考えていませんでしたけど、死ぬ場所を探していたのかもしれませんね。……そしてそんなある日。記憶はあやふやですけどどこかで……、樹海の中だったかもしれないし、どこかの繁華街の路地裏だったかもしれません。とにかくどこかで、おかしなところに迷い込んだんです。そして、この身体と能力を手に入れました」
(この身体……? )
「そう、勇治さんもさっき見たでしょう? 私の身体。白石 紗彩の身体から出てきた、ドロドロした液体」
 俺の脳裏に先ほどのベッドの上での光景が浮かぶ。まるで意志を持っているかのように動き、俺を襲ってきたあの液体。
「あのスライムみたいなものが私。いつの間にかスライムになっちゃって、最初は戸惑いました。けどそのあと自分がどうなっているのか、自分に何ができるのかが少しずつ理解できるようになって……。ふふふ、そして今日、こうして勇治さんにまた会いに来たんですよ。私を捨てた勇治さんに復讐をするために、ね」
(ふ、復讐……、だと? やっぱり、今の俺が何も感じられないのはお前のせいなんだな!? おまえ、俺に何をした! )
「ええ、そうですよ。今の勇治さんの身体は……言うより直接理解してもらいましょうか。勇治さん、命令です。今の自分の身体を完全に知覚しなさい」
 その言葉とともに、俺の意識の上に今の自分の姿が思い浮かぶ。眼で見ているわけでもなく、神経を通じた感覚があるわけでもない。それでも俺の脳裏には、今の自分の姿がまざまざと浮かび上がっていた。
(うわああぁぁっ!?)
 今の俺の身体は、人間のそれとは似ても似つかない形状をしていた。頭部も、四肢も、胴体も無い。心臓や脳みそといった器官も、脂肪や筋肉といった肉も、身体を支える骨も表面を覆う皮膚さえ、今の俺は持っていなかった。それらの代わりに存在しているのは、でろでろに溶けてべしゃりと床に広がった液体だった。それが今の俺だった。信じたくなかったが、自分の身体がスライム状になっているという事実を、俺は完全に理解してしまっていた。いや、させられてしまった。
「ご理解していただけましたか? それが今の勇治さんですよ。ははは、勇治さんも私とおんなじスライムになっちゃいましたねぇ」
(お、俺の身体が、な、なんで、こんな……)
「これが私の得た能力なんですよ。スライムになっちゃった私は、他人もスライムにしてしまえるようになったんです。それにこの能力でスライムにした人は、私の奴隷になっちゃいます。奴隷スライムにしてしまえば、もう私の命令には逆らえません。その人の感覚を弄ることも思いのままです。それはさっきから勇治さんにも実演してあげてますよね」
 確かに先ほどから、こいつの言う言葉にはなぜだか問答無用で服従させられている。認めたくないが、こいつの言っていることは本当のことのようだ。
「おまけに、このスライムの身体は、他人の身体に憑りつくこともできるんです。……そうですね、勇治さん、視覚を取り戻していいですよ」
 その言葉と共に、失われていた視覚が蘇る。そこは先ほどのホテルの部屋の中だった。目の前に、俺の身体がいた。
(な、なんで、俺がそこにいるんだ!? )
「言ったじゃないですか。スライム状態の人は他人の身体に憑りつくことができるんですって。うーんこの勇治さんの身体は良いですねー。さっきまで使ってた身体は、勇治さんを引っかけられそうな綺麗な人を見繕って頂いてきたものだったんですけど、なにしろ胸が重くて重くて……はい、これが今の勇治さんの身体ですよ」
 そう言って目の前の『俺』が、手鏡をこちらに突き付ける。そこに映っていたのは、緑色をしたドロドロの液体だった。先ほど無理やり知覚させられた自身の形だったが、直接見ることでさらに事実を突きつけられたような気がした。
(ふ、ふざけるな! 俺の身体を返せ!)
 怒鳴りつけたつもりだったが、今の俺には声を発する器官も無い。できることはゼリー状の身体をプルプルと揺らすことぐらいだった。そんな俺を見下しながら、『俺』が言う。
「いやですよ。これはあのとき私を見捨てた勇治さんへの復讐なんですから。ふふふ、どうですか? 人間としての身体を失って、気持ち悪いスライムの身体になって、みじめに床に這いつくばる気持ちは。あの時の私の気持ちが少しは理解できますか? 」
 しゃがみ込んでにやにやとした笑みを浮かべながら俺を見下ろす『俺』。笑みを浮かべた表情とは裏腹に、その目には狂気の光が差していた。
 そんな彼女の目を間近に見て、俺の心にあった怒りの感情が萎えていく。かわりに湧き上がってきたのは恐怖の感情だった。今のこいつに逆らったら、本当に何をされるか分からない。
「まあ、勇治さんにはいつまでもそんな姿でいてもらってもいいんですけど、それじゃあつまらないですからね。あなたを人間の姿に戻してさしあげますよ。……勇治さん、命令です。その身体に憑りつきなさい」
 『俺』が指を差す。その先にあったのは、意識なく横たわる女の身体だった。少し前まで目の前のこいつが使っていて、俺をここにおびき寄せた、あの女の身体だ。まさか、俺を人間に戻すというのは……。
「ふふふ、それがこれからの勇治さんの新しい身体ですよ。さあさあ、早く動いてその身体の中へ入ってください」
 や、やめろ!と心の中で叫んだ。焦る俺の内心を見透かして、『俺』はにやにやとした笑みをその顔に浮かべる。
 俺の意志と裏腹に、身体は命令を聞いて動き始めていた。ズルズルと床の上を這い、俺の身体は勝手に女の元へと向かっていく。
(か、身体が勝手に?! くそっ! おい、止めろ! )
 しかしとうとう、力なく床に横たわる女の元へとたどり着いてしまう。液体化した俺の身体が、女の足に触れ、その肌の上を舐めるように動いていく。どこかに侵入口となる場所を探しているのだ。足先から太ももへと俺の身体が不随意に動いていき、ワンピースのスカートの中へと身体が潜り込む。そして俺の身体は、ある場所を侵入口に定めた。
(い、いやだっ! と、とめ、あっ、ぐっ、ああっ)
 液体状の俺の身体が細く変形する。秘所を覆うショーツも簡単に透過して、彼女の股の割れ目から、俺はその体内へと潜り込んでいく。柔らかく、生温かで、少し湿り気を帯びた肉が、スライムになった俺の身体を締め付ける。
(う、あっ……い、意識が……)
 身体が肉体の中に入っていくにつれて、思考もぼんやりし始める。まるで意識までもが身体の中に飲み込まれているかのように……。


「っ!? 」
 唐突に、視覚が戻った。いや戻ったのは、視覚ばかりではない。耳や鼻や口といった器官の感覚がいっぺんに戻ってきたのだ。声も出すことができる。
 しかし戻ってきたのはそれらの感覚だけではなかった。
「はぐっう!? 」
 その時俺の脳裏を埋め尽くしたのは、下腹部に覚えた強烈な違和感だった。ドロドロとしたものが、俺の体内に侵入してくる感覚。
「な、なんだ、これっ! あっ、ひっ、ぐ、あ、は、入って、く、くるなぁ! 」
「入ってくるなって言っても、今入ってきているそのスライムは勇治さんそのものなんです。途中で止めたら身体が満足に動かせなくなっちゃいますよ? それが入ってくるごとに身体の感覚が戻ってくるの、わかるでしょう。半身不随にはなりたくないでしょう」
 確かに奴の言う通りだった。最初は首と胴体くらいにしか感覚が通じていなかったが、身体の中に液体を受け入れるごとに、じわじわと他の部位へと、腕に、足に、感覚が通っていく。
「ひっ、ああっ、はうっ、ああ、あああっ」
 ジュルンという音を立てて、遂に液体が俺の体内に完全に収まりきる。そのころには俺は、この身体を自由に動かせるようになり、そして身体の感覚も完全に通じていた。荒い息をつくたびに柔らかい胸が床との間でつぶれて形を変える。目の前にある手の指は、あまりにも白く細い。
「はあっはあっ、そ、そんな……」
 口にしながら身体を起こすと、ずしりと肩に重みが掛かる。目の前では大きく膨らんだ胸がプルンと揺れていた。口から発せられる震えた声も、可愛らしいソプラノボイスと化している。
「う、うそ……だろ……? 」
「ほら、これが今の勇治さんですよ」
 鏡が、こちらに突き付けられる。
 そこには、女が映っていた。今日、一緒に散々街を歩いたあの女の姿が。艶やかなロングヘア―に、服を押し上げる巨大な胸とそれに似合わぬ童顔。荒い息遣いに合わせてその立派な胸が上下し、頬は上気して赤く染まっている。間違いなく、今日、俺に声をかけてきてホテルに誘った、あの女の身体だった。
「う、うそだろ、こ、これが、俺……? 」
 震える手を自分の顔に当てれば、鏡の中の女も同じ動作をする。
「うふふ、とってもかわいいですよ勇治さん」
「ふ、ふざけるな! これは俺の身体じゃない! 早く俺の身体を返せ! 」
 俺は目の前の自分の身体に食ってかかる。
「うるさいですねえ、とりあえずここじゃ何ですから場所を移しましょう。勇治さんは何も考えずに私についてきてください」
 目の前の『俺』がめんどくさそうにそう言い放った瞬間、俺の頭から、全ての思考が消えうせた。

投稿SS用 ちょこばにら

「はい、もう何か考えてもいいですよ、勇治さん」
 気が付いた時には、俺は自分の部屋であるマンションの一室にいた。
「は、え? 」
 俺は自分の置かれた状況が分からず、困惑の声が口から漏れる。一体俺は、いつの間に自分の部屋に来たんだ? ……いや違う。確かに、ホテルからここまで自分が移動してきた記憶はきちんとある。俺はこの身体でこいつと一緒にホテルを出て、ここまで歩いてきたのだ。道中の景観も覚えているし、歩くたびに足に絡みつくロングスカートの布地の感覚までしっかりと記憶にある。だが、その間の俺は、思考というものを何もしていなかった。ホテルからここまでの道中、俺は自分の意志というものをすっかり失っていたのだ。
「て、てめえ、俺に何をしやがった! 」
「なにって、うるさかったので勇治さんの思考力をちょっと消しただけですよ。勇治さんは私の言うことなら何でも聞いてしまうんですから、私がそう命じればお人形さんみたいに何も考えることができなくなるんですよ」
 どうやら本当に、彼女の命令は今の俺にとって絶対らしい。その事実を突きつけられて、背筋に怖気が走る。
「どうやら自分の置かれた状況がやっとわかってきたみたいですね。自分が私の奴隷になったんだって、認める気になりました? 」
「だ、誰がおまえの奴隷になんかなるか! 」
 その言葉が強がりでしかないのも自分で分かっている。しかしこいつの言うことが事実だとしても、奴隷なんていう立場をただ受け入れるなんてまっぴらごめんだ。
「はー……。まだ自分の立場が分からないんですか? しょうがない人ですね。でもまあそうなると思って、いい物を用意してあるんです。勇治さんに今の自分の立場を分からせてあげるための……ね? 」
 そう言って『俺』がバッグから何かを取り出す。取り出されたそれは、どうやらひとそろいの衣服のようだった。
「じゃーん」
 服を広げて、『俺』がにこやかに笑う。その手の中にあったのは、白と黒を基調とした女性用の衣服だった。胸元は大きく開き、スカートの裾はとても短い。
「ほら~ふりふりのメイド服。胸元もエッチに開いてるしスカートも超ミニだし、いかにも男に媚びてる感じで可愛いでしょ?……命令です勇治さん。これを着てください」
「だ、誰がそんなもの……! 」
 しかし命令を受けて、俺の身体は勝手に動き出していた。
「おい、俺はそんな服着たくない! 止めろ! 」
 どんなに口で抵抗しても、手は俺の意志に関係なく動き、着ている服を脱いでいく。ワンピースを脱ぐと、俺の視界の下方には、ブラジャーに包まれた巨大な乳房が揺れていた。
「あは、さっきまで私が使ってた身体ですけど、やっぱりそのおっぱい、大きいですねぇ。えいっ」
 俺の胸が指で弾かれる。柔らかな脂肪の塊がプルルンと揺れ、男の身体では経験したことのない刺激が脳裏に送り込まれてくる。
「ぐっ……」
 本当はその手を払いのけてやりたいところだが、俺の手は俺にメイド服を着せようと動いており、その自由は無かった。
 下着をつけ、足にぴっちりと吸い付くストッキングを穿き、ガーターベルトの金具を止める。上着に巨大な2つのふくらみを押し込み、裾の短いスカートに足を通す。その上からフリルのたくさんついたミニスカートが穿かされ、仕上げに純白のエプロンが装着される。震える手で頭の上にカチューシャを乗せれば、着替えは完了だった。
「わー、かわいいー」
「くっ……、み、見るなぁ……」
 奴が歓声を上げて俺を冷やかす。男なのに女の身体にされ、色気を振り撒くメイド服を着せられた屈辱と恥ずかしさで、俺はどうにかなってしまいそうだった。
「お、俺は男だぞ! こ、こんなふざけた服、さっさと脱がさせろ! 」
「格好は良いですけど、あとはその口調ですね。メイドさんはもっと丁寧な言葉使いでないと。……命令、これからは女の子らしく、メイドらしい話し方をすること。それと私のことはご主人様と呼んで、いちいち逆らおうとしない事。わかったら返事しなさい」
「畏まりましたご主人様」
 口が勝手に言葉を発した。慌てて口を手で押さえる。
「あれ!? なんで私、ご主人様のことを、ご主人様なんて!? それに、私、自分のことを私って……」
 どんなに言い直しても、喋る言葉は全て女言葉に変換されてしまう。ご主人様のことをご主人様としか呼べないばかりか、一人称さえも『私』としか口に出して言うことができない。
「うん、これで一丁上がりね。ふふふ、あの勇治さんが私の奴隷でメイドだなんて夢みたい。安心してくださいね勇治さん。私はあなたと違って女の子を飽きたら捨てるなんてことはしないから。……一生、その姿のまま可愛がってあげる。うふふふ、あっはっはっはっ」
「そ、そんな……」
 ご主人様の笑い声が響く中、俺は呆然と立ち尽くす。そしてその時から、ご主人様に使えるメイドとしての、屈辱に満ちた生活が始まったのだった。



数日後
 ご主人様が朝食を終えたので、俺は流し台で食器を洗っていた。
「ふう、おいしかったよさーや。だんだん家事のやり方もうまくなってきたね」
 俺に淹れさせた食後のコーヒーを飲みながら、後ろからご主人様が声をかけてくる。ここ数日間、俺は杉平勇治としての存在を奪われて、白石 沙彩という名前を与えられ、メイドとして家事を強制されていた。炊事・洗濯・掃除など、今までは専ら付き合っている女にやらせていたこれらの家事にも、ここ数日でだいぶ慣れてきつつある。
「っ……」
「こらこら、褒めて貰ったら、『ありがとうございますご主人様』ってお礼を言わなきゃだめだろう。……反抗的なメイドにはお仕置きが必要かな? 」
 ご主人様が背後から俺を抱きしめる。
「あっ、や、やめてください、ご主人様、ひゃうっ……」
 背後から伸びた手が俺の胸を揉みしだく。目の前で俺の巨大な乳房が激しく形を変え、そのたびに甘い刺激が脳裏に伝わる。
「やめてほしいんだったら、メイドとして言うべきことをちゃんといわないと、ね? 」
「っ……、お褒め、頂き、あ、ありがとうございます、ご主人様……」
「うん、よく言えました」
 ご主人様の手が俺の胸から離れる。
「それじゃあ俺は学校に行って講義受けてくるから。さーやは家事を頑張ってね。……ああそれと、今日は仕事の予定も入っていたはずだからから、そっちもだね」
 息も絶え絶えな俺を楽しそうに見ながら、ご主人様が言う。
「はあっ、はあっ……。お、お仕事……ですか? 」
「うん、お仕事。その身体の、白石 紗彩の仕事はグラビアアイドルなんだ。今日は水着での撮影の予定が入っていたはずだよ。時間や場所はこの手帳に書いてあったから」
 そう言ってご主人様がぽん、と俺に手帳を渡す。グラビア……? 水着で撮影……?そ、それって……?
「え、グ、グラビアアイドルって……、わ、私が!? 」
「そうだよ? 他に誰が? 」
 ご主人様が当然だろうという表情で頷く。
「そ、そんな、い、嫌です! こんな身体で、しかも水着で人前に出て写真にとられるなんて! 」
 俺は女らしく身体をイヤイヤと揺らしながら、ご主人様に抗議する。
 この身体で暮らしていては、一人でいるときでさえ屈辱と恥辱を感じずにはいられないのだ。そのうえ人前に出ることなど想像したくもなかった。
「そうか、そんなにグラドルが嫌なら、他の仕事をしてみるかい? 例えば風俗嬢とかAV女優とか。俺はお前にそういう仕事を無理やりやらせることもできるわけだけど……」
「えっ、そ、それは……」
 俺は言葉を失った。風俗嬢? AV女優? 確かにご主人様に命令されたら、俺は自身の意志に関係なく、それらの仕事をせざるを得ないだろう。見知らぬ男とセックスをさせられる自身の姿が脳裏に浮かび、顔からサーッと血の気が引いていく。それは水着の写真を撮られることなんかより、よっぽど……。
「うううっ……、わ、わかりました。お仕事頑張ります……」
 今の俺には、そう答えるしか選択肢は無かった。
「うん、じゃあ、白石 紗彩として、しっかりお仕事してくるんだよ」
「か、かしこまりました……ご主人様……」



「いいよ~さーやちゃん。次はもうちょっと胸寄せてみようか」
「は、はい」
 カメラマンに言われた通り、俺は屈みこんだ体勢のままギュッと腕の間隔を狭める。二の腕に胸の肉が当たる柔らかな感触。目線はカメラに向けているから直接見ることはできないが、今の俺の胸には、さぞかし見事な谷間が形成されている事だろう。
 パシャリとカメラのフラッシュが焚かれ、自分の姿がまた一枚フィルムに収められる。以前の俺もグラビア雑誌は頻繁に見ていたが、まさか自分がそこでよく見るポーズをとらされたうえ被写体にされるなんて……。くそっ、俺は本当は男なのに。
「さーやちゃん、今日はちょっと表情が硬いけど、何だか初々しくていいね~。そろそろ休憩にしよっか」
「あ、ありがとうございます」
 撮影がひと段落し、小休憩の時間になる。俺も休憩のために壁際へと向かう。歩くたびにビキニに包まれた胸がゆさゆさと揺れて、周囲の男性スタッフたちの視線を吸い寄せる。この身体になってからというもの、男の視線が鬱陶しいことこの上ない。男だったころの俺の視線も女たちにこんな風に思われていたのか。
「はあ……」
 俺はプールサイドで座り込んで溜息をつく。そんな仕草をするだけでも、大きな胸がふるりと揺れてしまい、今の自分が色気を振り撒く女性の身体であることを認識させられる。まだこの身体にされてまだ何日もたっていないが、こんな身体にはもううんざりだった。元の自分の身体に戻りたい。しかし……ご主人様に頼んだところで、身体を元に戻してもらえるとは到底思えなかった。つまりこれからも俺はずっと、日中はこうして男としてはあまりに恥ずかしい格好で写真を撮られる仕事を続け、家に帰ればメイドとしてご主人様のために働きご奉仕する、そんな生活をしなければいけないのだ。そのことを考えるとひたすらに気が滅入ってしまうが、しかしどうすることもできはしない……。
「おーい、さーやちゃん、もういけそう? 」
 物思いにふけっている間に、気が付けば休憩の時間は終わっていた。
「あ、は、はーい。今行きまーす」
 愛想笑いを顔に浮かべながら慌てて立ち上がると、胸がまた揺れる。俺はこみ上げてくる恥ずかしさを我慢して、カメラの方へと足を踏み出した。

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12/07のツイートまとめ

amulai

RT @gyuunyuu_sub: 女子小学生はじめました最終巻の予約がAmazonでも始まってましたが、今まで全巻販売停止になってます。最終巻も販売停止になる可能性がかなり高いので、予約の際には注意してください。
12-07 23:07

RT @F_TSF: TSF AVのワニですが、混浴風呂などで水中に身体を沈めて、顔だけを水面にグッと出して女体を眺める行為を動物のワニに例えて「ワニ」というらしく、動物のワニは出てこないみたいですよ。
12-07 23:00

RT @F_TSF: ポスターの入稿も終わりました。 https://t.co/P2ijM4G2OW
12-07 22:58

RT @F_TSF: 既に約30作(=約1000P分)のTSFエロ漫画のシナリオ書いているのか。思えば遠くへ来たもんだ。
12-07 22:57

RT @ko_second: 表紙が大体できた https://t.co/ZR6xnkNGuV
12-07 22:56

RT @amulai: 【投稿小説】下衆男と液体人間https://t.co/E5twjMcEf7イラスト企画に久々の投稿小説♪れいとうみかん@mikan_rinrinさんのイラストをベースになまむぎ@nmmgTSFさんにお話を付けて頂いて、更に追加イラストを描いて貰いまし…
12-07 22:53

RT @makotopic: なんだよこの流れw https://t.co/jwjNzttCFP
12-07 22:14

RT @t_yabuhara: 会場では参加者によるさまざまな議論が本当に面白いし、自分では考えもつかないような興味深い理論も。まだまだ居たいところですが、今日はこれから小金井に戻ります。 https://t.co/HwaRoDTPUw
12-07 22:07

RT @edge_of_kamo: あっ…。実写版「アラジン」にも同時投稿の痕跡がある。こちらは「6月9日20:00」です。左はアベンジャーズで投稿されていた漫画家さんと同一人物です。アナ雪2のステマが発覚した際、ディズニーは「PRと明記する予定だった」と弁明しましたが、ここま…
12-07 21:21

RT @edge_of_kamo: アナ雪2におけるディズニーのステマが話題ですが、ここで同じく #ディズニー 配給のアベンジャーズ エンドゲームを見てみましょう。「4月23日21:00」きっかりに感想漫画をアップしている先生方がおられますね。不思議だなぁ…。 https://…
12-07 21:21

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