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【投稿小説】やんちゃ少年が入れ替えられてメイドにされちゃう話 by猫餅

「よしっ! そりゃあー!」
少年の甲高い声が周囲に響き渡る。少年は大きな声を出しながら勢いよくサッカーボールを蹴り込んだ。今小×生の少年が蹴ったにしては十分力強いシュートは勢いよくゴールへと向かい、それを止めようとしたキーパーは止められず、そのままボールはネットを揺らした。
「よっしゃあ! ゴーール!」
自分のシュートでゴールを決めた少年が喜んで声を上げる。それと同時に試合終了のホイッスルが鳴り響き、すぐに少年の周囲に彼のチームメイトが集まってくる。
「やったな! 陽太!」
「いや~相変わらず凄いシュートだな!」
「勝てたのはお前のお陰だよ!」
口々に自分を褒めちぎることに気分を良くした陽太は、胸を張りながら自信満々に口にする。
「はははっ! あったりまえだろ~!? これからも俺に任せてくれりゃあ勝利は間違いねーさ!」
「今度どうやったらそんなに上手くなれるのか教えてくれよ!」
「いいぜ~! まずはな……」
そう言って上機嫌に言葉を続けようとしたが、周囲からの声で遮られる。
「お~い! お前ら、もう集合だぞ。話してないで早く来ーい!」
「いっけね! 急いで行かないとコーチに怒られる!」
「ちょっ! 陽太、置いてくなよ~!」
自分達を呼ぶ声に反応し、陽太達は足早に急いでコーチの下へと向かって行った。
「……ふふっ、あの子にしよっと」
彼を見る少女の視線に気がつかないまま……
◇
『ありがとうございましたー!』
みんなで終了の挨拶をして、礼をする。
「よし、今日はここまでだ。皆気を付けて帰るように!」
いつも通りの注意を言うコーチのことを聞き流しながら、荷物をリュックに詰め込んで帰る準備をする。オレが準備している間も他のみんなはそれぞれの父親母親と一緒に帰り始めている。
「陽太は今日は歩いて帰んのか~?」
オレが帰る準備を終わって立ち上がると、まだ帰らずに近くに居た友達がそう聞いてくる。
「ああ、今日は母さんがも父さんも仕事で来れないからさ」
「陽太の家ってここからだと結構遠いよな? 良かったら、仕事が終わるまで家で遊んで待ってないか?」
オレの言葉に、友達はそう言ってくれた。オレとしても、出来れば遊びに行きたい。けど……
「う~……悪い!。今日は遅くなるから母さんに寄り道せずに帰ってこいって言われてんだよ……」
「え~、いいだろそんぐらい!」
「今日は遅くなるから絶対ちゃんと帰れっていわれてんだよ……」
断ってもしつこく誘ってきたけど、その後も断り続けたら諦めてくれた。オレとしても本当は遊びに行きたいから、あんまり言われると約束を破りそうだから良かった。
「それじゃあ、今度は遊びに来いよ~!」
「ああ、じゃあな~!」
そう言って、オレは友達と別れて家への帰り道を歩き始めた。
◇
「ふんふ~ん」
退屈だから鼻歌を歌いながら、道を歩く。車だったらスマホとかで暇つぶしが出来るんだけどな……。前に歩きながら使って落として画面を割って怒られたから、あんまり歩きながら使いたくないし……。
まわりの風景を見てみるけど、いつも通ってる道と同じで大して面白くない。
そんな風に退屈しながら歩いていたら、目の前から女の子が歩いてきた。オレより少し背が高い位で背は小さいけど雰囲気的に多分、中×生位? あんまり慎重は高くなくて金色の長い髪をして、白いワンピースを着ていて、ついでにおっぱいが大きくてすごく目立ちそうだなぁと何となく思いながら、そのまま歩き続けた。
「ふふっ、初めまして。陽太君?」
女の子の横を通り過ぎようと、邪魔にならないように道の横にずれながら歩いていたら、女の子が話かけてきた。
「へっ? え、えっと、初めまして?」
まさか話しかけられるとは思ってなかったから、急なことで上手く返事が出来ない。慌てながら色々と考えていると、さらに女の子が話してくる
「今、帰りなんだよね?」
「そ、そうだけどさ……。な、なんで知ってんだよ? もしかして、怪しい奴なのか!?」
この子とは初対面なのに、なんでかオレのことを知ってるし、もしかしたら怪しい奴なのかもしれない。
「別に怪しくなんてないよ~? さっきサッカーの試合してたでしょ? 凄いプレーで目立ってたから、名前が聞こえただけだよ」
「そ、そうなのか?」
女の子はどうやらオレたちの試合を見てくれてたらしい。オレは今日は特に活躍してたし、プレイ中は何度も名前を呼ばれてたから知ってても不思議じゃない……のか?
「そうそう、それで今道を歩いてたから少し興味が沸いただけだよ?」
「そ、そっか。ごめんな、怪しい奴とか言って……!」
どうやらこの子は怪しい奴じゃないらしい。だから、いきなり怪しい奴って言ったことを謝ったんだけど……。
「……ふふっ、そうだねぇ、いきなり怪しい奴とか言われて少し傷ついたなぁ」
「うっ……ご、ごめん」
いくら突然から話しかけられたとはいえ、知らない人をいきなり怪しい奴なんて言ったら傷つくのも当然なのかもしれない。だから、また謝ったんだけど、それを聞いて女の子は一つ提案をしてきた。
「そのお詫びってわけじゃないけど、良かったら私の家に来てくれないかな?」
「へ? い、家に?」
女の子の提案は予想してないものだった。オレを家に呼んでどうするんだろう? オレを呼んでも、することなんてないと思うけど。そう思い、聞いてみる。
「私、親に危険だって言われて昔は殆ど外に出たことがなかったんだよね。けど、スポーツに興味があってね。良かったら、実際にやってるキミの話を色々と教えて欲しいんだ」
「色々って?」
「普段なにしてるかとか、どんな練習してるか~とか、文字通り色々教えて欲しいんだ」
「う~ん……そんくらいならいいけど……ここで話すのはダメなのか?」
もし家に帰るのが遅れたら、怒られることになるし……。それに、話をするだけならここでも出来そうだ。
「そうだねぇ。外だとめんど……いや、あんまり外に居ると危ないからね。それに、キミも試合で疲れてるでしょ?」
「う~ん、でもなぁ」
オレがしばらく悩んでいると、女の子はため息?をついて何かを言った。
「……はぁ、面倒だし、やっちゃうか」
「え、なんか言った?」
「……ううん、何も。……それより陽太君、ちょっと私の目を見てくれる?」
何かを言ってるのを聞いて聞き返して見るけど、特に何も答えてくれず、そのまま言われたまま女の子の目を見てみる。
なんだろ、目を見たってなに……も……あれ……? 頭が……
「───ね? 帰りは家の車で送ってあげるから、いいでしょ?」
「え、あ、ああ、うん! わかった、いいよ!」
そうだよな、どうせ親は遅くなるんだから、家まで送って貰えれば問題ないよな。
……あれ? 一瞬頭がぼんやりした様な……いや、気のせいか。
「それじゃ、私の家に行こうか。ここからすぐだから。お菓子とかも出してあげる」
「お菓子! 何があるんだ!?」
お菓子があるって、一体何があるんだろう。それを楽しみにしながら、オレは女の子の家に向かって行った。
「はい、ここが私の家だよ」
そう言われた先にあるのは、大きな家、いや、屋敷だった。アニメとか漫画の豪邸って言われてもおかしくない位の凄い家だった。
「すっげ~……! 君の家、金持ちなのか!?」
「……まぁね。私のお父さん結構有名な企業の社長だから」
「すっげぇ……!」
思わず凄いしか言えなくなっているオレを連れて、豪邸の中に慣れた様子で入っていく。オレは女の子について行って、着いた場所はお姉さんの部屋だった。
「はい、ここが私の部屋。好きに寛いでていいよ。今、お茶菓子を用意するから」
「お、おう……」
あんまりの豪邸具合に緊張しながら、椅子に座って女の子を待つ。
待ってる間部屋を見てみると、色々な種類の服が部屋に飾られていた。メイド服だとか、着物だとか、色々な種類の服がある。これ、全部あの子が着るんだろうか?
そんなことを考えながら待っていると、ジュースとお菓子を持ったお姉さんが戻ってきた。
「ふぅ……お待たせ。……そういえば、ちゃんと名前教えてなかったね。私、狂宮皐月(くるみやさつき)っていうんだ。身長は低いけど、一応中2だよ」
「えっと、オレ、猫田陽太(ねこだようた)……小学5年生です」
「それじゃあ早速だけど、色々聞かせて貰える?」
今更だけど互いに自己紹介を済ませてオレは言われるがままに話し出した。
───
──
─
「へぇ、そうなんだ。それは楽しそうでいいねぇ。それでその子はどうしたの?」
「あぁ! そいつその後コーチとかみんなに凄い怒られててさ、凄い面白かったんだぜ!」
話し始めて、結構時間が経った気がする。お姉さんは話し上手で聞き上手?だからついつい元々話そうとしてた以上のことを話ちゃったし、皐月さんのの話も先が凄い気になる話ばかりで、時間が過ぎるのがあっという間に感じた。
「……ふぅ、陽太君は普段から楽しいことがいっぱいあるんだねぇ。私とは大違いだよ」
そう言って、皐月さんは少し寂しそうな顔をしていた。皐月さんは、昔からサッカーみたいなスポーツがしたかったらしいけど、親が過保護で全然やらせてもらえなかったらしい。
だからか、オレの話を聞いてる時も、楽しんでいながらも少し難しそうな顔をしていた。
「皐月さんは本当は運動したかったんだろ? けど、今から始めてもきっと遅くないよ!」
「ふふっ……そうかな。そうだといいなぁ」
オレが励ますと、皐月さんはそう言って黙り込んでしまった。オレもそれ以上何を言うべきか分からなくて気まずい時間が流れる。
「……ねぇ、陽太君はもし私になれたらどうする?」
「へ?」
そう言って、皐月さんは突然口を開いた。予想外の質問で、なんて答えるべきか悩む。
「ん~……もし難しかったら、単純に女の子になったら、だけでもいいよ?」
「え~っと……よくわかんないや。オレ、女のこととか全然知らないし……」
純粋によく分からなくって、オレがそう答えると、皐月さんは面白そうに笑った。
「ふふっ……私はね、あるよ。自分以外になりたいって、男の子になりたいって思ったこと」
皐月さんのその言葉には、なぜだかとても気持ちがこもっている気がした。
「だから……ごめんね?」
「……え?」
突然謝られて、よく分からなくて皐月さんの方を見ると、突然視界がぐらついた。
頭がぼんやりして、何も考えられなくなっていく。この感じ、さっきも……こらえ……ない……と……。
「……ん、う、うぅ……」
頭がハッキリしないまま、ベットの上で目が覚めた。いつの間に眠っちゃってたんだろう?
たしか、皐月さんと話していて……それで……。……やっぱりよく思い出せない。
なんだか身体全体に違和感があって、違和感の原因を探る為に声を出しながら身体を動かす。
「……うん? あれ? あー……あー」
声を出して、最初に感じた違和感の原因が分かった。声が、オレの物じゃなくなっていた。まるで、女の声だ。この声、皐月さんの声に似ている気がする。
そう思いながら、髪がかかって邪魔になり、払いながら目を空けて身体を見てみると、予想外の物が目に入る。
「……へ、えぇ!? こ、これって……!?」
身体の胸の辺りには、2つの大きなものが着いていた。服と身体の間に何かが入れられてる訳ではなく、オレの身体に何かが直接くっついて、服が盛り上がっていた。
「こ、これって、おっぱい……だよな……」
軽く触ってみると、服の上からでも分かる柔らかさが感じられた。
「んっ……! あっ……!」
半ば無意識に触り続けていると、自然と声が出てきて、身体が熱くなってくる。なんとか止めようと思うも、気持ちよくて触り続けてしまう。
「っ……! うぁっ……!?」
今まで感じたことのないじんわりと広がってくる心地の良い気持ちよさを感じていると、不意にドアが開く音がした。そこでようやく手を止め、恐る恐る音のした方を向いてみる。
「お~、中々起きないから待ってたけど、一人で随分と楽しんでんだな」
「……え、オ、オレ……?」
扉を開けて声をかけながら入ってきた人、それはオレだった。タンクトップにハーフパンツを着て、オレと同じ見た目をした誰かは、普段オレがしない位ニヤニヤと笑いながら、楽しそうにオレの傍に近寄ってくる。
「お、お前、誰だよ!?」
「ふふっ、まだわからないの? じゃあ教えてあげる」
そう言って、目の前のオレは何かを見せてくる。小さなガラスの物……それは、鏡だった。鏡は確かにオレの方を向けられている。だけれど、そこにはオレの姿は映っていなかった。そこにいたのは―――
「さ、皐月さん……? なんで、これ、鏡だよな……?」
「ふふっ、改めて身体を見て見たら?」
その言葉に、改めて身体を確かめてみる。肩に掛かった長い金色の髪。元々はなかった胸。着ている服も変わっており、この服は眠ってしまう前に皐月さんが着ていたものだ。そして、鏡に映る皐月さんの人形みたいに可愛らしい顔。
「これ……オレが皐月さんになってるのか……!?」
「そうだよ? 陽太君は私になってるの」
目の前のオレは、オレの呟きに対してそう言った。
「私っ……てことは、お前……!?」
「ふふっ、そうだよ? 私と陽太君の身体が入れ替わってるの」
オレ……じゃなくてオレの身体をした皐月さんは、まるで当然の様に、楽しそうにそう言う。
「これ、皐月さんがなにかしたのか!?」
「そうだよ? 私が魔法で2人の身体を入れ替えたの」
魔法、なんていう漫画かアニメみたいな非現実的なことを皐月さんは言うけれど、事実としてオレ達の身体が入れ替わっている以上、それが事実として受け入れるしかなかった。
「な、なんでオレと身体を入れ替えたんだよ!?」
「さっき言ったでしょ? 私、スポーツがしたいって。私の身体だとスポーツには合ってないし、私が陽太君になってサッカーをやろうと思うの」
そう言って、皐月さんは楽しそうに身体を動かす。
「う~ん! やっぱりこの身体だと、動かすのが気持ちいいね! さっきキミが寝てる間に軽く動いてきたけど、私の身体とは大違いだよ」
「な……! それ、オレの身体だぞ! 勝手なことすんなよ!」
オレの身体が人に好き勝手にされてることに腹が立ち、声を荒げて叫ぶ。
「もうキミの身体じゃないんだよ? この身体は私の……いや、オレの身体なんだぜ?」
皐月さんはそう言って、まるで普段のオレみたいな喋り方や動作をする。
「な……オレみたいな喋り方すんなよ!」
「オレが猫田陽太なんだからとーぜんだろ? ……なんてね」
そこまで喋り、オレみたいに喋ってた皐月さんは、元の皐月さんと同じ風に喋りだした。
「ふふっ、どう、似てた? まぁ、似てて当然なんだけどさ」
オレが動揺して何も言えずにいると、続けて皐月さんは喋りだす。
「私、単純に身体を入れ替える以外にも色々魔法が使えてね、記憶を読み取ったり、暗示をかけたり、色々出来るんだよ。だから、この身体の記憶を読み取ったから、私……いや、オレは実質猫田陽太本人なんだぜ?」
そう言って、皐月さんはオレが普段笑う様に笑った。
「で、なんで今こんなことを言ったかっつーとさ、実は身体を入れ替える以外にも陽太君……いや、皐月ちゃんに色々魔法をかけておいたからなんだよ」
「は、はぁ……? 一体オレに何をしたんだよ!?」
一体何をされたのか分からなくて、目の前に居るオレの身体がオレじゃないみたいに不気味に見えてきて、今まで感じたことのないくらい不安になる。
けど、そんなのが関係ないみたいに皐月さんはオレの身体を突き飛ばした。
「痛った!? なにすんだよ!」
「オレはこの身体になって満足なんだけどさ~、元オレは不満だろ? だから、元オレも皐月ちゃん………私の身体から戻りたいなんて思わない様にしてあげようと思って」
「そんなこと、思う訳―――っんぅ!?」
喋り方をオレのものと皐月さんのものをコロコロと変えながら、語り掛ける。その勝手なもの言いにオレが文句を言っていると、突然皐月さんはオレに対してキスしてきた。
「んぷっ……んぅ……はぁ……」
「ぷはぁ……。ん……自分とキスなんて変な感じだけど……結構気持ちいいわね」
「うぁっ………い、いきなりなにすんだよ………!」
自分とキスなんて嫌な筈なのに……なんだか気持ち良くて、お股とか、身体のあちこちがムズムズしてきて………。
「そんなこと言う割には、気持ちよさそうだけどな~?」
オレの文句にも皐月さんはまるで気にせず、一度オレから離れ、何かの準備をしている。
「こ、今度は何すんだよ……?」
「ん~? 物欲しそうにしちゃって……そんな顔しないでもすぐに気持ちよくしてあげるから」
「欲しがってなんて……んっ………!?」
そう言い返していると、突然体中が気持ちよくなってくる。それを我慢しようとしているのを、皐月さんは机に座り、肘をつきながら面白そうに眺めている。
「な、なにしたんだ………んぅ………!」
「さっき、魔法をかけたって言ったでしょ? 最初に3つかけたんだけど、その内の1つだよ」
そう話している間も、身体の熱さと気持ち良さ、ムズムズはどんどんと高まってきて、もう我慢できずに服の上から触り出してしまう。
「んぁ……! うぅっ……!」
「おぉ~、私がかけた魔法とはいえ、随分と凄いなぁ。まったく、それなら説明はひと段落着いたらにしてあげる」
オレは、皐月さんの言葉も何も耳に入って来ず、一心不乱にお股と胸をいじっていた。
ゆっくりと胸を揉むと、ふんわりとしていて柔らかく、さっきまでと同じ、いやそれ以上の気持ちよさが感じられた。それと同時にお股をゆっくりと慎重に擦ると、じんわりと痺れる様な気持ち良さが少しずつ全身に広がっていく。
次第に気持ち良さが増していき、もっと気持ちよくなりたいと思い、少しづつ手に入る力が増していく。そして、気持ちよさがもう我慢出来ないところまで来て………。
「ぁッ! イ、イクッッッッ!!!」
お股から今までとは比べ物にならない程の気持ち良さが何度も何度も全身に襲ってきて、頭が、全身が幸せな気持ちで満たされていく。
身体に力が入らなくなっていき、力なくベットの上に倒れ込んだ。その時、面白そうにニヤニヤと笑うオレの姿が目に入り、ようやく、オレがやってはいけないことをやってたんじゃないかって考えに行き着いた。
「アハハハハ! いや~気持ちよさそうにオナニーしちゃって……魔法をかけたとはいえ、そんなに気持ち良かった?」
「……お、おなにーって、なんだよ……? オレが……さ、さっきまでやってたこと……なのか?」
皐月さんは楽しそうにそう言う。けれど、その単語の意味がキチンと分からなくて、オレがやってたことが恥ずかしいことだということは何となくわかるから恐る恐る聞いてみる。
「ははっ! 皐月ちゃんは知ってる筈だろ? よ~く思い出してみろよ?」
「は、はぁ? またオレみたいな喋り方して……どういうことだよ! 良く分かんな……い……?」
またオレみたいに喋る皐月さんにイライラしながらも、言われた通りに思い出そうとしてみると、確かに言われた言葉の意味が思い出せた。
―――自分のお股や胸を自分でいじって、気持ちよくなろうとすること。
そうやって、オレが知らなかった筈の知識が、今教えられた訳じゃないのに正確に思い出せた。そして、思い出せたのはそれだけじゃなかった。
―――私は昔から家に一人で居ることも多かったから、昔調べものをしてた最中に知ったんだ。それから、毎日のようにオナニーしてたから全身敏感で、感じやすくなったんだ。最近はコスプレとかしながらするのが好きで―――
そこまで思い出して、強引に頭を振って考えを振り払った。
「うっ……! コレ、どーいうことだよ!? オレ、こんなこと知らないのに……!」
同様して、思わず自分でも良く分かってない言葉を続けて言う。けれど、それを言われた皐月さんは、まるで何もかも理解してるかのように答えた。
「あははっ! まとめて教えてあげる。最初に興奮が抑えられなくなったでしょ? それはね、私に触られたり、キスされたりしたらすっごく興奮しちゃうし、興奮が抑えられなくなる魔法をかけておいたからなんだよ」
そう言って、皐月さんはオレの胸を揉んでくる。それをされてすぐ、今言ったことが正しいことを証明するみたいに、身体がまた興奮して火照ってくる。思わず、また自分で触れようとしたけど……。
「はい、だ~め!」
「うぁ……えっっ……!?」
そう言われた途端、触れようと動かしていた手が動かなくなる。
「うぁ……! な、なんで……!」
「2つ目はな、こんな風にオレに命令されたら絶対に言うことを聞いちゃうようになってるんだよ」
そう言いながら、皐月さんはオレの胸やアソコを楽しそうにいじってくる。オレは命令のせいでそれをやめさせることも出来ず、ただされるがままだった。
「で、最後。多分一番気になってることかな? さっき本来の陽太君が知らないことを思い出せた理由。それはね、私が『オレ』としての記憶や思考を読み取ったみたいに、元陽太君が私としての記憶や考え方を思いだしたからなんだよ」
オレが何も言えずにいる間も、皐月さんは胸やアソコを弄る手を止めず、さっきまでもを超える快感が襲ってくる。
「うぁ……! イ、イっちゃうぅぅぅぅっっ!!!!!!」
また快感の波が襲ってきて、身体に力を保てずにまたベットの上に倒れようとする。けれど、それを命令して止められ、強引に座らせられる。
「さ、今はどんな気分だ?」
「うぅ……さ、最悪だよ……なんでわたしにこんなことをするのさ……あ、あれ?」
わたしが反射的に応えた言葉。けれど、それを言ってすぐ、それまでとの明確な違いから、自分で自分が変わっているという事実を実感してしまった。……いや、言葉だけじゃなくて、頭の中まで変わってる?
さっき陽太君は、記憶や思考を読み取ってわたし本人と同じように喋っていた。そして、私にも同じような魔法でわたしの……狂宮皐月の記憶や考え方が思い出せる様になっているとも。
目の前の陽太君は、2人の記憶や思考を意図的に使い分けている様に見えた。でも、今のわたしの状態は、まるで2つの記憶や思考が混ざっていってるような……。
「アハハッ! 私の思考や知識があるだけあって鋭いね? せ~かいだぜ! オレは混ざらずに思考を使い分けられるけど、皐月ちゃんは快感を感じてイっちゃう度にその身体の記憶や思考が思い出せて、少しずつ混ざり合っていくんだぜ!」
「そ、そんな……」
わたしが、わたしじゃなくなっていく。その事実にわたしがショックを受けていても、陽太君は構わずに言葉を続ける。
「まぁ、あくまでちょっと混ざるだけだし、さっきは3つとは言ったけど色々と魔法をかけておいたから、完全な私になったりもしない筈だし、キミがキミであることに変わりはないんだからそんなにショックを受けなくても良いと思うよ~?」
「そんなこと言われても……」
「もうっ! 私の身体を欲しがる人なんて探せばいっぱい居るんだよ? それをキミの身体と人生と交換なんだから、価値で言ったらお釣りが来たレベルだよ?」
そもそも勝手に身体を、人生を奪われて、その上考え方まで本来のわたしからは変えられていく。その理不尽さに言い表せない感情が湧いてきて、強く陽太君を睨むも、まるで堪えずに言葉を続ける。
「まったくもう、まだ分からないんだ? それじゃあ、そろそろ仕上げにいこうか? それが終わったら、きっともう戻りたいなんて思わなくなると思うよ」
「仕上げ……?」
「ま、その前に取り敢えずそれに着替えてね」
そう言って、わたしに服を渡してくる。命令には逆らえず、わたしが拒もうとしても勝手に身体が動こうとするので、大人しく自分で動く。凄く嫌だけど、勝手に身体を動かされるよりはマシと思うしかない。
ひとまずそれを受け取り、着替える為にも一度広げて見る。これは……
「……メイド服? それに猫耳と尻尾まで……」
「うん。可愛いでしょ? それ、私も気に入ってるんだよ?」
「それは分かるけど、なんでメイド服を……」
「そ~いうのはいいから、早く着替えてね~。あ、それと、今から私のことはご主人様って呼んでね」
わたしが疑問を投げかけても、そう言ってあしらわれ、また命令されたので、大人しく着替え始める。
この身体の記憶のお陰か、わたしが知らないはずの服の脱ぎ方や着方はすぐに分かって、特に苦戦することもなくすんなりと着替えることが出来た。
「よく似合ってるわね~! 元は私の身体だけど、中身が違うとまた違って見えて可愛いわぁ~!」
「う、うぅ……」
元は自分の身体の筈なのに何が面白いのか、ご主人様はニヤニヤと笑いながら舐めまわす様にわたしを見つめてくる。恥ずかしくてその視線に耐えられず、わたしは反射的にスカートと胸を抑え、隠す様に動いてしまう。

ポニショタ女児化大作戦!? ※レビュー追加×2
聖典館殺人事件さんからレビュー頂きました!
「都会から帰省した青年・航平と、男の子そのものなのに、なぜか髪だけ女の子のように長く伸ばした従弟の少年との危うく微笑ましい一夏を描いた『田舎に帰るとやけになついた褐色ポニテショタがいる』の、びみ太さん(サークル名:ハラペコモード)が、その少年・圭を主人公に描く番外編です。
同じ学校に通う小憎ったらしい女子りこちゃんとの勝負に負けた圭は、何と罰ゲームとして女装(全国民の待望!)させられ、一日ショッピングモールを引き回されます。ポニテショタ改めツインテ女児! 圭には女の子になったことを楽しむ余裕などありませんが、でも、大好きな航平兄ちゃんに自分がどう見えるかは、意識しないのではいられないのでした。そして、りこちゃんはこっそり圭の女装姿を航平に送ってしまっていた……。
さあ、ここから二人の関係はどう変わるのか。あくまで同人版の番外編ではありますが、ここから始まる世界線もぜひ見せてほしいものです。」
ばいらすさんからレビュー頂きました!
「2021年に完結した漫画「田舎に帰るとやけになついた褐色ポニテショタがいる」の番外編です。
原作漫画はタイトル通りポニーテールで一見少女と見紛うような少年、圭が出てくるのですが直接的に女装するようなエピソードはなく、原作を読んでいてそんなエピソードが読みたい!と思っていた方には待望の番外編かと思います。
内容はドッジボールでクラスメイトの女子に負けた罰ゲームで圭女装させられ地元のショッピングモールへ連れて行かれるというもので、女装させられた羞恥の描写が非常によく描かれていたと思います。
原作の番外編としても楽しめますし、それだけでなく単体でショタ女装モノの短編としての完成度もなかなかに高い一冊だと思いました。」

ひろみくす
ひろみくす 商業ルートDMM
ひろみくす 同人版 DLsitecom
売れ行き好調♪
⇒読みました。同人としては非常に良質の少年マンガに仕上がっており、理不尽な主人公の苦難も大変良い感じです。作者さんにはまた頑張っていただきたく。
おススメのもの、に格上げして『同人買う人ならぜひ買うべし』と判断します。
幼馴染の舞に「少しは女らしくしろよ」とうかつに言った彼は謎の悪魔に目をつけられ、女の子の姿にされてしまった!元に戻してもらう条件は、自らその「女らしく」を実践すること。

20101214 ひろみくすレビュー
04/17のツイートまとめ
amulai
RT @terrakei07: というわけで、なんの前触れもなく告知なのですが、だいたいひと月後の5月12日に新著が出ます。 今日から予約受付だそうです。みんな頼む。応援の予約ポチお願いします。【お知らせ】5月12日に新著が出ますhttps://t.co/GZODVdvb…
04-17 23:24RT @amulai: 【投稿小説】やんちゃ少年が入れ替えられてメイドにされちゃう話 by猫餅https://t.co/DduleczxoRささみさんのイラストにSS投稿がありましたので、追加挿絵を付けちゃいました♪お楽しみください。 https://t.co/3nxVtc…
04-17 23:24RT @zkurishi: 本当今更なんですが、ウクライナで人権が蹂躙される中、映画業界で性暴力・性加害の問題が相次いで明るみに出る中、それらをスルーして、非実在の二次元作品を国連女性機関が糾弾するとは色々な意味で信じがたい。現実の性暴力・性加害の根絶のためにこそ取り組みが必要…
04-17 23:23RT @golem_inc: 人間の情緒をめちゃくちゃに攻撃する意図で書かれたここまで緻密に計算された話を12月まで週刊ペースで見せられるのかという謎の絶望感が鎌倉殿に対して溢れてきた。
04-17 22:21RT @devildance: skebご依頼品の食蜂操祈スライム乗っ取りを納品しました!操祈の耳から侵入した能力者は脳に直接浸透して彼女そのものを乗っ取ってしまいます…!他人の精神に介入する能力持ちのキャラが悪意を持って乗っ取られるのはなかなかそそるシチュエーションでした!…
04-17 18:23RT @quzilaxxx: 今度発売する『エロマンガベスト100+』という本のオビを書かせていただきました。紹介されてる本のラインナップを見てると、自分がめっちゃエロマンガを吸収していた時期をぶわ~っと思い出して走馬灯感がありました(特に00年代)。歴史の名著を知りたい方、走…
04-17 18:22RT @hnR5uTVhIPxqs2v: @AgentMirai かつての「ビデ倫」と一緒ですわな。ビデ倫を通さずにAVを販売するとちゃんとモザイクをかけててもなぜか警察に猥褻図画販売で逮捕されてました。で、ビデ倫に高い手数料を払ってメーカーは販売してたんですが、調べてみるとビ…
04-17 18:19RT @kiyoshi2431: 拙者肉体改造メス堕ち男子大好き侍 https://t.co/jJDciRJNl8
04-17 18:09RT @kervalchan: 美少女になってしまった男2 https://t.co/a2XPXoCCck
04-17 17:52RT @mofuumoff: 堕ちた美少女♡#TSF https://t.co/bF0LfYQOh6
04-17 17:48