FC2ブログ

Latest Entries

「淫獣の部屋」 ~ ♂殖栗 玉造シリーズ♀  ~ by ありす (10)

(10)-------------------------------------------------------

 暖かなものに包まれたまどろみの中で、ぼくはまた目覚めた。
 あれからどのくらいの時間が過ぎたのか、昼も夜もわからないような暗闇の中。
 おなかが張る様な重みを感じていた。いや、全身に気だるい重さを感じていた。
 いつの間にか全身は、羽毛のような羽の生えた触手で包まれていて、かなり表面が汚れていた鏡には、気だるそうな少女の顔が映っていた。
 憔悴しきった物憂げな表情が、呼吸毎に少し変化するたびに、それが未だ見慣れない自分の顔で、触手の下にあるのは、あられもない姿で拘束されている、自分の女体なのだと思った。

「た、たすけて……。誰か、たすけてよぉ……」

 もしかしたらずっとこのまま、誰からも忘れられたまま、この淫獣に凌辱され続けるのだろうか?
 そんな弱気が、口を突いて漏れた。

 けれど、誰が助けてくれるわけでもなく、無気力にただ時間が過ぎていくのを待っていた。
 その間も、定期的に口に触手をねじ込まれては、滋養となる液体の食事を流しこまれ、我慢する努力をとっくに放棄していた、排泄物を体の中から舐め取られていた。
 あれほど激しかった性的凌辱もぱったりとやみ、唯一排泄物を舐め取られるときに感じる、半ば義務的な官能の供給に、少しだけ身を震わせるだけだった。

 早くしてよ……。
 早くこんなこと終わらせて、解放してよぉ……。

 朦朧とした意識の中で、あの怪しい男が言っていた。
『……この空間から出れば、元の世界の時間で、今日の夕方には十分、元の姿で家に帰れますよ……』

 今日? 今日の夕方って、何時だろう……?

 それにしても、早く来て欲しい……。
 助けて欲しい。
 体が重たくて、疲れていて、それにうずうずして仕方が無いよ。

 だからもっと、気持ちよく……?

 え? 何を待っていたんだろう?

 さっき目覚めてから、体が疼いて仕方が無い。
 ああ、食事の時間だ。
 口に触手が近づいてくる。
 ぼくはそれを待ち望んでいたもののように、あごを突き出して口を広げる。
 先が亀の頭のように少し膨らんだ、ヒトのペニスそっくりな触手。
 舌を伸ばして、それを受け入れやすいようにすると、一瞬ためらうようにして、口の中に入ってくる。

 ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぱ……

 アイスキャンデーか何かを舐めるように、触手に舌を伸ばし、口全体で刺激してやる。
 するとじんわりと甘い液体が染み出す。
 最初は少ししか分泌されないので、もっと念入りに嘗め回し、唇で強く咥えたり吸ったりする。
 段々と染み出す量が増えてくるので、こぼさないように注意しながら一心不乱に続ける。そうやって喉の渇きが癒えて、甘い液体の味にも飽きた頃、触手がぶるぶるっと震えて少ししょっぱい味のする、どろどろとした粘度の高いものが、どぷっと一気に出てくる。
 口をうんと膨らませて、溢れ出てしまうのを防ぐけれど、やっぱり少し口から漏れて口の周りを汚してしまう。
 ずるり、と口を塞いでいたものが抜かれ、別の触手がやってきて、汚れた口の周りをぺたぺたと吸い付いて綺麗にしてくれる。

 しばらくすると、飲み込んだ粘液の作用で胃が熱くなり、それが全身に広がり始める。
 気分が少し高揚してきて、熱のこもった吐息が漏れる。
 全身の皮膚に散らばっている感覚器官がちりちりと目覚め、もじもじと身をくねらせていると、下半身の一番敏感な器官、クリトリスに細い触手が絡みつく。
 今は羽毛の生えた触手の下に隠れてその様子は伺えないが、敏感な性の突起を咥えられる刺激でそれと判る。

 今は産み付けられてしまった卵を守るためか、膣内やその奥の子宮を責める触手はいない。
 その代わりに、卵の様子を見るためだろう。触手が侵入を果たすこともあるが、ぼくを性的に高めてくれるような動きはしない。
 それがなんとなく寂しかった。
 太いモノで体の奥深くまで乱暴に蹂躙される恥辱は、それでもイったときの満足感と事後の充実感のようなものがあった。
 けれどクリトリスへの刺激だけでイかされるのは、せつない物足りなさの余韻を残した。

 チリチリとした短く迎えた絶頂の不満に、身を捩じらせていると、ゴロゴロとおなかに刺すような痛みが一瞬走った。

「トイレ、いきたいな……」
 
 そうつぶやいた。
 そういえば、もう長いことトイレには行っていない。
 体から排泄される全ての物は、ぼくを凌辱しているこの怪物の滋養となり、その怪物から無理やり注ぎ込まれる粘液で、ぼくの体力も維持されていた。

「もうやめて! トイレに行かせてよ!」
 
 そう叫ぶと、人の言葉を解するのか、触手が新たな動きを開始する。

 敏感な若蕾を苛んでいた触手とはまた別の触手が、クリトリスの位置を頼りにその下にある小さな排泄のための穴、尿道口を探り当て、侵入を果たす。
 敏感な粘膜をこすりながらの凌辱を赦すことに、今ではもうすっかり慣れていた。ひりひりするような、細かな擦過傷が尿道の内側にいくつも出来ているかもしれないけれど、その痛みですら、今では気持ちよく感じるようになっていた。
 やがて、奥にまで到達した触手を通して、今度は何かが流れ出していくのを感じる。
 強制的な排尿に、被虐の入り混じった快感が沸き起こり、身震いする。
 重たく感じる下腹部がほんの少し軽くなったような感じがして、排尿の爽快感の余韻を残しながら、今度は逆の方向へと触手が抜かれていく。

「あ、ああぁん……」

 尿道を何かが抜けていくこの感覚は、例えるならば強い射精の快感と一緒だった。
 本当の女の子だったら知り得ない性感を、具体的にそれと感じることで、かろうじて自分が男だったことを思い出させる。
 例え膨らんだ乳房をしつこいぐらいに揉みこまれ、膣と子宮に加えられた激しい凌辱に、女の快感を覚えてしまっていたとしても。
 じょぼじょぼと垂れ流されていく、汚水をもったいないとでも言わんばかりに、再び細い道を塞ぐように、触手が侵入して塞いだ。太く栓をするように。
 排泄の快感を妨げられた不満をぶちまけるように、ぼくは叫んだ。

「や、やめてよ! 離して! トイレに行かせて!!」

 身を捩ったことで、さっき感じたおなかの差すような痛みが、ゴロゴロという音を伴って再び襲ってきた。

 体を包んでいた羽毛の生えた触手が開かれ、鏡に産み付けられた卵でお腹を膨らませ、張りつめた巨乳を晒しながら、醜い触手に拘束された少女が姿を現す。
 そして手足の自由を奪われたまま暴れ始めたぼくを押さえつけるように、たくさんの触手が絡みつき始め、産み付けた卵を守ろうと、太い触手が膣にねじ込まれ、子宮にまで侵入を果たす。
 そればかりか、さらにいぼいぼの付いた触手が、肛門を探り当て、渦を巻くように侵入してきた。
 渦を巻いている……と言うのはぼくの錯覚かもしれない。
 けれど、排泄のためでしかない器官を性器に変えていくその動きは、怪物が摂食するためだけの動作には、どうしても思えなかった。

「あ、あ、だめ、そんな……」

ING挿絵5
挿絵:松園

 口ではそう言ったけれど、体は嫌がっていなかった。
 女の子の股間にある、3つの肉の穴を同時に侵されることで、激しい性的興奮が湧き上がる。
 こんなことで感じちゃうなんて変態だ。
 でもそんなぼくの常識を変えさせるのに、十分な手間と時間をかけられていた。
 暗闇の中、触手に拘束されて、身動き出来ずに過ごす、単調な時間の中では、強制的に排泄させられるこの時間を、心待ちにするようになっていた。

 肛虐の触手がその動きを止めると、背骨に近いほうのお腹の中に、何かが噴出する感じがして、腸が熱く滾り始める。
 猛烈な排便欲求に、脊髄までが震えているようだった。
 腸の奥の方まで入り込んでいる触手のせいで、肛門どころか胃につながる細く長くねじ曲がった内臓まで、串刺しにされているようだった。
 程なく、胃まで達しているのではないかと思うほどの触手が内側から体を捻り、強制的な排泄が始まる。
 いぼで節くれだった触手が、ぷちゅぷちゅと音を立てながらゆっくりと抜かれていき、思わず身悶えてしまう。
 熱く沸騰した軟物が、体の中心を通り抜けていく感覚が爽快感と、性的快感を同時に呼び起こす。
 
「あ、あはぁ……。ひゃうっ!」

 そして少し遅れて、短いおしっこの穴道を貫いていた触手も抜かれ、昇りつめて硬くなっていた全身を、強い快感が雷のように打ち砕いた。
 股間からあふれ出た汚物をもったいないとでも言うように、別の触手たちが群がって、オマンコのまわりや、お尻の穴の周りから太腿にたれたものまで、ちゅぱちゅぱと音を立てながら、キスをするように舐め取っていく。

 体の中にたまった汚いものが、全て浄化されているのだと思うことで、この背徳的な性的快感を、頭の中で正当化していた。

 強制的に激しくイかされたことで、ぼくがぐったりとなると、卵の様子を心配そうに探っていた触手が膣からずるりと抜かれた。
 その刺激で、体がぴくぴくと痙攣するけれど、これ以上の快感を望もうとは思わなかった。
 イかせてしまえば、もう安心だとでも言うように、体に絡みついていた触手たちも離れて行った。

 激しいアクメの余韻に人心地つくと、後悔と自責の念が胸の中に渦巻いていく。 
 心の中では、こんなことで気持ちよくなったりしちゃいけないし、一刻も早くこんな状態から抜け出さなければと思っていた。
 けれども、体は言うことを聞かず、淫虐を受けるたびに快感で脳が揺さぶられる。

 ――気持ち良いよね

 駄目だよ、こんなこと。こんなことで悦ぶなんて、変態だよ。

 ――いいじゃない、変態でも。

 それに痛いよ。体を無理矢理にこじ開けられるの。

 ――うそ。だってこんなに気持ち良いじゃない

 それは錯覚だよ、この怪物が出しているヘンな粘液のせい。

 ――私はうそはつかないわよ。だってそうでしょう?

 何がそうなの?

 ――私はあなたなんだもの

 はっとして鏡を見ると、そこには絡みつく無数の触手に辱められながら、笑みを浮かべた裸の少女――自分が映っていた。

 心と体が淫獣の触手で引き裂かれて、別々になってしまったような恐怖を感じた。
 そのショックで、ぼくはまた気を失った。
 淫辱の快感で気を失うたびに、こうして自分を少しずつ、失っていたんだと思う……。

<つづく>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://okashi.blog6.fc2.com/tb.php/10742-bcf2508f

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

DMMさんの宣伝

 

初めての人はこちら

ts_novel.jpg

 

性の揺らぎに関する作品でお勧めのもの

ts_syouhin_20090318225626.jpg

 

性の揺らぎに関する作品(一般)

ts_syouhinもと

 

ブログ内検索

 

最近のコメント

プロフィール

あむぁい

  • Author:あむぁい
  • 男の子が女の子に変身してひどい目にあっちゃうような小説を作ってます。イラストはパートナーの巴ちゃん画のオレの変身前後の姿。リンクフリーです。本ブログに掲載されている文章・画像のうち著作物であるものに関しては、無断転載禁止です。わたし自身が著作者または著作権者である部分については、4000文字あたり10000円で掲載を許可しますが、著作者表記などはきちんと行ってください。もちろん、法的に正しい引用や私的複製に関しては無許可かつ無料でOKです。適当におだてれば無料掲載も可能です。
    二次著作は禁止しません。改変やアレンジ、パロディもご自由に。連絡欲しいですし、投稿希望ですけど。

 

全記事表示リンク

ブロとも申請フォーム

月別アーカイブ

 

最近の記事

 

ブロとも一覧


■ ブログ名:M物語(TSF小説)

 

カテゴリー

新メールフォーム

イラスト企画ご案内

20080810semini.jpg

 

リンク

RSSフィード

2020-08