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「淫獣の部屋」 ~ ♂殖栗 玉造シリーズ♀  ~ by ありす (12)最終回

(12)-------------------------------------------------------

「しっかりしてください、大丈夫ですか?」

 まぶしい光の中で、誰かがぼくの体を揺さぶっていた。

「だれ? ここは、どこ?」
「気が付かれましたか? ご安心ください、ここはあなたのいた世界ですよ」
「ぼくの、いた、せかい……?」
「しっかりしてください。お気を確かに。そうだ、水をどうぞ……」

 その“誰か”は、僕の口に硬いものを押し付けた。
 口の中につめたいものが流れ込んでくると同時に少しずつ意識がはっきりしてきた。
 
「ぷはぁ~。 も、もういいです」

 おぼれそうになるのを、手で押しやって、ようやく自分を取り戻せた。
 体には大きなタオルが巻かれていて、背中を支えられるようにして、あの怪しいメタボ男に抱きかかえられていた。
 
「よかった気が付かれて。いやぁ、びっくりしましたよ。そろそろかと思って、ドアを繋いで例の空間へ行ったら、何かざわざわと動く小山が白い液体をびゅびゅっと噴出していて
あなたの姿がどこにも見えなかったのですから。そうしたらなんと、ざわざわ動いていたのはスカーヒュドラの幼体の大群で、その中にはあなたがいたではありませんか。それであわてて、小ダコ共を追い払って、あなたを助け出したというところです」
「そう……」

 全身がだるくて、男の説明にも力なくうなづいただけだった。

「いやぁ、それにしても驚きました。しかし、何時の間に……?」
「な、何か?」
「いえ、こちらのことで……。しかしずいぶんと沢山産まれましたなぁ。おかげで……、あ、いや、それはこちらの話ですが……。それで、どうされます? これから」
「これから……?」
「せっかくなれた正真正銘の女の子の体。ご堪能なさるんでしょう? いえ、嫌らしい意味ではありませんよ?」
「え? ああ、そうだったっけ……」
「しっかりなさってください。まだこちらの世界では昼の2時です。夕方には元の姿に戻っていただかないと」
「元の、姿に……?」
「そうです。その少女の姿は仮の姿。いずれ元に戻りますが、それまでの間、身元不明では困りますでしょう?」
「そう、だっけ……」
「さあ、こちらは女性用の下着一式と、いま流行の服。こちらはサービスでご用意させていただきました。もちろん、あなたがお召しになっていた服もございますが。どちらになさいます?」

 ぼくは男が用意してくれた、新品の服に着替えた。
 よく知らない男性の前で、少女の体になった全裸を晒して下着をつけた。
 異性の前で全裸を晒しながら着替えた筈なのに、そんなことに気を使うほど、頭が働いていなかった。

「さぁ、生まれ変わった自分をご堪能ください。でも、18時までには、ここに戻ってきてくださいね」

 ぼーっとした頭で、メタボ男に促されるまま、ぼくは街へふらふらと溶け込んでいった。

*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*


「お嬢さん、ひとり? 暇ならオレと遊ばない?」

 たぶんそんな風にナンパされたんだと思う。
 軽薄そうな男に誘われるまま、ファミレスのパフェを奢られて、いつの間にかラブホテルのベッドで服を脱がされていた。
 触手以外のナマモノの棒を、体の中心に穿たれ、喘いでいる途中で、ようやく自分が何をしているのか、意識を取り戻した。

「どうだい? 気持ちいいだろう? おれ、テクニックには自身があるんだぜ?」

 腰を抱えられ、乳首を甘噛みされながら、腰を突かれていた。
 ぷっくりと起き上がったクリトリスが男の陰毛にくすぐられて、ピリピリとした心地よさを感じていたけれど、それだけでは物足りなかった。

「ぜんぜん。たいして気持ちよくないわ」
「え?」

 よほど自分の性技に自信があったのか、ぼくの言葉にあっけに取られていた男を腕で押しやり、下着もつけずに上着を羽織った。
 そして愛液が太腿からたれるのもかまわずに、ホテルから出た。

 (だめ。あんな程度じゃ、ぜんぜん気持ち良くない……)

 ぼくはわき目も振らずに、あの公園を目指した。
 そして目的の小さな建物を見つけると、駆け寄った。
 途中で石に躓いて、メタボ男が用意してくれた、小さな青いミュールが脱げてしまったけれど、そんな事にかまってなんか、いられなかった。

 アンモニアの不潔な匂いが鼻を突く、薄汚い室内の奥に、目指す扉を見つけた。
 がちゃがちゃと震える手でノブを回して、中に飛び込んだ。
 
 そこは薄暗く、じめじめとしていて、甘いような、酸えたような、不思議な匂いのする空間だった。

「よかった、まだ繋がっていた!」

 ぼくは、体にまとわりついている邪魔な布を剥ぎ取って、駆け出した。
 そして、薄暗闇の中、濡れててらてらと光る“それ”に飛びついた。
 ハッカと甘い何かを混ぜた香りに包まれ、身震いするほどの甘美に酔いしれた。
 そして直ぐに、ウロコの生えた触手が伸びてきて、ぼくを絡め取っていった。

*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*


 「あははぁ、いいのぉ~、きもちいいのぉ~。 もっと、もっときもちよくしてぇ~」

 薄暗闇の中、異形の怪物が、全裸の少女を触手で絡めとり、犯していた。
 張り詰めた乳房には、らせん状に触手が絡みつき、乳を搾り取るような動きをしていた。別の触手が乳首をくわえ込み、蠕動を繰り返しているところを見ると、少女の大きな乳房から、甘くて濃いミルクが分泌されているのだろう。
 股間には何本もの触手が絡み付いていて、それらが蠢くたびに、少女の白い下腹部が膨らんだりへこんだりしていた。
 特に少女の股間に挿し込まれた、太い二本の触手が前後に大きく動くたびに、少女の下腹部が形を変えているところからすると、膣とその奥、そして腸内までもが犯されていることは明白だった。
 
「やれやれ、気になって戻ってきてみれば、まだ時間には早いのに、この有様ですか」

 殖栗玉造は、淫獣に犯され、よがり狂っている少女を見上げると、ため息をついた。

「もしもーし、あなた。元の姿に戻らなくて、いいんですかー?」
「いいのぉ~、スゴク気持ちいいのぉ~」
「えーと、“戻らなくてもいい”って、ことですかね?」
「いいよぉ~、きもちいいよぉ~……」

ING挿絵6
挿絵:松園

 瞳からは光が失われていて、よだれをたらしながら少女は言葉を発していたが、玉造の問いに答えているという感じではなかった。

 少女の股間から太い触手が勢いよく抜かれ、その衝撃で少女の体がびくびくっと震えて、ガクッと頭が垂れた。たぶん絶頂を迎えて気を失ったのだろう。

「まぁ、よろしいでしょう。 おや? スカーヒュドラの奴、また……」

 抜かれた触手と入れ替わるように、スカーヒュドラの生殖嚢が伸びてきた。
 少女の子宮に、また卵を産みつけようとしているのだった。

「何時の間に交尾を終えたのでしょう? やはり、この空間は油断なりませんね」

 玉造は暗闇に潜んでいる別の個体に警戒するように辺りを見回し、やっと気が付いた。
「おっと、よく見れば、あの子を捕らえているのは、私が用意した個体ではありませんね。その証拠に鎖に繋がれていません。私が捕まえたのは……」

 玉造は懐からランタンを取り出すと、明かりに照らされた蠢くスカーヒュドラの足元に、大きな何かの塊と、外れたままの鎖の枷が転がっていた。

「おや? そうですか、スカーヒュドラは自分の卵が孵ると、死んでしまうのですね。ひとつ勉強になりました。しかし……」

 玉造が見上げると、彼が用意したのとは別の固体が、モウセンゴケのような触手を伸ばして、少女の股間を割り裂いていった。

「おほほほ。これでまた、高価で貴重なスカーヒュドラの幼体が、沢山手に入りますね。ありがたいことです。これで私もしばらくは働かなくてもすみそうです。まったくあなた様様……。おっと、そういえばまだ、名前も伺っておりませんでした。でもそんなことは、もうどうでもいい事ですね。きっとあの方は、何度でもこの淫獣の子供を産んでくださるでしょうから――」

 玉造の皮算用など意に介さぬように、スカーヒュドラは生殖嚢を少女の股間へねじ込んでいった。
 びくびくっと、白い小さな体が震えたが、意識を取り戻す様子は無かった。

「――たぶん、一生。彼女が死ぬまで。おーほっほっほっほ……」

 殖栗玉造は、満足そうな笑い声を上げると、床においてあったランタンを消し、異空間の扉を閉じた。



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と、いうわけでエログロなお話でした。
次は まさきねむ さんのイラストで、BLっぽいお話です。

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