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さきゅばす れべる1 第五章 総集編 18禁

さきゅばす

バナー作成の時に作って頂いた設定画by屈原神無

ちなみに第一話からはこちら

「……と、こういう経緯で将太の攻略そのものには失敗しましたものの、次回へ繋がる布石は万全ですから、必ずや次の満月には将太のおちんちんをアスモデウス様に捧げてみせます」
ぼくは椅子に座るアスモデウス様たちの前でプレゼンしていた。今日はぼくにとっては初めての月例成果報告会。毎月満月の次の日曜日にアスモデウス様に部下たちが先月の成果を報告するんだ。様々な姿の悪魔や淫魔たちの前で話すだけでも緊張するのに、ぜんぜん自信が無い将太攻略の公約をさせられるのがとってもつらい。脇の下に汗が滲むし、尻尾が所在無げにふらふら揺れる。今日のカッコはフォーマルに黒のボンデージ風ビキニに高倉さんが選んでくれたネクタイ付きの首輪。その高倉さんもシックな黒基調のボンデージ風ビキニでパソコンを操作してプレゼンのフォローをしてくれている。
「ご質問は?」
高倉さんの声に沈黙が答える。しばしの間の後、禿げた人間型悪魔が口を開く。
「やりくちが手ぬるいのではないかね?ベルゼバブ配下のさきゅばすまで動いたとなると、もはや一刻の猶予も無い。一気に戦力を集中して、殺してでも奪い取るべきではないか?」
「え、えとー。それは止めた方がー」
将太を殺してでもって……冷や汗が額を伝う。
「いえ、ミスターゴードン。鍵無しに人界では魔族の力は発揮できません。こちらにシミュレーション結果が有りますが」
高倉さんの操作でスクリーンに映された画像が変わる。
「力押しでは最悪数百人規模で死傷者が出ますし、天界にも気付かれましょう。鍵の確保も確実ではありませんし。わたくしとメアにお任せ下さい」
「しかし……」
なおも口を開こうとする男、ミスターゴードン?を制して高倉さんはにっこりと笑いながら釘を刺す。
「それとも、アスモデウス様御自ら魔力をお授けになったメアが信用できないと?」
高倉さんがちょっと恐いです。ミスターゴードンは肩をすくめる。
「まあまあ玲於奈さん。ゴードンさんも別に手柄が横取りしたくて提案した訳ではないでしょう。ゴードンさんもここはわたしの顔を立てて玲於奈さんとメアさんに任せてくださいませんか」
アスモデウス様が取り成し、ミスターゴードンは矛を収める。
「アスモデウス様の仰せのままに」
「他にご質問はありませんか?」
「はい」
一番後ろの席で軽薄そうな若い男の悪魔が立ち上がる。
「スリーサイズは?」
「は?……え。ぼ、ぼくのスリーサイズですか?」
えとえとえとえとー。
「分かりません……」
当たり前だよ。測ったことないし。
「そっか。じゃあ、今度測ってあげようか?」
「ええーっ!?」
測るって。なんで。誰が?ぼくを?
「74、49、81ですわ。リュース様」
高倉さんの助け舟……って、何デ知ッテルノデスカ??
リュース様と言うらしい男はちょっと顔をしかめて高倉さんを睨む。
「あー。キミ、名前をなんて言ったっけ?」
「レオナですわ。リュース様」
「レオナくん。キミ、人の恋路を邪魔する……」
「リュースさん。メアさんは困っていますよ。からかってはいけません。それに、会議中ですし」
アスモデウス様のフォローにリュース様は大仰にため息をつく。
「からかった訳じゃないけど……あー。キミ、名前をなんて言ったっけ?」
へ?ぼく?
「メアですけど?」
「ああ、素敵な名前だね。キミには期待しているよ。作戦が成功したらぼくからもご褒美をあげよう」
あああ、何この背中を走る感覚……虫酸?
言うだけ言うと男は腰を下ろす。
「他にご質問は……、無いようですね。それでは」
高倉さんも立ち上がりぼくの隣へと移動する。
「「必ずや創世の鍵をアスモデウス様の御前に捧げる事を誓います。われわれの命に代えても!」」
ぼくらはそろって頭を垂れる。創世の鍵なんて言ってるけど、その実態は将太のおちんちんなんだよな。それをぼくらは命掛けで奪わなければならない……はぁ。淫魔って……

「あ……れ?」
迷っちゃった、かな?
他の淫魔の人とかのプレゼンによると良く分かんないけど、ぼくらの世界以外にもいろんな世界があって、魔界からは散発的に淫魔や悪魔たちが派遣されているみたいだ。さきゅばすが男の子をさきゅばすや女の子にどんどん変えて行けば地球はすぐに女の子の星になりそうなもんだけど、そんなにたくさんさきゅばすが派遣されている訳でもないし、逆にいんきゅばすが女の子をどんどんいんきゅばすや男の子に変えていくので全体としてはバランスが取れているみたいだ。世の中上手くできてるよねぇ。
んー。こっちの道も違う気がするなぁ。
決して方向音痴と言う訳じゃないんだけど、ぼくは時々道に迷う。月例報告会の後半は幹部だけで行うので、ぼくは家に帰って掃除とご飯の準備をしなくちゃならない。「一人で帰れるよね?」につい、うんって言っちゃったけど不味かったかもしれない。
どうしよう。魔方陣まで戻れれば帰れるんだけど。
ぼくはうろうろうろうろ歩き回る。
「お?キミは確か……あー、名前なんてったっけ?」
途方に暮れ掛けてたぼくはばったりとスリーサイズを聞いて来た男と遭遇する。
確か、リュース様?
「メアです、リュース様」
「光栄だね。もう名前を覚えてくれてたのかい?こんなところでどうしたのさ?ルーキーはもう帰る時間だけど?」
「えーっと、道に迷っちゃいまして……」
ぼくは正直に打ち明ける。
「おやおや。それは大変だ。じゃあ、メアちゃん。ぼくが案内してあげよう」
「あっ」
リュース様はぼくの腕を引いてスタスタと歩き出し、ぼくはあわてて後を追う。
ふぅ。なんにせよ、これで家に帰れる。今日のおかずは何にしようかなー。暑くなってきたから、栄養をつけないとなー。でも、高倉さんはあんましカロリーが高いものは食べてくれないし、やっぱり野菜が中心になっちゃうかな。最近、コマヤは高いからやっぱりツジシンで買った方がいいかなー。
なんだか、見たことの無い廊下をぐるぐる回って、扉の前に出る。
「ここだよ。さあ、お入り」
「はい。有難うございます……あれ?」
近道か何かかと思ったけど、狭い部屋はがらんとしており、使わなくなった道具がすみっこに置かれている。空き部屋?
「あの。ぼくは魔方陣に行きたいんですけど?」
「うん。後で案内してあげるよ。でも、先ずはキミを快楽の園に案内して、あ・げ・る」
「え?」
ガチャリとリュース様は後ろ手で鍵を掛ける。入り口はそこ一つ。ぼくは頭を抱える。この状況って!ぼくはじりじりと後ろに下がる。
「えとですね。ぼくはアスモデウス様直属のさきゅばすレオナ配下なんで、手を出したら……ひどい目に会いますよ?」
ぼくは高倉さんに教えられた通りにアスモデウス様直属と言うのを強調する。
「ああ、それはうかつに手を出せないね。ぼく以外は」
リュース様がゆっくりと笑みを浮かべて近づいてくる。はわわわわっ。なんでアスモデウス様の名前が効かないの!?
「駄目ですってば!ひどい目に会っても知りませんよ!」
「キミが黙っていれば、何も問題ないだろ?すぐに気持ちよくしてあげる。愛してるよ、メアちゃん」
あ……?
ふわっと気持ちよくなって体から力が抜ける。じっとリュース様の瞳がぼくを見つめ、ぼくは目がそらせない。ネクタイ付き首輪を引っ張られて、ぼくは強引に唇を奪われる。リュース様の舌がぼくの口中に割ってはいる。だ、め。逃げなくちゃ。
「ふふっ。可愛いな、メアは。愛してるよ、メア」
あ。また。背筋がぞくそくしてしまって、ぼくはぼんやりと彼を見つめてしまう。頭のどこかでとってもヤバイって事は分かってるけど、このままHされても良いかなって。Hされたら気持ちいいかなって気持ちの方が強くって。だって、彼はぼくを愛してくれてるし……
「良いよね。メアはぼくに愛されてるんだもの。メアだってぼくを愛してるんだろ?」
愛されてる。誰よりも愛されてる。うん。ぼくだって嫌いじゃないよ。だって、こんなに愛されてるんだし。ううん。ひょっとして好きかも。あう、愛してます、リュースさまぁ。

「メアはとっても良い子だね。大好きだよ、メア」
「ぼ、ぼくも大好きです。リュースさま」
あう。言っちゃった。とっても恥ずかしい。やだやだ。
「ねぇ、メア。ぼくはキミと会えなくってとっても寂しかったんだよ。会えてうれしいよ、メア。さあ、ぼくにメアの全てを見せてごらん」
「はい……」
ぼくは首輪のベルトを外して床に下ろす。背中に手を伸ばして黒のボンデージビキニを外そうとする。あれれ?チャックはどこだっけ?困ったなリュース様がぼくの裸を見たいって言ってくれてるのに。そっか、着る時は高倉さんに手伝ってもらったからか。あ……。いま、何か大事な事を思い出したような……
「どうしたの、メア?ぼくに脱がせて欲しいのかい、メア?メアはとってもHな娘だね。しょうがないよね。メアはさっきゅばすだもんね」
リュース様の声に再び現実に引き戻される。子宮がずきずき動ききゅんとなる。Hな液がぼくのあそこから滴る。
「はい。リュース様に脱がして欲しいです。メアをリュース様で一杯にして欲しいです」
ぼくは勇気を振り絞ってリュース様にお願いしてしまう。大好きなリュース様に犯してもらったらどんなに気持ち良いだろう。リュース様のたくましい腕が器用にぼくを裸にしていく。ボンデージから開放されて、ぷるんと小さくぼくの胸が揺れる。
「可愛い胸だね、メア。メアの胸はぼくだけのものだよ」
リュース様の顔をぼくは精一杯胸で受け止め、抱きしめる。ぺろぺろと悪戯っぽくリュース様の舌がぼくの胸をくすぐる。もうっ、リュース様ったら。
「く、くすぐったいです」
おっぱいの先をリュース様がついばみ、ぼくは身をよじる。
そこは生まれたばかりの肌のように敏感で、微妙な快感が肌の表面をすべり落ちる。
気持ち良い事は気持ち良いんだけど、途中でふわっと拡散してしまって。昇りつめられなくって。夢中でぼくのおっぱいを吸うリュース様がとっても愛しくって。自然にぼくの息もあがってしまう。
「リュース様ぁ」
「メアは感じ易いな。そんなところも好きだよ、メア。メアはぼくのものだ」
耳元で囁かれるとぼーっとなってしまって。……なんだか幸せすぎて怖いっ。
「さて、メアのここはどうなってるかな?」
「あ、駄目ですよぉ、リュース様」
リュース様は屈みこんで、ぼくの黒皮のパンツを脱がそうとする。
「何が駄目なのメア?メアの全てはぼくのものだろ?」
「そ、そうですけど。恥ずかしいです……」
ぼくは手で顔を覆う。見なければ見ないでリュース様の息遣いまで感じられてますます体が熱くなる。パンツが床へとずり下ろされて、ぼくは裸になってしまう。
「メアは下着は付けて無いんだね。良い香りだよ、メア」
「だって、下着は付けちゃ駄目ってタカクラさんが……」
「タカクラさんって?」
「あれ?」
タカクラさんって誰だっけ?
「まあいいさ。ほら、メアのここはこんなになっちゃってるよ」
リュース様の指が優しくぼくの割れ目の表面をなぞる。気持ちよさに体がびくんと震える。
「あ。駄目っ。変です!ちょっと待ってください!」
なにか。なにかがおかしいっ。
「変になっちゃえよ、メア」
「はあああんっ」
つぷっと指がぼくの中に入る。リズムを取って二度三度。糸を引きながら彼の指がぼくを焦がす。
「ねぇ。メアの味が見たいな。舐めてもいいかな、メア?」
とても魅力的な提案。でも。でも。何かが、引っかかる。何で?何がおかしいの?
ざらりとした舌がぼくの外淫部をなぜる。ぼくは思わず股をせばめようとするけど、リュース様に制せられてしまって。どうしていいかわからなくって。ぼくは右手を空き机の上に乗せて。何かにしがみついていないとどこに行ってしまうかわからなくって。どんどんリュース様がぼくの中に入ってきてしまって。ぼくの心の中までリュース様でいっぱいになってしまって。快感が永遠に続いているようで。いくらでもどこまでも気持ちよくなれる気がして。
ぴちゃんっ。ぴちゃんっ。
気が付けば信じられないぐらい大量の水溜りがぼくの足元にできていた。

「まるでおもらししたみたいだね、メア」
リュース様の意地悪な指摘にぼくは頬を染める。やだ、おもらしなんて。
「……このカットバンは何だい、メア?」
リュース様の指がぼくの股間に貼られたバンソコをなぞる。何でこんなところにこんなものが……
「わかりません……」
「魔法も掛かってるね。えいっ」
魔力が感じられ、掛けられていた魔法が解除される。
「わわっ」
いきなりちょろちょろとぼくのおしっこが漏れ、危うくリュース様に掛かりそうになる。
「ああっ。ごめんなさい。ごめんなさいっ」
ぼくは慌てておしっこを止めようとするけど、どんなに力を込めても止まらなくって。止められなくって。ぼくは恥ずかしさにまた顔を覆ってしまう。
「ふむぅ……わからん。メア、キミはとてもミステリアスだね」
リュース様はくっくと笑う。いやーん。何で何で何でー。ちがうんですー、リュース様ぁ。
あまりの恥ずかしさに涙がこぼれてしまう。
「いいよ、メア。じっとしててね。直してあげるよ、メア」
おしっこの穴をリュース様がぺろぺろと舐める。それがすっごく気持ちいい。気持ちよくってとんじゃいそう。
「だ、駄目ですっ。リュース様っ」
わっ、わたしはリュース様から離れようとするけど、リュース様はわたしを逃がしてくれなくって。結局、わたしはおしっこの穴でもいかされちゃう。変。なんで、こんなコトでイっちゃうの。わたし、どうしちゃったの。
「リュース様っ、わ、わたし。もう。どうしたらいいのか」
「メアはホントに可愛いな。ぼくもそろそろ限界かな」
ああっ。わたしったらなんて気が利かないっ。
わたしは慌てて、リュース様に謝る。
「ごめんなさいっ。わたしばっかり。リュース様のモノ、も」
「じゃあ、メアにお願いしようかな」
「はい……」
どんどんっ。扉を叩く音がする。
「開けなさいっ!中にいるんでしょっ!」
リュース様が立ち上がる。わたしの目の前に膨らんだ股間。
うれしい……わたしのために。わたしは丁寧にリュース様のおちんちんを取り出す。
たくましいリュース様のモノを見るだけでなんだか幸せになってくる。
「さあ、メア」
「はい」
わたしはそっとそれにキスして口を開けて奥へと招き入れる。

ぺろめあ1


画像はよるいちさんに頂きました。

口いっぱいに広がる充足感とちょっと苦い味わい。わたしはゆっくりと口と頭を動かしてリュース様を愛しはじめる。
夢中で時がすぎてゆく。
「こらっ。開けなさいっ!あーっ、もうこうなったらっ!!」
「ああ。素敵だよ、メア」
リュース様っ。わたし頑張りますっ。舌でなぞると血管まで感じられ、その熱さと太さにわたしは恍惚となる。どんどん、射精の瞬間が近づいてくるのが分かる。
ああ。来る来る。ほらっ。
その瞬間、世界が光った気がした。
「大丈夫っ!?って、ああ~っ!?」
わたしはリュース様の精を余さず飲み込む。美味しいわけないのに美味しくって。なんだか満ち足りたきぶん……
「だめっ!吐き出しなさいっ!!ぜんぶっ!」
ドアをぶち破って入ってきたさきゅばすがわたしの肩を揺らす。もお~っ。誰よ、あなた。
「おいおい。ぼくを無視かい?今、ちょっと取り込み中なんだ。お相手ならまた、後でするからさ」
「リュ、リュース様っ、アスモデウス様がお怒りです!大至急、会議室へお戻り下さいっ!」
すごい剣幕でさきゅばすがリュース様に怒鳴る。
「えー、リュース様、戻っちゃうんですかぁ」
「アスモデウス様……ああ、父か。それは大変だ。メアと愛し合った後ですぐ行くと伝えてくれ」
「駄目ですっ!今すぐお戻り下さい!」
さきゅばすから殺気がほとばしる。
「ああ。駄目だよ。ぼくは素敵な女の子を殺したくない……本当にヤる気かい?」
「お願いを聞いて頂けないなら」
緊張感の中での長い沈黙。リュース様と別れるのは嫌だけど、この人も本気みたいだし……
「ふふ。止めておこう。死を賭して主君を諌める部下を殺してしまっては主君失格だね。あー、キミ。なんて名前だっけ?」
「……イザベラですわ。リュース様」
そうなんだー。
「そうか。素敵な名前だね。今度、キミにも相手をしてもらおう、イザベラ」
「光栄ですわ、リュース様。さ、お戻り下さい」
「うん。あー、そっちのキミ。えっと、確か名前はー」
「チンボロポンスケですわ、リュース様」
わたしが口を開くより前にイザベラさんが答える。
えーっと。あれ?そうだっけー?
「そうか。素敵だったよ、チンボロポンスケくん。また、愛し合おう。愛してるよ、チンボロポンスケくん」
「はい。リュース様っ」
わたしは、リュース様に手を振る。後姿も素敵ですっ。リュース様。

リュース様が見えなくなるとイザベラさんが大きなため息を付く。
「まったく、世話の焼けるー。で、どこまでやったのメア?フェラだけ?まさか中出しも?」
「やだなー、わたしはチンボロポンスケですよー。イザベラさんがそうおっしゃったじゃないですかー」
「……重症ね。まずは精液を吐き出させないと」
「なんでですかー!」
「口を開けなさい。メア」
イザベラさんが右手の指の人差し指と中指を揃えて、わたしの口に強引に割り込もうとする。抵抗しようとするといきなり髪の毛を捕まれてねじこまれた。
「や、やめて。げぼがぼごぼごぼっ」
指から放出される水流がわたしの喉に流し込まれるっ。咳き込んだわたしは猛烈な吐き気に襲われる。
うっ。うえええっ。えうっ。ううっ。ごほっ。ごほっ……
わたしは肩で息をする。
はあっ。はあっ。ひどいですよ、イザベルさん……
「全部出た?長引くと後遺症が残るかもしれないから、ちょっと痛いけど我慢してね」
えっ、と思う間もなくイザベラさんのびんたが飛び目から火花が散る。2発、3発、4発。
「どう、目が覚めた?メア」
「最初から覚めてますよー」
「わたしが誰だか分かる?」
「ん?んとー。イザベルさん?」
派手に右の頬が鳴る。な、なんでぇ。確かそう言ってたじゃん。ナゾナゾですかぁ?
「なんで記憶が戻らないの。特別効きやすい体質なのかしら。ちょっと、メアしっかりなさい。かずまっ。かずまくん、しっかりなさい」
「かずま……?」
なんだかどこかで聞いたような名前。
なんか聞いたような気がする。誰だっけ。
「かずまくんって、誰でしたっけ?」
ぱしんっと、また平手打ちがとぶ。
「しっかりしなさい、一馬くん。今思い出さなきゃ、下手すりゃ一生思い出せないわよ!」
真剣な顔。でも、思い出すって何を?
「泣いてるの?」
「さきゅばすに転生した上に記憶まで失っちゃったら内藤一馬の全ては無くなっちゃうのよ?家族や友達の記憶の中にしかいない。それって死んだのと同じでしょ。そんなの嫌なの。まるでわたしが殺したみたいじゃない!」
内藤一馬……思い出せない。でも、思い出さなきゃ。この人、こんなに必死なんだし……ぼくは必死で何かを思い出そうとする……
ぱしんっ。
右の頬が打たれる。
「痛い……」
ぱしんっ。
ぱしんっ。
ぱしんっ。
左、右、左と連続で平手打ちが飛ぶ。
「痛いってば」
「思い出せっ。思い出せっ。思い出しなさいっ!」
さらに連続で飛ぶ平手。
「ちょ、止めてよ高倉さんっ」
「「あ」」
今何か……
さらに平手の速度と破壊力が上がってきたので、ぼくはたまらずに顔を庇う。
ぽかぽかぽかぽかと殴られる。
ぐ、ぐーは止めてっ。
「痛いよ、高倉さんっ。止めてよ。許してよ、高倉さんっ!あ。ああ~っ!!思い出したっ!ちょ。思い出したって!止めて!もう止めてよ!ちょ、高倉さん。痛いって!もう、大丈夫だからっ」
「……本当に思い出した?」
彼女は息を切らして聞く。
「うん。なんか、訳がわからなくなっちゃってたけど、もう大丈夫」
「ふぅ。良かった……無事で」
いや、おっぱい吸われてフェラさせられましたけど?
「ちゃんと言っとけば良かったね。リュース様に名前を呼ばれて口説かれると、どんどん記憶が欠落していって、二人だけの世界に入っちゃうのよ。ほら、あの人健忘症だから」
なんて嫌な健忘症なんだ!
「じゃあ、確認するね」
彼女は涙を拭いて、にっこり笑う。
「あなたが一番好きな人は誰?」
「えっ。ええっ~……高倉玲於奈さんです」
見つめられて言わされる。
「よし。では、あなたのお尻の処女を奪った人はだぁれ?」
「た、高倉さんですっ」
な、なんか趣旨が変わってきているような……
「じゃあ、あなたのピンチを何度も救ってくれた、この人の為なら死んでも悔いは無いと思うほど惚れちゃっている人はだぁれ?」
「…………」
「…………」
「……高倉さん、デス」
「ふぅ、なんとか元の一馬くんに戻ったみたいね」
無茶苦茶恥ズカシイデス。
にこにこ笑う高倉さんは嬉しそうに続ける。
「では、最後の問題」
「もういいだろっ」
「2004年の11月7日には何が有った?」
「え?」
な、なんだっけ?
「…………」
高倉さんが再び手を挙げかけたのでぼくは必死に顔を手で庇う。
「い、いや元から全然覚えて無いし。な、何が有ったっけ?」
彼女は、はっ、と息を呑んで、次の瞬間真っ赤になる。
「……もういい」
2004年の11月7日。2004年の11月7日……あ。ひょっとして!
「ぼくと高倉さんが初めて会った日?」
「知りませんっ」
ぷいと横を向く高倉さん。
くすっ。可愛いなぁ。
ぽかっ。
軽くこづかれる。
「し、心配したんだからっ。わたしは会議に出なくちゃいけないから、さっさと家に帰りなさい。送ってあげるから!」
「うん」
ぼくが手をつなぐとますます高倉さんは真っ赤になった。

<第五章 おしまい> 初出20060701
<番外編はこちら>


テーマ:M男 - ジャンル:アダルト

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  • 男の子が女の子に変身してひどい目にあっちゃうような小説を作ってます。イラストはパートナーの巴ちゃん画のオレの変身前後の姿。リンクフリーです。本ブログに掲載されている文章・画像のうち著作物であるものに関しては、無断転載禁止です。わたし自身が著作者または著作権者である部分については、4000文字あたり10000円で掲載を許可しますが、著作者表記などはきちんと行ってください。もちろん、法的に正しい引用や私的複製に関しては無許可かつ無料でOKです。適当におだてれば無料掲載も可能です。
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