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投稿陵辱小説第116番 ウツロナココロノイレモノ(7)<21禁>

作.luci

 工藤が自意識を保っていられるのは、ひとえに男が最後の行動を起こさないからだった。工藤自身も解かっていた。もし、女として犯されてしまったら、男の進入を許してしまったら、これまで男だと思っていた砦が瓦解してしまうだろう事を。
 自分がどのような姿をしているのか、それを知る術は工藤が幽閉されている部屋には無い。姿を映し出せる光沢のある品物がまるでないのだ。自分の今の姿は男が言った言葉と、目に見える範囲しかない。意識の中で、これは自分ではないと言い聞かせていれば、夢のようにしか思えないのだ。
 しかし。もし本当に女の身体なら、男を受け入れる事が出来てしまう。勿論、男であろうと受け入れるだけなら可能だけれど。女として受け入れてしまうと言う事は、工藤自身が女である事を認めさせられてしまう事に他ならなかった。強制的に女である事実を受け入れさせられてしまう。それだけは避けたかった。工藤という男が、どこにもいなくなってしまう。それは自己の喪失でもあるし、存在そのものを否定される事だ。恐怖以外の何物でもなかった。
 けれど、それを避ける事は事実上今の工藤には不可能だった。意識を失い、目覚めれば男の思ったようにおもちゃにされてきた。拘束され、秘所を開かれ、弄られ、イかされていたのだ。しようと思えばいつでも工藤を犯す事が出来たし、出来るのだ。
 そして激しくなる陵辱は、それが刻一刻と迫ってくる事を如実に物語っていた……。

*****************
「あ、……ん……。え? 見えない?」
 意識を失う程の愉悦から、どの位の時間が経過したのか。一時間か、十時間か、それとも一日か。意識を取り戻した工藤の前には闇しかなかった。再び室内が暗くなっているのかと思ったけれど、今回は違った。恐らくアイマスクをされているのだろう、しかもかなりキツ目のものだ。ぴったりと閉じた目蓋はピクリとも動かせない。眼球を動かすだけでゴリゴリと音がしそうな程だった。
「ううっんっ。なっ? 手足が? まさか……」
 いつもと異なる趣向に、工藤は起き上がろうとした。しかし真横に広げられた腕は、手首をどこかに繋がれているのだろう、全く動かない。足も片足ずつ足首を拘束され、百二十度位の角度で広げられている。何よりも服を着ている感触が肌に無かった。工藤の心臓がものすごい勢いで血液を送り出していた。胸部全体に心臓があるように思えてしまう位、ドクドクと動いている。静かな部屋の中で聞こえるのは、早くなった工藤の呼吸音と心拍音だけだった。
「あひっ?!」
 突然、左の乳首に滑った感触が与えられていた。いつもなら拘束されている事を認識させられてから、男が入室してくる。その「いつもの」言わばルーティン化していた行動から逸脱した行為は、工藤が張り巡らせていた緊張を容易に断ち切ってしまっていた。
「なっ舐めるなっ! 触るなっ俺は負けな、ん、ぅはああっ」
 どんな格好をしているのか、舌が乳首を中心に舐めていくと、手が右の脇腹に添えられていた。そして乳房へと移動して揉みしだく。じんわりとした刺激が身体のいたる所へ伝播していった。
 そして恐らく右手が工藤の細い首筋に触れていく。軽く指先で爪弾くように行ったり来たり。ゾクっとした感触が背骨を通って股間にまで響いていた。
「違うっ感じてないっ。そんな事で感じる訳がないっ!」
 舐められる事、触れられる事に抵抗しているのか、それとも快感に身悶えしているのか、工藤は身体を左右に捩りながら、声を上げていた。男は工藤に何も言っていないのに、工藤自身が感じてしまっている事を隠そうと、その事実とは反対の事を伝えようとしていた。しかし男はそんな事には興味を示していないのか、黙々と行為を続けていく。
(あっ、やばい――)
 乳首を攻めていた舌が首筋へとターゲットを替え吸われ、両手は乳房と乳首への攻撃に切り替えられた時、工藤の身体の奥から蜜が滴り落ちていた。開かれた股間を隠そうにも、広げられた足は閉じられない。思わずもどかしそうに腰を揺すっていた。
 工藤の感じすぎる身体は、ちょっとした性的刺激で濡れ始めてしまう。胸を五分も揉まれれば男が進入するのに十分過ぎる程になってしまう。それを、普通の愛撫を受けているのだ。変化はあっと言う間に起こっていた。
 自らの身体の変化に、工藤は唇を噛み締めながら耐えようとしていた。男はその変化に吊られたのか、漸く声を出していた。
「もう準備できたな。手間が無くていい」
「なんっはぁっ、んんっ、準備なんてっないっ」
 快美感を否定しようとすればする程、心と身体が乖離してくるように思えてしまう。触れて欲しくないと思う所は、弱い場所でもあるのだ。腿に触れられたくないと思った瞬間、男の手が乳房を離れ鼠頚部を入念に撫で上げてくる。ゾクゾクする快感が膣穴から身体中を抜けていくようだった。
「くぅぅ――」
 噛み締めた唇からどうしても声が漏れ出てしまう。声を出す度に自分の中の男の部分が女の身体に同化するイメージが湧き出ていた。
「取りあえず解しておくか」
「ひぁっ?!」
 広げられた股間の中心に息づく蕾は膨らみ、華を咲かせ始めていた。透明な粘液が静かに溢れ出している。そこを男の指が指先で広げていた。じくじくしたピンクの襞が白日の下に晒される。その無遠慮な行為に工藤は小さく叫んでいた。
(ああっ、見られてる……。感じてるのがバレる……)
 何度と無くイかされ見られている筈なのに、目隠しされていると感度も感情も違っていた。想像する事で興奮がより一層高まるのだろうか。それとも、ただの変態なのか、工藤本人にも解からなかった。
 湿った「ちゅぽっ」という音が工藤の耳に届いた。男が右手の中指を口に含み抜き出した音。良く湿らせてから、粘膜に付かないようにという配慮からだろうか。それとも只の慣習なのか。唾液で濡れ光る指を大の字に括られている少女の股間に近づけていく。
「やっ、はぁっんんん」
 ぬるっと指先が皺穴の中へ消えて行った。強引なようでいてゆっくりと、少しずつ。既に柔らかくなっていた工藤の裂け目は、楽にそれを飲み込んでいく。そしてその指先から、甘く切ない愉悦が響いてくる。堪らず艶っぽい鼻にかかった声をあげてしまい、工藤は声を上げたという事実に羞恥心を覚え、真っ赤にその顔を染めながら横を向いていた。
「ふぅうんっ! ひゃああん!」
 ぬちぬちと差し込まれた指先を秘壷の入り口を中心に、探るように蠢いていく。
 工藤の魂が与えられているこの少女の身体。女初心者である事を差し引いてみても感じすぎる。溺れないだけまだましだろう。
 指を銜えた穴から溶けていくような快美感に、これから自分に行われるであろう事を思わず忘れてしまいそうになる。しかし男の息遣いが聞こえる度に、工藤の意識は繋ぎとめられていた。
 けれど果たして意識を保っていた方がいいのかどうか。男である認識が男を受け入れる身体を持つ女に入っている。そしてもう直ぐそれが行われる。かえってそんな意識も認識も無くしてしまって快楽だけを受け止める方が精神的には楽なのかも知れない。
(うあああ、男にっ男なのに! 犯されるなんて。いやだっいやだああ!)
 拘束された腕を、割り広げられた足を、とにかく身体を丸めようと力を込める。しかし厚い皮のベルトでしっかりとベッドに括りつけられている四肢はビクとも動かなかった。時折男の舌が首筋や乳首を嘗め回していく。その唾液の匂いが鼻につき工藤の心に益々嫌悪感を募らせていた。
 身体に潜り込んだ指の動きはそのままに、ベッドが少し揺れる。男がベッドに乗ってきていた。
「ぅんっ!」
 膣の中で曲げた指をそのまま抜き出すと、工藤の神経はその感覚に痺れてしまった。高ぶらせるだけ高ぶらせ、そのままにされた肉穴は男に訴えるようにヒクヒクと動く。まるでここを埋めて欲しいと言うように。ただ肉体はそうであっても、その身体に入っている工藤の心は別だ。
 切ない、と思わず思ってしまう。身体もモジモジと動いてしまう。それだけ少女の身体に慣らされてしまった自分が許せなくもあった。呆けた頭でそんな事を思っていたとき、目隠しされた工藤の顔の真上から声が聞こえた。
「さぁ、これからが本番だ」

つづきはこちら

テーマ:官能小説 - ジャンル:アダルト

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