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俳優人生 (8)最終回 By A.I.

(8)

 栄作の向かった方向はわからないが、突発的な行動なら慣れた道を使うはずだ。それに栄作の私物はアパートに置いてあるので、一度は取りに行く可能性も高い。友和は全力でアパートに向かって駆けた。
「くそっ、道が暗いな」
 とっくに日は暮れて、闇が濃くなっている。アパートに向かって走ると、どんどん街灯が減って辺りが暗くなった。民家も少ないので、星の灯りだけが頼りだ。この辺りは治安も悪いので栄作の身が心配になる。
「や、やめてください」
 栄作の声が聞こえた気がして、友和は声のした方角に曲がった。暗い路地の突当りで男女が揉めているようだ。腐った酒の臭いがしている。胸がむかむかした。
「少しくらいいいだろ。騒ぐなよ」
「い、痛い!」
 酔っ払いが女に詰め寄っていた。女は嫌がっているが、腕を掴まれて逃げられない。女の悲痛な声は間違いなく栄作だ。一気に友和の頭が沸騰した。
「大人しくしていろよ。いい思いをさせてやるからさ」
「俺の女に何をしやがる!」
 酔っ払いの手がスカートに潜り込もうとしたところで、友和の怒号が響き渡った。猛獣のような勢いに、酔っ払いが怯む。栄作はその隙を見逃さなかった。
「えいっ」
 可愛らしい掛け声とは裏腹に、酔っ払いの股間に蹴りが入る。容赦ない攻撃に酔っ払いは泡を吹いて膝から崩れた。これなら友和が殴った方がましなくらいだった。
「無事だったか?」
「先輩の顔を見たら安心して腰が抜けてしまいました」
「それなら俺がアパートまで抱えていくさ」
 友和が優しく栄作を横に抱きかかえると、乙女は真っ赤な顔で悶えていた。栄作から感じる適度な重みと体温が好ましい。
「嬉しいですけど、恥ずかしい体勢ですね」
「さっきは悪かったな。唐突で驚いたのさ。俺だって栄作のことは好きだぞ」
「あ、ありがとうございます。もっと好きになってもらえるよう頑張りますよ」
 栄作は友和の首に手を回すと、頬にキスをした。優しい唇の感触に頬が溶けそうになる。友和はもっと瑞々しい唇を味わいたくなった。
「もっと深く栄作を知りたいな」
「えっ?」
 友和に唇を奪われて、栄作は目を丸くした。乙女は驚いてはいたが、力強い唇の感触に浸る。友和も甘い唇に酔っていた。
「ふはぁ、何度もしたくなるな」
「ええ、この続きはアパートでしましょう」
 潤んだ瞳で互いを見つめ合う。友和は力強く栄作を抱き上げると、帰路を急いだ。

 布団を敷くと友和は待ちきれなくて栄作を押し倒した。桜色の唇に吸い付いて、存分に甘い感触を貪る。栄作から感じる吐息が悩ましい。
「んんっ、ぷはぁ、先輩は一途になったら強引ですね」
「嫌か?」
「もっと欲しいですよ」
 栄作の望みに応えて、唇を深く交えた。舌が絡み合って、粘着質な音を立てる。互いの熱を伝え合って、男女は幸せな感触を堪能していた。
「脱がすぞ」
 神妙に栄作が頷いたのを見て、友和は服を慎重に脱がしていく。緊張して心臓の鼓動がうるさいくらいだ。下着姿に剥かれた栄作は、頬を染めてもじもじしている。恥じらう姿が可愛らしい。
「ま、まさかこうして先輩を見上げられるとは思いませんでしたよ」
「俺も栄作とこんな関係になるとは思わなかったな。それと名前で呼んでいいぞ」
「は、はい、友和さん」
 栄作は名前を愛しそうに呼ぶと、嬉しそうにはにかんだ。頬を紅潮させた笑顔が愛らしくて、友和は微熱を帯びた唇を吸った。目を閉じた栄作と唾液を啜りあう。混じり合った唾液が唇の端から垂れた。
「滑らかな光沢があって、扇情的なブラジャーだな」
 唇を啄みながら、乳房にも手を伸ばす。丸い果実は華やかなピンクのブラに包まれている。美味しそうに揺れていた。
「友和さんはこういうのが好きでしょ?」
「違う、大好きだ!」
 ブラジャーをずらしながら、友和は乳房に手を当てた。血肉が通っていて温かい。心臓の鼓動を感じる。本物の柔らかさがあった。
「きゃっ、くすぐったい」
 栄作が華やいだ声を漏らす。友和はおっぱいの感触を確かめるように指を動かした。柔肉の厚みが伝わってくる。
「本物だ。しっとりとした肌が指に吸いつくぞ」
 疑ってはいたが、紛れもないおっぱいだ。栄作の上半身は完璧なまでに女だった。声も肌も肉も男を魅了する要素を備えている。
「んはぁ、んふぅ、私のおっぱいはどうです?」
「手放したくないほど素晴らしいぞ」
「友和さんのためのおっぱいですから、自由にしてくださいね」
「ああ、そうするよ。揉みまくって、栄作の悶える顔をもっと見たい」
 本物だと認識した友和は、欲望を加速させていった。男の指が動くと、乳房が色々な形に潰される。友和は乳房を執拗に揉んで、柔肉を淫熱で蒸らしていった。淫靡な摩擦を与えられて、女の乳首は赤く色づく。
「美味しそうだな」
「そ、そんな食べちゃ駄目ですよぅ。はぁふぅ、ああっ!」
 プリンに乗ったチェリーに舌を這わすと、栄作は長い睫毛を揺らし官能的な声を放つ。もっと女を喘がそうと、男は乳首に歯を立てた。
「ひゃうぅぅっ、あぁん、乳首がびんびんするぅっ! ひゃふぅ、あぁんっ!」
 陸に打ち上げられた魚のように栄作は腰を跳ねさせていた。部屋に反響した女の高い声が鼓膜を直撃して、友和の野性をどんどん解き放つ。ズボンを突き破る勢いで股間が勃起していた。
「こっちも濡れているな」
「あうぅ、ううぅ、意地悪なことを言わないでくださいよぅ」
 栄作の股間を見ると、わかるくらいに濡れていた。蜜で濡れた布地が股間に吸着している。くっきりとした縦筋が浮かんでいた。男の象徴は感じられない。
「ふっくらとしていい太ももだぞ」
 確認するのがまだ恐ろしくて、手は股間を通り過ぎて太ももを撫でた。脂肪を蓄えた脚を触ってみると、毛穴の存在すらも感じさせない。しばらく脚の優雅な曲線を楽しんでから、友和は覚悟を決めて股間を撫でてみた。
「ふはぁぁ、せ、先輩の指を感じるぅ」
「凄く熱いな。それに触っただけで俺の手がべっとりと濡れたぞ」
 栄作は股間をそっと撫でられただけで、期待に目を潤ませている。友和は熱い蜜に濡れた手を鼻先まで持ってきた。男臭さはまるで感じない。むしろ男の情欲を刺激する甘酸っぱい匂いだ。
「よし、見るぞ!」
「うあぁ、遂に私の大事なところが見られちゃうんだ」
 ためらいを払うには気合を入れる必要があった。己を鼓舞すると、ショーツに手をかける。喉が大きく鳴った。蜜で重くなった布切れが徐々に下ろされていく。
「綺麗な形をしているな」
「そんなにまじまじと見られると恥ずかしいです」
 栄作の股間には猛々しさはなかった。桜色をした清楚な花が咲いている。甘い蜜を垂らして、男を花畑に誘っていた。
「ああぁぁん、はうあぁっ、友和さんの逞しい指が撫でているぅ」
「はぁぁ、本当に女の割れ目だ」
 友和は感嘆の息を吐きながら、秘所を撫で回していた。男だった痕跡は微塵も感じられない。獰猛な突起物は消え去り、深そうな亀裂が生じている。夢かと疑いたくなるが、全ての感覚は現実だ。
「ううむぅ、中はどうだろう?」
「はあぁん、んはぁあっ、少し弄られただけで感じ過ぎちゃうよぅ」
 蜜で濡れた指で少し膣口を開いてみると、栄作は太ももを震わせて喘いだ。膣内に男の痕跡を残すものがないかと探したが、可憐なクリトリスが鎮座しているだけだった。栄作の体には女を証明するものしかなかった。これでためらう理由はない。
「うわわわぁ、ああぁん、友和さんが積極的ですぅ」
「こんないい女を相手にして燃えない理由がないからな」
 友和は秘所に口を吸いつけると、舌で思いっきり舐め回した。もうブレーキをかける必要はない。舌にラブジュースの味を感じて、じゅずずぅと濁音を立てて啜る。淫靡な水音に栄作の顔は真っ赤になった。
「やっぱり小さいままだな」
 肉芽を舌で弄ってみたが、勃起しても可愛らしい形だった。男の片鱗を感じさせない。敏感なクリトリスを舌で転がされて、栄作の嬌声には切ないものが混じっていた。
「どんどん割れ目が綻んでいくな」
「はわぁん、んはぁっ、そ、それは女なら当然の反応ですって」
「そうだな。そして、女を相手にしていたら、男が勃起するのも当然だ」
 友和がズボンを脱ぐと、ペニスが雄々しく反り返っていた。先端から男汁を垂らして、猛々しい匂いを放っている。獰猛な男根を見て、女の目が輝いた。
「ああ、素敵。あれが私の中に入るんだ」
「俺はもう我慢できないぞ」
 友和は栄作に覆い被さると、亀頭を膣口に押し当てた。興奮と不安で女の目が揺れる。濡れそぼった膣は緩んでいるが、それでも男を受け入れるのは初めてだ。かなり狭くてきつい。
「はあううぅぅっ、んああぁっ、こ、こんな熱は感じたことがないですぅ! ひゃぅっ、あぁん、股間が燃えてしまいそう」
「いい具合だ。ぎゅうぎゅうと俺を締めつけてくるぞ」
「ああぁぁん、んはあぁっ、友和さんが感じてくれるなら嬉しいですぅ!」
 狭い膣に灼熱の剛棒を入れられて苦しいはずだが、栄作は肩を震わせて喜んでいた。その健気な姿が可愛らしくて、友和は栄作の唇を吸った。
「ぐくうぅっ、んあああっ、こ、この痛みさえも愛おしいですぅ。これで私は友和さんの女になれたんだ」
「ああ、お前は俺の女だ。誰にも渡さんぞ」
 処女膜を突き破って、破瓜の血が愛液に混じって流れる。栄作は涙を溢れさせながらも、輝いた顔をしていた。背中に手を回して、ぎゅっと男の体を抱き締めている。友和はぐぐっと腰に力を入れて、子宮口まで亀頭を到達させた。
「ああぁん、お、奥に当たっていますぅ!」
 子宮に届いた衝撃で、栄作が甘い叫びを放つ。蜜に満たされた膣内では、肉襞が男根に絡みつき蠢いていた。膣道が子種を搾り出そうと、きつく男根を締め上げている。ペニスに与えられる快感の大きさで眩暈がしそうだ。
「うおぉっ、最高だ!」
「ああぁぁん、はあうぅっ、は、激しい、子宮が揺さぶられていますぅ」
 友和は腰を動かして、肉棒を何度も突き刺した。燃え滾る欲望を限界まで煮え立たせる。ペニスは赤黒く膨張して、凶暴な姿を誇示していた。
「くおおぉぉっ、うおおぉぉっ!」
 視界が明滅する。もう限界だった。友和は猛獣のような雄叫びを放つと、灼熱の溶岩を爆発させる。怒涛の勢いで沸騰した精液が女に流れていった。

02(4).jpg
挿絵:菓子之助 http://pasti.blog81.fc2.com/

「ああぁぁあっ、ああっ、熱いよぅ! んんぅ、子宮に直撃してどんどん私を友和さんの女に染めていくぅ!」
 栄作は息を切らしながらも、艶かしい嬌声を部屋に響かせている。男に体を密着させて、精液を体の中心で浴びていた。栄作は男の熱を受け止めて、艶やかに微笑んでいる。男を知ったことで栄作の色気は増して、妖艶な女の顔になっていた。栄作の魅力の虜となった友和は、精が尽きるまで女体を貪った。

 その後、友和は栄作と籍を入れた。戸籍の変更に苦労するかと思ったが、栄作の名前は栄華として記載されていた。性別も女だった。
 劇団員の認識も初めから女性に対するものに改められていた。大学時代の演劇部員にも連絡してみたが、誰もが栄作を女性だと疑っていない。その頃の栄作は男装の好きな女性ということになっていた。保存してある写真も見たが、肝心なところがぼけていた。
「どうしました?」
「幸せだと思ってさ」
 隣を歩いている栄作の腹は膨らんでいた。幸せな結婚生活を過ごしていると、友和も栄作が男だったことを忘れそうになる。ただいつかこれが全て栄作の演技だったと明かされるのではないかと、友和は一抹の不安を拭い切れない。願わくは人生の終演まで栄作を相手にして舞台俳優を演じたいものだ。

<FIN> ご感想をお願いします♪


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