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アスランとナタリー ~策謀の秩序~ by.黒い枕&針子 〈2-11〉

〈11〉

魔法陣の中央で横たわっていた体を起き上がらせると、たぷるんと胸元の谷間が揺れた。
胸に付いて居るのは、女性特有の撓わなおっぱいだ。
それが、自身が女の体であることを痛烈に物語っている。しかし――。
(そうだ。これはナタリーの体だ……けど、俺は……少なくとも中身は俺だ!アスランなんだ!!)
それでも、今は自信を持って言えた。
自分がアスランである、と――あくまでのナタリーの体を借りているだけの男である、と。
「はあ、はぁ――んぁあ!!」
熱くて、しかも、気怠い体を震わせる。
まだぼやける視界に映るのは後ろに下がったエルフの魔術師たちと、驚愕に整った顔を歪ませているクリフォード陛下。
そして、僅かな微笑を浮かべ、涼しげに立っているエルフの少年だった。
「俺に……なんで……こんなことを?な、ナナミ……ナターシャ!?」
洗脳魔法を受けていたのは、明らかだった。
理由を問い出そうと前に出ると、彼の瞳に床で倒れているナナミとナターシャに気が付く。
「これは――これは一体なんの真似なのですか!?陛下っ!!」
大切な人を傷つけられた怒りに、キッと鋭い瞳で詰問する。
「い、いや……アスラン!実はだな……っ」
「ふう……どうして、ですか?この際はっきり言いましょう――あなたを『アスラン』に戻すつもりはありません。このまま『ナタリー』として生きて貰うということです」
「な――っ!?」
陛下の横から歩み出て来たエルフの少年ルートが、そう言い放つ。
当然、アスランには理解できなかった。そして、到底納得もできなかった。
「ふざけるな!なんだ、その話は!?陛下……?陛下も――まさか、ご承知で!?」
「そ……そうだ!これも国のためなのだ!アスラン……いや、お前は今日から私の妹――王女『ナタリー』になるんだ!!」
信じられないとばかりに顔を歪める彼の目の前で、陛下もこれが現実なのだと言わんばかりに叫んだ。
「な、何を……国の為?じょ、冗談もほどほどにしてくださいっ!ちゃんと最初っから最後まで話してください!!」
堪忍袋が切れる寸前まで、怒りが込み上がる。
あまりにも理不尽だ。
「お話しても……その様子だと納得されないと思いますが……」
「――このっ!いい加減にしろよな!なんなんだよぉ、一体!!」
もう黙って話を聞いて居られない。
無茶苦茶なことを言うエルフの密偵と陛下相手に、アスランは身分も忘れて、飛びかかろうとした。
そして、その時だった。
アスランの視界が、ぐるりん、と回ったのは。
「つぅ、ぁあ――!?」
背中に走る痛みに、脳裏に火花が散った。
(痛い!くぅ、ぅうう!な、なんだ……次から次へと!)
上を見上げる。
思わず瞳を大きく瞠った。
「…………」
今にも額がぶつかりそうな距離で、『自分』が見つめてきているのだから。
「な、なたりー……?……んぷっ!!んんっ……!」
様子がおかしい。明らかに。
動揺を隠しきれず怯えた声で尋ねてみると、本物のナタリーは行き成り唇を重ね合わせてきた。
ぬぷっ、り、ぬちゅっ。
唾液が撹拌される音を響かせながら、舌先が唇の中に侵入する。
「んふぁあ!んんっ、んはぁ――!やめっ……ひゃぁ!」
「はぁ、はぁ!!んっ、はぁ……んんっ……とめ、られないっ!」
「んんっ!んはぁ――!」
アスランの意思を無視し、舌のザラザラ感が口内を掻き回す。
甘い痺れが、どんどん蓄積されていき、ただでさえ興奮していた体が、より悩ましい熱を帯びていく。
(やだぁ!だめぇ!やめろぉ!ナタリー、やめろぉおお!!)
寄りにもよって自分自身に――『男』に襲われる嫌悪感に、涙が溢れてくるのを抑えきれない。
呼吸もままならない口付けの連続に、何とか逃れようと体を捩じった。
しかし……無意味だった。
鍛え抜かれた戦士の体に、王室育ちの王女の肉体は敵にでもならないと言わんばかりに、床に抑え付けられる。
「なた……あふぅ!んふぅ……やめろ!ナタリー!」
甲高い悲鳴を上げるも、ナタリーには届かない。
唇を堪能しつつ、生まれた時から男であったように、豊満な体を触りまくる。
(んやぁ!あたま……馬鹿になるぅ!いや、だぁ、ああ!)
洗脳魔法で見せられた偽者の自分と同じように、巨大な肉房を鷲掴み、否――。
「いたぁっ!痛い!や、やめてくれぇ!い、いた――くぅ、ンハァあああ!?」
それ以上に、強く握り潰して、音が立てながら房を揉み解す。
「んぶっ――!ひっ、ひゃぁああ!?ひぃいいいっ、っ!?」
「どうやら……姫様の方には洗脳が上手くいったようですね。すっかり、自分のことを『アスラン』だと思い込んでいるようです。くすっ、そうです。それが正しいのです」
「だまっ、だまひぇ!ナタリー……目を覚ませぇっ、っ!!んあっ!」
唇を甘噛みされながらも、懸命に問いかける。
しかし、ルートが言うようにナタリーは完全に雄の本能に呑まれていた。
うっとり、と光の失った瞳を向けて、囁いた。
「違うよ……俺は……アスランだ」
「――っ!待って!だめっ!だめだめ!だめだってばぁああ!!ひゃぁ……っ!!」
悲痛な叫びを聞き流し、ナタリーが情熱的なドレスの胸元を翻す。
むわんっ!
「はぅうう!!」
汗ばんだ谷間から漏れ出す濃厚な雌臭。
誘惑的な匂いを撒き散らす自分自身が、途轍もなく恥ずかしくて、アスランは頬を真っ赤に上気させる。
体がくねくねと悶えると、ますますおっぱいが波打つ。
「恥ずかしいっ!やめてぇ……っ!!」
声を張り上げることすらも難しくなって、まるで小さな女の子が泣いているかのような声で、お願いする。――が、しかし。
「んああっ!はンンっ、ン――!」
ぬじゅり、ぬちゃ!
(はンン!おっぱい!舌ァァ!いやぁ、ンン!!)
火照った柔房に、冷たい舌の表面が押し付けられた。
途端、ビリっ、と強い快感に襲われる。
「んあぁ!ああっ、あひぃ……!」
「俺がアスラン、キミが――ナタリーだよ?」
「ち、がう。んひっ!んほぉっ、んんっ……!」
「違わない。これが現実だ……受け入れよう」
「あっ……あっ、ああ!」
優しい手付きで房を揉み解される。上へと向かうように、たぷにゅん、たぷにゅん、と。
(あぅ。やばっ、い。き、気持ち――いい)
アスランの心とは裏腹に、乙女の肉体が喜びに悶えた。ぴくん、ぴくん、と肩を揺らし、体の発熱を強めていく。

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