FC2ブログ

Latest Entries

ヴァーチャルゲーム小説第101番 僕のデザイア(7)(18禁)

「そんでさー。優奈の奴が言う訳よ。だいたいあいつは……」
僕の愚痴にデザイアは紅茶を出して付き合ってくれる。本日のデザートはラム酒入りレーズンケーキ。
「女である事に甘えてるんじゃないかなって思うんだよね!」
僕はケーキにフォークをぐさっと突き刺して一気に口に入れる。甘さが一気に口に広がり、その後にじんわりとクるラム酒の苦さが実にテイスティ。
「まあまあ、ご主人さま。人間同士の恋愛もイロイロと難しいものですね。ちょっと距離を置いたり、時間をあける事も時には必要かもしれませんよ」
「だよね。ちょっとは反省してもらわないと」
「ですね。でも、実在の人物はゲームキャラじゃないんですから、完璧って訳にはいきませんから。ある程度、我慢とか妥協とかなされませんと」
「うー、そうだけどー」
ケーキを平らげて紅茶を飲んだ僕はちょっと落ち着いてきた。
「そう言えば戦況はどうなってるの?」
「首都は比較的小島に位置しており、今のところ割と安心です……あの、追放されちゃたら例の「ぐるぐる」がありますし、陵辱モードもすごいリアルなんで、気を付けて下さいね」
「え?」
デザイアの言う「ぐるぐる」とは首都を落とされた場合のペナルティで、時空の渦巻きに飲まれて一定期間行動をできなくされるのだ。
「なかには、そっちの趣味の人で下手なのに至難やって追放されまくりのユーザーの方もおられます」
「げげ」
「あ、でも、その場合もあたしも一緒に陵辱されますのでご安心下さい。決してご主人さま一人をイかせはしません」
「あ、ありがと。いや、デザイアをそんな目に合わせる訳にはいかないわ。がんばろ」
ちょっと陵辱モードも気になるけど。僕は無意識に足をすぼめる。
「はいっ!ダークエルフの移民作戦を進めますね。あと、スプライトの研究に成功したので召還しては如何でしょうか?ビーストマンの中立都市がほど近くにありますから」
スプライトは緑(大自然)の魔力で召還されるクリーチャーで、空を飛び、魔法の弾で遠距離攻撃するのを得意とする。空を飛ばない部隊やクリーチャーは飛行部隊を攻撃できない為、これらに対しては一方的に攻撃することができるのだ。そして、ビーストマンの都市の守備隊は遠距離攻撃も飛行も持たない為、すこぶる相性が良い。
「そうね」
「じゃあ、早速召還ですね」
デザイアはいそいそと僕の後ろに回り、胸に手を回す。
あのぉ、これ、デフォルトの設定なんでしょうか?
「変えましょうか?」
「まさか」
「神秘の森の奥より来たれ」
「神秘の森の奥より来たれ」
「ちっちゃな精霊!」
「ちっちゃな精霊!」
「出でよ!スプライツ!」
「出でよっ!スプラァァァイツゥ!」
召還サークルから小さな精霊達が現れる。
18禁モードに入りますか?
Y or N
「えっとー」
「どうなさいますか?」
あの、僕ノーマルなんですけど……
スプライトさん達、身長30cmなんですけど?
「そ、そうだったんですか?すいません。修正しときます。ご主人さまはロリ属性無しっと」
人を何だと思ってるやら。ちゃんと普通の彼女がいるっつーの。
「バジリスクとか、ワームの時も聞いてくるの?」
バジリスクは緑の大自然の力で召還されるクリーチャーで全長15mの大トカゲ。
特殊能力として石化の邪眼を持ち、抵抗に失敗した部隊やクリーチャーを石に変える。
ワームは緑のクリーチャーの中でも最高最大のもので全長50m、地中を自由自在に移動し、人や生き物を丸呑みにしてしまう大ミミズだ。
はっきり言って、セックスのお相手とかそんな対象では無い……と思う。
「ええ、一応……でも、いま設定変えたから大丈夫です。うっかり、Yを選んだりするとヒドイ目にあったりするんですけど、うっかり間違う人も、うっかり間違えたふりをしてYを選ぶ人も結構多くて」
と説明をするデザイアのセリフにやなゲームだな、と思う。
「バジリスクとか、石化されて身動きできないとこを延々とトカゲの舌でですね……」
「いや、説明はもういい。兎に角ノーマルだけでいいから」
「はーい……」
デザイアの残念そうな顔にちょっと心が痛んだが。
なんかもうレズったり、フェラったりしているだけでも既にノーマルでは無いような気もする訳で。
ああ。初日のアレ。インターネット生中継されちゃったんだよね。夢中でデザイアのペニス化したクリトリスを舐める僕……結構マニアのブログとかでも取り上げられてたしなぁ。
優奈にはばれないにしても、これ以上変な方向に行ってしまうと取り返しのつかないとこまで行ってしまいそうな気がする……
「ご主人さま、何なりとご命令を」×4
やはり、何なりとの部分に妙なアクセントをつけてスプライトちゃん達が可愛い声で指示を待つ。
「最寄のビーストマン都市の攻略に行って下さい」
「ラジャーですぅ」×4
その声を残してスプライツは結構なスピードで外へ飛んでいく。
きっと攻略に向かったのだろう。
「タキもマーカスもブシャンもみんなカーリ様にめろめろですよ」
彼らは僕の名声に惹かれて各地からやって来た英雄たちだ。
英雄はクリーチャーや部隊に比べて経験を積んだときの成長が目覚しく、成長すれば部隊の核となる頼れる存在だ。
「やだ、彼らは大切な臣下だけど、そんなコト全然思ってないよ」
デザイアの言葉に僕はちょっと顔を赤らめる。
そうなんだ、みんな僕の魅力にめろめろでかーいーんだ。
英雄の力をかけてあげた時のあの喜びよう!
みんな僕の為に命をかけてくれるし、僕を守ると誓ってくれたし。
ゲームの中では僕は魔法使いのお姫様で。男どもは僕を守るための兵士だったり、英雄だったりで。戦いで死んじゃったりもするんだけど、まぁそれはそれでそう言う役割な訳で。
「いよいよ敵と接触が始まりましたし、碌な戦力が無い我々としては英雄さん達だけが頼りです」
「そうよね」
大事にしてあげないとね。
僕は頼もしい英雄たちと兵士を思い浮かべて、デザイアの注ぐ紅茶のお代わりを口にする。僕を守るために戦う男達を。

つづきはこちら



テーマ:官能小説 - ジャンル:アダルト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://okashi.blog6.fc2.com/tb.php/1608-2cfdca82

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

DMMさんの宣伝

 

初めての人はこちら

ts_novel.jpg

 

性の揺らぎに関する作品でお勧めのもの

ts_syouhin_20090318225626.jpg

 

性の揺らぎに関する作品(一般)

ts_syouhinもと

 

ブログ内検索

 

最近のコメント

プロフィール

あむぁい

  • Author:あむぁい
  • 男の子が女の子に変身してひどい目にあっちゃうような小説を作ってます。イラストはパートナーの巴ちゃん画のオレの変身前後の姿。リンクフリーです。本ブログに掲載されている文章・画像のうち著作物であるものに関しては、無断転載禁止です。わたし自身が著作者または著作権者である部分については、4000文字あたり10000円で掲載を許可しますが、著作者表記などはきちんと行ってください。もちろん、法的に正しい引用や私的複製に関しては無許可かつ無料でOKです。適当におだてれば無料掲載も可能です。
    二次著作は禁止しません。改変やアレンジ、パロディもご自由に。連絡欲しいですし、投稿希望ですけど。

 

全記事表示リンク

ブロとも申請フォーム

月別アーカイブ

 

最近の記事

 

ブロとも一覧


■ ブログ名:M物語(TSF小説)

 

カテゴリー

新メールフォーム

イラスト企画ご案内

20080810semini.jpg

 

リンク

RSSフィード

2019-12