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子供の神様 (37) by.アイニス

(37)

 早くなっていた心臓の鼓動は、冷たい水で顔を洗うと落ち着いた。飲み物を用意して部屋に戻る。祐輔の顔を見ると頬に微熱を感じた。
「祐輔は夏休みどう過ごすんだ?」
 氷の入った飲み物を飲んで体を冷やしながら、適当な話題を振ってみた。座る位置は祐輔の正面に戻っている。
「秋になったらサッカーの地区予選が始まるからなぁ。練習漬けの毎日になりそうだ。伍良は?」
「俺は手芸に励むよ。時間があるうちに作りたい」
 大会に間に合う可能性は低くても、足掻かなければ気持ちが納得しない。山のように小物を作るつもりだった。
「伍良も夏は忙しそうだね。でも、ちょっとは遊びに行かないか? 練習漬けの毎日というのも寂しいからさ」
「祐輔のお陰で補習は回避できそうだから、息抜きに出かけるのは構わないぞ」
 雑貨や小物を作るのが好きになったとはいえ、ずっと家にこもるというのは息が詰まる。サッカー少年だった伍良は外で遊ぶのも好きなのだ。
「それなら海水浴に行きたいよ」
「海で思いっきり泳ぐのはいいな。夏らしい気分になりそうだ」
「そうか、伍良の水着が楽しみだな」
 祐輔の頬が緩んで口元が笑みこぼれている。伍良は水着のことをすっかり失念していた。体育で水泳のない学校なので、今まで水着の必要はなかったのだ。肌を多く露出した姿で外に出るかと思うと急に体温が上昇してきた。友人が期待しているのにいまさら嫌とは言えない。
「……もうグラスが空か。今日はやけに暑いなぁ」
 喉が異様に乾いて、伍良は飲み物を何度も口にする。空になったことに気づかずグラスを傾けていた。

 勉強を再開してもなかなか集中力が高まらない。どんな水着を選ぼうか考えてしまう。これでは駄目だと思って、伍良は夕飯の準備をすることにした。
「夕飯ができたら部屋に持っていくよ」
 伍良は台所でまな板を軽快に叩いた。祐輔に手料理を食べてもらうかと思うと自然と気合が入った。男だった頃に料理をしたことがなかったとは思えない手際の良さだ。
「これで完成。祐輔の感想が楽しみだ」
「やけに機嫌がいいわね。まるで恋人に料理を作るみたいだわ」
 先に家族の分をテーブルに置く。伍良の料理している姿を見て、母親が笑いながらそう評した。
「そ、そんなことないよ。俺と祐輔は気の合う友人ってだけさ」
「とてもそう見えなかったわ。伍良が急に女の子らしくなったのは、祐輔君が理由だと思っていたのよ」
「冗談が過ぎるよ」
 伍良は苦笑したが、内心では心臓がバクバクしていた。祐輔のことを異性として強く意識しそうになる。急いでお盆に料理を乗せて台所から立ち去った。ゆっくりと歩いて深い呼吸を何度も繰り返す。
「待たせたな」
 部屋に戻ると照れ隠しで叩くようにお盆を机に置いた。乱暴な振る舞いをしなければ、気恥ずかしさで顔が赤くなりそうだ。
「喫茶店で出すような軽食かと思ったけど家庭料理ばかりだね。正直意外だった」
「俺だってこれくらいは作るさ。温かいうちに食べてくれよ」
「どれも美味しそうだ。早速頂くよ」
 祐輔が料理を食べる姿を伍良はやや緊張しながら観察していた。
「ど、どうかな」
「優しい味わいで飽きが来ない。幾らでも食べられそうだ」
「そ、そうか。足りなかったら俺の分もやるよ」
(あっ、あーっ、妾にとって食事は数少ない楽しみなのじゃぞーっ)
 祐輔の皿におかずを移そうとすると瑞穂が悲痛な声で喚いた。伍良も空腹なのだが祐輔の喜ぶ顔がもっと見たかったのだ。
「食べ過ぎても頭の回転が鈍くなるから大丈夫だよ。期末試験は敬遠したいけど、テスト勉強で伍良の料理が食べられるかと思うと悪くない」
「そんなにおだてるなよ。これくらいの料理なら誰だって作れるって」
 褒められて嬉しくなった伍良は、食事が終わってもずっと顔がにやけていた。勉強を再開した時には祐輔の正面にいたのに、いつの間にか隣に座って体をくっつけていた。祐輔の体温を感じながら勉強をする時間は楽しかった。

 期末試験が終わってテストが返ってきた。連日の試験勉強の成果が出て、伍良の成績は普段よりも高い。祐輔も上位に入る点数を取れた科目もあったようだ。これなら夏休みを補習で潰すことはない。
「夏休みの宿題も一緒にやらないか?」
「完全に気が抜けていたなぁ。祐輔がそう言ってくれるなら助かるよ」
 伍良は夏休みが終わる間際になって宿題に追われることが多い。試験が終わるとすっかり勉強のことが頭から抜けていたので、祐輔の申し出はありがたかった。
 その結果、喫茶店のバイトもあるので、夏休みになってもほぼ毎日祐輔と会っていた。昼間はバイトか小物作りをして、夜は宿題を一緒にやるという生活だ。サッカーをやってないのに忙しく充実した毎日を送っていた。
「ふわぁっ、明日は朝からバイトか。また来るのも手間だからそのまま泊まってくぞ」
 祐輔の家で夏休みの宿題をやった夜。伍良は眠くなって帰るのが面倒になった。どうせバイトでまた来なければならないのだ。
「う、うーん」
「返事が煮え切らないな。もう何度も泊まった仲だろ。困ったことでもあるのか?」
「ま、まぁ、伍良がいいなら構わないよ。おかしいなぁ、以前ならそんなに気にしなかったのに」
 不思議そうに祐輔は首を横に振っている。泊まっていいと聞いた瞬間、伍良はもう眠りかけていた。警戒心なんてない姿だ。
「そのまま寝られたら困る。せめてベッドに入ってくれよ」
「そうするかのぉ。お主はいい男じゃから、妾が隣に入ることを許そう」
「は、はぁ」
 伍良の意識が眠ったので、体の主導権が瑞穂に移っていた。伍良とは思えない喋り方と申し出に祐輔は戸惑っている。
「せめて服は脱ぐとするか。しわになっても困るからのぉ。今の季節では風邪を引くこともあるまい」
「え、ええっ!」
 瑞穂は伍良の服を脱ぎ始めた。慌てたような声で頬を赤くしながらも、祐輔は伍良の体だから目を離せない。
「はぁ、伍良のスタイルがまた良くなった気がする……」
「胸と尻が少し成長したからのぉ。それでは寝るぞ」
「うはぁ、生殺しもいいところだ……」
 瑞穂がベッドに入ってしばらく黙っていると布団が持ち上げられた。祐輔の荒い息遣いが聞こえる。瑞穂が薄く目を開くと男の影が伍良の体にかかっていた。
「ね、寝ているよな」
 伍良の下着姿を見ながら、祐輔は自慰に励んでいた。短い呻き声がして、独特の臭気が部屋に広がる。
「はぁ、はぁ、最低なことをした……」
(さすがに手は出さんか)
 若い男の控えめな行為を見て、瑞穂は微かな笑みを口元に浮かべていた。

 目覚めた時には手元が温かかった。ぼんやりしながら朝の目覚めを味わう。ゆっくりと目蓋を開いていくと室内の様子がいつもと違った。隣には至近距離に祐輔の顔がある。寝惚けていた頭が一気に覚醒して、伍良は布団から起き上がった。
「やばっ、寝る前のことを覚えていない」
 起きてみると下着姿だった。体は二人分の体温で汗ばんでいたが、特に変わったようなところはない。寝惚けていた拍子に一線を越えたかと焦ったが、祐輔が手を出したような気配はなかった。
「寝惚けていたから危機感なんてなかったな。相手が祐輔だったこともあるけど」
 何事もなくて安心したが、僅かに残念な気もした。伍良の呪われた体は男を求める傾向にある。たまに情欲が高まって、体が疼いてたまらないことがあった。
「うはぁ、俺が触っていたのは祐輔の股間か」
 手が温かいと思ったら祐輔の股間を押さえていた。朝勃ちして大きく膨れている。パジャマからにょっきりと先端が飛び出していた。伍良は思わず亀頭を見詰める。やけに喉が渇く。以前なら伍良も持っていたのに懐かしい代物だった。
「はぁ、はぁ、欲しくなる……」
 失われたモノを体が欲しがっていた。祐輔の股間に顔を近づけると独特の臭気を鼻の粘膜に感じる。異臭ではあるのだが、興奮するものがあった。祐輔が熟睡しているのをいいことに伍良の手はパジャマを下にずらしていた。
「……ごくっ、やっぱり大きいなぁ。これが俺の中に入ったらどう感じるんだろう」
 たまに体を慰めたことはあったが、常に物足りない気がした。伍良の体を蝕む女の呪いは男の精を求めているのだろう。子をたくさん産ませようと性交を強要してくるのだ。伍良は頬を火照らせながら、もぞもぞと太ももを擦り合わせていた。
「やばっ、我慢できそうにない」
 危ない気持ちが限界を突破しそうで、伍良は部屋から抜け出して浴室に向かった。まだ早い時間なので人の気配はしない。
「シャワーでも浴びて頭を冷やそう」
 艶かしい溜息を吐きながら、伍良は下着を脱いだ。パンツが湿り気を帯びている。秘所が疼いて愛液が漏れ出していた。

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そろそろ心まで完璧に女になるかな
待ち遠しい

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