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バレンタイン♡とらいあんぐる (小説版) <後編> ※倉塚りこさんの追加挿絵挿入!
原作:あむぁい&倉塚りこ
小説:ナナシノ @nanashino_TSF
http://www.pixiv.net/member.php?id=8821121
前編はこちら
■後編■
「ぐずっ・・・・・・ぐずっ・・・・・・」
寒空の下で少女が泣いていた。
酷い辱めを受けたのだ。
そして、もう一人の少女がひょっこり顔を覗かせる。
「なによぉ、女の子同士で胸揉んだくらいで・・・・・・ま、よかったわよヒロシ・・・・・・ううん、ヒロ子ちゃん!!」
「だ、誰がヒロ子ちゃんだ!! つーか俺は男だ!!!」
そう反論する『彼』の表情は、数時間前まで『男』だったとは思えないくらいだった。 今にも「私、もうお嫁に行けない!」なんて言い出しそうな顔である。
憧れの先輩に渡そうとしていた手作りチョコを、勝手につまみ食いした幼馴染に恨みを晴らして満足したのか、もう一人の少女、ユキは上機嫌だった。
「さぁて、気も済んだし今度こそ先輩に手作りチョコ渡すわよ~♪」
だが、ヒロ子・・・・・・もといヒロシはふと疑問に思った。
「なあ、手作りチョコ渡すって・・・・・・その女の子になっちまうチョコしか作ってないんだろ? そんなもん渡したら先輩が女の子になっちまって大変なんじゃねーか?」
「・・・・・・ああ、そっか!? 危うく先輩を女の子にしちゃうところだったよ。いや~、ヒロシがつまみ食いしてくれて良かったぁ~」
「全然良くねえよ!!」
ひたすらマイペースな少女である。
「でも、どうしよう・・・・・・確かに他のチョコ用意してないし・・・・・・ヒロシが女の子からチョコ貰ってるわけ無いから間に合わせもできないし・・・・・・」
「俺を使おうとするな!! ・・・・・・まあ、確かにチョコ貰ってないけど・・・・・・ぐずっ・・・・・・」
ヒロシが現実に打ち負けそうになっていると、長身で爽やかな顔をした青年が現れた。
「やあ、君たち。 こんなところで何しているんだい?」
「・・・・・・せ、せせせ・・・・・・先輩!!?」
☆
この青年こそユキの憧れている先輩である。
ユキやヒロシよりひとつ上の学年で運動部のエース。
容姿端麗、運動神経抜群、成績優秀で性格も普段は穏やかで優しい・・・・・・と、基本的に非の打ち所がない好青年。
「・・・・・・! キミ、可愛いね」
ナンパ癖があり、チャラい所を抜かせば、だが。
「先輩! あわわ・・・」
彼が声を掛けたのは目の前にいるユキでも、回りにいる他の女の子でもなかった。
彼の目に止まった人物。それは・・・・・・
「げっ? なんでお前が!」
女の子になった、ヒロシだった。
幼少の頃からの知り合いで、今も同じ部活に入っているヒロシにとって、先輩は良くも悪くも腐れ縁だった。
そんな男が急に抱きついたのだ。
「ちょ、ちょっと!? なにすんだよ、離せ!!」
傍から見れば男女だが、ヒロシにとって見れば男同士で抱き合ってるようなものなので、気分が悪いらしい。
先輩はというと、彼が知人の『男』だということに気づいていない。そればかりか・・・・・・
「君のこと、一目見て心を奪われたよ・・・・・・ああ、一目惚れさ!!」
「・・・・・・は?」
「う、うわあああああっっっ!!? せ、せせせ、先輩がヒロシに・・・・・・こ、告白―――!!?」

☆
「いやいやいや、先輩。俺ですよ俺!! アンタの後輩のヒロシだよ!! 男っすよ男!!」
「ふふふ、急な告白に動揺してるのかな・・・・・・君みたいな可愛い女の子が男のはずないじゃないか・・・・・・」
そう言いながら壁に手をやり、目の前にいる少女の姿をしたヒロシの顎をクイッっとあげた。
「・・・・・・なっ・・・・・・何この状況・・・・・・!?」
「はわわわわわわわわっっっ・・・・・・!!! 『壁ドン』+『顎クイ』だあああああああっっっっっ!!!! ちょっと前に流行ったやつだけど、先輩がやるとカッコイイいいいい!!! 私もして貰いたい!!!!」
憧れの先輩を目の前にしているせいか、ユキのテンションが異様に高い。
「解説してないで助けてくれよ!!」
「うるさい、この泥棒猫女!!! 私が好きな先輩に羨ましいことばかりして貰って・・・・・・!!」
「なら代わってくれ!! つーか俺は男だ!!」
そんな二人の会話が聞こえていないのか、グイグイとヒロシに詰め寄る先輩。
おかしい。いや、普段から言動が不思議な人物だが、今日の先輩はあまりにも周りが見えていない。
「・・・・・・あ、そういえば、あのチョコに入れた薬・・・・・・媚薬って言ってたよな・・・・・・つまり、惚れ薬ってこと!? もしかして・・・・・・俺がそれ食ったせいで先輩、俺に惚れやすくなっちまってるのか!!?」
「た、確かにそうかも!! 惚れ薬のせいならしょうがないよね。よかったぁ~私にまだチャンスがあるのか~」
「のんきなこと言ってないで本当に助けてくれ!!」
先輩はまるで恋愛ドラマか少女マンガ・・・・・・むしろ何かのミュージカルのように大げさに振る舞いながら
「これから2人でバレンタインを・・・・・・いや、永遠の時を過ごそう!! さあ、誓いのキスを!!」
「う、うわああああああああっっっ!!!!? ら、らめええええええ!!!?」
その唇を奪おうと迫る!!!
☆
そんな光景を目の当たりにしたユキも、流石に助けに入ることにした。
ヒロシを、と言うよりは憧れの先輩が女の子の唇を奪う所を見たくないだけである。
「あわわわわっっっ!! どうしよう、どうすれば・・・・・・! あ、そうだ。こうなったら・・・・・・!!! とりゃあぁぁ!!!!!」
「・・・・・・ふぐぅ!!?」
咄嗟に手元にあった媚薬入りのチョコを、先輩の口にねじ込んだ!!!
「んっ・・・・・・あっ・・・・・・なんだか身体が熱く・・・・・・んんっっ!!?」
すると、さっきのヒロシのように、先輩も・・・・・・髪が伸び、胸もお尻も膨らんで・・・・・・
「・・・・・・はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・こ、これは?」
可憐な女の子へと、変身した。
元々、整った顔立ちをしていたため、先輩の容姿は芸能人やモデルにも匹敵するほどの、スタイルもよく、長髪が似合う美少女になっていた。
思わず、ユキもヒロシも
「・・・・・・か、可愛い・・・・・・」
と見惚れてしまうほどである。

「・・・・・・はっ、でもこれでもう、大丈夫だよね!!」
女の子である自分がヒロシを見ても惚れなかった・・・・・・ってことは、女の子には効果がないのかもしれない!! そう思ってユキは先輩にチョコを食わせ、女の子にしたのだ。
効果は今日一日限りみたいだし、これで一件落着!!
・・・・・・と思ったのだが・・・・・・
何故か見つめ合う、女の子になったヒロシと先輩。
「ちょ、ちょっと二人とも・・・・・・?」
先輩はともかく、なんでヒロシも顔を赤らめて見つめてるの・・・・・・ま、まさか!!?
そう思った彼女の予感は、的中した。
「キスの続き・・・・・・いいかな?」
「先輩・・・・・・なんだか俺、急に・・・・・・先輩のこと見ると胸が熱くなってきちまって・・・・・・」
そう、元々男であった2人には媚薬の効果が影響したままだったのだ!!
「言葉遣いに気をつけなさいな。いま私たちは女の子なんですから・・・・・・」
「はい、先輩・・・・・・いえ、お姉様・・・・・・!!!」
なにかもう別世界に足を踏み入れてしまった2人。
「うわああああああああああっっっっっっっっっっ、収集つかなくなったああああああああああああああああああああっっっっっっっっっっ!!!!???」
一粒の不思議なチョコから始まったバレンタインは、こうして奇妙な三角関係を産み出したのだった。
「くっ・・・・・・!! こうなったら私もこのチョコ食べて二人をメロメロにしてやるもん!! うりゃああああああっっっっ!!!!」
この瞬間から彼女達3人は、この日の記憶が曖昧になったという。
☆
■エピローグ■
「・・・・・・というのが昨日、記憶がぶっ飛ぶくらいバカやってた、お前さん達の行動じゃ」
赤面して下を向き、老婆の前で正座する2人の少年少女。
顔が赤いのは足が痺れているから・・・・・・ではないだろう。
「ったく、幸いお前さん達の先輩も昨日のことは覚えとらんかったし、大事なかったから良かったものの・・・・・・あれほどこの媚薬は注意して使えといったのに・・・・・・」
「ごめん、お婆ちゃん・・・・・・」
「それにお前さんも、勝手に人が作ったものを食べるでない!!」
「す、すみません・・・・・・」
見ての通り、お説教である。
「まあ、これに懲りたら行動を慎むべきじゃな。ほれ、もう帰ってもいいぞ。親御さんにはウチで一泊してたと伝えてあるからの」
一日経って男に戻れたヒロシは、ユキに「じゃ、また明日な」と伝え、彼女の家族に礼を言うと家に帰っていった。
「ねーねーお婆ちゃん、私はー? もういいでしょー?」
「お前さんにはまだまだ言いたいことが山ほどあるわい!!!」
「えぇー・・・・・・!!?」
皆さんも、バレンタインの手作りチョコに媚薬を混ぜるときは、用法、用量を守って正しく使いましょう。
「お婆ちゃんとの約束じゃ!!」
(おしまい)
小説:ナナシノ @nanashino_TSF
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前編はこちら
■後編■
「ぐずっ・・・・・・ぐずっ・・・・・・」
寒空の下で少女が泣いていた。
酷い辱めを受けたのだ。
そして、もう一人の少女がひょっこり顔を覗かせる。
「なによぉ、女の子同士で胸揉んだくらいで・・・・・・ま、よかったわよヒロシ・・・・・・ううん、ヒロ子ちゃん!!」
「だ、誰がヒロ子ちゃんだ!! つーか俺は男だ!!!」
そう反論する『彼』の表情は、数時間前まで『男』だったとは思えないくらいだった。 今にも「私、もうお嫁に行けない!」なんて言い出しそうな顔である。
憧れの先輩に渡そうとしていた手作りチョコを、勝手につまみ食いした幼馴染に恨みを晴らして満足したのか、もう一人の少女、ユキは上機嫌だった。
「さぁて、気も済んだし今度こそ先輩に手作りチョコ渡すわよ~♪」
だが、ヒロ子・・・・・・もといヒロシはふと疑問に思った。
「なあ、手作りチョコ渡すって・・・・・・その女の子になっちまうチョコしか作ってないんだろ? そんなもん渡したら先輩が女の子になっちまって大変なんじゃねーか?」
「・・・・・・ああ、そっか!? 危うく先輩を女の子にしちゃうところだったよ。いや~、ヒロシがつまみ食いしてくれて良かったぁ~」
「全然良くねえよ!!」
ひたすらマイペースな少女である。
「でも、どうしよう・・・・・・確かに他のチョコ用意してないし・・・・・・ヒロシが女の子からチョコ貰ってるわけ無いから間に合わせもできないし・・・・・・」
「俺を使おうとするな!! ・・・・・・まあ、確かにチョコ貰ってないけど・・・・・・ぐずっ・・・・・・」
ヒロシが現実に打ち負けそうになっていると、長身で爽やかな顔をした青年が現れた。
「やあ、君たち。 こんなところで何しているんだい?」
「・・・・・・せ、せせせ・・・・・・先輩!!?」
☆
この青年こそユキの憧れている先輩である。
ユキやヒロシよりひとつ上の学年で運動部のエース。
容姿端麗、運動神経抜群、成績優秀で性格も普段は穏やかで優しい・・・・・・と、基本的に非の打ち所がない好青年。
「・・・・・・! キミ、可愛いね」
ナンパ癖があり、チャラい所を抜かせば、だが。
「先輩! あわわ・・・」
彼が声を掛けたのは目の前にいるユキでも、回りにいる他の女の子でもなかった。
彼の目に止まった人物。それは・・・・・・
「げっ? なんでお前が!」
女の子になった、ヒロシだった。
幼少の頃からの知り合いで、今も同じ部活に入っているヒロシにとって、先輩は良くも悪くも腐れ縁だった。
そんな男が急に抱きついたのだ。
「ちょ、ちょっと!? なにすんだよ、離せ!!」
傍から見れば男女だが、ヒロシにとって見れば男同士で抱き合ってるようなものなので、気分が悪いらしい。
先輩はというと、彼が知人の『男』だということに気づいていない。そればかりか・・・・・・
「君のこと、一目見て心を奪われたよ・・・・・・ああ、一目惚れさ!!」
「・・・・・・は?」
「う、うわあああああっっっ!!? せ、せせせ、先輩がヒロシに・・・・・・こ、告白―――!!?」

☆
「いやいやいや、先輩。俺ですよ俺!! アンタの後輩のヒロシだよ!! 男っすよ男!!」
「ふふふ、急な告白に動揺してるのかな・・・・・・君みたいな可愛い女の子が男のはずないじゃないか・・・・・・」
そう言いながら壁に手をやり、目の前にいる少女の姿をしたヒロシの顎をクイッっとあげた。
「・・・・・・なっ・・・・・・何この状況・・・・・・!?」
「はわわわわわわわわっっっ・・・・・・!!! 『壁ドン』+『顎クイ』だあああああああっっっっっ!!!! ちょっと前に流行ったやつだけど、先輩がやるとカッコイイいいいい!!! 私もして貰いたい!!!!」
憧れの先輩を目の前にしているせいか、ユキのテンションが異様に高い。
「解説してないで助けてくれよ!!」
「うるさい、この泥棒猫女!!! 私が好きな先輩に羨ましいことばかりして貰って・・・・・・!!」
「なら代わってくれ!! つーか俺は男だ!!」
そんな二人の会話が聞こえていないのか、グイグイとヒロシに詰め寄る先輩。
おかしい。いや、普段から言動が不思議な人物だが、今日の先輩はあまりにも周りが見えていない。
「・・・・・・あ、そういえば、あのチョコに入れた薬・・・・・・媚薬って言ってたよな・・・・・・つまり、惚れ薬ってこと!? もしかして・・・・・・俺がそれ食ったせいで先輩、俺に惚れやすくなっちまってるのか!!?」
「た、確かにそうかも!! 惚れ薬のせいならしょうがないよね。よかったぁ~私にまだチャンスがあるのか~」
「のんきなこと言ってないで本当に助けてくれ!!」
先輩はまるで恋愛ドラマか少女マンガ・・・・・・むしろ何かのミュージカルのように大げさに振る舞いながら
「これから2人でバレンタインを・・・・・・いや、永遠の時を過ごそう!! さあ、誓いのキスを!!」
「う、うわああああああああっっっ!!!!? ら、らめええええええ!!!?」
その唇を奪おうと迫る!!!
☆
そんな光景を目の当たりにしたユキも、流石に助けに入ることにした。
ヒロシを、と言うよりは憧れの先輩が女の子の唇を奪う所を見たくないだけである。
「あわわわわっっっ!! どうしよう、どうすれば・・・・・・! あ、そうだ。こうなったら・・・・・・!!! とりゃあぁぁ!!!!!」
「・・・・・・ふぐぅ!!?」
咄嗟に手元にあった媚薬入りのチョコを、先輩の口にねじ込んだ!!!
「んっ・・・・・・あっ・・・・・・なんだか身体が熱く・・・・・・んんっっ!!?」
すると、さっきのヒロシのように、先輩も・・・・・・髪が伸び、胸もお尻も膨らんで・・・・・・
「・・・・・・はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・こ、これは?」
可憐な女の子へと、変身した。
元々、整った顔立ちをしていたため、先輩の容姿は芸能人やモデルにも匹敵するほどの、スタイルもよく、長髪が似合う美少女になっていた。
思わず、ユキもヒロシも
「・・・・・・か、可愛い・・・・・・」
と見惚れてしまうほどである。

「・・・・・・はっ、でもこれでもう、大丈夫だよね!!」
女の子である自分がヒロシを見ても惚れなかった・・・・・・ってことは、女の子には効果がないのかもしれない!! そう思ってユキは先輩にチョコを食わせ、女の子にしたのだ。
効果は今日一日限りみたいだし、これで一件落着!!
・・・・・・と思ったのだが・・・・・・
何故か見つめ合う、女の子になったヒロシと先輩。
「ちょ、ちょっと二人とも・・・・・・?」
先輩はともかく、なんでヒロシも顔を赤らめて見つめてるの・・・・・・ま、まさか!!?
そう思った彼女の予感は、的中した。
「キスの続き・・・・・・いいかな?」
「先輩・・・・・・なんだか俺、急に・・・・・・先輩のこと見ると胸が熱くなってきちまって・・・・・・」
そう、元々男であった2人には媚薬の効果が影響したままだったのだ!!
「言葉遣いに気をつけなさいな。いま私たちは女の子なんですから・・・・・・」
「はい、先輩・・・・・・いえ、お姉様・・・・・・!!!」
なにかもう別世界に足を踏み入れてしまった2人。
「うわああああああああああっっっっっっっっっっ、収集つかなくなったああああああああああああああああああああっっっっっっっっっっ!!!!???」
一粒の不思議なチョコから始まったバレンタインは、こうして奇妙な三角関係を産み出したのだった。
「くっ・・・・・・!! こうなったら私もこのチョコ食べて二人をメロメロにしてやるもん!! うりゃああああああっっっっ!!!!」
この瞬間から彼女達3人は、この日の記憶が曖昧になったという。
☆
■エピローグ■
「・・・・・・というのが昨日、記憶がぶっ飛ぶくらいバカやってた、お前さん達の行動じゃ」
赤面して下を向き、老婆の前で正座する2人の少年少女。
顔が赤いのは足が痺れているから・・・・・・ではないだろう。
「ったく、幸いお前さん達の先輩も昨日のことは覚えとらんかったし、大事なかったから良かったものの・・・・・・あれほどこの媚薬は注意して使えといったのに・・・・・・」
「ごめん、お婆ちゃん・・・・・・」
「それにお前さんも、勝手に人が作ったものを食べるでない!!」
「す、すみません・・・・・・」
見ての通り、お説教である。
「まあ、これに懲りたら行動を慎むべきじゃな。ほれ、もう帰ってもいいぞ。親御さんにはウチで一泊してたと伝えてあるからの」
一日経って男に戻れたヒロシは、ユキに「じゃ、また明日な」と伝え、彼女の家族に礼を言うと家に帰っていった。
「ねーねーお婆ちゃん、私はー? もういいでしょー?」
「お前さんにはまだまだ言いたいことが山ほどあるわい!!!」
「えぇー・・・・・・!!?」
皆さんも、バレンタインの手作りチョコに媚薬を混ぜるときは、用法、用量を守って正しく使いましょう。
「お婆ちゃんとの約束じゃ!!」
(おしまい)
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