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アスランとナタリー ~策謀の秩序~ by.黒い枕&松園 〈5-2〉


王都での騒動から、早くも数ヶ月が過ぎていた。
その間にも追っ手を振り切りながら、取り敢えずはアスランとナタリーの魂――さらに言えばナナミの体――を元に戻す方法を探し求め、四人はとある古びた神殿へと来ていた。
「ね、ねぇ……本当にするの?こんな……場所で?」
第一の目的は、三人が元に戻せる魔法や、マジックアイテム作成に必要な鉱物の探索。
第二の目的は、旅の資金調達。
一つ目は見事に空振りであったものの、二つ目の目的に関しては、そこそこ金目の物を見つけられた。
だから、本来ならばさっさと退散するのが普通なのだが――。
(ううっ……は、恥ずかしぃッッ!)
首筋にくすぐったい感触が巻き起こる。
仲間の一人であるナナミが、鼻先を擦りつけて来たのだ。
「何言ってんだよ……逆にこう言う場所だから燃えるんだろ?」
「ひゃんっ!」
先程、打倒したダンジョンのボス――吸血鬼――が使用していたであろう豪勢なベッドの上で、不謹慎にも、軽口を叩きながらナナミが、アスランのお尻を撫で回す。
「あ、アスラン……ナターシャ!お願い……止めて!ナナミを!えっ……エリオットを……止めて!」
自分では退けられないので、残りのメンバーに助けを求める。
しかし、返って来たのは冷ややかな対応だった。
「先に戻るけどほどほどにしなさいよ?」
「そうそう。夜にも楽しむんだから――三ラウンドだな。それ以上はやめとけよ」
「ひどい……助けなさいよぉ!ば、ばかぁ!んあっ……んんっ!」
耳元でキャンキャンと吠えたのが悪かったのか。
悲鳴のような声を発する唇が、ナナミの分厚い唇で塞がれた。
(あ、ああン――なんで、こんなことに……!)
口付けによる甘い痺れが脳裏を満たす。
まるで頭に湧き上がった疑問も、不安も塗り潰すかのように。
「はいはい。分かってる……まあ少し楽しんだら追いかけるからさ」
「それじゃあ行きましょうか、アスラン」
「ああ……そうだ」
やはりここに彼の味方など存在しない。
金目の物をリュックに仕舞うと、ナターシャも、ナタリーも出口に向かって歩き始める。
ぴちゃ、ぬちゃ。
目の前の人物が、頬に蠢く舌を擦り付けた。
「な、ナナミ……はぅんん!」
「ナナミじゃないだろ?今の俺は……エリオットだよ。ナタリー……!」
「あっ、ああ――!」
荒々しく胸を撫で回されながら、首筋にも舌が踊り掛かってくる。
甘く切ない疼きと共に、歯痒いネバつき感が、息詰まる興奮を齎した。
(ああっ!すっかり男だわ、ナナミ!もう新しい名前にも――エリオットって言う名前にも慣れているし……あはンン!)
一度でも『男』と『女』と言う性別の境界を踏み越えてしまった罰なのだろうか。
毎日のように情事を繰り返すたびにナナミも、ナタリーも、その魂の本質さえも男であるかのように振る舞い始めた。
今ではもう恥ずかしがることなく、アスランの艶かしい女体を求めてくるのだ。
「え、エリオット!んあっ、ああ――!」
「はぁ、はあ……やっぱり気持ちいい……チチだなぁ!くっくく!」
「ああ!」
特にナナミの変化は、劇的だった。
男の身体に合わせるように、その中身も粗暴な男の人格へと変貌している。
それこそ生まれた時から『エリオット』と言う男だったみたいに振る舞うのだ。
「うう!へ、変態……っ!!」
「うるせぇ!そう言うナタリーだって……十分に変態じゃないか!」
「んっ――あっ、ン!」
そう言われてしまうと、言葉が詰まってしまう。
巨大なバストを捏ね繰り回されるだけで、甘い悲鳴を上げていることもそうなのだが、ナナミやナタリーに犯されるたびに、彼自身もまた女の子のような仕草と口調が自然と身に付いている有様なのだ。
薬も、魔法も使っていない。
けれども、女の快感によってアスランは徐々に認め始めていたのだ。
自身がひとりのナタリーと言う名の『女』であると言うことを。
「柔らかいなナタリーの体は!すごくイヤらしい肉付きだ!」
「は、恥ずかしいこと!い、言わないでぇ……!んぁ、あぁ……!」
今ではもう仲間たちに本来の名前で呼ばれることも殆どない。
なのに、なぜだろうか。
『ナタリー』と呼ばれる度に、背徳的な喜びが胸の中で育ってゆく。
(ああ!女になるのが嫌で!元に戻りたいから逃げてきたのに――ナナミ……いえ、エリオットやアスランに抱かれるたびに……私は女なんだって思っちゃう!)
今だって、そうだ。
本気で拒めばナナミも、ナタリーも無理強いはしないのに、どこかで彼女らとの情事を期待している自分が存在するのだ。
なんて――イヤラシ、イヤらしい『女』なのだろうか。
『うふふ……どうせ直ぐに発情して、甘えちゃうんだから。ダーリンにお願いしちゃいなさいよ!』
「べ、ベアトリス……あっ、ああン!おっぱい……い、弄られて……ひゃン!」
文字通り一心同体になったベアトリスが、優しく諭して来る。
意地になる必要がないと少しでも思ってしまう、と……。
(あっ、ああ――私のナカが、すごく熱い!なんて、イヤらしいのっ!くふンン――!)
ギュルン、ギュルン。
男のペニスを受け入れる準備が、早々に完了した子宮。その神聖な壺型性器が破廉恥な音を立てながら、蠢いている。
(おっぱい!ちくびぃ!電気が……走りっぱなしだよぉ!)
アスランの一際巨大な乳房が荒々しく揉み砕かれて、甘美な快感の波が全身を包み込む。
頭の先は無論の事、むっちりとした尻房さえもピクピクと震わし、切なげな表情で悶える。
ぷしゅっ、と熱い疼き捲る牝肉唇より、悩ましい汁が噴き零れた。
(べ、ベアトリスの言う通りだ、わぁああ!あっ、ああ!わたしは……お、おんなぁ!おんななの!だ、だから……え、エリオットに!だ、抱かれたい!優しく!!)
艶めかしい体臭が上気する雪肌を、逞しい男の体に押し付ける。
「あんっ……エリオット!や……優しくして!」
甲高い音色で、アスランは甘えた。
すると、頭を撫でながら、ナナミが頬にキスを当てる。
「可愛い……その姿も、すっごくイヤらしくて!」
「うあっ、ちょっ――と!ば、馬鹿なことい、言わないでよ!」
頭部に生えている慣れない部分を――獣耳を弄りながら、ナナミが囁いた。
(可愛いなんて……言われても……うっ!嬉しくないんだから!)
うそ。
本当は、胸がドキドキするほど嬉しかった。
頬は恍惚の表情を刻み、お尻から生えている獣の尻尾が、左右に揺れ動いた。
「さあ……俺をもっと楽しませてくれ。子犬ちゃん」
「こ、子犬って……ばか。だから……変な風に……呼ばないでよ!あっ、ああ!」
嬉しさと恥ずかしさに苛んで、アスランは頬を可憐に赤らめる。
ぷいっ、と目線を一時的に逃がす。
すると、部屋の隅に置かれた姿見に瞳が引き込まれてしまった。
(……あっ!これが……今の私の姿なんだよね……!こ、こんなイヤらしいメスっ……牝イヌの姿をしたのがわ、わたし……ああっ!だめぇ、どうしても…興奮しちゃゥ!)
犬の耳と尻尾を生やし、体には犬の毛を模した衣装――布地は極端に少ない――が、豊満な肉体に張り付いている。
そして、首は鉄製のリングによって拘束されていた。
野獣の動きと、強靭な嗅覚が備わる衣装と姿らしいが、どう見ても淫らな店で働く娘でしかない。
(ああ!こんな恰好させられて!おっぱいも、お腹も!お、お尻や股間だって丸見えのなのに!皆に女の子として変態な目で見られちゃうのに!わ、わたし――それが気持ち良くなちゃってる!ああ汗が止まらない!喉が渇いて!息が苦しいし……こ、股間が嫌な汁でびちゃびちゃだぁああ!!)
事実、彼の身体能力を高めると言うのは建前に過ぎない。
単に仲間たちが、このエッチな姿のアスランに劣情を募らせたいだけなのだ。
「……こんな格好ばっかりさせて」
思わず眉を曇らせ、愚痴をこぼす。
「ん、その姿のことか?……そう言いながらもナタリー。お前だってイヤじゃないんだろ?なぁ?」
「んっ……だって恥ずかしいわよ!こんな姿……少しは普通の格好で冒険を――って言うか、セックスさせてよね!!…………あっ…………あああッ!?」
「え?」
完全に油断していた。
瑞々しく潤った唇より、アスランは本音を漏らしてしまう。
途端、ナナミが意地悪く笑って――。
「ぷっ……あはは!そうか、そうか!セックスはして欲しいのか、ナタリーは!」
「ち、違うの!今のは言い間違えただけ――私は、はぅンン!」
ナナミの両の手のひらが、優しく双乳を揺さぶった。
そして、房を握り潰しながら、頂点の肉芽にも指を当ててくる。
「んっ、んん――!」
はしたない声が、勝手に漏れる。
おっぱいより生じた甘い当惑に、理性が痺れてゆくのを感じ取った。
(は、反則……よぉお!)
硬く尖った乳首。
くりくり、と衣服の上から弄られると、全身が悶えるほどの歓喜が巻き起こる。
「あっ、あん!ゆるしてぇ――ひぃ、ンン!」
ナナミの愛撫より、逃れる術などありはしない。
乳房がぎゅうっと絞られて、乳首を布地より引っ張りだされた。
そして、凶悪的に冷たいベロの先端を当ててくる。
「――んほぉ!ああっ!!」
特盛バストの先より、途方もない喜悦が迸る。
思わず息を詰まらせ、びくん、びくん、と背中を仰け反らせた。
「え、エリオットぉ……やめ!んんっ……!」
ぴちゃ、ぬちゃ……くちゃ、ぺろり!
「お、おほぉお!んんっ!」
下品に聞こえる破廉恥声で、アスランは喜びに啜り泣いた。

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