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[PR] 広島 美容外科 オフィス家具 買取 あむぁいおかし製作所 水曜イラスト企画 絵師:シガハナコさん(29) 仮名:アオイ♂/クダン♀
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水曜イラスト企画 絵師:シガハナコさん(29) 仮名:アオイ♂/クダン♀

名無しのゴンベエ さんのリクエストで描いてもらったキャラクターです。
 
絵師:シガハナコ

ss.jpg

水曜イラスト企画の説明はこちら。毎週1枚キャライラストをUPします。

本キャラを主人公/脇役にしたSSを募集しています。コメント欄に書き込んでください。(事故を防ぐため別途ローカル保存推奨)追加イラストを希望する場合は希望シーンに<イラスト希望>と書き込んでください。私が了承し、絵師さんも乗った場合はイラストの作成を開始します。

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ああ、やっとプロローグが終わった…。すいません遅筆なもので・・

牛上家の子供

何より目が離せないのが、この少女の瞳だった。それはまさしく異形の瞳だった。


そこには光彩は無く、わずかな白目も見当たらない。ただ闇よりも深い漆黒の瞳が、こちらに向けられていた。そのままこの美少女は大きな鏡をバックに座り、こちらを向いてうっすらと笑っている…。


まるで逆に向こう側から、自分の心の全ての内を覗かれるような感覚に襲われた。そうさせるだけの力が、この目にはあった。


乙女の淡い真心や、人間の希望あふれる情熱など、微塵もなかった。その瞳にあるのは純粋なる悪意、無限に広がる巨大な深淵であった。


幼い頃見たトラウマが、大人になってもなかなか忘れられないのと同様に、一目見たこの美少女の暗黒は決して頭から離れようとはしなかった。


たとえばこの写真を一目見たとして、少し長く目をつぶっていたとして、顔の輪郭や髪形、着物の模様など、細かいことは忘れたとしても、この瞳だけは忘れられない。自分の中にある恐怖という恐怖が警鐘を鳴らした。

もう結構です、と屋敷の主人に写真を返した。精神科医としてどう診断するべきか、今の私には分からなかった。

「私には…まだ判断しかねません。だがこの娘に関しては、なにやら尋常ならざる事が起きているのは確かなようですな…。何があったのでしょう?どうか要点だけでも教えてもらえないでしょうか?」

ふと気づけば主人は俯きながら目の前に組んだ手を震わせている。その恐怖の視線の先には、やはりあの美少女があった。何度か口を激しくパクパク動かすと、重苦しく話し始めた。

「一体全体どう話せばよいやら…。一言で言うならば、全てが歪んでおりました……。この娘に関することは何もかもが…出生も、性格も、血液関係も、


その肉体さえもが歪んでおりました…」

「肉体が…?」

主人が言った言葉に、私は思わず首をひねった。主人は顔を上げると、次に信じられない言葉を言った。

「先生、あなたは耳を疑うかもしれません。いや、信じなくてもそれが当たり前なのでしょう…。

先生、この娘は元々いたって普通の━━



少年でした…」

ここまでのところをblog-entry-19795
にあげました。

私たちは適当に挨拶を済ませた。

「先生、この度は亡き父の知り合いと言うことでこんな山奥に相談に来ていただいて本当に有難うございます…!」

「いえ、人の苦しみにともに向かい合うのが精神科医としての仕事ですから…」

そう言ってお互いに頭を下げたとき、屋敷の主人は懐から一枚の写真を出して私に見せた。

「では、さっそくなのですが…、先生にこの写真の娘を診ていただきたいのです…」

心なしかその写真を持つ主人の手は酷く震えていた。この世にあらざる何かを見たかのように顔面蒼白になって私に差し出した。これまで、精神病患者の親族を見てきた事があったが、どうも見た限り末期的か、あるいはそれ以上なようであった。

しかし、私が訝しげにその写真を覗き込んだ時、その震えの意味が分かった。その姿を見た瞬間、身体中の血液という血液が逆流し、皮膚という皮膚が鳥肌を立てた。

隠すまでもない。それが冒頭、私が恐ろしいと感じた少女の写真だった。

絹のような白い肌。肩まで伸びる透き通った黒髪。端正な顔立ちに、華奢な身体。桃色の着物を羽織るそれは、まさしく美少女と言っても過言ではなかった。

しかし、何処か様子が違った。

まず写真の移された場所が変だった。コンクリートの壁に囲まれた部屋には窓がなく、無限に広がる暗闇にわずかに残された蝋燭の光だけが、そこに移された美少女の姿を私にとらえさせた。

「ここは……まさか」

「はい、我が牛神家の座敷牢でございます…」

「━━━━━!!」

私は言葉を失った。私的な理由で対象を閉じ込め、外界との接触を一切遮断する施設。下手すれば監禁罪で逮捕される代物である。電気が普及し始めた昭和頃には消えていったはずの座敷牢が、まさか平成の世に残っていたとは…。唖然とする私だったが、映る少女の最大の恐ろしさは、決して座敷牢などではなかった。

真に恐ろしいのは、座敷牢に閉じ込められた美しい少女自身だった。

牛上家の子供

恐ろしい。

この少女が恐ろしい。

私は写真を見てそう思った。



春の新芽が吹き始めたころ、私は旧帝大の精神科医としてある山の中の田舎町に来ていた。

田舎とは文字通り田舎で、車を持たない私が町の移動手段に考えていたタクシーは走っておらず、都市部経由の電車も二日に一度しか無かった。

道行けばかつては運営していたであろう酒屋、タバコ屋は息をひそめ、駄菓子屋に至っては瓶コーラ自販機が故障していた。

一先ず最寄りの、酷く天井の低い定食屋で一服着いたとき、目的地まで迷わずたどり着けるか不安になってしまった。

春の日差しを受けながら、道行く人に何度も道を尋ねた。中には自転車を引く高校生もいて、坂道を歩きながら流行のスマホのゲームについて喋っているのを見かけた。

どうやら過疎化が進んでいるとは言えども、まだ町に活気は残っているようだ。

そんなことを考えながら私は足を動かした。曲がりくねった林道を何とかして歩ききると、ようやく私の目的地に着いた。

山中の田舎町に存在する、この地域で一番の権力を持つ富豪の家、牛上家の屋敷だった。石造りの高い塀に囲まれた建物はまるで要塞のようだった。

チャイムを鳴らすと昭和風の女中が応対した。そのまま流れるように屋敷の応接間に案内され、ソファに座った私にお茶を差し出し、すぐに引っ込んでいった。

お茶を啜りながら待っていると、しばらくしてこの屋敷の主人と見受けられる中年の男が入ってきた。私を見ると安堵の表情を浮かべていたが、何処か血色の悪い表情だった。

牛上家の子供

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