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【投稿小説】牛上家の子供 ②

作.名無しのゴンベエ
イメージキャラ作成:シガハナコ

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何より目が離せないのが、この少女の瞳だった。それはまさしく異形の瞳だった。


そこには光彩は無く、わずかな白目も見当たらない。ただ闇よりも深い漆黒の瞳が、こちらに向けられていた。そのままこの美少女は大きな鏡をバックに座り、こちらを向いてうっすらと笑っている…。


まるで逆に向こう側から、自分の心の全ての内を覗かれるような感覚に襲われた。そうさせるだけの力が、この目にはあった。


乙女の淡い真心や、人間の希望あふれる情熱など、微塵もなかった。その瞳にあるのは純粋なる悪意、無限に広がる巨大な深淵であった。


幼い頃見たトラウマが、大人になってもなかなか忘れられないのと同様に、一目見たこの美少女の暗黒は決して頭から離れようとはしなかった。


たとえばこの写真を一目見たとして、少し長く目をつぶっていたとして、顔の輪郭や髪形、着物の模様など、細かいことは忘れたとしても、この瞳だけは忘れられない。自分の中にある恐怖という恐怖が警鐘を鳴らした。

もう結構です、と屋敷の主人に写真を返した。精神科医としてどう診断するべきか、今の私には分からなかった。

「私には…まだ判断しかねません。だがこの娘に関しては、なにやら尋常ならざる事が起きているのは確かなようですな…。何があったのでしょう?どうか要点だけでも教えてもらえないでしょうか?」

ふと気づけば主人は俯きながら目の前に組んだ手を震わせている。その恐怖の視線の先には、やはりあの美少女があった。何度か口を激しくパクパク動かすと、重苦しく話し始めた。

「一体全体どう話せばよいやら…。一言で言うならば、全てが歪んでおりました……。この娘に関することは何もかもが…出生も、性格も、血液関係も、


その肉体さえもが歪んでおりました…」

「肉体が…?」

主人が言った言葉に、私は思わず首をひねった。主人は顔を上げると、次に信じられない言葉を言った。

「先生、あなたは耳を疑うかもしれません。いや、信じなくてもそれが当たり前なのでしょう…。

先生、この娘は元々いたって普通の━━



少年でした…」

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