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特別捜査官間藤衛次の受難 3-1

<3-1>

……二年後。

ひとりの『女性』が、特別捜査官の部屋の前で立って居た。
女性といっても、そこまで大人ではない。
いや、確かに肉体は蠱惑的なほど肉感に溢れ――特に胸元は、馬鹿々々しいほど巨大な乳房であった。たぷんッ、と盛大に波打っている。
短いスカートから零れ出ている太腿は、男だったら食らい付きたいほど、むっちりと震えていた。
臀部の形も、誰が見ても安産型だと分かる。途轍もなく見事な美尻。
近くを通る男性の視線が、Gカップを軽く超えている乳房か、柔らかく浮き出た尻房か……そのどちらを観察しようかと迷うほど、完熟された肢体。
だが、それでも……大人と断言は出来ないだろう。
「…………」
唇を噛み締め、扉の前で立ち尽くす。
精一杯に強張っているつもりなのだが、大きな黒目。幼さの残る童顔。
迫力というものが欠片もない、女子高校生としか思えない若々しい美貌だ。
身に纏っている服が――婦警の制服が、陳腐なコスプレにしか見えないほど、その顔は妖精か、人形のように、とても可愛らしい。
(――覚悟を決めろ。これが……これが、僕の……いや、”ワタシ“の第一歩なんだっ!!)
固唾を呑み、首に下げたIDカードを使い、扉を開ける。
そして……視線の雨に晒されながら、慣れ親しんだ、嘗ての職場に歩を進めた。
「……っ」
たぷるん、ぷるん、と波打つ爆乳に突き刺さる視線に堪えながら、揺れ動くスカートの感触に頬をカァと赤らめながら――よたよたと危なげな足取りで、突き進む。
「――では、皆に紹介する。今度から……ここを手伝う」
特別捜査官を纏め上げる警部の声に、出来る限りの笑みを浮かべる。
胸元で、有りえないほど巨大な肉房が激しく揺れ弾み……首に掛けていたIDカードも、派手に揺れ跳ねた。

そこには――こう記載されていた。

≪――”峰 円香”――≫

それこそが、彼女の名前だった。

「みっ……峰 円香と言います。本日から皆様の手伝いをすることになりました。よっ、宜しくお願いします!」

黒髪を揺らし、大きな瞳で、にっこりと微笑む。
すると、厳つい顔の捜査官たちは、一斉に鼻の下を伸ばした。
もっとも……。
「……以上だ。皆仕事に戻ってくれ」
「……人手不足とは言え。こんな娘に手伝って貰って大丈夫なんですかねぇ……」
大きな声で不満を口にする者がいた。
(まぁ、そうだよなぁ……)
気持ちは分かる。
見た目、女子高校生か、良くて女子大生にしか見えない――おまけに箱入り娘のような無垢な美貌の――娘なのだ。
能力を疑うのは当然だ。
しかも、二年前には内通者のせいで複数の殉職者を出しているだけに、用心深いのは、むしろ、偉い。……筈だった。
「山根、言いたいことがあるならはっきり言え……」
「……いえ、警部が決めたことならオレはいいですよ。それに――まどかちゃん。ちょー可愛し、オレは大歓迎!じゃあ、宜しくね!まどかちゃん!」
「ひゃあっ!」
警部の睨みに、呆気なく意見を引っ込めた捜査官は、擦れ違いざまに円香の尻を撫でた。
セクハラだ。
それも尻の房に指を深々と食い込ませる、冗談では許されないレベルであった。
もっとも……。
(こ、この男はぁああ――さっき感心したのは撤回だ!この馬鹿っ!!)
怒りを胸の内に仕舞い込み、天使の微笑みを浮かべ、円香は苦言を漏らす。
「も、もう……やめて下さい。山根……さん。セクハラ……セクハラですよっ!」
「いいじゃん、いいじゃん。円香ちゃん、胸だけでなく尻もちょーエッチィんだからっ!……ねぇ、真面目な話。俺と付き合わない――あいたッ!?」
この職場に不釣り合いなナンパ師のような刑事は、先輩に頭を叩かれた。
「馬鹿やっていないで行くぞ!このセクハラ野郎っ!それと、円香ちゃん……今日の週末に歓迎会するから、お酒飲める?」
「必ず、着てくれよ――じゃあ、詳しい話はまた後で!」
「わっ、分かりました」
「ううう……歓迎会で返事……聞かせてね!」
「…………っ」
ぎゅっ。
密かに拳を握る円香の前で、捜査官たちが駆け足で仕事に向かう。
ある者は書類作成、ある物は現場へ。
そして……。
「……大丈夫か?まどう……じゃないっ、峰……くん」
「……は、い。大丈夫です……一ノ瀬警部」
仕事に励む彼らを見やり、遣る瀬無い気持ちが胸を満たす。
誤魔化したつもりだが、この上司には――円香の事情を知っている一ノ瀬は、部下の変調を直に察した。
「……私の部屋に来なさい」
「……了解しました」
上司からの命令に……婦警は素直に従った。





ぱたんっ、と背後で扉が閉まる。
それを合図に、婦警は深い溜め息を漏らした。
「――はぁああ」
たぷんっ、と目立って極まりない爆乳が揺れ弾む。
婦警の制服が、ぶちっ、と裂けそうになった。
(……最悪だ。初日から……はぁああっ)
世界中の不幸が一斉に降り掛かったように、小さな美貌を曇らせる。
「……やはり、無理じゃないのか?」
「い、いえ……やります!やらせて下さい……!」
ばんっ。
思わず机を叩き、上司からの助言を拒む。
だが、警部はさらに唇を尖らせ、釘を刺して来た。
「そうは言うが……明らかに無理だろ。今の君では……峰円香では――」
「…………っ」
純然たる事実を尊敬する上司に突き付けられて、円香は声を詰まらせる。
(そ、そんなことは分かってる!けど……それでも僕は――っ!)
思わず叫びそうになった唇を噛み締め、ブルブルと遣る瀬無い怒りに震えた。
(くそっ、くそぉ……違うのに。こんな女の体は……僕じゃないのにぃ!)
お淑やかで、ほっそりとした指。
痛みが発生するほど強く、激しく拳を握り締める。
揺れ弾む常識外れの乳房。完熟したメロンを連想させる肉感たっぷりの美尻。
そして、股間には女の証が――女陰が、存在している。
自身の体の筈なのに、気恥ずかしさが拭えなかった。
「……だ、大丈夫です。わたしは……大丈夫……や、やれますっ!」
誰が見ても嘘だと分かる強がりを、円香は口にした。
「…………ふぅ。しかし……こうして見ても未だに信じられないよ。キミが――」
聞き分けのない娘への説得を諦めた父親のように、警部が頭を振る。そして……。
「あの……間藤衛次だとは。いや、生きていてくれたのは……嬉しいのだが……」
円香の――『本当の名前』を漏らした。
「……警部」
胸を騒めかせるのは、歓喜の気持ち。
その名を呼ばれて嬉しくない訳がなく――けれども、今は呼ばれる訳にはいかなくて、円香喜びに輝かせた顔を直に歪ませ、苦言した。
「だ、大丈夫なのですか……?私の名前を漏らしても……誰かに気付かれるのでは?」
「なに、構わないさ。内通者は掴まえたし……キミの体のことは極秘そのものだ。事情を知る関係者以外で峰円香と、殉職した捜査官……間藤衛次が同一人物だと考える奴などいない。例えホームズや、ポアロでも、ね」
ミステリー好きな警部は、名探偵の名を例に、正体がバレる危険性の低さを説く。
だが、その一方で――。
「……ただ、キミをそんな姿に変えた組織は別だ。警戒し過ぎるのは心身ともに支障をきたすが……それでも重々に気を付けるんだ」
「はい。警部……。警部には……頭を下げるばかりです」
危うい、かつ、複雑な円香の立場を思い、助言する。
その心遣いに、じんっ、と胸が痺れた。
(まったく、この人は……本当に素晴らしい人だ。この人が居なければ……僕はどうなっていたんだろう――?)
円香は……いや、薬品により女へと変えられて、性奴隷として売られる寸前だった捜査官――『間藤衛次』は生きていた。
魅惑の肢体と、愛らしい美貌をそのままに、救助されていたのである。
全ては目前の上司が、成した奇跡。
執念の成果だった。
「一ノ瀬警部――本当にありがとう御座いました。私がこうして生きて居られるのも……そして、こうして婦警としてですが……職場に戻れるのも……全て貴方のお蔭ですっ!」
『よせ、照れるじゃないか』とほのかに頬を染め、顔を逸らす警部。
自身の感謝がどれほど伝わっているのか分からないが、相も変わらず生真面目な一ノ瀬の姿に、くすり、と円香は笑みを浮かべた
(まったく、この人は――たった一人で内通者を掴まえて、僕が捕らえられた場所を突き止めてしまったんだから、もっと自分を評価すればいいのに……!)
信頼できる部下を失いながらも、一人で内部調査を突き詰め、遂に内通者を捕らえた警部は、その勢いのままに監禁されていた円香の場所をも発見――突入。
ボスこそ逃がしたものの、組織員をかなり検挙し、組織に大打撃を与えた。
そして、疲弊しきったひとりの女性を助け出したのだ。
……殉職したと思われた捜査官だと、知らぬまま。

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