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特別捜査官間藤衛次の受難4-4 <完>

<4-4>

『やってしまった』――後悔の念に押し潰され、円香はシーツの奥に隠れた。
「…………っ」
恥かしすぎて、赤く上気した顔を見せられない。
恥辱の犬コスプレを脱がず、起き上がろうともしなかった。
(わたしは……私はなにをして――いや、僕は何をしているんだ!)
絶対、元の姿に戻る。
男に戻って、何もかもを取り戻す。
確かな決意で峰円香となり、婦警の立場でも捜査に加わった。
今日は、その初陣の日。なのに――。
「可愛かったわよ――円香ちゃん」
「…………っ、っ」
帰宅すれば、同棲している婚約者に……身も、心も、牝にされてしまった。
それも、自ら喜んで、彼女に絶頂させられたのだ。
悩ましい淫熱が、未だにお腹の奥で疼いていた。
(う、ううっ……恥ずかしいっ。死にたい、死にたいよぉお!僕は……なんて、ことを言ったんだ。犬のマネに飽き足らず……ご主人様だなんてっ!)
愛する人には、死んでも知って欲しくない淫乱な有り様――少なくとも、円香がそう思うほどの痴態――を、彩香の前で晒してしまった。
(ぼくっ、ぼくっ――ああ!こんなの間違っている!!)
恥辱に女体を赤く染める。
……すると、淫らな汗に塗れた肌へと、彩香が吸い付いた。
「ご主人様って……認めてくれたね。私、嬉しい……これからも姉妹として――仲良く暮らそうね」
「えっ、うそ……ちょっと!?」
「あはは、冗談だよ――けど」
洒落になってない言葉に、思わず飛び上がった。
……が、それが不味かった。
「んっ……!?」
「あむっ……ンっ!」
涙ぐむ円香と、彩香の微笑みが重なった。
ちゅぱっ、ちゅぷりっ、ぬちゅっ。
「うふふ……ちゅぷっ、あむっ、れろっ!」
「ひゃっ!まっ、てぇ……くふっ――ふぇ、ぇえ……ンっ、はぁ、ンンっ……!」
「うふふ。私が円香ちゃんのご主人様なのは――覆せないよね?」
「そっ……そんなぁっ。あれは……私……正気じゃっ、なかったのぉ――あ、はンっ」
言い訳を口にする自由も、彩香が奪う。
軽い口付けだけで歓喜に萎える女体を押さえ付け、首筋にもキスを数回降らせる。
「はぁ――ンっ!ヤっ……はっ、あっ、ぁ……んっ」
淫熱が抜けない膣襞から、ぷしゅっ、と熱い飛沫が吐き漏れる。
浅ましいほど淫らな女体に、円香は恥ずかしそうに身を縮ませた。
「うっ、ううぅ……もっ、もう……許して!このままだと……円香――わ、わたし……気が狂いそうなのっ!」
元の体に戻りたい気持ちと、彩香に調教されていく背徳の悦感の間で、女体化捜査官は身悶える。
戦慄き震える柔肌を、彩香の指が撫で解した。
「あっ、ああ……!やめっ……ひゃ、ンっ!」
「男に戻れば、あなたは……間藤衛次。けど……女のままなら、あなたは峰円香……私の妹。そして、私の可愛い可愛い……恋人。牝犬という名の恋人!」
「あっ、ああ!いやぁ、いや――違う!ちが、うのぉ!」
「うふふ……ふぅー」
「んはっ、はぁ……!」
円香の乳房を捏ね繰り回しながら、彩香が熱い息を耳に吹き掛けた。
「私に逆らうの?ご主人様に……逆らうの?答えなさい、円香――!」
「あっ、あうぅ!?ひゃ、はぁ……くっ、ふぅぅ!」
頬に両手を当て、快感と恐怖に揺れる円香の瞳を、彩香が覗き込む。
(彩香さん――綺麗だ。すごく……綺麗だっ)
思考が麻痺した。
魂すらも引き込まれるような魔性の美貌を持つ女……自分の愛する女。
(あぅ……だめっ!なのにぃ……ッ!!)
ガクガクと体が震えた。指も、思うように動かない。
後悔など、もう無意味だった。
峰円香の女体は、既に彩香を『主』と認めていて。
心すらも、彼女に――”ぞっこん”だ。
「円香――私に従いなさい!あなたは、私の牝犬なのよ!」
高圧的な声。冷たい眼差し。
上品な女の、狂おしい体臭……彼女の全てに、円香は牝となった。
「は……はいっ。彩香……さっ、さま……ご、ごしゅっ……ご主人様――」
「ねっ……分かったでしょ?もうあなたは……円香は私なしじゃ生きられない。私の命令には逆らえない……牝犬ちゃんなの」
「はっ、はい。ご主人様」
「うふふ。ねぇ、円香。私、あなたの無様な牝犬姿をもっと見たいの。だから・・・・・・おちんちんしなさい。そして……ワン、と鳴きなさいっ。……命令よ!」
冷たい眼差しに、ゾクゾクと女体が歓喜する。
牝犬の生き方が骨の髄まで染み付いた円香は……逆らえなかった。
「――わんっ♡」
無様な服従ポーズを取り、犬らしく円香は鳴いた。
満面に、蕩けるような笑みを浮かべて。

05_201706191123307f6.jpg
挿絵:れいとうみかん

(ぼくっ……私ッ。もう……駄目かも。元に戻りたい以上に――彩香お姉ちゃんに!ご主人様に……あっ、ああ!もっと苛められたい!情けなく、浅ましい変態痴態を見られて……愛して、貰いたいっ!くふぅ、はぁああ――!)
男に戻るのが先か。
彩香という主人を得た女体が、調教を完成させるのが先か――。
狂おしい官能に染まった脳裏でも、それぐらいは分かる。分かってしまう。
けど……やはり、逆らえない。
冷たく、けれども、どこか慈愛に満ちた彩香の瞳が、哀れな牝犬を見下ろした。
「うふん♡。もう一度、もう一度よ、円香!」
「わっ、わう!わんっ、わぅンン……わんっ♡わっ、わんっ♡」
牝犬のように吠えて、媚びて……甘えて。
彩香を少しでも喜ばせようと、円香は甲高い鳴き声を振り絞るのであった。


【-完-】

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